JPH1092233A - 電磁妨害から保護される電気信号伝送装置 - Google Patents

電磁妨害から保護される電気信号伝送装置

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JPH1092233A
JPH1092233A JP9244011A JP24401197A JPH1092233A JP H1092233 A JPH1092233 A JP H1092233A JP 9244011 A JP9244011 A JP 9244011A JP 24401197 A JP24401197 A JP 24401197A JP H1092233 A JPH1092233 A JP H1092233A
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JP
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core
outer conductor
dielectric
impedance
discontinuities
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Application number
JP9244011A
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English (en)
Inventor
Stephane Lamesch
ステフアン・ラメツシユ
Jean Louis Braut
ジヤン−ルイ・ブロー
Mehaute Alain Le
アラン・ル・メオト
Denis Cottevieille
ドニ・コトビエイユ
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Nexans France SAS
Original Assignee
Alcatel Cable SA
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P1/00Auxiliary devices
    • H01P1/20Frequency-selective devices, e.g. filters
    • H01P1/201Filters for transverse electromagnetic waves
    • H01P1/202Coaxial filters

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
  • Insulated Conductors (AREA)
  • Communication Cables (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
  • Waveguides (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 広い周波数帯域において電波妨害を防止し、
簡単かつ経済的に製造し得る信号伝送装置を提供する。 【解決手段】 本発明の電気信号伝送装置は、誘電体
(78)によって分離されるコア(75)と外側導体
(70)とを含む。コアと、外側導体及び/又は誘電体
は、一続きのインピーダンスの不連続部分を形成する。
所与の周波数帯域内の妨害波がコア側に伝播するのを制
限するために不連続部分の一群が選択される。たとえ
ば、コアは、互いに異なるインピーダンスを有する連続
する区間(721、722、723)に分割される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁妨害から保護
される電気信号伝送装置に関する。本発明はまた、電磁
妨害からケーブルを保護する方法にも関する。
【0002】
【従来の技術】様々な通信路、とくに電波通信路から発
せられる電磁波の密度は、電気通信の発達、ならびにラ
ジオおよびテレビジョン送信機数の増加により常に増加
している。この密度の増加により、あらゆる種類の機器
について妨害の危険性が増加する。この種の妨害で最も
よくある例は、電磁波が、通常受信アンテナとなる信号
伝送ケーブルにもたらす妨害である。
【0003】現在まで、ケーブルに接続された機器また
は設備を保護するために、特にインダクタおよびコンデ
ンサフィルタが用いられてきた。これらのフィルタは比
較的複雑で高価である。複雑性およびコストは、除去し
