JPH1093268A - 固定機構 - Google Patents
固定機構Info
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- JPH1093268A JPH1093268A JP24745496A JP24745496A JPH1093268A JP H1093268 A JPH1093268 A JP H1093268A JP 24745496 A JP24745496 A JP 24745496A JP 24745496 A JP24745496 A JP 24745496A JP H1093268 A JPH1093268 A JP H1093268A
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- Japan
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- electronic device
- rack
- mounting
- rubber bush
- general
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 収納架側に特別の取付け用部品を必要とする
ことなく、収納架の任意の位置に電子装置を取付けるこ
とが可能な固定機構を提供する。 【解決手段】 電子装置1の前面パネル2の裏面に接着
固定されたゴムブッシュ3cを汎用ラックの角柱7c,
7dの隙間に挿入し、その状態のまま取付け穴2cにね
じ8cを挿入し、ねじ8cをナット3gに螺合させて締
め込む。ゴムブッシュ3cは前面パネル2の裏面側に引
き寄せられ、ゴムブッシュ3cが長さ方向に圧縮される
とともに、その外径が直径方向に膨張して2本の角柱7
c,7d間の隙間に当接し、電子装置1が汎用ラックに
固定される。
ことなく、収納架の任意の位置に電子装置を取付けるこ
とが可能な固定機構を提供する。 【解決手段】 電子装置1の前面パネル2の裏面に接着
固定されたゴムブッシュ3cを汎用ラックの角柱7c,
7dの隙間に挿入し、その状態のまま取付け穴2cにね
じ8cを挿入し、ねじ8cをナット3gに螺合させて締
め込む。ゴムブッシュ3cは前面パネル2の裏面側に引
き寄せられ、ゴムブッシュ3cが長さ方向に圧縮される
とともに、その外径が直径方向に膨張して2本の角柱7
c,7d間の隙間に当接し、電子装置1が汎用ラックに
固定される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は固定機構に関し、特
に研究や試験等に使用する各種システムを構築するため
の種々の電子装置を複数収納する収納架への固定機構に
関する。
に研究や試験等に使用する各種システムを構築するため
の種々の電子装置を複数収納する収納架への固定機構に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電子装置の収納架への取
付け方法としては、収納架に設けた取付け穴と電子装置
のパネルに設けた取付け穴とを合わせ、それらの穴にね
じを挿入してねじ止めする方法がある。
付け方法としては、収納架に設けた取付け穴と電子装置
のパネルに設けた取付け穴とを合わせ、それらの穴にね
じを挿入してねじ止めする方法がある。
【0003】すなわち、収納架の電子装置取付け部分の
両側に、等ピッチで開けられた多数のめねじ穴を持つ取
付け板を取付け、そのめねじ穴に電子装置のパネルの取
付け穴を合せてから取付け穴に挿通したねじをめねじ穴
に螺合することで電子装置を収納架に取付けている。
両側に、等ピッチで開けられた多数のめねじ穴を持つ取
付け板を取付け、そのめねじ穴に電子装置のパネルの取
付け穴を合せてから取付け穴に挿通したねじをめねじ穴
に螺合することで電子装置を収納架に取付けている。
【0004】上記の方法では取付け穴をめねじ穴に合わ
せ、そのめねじ穴にねじを螺合するまでの間、電子装置
