JPH1090256A - 尿検査装置 - Google Patents

尿検査装置

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Publication number
JPH1090256A
JPH1090256A JP24771296A JP24771296A JPH1090256A JP H1090256 A JPH1090256 A JP H1090256A JP 24771296 A JP24771296 A JP 24771296A JP 24771296 A JP24771296 A JP 24771296A JP H1090256 A JPH1090256 A JP H1090256A
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JP
Japan
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unit
urine
dispensing
section
liquid
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Application number
JP24771296A
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English (en)
Inventor
Akitoshi Miki
章利 三木
Masato Arai
真人 荒井
Akinori Katou
暁紀 加藤
Eiji Kasai
英治 笠井
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御回路の液濡れ防止、容易な保守、設置自
由度の向上を実現する尿検査装置を提供する。 【解決手段】 本体1に、表示操作部5、電源部8、収
納部10、重量測定部20、給排水部30、送液部4
0、分注部50、制御部70を分離して備え、本体1の
上部後側に分注部50が、分注部50の前側上に制御部
70が、前側下に送液部40が、送液部40及び分注部
50の下に収納部10が、収納部10の下に測定部20
が、測定部20の下に電源部8と給排水部30が、本体
1の前面に表示操作部5が、それぞれ配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、病院等において、
被測定者毎に個別に採尿した尿の量や比重等を測定し、
被測定者毎に少なくとも採尿の一部を蓄える尿検査装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の尿検査装置は、一般に本体に、
採尿容器内の尿を尿カセットに分注する機能と、尿を始
めとする液体を採尿容器や尿カセットに送液する機能
と、分注及び送液を制御する機能とを備えるものであ
る。これらの機能の中で、制御機能は主に各種電子部品
を搭載した制御回路で構成されており、この種の装置が
尿や水等の液体を扱うだけに、制御回路が液体で濡れな
いように配慮するのが重要である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
尿検査装置では、分注機能、送液機能、制御機能(制御
回路)が装置本体内に入り組んで配置されているため、
送液系が何らかの不具合で液漏れを起こすと、制御回路
が液濡れで短絡や故障を起こす可能性が高い。又、保守
時には、その複雑な構造のため、本体内部には多方向か
ら手を入れなければならず、しかも本体内部には取り外
し式のカバーが設けられているので、それらのカバーを
取り外す必要があり、保守作業が面倒である。更に、保
守には、装置の左右に保守用のスペースを要するので、
装置の設置スペースが狭い場合には、設置場所の壁面や
他の装置が尿検査装置の近くに迫っていたりするので、
本体内に手を入れるどころか、カバーを外すのさえ困難
なことがある。これらの制約のために、装置の設置場所
に制約が多く、装置の設置が要望されているにもかかわ
らず、設置できないこともある。
【0004】従って、本発明は、そのような従来の問題
点に着目してなされたもので、制御回路の液濡れ防止、
容易な保守、設置自由度の向上を実現する尿検査装置を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載の尿検査装置は、本体に、採
尿容器内の尿を尿カセットに分注する機能と、尿を始め
とする液体を採尿容器や尿カセットに送液する機能と、
分注及び送液を制御する機能とを備える尿検査装置にお
いて、前記分注機能、送液機能及び制御機能を、それぞ
れ分注部、送液部及び制御部として分離構成したことを
特徴とする。