ようとする信号の通過周波数帯域の大きさにともなって
高くなる。
【0004】Alcatel Cableを出願人とす
る欧州特許出願624885号では、本質的に1ギガヘ
ルツ未満の周波数帯域における電磁妨害をろ波するケー
ブルが記述されている。この同軸構造ケーブルは、一つ
が誘電材料層であり、他方が、ケーブル長の少なくとも
一部にコアとこの誘電材料層との間に設置される、絶縁
マトリックスと、共役結合非ドープ導電性ポリマーを含
む半導体複合材料層である少なくとも二つの層に囲まれ
た金属コアから成る。このケーブルにより、フィルタ部
品の使用を避けることができる。しかしながら限界が1
ギガヘルツであるため、全ての例に適するわけではな
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、広い周波数
帯域において電磁妨害を防止し、簡単かつ経済的に作る
ことができる信号伝送装置を提供することを目的とす
る。ここでは「電磁妨害」とは、アンテナを形成するケ
ーブルが電波通信路を介して検出する妨害のことをい
う。ここでは、ケーブルから通常発せられる、すなわち
ケーブルのコアから発せられる妨害は想定しない。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による装置は、コ
ア、外側導体及び/又は誘電体が、一続きの異なるイン
ピーダンスを形成する不連続部分を有し、所与の周波数
帯域内に存在する外部妨害波がコア側に伝播するのを防
止するためにこれらの不連続部分の一群が選択されるこ
とを特徴とする。
【0007】これにより、電波通信路によって検出され
る外部妨害は除去されたが、通常、ケーブルによって伝
送される信号はほとんど影響を受けなかったことが確認
された。
【0008】本発明の好ましい実施形態によれば、不連
続部分は値が異なる一続きの複数のインピーダンスを形
成し、一続きの不連続部分に形成されたインピーダンス
の大きさは、シーケンスを形成する変化する値を有し、
該シーケンスは、該シーケンスによって与えられる所与
の帯域に存在する周波数を有しており、コア側に伝播し
得るろ波をろ波するものである。
【0009】異なる大きさのインピーダンスが連続する
ことにより広い周波数帯域を除去することができる。
【0010】ろ波は、異なる二つのインピーダンスの間
の境界において、ある周波数の信号が部分的に伝送さ
れ、部分的に反射されるという事実に基く。反射係数
は、不連続部分の下流側のインピーダンスがどのように
接続されるかによって決まる。たとえば1キロヘルツか
ら18ギガヘルツまでの広い周波数帯域を除去するため
には、インピーダンスを適切に分布させることが必要で
ある。広帯域雑音周波数スペクトルをろ波するのに必要
なインピーダンスの数を妥当な数に制限することができ
ることが確認された。ある例においてはこの数は17に
等しい。
【0011】不連続部分の位置において妨害波の大部分
は反射され、それにより、ケーブル内を妨害波が伝播す
るのが防止される。
【0012】有利には、不連続部分、すなわちインピー
ダンスの大きな勾配は、高インピーダンスと低インピー
ダンスを交互に配設することにより得られる。高インピ
ーダンスと低インピーダンスの間の比率はたとえば4以
上であり、10程度であることが好ましい。実施例で
は、インピーダンス接続部分においては二つの値しか設
けなかった。
【0013】一続きの不連続部分は、所与の周波数帯域
を除去する干渉フィルタを形成することが好ましい。
【0014】(干渉または非干渉)ろ波を実現するのに
必要なインピーダンスは、同軸型装置の軸方向または半
径方向のいずれかの方向に順次接続される。
【0015】異なるインピーダンスの軸方向または長手
方向の接続に関する実施形態においては、とくに同軸タ
イプの装置に関する実施形態においては、コアが、一続
きの異なる直径部分を有するようにする。たとえばコア
の直径は異なる二つの値をとることができ、連続する要
素は、所期のろ波を行うことができる一連のインピーダ
ンスを発生するために異なる長さを有する。
【0016】変形形態では、外側導体は、一続きの異な
る内径部分を有する。この場合、中心導体すなわちコア
は、一定の直径を有することが好ましい。しかしなが
ら、コアおよび外側導体の直径の変化を組み合わせるこ
とは可能である。
【0017】これらの実施形態は、電磁妨害を受けるケ
ーブルと、これらの妨害から保護すべき機器との間に置
かれるようになっているコネクタにとくに適用される。
【0018】電磁妨害から保護する手段を内蔵するケー
