JPH1091959A - 情報記録方法及び情報記録装置 - Google Patents

情報記録方法及び情報記録装置

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JPH1091959A
JPH1091959A JP24169096A JP24169096A JPH1091959A JP H1091959 A JPH1091959 A JP H1091959A JP 24169096 A JP24169096 A JP 24169096A JP 24169096 A JP24169096 A JP 24169096A JP H1091959 A JPH1091959 A JP H1091959A
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recording
shape
groove
land
information signal
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JP24169096A
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Naoki Morishita
直樹 森下
Katsumi Suzuki
克己 鈴木
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ランド/グルーブ記録方式によってランドと
グルーブに情報信号を記録可能な情報記録媒体上の記録
領域に、情報信号のオーバーライトを繰り返した際に生
ずる記録膜の欠陥発生を抑制する。 【解決手段】 ランドとグルーブとが略1周分ごとに交
互に繰り返されながら螺旋状に形成された記録領域のう
ち、或る特定のランドとグルーブとから成る特定領域内
に形成されたグルーブのみに情報信号の記録を行う第一
のステップ37と、この第一のステップ37によってグ
ルーブのみへ情報信号を記録した後に、前記特定領域内
に形成されたランドのみに情報信号の記録を行う第二の
ステップ38と、によって情報信号を記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報記録媒体への
情報信号の記録方法及びこの方法を用いて情報信号の記
録を行う情報記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、大容量メモリとして光ディスクな
どの情報記録媒体が注目されている。このような情報記
録媒体は、CD(コンパクトディスク)に代表される再
生専用型、CD−R(1回のみ追記可能なコンパクトデ
ィスク)に代表される1回追記型、コンピュータ等の外
付けメモリとして使用され、情報の書き換え・重ね書き
(以下、オーバライトと称する。)が多数回可能なFD
(フロッピーディスク)などに代表される書き換え可能
型の3種類に大別される。
【0003】さらに書き換え可能型は、光磁気ディスク
と相変化ディスクに大別される。このうち、相変化ディ
スクはレーザビーム照射などの光照射によって非晶質と
結晶質との間で可逆的な相変化をする記録膜が用いられ
る。この記録膜に、情報信号に対応して非晶質相と結晶
質相の部分を作ることで、情報信号の記録がなされる。
そして、その相の違いに基づく反射率の差異によって、
記録された情報信号の再生がなされる。
【0004】この相変化ディスクにおいて、レーザビー
ムが照射された部分が非晶質になるか否かはレーザビー
ムが照射された部分が記録膜を構成する材料の融点(あ
るいは結晶化温度)を越えるか否かのみに依存する。そ
のため、相変化ディスクはレーザビームの照射強弱を変
調させることのみによって、情報信号のオーバライトが
可能であるという利点を有する。
【0005】一方、相変化ディスクにおける欠点として
は、情報信号のオーバライトを繰り返したときの記録膜
の劣化が挙げられる。この記録膜の劣化は、次に説明す
る物質流動現象に伴う記録膜中での欠陥発生による。
【0006】この物質流動現象とは、相変化ディスクへ
の情報信号のオーバーライト時に、いったん融点を越え
るまで熱を与えられた後に急冷されて非晶質とされる記
録膜が、このレーザービーム照射時に一時的に溶けるた
め、同一部分のオーバーライトを繰り返すとレーザービ
ーム照射による走査に伴って物質の流動を生ずる現象を
いう。上記記録膜の劣化は、この物質流動現象によって
生ずる記録膜の物質的な偏りがもたらす構造的な欠陥が
原因となる。
【0007】図8に、この物質流動を防止する方法とし
て提案されている光ディスクの構成を示す。図8(a)
に示す光ディスクは、プラスチックなどから成る透明基
板1と、レーザービーム照射によって溶解された記録膜
4に穴が明かないように押さえ込む誘電体膜2と、記録
膜4との相対的な表面張力を小さくし、記録膜4の流動
を抑える働きをする二酸化珪素などから成る接着層3
と、情報信号の変化を相変化による光学特性変化として
記録する記録膜4と、上記と同様の接着層5と、上記と
同様の誘電体膜6と、照射されたレーザービームを反射
するアルミニウムなどから成る反射膜7と、これらの膜
を保護する保護層8と、を記載の順序で積層させた構成
から成る。また、図8(b)に示す光ディスクでは、図
8(a)に示した上記光ディスクの接着層3及び5に替
えて、記録膜4中にレーザービームを照射しても溶解し
ないような高融点材料13を混入させて記録膜4の流動
を抑えている。
【0008】なお、図8に示した従来の光ディスクは、
土手形状に形成されたランド形状記録トラック(以下、
ランドと称す)61及び63、並びに溝形状に形成され
たグルーブ形状記録トラック(以下、グルーブと称す)
62及び64によって、凹凸形状が記録膜4に形成され
ている。このような構成から成る光ディスクにおいて
は、ランド記録方式(若しくはグルーブ記録方式)とし
て、ランド(若しくはグルーブ)の位置に存在する記録
膜のみに情報信号の記録が行われる。ランド記録方式
(若しくはグルーブ記録方式)では、記録トラックとな
るランド(若しくはグルーブ)の所定位置へのレーザー
ビーム照射制御を行うことが可能となるように、各々の
ランド(若しくはグルーブ)の間にグルーブ(若しくは
ランド)が設けられている。
【0009】なお、このランド(若しくはグルーブ)に
隣接して設けられたグルーブ(若しくはランド)は、こ
のランド(若しくはグルーブ)へのレーザービーム照射
によって発生した熱の伝搬を防止(アイソレーション)
する働きも有している。このアイソレーション効果のた
め、記録トラック間での熱の伝搬はほとんどなく、前記
の物質流動による欠陥が記録トラック間で広がることも
ない。
【0010】ところで、上記光ディスクのような情報記
録媒体の大容量化を促し、記録密度を向上させるものと
して、螺旋状あるいは同心円状で光ディスクに形成され
たランド(土手)とグルーブ(溝)から成る情報信号の
記録トラックにおいて、ランド/グルーブ/ランド/グ
ルーブのように隣接するランドとグルーブとを交互にレ
ーザビーム照射することによって、情報信号の記録を行
うランド/グルーブ記録(以下、L/G記録と称す。)
という方法による情報信号の記録が提案されている。
【0011】図9によって、近年のDVD−RAM規格
