JPH109078A - エンジン - Google Patents

エンジン

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JPH109078A
JPH109078A JP17721296A JP17721296A JPH109078A JP H109078 A JPH109078 A JP H109078A JP 17721296 A JP17721296 A JP 17721296A JP 17721296 A JP17721296 A JP 17721296A JP H109078 A JPH109078 A JP H109078A
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JP
Japan
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arm
intake
plunger
cam surface
exhaust valve
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Pending
Application number
JP17721296A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Takahashi
正哲 高橋
Hitoshi Watanabe
仁司 渡辺
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Yamaha Marine Co Ltd
Original Assignee
Sanshin Kogyo KK
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Publication date
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Publication of JPH109078A publication Critical patent/JPH109078A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B2275/00Other engines, components or details, not provided for in other groups of this subclass
    • F02B2275/18DOHC [Double overhead camshaft]

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課 題】 吸・排気弁用カム軸に別途カム面を形成
することなく、簡単な構造で燃料ポンプを取り付けるこ
とができるエンジンを提供する。 【解決手段】 エンジン(14)は、吸・排気弁用カム
面(34)が形成されている吸・排気弁用カム軸(3
1)と、プランジャー(65)を具備する燃料ポンプ
(66)と、エンジン本体に揺動可能に取り付けられて
いるアーム(71)とを備えている。燃料ポンプはプラ
ンジャーの往復動により駆動されている。アームは、吸
・排気弁用カム面に当接するとともに、吸・排気弁用カ
ム軸の回動に連動して揺動している。また、燃料ポンプ
のプランジャーは、アームに当接しているとともに、ア
ームの揺動に連動して往復動している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料ポンプを備
え、この燃料ポンプで燃料が供給されているエンジンに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のエンジンは、たとえば実
開平3−73660号公報(F02M37/06)など
に記載されているように、吸・排気弁用カム面が形成さ
れている吸・排気弁用カム軸に、燃料ポンプを作動させ
るためのカム面を、吸・排気弁用カム面とは別に形成
し、この燃料ポンプ用のカム面で燃料ポンプのプランジ
ャーを駆動している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、吸・排気弁
用カム軸に、燃料ポンプ用のカム面を別途形成すると、
このカム面を形成するために、スペースすなわち吸・排
気弁用カム軸の長さが増大する。また、カム面は高い精
度が要求されるので、形成するカム面の個数が増大する
と、吸・排気弁用カム軸の製造コストがかなり増大す
る。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めのもので、吸・排気弁用カム軸に別途カム面を形成す
ることなく、簡単な構造で燃料ポンプを取り付けること