ブルにとくに適用される別の実施形態では、外側導体の
形態によって連続する二つのインピーダンスが異なる。
たとえば、あるインピーダンスは、ケーブルの対応する
部分を小孔なしに完全に囲む外側導体を有するが、次の
区間の外側導体は小孔を有する。後者の導体は、直前の
区間および次の区間の小孔のない外側導体を接続する単
一のワイヤに簡略化することができる。どちらの例で
も、可変区間の長さは異なり、各区間は、除去すべき周
波数によって規定されるシーケンスにしたがって配置さ
れる。
【0019】可変区間の長さは、主に、必要とされるろ
波によって決まる。ただし他の制約が存在することもあ
る。とくに全長を最小化する必要がある。この目的のた
めに、フラクタルタイプ分布に従って各区間の長さを選
択することができる。
【0020】上記の全形態に適用される変形形態では、
連続する区間内に、異なる誘電率及び/又は透磁率の誘
電材料を配置することにより、インピーダンスの変化が
得られる。
【0021】好ましい適用は低域ろ波であるが、本発明
はあらゆる種類のろ波に対し適用することができる。す
なわち、高域ろ波または帯域ろ波の実現も可能である。
【0022】周波数ろ波を可能にする本発明に、振幅ろ
波を組み合わせることもできる。このろ波は、しきい値
特性を有する、すなわち所与の電界の値以下では絶縁体
であり、この値を超えると導体となる誘電材料を、コア
と外側導体の間に使用することにより、実現することが
好ましい。このようにして、所与の値より大きい振幅の
妨害は、外側導体がアースに接続されていれば、分流に
よりアース側に向けて除去される。しきい値を有する材
料は、外側導体とコアとの間の空間を完全にまたは一部
満たす。
【0023】さらに、コアまたは外側導体は、誘電材料
が導体となる外部電界のしきい値を下げることができる
スパイク効果を発生するように小曲率半径部分を含むよ
うな形態になっている。
【0024】本発明の他の特徴および利点は、添付の図
面を参照して行ういくつかの実施形態の説明により明ら
かになろう。
【0025】
【発明の実施の形態】図1ないし図3を参照して記述す
る本発明の実施形態は、コア11すなわち中心導体と、
外側導体12と、コア11と導体12との間の誘電体1
3とを含む同軸型ケーブル10に関する。
【0026】このケーブルは、ろ波を行うため、すなわ
ち、電磁妨害15に関してそれ自体も受信アンテナとし
て動作するケーブルによって検出されるこれらの妨害1
5を除去するために、その長さの少なくとも一部に、異
なるインピーダンスの区間に分割され、干渉型ろ波を実
現する。
【0027】この例では、コア11は直径が11.2m
mの銅ラインであり、外側導体12は、ポリエチレン誘
電体13の外部表面131と接触している厚さ0.05
mmの銅テープ(平型リボン)である。ポリエチレンリ
ングの外径は21mmである。
【0028】ケーブル10の少なくとも一部に上記のろ
波を実現するために、ケーブルは、連続する二つの区間
が互いに大きく異なるインピーダンスを有する可変イン
ピーダンス区間に分割される。図1には、三つの区間2
1、22、23を示した。これらの区間すなわちセル
は、外側導体12の形態とその長さというパラメータに
より相互に異なる。
【0029】セル21および23の外側導体12は、小
孔をもたないスリーブ24の形態を有し、したがって誘
電体を完全に覆う(図1および図2)。
【0030】セル22の外側導体は、ケーブルの軸に平
行であり、直径が1.2mmである、セル21および2
3のスリーブを接続する単一のワイヤ122である。言
い換えれば、セル22内では、ポリエチレンリング13
の外表面の大部分は削剥されている。
【0031】変形形態では、とくに銅製のテープの形態
の外側導体の代わりに、導電性ワニスを用いる。
【0032】セルの連続は、各セルが次のセルの入力イ
ンピーダンスと大幅に異なるインピーダンスを入力部に
有するような連続体になっている。一実施形態では、二
つのインピーダンスの値を用いる。
【0033】下表は、以下の特性を有する連続する17
個のインピーダンスのシーケンスすなわちパターンを示
す。
【0034】
【表1】
【0035】このシーケンスは、値が23オームおよび
300オームの入力インピーダンスを交互に配したもの
である。
【0036】本発明は、一続きの異なる値のインピーダ
ンスによって実現される不連続部分により、妨害波の伝
播を防止する反射が生じることに基く。
【0037】どのようにして反射が行われるかをよりよ
く理解するために、コアの直径がaであり外側導体の内