に基づいてこのL/G記録がなされる情報記録媒体の基
板における溝の切り方についての説明を行う。図9で明
らかなように、このDVD−RAM規格によれば、N番
目のグルーブG(N)が略1周分だけ形成されるとその
続きには、N番目のランドL(N)が現れる。更にこの
N番目のランドL(N)が略1周分だけ形成されると、
その続きには(N+1)番目のグルーブG(N+1)が
現れる。このようにDVD−RAM規格による媒体基板
は、グルーブとランドが略1周分ごとに交互に繰り返さ
れながら、全体としては螺旋状の構造となるように溝が
形成されている。
【0012】基板上のグルーブとランドをこのような物
理形状とすることによって、情報信号の記録・再生時に
おけるレーザビーム照射は、グルーブからランドへ(及
びランドからグルーブへ)の切り替えが自動的に行われ
る。このため、グルーブとランドとの間で電気的なトラ
ックジャンプを行うことなしに一筆書きすることが可能
となる。
【0013】図10には、このようなL/G記録方式に
よって情報信号の記録が行われる光ディスクの一部断面
図を示す。この光ディスクは、グルーブ9及び11並び
にランド10及び12による凹凸形状が片面に形成され
た透明基板1と、この透明基板1の凹凸形状が形成され
た面上に設けられ、情報信号の変化に対応した光学特性
の変化を記録することが可能な記録膜4と、この記録膜
4の片面に設けられた保護膜8と、から成る。
【0014】このような光ディスクに対して、上記のL
/G記録方式による情報信号の記録は次のように行われ
る。例えば、始めにグルーブ9によって形成された記録
トラックに情報信号の記録が行われ、この記録トラック
に沿ったディスク略1周分に情報信号の記録がなされ
る。これによってこの記録トラックに対する情報信号の
記録が終了した場合には、次に、この記録トラックに隣
接して設けられているランド10によって形成された記
録トラックに情報信号の記録が行われる。そして、この
記録トラック対する情報信号の記録が上記と同様に終了
した場合には、さらに、この記録トラックに隣接して設
けられているグルーブ11によって形成された記録トラ
ックに情報信号の記録が行われる。この記録トラックへ
の情報信号の記録が終了した場合は、ランド12が形成
された記録トラックへ情報信号の記録が次に行われる。
以下同様にして、ランド/グルーブ/ランド/グルーブ
という順序で情報信号の記録がなされる。
【0015】このL/G記録においては、レーザビーム
照射による走査がグルーブに対して行われている場合に
はこのグルーブの両隣にあるランドに記録された情報信
号に対応する記録マークが光学的に見えないように、ま
たその走査がランドに対して行われている場合にはこの
ランドの両隣にあるグルーブに記録された情報信号に対
応する記録マークが光学的に見えないように、グルーブ
のランドに対する溝深さが調整される。これによってレ
ーザビームがグルーブを走査している際、このグルーブ
の両隣に存在するランドに記録された記録マークからの
再生信号によるクロストーク、及びレーザビームがラン
ドを走査しているときにこのランドの両隣にあるグルー
ブに記録された記録マークからの再生信号によるクロス
トークを軽減することができる。
【0016】さらに、このL/G記録が相変化ディスク
に対して用いられる場合には、この相変化ディスクのラ
ンド及びグルーブの幅をレーザビームのスポット径に対
して広めに設定された所定の幅とすることによって、レ
ーザビーム照射で発生した熱の広がりをランド及びグル
ーブの幅に対して相対的に抑えることにより、レーザビ
ーム照射がグルーブに対して行われる際にそのグルーブ
の両隣に設けられたランドに記録された記録マークを消
去してしまうこと(クロスイレーズ)を防止することが
可能となる。
【0017】例えば、NA(ニューメリカル アパーチ
ャ、即ち開口数)が0.6の条件下で波長680nmの
赤色レーザビームを相変化ディスクに照射する場合、ラ
ンド及びグルーブの幅を各々0.6μm以上に設定すれ
ば、レーザビーム照射による熱の広がりは隣接するグル
ーブ及びランドに記録された記録マークに影響を及ぼさ
ない。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのL/
G記録による相変化ディスクへのレーザービーム照射は
次のような問題点を有していた。即ち、ランド/グルー
ブ/ランド/グルーブのように隣接するランドとグルー
ブへのレーザービーム照射が、特定の記録トラックから
成る領域(例えば、頻繁にアドレス情報の書き換えがお
こなれるFATなどの記録領域)で多数回繰り返された
場合には、この多数回のレーザビーム照射を受けた相変
化ディスクの記録膜において、レーザビーム照射で与え
られた熱の影響によって、以下に説明するような欠陥が
発生していた。
【0019】前記したランド(若しくはグルーブ)のみ
に情報信号の記録を行うランド記録方式(若しくはグル
ーブ記録方式)においては、ランド(若しくはグルー
ブ)に隣接して設けられているグルーブ(若しくはラン
ド)がこのランド(若しくはグルーブ)へのレーザービ
ーム照射によって発生した熱の伝搬を防止(アイソレー
ション)する働きを有していたため、記録トラック間に
おける熱の伝搬及び欠陥の広がりは問題とならなかっ
た。このため、図8に示したような構成から成る光ディ
スクを用いることによって、各記録トラック内での物質
流動による欠陥発生を抑制することが出来れば十分であ
った。
【0020】しかしながら、L/G記録方式では、順次
記録される記録トラックが隣接していて熱の伝搬をアイ
ソレーションするものがなく、さらにレーザービーム照
射が所定の同一記録トラック近傍で多数回繰り返された
場合には熱の冷却が十分に為されないため、隣接する記
録トラック間で熱の伝搬が起こり、前記のように光ディ
スクの構成を工夫しても、記録トラック間での熱の伝搬
及び欠陥の広がりを抑えることは不可能であった。
【0021】本発明はこのような問題点を解決するため
になされたものであり、目的としては、L/G記録方式
によって情報信号を記録可能なランドとグルーブから成
る記録領域のうち、或る特定のランドとグルーブからな
る記録領域に情報信号のオーバーライトを繰り返し行っ
ても、記録膜における欠陥の発生を抑制することが可能
な情報信号の記録方法及びこの記録方法によって上記の
ディスクに情報信号の記録を行う情報記録装置の提供に
ある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の情報記録方法は次のようなステップから構
成され、本発明の情報記録装置はそのステップから成る
情報記録方法によって情報記録媒体に情報信号の記録を
行う手段を有する。
【0023】本発明の情報記録方法は、ランド(土手)
形状として形成され、このランド形状に沿って情報信号
を記録可能なランド形状記録トラックと、このランド形
状記録トラックに隣接し、且つこのランド形状記録トラ
ックに対してグルーブ(溝)形状として形成され、この
グルーブ形状に沿って情報信号を記録可能なグルーブ形
状記録トラックと、が略1周分ごとに交互に繰り返され
ながら螺旋状に形成された記録領域を有し、前記ランド
形状記録トラックとグルーブ形状記録トラックのうち、
