JPH1091966A - 光ディスク - Google Patents

光ディスク

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JPH1091966A
JPH1091966A JP24278796A JP24278796A JPH1091966A JP H1091966 A JPH1091966 A JP H1091966A JP 24278796 A JP24278796 A JP 24278796A JP 24278796 A JP24278796 A JP 24278796A JP H1091966 A JPH1091966 A JP H1091966A
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JP
Japan
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address data
address
track
optical disk
recorded
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JP24278796A
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English (en)
Inventor
Sukeaki Matsumaru
祐晃 松丸
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の光りディスクは、基準となるプリピッ
トおよびグルーブにより、プリピットの変移量および対
称性を容易に確認できなかった. 【解決手段】 光ディスクのトラックの1トラック以上
を、プリピット列若しくはグルーブとした光ディスク。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクに関す
る。
【0002】
【従来の技術】光ディスクについては、コロナ社から出
版されている“ビデオディスクとDVD入門:岩村總一
編者”のp.151〜196に述べられている。光ディ
スクの原盤プロセスを簡単に説明すると、まずガラス原
盤と呼ばれる円盤状のガラス基板に表面処理を行う。こ
れは次のプロセスで塗布するフォトレジストが疎水性で
あり、ガラス原盤の表面が親水性であるため密着しにく
いので、ガラス原盤の表面を疎水性にするための処理で
ある。この処理は通常ヘキサメチルジシラザンが用いら
れている。次に、フォトレジストを所定膜厚になるよう
に原盤を回転しながら塗布する。フォトレジストを塗布
したガラス原盤を、フォトレジストの溶媒を揮発させる
ためベーキング処理を行う。このフォトレジストを塗布
したガラス原盤に、レーザ光を集光して光ディスクのフ
ォーマットを記録する露光装置にて記録する。記録した
ガスラ原盤を現像することによりピットあるいはグルー
ブが形成される。通常、フォーマッとの部分でグルーブ
以外のレジストの残った部分をランド部と称している。
【0003】このプロセスの中の記録についてもう少し
詳しく述べる。原盤露光装置では、ガラス原盤にフォー
マットを記録する場合、フォーマッタと呼ばれる信号源
が必要になる、光ディスクのフォーマットは、光ディス
クに対応した信号が発生される。露光装置は、原盤にフ
ォーカスをかけ、トラックピッチに対応した送り制御を
行い、光ディスクの回転軸を中心としてディスク上にス
パイラル状又は同心円状にトラックを形成する。このト
ラック1周分を複数分割してセクタを構成する。セクタ
は、アドレス部、フラグ部、およびデー部とバッファ部
より構成されている。
【0004】図7に、従来の光ディスクのアドレス部と
データ部との関係を示す。なお、以下の図面では、フラ
グ部およびバッファ部は省略する。図7において、デー
タ部13には、グルーブ115が形成され、例えば、相
変化媒体を利用してグルーブ115内に、マークの形
成、消去およびマーク長の変化により情報の記録再生を
行う。
【0005】また、アドレス部11には、アドレスデー
タをプリピット110で記録している。そして、このア
ドレスデータが1つおきにトラックピッチTp(ディス
ク半径方向に隣接する両グルーブ中心線(一点鎖線で図
示)間の距離)に対して1/4トラックずれたところに
位置するように記録する。例えば、図7に示すように、