径がbである同軸ケーブルは、以下の式で規定される特
性インピーダンスZ0を有することに留意されたい。
【0038】
【数1】
【0039】この式において、ηは以下の式によって規
定される波動インピーダンスである。
【0040】
【数2】
【0041】この式において、μは、コアと外側導体と
の間の誘電体の透磁率であり、εは誘電体の誘電率であ
り、μ0は真空の透磁率であり、ε0は真空の誘電率で
ある。
【0042】同軸セル内を伝播される周波数fの波は、
以下の値を有する波長λgを有する。
【0043】
【数3】
【0044】この式においては、cは光の速度である。
【0045】ケーブルは、図4の等価回路、すなわち二
つの入力端子261、262および二つの出力端子2
1、272をもった状態でも図示することができる。端
子261と271との間には、金属導体の単位長さあたり
の抵抗を示す抵抗28と、直列に、導体のインダクタン
スを表すインダクタ29とがある。図4では、インダク
タ29の一端が抵抗28に接続され、他端が出力端子2
1に接続される。
【0046】端子271と272の間には、コアと外側導
体との間の誘電体のコンダクタンスであるコンダクタ3
0と、二つの接極子、すなわちコアおよび外側導体と、
誘電体との間に形成される容量である、コンダクタンス
30に平行なコンデンサ31とがある。
【0047】ワイヤまたはケーブルの各区間のインピー
ダンスは、これらのパラメータおよびその等価回路から
算出することができる。したがって、長さlであって無
損失の短絡されているインピーダンスラインZ0の区間
の入力インピーダンスZccは、 ZCC=j.Z0.tanh(γ1)、γ=α+jβ=α+jω/c (4) に等しい。ラインには損失がないので、 ZCC=j.Z0.tan(ω1/c) (5) が得られる。
【0048】したがって、横軸に周波数f、縦軸にイン
ピーダンスZccを示した図5のライン図に示すよう
に、このインピーダンスは周波数に応じて変化する。
【0049】この図では、ライン長lが波長の1/4の
奇数倍に等しい時にはインピーダンスは無限大の値を有
し、ラインの区間長lが波長の1/4の偶数倍に等しい
時にはインピーダンスは0の値を有することがわかる。
【0050】ラインの区間が短絡ではなく開路状態であ
る時には、開路状態のインピーダンスZc0は、波長の1
/4の奇数倍の場合にはゼロ(0)を有し、波長の1/
4の偶数倍の場合には極値(すなわち無限大の値)を有
することが、容易にわかる。
【0051】したがって、各区間の長さによって、ろ波
される周波数が決定されることがわかる。
【0052】また、(周波数によって値が定まる)二つ
のインピーダンスの移行部では、入射波は反射する、す
なわち下流側に伝播されることなく発生源側に戻され
る。反射係数Rは以下の値を有する。
【0053】
【数4】
【0054】この式において、Zgは発生源すなわち上
流側でのインピーダンスであり、Zeは入力面内のライ
ンのインピーダンスすなわち下流側のインピーダンスで
ある。
【0055】本発明によるケーブルまたは装置は多くの
移行部を含むので、全体としてはろ波能力は移行部のア
センブリによって異なることが容易に理解できよう。こ
の特徴は、ライン35が、セル21および22を分離す
る面を示し、ライン36が、セル22および23を分離
する面を示す図6の記述によりよりよく理解できよう。
入射波37は部分的に反射され(矢印38)、部分的に
伝送される(矢印39)ことがわかる。移行部36にお
いても同様に、波39は部分的に伝送され(矢印4
0)、部分的に反射される(矢印41)。したがって全
体反射波は、移行部における部分的反射が全て重畳した
ものである。
【0056】可変区間の長さの選択はとくに、除去すべ
き周波数の制限カーブによって規定される。ただしこの
制約には選択の余地がある。したがって他の条件を満た
すようにして可変長さを選択することができる。とく
に、ろ波手段の全長を最小化することができる。
【0057】以下に、この目的を達成することができる
フラクタル構造分布の例について、図7を参照して説明
する。ただしこの例は、ケーブルの全長において誘電材
料が同じである図1のケーブルに関するものではない。
この例は、誘電体の誘電率(または透磁率)の値によっ
て相互に異なる区間を有するケーブルまたはコネクタに
関する。
【0058】たとえば0.54または6の分割係数を選
択し、あるろ波パターンの全長40’を二つの区間4
1’および42’に分割する。第一区間41’は長さL