互いに隣接して形成されたランド形状記録トラックとグ
ルーブ形状記録トラックへ交互に情報信号の記録が行わ
れる情報記録媒体に対して、前記記録領域のうち、特定
のランド形状記録トラックとグルーブ形状記録トラック
とから成る特定領域を設定する設定ステップと、この設
定ステップによって設定された特定領域内に形成された
グルーブ形状記録トラックのみに対して情報信号の記録
を行う第一の記録ステップと、前記設定ステップによっ
て設定された特定領域内に形成されたランド形状記録ト
ラックのみに対して情報信号の記録を行う第二の記録ス
テップと、から成ることを特徴とする。
【0024】このようなステップから成る情報記録方法
によって、情報記録媒体への情報信号の記録は次のよう
にして行われる。まず、或る情報信号が情報記録媒体に
記録される場合には、上記設定ステップにおいて、その
情報信号の記録される記録領域が上記した特定領域ある
いは通常領域の何れかに設定される。
【0025】この設定によって情報信号の記録が上記特
定領域への記録(例えば、頻繁にアドレス情報の書き換
えがおこなれるFAT領域などの記録領域への記録)と
された場合、まず第一の記録ステップとして、この特定
の記録領域内に存在する全てのグルーブ形状記録トラッ
クのみに対して情報信号の記録が行われる。即ち、この
情報信号の記録は、情報信号が記録されるグルーブ形状
記録トラックがランド形状記録トラックと隣接して形成
されているため、各グルーブ形状記録トラック間に形成
されたランド形状記録トラックを挟んで行われる。この
ような状態での情報信号の記録においては、前記したよ
うにランド形状記録トラックが熱をアイソレーションす
る作用を有することとなるため、記録トラック間での熱
の伝搬及び欠陥の広がりを抑制することが可能となる。
【0026】このグルーブ形状記録トラックのみへの情
報信号の記録を行った後、第二の記録ステップとして、
前記特定の記録領域内に存在するランド形状記録トラッ
クのみに対して情報信号の記録を行う。即ち、この情報
信号の記録は、情報信号が記録されるランド形状記録ト
ラックがグルーブ形状記録トラックと隣接して形成され
ているため、各ランド形状記録トラック間に形成された
グルーブ形状記録トラックを挟んで行われる。このよう
な状態での情報信号の記録においては、第一の記録ステ
ップの場合と同様に、グルーブ形状記録トラックが熱を
アイソレーションする作用を有することとなるため、記
録トラック間での熱の伝搬及び欠陥の広がりを抑制する
ことが可能となる。
【0027】なお、上記第一の記録ステップにおけるグ
ルーブへの情報信号の記録に替えてランドへの情報信号
の記録とし、かつ上記第二の記録ステップにおけるラン
ドへの情報信号の記録に替えてグルーブへの情報信号の
記録とした場合においても、同様の作用及び効果が得ら
れることは言うまでもない。
【0028】
【発明の実施の形態】図1に、本発明の実施の形態によ
る情報記録方法を用いて光ディスクに情報信号の記録を
行う情報記録装置のブロック図を示す。また、図2に、
本発明の実施の形態による情報信号の記録方法について
のフローチャートを示す。
【0029】図1に示す本発明による情報記録装置は主
として、信号処理系、光学系、駆動系、制御系から、構
成される。信号処理系は、情報入力部27、変調回路2
6、レーザドライバ25、プリアンプ28、加算器2
9、A/Dコンバータ30及びCPU34とから成る。
【0030】情報入力部27は変調回路26及びCPU
34と電気的に接続され、光ディスク21に記録するた
めの情報がCPU34を経由して外部装置から入力さ
れ、この入力された情報を変調回路26へ出力する。変
調回路26は情報入力部27及びレーザドライバ25と
電気的に接続され、情報入力部27から入力された情報
を変調することによって情報信号に変換し、レーザドラ
イバ25に出力する。レーザドライバ25はCPU3
4、変調回路26及び光学ヘッド20と電気的に接続さ
れ、CPU34からの光ディスク21に対するレーザー
ビームの照射状態に関する情報を基に所定のビーム強度
によってレーザービーム照射を行うように光学ヘッド2
0内部のレーザービーム出射部(図示せず)の制御を行
うと共に、変調回路26からの情報信号の変化に対応し
て、光学ヘッド20から出射されるレーザービームの強
度を変化させる。
【0031】プリアンプ28は光ヘッド20及び加算器
29と電気的に接続され、光ヘッド20によって得られ
たレーザービームの照射位置に関する情報を含む信号を
増幅し、加算器29へ伝送する。加算器29はプリアン
プ28及びA/Dコンバータ30と電気的に接続され、
プリアンプ28で増幅されたレーザービーム照射位置に
関する情報を含む信号を加算演算してA/Dコンバータ
30に伝送する。A/Dコンバータ30は加算器29及
びCPU34と電気的に接続され、加算器29から伝送
されたレーザービーム照射位置に関する情報を含む信号
をアナログ信号からデジタル信号に変換してCPU34
へ伝送する。CPU34はA/Dコンバータ30、レー
ザドライバ25、情報信号入力部27、後述する制御系
及び外部装置と電気的に接続され、A/Dコンバータ3
0から伝送されるレーザービーム照射位置に関する情報
を含むデジタル信号及び後述する動作プログラムに基づ
いて、所定のレーザービーム強度となるようにレーザド
ライバ25を制御すると共に、光ディスク21に記録す
べき情報信号を外部装置から受け取って情報信号入力部
27へ入力し、所定の照射位置にレーザービームが照射
されるように制御系を制御することによって、情報記録
装置全体の動作を統括制御する。
【0032】光学系は光学ヘッド20から成り、レーザ
ードライバ25、プリアンプ28、フォーカス駆動制御
部31及びトラック駆動制御部32と電気的に接続され
ると共に、リニアモータ24によって光学ヘッド20全
体が可動となるように構成されている。この光学ヘッド
20は、リニアモータ24による粗動を受けることによ
ってレーザービーム照射位置制御を粗く受けると共に、
フォーカス駆動制御部31及びトラック駆動制御部32
による精細なレーザービーム照射位置制御を受けなが
ら、レーザードライバ25によってレーザービーム強度
の制御を受けたレーザービームを光ディスク21に照射
し、光ディスク21から反射されるレーザービーム照射
位置に関する情報を含む反射光を受光して電気信号に変
換した後、プリアンプ28に伝送する。
【0033】駆動系は、スピンドルモータ22及びリニ
アモータ24とから構成される。スピンドルモータ22
はスピンドルモータ制御部35と電気的に接続されると
共に光ディスク22が回転可能となるように設けられ、
スピンドルモータ制御部35からの制御信号による回転
速度制御を受けながら、光ディスク22を回転駆動させ
る。リニアモータ24はリニアモータ制御部33と電気
的に接続されると共に光学ヘッド20が光ディスク21
の半径方向へ移動可能なように設けられ、光学ヘッド2
0から照射が行われるレーザービームの照射位置制御を
リニアモータ制御部33からの制御信号に基づいて受け
ながら、光学ヘッド20を光ディスク21の半径方向へ
移動させる。
【0034】制御系は、フォーカス駆動制御部31、ト
ラック駆動制御部32、リニアモータ制御部33および