を保持していなければならいので、電子装置を収納架に
取付けるのに多大な手間がかかる。
せ、そのめねじ穴にねじを螺合するまでの間、電子装置
を保持していなければならいので、電子装置を収納架に
取付けるのに多大な手間がかかる。
【0005】この電子装置の収納架への取付けを容易化
するために、実開昭62−178704号公報に開示さ
れた技術では、図5に示すように、断面がコ字状の縦溝
23を有する汎用ラックの支柱である縦フレーム22
と、この縦溝23内に装着するバネ部材20を背面に持
つ取付け用部材21とを用いて図示せぬ電子装置を縦フ
レーム22に取付けている。
するために、実開昭62−178704号公報に開示さ
れた技術では、図5に示すように、断面がコ字状の縦溝
23を有する汎用ラックの支柱である縦フレーム22
と、この縦溝23内に装着するバネ部材20を背面に持
つ取付け用部材21とを用いて図示せぬ電子装置を縦フ
レーム22に取付けている。
【0006】すなわち、バネ部材20を背面に持つ取付
け用部材21を汎用ラックの支柱22に形成されている
コ字形縦溝23内に取付けることで、取付け用部材21
をバネ部材20のバネ力で縦溝23の任意の位置で停止
可能とする。
け用部材21を汎用ラックの支柱22に形成されている
コ字形縦溝23内に取付けることで、取付け用部材21
をバネ部材20のバネ力で縦溝23の任意の位置で停止
可能とする。
【0007】この構成において、電子装置のラック取付
け用穴にねじ24を挿入し、ねじ24を取付け用部材2
1に形成されている雌ねじ穴25に螺合し、ねじ24を
締め付けることで、電子装置を汎用ラックの任意の位置
に固定している。
け用穴にねじ24を挿入し、ねじ24を取付け用部材2
1に形成されている雌ねじ穴25に螺合し、ねじ24を
締め付けることで、電子装置を汎用ラックの任意の位置
に固定している。
【0008】一方、実開平03−027081号公報に
開示された技術では、図6に示すように、ラック支柱3
1の透孔32と、汎用ラック支柱31に挟着する電子装
置取付け用止め金具30とを合わせ、透孔32にねじ3
4を挿通させて電子装置取付け用止め金具30に固定さ
れたナット30aに螺合することで、電子装置33を汎
用ラック支柱31に取付けている。
開示された技術では、図6に示すように、ラック支柱3
1の透孔32と、汎用ラック支柱31に挟着する電子装
置取付け用止め金具30とを合わせ、透孔32にねじ3
4を挿通させて電子装置取付け用止め金具30に固定さ
れたナット30aに螺合することで、電子装置33を汎
用ラック支柱31に取付けている。
【0009】つまり、電子装置取付け用止め金具30を
支柱31の透孔32に合わせ、支柱31の端部を電子装
置取付け用止め金具30で挟み付けることにより、支柱
31の透孔32にねじを形成することなく、任意の位置
に電子装置33をねじ34で固定している。
支柱31の透孔32に合わせ、支柱31の端部を電子装
置取付け用止め金具30で挟み付けることにより、支柱
31の透孔32にねじを形成することなく、任意の位置
に電子装置33をねじ34で固定している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の電子装
置の収納架への取付け方法では、断面がコ字状の縦溝を
有する汎用ラックの支柱である縦フレームと、この縦溝
内に装着するバネ部材を背面に持つ取付け用部材とを用
いて電子装置を縦フレームに取付ける方法がある。しか
しながら、この方法では支柱としてコ字形の溝を形成し
た部材を特別に使用しているので、支柱の加工が難し
い。
置の収納架への取付け方法では、断面がコ字状の縦溝を
有する汎用ラックの支柱である縦フレームと、この縦溝
内に装着するバネ部材を背面に持つ取付け用部材とを用
いて電子装置を縦フレームに取付ける方法がある。しか
しながら、この方法では支柱としてコ字形の溝を形成し
た部材を特別に使用しているので、支柱の加工が難し
い。
