JPH1092093A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JPH1092093A
JPH1092093A JP8244446A JP24444696A JPH1092093A JP H1092093 A JPH1092093 A JP H1092093A JP 8244446 A JP8244446 A JP 8244446A JP 24444696 A JP24444696 A JP 24444696A JP H1092093 A JPH1092093 A JP H1092093A
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JP
Japan
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disk
actuator
clamper
eccentricity
vibration
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JP8244446A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Sato
良広 佐藤
Takashi Kono
敬 河野
Yoshiaki Yamauchi
良明 山内
Shozo Saegusa
省三 三枝
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Rotational Drive Of Disk (AREA)
  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来装置では、ディスク偏重心により、ピック
アップアクチュエータのトラック追従マージンが小さ
く、データ転送速度の高速化、低振動化が図れないとい
う課題がある。 【解決手段】ディスク5を設置されたピックアップアク
チュエータ7と一体で構成されるスピンドルモータ構造
体8を補正位置12に移動し、スピンドルモータ6によ
ってディスク5を回転させる。比較回路4aはスピンド
ル構造体8の振動を該構造体8に装備された振動センサ
3の測定信号と該回路4a内に設定されている基準値と
の大きさの比較を行い、偏重心補正が必要であれば偏重
心補正用アクチュエータドライバ4b及び偏重心補正用
アクチュエータ2を用いて補正を行う。偏重心量が規定
値に達した後、スピンドルモータ構造体8は読み取り位
置13にローディングされ、クランパは規定のクランプ
力を発生し、ディスクをスピンドルモータと結合し、デ
ータの転送を開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は可換型媒体を用いる
ディスク装置に係り、特に高転送速度を有する光ディス
ク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスク装置はスピンドルモータに直
結したターンテーブル上にディスクをのせてターンテー
ブル内あるいはクランパ内に内蔵される永久磁石の磁気
力でこれをクランプして回転させ、半導体レーザを用い
たピックアップでデータの読みとりを行っている。光デ
ィスク装置は互換性のあるディスクを用いているため、
ディスクは寸法、重量が規制されている。特にCD-ROMの
重量は、14〜33gとかなり幅広く設定されている。
【0003】一方、光ディスク装置、特にCD-ROM装置は
データ転送速度を向上させるため直接的な効果であるデ
ィスク回転速度の向上が図られている。標準速度は200
〜500回転(線速度一定のため)であるが、標準速度の
12倍以上の回転数が実現されようとしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記に示した
ように、ディスク重量の規格は規格化されているが、偏
重心に関しては規格化されていない。したがって、一般
に配布されているディスクの偏重心はかなり大きく、偏
重心のないディスクはほとんどなく、経験的に偏重心量
の最悪値は10g・mmである。たとえ偏重心の無いディス
クであってもユーザが認識するためにラベルを貼付する
と数g・mmの偏重心が発生し、さらにはチャッキング状
態によっても簡単に数g・mmの偏重心が発生する。この
ようなディスクを回転させると偏重心による振動が発生