スピンドルモータ制御部35とから構成される。フォー
カス駆動制御部31及びトラック駆動制御部32は、C
PU34及び光学ヘッド20と各々電気的に接続され、
CPU34からの統括制御によって光ディスク21にレ
ーザービームの照射を行う光学ヘッド20内の対物レン
ズ(図示せず)を、それぞれレーザービーム光軸方向及
び光ディスク21の半径方向へ駆動制御する。リニアモ
ータ制御部33はCPU34及びリニアモータ24と電
気的に接続され、リニアモータ24によって光ディスク
21の半径方向に可動とされる光ヘッドから照射される
レーザービームの照射位置を所定の位置となすようにC
PU34によって統括制御されながらリニアモータ24
の制御を行う。スピンドルモータ制御部35はCPU3
4及びスピンドルモータ22と電気的に接続され、CP
U34からの統括制御を受けて、スピンドルモータ22
によって回転される光ディスク21の回転速度制御を行
う。
【0035】このような構成から成る情報記録装置は次
に説明するような動作プログラムに従って光ディスク2
1に情報信号の記録を行う。図2に、本発明の第一の実
施形態における動作プログラムのフローチャートを示
す。
【0036】上記の情報記録装置は光ディスク21へ情
報信号を記録する命令を外部装置から受けると、この記
録すべき情報信号についてCPU34がつぎのような設
定を行う。
【0037】ステップ36において、記録すべき情報信
号は、情報信号のオーバライトが頻繁に行われる(即
ち、情報信号のオーバライトが繰り返して多数回行われ
る)光ディスク21上のある特定の記録領域内(例え
ば、データのアドレス管理を行うための情報信号が記録
されるFAT領域等の記録領域内)に記録されるべき情
報信号であるか(上記のFAT領域に記録されるべき情
報信号であるか)、あるいは通常の記録領域(即ち、上
記特定領域以外の記録領域)に記録されるべき通常の情
報信号であるかについて設定を、例えば、記録される情
報信号のデータ形式を読み取ることによって、CPU3
4が行う。
【0038】もしも、記録される情報信号は上記した通
常の記録領域に記録されるべき情報信号であると、CP
U34が設定したとする。即ち、ステップ36におい
て、記録される情報信号は特定領域へオーバーライトす
べき情報信号ではないと、CPU34が設定したとす
る。この場合、ステップ39において、この特定の記録
領域以外の所定の記録領域内に、通常のL/G記録方式
によってランド/グルーブ/ランド/グルーブというよ
うに記録トラック略1周分ごとに交互に隣接するランド
とグルーブへ情報信号の記録が行われるように、CPU
34がトラック駆動制御部32及びリニアモータ制御部
33の制御を行う。これによって、上記した通常の記録
領域へ記録される通常の情報信号は、通常のL/G記録
方式によって光ディスク21の所定の記録領域へ情報信
号の記録が為される。
【0039】一方、もしも、記録される情報信号は上記
した特定の記録領域内に記録されるべき情報信号(即
ち、FAT領域に記録される情報信号)であると、CP
U34がステップ36において設定したとする。この場
合、まずステップ37において、この特定の記録領域内
のうちのグルーブとして形成されている記録領域のみに
情報信号の記録が行われるように、CPU34がトラッ
ク駆動制御部32及びリニアモータ制御部33を制御す
る。これによって、このときの情報信号の記録は、通常
のL/G記録方式で行われるランド/グルーブ/ランド
/グルーブというような記録トラック略1周分ごとに交
互に隣接するランドとグルーブへ情報信号を記録する方
法では行われず、隣接するランドを飛び越えてグルーブ
のみに情報信号の記録が行われる。
【0040】続いて、上記した特定の記録領域内にある
グルーブのみへの情報信号の記録が終了した後には、ス
テップ38において、上記特定記録領域内のうちのラン
ドとして形成されている記録領域のみへ情報信号の記録
が行われるように、CPU34がトラック駆動制御部3
2及びリニアモータ制御部33の制御を行う。このとき
の情報信号の記録も、上記グルーブのみの記録と同様
で、記録トラック略1周分ごとに交互に隣接するランド
とグルーブへ情報信号を記録するという通常のL/G記
録による方法では行われずに、隣接するグルーブを飛び
越えてランドのみに情報信号が記録される。
【0041】このように、本発明の第一の実施形態によ
る情報記録装置は、記録される情報信号が、情報信号の
オーバライトが多数回行われるような特定の記録領域内
に記録されるものである場合には、この情報信号の記録
を上記特定の記録領域内で、まずグルーブのみに対して
行い、次にランドに対して行うような記録方式が用いら
れている。
【0042】この記録方式において順次記録される記録
トラックは、L/G記録方式の場合のランドとグルーブ
のように隣接しておらず、例えばグルーブのみに対して
情報信号の記録を行う場合には常にグルーブとグルーブ
の間には熱をアイソレーションする作用を有するランド
が存在し、ランドのみに対して情報信号の記録を行う場
合には常にランドとランドの間には同様に熱をアイソレ
ーションする作用を有するグルーブが存在する。
【0043】したがって、情報信号の記録が多数回行わ
れ、前記のような欠陥を生じやすい上記特定の記録領域
に対して本発明の方法によって情報信号の記録を行う
と、情報信号が順次記録される記録トラック間ではレー
ザービーム照射によって生ずる熱がランド若しくはグル
ーブによって常にアイソレーションされるため、隣接す
るランドとグルーブの記録トラック間における熱の伝
搬、及びこの熱の伝搬に伴う欠陥の広がりを防止するこ
とが可能となる。
【0044】次に、図3に本発明の第二の実施形態にお
ける動作プログラムのフローチャートを示す。この実施
の形態は、連続して一度にまとまった情報信号が記録さ
れる場合(例えば、或る情報信号のまとまりからなるフ
ァイルを記録する場合)に、その個々のファイルを構成
している情報信号の量を、予め設定された或る基準値と
大小比較し、その量の大小によって情報信号の記録方法
を変えるものである。
【0045】この第二の実施の形態では、光ディスク2
1へ情報信号を記録する命令を外部装置から受けると、
記録すべき情報信号についてCPU34が次のような設
定を行う。
【0046】ステップ76において、記録すべき情報信
号は、或る複数トラックの記録領域から成る特定の記録
領域に連続して一度に記録されるものであるかどうか
(即ち、複数トラックの記録領域に渡って、連続して一
度に記録される情報信号の量から成るファイルであるか
どうか)をCPU34が設定する。
【0047】この設定に際して、或る基準となる値を予
め設定し、この基準値に基づいて設定の対象となる記録
すべき情報信号の量について大小比較を行う。この基準
値は、複数トラックの記録領域に渡って記録される情報
信号の量と、単一の(即ち、略1周分の)記録トラック
内に記録される情報信号の量と、の境界になる値として
おく。
【0048】もしも、記録される情報信号の量は上記し
た基準となる値よりも小さいと、CPU34が設定した
とする。即ち、ステップ76において、記録すべき情報
信号は複数のトラックに渡って一度に連続して記録され
ない(つまり、この情報信号が一度に連続して記録され