【0011】また、取付け用部材を縦溝の任意の位置で
停止させるようにしているが、縦溝の横に基準となるよ
うな目盛りがない場合、電子装置を取付ける際に事前に
左右の取付け部材の位置を正確に合わせておかなけれ
ば、取付け用部材と電子装置前面パネルの取付け穴とが
合わせづらく、電子装置が取付けにくくなる。
停止させるようにしているが、縦溝の横に基準となるよ
うな目盛りがない場合、電子装置を取付ける際に事前に
左右の取付け部材の位置を正確に合わせておかなけれ
ば、取付け用部材と電子装置前面パネルの取付け穴とが
合わせづらく、電子装置が取付けにくくなる。
【0012】さらに、取付け用部材を縦溝の中を自由に
動かす場合、縦溝の内面と取付け用部材のバネ部分とが
こすれ、縦溝の内面にスリ傷を生じ、腐食が発生しやす
くなる。さらにまた、取付け用部材が破損した場合、取
付け用部材のバネ張力のため、破損した取付け用部材を
取外して交換することが難しく、電子装置取付けの支障
になることも考えられる。
動かす場合、縦溝の内面と取付け用部材のバネ部分とが
こすれ、縦溝の内面にスリ傷を生じ、腐食が発生しやす
くなる。さらにまた、取付け用部材が破損した場合、取
付け用部材のバネ張力のため、破損した取付け用部材を
取外して交換することが難しく、電子装置取付けの支障
になることも考えられる。
【0013】一方、ラック支柱の透孔と、汎用ラック支
柱に挟着する電子装置取付け用止め金具とを合わせ、透
孔にねじを挿通させて電子装置取付け用止め金具に固定
されたナットに螺合することで、電子装置を汎用ラック
支柱に取付ける方法もある。しかしながら、この方法で
は専用の止め金具を製作する必要があるとともに、決ま
った間隔で開けられている透孔を使用しているので、そ
の間隔以下での電子装置の汎用ラック内での僅かな位置
変更ができない。
柱に挟着する電子装置取付け用止め金具とを合わせ、透
孔にねじを挿通させて電子装置取付け用止め金具に固定
されたナットに螺合することで、電子装置を汎用ラック
支柱に取付ける方法もある。しかしながら、この方法で
は専用の止め金具を製作する必要があるとともに、決ま
った間隔で開けられている透孔を使用しているので、そ
の間隔以下での電子装置の汎用ラック内での僅かな位置
変更ができない。
【0014】また、取付ける電子装置によっては汎用ラ
ックへの固定用穴が透孔の間隔と合わないものもあり、
その場合には汎用ラックに電子装置を取付けことが不可
能となる。
ックへの固定用穴が透孔の間隔と合わないものもあり、
その場合には汎用ラックに電子装置を取付けことが不可
能となる。
【0015】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、収納架側に特別の取付け用部品を必要とすること
なく、収納架の任意の位置に電子装置を取付けることが
できる固定機構を提供することにある。
消し、収納架側に特別の取付け用部品を必要とすること
なく、収納架の任意の位置に電子装置を取付けることが
できる固定機構を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明による固定機構
は、複数の電子装置各々を収納架に取付けるための固定
機構であって、一端が前記電子装置に固着されかつ他端
近傍にナットが埋め込まれたゴムブッシュと、前記収納
架に設けられかつ前記ゴムブッシュが嵌入自在な取付け
溝と、前記電子装置の前記収納架への取付け時に前記ゴ
ムブッシュを前記取付け溝に嵌入させた状態で前記ナッ
トを前記ゴムブッシュの一端側に引き寄せるためのねじ
部材とを備えている。
は、複数の電子装置各々を収納架に取付けるための固定
機構であって、一端が前記電子装置に固着されかつ他端
近傍にナットが埋め込まれたゴムブッシュと、前記収納
架に設けられかつ前記ゴムブッシュが嵌入自在な取付け
溝と、前記電子装置の前記収納架への取付け時に前記ゴ
ムブッシュを前記取付け溝に嵌入させた状態で前記ナッ