ができるエンジンを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のエンジン(1
4)は、吸・排気弁用カム面(34)が形成されている
吸・排気弁用カム軸(31)と、プランジャー(65)
を具備する燃料ポンプ(66)と、エンジン本体に揺動
可能に取り付けられているアーム(71)とを備えてい
る。燃料ポンプはプランジャーの往復動により駆動され
ている。アームは、吸・排気弁用カム面に当接するとと
もに、吸・排気弁用カム軸の回動に連動して揺動してい
る。そして、燃料ポンプのプランジャーは、アームに当
接しているとともに、アームの揺動に連動して往復動し
ている。
【0006】また、アームは、一端がエンジン本体に揺
動自在に取り付けられた平板部材であり、プランジャー
および吸・排気弁用カム面が、このアームの側面に当接
している場合がある。
【0007】さらに、吸・排気弁用カム面と、プランジ
ャーとの間に介在しているアームが、吸・排気弁用カム
面の動きを増大または減少させて、プランジャーに伝達
している場合がある。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明におけるエンジンの
実施の形態を図1ないし図7を用いて説明する。図1は
本発明におけるエンジンを備えた船外機が取り付けられ
ている船舶の側面図である。図2は図1の船外機の上部
の内部構造を示す断面図である。図3は図2の船外機の
平断面図である。図4は図3の要部拡大図である。図5
は図4の V-V矢視図である。図6はヘッドカバーを外し
た状態のエンジンを後から見た図である。図7はアーム
およびその取り付け部材の説明図で、(a)がアームの
平面図、(b)がアームの側面図、(c)が1個のアー
ムが取り付けられている状態での取り付け部材の側面図
である。
【0009】まず初めに、船外機の全体構造を説明す
る。図1において、船外機1は、上側から順番にアッパ
ーカウリング2、ロワーカウリング3、アッパーケーシ
ング4およびロワーケーシング5からなるハウジングで
覆われている。そして、船外機1には取り付けブラケッ
ト8が設けられており、この取り付けブラケット8が、
モーターボートなどの小型船舶9の船尾に着脱自在に取
り付けられている。この小型船舶9内には、ガソリンな
どの燃料を溜めておく燃料タンク11が配置されてお
り、この燃料タンク11の燃料は、燃料パイプ12を介
して、船外機1のエンジン14に供給されている。
【0010】図1ないし図6において、このエンジン1
4はL型4気筒の4サイクルエンジンで、クランクシャ
フト15はその軸が略垂直に設けられており、クランク
シャフト15の後方には、シリンダ16が上下方向に4
個設けられている。また、クランクシャフト15には、
4個のピストン17が各々コンロッド18を介して連結
されており、このピストン17が各シリンダ16の内部
に摺動可能に配置されている。
【0011】そして、前述の4個のシリンダ16は、エ
ンジン14のシリンダブロック20に形成されており、
このシリンダブロック20の燃焼室16a側は、シリン
ダヘッド22が覆って閉塞している。このシリンダヘッ
ド22には、シリンダ16に空気を供給する吸気通路2
5と、シリンダ16の燃焼ガスを排気する排気通路26
とがシリンダ16毎に形成されている。
【0012】この吸気通路25のポートを各々一対の吸
気弁28が、また、排気通路26のポートを各々一対の
排気弁29が開閉している。そして、この吸気弁28を
吸気弁用カム軸31が、また、排気弁29を排気弁用カ
ム軸32が駆動している。この吸・排気弁用カム軸であ
る吸気弁用カム軸31および排気弁用カム軸32は各
々、上下方向に延在し、シリンダヘッド22に4個の軸
受け33で回転可能に取り付けられている。そして、各
カム軸31,32には、各々8個の吸・排気弁用カム面
34,35が形成されており、吸気弁用カム軸31の吸
気弁用カム面34に吸気弁28が当接し、一方、排気弁
用カム軸32の排気弁用カム面35に排気弁29が当接
している。この様にして、1本のカム軸31,32が各
々8個の吸・排気弁28,29を制御できる様に構成さ
れており、このカム軸31,32の上端には、各々プー
リ36が設けられている。
【0013】また、クランクシャフト15の下端には、
図示しないドライブシャフトなどが取り付けられてお
り、このドライブシャフトなどを介してスクリュー38
が回転駆動されている。一方、クランクシャフト15の
上端には、プーリ41およびフライホイル43が設けら
れている。そして、クランクシャフト15のプーリ41
と、吸気弁用カム軸31のプーリ36と、排気弁用カム
軸32のプーリ36との間には、無端伝動部材であるタ
イミングベルト46が掛けられ、このタイミングベルト
46を介して、クランクシャフト15とシリンダヘッド
22のカム軸31,32とが連動するように構成されて