する。例えば、5g・mmの偏重心をもったディスクを用い
て8倍速で回転させると最大回転数は約4000rpmなので偏
重心が発生する振動加速度は0.8G程度であるのでアクチ
ュエータあるいはシャシに伝達する振動は、動作範囲に
比較してごく小さいものであり、問題とはならない。し
かし、さらに高速(例えば12倍速;6000rpm)になると
ディスクの持つ偏重心が発生する励振力による振動加速
度は2G程度となり、アクチュエータ追従性能マージン低
下によるエラーレート増加、スピンドルモータ軸受け部
の摩耗による軸受けガタ発生、さらにシャシが振動しそ
れを搭載するコンピュータの筺体が共鳴するといった現
象が発生し、実質転送速度の低下ばかりでなく装置信頼
性を低下させるとともにコンピュータユーザに不快感を
与えることになる。
【0005】本発明は、偏重心を補正する機構を光ディ
スク装置に具備することにより、ディスク回転による振
動を減少させ、ディスクの高速回転化を実現し、データ
転送速度の向上を図ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】スピンドルモータと、前
記スピンドルモータに直結したターンテーブルと、前記
ターンテーブル上にディスクをのせて前記ディスクをク
ランプするためターンテーブル内あるいはクランパ内に
内蔵される永久磁石と、データを読み取るためにレーザ
を用いたピックアップとを備えた光ディスク装置におい
て、前記クランパの位置を移動させるアクチュエータを
設け、前記アクチュエータで前記クランパの位置を移動
させることにより前記ディスクの偏重心を補正する構成
とした。また、振動センサによりアクチュエータ動作量
を制御する構成とした。
【0007】
【発明の実施の形態】図1、図6は本発明における第1
の実施例を説明する図である。
【0008】本発明の構成を図1を用いて説明する。デ
ィスク5を回転させるスピンドルモータ6とディスク5
のデータを読み出すピックアップアクチュエータ7はス
ピンドル構造体8として一体構造となっており、外部振
動を絶縁するために、ベース構造体10とはダンピング
をもった支持脚9で支持される。また、スピンドル構造
体回転中心11を中心にスピンドル構造体8は回転運動
すると共にディスク5は上下動する。その支持部の面内
あるいは面外方向にディスク5の持つ偏重心が発生する
振動を測定する振動センサ3が取りつけられている。こ
の振動センサ3はアクチュエータ2と同方向に設置され
るのが望ましいが、不可能なときはその限りではなく、
変位、速度、加速度あるいは力のいずれかを測定する。
また、補正機構の主な系はベース構造体10に固定され
たクランパホルダ14に支持され回転可能な偏重心補正
用のクランパ1を移動させるアクチュエータ2と、振動
センサ3で測定した信号を変換し、測定した値と予め設
定されている基準値と比較する比較回路4aとアクチュ
エータ2を動作させるアクチュエータドライバ4b(ア
クチュエータ制御装置)とで構成されている。また、ク
ランパ1はディスク5の偏重心を吸収するために、移動
可能距離と重量の積がディスク5の偏重心の最悪値と同
等以上のアンバランス量となるように設定される。例え
ば、ディスク5の偏重心量が10g・mm、クランパの移動
可能距離が300μmである場合はクランパ重量は33g以上
あることが望ましい。偏重心補正用のアクチュエータ2
はプランジャ、ソレノイド等で構成されており、クラン
パ1に撃力を与えることができる。
【0009】以下に、本発明の解決手段を補正動作につ
いて図1を用いて述べる。光ディスク装置のディスクト
レイに置かれたディスク5はユーザの指示により装置内
にローディングされ、スピンドルモータ6と直結されて
いるターンテーブル上に設置される。その後、ディスク
5をターンテーブルと直結するためにディスク5を載せ
たスピンドル構造体8は偏重心補正位置12に設置され
る。このときクランパ1が発生するチャッキング力は吸
引あるいは押しつけのいずれかが選択され、読みとり時
よりも低い力でチャッキングされる。次にディスク5は
スピンドルモータ6の回転トルクにより回転される。こ
の時点でピックアップアクチュエータ7の状態はディス
ク面に焦点を合わせておらず、稼働していない状態とす
る。このときディスク5が偏重心を持っていれば、回転
することにより振動が発生するので、その振動をスピン