Ψ(Lはパターンの全長であり、Ψは分割係数である)
を有し、その誘電率εrは誘電体の誘電率に等しい。第
二区間42’は長さL(1−Ψ)を有し、その誘電率は
εrΨ(1−Ψ)である。このようにして、長さの異な
る二つの区間は同じエネルギーを蓄積し、長さが短い方
の区間は、その短い長さを補償するために高い誘電率を
有する。
【0059】次に、同じようにして各区間41’および
42’の分割を続ける。その結果、区間42’は区間4
2’1および42’2に分割される。区間42’1は長さ
L(1−Ψ)Ψを有し、誘電体の誘電率はεrΨ(1−
Ψ)である。区間42’2は長さL(1−Ψ)2を有し、
誘電体の誘電率はεrΨ2/(1−Ψ)2である。
【0060】もちろん、たとえばカントールの分布など
他のフラクタル分布を使用することもできる。
【0061】可変区間の長さの選択に加え、区間の接続
の順序も決めなければならない。この順序は、所期のろ
波を得るように経験的に決定するが、この経験的決定に
ついてはもちろん、所期のろ波スペクトルに近づくため
に繰り返し近似により数値シミュレーションを行うこと
ができる。
【0062】次に図8ないし図10を参照して、ケーブ
ル61と、入力部63(または出力部)上の信号がケー
ブル61から供給される(またはケーブルに供給され
る)機器または設備62との間に設置するためのコネク
タ60(図8)を作るための本発明の利用について記述
する。コネクタ60は、妨害波の受信アンテナとして動
作するケーブル61によって検出される妨害65を除去
することを目的とする。
【0063】保護すべき機器62の外側にコネクタ60
を設けたが、機器62の内部にこのコネクタまたはフィ
ルタ60を収納することも可能であることに留意された
い。
【0064】この例では、コネクタ60は、妨害周波数
のろ波機能に加え、波高制限機能、すなわち入力部63
に印加される信号の振幅を制限する機能を有する。
【0065】次に図9を参照する。ろ波コネクタ60
は、長さ約200mm、外径25mmの円筒の形状であ
る。コネクタは、全体的構造が同軸であるコネクタの外
側導体と成る外側スリーブ70を有する。この外側導体
70は、たとえばねじおよびラグを有する手段71によ
りアースに接続される。
【0066】ろ波は、図1ないし図3を参照して説明し
た例の場合と同様、コネクタ60の長さに、異なるイン
ピーダンスのセルの連続する列を設けることによって得
られる。たとえば第一セル721の入力インピーダンス
は6オームであり、第二セル722の入力インピーダン
スは60オームであり、第三セル723の入力インピー
ダンスは第一セル721の入力インピーダンスと同じ
く、60オームである。この例ではセル数は17であ
る。
【0067】交互型入力インピーダンスセルへの分割
は、中心導体すなわちコアの形態によって得られる。
【0068】その結果、第一セル721の最大外径は2
0.2mmであり、長さは20mmである。第二セル7
2では、コア75の最大直径は5.6mmであり、こ
のセル722の長さは9mmである。以降の奇数番のセ
ルでは、セル721のコアの外径と等しいコアの外径を
有し、以降の偶数番のセルでは、セル722のコアの直
径と等しいコアの直径を有する。
【0069】この例では、より大きい直径を有する奇数
番のセルは全て、20mmという一律の長さを有する
が、偶数番のセルの長さは異なる。これらのパラメータ
の選択は、前述したように、所期のろ波に応じて行われ
る。また、奇数番のセルは同じ入力インピーダンス(6
オーム)を有し、偶数番のセルも全て、かなり高い、同
じ入力インピーダンス(60オーム)を有する。
【0070】このコネクタにより、10キロヘルツを超
え18ギガヘルツに到達する可能性のある妨害周波数を
除去することができる。
【0071】コア75と外側導体70との間の空間を満
たす誘電材料78は、ポリアニリンまたは両性イオンな
どの非ライン形材料であることが好ましい。「非ライン
形材料」とは、電界の値が所与のしきい値未満である場
合には絶縁体であって、電界がこのしきい値を超えると
導体となる材料をいう。このようにしきい値を超える電
界の場合、接続部71により、信号はアース側に分流す
る。
【0072】この構成により、振幅における追加的保護
がもたらされる。典型的な例は、雷の影響からの保護で
ある。
【0073】しかしながら一般的には、所与のしきい値
Sを超える振幅の信号から設備62(図6)を保護す
ることが求められる。材料78の導体化しきい値は本質
的に比較的高いレベルにあるため、設備62の入力部6