いる。
【0014】次に、エンジン14に吸排気される空気の
流れを説明する。船外機1の外部の空気は、アッパーカ
ウリング2の側面上部に設けられている空気取り入れ口
51から流入し、フライホイルカバー52上面に形成さ
れている空気流路53を通って、エンジン14の空気取
り入れ管56に達する。空気取り入れ管56に流入した
空気は、サージタンク59に流入する。このサージタン
ク59には、4本の分岐管61が連結されており、分岐
管61の端部はキャブレター62および連結管63を介
して吸気通路25に連結されている。このキャブレター
62が、エンジン14に流れ込む空気に燃料を吐出して
いる。なお、このキャブレター62に燃料を供給する構
造については後述する。
【0015】そして、燃料が混合された吸気通路25の
空気は、従来よく知られているように、吸気弁28が開
放した際に、シリンダ16内に流入し、燃焼する。そし
て、この燃焼ガスは排気弁29が開放した際に、排気通
路26に排気される。この排気通路26から排出された
排ガスは、図示しない排気通路を通って、船外機1の外
に排出される。
【0016】次に、キャブレター62に燃料を供給する
構造を説明する。前記吸気弁用カム軸31における上端
から3個目の吸気弁用カム面34、および下端から3個
目の吸気弁用カム面34の後側には各々、プランジャー
65を具備する燃料ポンプ66が配置されている。この
2個の燃料ポンプ66はいわゆるダイヤフラムポンプで
あり、ヘッドカバー68に取り付けられている。このヘ
ッドカバー68はシリンダヘッド22の後側を覆うとと
もに、シリンダヘッド22にボルト締めされている。エ
ンジン本体は、このヘッドカバー68、シリンダヘッド
22およびシリンダブロック20などで構成されてい
る。
【0017】また、燃料ポンプ66のプランジャー65
と、吸気弁用カム面34との間には、断面略矩形の平板
部材であるアーム71が介在している。このアーム71
の一端部には、図7(a)に図示するように、円形の孔
71aが形成されており、この孔71aがアーム軸73
に嵌め込まれており、アーム71は取り付け部材である
アーム軸73に揺動自在に取り付けられている。そし
て、アーム71が、アーム軸73の軸方向に移動するこ
とは、スラスト受け69およびクリップ70で阻止され
ている。また、アーム軸73は、両端部の取り付け孔7
4において、シリンダヘッド22にボルト締めされてい
る。
【0018】そして、アーム71の前側の側面が、吸気
弁用カム面34に当接し、アーム71の後側の側面が、
プランジャー65に当接している。吸気弁用カム面34
が当接している箇所とアーム71の揺動軸であるアーム
軸73との距離が、吸気弁用カム面34に対するレバー
であり、また、プランジャー65が当接している箇所と
アーム71の揺動軸との距離が、プランジャー65に対
するレバーである。そして、吸気弁用カム面34に対す
るレバーは、プランジャー65に対するレバーよりも長
く構成されている。したがって、アーム71は吸気弁用
カム面34の動きを、プランジャー65に小さくして伝
達している。この様にして、吸気弁28のストロークと
プランジャー65のストロークとが異なっていても、吸
気弁用カム面34に対するレバーと、プランジャー65
に対するレバーとの比を変更することにより、対応する
ことができる。
【0019】また、図5に図示するように、吸気弁用カ
ム面34とプランジャー65とは、吸気弁用カム軸31
の軸線方向すなわち略上下方向において、中心がズレて
配置されている。しかしながら、平板状のアーム71が
介在しているので、アーム71によりプランジャー65
と吸気弁用カム面34との間の力が分散し、吸気弁用カ
ム面34の一部(図5においては下側)にのみ、プラン
ジャー65の力が加わることがない。その結果、吸気弁
用カム面34の一部のみがすり減ることを防止すること
ができ、吸気弁用カム面34の形状がいびつに変形する
ことが減少する。この様に、アーム71が介在している
ので、アーム71の側面に沿って、プランジャー65の
配置を上下またはサイド(図6において左右方向)に変
更することができる。さらに、アーム71で、吸気弁用
カム面34の回転運動を前後方向の運動に変更すること
ができるので、プランジャー65の磨耗を減少させるこ
とができる。
【0020】そして、吸気弁用カム軸31が回転する
と、吸気弁用カム軸31の吸気弁用カム面34に当接し
ているアーム71が揺動し、このアーム71の揺動に連
動して、プランジャー65が往復動する。このプランジ
ャー65の往復動により、燃料ポンプ66が稼働する。
この燃料ポンプ66の稼働により、小型船舶9内の燃料
タンク11の燃料が脈動的に吸い上げられ、燃料パイプ
12を介して、船外機1の燃料フィルター75に供給さ
れ、燃料フィルター75で濾過された後、燃料ポンプ6