同じアドレスデータが4回繰り返される場合(第1のア
ドレスデータ111,第2のアドレスデータ112,第
3のアドレスデータ113,第4のアドレスデータ11
4)、第1のアドレスデータ111と第3のアドレスデ
ータ113をディスクの内周方向に1/4トラック分移
動し、第2のアドレスデータ112と第4のアドレスデ
ータ114を光ディスクの外周方向に1/4トラック分
移動し、グルーブ115は移動せずに記録することにな
る。なお、上記のように、各アドレスデータを1/4ト
ラック移動させるのは、ランド部あるいはグルーブ部に
トラッキングをかけたときでもアドレスデータを読める
ようにするためである。この変移量が非対称性になる
と、片側ではアドレスデータが読めるが、もう一方では
読めないということが生じる。このフォーマットでは、
アドレスデータの変移量と対称性が重要になる。
【0006】そして、従来、上記のフォーマットを記録
したガラス原盤で、アドレスデータの変移量および対称
性を確認するために、非接触で確認できる光学顕微鏡を
用いて確認していた。しかしながら、アドレスデータ部
では、同一場所では同一方向に同量だむけプリピットが
変移しているため、アドレスデータの変移量を確認する
のが非常に困難であった。上記のように、確認ができな
いとガラス原盤からディスクを作成しても不良品となっ
てしまい、歩留まりも低下する。また、出来上がったデ
ィスクの変移量および対称性を、走査型電子顕微鏡など
で確認する場合でも、観察領域が限定されているため、
断面を見たときに、プリピットはプリピットのみ、グル
ーブはグルーブのみとなり、トラックピッチしか確認で
きないという問題点を有するものであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の光ディスクでは、プリピットはトラックピッチの等間
隔で並んでおり、比較対象つまり基準とするものがない
ため、変移量および両方向の非対称性が非常に確認しに
くかった。このために、原盤記録後、容易にアドレス部
に記録されたプリピットの変移量および対称性を確認で
きなという問題点があった。
【0008】本発明は、上記問題点を解決するためのも
のであり、光ディスク(原盤)製造時のフィードバック
の時間が短縮され、歩留まりも向上する光ディスクを提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の光ディスクは、
光ディスク上にスパイラル状又は同心円状に、少なくと
もアドレス部および案内溝内に情報を記録するデータ部
からなるセクタが複数集まったトラックを複数形成し、
前記アドレス部には、複数のピットにより複数回アドレ
スデータが記録され、該複数回記録されたアドレスデー
タの各々が、隣接するアドレスデータが互いに、各トラ
ックの略光ディスクの円周方向の中心線から前記トラッ
クの光ディスクの半径方向間隔幅から略1/4トラック
ずれたところに位置する光ディスクであって、少なくと
も前記アドレス部の領域の一部で、前記案内溝と前記光
ディスクの円周方向が略一致した位置に、前記情報およ
び前記アドレスデータとは異なる情報を記録したことを
特徴とするものである。
【0010】そして、上記本発明の光ディスクによれ
ば、容易にプリピットの変移量および対称性をプリピッ
ト列または連続グルーブに重なったプリピットの残り部
分の量で確認できるため、光ディスク(原盤)製造時の
フィードバックの時間が短縮され、歩留まりも向上する
光ディスクを提供できるものである。
【0011】また、前記情報および前記アドレスデータ
とは異なる情報は、ピット列で記録されることを特徴と
するものである。そして、上記本発明の光ディスクによ
れば、従来プリピットとクルーブから構成されているト
ラックの少なくとも1本以上にプリピット列を重ねるこ
とにより、原盤を記録・現像してすぐに非接触の評価装
置、例えば光学顕微鏡などで、プリピットの変移量およ
び対称性の確認を、プリピット列が重なっているピット
の残り部分の量で容易に確認できる。また、プリピット
の変移量および対称性の確認を、ディスクを形成しなく
ても、事前に把握できるため、歩留まりも向上する。
【0012】また、前記情報および前記アドレスデータ
とは異なる情報は、連続する案内溝で記録されることを
特徴とするものである。そして、上記本発明の光ディス
クによれば、従来プリピットとグルーブから構成されて
いるトラックの少なくとも1本以上にグルーブを重ねる