3上での許容最大電圧に対応する電界のしきい値から導
体となるように材料78を選択することは、常に可能で
あるわけではない。
【0074】材料78の特徴を利用して、設備62を
「振幅」保護するために、コア75及び/又は外側導体
70の内表面にエッジまたは尖端を形成する。これらの
エッジ、すなわち小曲率半径区域により、材料78内の
電界の値を局所的に増加させることができ、したがって
この材料78が導体となる外部電界のしきい値を大幅に
下げることができる。より詳細には、印加される電界は
スパイク効果により、尖端のレベルにおいて局所的に1
0〜100倍増加する。その結果、材料78の導体化し
きい値は10〜100分の1に減少する。しきい値は、
局所的電界(エッジすなわち尖端のレベル)ではなく全
体の電界によって測定される。
【0075】図9の例では、尖端すなわちエッジはコア
75の外表面の起伏によって実現される。その結果、各
セルについて、コアの外表面は、軸方向面による断面に
おいては、直線状部分でなく、直径0.4mmの半円8
0、81が連続したものである。このようにして、半円
80、81と、半円と半円の間の接合部における円で構
成されるエッジ82とにより、スパイク効果が得られ
る。
【0076】図10、図11a、図11bに示す変形形
態では、コネクタ60’は、前述の例と同様、アースに
接続された外部スリーブ70’と、コア75’と、非ラ
イン形材料78’とを含む。
【0077】この例は、コアの形態が異なっている点で
前記例と異なる。コアの形態は、断面において、好まし
くは多角形(図11aおよび図11b)の形状を有す
る。この例では多角形の面の数は12である。
【0078】スパイク効果を与える、すなわち、固有導
体化(絶縁状態から導体の状態への移行)のしきい値よ
り大幅に低い外部電界で材料78’を導体化することが
できるのは、空間内でエッジとなっている多角形の頂点
である。
【0079】各セル72’1、72’2等は、小セルに分
割される。したがってセル72’1は同じ長さの二つの
小セル851および852を含み、セル72’2は、同じ
長さの三つの小セル861、862および863を含む。
同一のセルの一部を成す連続する二つの小セルにおける
コアの区間は同一であるが、角度的に変位している。コ
ネクタ60’の軸を中心とするこの角度変位は、図11
aおよび図11bに示すように、中心において多角形の
各辺を見る角度(例では30°)の半分に等しいことが
好ましい。この構成は、空間内におけるエッジの分布を
均一化し、誘電材料の局所的加熱を低減するとともに、
エッジと外側導体との間におけるアークの発生の危険性
を抑制することをとくに目的とする。
【0080】前述の例は、長手方向におけるインピーダ
ンスの分布に関するものであるが、この分布は、妨害波
とケーブルまたはコネクタの下流側との結合をインピー
ダンスの不連続性または勾配によって軽減することを目
的とする。
【0081】図12に示す例では、インピーダンスの勾
配は、誘電率が異なりその結果外部妨害95とコア90
との間の結合を制限、またはなくし得るインピーダンス
の不連続性を生成し得る複数の誘電層91、92、93
などをコア90の周囲に含むケーブルを用意することに
よって得られる。
【0082】たとえば層93はポリアニリンから成り、
層92はポリエチレン製であり、層91は導電性重合体
である。層91はドープされた導電性重合体である。そ
の導電率は1〜1000S/cmである。このドープさ
れた導電性重合体はドープポリアニリンであることが有
利である。ドーパントはたとえば、塩酸、硫酸、ショウ
ノウスルホン酸、または置換スルホン酸である。層91
の性質は多くの変形形態が可能である。
【0083】本発明は、単一導体のケーブルの場合に限
定されるものではない。本発明は、ケーブルアセンブリ
の保護にも適用される。本発明は、図13に示すよう
に、たとえば一対の電話送信ケーブルの保護に適用する
こともできる。
【0084】二本の電話ケーブルには符号101および
102を付してある。これらのケーブルは、長手方向に
おいて交互する誘電材料が充填されたジャケット103
内に配置される。その結果、図では、二つのセル110
1と1102との間に境界111があるのがわかる。第一
セル1101は、比誘電率が5のフェノール樹脂で形成
された絶縁体を含み、第二セル1102は、誘電率が
2.3の比較的導電性を有するポリエチレンを含む。前
述の実施形態の場合と同様、軸104に対し直角な、表
面111内の誘電率の変化により、妨害に関する結合を