6に流入する。そして、燃料ポンプ66から脈動的に吐
出された燃料は、燃料分配管76を介して、キャブレタ
ー62に供給される。
【0021】次に、図8において、アーム71の取り付
け部材の別の形態を説明する。図8はアーム取り付け部
材の別の実施の形態の説明図である。前述の図7に図示
する取り付け部材であるアーム軸73は、両端部に取り
付け孔74が設けられているが、図8(a)に図示する
取り付け部材は、パイプ部材81と、このパイプ部材8
1に挿入されているアーム軸83とから構成されてい
る。このパイプ部材81と一体に取り付け孔84が形成
されており、この取り付け孔84がシリンダヘッド22
にボルト締めされている。そして、アーム軸83の両端
はパイプ部材81から突出しており、このアーム軸83
の両端部にアーム71が揺動自在に取り付けられてい
る。この様に、取り付け部材がパイプ部材81とアーム
軸83とで構成されているので、パイプ部材81により
剛性を向上させることができる。
【0022】そして、図8(a)の取り付け部材におい
ては、パイプ部材81とアーム軸83とが別体である
が、図8(b)に図示する取り付け部材86において
は、パイプ部材81とアーム軸83とを一体に形成した
構造となっており、この取り付け部材86の両端部にア
ーム71が取り付けられている。
【0023】次に、図9において、アーム71の取り付
け構造の別の形態を説明する。図9はアームの取り付け
構造の別の実施の形態の説明図である。ところで、図7
に図示するアーム71は、アーム軸73に嵌め込まれ
て、自由に揺動することができるので、ヘッドカバー6
8が取り付けられていない状態すなわちプランジャー6
5で押さえられていない状態では、不用意に移動するこ
とがある。したがって、ヘッドカバー68をシリンダヘ
ッド22に取り付ける際に、アーム71を所定の揺動位
置になるように気を付ける必要があり、取り付け作業に
手数がかかる。そこで、図9(a)に図示する様に、ア
ーム71とアーム軸73との間に、コイルバネ91を取
り付け、このコイルバネ91でアーム71を所定の揺動
位置に、たとえば吸気弁用カム面34側に付勢しておく
ことができる。この様に、コイルバネ91を設けておく
と、ヘッドカバー68が取り付けられていない状態で
も、アーム71が不用意に移動することを防止すること
ができる。なお、コイルバネ91の付勢力は余り大きく
ないので、吸気弁用カム軸31によるアーム71の駆動
には、何ら支障になることはない。
【0024】また、図9(c)〜(f)に図示するよう
に、図9(d)に図示するアーム71およびアーム軸7
3に、図9(c)に図示するバネ93を取り付けて、図
9(e)および図9(f)に図示する状態とすることも
可能である。このバネ93は、一部が切り欠かれたリン
グ状のリング部93aを一対具備しており、この一対の
リング部93aの端部同士は各々棒状の連結部93bで
連結されている。このバネ93がアーム71およびアー
ム軸73に取り付けられている状態では、リング部93
aの中央部はアーム軸73に圧接した状態となり、摩擦
力で簡単には移動しなくなる。一方、連結部93bはア
ーム71に当接しており、アーム71が自由に移動する
ことを阻止している。この様に、アーム71とアーム軸
73との間に、弾性体であるバネ91,93を取り付け
ると、アーム71を所定位置に保持することができ、ア
ーム71が不用意に移動することが少なくなり、ヘッド
カバー68や燃料ポンプ66の取り付け作業が容易とな
る。
【0025】さらに、図9(b)に図示するように、ア
ーム71に突出部95を設け、この突出部95の移動範
囲をストッパー96で規制することができる。この様に
して、ストッパー96で、アーム71の揺動範囲を規制
することができる。このストッパー96はシリンダヘッ
ド22やヘッドカバー68に取り付けられる。
【0026】以上、本発明の実施の形態を詳述したが、
本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、
特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、
種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例を
下記に例示する。 (1)実施の形態においては、エンジンはL型4気筒で
あるが、その気筒数や形式などは適宜変更可能である。
また、エンジンを船外機以外たとえば自動車、発電機な
どに設けることも可能である。
【0027】(2)実施の形態においては、プランジャ
ー65は吸気弁用カム軸31で駆動されているが、排気
弁用カム軸32で駆動することも可能である。この様に
吸気弁28や排気弁29を駆動する吸・排気弁用カム軸