ドル構造体8内に内蔵する振動センサ3により測定す
る。測定する振動は変位、速度、加速度あるいは力のい
ずれでもよい。例えば、変位振動を測定する場合には光
プローブあるいは圧電素子等が使用される。速度信号を
測定する場合にはソレノイドあるいはピックアップアク
チュエータに内蔵されるピックアップ駆動コイル等が使
用される。加速度信号を測定する場合には加速度ピック
アップあるいは半導体プロセスにより形成された片持ち
梁等が使用される。力信号を測定する場合にはロードセ
ル等が使用される。測定した信号は比較回路4aに於い
てあらかじめ設定されている振動の許容値と比較され
る。このとき、偏重心からの振動が許容値内の時は比較
回路はアクチュエータドライバ4bには補正信号を出力
せず直ちにスピンドル構造体8はデータ読みとり位置1
3に設置され、スピンドルモータ6は高速回転を始め、
データの転送を行う。
【0010】一方、振動測定時に許容値を越えたときに
は、比較回路4aは補正信号をアクチュエータドライバ
4bに出力してクランパ1を偏重心補正用のアクチュエ
ータ2により回転中心からディスク5の持つ偏重心方向
とは逆方向に移動させる。アクチュエータ2の動作タイ
ミングはスピンドルモータ6からの回転インデックスと
測定した振動を比較し、かつアクチュエータ2がクラン
パ1と接触するまでの時間を加味して決定される。この
とき、一度の動作で偏重心が発生する振動が許容値内に
収まらないときには複数回に分けて補正動作を行っても
よい。このようにして、偏重心が発生する振動が許容値
に収まれば、スピンドル構造体8は読みとり位置13に
設置され、スピンドルモータ6は高速回転を始め、デー
タの転送を行う。
【0011】図5に振動センサの出力と基準値との関係
を示す。
【0012】図5に示すように振動レベルが基準値21
以下の波形20であれば即座にスピンドル構造体8は読
み取り位置13に設置され、ディスク回転数を高速化し
てデータを読み出す。ここで言う基準値21とは、少な
くともディスク高速回転時にデータをピックアップアク
チュエータ7が十分読み出しできる振動レベルである。
【0013】一方、図5の様に振動レベルが基準値21
を満たさない波形19の場合、比較回路4aはアクチュ
エータドライバ4bに動作命令を出力して偏重心補正用
のアクチュエータ2を動作させ、クランパ1を測定した
振動方向とは逆方向に移動させる。その後、再度振動の
測定を行い比較回路4aで基準値21以下であることを
確認した後、ディスク回転数を高速化してデータを読み
出す。偏心補正ルーチンは複数回に分けて実行しても良
い。
【0014】以上の補正により偏重心による振動が低減
されので、読みとり誤差を低減することができ、さらに
コンピュータ内の他の構成部品に悪影響を与えることな
く、偏重心量の大きなディスクに対しても高速回転、す
なわち高データ転送速度が可能でかつ高信頼性の光ディ
スク装置を構成することができる。
【0015】図2は本発明における第2の実施例を説明
する図である。
【0016】本発明の構成を図2を用いて説明する。デ
ィスク5を回転させるスピンドルモータ6とディスク5
のデータを読み出すピックアップアクチュエータ7はス
ピンドル構造体8として一体構造となっており、外部振
動を絶縁するために、ベース構造体10上にダンピング
をもった支持脚9で支持されている。その支持部の面内
あるいは面外方向にディスク5の持つ偏重心が発生する
振動を測定するセンサ3が取りつけられている。この振
動センサ3はアクチュエータと同方向に設置されるのが
望ましいが、不可能なときはその限りではない。また、
補正機構の主な系はベース構造体10に固定されたクラ
ンパホルダ14に支持され回転可能な偏重心補正用のク
ランパ1を移動させる先端にクランパ側部を押すローラ
15が装着されているソレノイドからなるアクチュエー
タ2と、振動センサ3で測定した信号を比較判断する比
較回路4a及びアクチュエータ2を動作させるアクチュ
エータドライバ4bとで構成されている。光ディスク装
置にディスク5をローディングした後、図1に示すよう
に、スピンドル構造体8は偏重心補正位置12に設置さ
れる。その後、ディスク5を回転させディスクの偏重心
による振動を振動センサ3で測定する。なお、このとき
の回転数は偏重心補正用のアクチュエータ2の時定数の
大きさで決定される。比較回路4aは測定した値と予め
設定されている基準値21と比較する。このときに図5