制限する大きな勾配のインピーダンスが得られる。前述
したような干渉ろ波を実現するような一連の複数のセル
を設けることが好ましい。
【0085】各ケーブル101または102は、インピ
ーダンスの不連続性によって実現される結合の軽減を補
完するものとして、熱の形態の妨害波を散逸させること
ができるという利点を有する導電性重合体105を各ラ
イン103の周囲に含む。
【0086】もちろん、図示するように、導体101お
よび102を平行に配置することは必須事項ではない。
これらの導体は、差分モードでの干渉または妨害を制限
するために、撚った状態で配置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるケーブルの一部を示す図である。
【図2】図1のライン分2−2による断面図である。
【図3】図1のライン分3−3による断面図である。
【図4】ケーブルの一部に相当する等価回路図である。
【図5】周波数よるインピーダンスの変化を示すライン
図である。
【図6】干渉ろ過を説明するための略図である。
【図7】インピーダンス長を選択するためのフラクタル
分布を説明する略図である。
【図8】本発明によるコネクタの使用を示す略図であ
る。
【図9】本発明によるコネクタの略図である。
【図10】図9の変形形態に対応する略図である。
【図11a】図10のライン11aによる断面図であ
る。
【図11b】図10のライン11bによる断面図であ
る。
【図12】変形形態の略図である。
【図13】別の変形形態の略図である。
【符号の説明】
10 同軸ケーブル 11 コア 12、122 外側導体 13 誘電体 131 外部表面 15 電磁妨害 21 交互部分の第一区間 22、23 交互部分の第二区間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アラン・ル・メオト フランス国、91190・ジエ・イ・エフ・シ ユール・イベツト、アレ・ドウ・ラ・バニ エール・ドウ・モペルテユイ・90 (72)発明者 ドニ・コトビエイユ フランス国、93100・モントルイユ・ス・ ボワ、リユ・ドウ・パリ、187

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電体(13;78;78’;91、9
    2、93;1101、1102)によって分離されるコア
    (11;75;75’;90;101;102)と外側
    導体(12、122;70;70’;103)とを含む
    電気信号を伝送する装置であって、該装置が受信アンテ
    ナとして動作する電波径路によって伝送される外部妨害
    を除去するために、コアと、外側導体及び/又は誘電体
    が、インピーダンスの不連続部分(35、36)を形成
    し、所与の周波数帯域内に存在する外部妨害波がコア側
    に伝播するのを防止するためにこれらの不連続部分の一
    群が選択されることを特徴とする電気信号伝送装置。
  2. 【請求項2】 前記コア、外側導体、及び/又は不連続
    部分(35、36)が、複数の一続きの異なるインピー
    ダンスを形成し、一続きの不連続部分間に形成されたイ
    ンピーダンスの大きさは、シーケンスを形成する変化す
    る値を有し、該シーケンスは、該シーケンスによって与
    えられる所与の帯域にある周波数を有しており、コア側
    に伝播し得る波をろ波するものであることを特徴とする
    請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 不連続部分が装置の軸方向に続くことを
    特徴とする請求項1または2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 不連続部分が半径方向に続くことを特徴
    とする請求項1から3のいずれか一項に記載の装置。
  5. 【請求項5】 一続きの不連続部分が、所与の帯域にお
    ける周波数を除去する干渉フィルタを形成することを特
    徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の装置。
  6. 【請求項6】 所与の帯域が1キロヘルツから18ギガ
    ヘルツの間に含まれることを特徴とする請求項1から5
    のいずれか一項に記載の装置。
  7. 【請求項7】 不連続部分が外側導体(12)に作用
    し、外側導体が、軸方向に交互する区間に分割され、該