る際には、略1周分のみの記録トラックからなる記録領
域内に全て記録される)と、CPU34が設定したとす
る。
【0049】この場合には、ステップ79において、通
常のL/G記録方式によってランド/グルーブ/ランド
/グルーブというように記録トラック略1周分ごとに交
互に隣接するランドとグルーブへ情報信号の記録が行わ
れるように、CPU34がトラック駆動制御部32及び
リニアモータ制御部33の制御を行う。この制御を受け
て、上記の記録すべき情報信号は、通常のL/G記録方
式によって光ディスク21の所定の記録領域へ情報信号
の記録が為される。
【0050】一方、もしも、記録される情報信号は上記
した基準となる値よりも大きいと、CPU34が設定し
たとする。即ち、ステップ76において、記録すべき情
報信号は複数のトラックに渡って一度に連続して記録さ
れる(つまり、この情報信号が一度に連続して記録され
る際には、複数の記録トラックからなる特定の記録領域
が使用され、この特定の記録領域に情報信号が記録され
る)と、CPU34が設定したとする。
【0051】この場合、まずステップ77において、こ
の特定の記録領域内のうちのグルーブとして形成されて
いる記録領域のみに情報信号の記録が行われるように、
CPU34がトラック駆動制御部32及びリニアモータ
制御部33を制御する。これによって、このときの情報
信号の記録は、通常のL/G記録方式で行われるランド
/グルーブ/ランド/グルーブというような記録トラッ
ク略1周分ごとに交互に隣接するランドとグルーブへ情
報信号を記録する方法では行われず、隣接するランドを
飛び越えてグルーブのみに情報信号の記録が行われる。
【0052】続いて、上記した特定記録領域内のグルー
ブのみへの情報信号の記録が終了した後には、ステップ
78において、上記特定記録領域内のうちのランドとし
て形成されている記録領域のみへ情報信号の記録が行わ
れるように、CPU34がトラック駆動制御部32及び
リニアモータ制御部33の制御を行う。このときの情報
信号の記録も、上記グルーブのみの記録と同様で、記録
トラック略1周分ごとに交互に隣接するランドとグルー
ブへ情報信号を記録するという通常のL/G記録による
方法では行われずに、隣接するグルーブを飛び越えてラ
ンドのみに情報信号が記録される。
【0053】このように、本発明の第二の実施形態によ
る情報記録装置は、記録される情報信号が複数のトラッ
クに渡って一度に連続して記録される場合には、この情
報信号の記録を上記特定の記録領域内で、まずグルーブ
のみに対して行い、次にランドに対して行うような記録
方式が用いられる。
【0054】この記録方式において順次記録される記録
トラックは、L/G記録方式の場合のランドとグルーブ
のように隣接しておらず、例えばグルーブのみに対して
情報信号の記録を行う場合には常にグルーブとグルーブ
の間には熱をアイソレーションする作用を有するランド
が存在し、ランドのみに対して情報信号の記録を行う場
合には常にランドとランドの間には同様に熱をアイソレ
ーションする作用を有するグルーブが存在する。
【0055】このような或る情報信号の記録が複数のト
ラックに渡って一度に連続して記録される場合に、もし
も通常のL/G記録方式を用いて情報信号の記録を行っ
たとすると、通常のL/G記録方式では互いに隣接する
ランドとグルーブの両トラックに情報信号が順次記録さ
れる。これらのトラック間には上記したような熱をアイ
ソレーションするものがなく、前記した物質流動による
欠陥を生じやすい状態となっている。
【0056】したがって複数の記録トラックからなる特
定の記録領域に対して本発明の第二の実施形態による方
法で情報信号の記録を行うと、情報信号が順次記録され
る記録トラック間ではレーザービーム照射によって生ず
る熱がランド若しくはグルーブによって常にアイソレー
ションされるため、交互に隣接して形成されたランドと
グルーブの記録トラック間における熱の伝搬、及びこの
熱の伝搬に伴う欠陥の広がりを防止することが可能とな
る。
【0057】なお、本発明は、図4に示す第三の実施の
形態のように、個々のファイルごとに、ランドのみへの
記録とグルーブのみへの記録を交互に変えるものとして
も良い。
【0058】即ち、この第三の実施形態による情報記録
装置において、光ディスク21の記録領域内の特定のラ
ンドとグルーブから成る特定の記録領域に、或る情報信
号から成るファイルを記録するように設定されると、C
PU34は次のような制御を行う。
【0059】まずステップ86において、上記特定の記
録領域のうちでグルーブとして形成されている記録領域
のみに、或る情報信号から成る第一のファイルが記録さ
れるように、CPU34がトラック駆動制御部32及び
リニアモータ制御部33を制御する。これによって、こ
のときの情報信号の記録は、通常のL/G記録方式で行
われるランド/グルーブ/ランド/グルーブというよう
な記録トラック略1周分ごとに交互に隣接するランドと
グルーブへ情報信号を記録する方法では行われず、隣接
するランドを飛び越えてグルーブのみに情報信号の記録
が行われる。
【0060】次にステップ87において、上記第一のフ
ァイルに続いて記録される情報信号として第二のファイ
ルが、上記特定記録領域内のランドとして形成されてい
る記録領域のみへ記録されるように、CPU34はトラ
ック駆動制御部32及びリニアモータ制御部33の制御
を行う。このときの情報信号の記録は、記録トラック略
1周分ごとに交互に隣接するランドとグルーブへ情報信
号を記録するという通常のL/G記録による方法では行
われずに、隣接するグルーブを飛び越えてランドのみに
情報信号が記録される。
【0061】さらにステップ88として、上記第二のフ
ァイルに続いて記録される情報信号として第三のファイ
ルが、上記特定記録領域のうちでグルーブとして形成さ
れている記録領域のみへ、上記第一のファイルに続けて
記録されるように、CPU34はトラック駆動制御部3
2及びリニアモータ制御部33の制御を行う。このとき
の情報信号の記録は上記第一のファイルの記録における
グルーブのみへの記録と同様で、記録トラック略1周分
ごとに交互に隣接するランドとグルーブへ情報信号を記
録するという通常のL/G記録による方法では行われず
に、隣接するランドを飛び越えてグルーブのみに情報信
号が記録される。
【0062】第三のファイル以降に他のファイルの記録
を行う場合においても、上記と同様のステップを繰り返
すことによって情報信号の記録がなされる。この第三の
実施形態によって順次記録される記録トラックは、例え
ばグルーブのみに対して情報信号の記録を行う場合には
常にグルーブとグルーブの間には熱をアイソレーション
する作用を有するランドが存在し、ランドのみに対して
情報信号の記録を行う場合には常にランドとランドの間
には同様に熱をアイソレーションする作用を有するグル
ーブが存在する。
【0063】したがって本発明の第三の実施形態による
方法で情報信号の記録を行うと、個々のファイルが記録
される記録トラック間ではランド若しくはグルーブによ
って、レーザービーム照射で生ずる熱がアイソレーショ
ンされるため、交互に隣接するランドとグルーブの記録
トラック間における熱の伝搬、及びこの熱の伝搬に伴う
欠陥の広がりを防止することが可能となる。