ことにより、原盤を記録・現像してすぐに非接触の評価
装置、例えば光学顕微鏡などで、プリピットの変移量お
よび対称性の確認が、グルーブが重なっているピットの
残り部分の量で容易にでき、ディスクを成形しなくて
も、事前に把握できるため、歩留まりも向上する。
【0013】さらに、本発明の光ディスクは、光ディス
ク上にスパイラル状又は同心円状に、少なくともアドレ
ス部および案内溝内に情報を記録するデータ部からなる
セクタが複数集まったトラックを複数形成し、前記アド
レス部には、複数のピットにより複数回アドレスデータ
が記録され、該複数回記録されたアドレスデータの各々
が、隣接するアドレスデータが互いに、各トラックの略
光ディスクの円周方向の中心線から前記トラックの光デ
ィスクの半径方向間隔幅から略1/4トラックずれたと
ころに位置する光ディスクであって、少なくとも前記ア
ドレス部の領域の一部で、前記案内溝と前記光ディスク
の円周方向が略一致した位置に、前記情報および前記ア
ドレスデータとは異なる情報のみを記録したことを特徴
とするものである。
【0014】そして、上記本発明の光ディスクによれ
ば、容易にプリピットの変移量および対称性をプリピッ
トからプリピット列または連続グルーブまでの間隔で確
認できるため、光ディスク(原盤)製造時のフィードバ
ックの時間が短縮され、歩留まりも向上する光ディスク
を提供できるものである。
【0015】また、前記情報および前記アドレスデータ
とは異なる情報は、ピット列で記録されることを特徴と
するものである。そして、上記本発明の光ディスクによ
れば、従来プリピットとグルーブから構成されているト
ラックの少なくとも1本以上にプリピット列を記録する
ことにより、原盤を記録・現像してすぐに非接触の評価
装置、例えば光学顕微鏡などで、プリピットの変移量お
よび対称性の確認を、プリピットからプリピット列まで
の間隔で容易に確認できる。また、プリピットの変移量
および対称性の確認を、ディスクを形成しなくても、事
前に把握できるため、歩留まりも向上する。
【0016】また、前記情報および前記アドレスデータ
とは異なる情報は、連続する案内溝で記録されることを
特徴とするものである。そして、上記本発明の光ディス
クによれば、従来プリピットとグルーブから構成されて
いるトラックの少なくとも1本以上に連続グルーブを記
録することにより、原盤を記録・現像してすぐに非接触
の評価装置、例えば光学顕微鏡などで、プリピットの変
移量および対称性の確認を、プリピットから連続グルー
ブまでの間隔で容易に確認できる。また、プリピットの
変移量および対称性の確認を、ディスクを成形しなくて
も、事前に把握できるため、歩留まりも向上する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例を説明する。 (本発明の光ディスクの概要)図1は、本発明の光ディ
スクの概要を示した図である。
【0018】光ディスク1は、情報の再生若しくは記録
の少なくとも一方および記録再生を行なう装置に固定す
るための、中心穴5を有し、少なくとも片面には、トラ
ック3が複数形成されており、1つのトラック3は、セ
クタ10が複数集まったものである。このセクタ10
は、以下のアドレス部11,フラグ12,データ13,
バッファ部14からなる。
【0019】アドレス部11は、以下に述べるデータ部
のヘッダ情報(情報の記録位置情報)が記憶されてい
る。ヘッダ情報(情報の記録位置情報)は、アドレス番
号を示すセクター番号とトラック番号、およびランド・
グルーブ識別情報などである。セクタ番号は、該セクタ
の光ディスク1上の物理的な番地を表す。
【0020】トラック番号は、光ディスク1上の物理的
なトラックの番号を表す。なお、トラック番号は、光デ
ィスク1上の物理的なトラックの番号を表す場合と、1
トラック分のセクター数で1トラックとなる論理的なト
ラックの番号を表す場合がある。
【0021】ランド・グルーブ識別情報は、該トラック
がランドトラックであるかグルーブトラックであるかを
示す。フラグ部12は、すでに該セクタが情報の記録済
であるか欠陥ブロックであるか、或いは、既に情報が削
除されたブロックであるか等を示す。
【0022】データ部13は、ユーザが記録したい情報
を記録する領域、若しくはあらかじめ情報を記録してお
く領域である。バッファ部14は、上記データ部13に
情報を記録するとき、光ディスク1に回転変動があって