の様に振動レベルが基準値21以下の波形20であれば
即座にデータ読み取り位置13にスピンドル構造体8は
設置され、ディスク回転数を高速化してデータを読み出
す。ここで言う基準値21とは、少なくともディスク高
速回転時にデータをピックアップアクチュエータ7が十
分読み出しできる振動レベルである。
【0017】一方、図5の様に示すように振動レベルが
基準値21を満たさない波形19の場合、比較回路4a
はアクチュエータドライバ4bに動作命令を出力して偏
重心補正用アクチュエータ2のローラ部をクランパ1の
側面に押し付けさせ、クランパを移動させる。その後、
再度振動の測定を行い基準値21以下であることを比較
回路4aで確認した後、スピンドルモータ構造体8を読
み取り位置に移動させクランプ力を定格値にし、ディス
ク回転数を高速化してデータを読み出す。偏心補正ルー
チンは複数回に分けて実行しても良い。また、アクチュ
エータ2のローラ15をクランパ1に押し付けるので、
ほぼ一度の補正動作により偏重心の補正が完了する。
【0018】以上の操作で、偏心量を補正し、データ転
送速度を向上することができる。
【0019】図3は本発明における第3の実施例を説明
する図である。
【0020】本発明の構成を図3を用いて説明する。デ
ィスク5を回転させるスピンドルモータ6とディスク5
のデータを読み出すピックアップアクチュエータ7はス
ピンドル構造体8として一体構造となっており、外部振
動を絶縁するために、ベース構造体10上にダンピング
をもった支持脚9で支持されている。振動センサ3はス
ピンドル構造体8に取り付けられ、ディスク5の持つ偏
重心が発生する振動を測定する。この振動センサ3はア
クチュエータと同方向に設置されるのが望ましいが、不
可能なときはその限りではない。また、補正機構の主な
系はベース構造体10に固定され、クランパホルダ14
に支持され回転可能なクランパ母体17上にプランジャ
からなるアクチュエータ2と接触する部分すなわち側面
を樹脂16で覆われた偏重心補正用のクランパ1を撃力
を用いて移動させるアクチュエータ2と、振動センサ3
で測定した信号を比較判断する回路4a及びアクチュエ
ータ2を動作させるアクチュエータドライバ4bとで構
成されている。光ディスク装置にディスク5をローディ
ングした後、図1に示すように、スピンドル構造体8は
偏重心補正位置12に設置される。その後、ディスク5
を回転させディスクの偏重心による振動を振動センサ3
で測定する。なお、このときの回転数は偏重心補正用の
アクチュエータ2の時定数の大きさで決定される。比較
回路4aは測定した値と予め設定されている基準値と比
較する。このときに図5の様に振動レベルが基準値21
以下の波形20であれば即座にスピンドル構造体8はデ
ータ読み取り位置13に設置され、ディスク回転数を高
速化してデータを読み出す。ここで言う基準値21と
は、少なくともディスク高速回転時にデータをピックア
ップアクチュエータ7が十分読み出しできる振動レベル
である。
【0021】一方、図5の様に振動レベルが基準値21
を満たさない波形19の場合、比較回路4aはアクチュ
エータドライバ4bに動作命令を出力してアクチュエー
タ2を動作させる。その後、再度振動の測定を行い基準
値21以下であることを比較回路4aにおいて確認した
後、スピンドルモータ構造体8を読み取り位置に移動さ
せクランプ力を定格値にし、ディスク回転数を高速化し
てデータを読み出す。偏心補正ルーチンは複数回に分け
て実行しても良い。また、クランパ1の側面は樹脂で構
成されているので、アクチュエータ2の撃力を受けても
傷つくことがない。
【0022】以上の操作で、偏心量を補正し、データ転
送速度を向上することができる。
【0023】図4は本発明における第4の実施例を説明
する図である。
【0024】本発明の構成を図4を用いて説明する。デ
ィスク5を回転させるスピンドルモータ6とディスク5
のデータを読み出すピックアップアクチュエータ7はス
ピンドル構造体8として一体構造となっており、外部振
動を絶縁するために、ベース構造体10上にダンピング
をもった支持脚9で支持されている。振動センサ3はス
ピンドル構造体8に取り付けられ、ディスク5の持つ偏
重心が発生する振動を測定する。この振動センサ3はア
クチュエータと同方向に設置されるのが望ましいが、不
可能なときはその限りではない。また、補正機構の主な