【0064】以上に説明した本発明の記録方法による情
報信号のオーバライト繰り返し特性を、図5に示す装置
を用いて評価した。ここで用いた図5に示す情報記録装
置は、図1に示した本発明による情報記録装置の情報信
号入力部27及び変調回路26に替えて、信号発生源1
9がレーザドライバ25に電気的に接続されたものであ
る。この信号発生源19は、光ヘッド20から照射され
るレーザービームの強弱変調が一定の周波数によって行
われるようにレーザドライバ25の制御を行う。なお、
その他の構成は図2に示した情報記録装置と同一であ
る。
【0065】このような構成から成る図5に示される情
報記録装置において、光学ヘッド20から照射されるレ
ーザービームは、開口数0.6の対物レンズを介して出
射され、波長650nmに設定された。
【0066】上記の設定によるレーザービームが照射さ
れる光ディスク21は、図9に示す構造によってランド
とグルーブが形成された基板を有する。即ち、N番目の
グルーブG(N)が略1周分だけ形成されるとその続き
にはN番目のランドL(N)が現れ、更にこのN番目の
ランドL(N)が略1周分だけ形成されるとその続きに
は(N+1)番目のグルーブG(N+1)が現れるとい
うように、グルーブとランドが略1周分ごとに交互に繰
り返されながら、全体としては螺旋状に記録トラックが
形成された構造となっている。さらに光ディスク21
は、図8(a)に示す構成から成る断面構造を有する相
変化ディスクであり、オーバーライト繰り返し時の物質
流動を抑制するために相変化記録膜4の両面に二酸化珪
素の接着層3及び5が設けられている。
【0067】スピンドルモータ22は、情報信号が記録
される光ディスク21上の各半径位置において常に6.
5m/sの一定の線速度で情報信号の記録が行われるよ
うに光ディスク21を回転駆動した。また信号発生源1
9は、光ディスク21に記録される記録マークの最短長
さ(即ち、最短マーク長)が0.62μmとなるように
レーザドライバ25の制御を行った。
【0068】CPU34は、次の2種類のシーケンスに
よって動作するように動作プログラムがセットされた。
第一のシーケンスは、光ディスク21の記録領域内にグ
ルーブとして形成されている記録トラック15本と、ラ
ンドとして形成されている記録トラック15本と、から
成り、これらのグルーブとランドがそれぞれ交互に隣接
して形成されている30本の記録トラックに対して、グ
ルーブ/ランド/グルーブ/ランドのように隣接するグ
ルーブとランドへ交互に、情報信号の記録を行うという
ものである。即ち、この情報信号の記録は従来より行わ
れているL/G記録と同一のものである。上記30本の
記録トラックへの情報信号の記録を1サイクルとし、1
0万サイクルまで情報信号の記録を繰り返して行った。
そして、1万サイクルごとにバイトエラーレート(B.
E.R.)を測定し、欠陥の成長を記録した。
【0069】第二のシーケンスは、上記第一のシーケン
スの場合に用いたのと同様の30本の記録トラックに対
して、まずグルーブとして形成されている記録トラック
15本のみに情報信号の記録を行い、次にランドとして
形成されている記録トラック15本のみに情報信号の記
録を行うというものである。即ち、この情報信号の記録
は、前記した本発明の情報信号記録方式による記録と同
一のものである。この第二のシーケンスにおいても、上
記30本の記録トラックへの情報信号の記録を1サイク
ルとし、10万サイクルまで情報信号の記録を繰り返し
て行った。そして、1万サイクルごとにバイトエラーレ
ート(B.E.R.)を測定し、欠陥の成長を記録し
た。
【0070】図6に、上記した第一及び第二のシーケン
スによって情報信号の記録を行った場合のオーバライト
繰り返し回数の増加に対するバイトエラーレート(B.
E.R.)の値の変化を示す。
【0071】この図6に示されるように、第一のシーケ
ンスに従って隣接したグルーブとランドとに交互に情報
信号の記録を行った場合(即ち、従来のL/G記録方式
によって情報信号の記録を行った場合)には、バイトエ
ラーレート(B.E.R.)が1万サイクル前後から急
激に増加し、光ディスクの特性が劣化することが示され
た。
【0072】これに対して、第二のシーケンスに従って
グルーブのみに情報信号を記録した後にランドのみに情
報信号の記録を行った場合(即ち、本発明の情報記録方
法を用いて情報信号の記録を行った場合)には、バイト
エラーレート(B.E.R.)が10万サイクルのオー
バライト繰り返しに対してほとんど変化せず、光ディス
クの特性が10万サイクルのオーバライトを行っても劣
化せず、実用上の問題を何ら生じないことが判明した。
【0073】図7に、光ディスクにおいて欠陥が成長し
た部分について顕微鏡観察を行った結果を模式的に示
す。この図7における斜線は各記録トラックの境界を示
しており、この斜線に直交する方向は光ディスクの半径
方向に相当する。
【0074】図7(a)は、上記第一のシーケンス(即
ち、従来と同様のL/G記録方式)によって情報信号の
記録が行われた光ディスクの顕微鏡像である。この図に
示されるように、第一のシーケンスによる場合には、オ
ーバライトを繰り返すに伴って欠陥は一度発生すると記
録トラックを越えて光ディスクの半径方向に広がり、光
ディスクの劣化が進展する。
【0075】図7(b)は、第二のシーケンス(即ち、
本発明の情報信号記録方式)によって情報信号の記録が
行われた光ディスクの顕微鏡像である。この図からも明
らかなように、オーバライトを繰り返しても欠陥の成長
はほとんど起きず、本発明の情報記録方法を用いて情報
信号の記録を行うと光ディスクの劣化が抑制されるとい
うことが判る。
【0076】
【発明の効果】本発明による情報信号の記録方法及びこ
の方法を用いて情報信号の記録を行う情報記録装置は以
上説明したような構成から成るため、光ディスクなど情
報記録媒体上の記録領域に対して繰り返して行われる情
報信号の記録に伴って生ずる熱の伝搬や欠陥の広がりが
防止され、情報記録媒体の劣化を抑制することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による情報記録装置のブロ
ック図。
【図2】本発明の第一の実施の形態による情報記録方法
のフローチャート。
【図3】本発明の第二の実施の形態による情報記録方法
のフローチャート。
【図4】本発明の第三の実施の形態による情報記録方法
のフローチャート。
【図5】本発明の実施の形態による情報記録方法を評価
する装置のブロック図。
【図6】本発明の実施の形態による情報記録方法を、オ
ーバライト繰り返し回数に対するバイトエラーレイトに
よって評価した結果を示す図。
【図7】本発明の実施の形態による情報記録方法を、オ
ーバライト繰り返し回数に対する欠陥成長の顕微鏡観察
像によって評価した結果を示す図。
【図8】記録膜の物質流動を抑制可能な情報記録媒体の
構成を示す断面図。
【図9】DVD−RAM規格に基づいてL/G記録用と
して媒体基板に形成されたランドとグルーブを示す図。
【図10】ランド/グルーブ記録について説明するため
の情報記録媒体の断面図。
【符号の説明】
1 透明基板 4 記録膜 8 保護膜 9、11 グルーブ形状記録トラック 10、12 ランド形状記録トラック 36 情報信号を特定領域に記録すべきか否か