も次のセクタアドレス部11の先端を書きつぶさないよ
うにするために設ける。
【0023】上記光ディスク1は、大きくデータトラッ
クエリア102とコントロールトラックエリア105に
分かれている。データトラックエリア102は、情報を
記録する領域である。
【0024】コントロールトラックエリア105は、例
えば、本光ディスク1の仕様(総記録容量、ユーザ使用
可能容量、記録されている情報のインデックス)などの
記録に用いられ、例えばプリピットで記録されている。
【0025】なお、上記コントロールトラックエリア1
05,データトラックエリア102は、ディスク半径方
向において、内周側から、コントロールトラックエリア
105,データトラックエリア102が形成されるよう
に図示しているが、これに限定されるものではない。例
えば、データトラックエリア102をディスク半径方向
に2分割し、これらの間にコントロールトラックエリア
105を設けても構わない。
【0026】(アドレス部11にプリピット列を形成す
る例)図2(a)は、本発明に係る光ディスクの一部
に、プリピット列1100を形成した場合のプリピット
とグルーブの関係図である。つまり、図2(a)では、
の位置にグルーブ115幅相当で形成するものである。
【0027】なお、図2(a)では、プリピット列11
00が1トラックに形成されているように図示したが、
これに限定されるものではない。例えば、プリピット列
1100を複数トラック形成しても構わないし、上記し
たように、ディスク半径方向に、中心穴5の外周側にプ
リピット列1100を複数トラック形成(コントロール
ラックエリア105)し、その外周側にデータトラック
エリア102を形成しても構わない。
【0028】(本実施例の効果)本実施例によれば、従
来プリピットとグルーブから構成されているトラックの
少なくとも1本以上をプリピット列とすることにより、
原盤を記録・現像してすぐに非接触の評価装置、例えば
光学顕微鏡などで、プリピットの変移量および対称性の
確認がプリピット列が重なっているピットの残り部分の
量で容易に行うことができるので、ディスクを成形しな
くとも事前に把握できるため歩留まりも向上する。
【0029】(アドレス部11およびデータ部13の一
部にプリピット列を形成する例)図2(b)は、本発明
に係る光ディスクの一部に、プリピット列1100を形
成した場合のプリピットとグルーブの関係図である。つ
まり、図2(b)では、アドレス部11およびデータ部
13の一部に、プリピット列1100を、1本のグルー
ブ115相当の位置に形成するものである。
【0030】なお、図2(b)では、プリピット列11
00が1トラック形成されているように図示したが、こ
れに限定されるものではない。例えば、プリピット列1
100を複数トラック形成しても構わないし、上記した
ように、ディスク半径方向に、中心穴5の外周側にプリ
ピット列1100を複数トラック形成(コントロールト
ラックエリア105)し、その外周側にデータトラック
エリア102を形成しても構わない。
【0031】(本実施例の効果)本実施例によれば、従
来プリピットとグルーブから構成されているトラックの
少なくとも1本以上をプリピット列とすることにより、
原盤を記録・現像してすぐに非接触の評価装置、例えば
光学顕微鏡などで、プリピットの変移量および対称性の
確認がプリピット列を基準にプリピットまでの間隔を確
認することにより容易に行うことができるので、ディス
クを成形しなくとも事前に把握できるため歩留まりも向
上する。
【0032】(アドレス部11の一部にグルーブを重ね
形成する例)図3は、本発明に係る光ディスクの一部
に、1本のグルーブ115をに対して1/4トラックず
らさずに、プリピット110と連続グルーブ300の両
方を形成した場合のプリピットとグルーブの関係図であ
る。つまり、図3では、例えばデータ部13のグルーブ
115−3に対するアドレス部11のアドレスデータの
プリピットとして、互いに1/4トラックずらして形成
された第1のアトレスデータ111と第2のアドレスデ
ータ112,第3のアドレスデータ113と第4のアド
レスデータ114の各一部に、連続グルーブ300(デ
ータ部13のグルーブ115−3を延ばして形成)を形
成するものである。
【0033】(本実施例の効果)本実施例によれば、従
来プリピットとグルーブから構成されているトラックの
少なくとも1本以上にグルーブを重ねることにより、原