トを前記ゴムブッシュの一端側に引き寄せるためのねじ
部材とを備えている。
【0017】上記の如く、本発明の固定機構は電子装置
側の前面板の左右のラック取付け穴に固着しかつ終端部
にナットが埋込まれたゴムブッシュと、このゴムブッシ
ュより僅かに大きい隙間を構成するラック側の電子装置
取付け部両脇にある夫々2本ずつの角柱とによって構成
されている。
側の前面板の左右のラック取付け穴に固着しかつ終端部
にナットが埋込まれたゴムブッシュと、このゴムブッシ
ュより僅かに大きい隙間を構成するラック側の電子装置
取付け部両脇にある夫々2本ずつの角柱とによって構成
されている。
【0018】電子装置を取付ける場合、電子装置をラッ
クの任意の位置でラックに押付けるように取付け、ゴム
ブッシュをラック両脇に位置している角柱間に挿入し、
電子装置前面より取付け用穴にねじを挿入し、ゴムブッ
シュ内部のナットと螺合させる。
クの任意の位置でラックに押付けるように取付け、ゴム
ブッシュをラック両脇に位置している角柱間に挿入し、
電子装置前面より取付け用穴にねじを挿入し、ゴムブッ
シュ内部のナットと螺合させる。
【0019】このねじを締め込むことでゴムブッシュ内
部のナットが電子装置前面側に引き寄せられ、ゴムブッ
シュが長さ方向において圧縮される。その結果、ゴムブ
ッシュは直径方向に膨張して2本の角柱間の隙間の側壁
に当接し、ゴムブッシュと2本の角柱との間に摩擦力が
生じる。これらゴムブッシュと2本の角柱との間の摩擦
力で電子装置が固定される。
部のナットが電子装置前面側に引き寄せられ、ゴムブッ
シュが長さ方向において圧縮される。その結果、ゴムブ
ッシュは直径方向に膨張して2本の角柱間の隙間の側壁
に当接し、ゴムブッシュと2本の角柱との間に摩擦力が
生じる。これらゴムブッシュと2本の角柱との間の摩擦
力で電子装置が固定される。
【0020】これによって、コ字形をした特殊形状の支
柱が必要となり、従来技術で必要であったラック側の取
付け用部材や止め金具が不要となる。また、電子装置側
に取付け用部品が既に装着されているため、事前にラッ
ク側金具の位置調整等を必要とせず、電子装置をラック
の取付けたい位置に容易に取付けることができ、作業性
が向上するとともに、僅かな量の位置調整も容易に行う
ことができる。
柱が必要となり、従来技術で必要であったラック側の取
付け用部材や止め金具が不要となる。また、電子装置側
に取付け用部品が既に装着されているため、事前にラッ
ク側金具の位置調整等を必要とせず、電子装置をラック
の取付けたい位置に容易に取付けることができ、作業性
が向上するとともに、僅かな量の位置調整も容易に行う
ことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例について図
面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例による
固定機構の斜視図であり、図2は本発明の一実施例によ
る電子装置を示す図である。これらの図において、本発
明の一実施例による固定機構を備えた電子装置収納用の
汎用ラックは天板4と、底板5と、支柱6a〜6d(支
柱6cは図示せず)と、角柱7a〜7dとから構成され
ている。
面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例による
固定機構の斜視図であり、図2は本発明の一実施例によ
る電子装置を示す図である。これらの図において、本発
明の一実施例による固定機構を備えた電子装置収納用の
汎用ラックは天板4と、底板5と、支柱6a〜6d(支
柱6cは図示せず)と、角柱7a〜7dとから構成され
ている。
【0022】天板4と底板5とは支柱6a〜6dとによ
ってつながれており、支柱6a〜6dの内側には角柱7
a〜7dが固定されている。角柱7a〜7dは夫々電子
装置1の前面パネル2の裏側に固着されているゴムブッ
シュ3a〜3dの外径より僅かに広い隙間を構成するよ
うに、天板4と底板5との間に取付けられている。