    交互部分の第一区間(21)が誘電体をほぼ完全に覆
    い、交互部分の第二区間(22)が、少なくとも一つの
    孔を備える外側導体(122)を有することを特徴とす
    る請求項1から6のいずれか一項に記載の装置。
  8. 【請求項8】 第二区間の要素として、外側導体が、装
    置の軸に平行であり、隣接する要素(21、23)の外
    側導体を接続するワイヤ(122)の形状を有すること
    を特徴とする請求項7に記載の装置。
  9. 【請求項9】 外側導体(12)が金属テープから成る
    ことを特徴とする請求項7または8に記載の装置。
  10. 【請求項10】 外側導体(12)がエナメルの形であ
    ることを特徴とする請求項7または8に記載の装置。
  11. 【請求項11】 コア(90)と外側導体との間に複数
    の誘電層(91、92、93)が設けられることを特徴
    とする請求項1から6のいずれか一項に記載の装置。
  12. 【請求項12】 コアが、異なる直径の区間を有するこ
    とを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の
    装置。
  13. 【請求項13】 コアが、一続きの複数の区間を含み、
    奇数番の区間(721、723;72′1)が第1の直径
    を有し、偶数番の区間(722;72′2)が第2の直
    径を有することを特徴とする請求項12に記載の装置。
  14. 【請求項14】 奇数(または偶数)番の区間が全て同
    じ長さを有し、他の区間が変化する長さを有することを
    特徴とする請求項12または13に記載の装置。
  15. 【請求項15】 偶数番の区間が第1の値の入力インピ
    ーダンスを有し、奇数番の区間が、第1の値とは大幅に
    異なる第2の値の入力インピーダンスを有することを特
    徴とする請求項12から14のいずれか一項に記載の装
    置。
  16. 【請求項16】 軸方向の不連続部分が、大幅に異なる
    誘電率または透磁率の誘電体(1101、1102)を設
    けることによって実現されることを特徴とする請求項1
    から6のいずれか一項に記載の装置。
  17. 【請求項17】 引き続く二つの不連続部分の間の各区
    間の長さ、および各区間の材料の誘電率または透磁率
    は、全ての区間がほぼ同じエネルギーを蓄積するような
    ものであることを特徴とする請求項16に記載の装置。
  18. 【請求項18】 誘電体が電界の所与のしきい値からは
    導体となることを特徴とする請求項1から17のいずれ
    か一項に記載の装置。
  19. 【請求項19】 前記一続きのインピーダンスには、大
    きく異なる2つの値のみが存在することを特徴とする請
    求項1から18のいずれか一項に記載の装置。
  20. 【請求項20】 一続きのインピーダンスの値の比が少
    なくとも4に等しく、好ましくは10程度であることを
    特徴とする請求項1から19のいずれか一項に記載の装
    置。
  21. 【請求項21】 請求項1から20のいずれか一項に記
    載の装置のケーブルへの適用。
  22. 【請求項22】 請求項1から20のいずれか一項に記
    載の装置の信号伝送ケーブル(61)を機器または設備
    (62)に接続するためのコネクタ(60)への適用。
  23. 【請求項23】 誘電体によって分離されるコアと外側
    導体とを含む電気信号伝送装置を、電波径路から発せら
    れる外部電磁妨害から保護する方法であって、コア、外
    側導体及び/又は誘電体に、不連続インピーダンスを形
    成する不連続部分を備え、所与の周波数帯域内に存在す
    る外部妨害波がコア側に伝播するのを防止するためにこ
    れらの不連続部分の一群が選択されることを特徴とする
    方法。
  24. 【請求項24】 不連続部分が、値が異なる、一続きの
    複数のインピーダンスを形成し、一続きの不連続部分間
    に形成されたインピーダンスに付与される寸法がシーケ
    ンスに従って変化する値を有し、該シーケンスは、該シ
    ーケンスによって与えられる所与の帯域にある周波数を
    有しており、コア側に電播し得る波をろ波するためのも
    のであることを特徴とする請求項23に記載の方法。
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