盤を記録・現像してすぐに非接触の評価装置、例えば光
学顕微鏡などで、プリピットの変移量および対称性の確
認をグルーブが重なっているピットの残り部分の量で容
易に確認でき、ディスクを成形しなくとも事前に把握で
きるため歩留まりも向上する。
【0034】(アドレス部11の一部にグルーブのみを
形成する例)図4は、本発明に係る光ディスクの一部
に、1本のグルーブ115−3に対して1/4トラック
ずらさずに、プリピット110なしの連続グルーブ30
0を形成した場合のプリピットとグルーブの関係図であ
る。つまり、図4では、例えばデータ部13のグルーブ
115−3に対するアドレス部11のアドレスデータの
プリピットとして、互いに1/4トラックずらして形成
された第1のアドレスデータ111と第2のアドレスデ
ータ112,第3のアドレスデータ113と第4のアド
レスデータ114の各一部にを形成せずに、該領域に、
連続グルーブ300(データ部13のグルーブ115−
3を延ばして形成)を形成するものである。なお、図6
は、図4の光ディスクの一部を示した斜視図である。
【0035】(本実施例の効果)本実施例によれば、従
来プリピットとグルーブから構成されているトラックの
少なくとも1本以上を連続グルーブとすることにより、
原盤を記録・現像してすぐに非接触の評価装置、例えば
光学顕微鏡などで、プリピットの変移量および対称性の
確認が連続グルーブを基準にプリピットまでの間隔を確
認することにより容易に行うことができるので、ディス
クを成形しなくとも事前に把握できるため歩留まりも向
上する。
【0036】(露光装置の概要)図5に露光装置のブロ
ック図を示す。露光装置に搭載されたレーザ源6から出
射されたレーザ光(例えば、波長458nmのアンゴン
レーザ)は、まずEO変調器(Elector−Opt
ic Modulator)807に導かれる。このE
O変調器807でレーザノイズの除去を行う。このEO
変調器807を出たレーザ光は、ミラー808,80
9,810により3ビームになる。3ビームは、ディス
ク外周側へ変移したプリピット(例えば、図4では、プ
リピット110−out)を記録するレーザ光817,
内周側へ変移したプリピット(例えば、図4では、プリ
ピット110−in)を記録するレーザ光819および
グルーブ(例えば、図4では、グルーブ115−1)を
記録するレーザ光818である。これらのレーザ光は、
AO変調器(Acousto−Optic Modul
ator)811,812,813にて所定のパワーに
なるように光量制御がかけられたものである。光量制御
されたレーザ光817,818,819は、次のAO変
調器814,815,816においてフォーマッタ82
0からのフォーマット信号に応じてレーザ光をON/O
FFする。このレーザ光が、ミラー821,822,8
23により、各々のビームを合成し、これらのレーザ光
をミラー824を介して、対物レンズ825に導き、ガ
ラス原盤に集光され、プリピット110あるいはグルー
ブ115若しくはプリピット列1100を記録する。
【0037】(図5の露光装置の動作説明)まず、第1
のアドレスデータ111がきたとき、AO変調器816
(ディスク内周側へ変移したプリピッド110を記録す
るレーザ光819を制御)のみ動作し、他のAO変調器
814(ディスク外周側へ変移したプリピットを記録す
るレーザ光817を制御),815(グルーブを記録す
るレーザ光818を制御)は動作しない。AO変調器8
16には、アドレスデータに対応した信号がフォーマッ
タ820から送られ、これに応じたプリピット110を
記録する。
【0038】次に、第2のアドレスデータ112がきた
とき、AO変調器817のみ動作し、他のAO変調器8
15,816は動作しない。AO変調器817にアドレ
スデータに対応した信号がフォーマッタ820から送ら
れ、これに応じたプリピット110を記録する。
【0039】次に、第3のアドレスデータ113がきた
とき、上記第1のアドレスデータ111の場合と同様
に、AO変調器816のみ動作し、他のAO変調器81
4,815は動作しない。AO変調器816にアドレス
データに対応した信号がフォーマッタ820から送ら
れ、これに応じたプリピット110を記録する。
【0040】次に、第4のアドレスデータ114がきた
とき、上記第2のアドレスデータ112の場合と同様
に、AO変調器814のみ動作し、他のAO変調器81