ってつながれており、支柱6a〜6dの内側には角柱7
a〜7dが固定されている。角柱7a〜7dは夫々電子
装置1の前面パネル2の裏側に固着されているゴムブッ
シュ3a〜3dの外径より僅かに広い隙間を構成するよ
うに、天板4と底板5との間に取付けられている。
【0023】電子装置1は前面パネル2を持ち、前面パ
ネル2の4隅にラック固定用穴2a〜2dが配設されて
いる。ゴムブッシュ3a〜3dは前面パネル2の裏面の
ラック固定用穴2a〜2dに対応する位置に接着固定さ
れている。ゴムブッシュ3a〜3dには夫々終端部(前
面パネル2の裏面への接着面に対向する他端近傍)にナ
ット2e〜2h(ナット2f,2hは図示せず)が埋め
込まれている。
ネル2の4隅にラック固定用穴2a〜2dが配設されて
いる。ゴムブッシュ3a〜3dは前面パネル2の裏面の
ラック固定用穴2a〜2dに対応する位置に接着固定さ
れている。ゴムブッシュ3a〜3dには夫々終端部(前
面パネル2の裏面への接着面に対向する他端近傍)にナ
ット2e〜2h(ナット2f,2hは図示せず)が埋め
込まれている。
【0024】図3は図2のゴムブッシュ3cの取付け状
態を示す横断面図である。これら図1〜図3を用いて電
子装置1を汎用ラックに固定する時の動作について説明
する。尚、4個のゴムブッシュ3a〜3dのうち、ゴム
ブッシュ3cを例にとって以下説明する。
態を示す横断面図である。これら図1〜図3を用いて電
子装置1を汎用ラックに固定する時の動作について説明
する。尚、4個のゴムブッシュ3a〜3dのうち、ゴム
ブッシュ3cを例にとって以下説明する。
【0025】電子装置1を汎用ラックに取付ける場合、
先ず電子装置1を汎用ラックの取付けたい高さに合わ
せ、前面パネル2の端部裏側のゴムブッシュ3cを汎用
ラックの角柱7c,7dの隙間に挿入し、その状態のま
ま取付け穴2cにねじ8cを挿入し、ねじ8cをナット
3gに螺合させて締め込む。
先ず電子装置1を汎用ラックの取付けたい高さに合わ
せ、前面パネル2の端部裏側のゴムブッシュ3cを汎用
ラックの角柱7c,7dの隙間に挿入し、その状態のま
ま取付け穴2cにねじ8cを挿入し、ねじ8cをナット
3gに螺合させて締め込む。
【0026】ねじ8cをナット3gに締め込むと、ゴム
ブッシュ3cが前面パネル2の裏面側に引き寄せられ、
ゴムブッシュ3cが長さ方向に圧縮される。このゴムブ
ッシュ3cの圧縮に伴って、ゴムブッシュ3cの外径が
直径方向に膨張して2本の角柱7c,7d間の隙間の側
壁に当接し、ゴムブッシュ3cと2本の角柱7c,7d
との間に摩擦力が生じる。これらゴムブッシュ3cと2
本の角柱7c,7dとの間の摩擦力で電子装置1が汎用
ラックに固定される。
ブッシュ3cが前面パネル2の裏面側に引き寄せられ、
ゴムブッシュ3cが長さ方向に圧縮される。このゴムブ
ッシュ3cの圧縮に伴って、ゴムブッシュ3cの外径が
直径方向に膨張して2本の角柱7c,7d間の隙間の側
壁に当接し、ゴムブッシュ3cと2本の角柱7c,7d
との間に摩擦力が生じる。これらゴムブッシュ3cと2
本の角柱7c,7dとの間の摩擦力で電子装置1が汎用
ラックに固定される。
【0027】図4は本発明の他の実施例による固定機構
の横断面図である。図において、本発明の他の実施例に
よる固定機構では角柱7a〜7dの代わりにコ字形のフ
レーム10を用いた以外は図1〜図3に示す本発明の一
実施例による固定機構と同様の構成となっており、同一
構成要素には同一符号を付してある。また、同一構成要
素の動作は本発明の一実施例と同様である。
の横断面図である。図において、本発明の他の実施例に
よる固定機構では角柱7a〜7dの代わりにコ字形のフ
レーム10を用いた以外は図1〜図3に示す本発明の一
実施例による固定機構と同様の構成となっており、同一
構成要素には同一符号を付してある。また、同一構成要
素の動作は本発明の一実施例と同様である。
【0028】本発明の他の実施例による固定機構では角