を利用することができる。 (3)実施の形態においては、アーム71は吸気弁用カ
ム面34の移動量を減少させて、プランジャー65に伝
達しているが、増大させて伝達することも可能である。
【0028】(4)実施の形態においては、アーム軸7
3はシリンダヘッド22に取り付けられているが、ヘッ
ドカバー68に取り付けることも可能である。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、燃料ポンプのプランジ
ャーは、アームを介して吸・排気弁用カム面で駆動され
ているので、吸・排気弁用カム軸に、別途燃料ポンプ用
のカム面を形成する必要がなくなる。したがって、形成
するカム面の数が減少し、製造コストが削減できるとと
もに、吸・排気弁用カム軸をコンパクトにすることがで
きる。その結果、エンジンの高さを低くすることができ
る。
【0030】ところで、吸・排気弁用カム面の配置は吸
・排気弁の位置に依存して決定されている。したがっ
て、プランジャーの配置位置と、吸・排気弁用カム面と
の位置とにズレが発生することがある。しかしながら、
アームが平板部材であり、このアームの側面に、プラン
ジャーおよび吸・排気弁用カム面が当接している場合に
は、プランジャーおよび吸・排気弁用カム面の配置位置
を、アームの側面に沿って移動調整することができるの
で、燃料ポンプのプランジャーと、吸・排気弁用カム面
との位置関係の調整が容易である。
【0031】また、吸・排気弁のストロークと、プラン
ジャーのストロークとが異なることがある。しかしなが
ら、アームが、吸・排気弁用カム面の動きを増大または
減少させて、プランジャーに伝達している場合には、こ
のアームにより、吸・排気弁のストロークと、プランジ
ャーのストロークとの調整を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明におけるエンジンを備えた船外機
が取り付けられている船舶の側面図である。
【図2】図2は図1の船外機の上部の内部構造を示す断
面図である。
【図3】図3は図2の船外機の平断面図である。
【図4】図4は図3の要部拡大図である。
【図5】図5は図4の V-V矢視図である。
【図6】図6はヘッドカバーを外した状態のエンジンを
後から見た図である。
【図7】図7はアームおよびその取り付け部材の説明図
で、(a)がアームの平面図、(b)がアームの側面
図、(c)が1個のアームが取り付けられている状態で
の取り付け部材の側面図である。
【図8】図8はアーム取り付け部材の別の実施の形態の
説明図である。
【図9】図9はアームの取り付け構造の別の実施の形態
の説明図である。
【符号の説明】
14 エンジン 31 吸気弁用カム軸(吸・排気バルブ用カム軸) 34 吸気弁用カム面(吸・排気バルブ用カム面) 65 プランジャー 66 燃料ポンプ 71 アーム
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02B 67/04 B63H 21/26 K

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸・排気弁用カム面が形成されている吸
    ・排気弁用カム軸と、 プランジャーを具備するとともに、このプランジャーの
    往復動により駆動される燃料ポンプと、 エンジン本体に揺動可能に取り付けられているアームと
    を備えており、このアームは、前記吸・排気弁用カム面
    に当接するとともに、吸・排気弁用カ ム軸の回動に連動して揺動し、 前記燃料ポンプのプランジャーは、前記アームに当接し
    ているとともに、このアームの揺動に連動して往復動す
    ることを特徴とするエンジン。
  2. 【請求項2】 前記アームは、一端がエンジン本体に揺
    動自在に取り付けられた平板部材であり、前記プランジ
    ャーおよび前記吸・排気弁用カム面は、このアームの側
    面に当接していることを特徴とする請求項1記載のエン
    ジン。
  3. 【請求項3】 前記吸・排気弁用カム面と、前記プラン
    ジャーとの間に介在している前記アームが、吸・排気弁
    用カム面の動きを増大または減少させて、前記プランジ
    ャーに伝達していることを特徴とする請求項1または2
    記載のエンジン。
JP17721296A 1996-06-19 1996-06-19 エンジン Pending JPH109078A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002332928A (ja) * 2001-05-10 2002-11-22 Honda Motor Co Ltd エンジンの燃料ポンプ取付構造

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