を判断するステップ 37 特定領域内のグルーブへ情報信号を記録
するステップ 38 特定領域内のランドへ情報信号を記録す
るステップ 39 ランドとグルーブに交互に情報信号を記
録するステップ L(N) N番目に形成されたランド G(N) N番目に形成されたグルーブ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランド形状として形成され、このランド
    形状に沿って情報信号を記録可能なランド形状記録トラ
    ックと、このランド形状記録トラックに隣接し、且つこ
    のランド形状記録トラックに対してグルーブ形状として
    形成され、このグルーブ形状に沿って情報信号を記録可
    能なグルーブ形状記録トラックと、が略1周分ごとに交
    互に繰り返されながら螺旋状に形成された記録領域を有
    し、前記ランド形状記録トラックと前記グルーブ形状記
    録トラックのうち、互いに隣接して形成されたランド形
    状記録トラックとグルーブ形状記録トラックへ交互に情
    報信号の記録が行われる情報記録媒体に対して、前記記
    録領域のうち、特定のランド形状記録トラックとグルー
    ブ形状記録トラックとから成る特定領域を設定する設定
    ステップと、この設定ステップによって設定された特定
    領域内に形成されたグルーブ形状記録トラックのみに対
    して情報信号の記録を行う第一の記録ステップと、前記
    設定ステップによって設定された特定領域内に形成され
    たランド形状記録トラックのみに対して情報信号の記録
    を行う第二の記録ステップと、から成ることを特徴とす
    る情報記録方法。
  2. 【請求項2】 ランド形状に形成され、このランド形状
    に沿って情報信号を記録可能なランド形状記録トラック
    と、このランド形状記録トラックに隣接し、且つこのラ
    ンド形状記録トラックに対してグルーブ形状として形成
    され、このグルーブ形状に沿って情報信号を記録可能な
    グルーブ形状記録トラックと、が略1周分ごとに交互に
    繰り返されながら螺旋状に形成された記録領域を有する
    情報記録媒体に対して、前記記録領域のうち、特定のラ
    ンド形状記録トラックとグルーブ形状記録トラックとか
    ら成る特定領域を設定する第一の設定ステップと、前記
    特定領域以外のランド形状記録トラックとグルーブ形状
    記録トラックとから成る通常領域を設定する第二の設定
    ステップと、前記第一の設定ステップによって設定され
    た特定領域内に形成されたグルーブ形状記録トラックの
    みに対して情報信号の記録を行う第一の記録ステップ
    と、前記第一の設定ステップによって設定された特定領
    域内に形成されたランド形状記録トラックのみに対して
    情報信号の記録を行う第二の記録ステップと、前記第二
    の設定ステップによって設定された通常領域内に形成さ
    れたグルーブ形状記録トラックとランド形状記録トラッ
    クに対して略1周分ごとに交互に情報信号の記録を行う
    第三の記録ステップと、から成ることを特徴とする情報
    記録方法。
  3. 【請求項3】 ランド形状として形成され、このランド
    形状に沿って情報信号を記録可能な複数のランド形状記
    録トラックと、この複数のランド形状記録トラックの各
    々に隣接し、且つこのランド形状記録トラックに対して
    グルーブ形状として形成され、このグルーブ形状に沿っ
    て情報信号を記録可能な複数のグルーブ形状記録トラッ
    クと、の各々が略1周分ごとに交互に繰り返されながら
    螺旋状に形成された記録領域を有し、前記複数のランド
    形状記録トラックと前記複数のグルーブ形状記録トラッ
    クのうち、互いに隣接して形成されたランド形状記録ト
    ラックとグルーブ形状記録トラックへ交互に情報信号の
    記録が行われる情報記録媒体に対して、前記記録領域の
    うち、特定のランド形状記録トラックとグルーブ形状記
    録トラックとから成る特定領域を設定する第一の設定ス
    テップと、前記特定領域以外のランド形状記録トラック
    とグルーブ形状記録トラックとから成る通常領域を設定
    する第二の設定ステップと、前記第一の設定ステップに
    よって設定された特定領域内に形成されたグルーブ形状
    記録トラックのみに対して情報信号の記録を行う第一の
    記録ステップと、前記第一の設定ステップによって設定
    された特定領域内に形成されたランド形状記録トラック
    のみに対して情報信号の記録を行う第二の記録ステップ
    と、前記第二の設定ステップによって設定された通常領
    域内に形成されたグルーブ形状記録トラックとランド形
    状記録トラックに対して略1周分ごとに交互に情報信号
    の記録を行う第三の記録ステップと、から成ることを特
    徴とする情報記録方法。
  4. 【請求項4】 ランド形状として形成され、このランド
    形状に沿って、レーザービーム照射による相変化に基づ
    く光学特性の変化によって情報信号の変化を記録する相
    変化膜が設けられた複数のランド形状記録トラックと、
    この複数のランド形状記録トラックの各々に隣接し、且
    つこのランド形状記録トラックに対してグルーブ形状と
    して形成され、このグルーブ形状に沿って、レーザービ
    ーム照射による相変化に基づく光学特性の変化によって
    情報信号の変化を記録する相変化膜が設けられた複数の
    グルーブ形状記録トラックと、の各々が略1周分ごとに
    交互に繰り返されながら螺旋状に形成された記録領域を
    有し、前記複数のランド形状記録トラックと前記複数の
    グルーブ形状記録トラックのうち、互いに隣接して形成
    されたランド形状記録トラックとグルーブ形状記録トラ
    ックへ交互にレーザービームを照射することによって情
    報信号の記録が行われる情報記録媒体に対して、前記記
    録領域のうち、特定のランド形状記録トラックとグルー
    ブ形状記録トラックとから成る特定領域を設定する第一
    の設定ステップと、前記特定領域以外のランド形状記録
    トラックとグルーブ形状記録トラックとから成る通常領
    域と設定する第二の設定ステップと、前記第一の設定ス
    テップによって設定された特定領域内に形成されたグル
    ーブ形状記録トラックのみへのレーザービーム照射によ
    って情報信号の記録を行う第一の記録ステップと、前記
    第一の設定ステップによって設定された特定領域内に形
    成されたランド形状記録トラックのみへのレーザービー
    ム照射によって情報信号の記録を行う第二の記録ステッ
    プと、前記第二の設定ステップによって設定された通常
    領域内に形成されたグルーブ形状記録トラックとランド
    形状記録トラックに対して略1周分ごとに交互にレーザ
    ービーム照射を行うことによって情報信号の記録を行う
    第三の記録ステップと、から成ることを特徴とする情報