柱7a〜7dをコ字形のフレーム10に置き換えてい
る。コ字形のフレーム10の開口部に対向する面(以
下、奥の面とする)にはねじ穴11が形成されている。
尚、コ字形のフレーム10の開口部の幅はゴムブッシュ
3a〜3dの外径より僅かに広くなっている。
柱7a〜7dをコ字形のフレーム10に置き換えてい
る。コ字形のフレーム10の開口部に対向する面(以
下、奥の面とする)にはねじ穴11が形成されている。
尚、コ字形のフレーム10の開口部の幅はゴムブッシュ
3a〜3dの外径より僅かに広くなっている。
【0029】したがって、コ字形のフレーム10の開口
部にゴムブッシュ3a〜3dを挿入すれば、上述したよ
うに電子装置1を汎用ラックに固定することができる。
同時に、従来行われていた電子装置1の前面パネル2を
汎用ラックに直接ねじ止めするという固定方法も行うこ
とができる。
部にゴムブッシュ3a〜3dを挿入すれば、上述したよ
うに電子装置1を汎用ラックに固定することができる。
同時に、従来行われていた電子装置1の前面パネル2を
汎用ラックに直接ねじ止めするという固定方法も行うこ
とができる。
【0030】すなわち、電子装置1の重量が大きい場合
には、電子装置1をゴムブッシュ3a〜3dと角柱7a
〜7dとの間の摩擦力のみで保持することは難しい。そ
こで、電子装置1の重量が大きい場合には、電子装置1
の前面パネル2のラック固定用穴2a〜2dにねじ9a
〜9d(ねじ9a,9b,9dは図示せず)を挿通し、
そのねじ9a〜9dをコ字形のフレーム10の奥の面の
ねじ穴11に螺合することで、電子装置1の前面パネル
2を汎用ラックに直接ねじ止めすることで、電子装置1
を汎用ラックに固定することができる。
には、電子装置1をゴムブッシュ3a〜3dと角柱7a
〜7dとの間の摩擦力のみで保持することは難しい。そ
こで、電子装置1の重量が大きい場合には、電子装置1
の前面パネル2のラック固定用穴2a〜2dにねじ9a
〜9d(ねじ9a,9b,9dは図示せず)を挿通し、
そのねじ9a〜9dをコ字形のフレーム10の奥の面の
ねじ穴11に螺合することで、電子装置1の前面パネル
2を汎用ラックに直接ねじ止めすることで、電子装置1
を汎用ラックに固定することができる。
【0031】このように、一端が電子装置1に固着され
かつ他端近傍にナット3e〜3hが埋め込まれたゴムブ
ッシュ3a〜3dを角柱7a〜7d間の隙間あるいはコ
字形のフレーム10の開口部に嵌入させた状態でねじ8
a〜8d(ねじ8a,8b,8dは図示せず)をナット
3e〜3hに螺合させてゴムブッシュ3a〜3dの一端
側に引き寄せることによって、汎用ラック側に特別の取
付け用部品を必要とすることなく、汎用ラックの任意の
位置に電子装置1を取付けることができる。
かつ他端近傍にナット3e〜3hが埋め込まれたゴムブ
ッシュ3a〜3dを角柱7a〜7d間の隙間あるいはコ
字形のフレーム10の開口部に嵌入させた状態でねじ8
a〜8d(ねじ8a,8b,8dは図示せず)をナット
3e〜3hに螺合させてゴムブッシュ3a〜3dの一端
側に引き寄せることによって、汎用ラック側に特別の取
付け用部品を必要とすることなく、汎用ラックの任意の
位置に電子装置1を取付けることができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数の電子装置各々を収納架に取付けるための固定機構に
おいて、一端が電子装置に固着されかつ他端近傍にナッ
トが埋め込まれたゴムブッシュを収納架に設けられた取
付け溝に嵌入させた状態でねじ部材をナットに螺合させ
てゴムブッシュの一端側に引き寄せることによって、収
納架側に特別の取付け用部品を必要とすることなく、収
納架の任意の位置に電子装置を取付けることができると
いう効果がある。
数の電子装置各々を収納架に取付けるための固定機構に
おいて、一端が電子装置に固着されかつ他端近傍にナッ
トが埋め込まれたゴムブッシュを収納架に設けられた取
付け溝に嵌入させた状態でねじ部材をナットに螺合させ