系はベース構造体10に固定され、クランパホルダ14
に支持され回転可能なディスク5との接触面18がPTFE
等のフッ素系樹脂でコーティングされた偏重心補正用ク
ランパ1を撃力を用いて移動させるプランジャからなる
アクチュエータ2と、振動センサ3で測定した信号を比
較判断する回路4a及びアクチュエータ2を動作させる
アクチュエータドライバ4bとで構成されている。光デ
ィスク装置にディスク5をローディングした後、図1に
示すように、スピンドル構造体8は偏重心補正位置12
に設置される。その後、ディスク5を回転させディスク
の偏重心による振動を振動センサ3で測定する。なお、
このときの回転数は偏重心補正用アクチュエータ2の時
定数の大きさで決定される。比較回路4aは測定した値
と予め設定されている基準値と比較する。このときに図
5の様に振動レベルが基準値21以下の波形20であれ
ば即座に読み取り位置13にスピンドル構造体8を設置
し、ディスク回転数を高速化してデータを読み出す。こ
こで言う基準値21とは、ディスク高速回転時にデータ
をピックアップアクチュエータ7が十分読み出しできる
振動レベルである。
【0025】一方、図5の様に振動レベルが基準値21
を満たさない波形19の場合、比較回路4aはアクチュ
エータドライバ4bに動作命令を出力して偏重心補正用
アクチュエータ2を動作させる。その後、再度振動の測
定を行い基準値21以下であることを比較回路4aを用
いて確認した後、スピンドルモータ構造体8を読み取り
位置に移動させクランプ力を定格値にし、ディスク回転
数を高速化してデータを読み出す。偏心補正ルーチンは
複数回に分けて実行しても良い。また、クランパ1とデ
ィスク5の接触部の摩擦力が低いため、撃力の小さいす
なわちコイル巻き数の少なくサイズの小さいプランジャ
を使用することができるので、省スペース化及び小電力
化が図れる効果がある。同様な効果として、クランパ1
は読み取り時のチャッキング力のまま、偏重心の補正が
できる効果もある。
【0026】以上の操作で、偏心量を補正し、データ転
送速度を向上することができる。
【0027】図6は本発明における第5の実施例を説明
する図である。
【0028】本発明の偏重心補正手順を図6及び図1を
用いて説明する。ディスク5はユーザの指示によりディ
スク装置内に引き込まれる。その後、ピックアップアク
チュエータ7はディスク5の記録面に焦点を合わせる。
その後、スピンドルモータ6は補正回転数で回転を始め
る。次に、振動センサ3はディスク5が回転することに
よって発生する振動をで測定する。測定した振動は比較
回路4aに入力され、その中で予め設定された振動の許
容値との比較が行われる。このときに、振動センサ3に
より測定された値が許容値を満たさないときは、まずピ
ックアップアクチュエータ7は焦点をはずす。そして、
比較回路4aはアクチュエータドライバ4bにアクチュエ
ータ2の駆動命令を出力する。そうしてアクチュエータ
2はクランパ1を打撃あるいは押し付け力により移動さ
せ、ディスク5の偏重心を補正する。その後、再び振動
センサ3により振動の測定を行い、比較回路4aにより
許容値との比較を行う。測定した振動が許容値を満たさ
ないときは再びアクチュエータ2によるクランパ1の移
動を行う。この様にして振動が許容値内に収まれば、ス
ピンドルモータ6は停止し、もう一度ピックアップアク
チュエータ7はディスク5の記録面に焦点を合わせる。
その後、スピンドルモータ6は高速回転し、ピックアッ
プアクチュエータ7はディスク5の記録面のトラックの
位置合わせを行い、データの読み取りを行う。
【0029】一方、ディスク5が偏重心をもっていない
場合は、初期の振動測定後、直ちにピックアップアクチ
ュエータ7はディスク5の記録面のトラックの位置合わ
せを行い、スピンドルモータ6は高速回転し、データの
読み取りを行う。
【0030】以上の操作で、偏心量を補正し、データ転
送速度を向上することができる。
【0031】
【発明の効果】ディスクの偏重心を補正する機構を光デ
ィスク装置に搭載することにより、偏重心量の大きなデ
ィスクに対しても高速回転が可能となり、高データ転送
速度及び低振動化を実現できる。
【0032】偏重心補正時のスピンドルローディング位
置をデータ読み出し時よりも下げる機構により、新たな
クランプ機構を付け加えることなくクランプ力を変化さ
せることができ、また、撃力を用いるため、ディスクを