5,816は動作しない。AO変調器814には、アド
レスデータに対応した信号がフォーマッタ820から送
られ、これに応じたプリピット110を記録する。
【0041】そしてデータ部13にあるグルーブ115
の記録になる。この場合AO変調器815のみ動作し、
他のAO変調器814,815は動作しない。AO変調
器815には、グルーブ115に対応した信号がフォー
マッタ820から送られ、これに応じたグルーブ115
を記録する。
【0042】(図2乃至図4のディスクの記録方法) (図2(a)の光ディスクの記録方法)図2(a)の場
合、上記(図5の露光装置の動作説明)に加えて、フォ
ーマッタ820からの出力を変更し、実際に必要とされ
ているアドレス部11のプリピット110(第1乃至第
4のアドレスデータ111乃至114)およびデータ部
13のグルーブ115に加えて、グルーブ115−3の
ディスク円周方向にプリピット列1100をアドレス部
11およびデータ部13に形成する。つまり、該領域で
は、AO変調器814,816に加えて、AO変調器8
15をON/OFFさせ、プリピット110およびプリ
ピット列1100のトラックを形成する。
【0043】なお図2(a)では、グルーブ115−3
と略同じ幅を有するプリピット列1100は、略等間隔
で略同一形状の継続グルーブ1100−1で形成してい
るが、例えば、継続グルーブ1100−1同士の間隔お
よひ継続グルーブ1100−1のトラック方向長さを各
々変えることも可能である。
【0044】(本実施例の効果)本実施例によれば、従
来プリピットとグルーブから構成されているトラックの
少なくとも1本以上をプリピット列とすることにより、
原盤を記録・現像してすぐに非接触の評価装置、例えば
光学顕微鏡などで、プリピットの変移量および対称性の
確認がプリピット列が重なっているピットの残り部分の
量で容易に行うことができるので、ディスクを成形しな
くとも事前に把握できるため歩留まりも向上する。
【0045】(図2(b)の光ディスクの記録方法)図
2(b)の場合、上記(図5の露光装置の動作説明)に
加えて、フォーマッタ820からの出力を変更し、実際
に必要とされているアドレス部11のプリピット110
(第1乃至第4のアドレスデータ111乃至114)お
よびデータ部13のグルーブ115に加えて、グルーブ
115−3のディスク円周方向にプリピット列1100
をアドレス部11およびデータ部13に形成する。つま
り、該領域では、AO変調器814,816を動作させ
ず、AO変調器815のみを動作させ、プリピット列1
100だけのトラックを形成する。
【0046】但し、図2(b)の場合は後述する図3と
異なり、プリピット列1100が形成される領域には、
アドレス部11のプリピット110(第1乃至第4のア
ドレスデータ11乃至114)を形成しない。このた
め、アドレスデータを形成する場合、図5のレーザ光8
17,818,819を用いるが、プリピット列110
0を形成するトラックでは、レーザ光818(グルーブ
を記録するレーザ光)のみとし、レーザ光817(ディ
スク外周側へ変移したプリピットを記録するレーザ
光),819(ディスク内周側へ変移したプリピット1
10を記録するレーザ光)は照射しないようAO変調器
814,816を制御する。さらに、AO変調器815
はグルーブ115とは異なり、プリピット110を形成
するAO変調器814,816と同等に、信号に対し、
レーザ光をON/OFFして記録される。
【0047】(本実施例の効果)本実施例によれば、従
来プリピットとグルーブから構成されているトラックの
少なくとも1本以上をプリピット列とすることにより、
原盤を記録・現像してすぐに非接触の評価装置、例えば
光学顕微鏡などで、プリピットの変移量および対称性の
確認がプリピット列を基準にすることにより容易に行う
ことができるので、ディスクを成形しなくとも事前に把
握できるため歩留まりも向上する。
【0048】(図3の光ディスクの記録方法)図3の場
合、上記(図5の露光装置の動作説明)に加えて、フォ
ーマッチ820からの出力を変更し、実際に必要とされ
ているアドレス部11のプリピット110(第1乃至第
4のアドレスデータ111乃至114)およびデータ部
13のグルーブ115に加えて、グルーブ115−3の
位置に連続グルーブ300を形成する。つまり、該領域
では、AO変調器814,816を動作させ、AO変調