てゴムブッシュの一端側に引き寄せることによって、収
納架側に特別の取付け用部品を必要とすることなく、収
納架の任意の位置に電子装置を取付けることができると
いう効果がある。
【図1】本発明の一実施例による固定機構の斜視図であ
る。
る。
【図2】(a)は本発明の一実施例による電子装置の上
面図、(b)は本発明の一実施例による電子装置の正面
図である。
面図、(b)は本発明の一実施例による電子装置の正面
図である。
【図3】図2のゴムブッシュの取付け状態を示す横断面
図である。
図である。
【図4】本発明の他の実施例による固定機構の横断面図
である。
である。
【図5】従来例の取付け機構の拡大斜視図である。
【図6】従来例の止め金具の拡大横断面図である。
1 電子装置 2 前面パネル 2a〜2d ラック固定用穴 3a〜3d ゴムブッシュ 3e,3g ナット 4 天板 5 底板 6a,6b,6d 支柱 7a〜7d 角柱 8c,9c ねじ 10 コ字形のフレーム 11 ねじ穴
Claims (3)
- 【請求項1】 複数の電子装置各々を収納架に取付ける
ための固定機構であって、一端が前記電子装置に固着さ
れかつ他端近傍にナットが埋め込まれたゴムブッシュ
と、前記収納架に設けられかつ前記ゴムブッシュが嵌入
自在な取付け溝と、前記電子装置の前記収納架への取付
け時に前記ゴムブッシュを前記取付け溝に嵌入させた状
態で前記ナットを前記ゴムブッシュの一端側に引き寄せ
るためのねじ部材とを有することを特徴とする固定機
構。 - 【請求項2】 前記取付け溝は、2本の角柱を前記ゴム
ブッシュの外径よりも大なる間隔で載置して形成したこ
とを特徴とする請求項1記載の固定機構。 - 【請求項3】 前記取付け溝は、開口部が前記ゴムブッ
シュの外径よりも大なる幅のコ字状の板部材の前記開口
部からなることを特徴とする請求項1記載の固定機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24745496A JPH1093268A (ja) | 1996-09-19 | 1996-09-19 | 固定機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24745496A JPH1093268A (ja) | 1996-09-19 | 1996-09-19 | 固定機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1093268A true JPH1093268A (ja) | 1998-04-10 |
Family
ID=17163694
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24745496A Withdrawn JPH1093268A (ja) | 1996-09-19 | 1996-09-19 | 固定機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1093268A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016205441A (ja) * | 2015-04-16 | 2016-12-08 | 株式会社日立情報通信エンジニアリング | ラックナット及びそれを備えた電子機器 |
-
1996
- 1996-09-19 JP JP24745496A patent/JPH1093268A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016205441A (ja) * | 2015-04-16 | 2016-12-08 | 株式会社日立情報通信エンジニアリング | ラックナット及びそれを備えた電子機器 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20031202 |