高速で回転させながらでも補正が可能となり、補正時間
を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成を説明する図であ
る。
【図2】本発明の第2の実施例を説明する図である。
【図3】本発明の第3の実施例を説明する図である。
【図4】本発明の第4の実施例を説明する図である。
【図5】本発明の実施例を補足説明するグラフである。
【図6】偏心量補正手順のフローチャート。
【符号の説明】
1…クランパ、2…アクチュエータ、3…振動センサ、
4a…比較回路、4b…アクチュエータドライバ、5…デ
ィスク、6…スピンドルモータ、7…ピックアップアク
チュエータ、8…スピンドル構造体、9…支持脚、10
…ベース構造体、11…スピンドル構造体回転中心、1
2…偏重心補正位置、13…データ読み取り位置、14
…クランパホルダ、15…ローラ、16…樹脂、17…
クランパ母体、18…接触面、19…波形、20…波
形、21…基準値。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三枝 省三 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スピンドルモータと、前記スピンドルモー
    タに直結したターンテーブルと、前記ターンテーブル上
    にディスクをのせて前記ディスクをクランプするためタ
    ーンテーブル内あるいはクランパ内に内蔵される永久磁
    石と、データを読み取るためにレーザを用いたピックア
    ップとを備えた光ディスク装置において、 前記クランパを移動させるアクチュエータを具備するこ
    とを特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】スピンドルモータと、前記スピンドルモー
    タに直結したターンテーブルと、前記ターンテーブル上
    にディスクをのせて前記ディスクをクランプするためタ
    ーンテーブル内あるいはクランパ内に内蔵される永久磁
    石と、データを読み取るためにレーザを用いたピックア
    ップとを備えた光ディスク装置において、 前記クランパの位置を移動させるアクチュエータを設
    け、前記アクチュエータにより前記クランパの位置を移
    動させることにより前記ディスクの偏重心を補正するこ
    とを特徴とする光ディスク装置。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記ディスクの偏重心
    による振動を検知する1つ以上の振動センサを設け、前
    記振動センサの検知信号に基づいて前記アクチュエータ
    を動作量を制御する制御装置を備えたことを特徴とする
    光ディスク装置。
  4. 【請求項4】請求項1において、前記クランパの質量を
    前記ディスクと同等以上の質量とすることを特徴とする
    光ディスク装置。
  5. 【請求項5】請求項2において、前記アクチュエータが
    前記クランパの側方に衝撃力を与えて位置を移動させる
    機構であることをを特徴とする光ディスク装置。
  6. 【請求項6】請求項1において、前記クランパの位置を
    ディスクが発生する偏重心のある方向とは逆方向に移動
    させて偏重心を補正することを特徴とする光ディスク装
    置。
  7. 【請求項7】請求項3において、前記振動センサは、加
    速度、速度、変位または力を検出することを特徴とする
    光ディスク装置。
JP8244446A 1996-09-17 1996-09-17 光ディスク装置 Pending JPH1092093A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008072307A1 (ja) * 2006-12-12 2008-06-19 Fujitsu Limited バランス修正装置及び方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008072307A1 (ja) * 2006-12-12 2008-06-19 Fujitsu Limited バランス修正装置及び方法

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