器815も動作させ、グルーブ115−3のラックを形
成する。
【0049】なお、上記連続グルーブ300は、ディス
ク最内周つまり1番最初のトラックあるいはディスク最
外周つまり1番最後のトラックでは、対称性を確認でき
ないので意味がない、そのため、本実施例では、フォー
マッタ820で例えばディスク内周側から3番目のトラ
ックに連続グルーブ300を記録するようにした。そし
て、該トラック(グルーブ115−3およびプリピット
列1100)は1本以上あれば、変移量および対称性を
容易に確認できる。
【0050】なお、連続グルーブ300は、第1乃至第
4のアドレスデータ111乃至114を形成した上で形
成しても、アドレスデータ111乃至114形成時に同
時に作成しても構わない。
【0051】(本実施例の効果)上記実施例によれば、
通常のアドレスデータ111乃至114およびグルーブ
115を記録するのと同様に、フォーマッタ820だけ
変更でグルーブ115−3を記録する部分の入力信号を
ONに変更するのみ(連続グルーブ300に対応する期
間ONする)で、容易に形成できる。
【0052】(図4の光ディスクの記録方法)図4の場
合、上記(図5の露光装置の動作説明)に加えて、フォ
ーマッチ820からの出力を変更し、実際に必要とされ
ているアドレス部11のプリピット110(第1乃至第
4のアドレスデータ111乃至114)およびデータ部
13のグルーブ115に加えて、グルーブ115−3の
位置に連続グルーブ300を形成する。つまり、該領域
では、AO変調器814,816を動作させず、AO変
調器815のみ動作させ、グルーブ115−3だけのト
ラックを形成する。
【0053】但し、図4の場合は図3と異なり、連続グ
ルーブ300が形成される領域には、アドレス部11の
プリピット110(第1乃至第4のアドレスデータ11
1乃至114)を形成しない。このため、アドレスデー
タを形成刷る場合、図5のレーザ光817,818,8
19を用いるが、連続グルーブ300を形成するトラッ
クでは、レーザ光818(グルーブを記録するレーザ
光)のみとし、レーザ光817(ディスク外周側へ変移
したプリピットを記録するレーザ光),819(ディス
ク内周側へ変移したプリピット110を記録するレーザ
光)は照射しないようAO変調器814,816を制御
する。
【0054】(本実施例の効果)上記実施例によれば、
フォーマッタ820だけの変更で、通常のアドレスデー
タ111乃至114およびグルーブ115は入力信号を
OFFにし、グルーブ115−3を記録する部分の入力
信号をONに変更するのみ(連続グルーブ300に対応
する期間ONする)で、容易に形成できる。
【0055】以上にように、本発明の光ディスクのプリ
ピットとグルーブの関係をあらわしたのが、上記した図
2,3,4となる。このようにプリピット列,グルーブ
が形成されると、プリピット列およびグルーブを基準と
して両隣のプリピットまでのランド部の間隔あるいはプ
リピットのかかっているグルーブの量を確認すること
で、容易に変移量および両方向の非対称性確認できる。
【0056】なお、上述した全ての実施例では、アドレ
ス部11の第1のアドレスデータ111と第3のアドレ
スデータ113がディスク内周方向、第2のアドレスデ
ータ112と第4のアドレスデータ114がディスク外
周方向に変移するような構成にしたが、この逆でも構わ
ないし、アドレス部11の第1のアドレスデータ111
と第2のアドレスデータ112がディスク内周方向、第
3のアドレスデータ113と第4のアドレスデータ11
4がディスク外周方向に変移するような構成でもかまわ
ない。またその逆でもかまわない。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、従
来の光ディスクのトラックの一部に、トラックピッチに
対して1/4トラックづらさず、少なくとも1本以上の
プリピット列,プリピットなしの連続グルーブとする。
または光ディスクのトラックの少なくとも1本以上をプ
リピットとグルーブ両方を記録することで、容易にプリ
ピットの変移量および対称性を確認できるので光ディス
ク(原盤)製造時のフィードバックの時間が短縮され、
歩留まりも向上する光ディスクを提供できるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 光ディスクの概要図。
【図2】 本発明の光ディスクにおけるアドレス部およ