    記録方法。
  5. 【請求項5】 ランド形状として形成され、このランド
    形状に沿って情報信号を記録可能なランド形状記録トラ
    ックと、このランド形状記録トラックに隣接し、且つこ
    のランド形状記録トラックに対してグルーブ形状として
    形成され、このグルーブ形状に沿って情報信号を記録可
    能なグルーブ形状記録トラックと、が略1周分ごとに交
    互に繰り返されながら螺旋状に形成された記録領域を有
    し、前記ランド形状記録トラックと前記グルーブ形状記
    録トラックのうち、互いに隣接して形成されたランド形
    状記録トラックとグルーブ形状記録トラックへ交互に情
    報信号の記録が行われる情報記録媒体に対して、前記記
    録領域のうち、特定のランド形状記録トラックとグルー
    ブ形状記録トラックとから成る特定領域を設定する設定
    手段と、この設定手段によって設定された特定領域内に
    形成されたグルーブ形状記録トラックのみに対して情報
    信号の記録を行う第一の記録手段と、前記設定手段によ
    って設定された特定領域内に形成されたランド形状記録
    トラックのみに対して情報信号の記録を行う第二の記録
    手段と、から成ることを特徴とする情報記録装置。
  6. 【請求項6】 ランド形状に形成され、このランド形状
    に沿って情報信号を記録可能なランド形状記録トラック
    と、このランド形状記録トラックに隣接し、且つこのラ
    ンド形状記録トラックに対してグルーブ形状として形成
    され、このグルーブ形状に沿って情報信号を記録可能な
    グルーブ形状記録トラックと、が略1周分ごとに交互に
    繰り返されながら螺旋状に形成された記録領域を有する
    情報記録媒体に対して、前記記録領域のうち、特定のラ
    ンド形状記録トラックとグルーブ形状記録トラックとか
    ら成る特定領域を設定する第一の設定手段と、前記特定
    領域以外のランド形状記録トラックとグルーブ形状記録
    トラックとから成る通常領域を設定する第二の設定手段
    と、前記第一の設定手段によって設定された特定領域内
    に形成されたグルーブ形状記録トラックのみに対して情
    報信号の記録を行う第一の記録手段と、前記第一の設定
    手段によって設定された特定領域内に形成されたランド
    形状記録トラックのみに対して情報信号の記録を行う第
    二の記録手段と、前記第二の設定手段によって設定され
    た通常領域内に形成されたグルーブ形状記録トラックと
    ランド形状記録トラックに対して略1周分ごとに交互に
    情報信号の記録を行う第三の記録手段と、から成ること
    を特徴とする情報記録装置。
  7. 【請求項7】 ランド形状として形成され、このランド
    形状に沿って情報信号を記録可能な複数のランド形状記
    録トラックと、この複数のランド形状記録トラックの各
    々に隣接し、且つこのランド形状記録トラックに対して
    グルーブ形状として形成され、このグルーブ形状に沿っ
    て情報信号を記録可能な複数のグルーブ形状記録トラッ
    クと、の各々が略1周分ごとに交互に繰り返されながら
    螺旋状に形成された記録領域を有し、前記複数のランド
    形状記録トラックと前記複数のグルーブ形状記録トラッ
    クのうち、互いに隣接して形成されたランド形状記録ト
    ラックとグルーブ形状記録トラックへ交互に情報信号の
    記録が行われる情報記録媒体に対して、前記記録領域の
    うち、特定のランド形状記録トラックとグルーブ形状記
    録トラックとから成る特定領域を設定する第一の設定手
    段と、前記特定領域以外のランド形状記録トラックとグ
    ルーブ形状記録トラックとから成る通常領域を設定する
    第二の設定手段と、前記第一の設定手段によって設定さ
    れた特定領域内に形成されたグルーブ形状記録トラック
    のみに対して情報信号の記録を行う第一の記録手段と、
    前記第一の設定手段によって設定された特定領域内に形
    成されたランド形状記録トラックのみに対して情報信号
    の記録を行う第二の記録手段と、前記第二の設定手段に
    よって設定された通常領域内に形成されたグルーブ形状
    記録トラックとランド形状記録トラックに対して略1周
    分ごとに交互に情報信号の記録を行う第三の記録手段
    と、から成ることを特徴とする情報記録装置。
  8. 【請求項8】 ランド形状として形成され、このランド
    形状に沿って、レーザービーム照射による相変化に基づ
    く光学特性の変化によって情報信号の変化を記録する相
    変化膜が設けられた複数のランド形状記録トラックと、
    この複数のランド形状記録トラックの各々に隣接し、且
    つこのランド形状記録トラックに対してグルーブ形状と
    して形成され、このグルーブ形状に沿って、レーザービ
    ーム照射による相変化に基づく光学特性の変化によって
    情報信号の変化を記録する相変化膜が設けられた複数の
    グルーブ形状記録トラックと、の各々が略1周分ごとに
    交互に繰り返されながら螺旋状に形成された記録領域を
    有し、前記複数のランド形状記録トラックと前記複数の
    グルーブ形状記録トラックのうち、互いに隣接して形成
    されたランド形状記録トラックとグルーブ形状記録トラ
    ックへ交互にレーザービームを照射することによって情
    報信号の記録が行われる情報記録媒体に対して、前記記
    録領域のうち、特定のランド形状記録トラックとグルー
    ブ形状記録トラックとから成る特定領域を設定する第一
    の設定手段と、前記特定領域以外のランド形状記録トラ
    ックとグルーブ形状記録トラックとから成る通常領域と
    設定する第二の設定手段と、前記第一の設定手段によっ
    て設定された特定領域内に形成されたグルーブ形状記録
    トラックのみへのレーザービーム照射によって情報信号
    の記録を行う第一の記録手段と、前記第一の設定手段に
    よって設定された特定領域内に形成されたランド形状記
    録トラックのみへのレーザービーム照射によって情報信
    号の記録を行う第二の記録手段と、前記第二の設定手段
    によって設定された通常領域内に形成されたグルーブ形
    状記録トラックとランド形状記録トラックに対して略1
    周分ごとに交互にレーザービーム照射を行うことによっ
    て情報信号の記録を行う第三の記録手段と、から成るこ
    とを特徴とする情報記録装置。
JP24169096A 1996-09-12 1996-09-12 情報記録方法及び情報記録装置 Pending JPH1091959A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1294580C (zh) * 1998-06-18 2007-01-10 皇家菲利浦电子有限公司 可重写的光信息媒体和使用这样的媒体的光记录方法

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