びデータ部の一部にプリピット列を記録したプリピット
とグルーブの関係図。
【図3】 本発明の光ディスクのトラックの一部に、プ
リピットとグルーブの両方を記録したプリピットとグル
ーブの関係図。
【図4】 本発明の光ディスクのトラックの一部に、グ
ルーブを記録したプリピットとグルーブの関係図。
【図5】 本発明の光ディスクを記録するための露光装
置のブロツ図。
【図6】 図4の光ディスクの一部を示した斜視図。
【図7】 従来の光ディスクのプリピットとグルーブの
関係図。
【符号の説明】
1…ディスク(ガラス原盤) 3…トラック 5…中心穴 10…セクタ 11…アドレス部〜12…フラグ部 13…データ部 〜14…バッファ部 110…プリピット 1100…プリピット列 1100−1…断続グルーブ 102…データトラックエリア 105…コントロールトラックエリア 111…第1のアンドレスデータ 112…第2のアンドレスデータ 113…第3のアンドレスデータ 114…第4のアンドレスデータ 115…グルーブ 300,310…連続グルーブ 806…レーザ源 807…EO変調器 808,809,810…ミラー 811,812,813,814,815,816…A
O変調器 817…外周側へ変移したプリピットを記録するレーザ
光 818…グルーブあるいはピットを記録するレーザ光 819…内周側へ変移したプリピットを記録するレーザ
光 820…フォーマッタ 821,822,823,824…ミラー 825…対物レンズ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ディスク上にスパイラル状又は同心円状
    に、少なくともアドレス部及び案内溝内に情報を記録す
    るデータ部からなるセクタが複数集まったトラックを複
    数形成し、 前記アドレス部には、複数のピットにより複数回アドレ
    スデータが記録され、該複数回記録されたアドレスデー
    タの各々が、隣接するアドレスデータが互いに、各トラ
    ックの略光ディスクの円周方向の中心線から前記トラッ
    クの光ディスクの半径方向間隔幅から略1/4トラック
    ずれたところに位置する光ディスクであって、 少なくとも前記アドレス部の領域の一部で、前記案内溝
    と前記光ディスクの円周方向が略一致した位置に、前記
    情報及び前記アドレスデータとは異なる情報を記録した
    ことを特徴とする光ディスク。
  2. 【請求項2】前記情報及び前記アドレスデータとは異な
    る情報は、ピット列で記録されることを特徴とする請求
    項1記載の光ディスク。
  3. 【請求項3】前記情報及び前記アドレスデータとは異な
    る情報は、連続する案内溝で記録されることを特徴とす
    る請求項1記載の光ディスク。
  4. 【請求項4】光ディスク上にスパイラル状又は同心円状
    に、少なくともアドレス部および案内溝内に情報を記録
    するデータ部からなるセクタが複数集まったトラックを
    複数形成し、前記アドレス部には、複数のピットにより
    複数回アドレスデータが記録され、 該複数回記録されたアドレスデータの各々が、隣接する
    アドレスデータが互いに、各トラックの略光ディスクの
    円周方向の中心線から前記トラックの光ディスクの半径
    方向間隔幅から略1/4トラックずれたところに位置す
    る光ディスクであって、 少なくとも前記アドレス部の領域の一部で、前記案内溝
    と前記光ディスクの円周方向が略一致した位置に、前記
    情報および前記アドレスデータとは異なる情報のみを記
    録したことを特徴とする光ディスク。
  5. 【請求項5】前記情報および前記アドレスデータとは異
    なる情報は、ピット列で記録されることを特徴とする請
    求項4記載の光ディスク。
  6. 【請求項6】前記情報および前記アドレスデータとは異
    なる情報は、連続する案内溝で記録されることを特徴と
    する請求項4記載の光ディスク。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1327703C (zh) * 2000-06-22 2007-07-18 日本先锋公司 信息输出记录系统及其方法和信息记录媒体

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