【0006】この尿検査装置では、従来の装置において
本体内に入り組んで配置されていた分注機能、送液機能
及び制御機能がそれぞれ分注部、送液部及び制御部とし
て分離構成されているので、送液部が液漏れを起こして
も制御部が液体で濡れないようにすることができ、制御
部の液濡れによる短絡や故障を防止できる。又、分注
部、送液部及び制御部の配置の仕方により、装置の外装
カバーを開くだけで、各部を容易に触ることができるよ
うになり、保守を楽に行える。更に、分注部、送液部及
び制御部の分離構成により、装置の左右に保守用のスペ
ースを要しないように各部を配置することができ、それ
により装置の設置場所に制約がなくなる。
【0007】請求項3記載の尿検査装置は、本体に、採
尿容器や尿カセットを収納する収納部と、収納部の採尿
容器内の尿を尿カセットに分注する分注部と、収納部の
採尿容器の重量を測定する測定部と、尿を始めとする液
体を採尿容器や尿カセットに送液する送液部と、測定結
果や操作手順を表示すると共に操作を指示する表示操作
部と、分注部、測定部、送液部及び表示操作部を制御す
る制御部と、各部に電力を供給する電源部とを分離して
備えることを特徴とする。
【0008】この尿検査装置は、上記分注部、送液部及
び制御部の他に、収納部、測定部、表示操作部及び電源
部を備え、各部が分離構成されている。従って、分注
部、送液部及び制御部だけでなく、収納部、測定部、表
示操作部及び電源部に対しても、液濡れを防止すること
ができると共に保守を容易に行うことができ、装置の設
置場所の制約も無くすことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態に基づ
いて説明する。その一実施形態に係る尿検査装置の構成
模式図を図1及び図2に、装置の外観斜視図を図3に示
す。この尿検査装置2は、本体1に、表示操作部5、電
源部8、収納部10、重量測定部(測定部)20、給排
水部(給排液部)30、送液部40、分注部50、制御
部70を備え、これら各部は分離構成されている。
【0010】各部は、図4(本体1の正面図、表示操作
部5は示さず)及び図5(本体1の右側面図)に概略的
に示すように、本体1にそれぞれ分離して配置されてい
る。即ち、本体1の上部後側に分注部50が、分注部5
0の前側上に制御部70が、前側下に送液部40が、送
液部40及び分注部50の下に収納部10が、収納部1
0の下に重量測定部20が、重量測定部20の下に電源
部8と給排水部30が、本体1の前面に表示操作部5
が、それぞれ配置されている。又、本体1の下方(電源
部8の前側)には、電源スイッチ7が設けられている。
【0011】表示操作部5は、本体1(装置2)の前面
より目視できる位置(ここでは本体1の上方位置)に斜
めに配置されている。表示操作部5は、タッチパネル形
式になっており、測定結果(尿量、尿比重)や操作手順
等を表示すると共に、データ等を入力するものである。
又、表示操作部5の下には、装置の使用方法を説明した
文や図を示した説明部6が設けられている。この表示操
作部5及び説明部6は、本体1に例えば抜差蝶番で開閉
可能且つ脱着可能に取付けられた前面パネルに設けられ
ている。
【0012】収納部10は、採尿カップ(採尿容器)1
1、洗浄槽13(図3では示さず)、洗浄液ラック1
5、及び尿カセットラック17を収納する場所で、ここ
では採尿カップ11、洗浄槽13、洗浄液ラック15、
及び尿カセットラック17が図面の右側より左右方向
(水平方向)に順に並べて配置されている(図2参
照)。採尿カップ11は置き台12に載せるようになっ
ており、置き台12は、重量測定部20の重量センサと
してのロードセル21に連係し、ロードセル21により
置き台12上の採尿カップ11の重量が測定される。
【0013】洗浄槽13は、図面では構成を明確にする
ために左右方向に示されているが、実際にはその長手方
向が奥行方向を向くように配置される。つまり、サンプ
ルノズル51が挿入される部分(左側の部分)が前側に
位置する。この洗浄槽13は、収納部10にネジ等によ
り固定され、採尿カップ11と洗浄液ラック15及び尿
カセットラック17との仕切板としても機能する。
【0014】洗浄液ラック15は、洗浄液ボトル14を
収容するようになっており、洗浄液ラック15の有無
は、洗浄液ラックスイッチ18aのON/OFFにより
検出される。即ち、洗浄液ラックスイッチ18aは、洗
浄液ラック15を収納部10の所定位置に収納するとO
Nになり、取り出すとOFFになる。又、洗浄液ラック
15を収納部10に収納すると、ストッパ19aがスプ
リング19cにより洗浄液ラック15のストッパ係合部
の孔に挿通してロックすることで、洗浄液ラック15が
収納部10に固定される。洗浄液ラック15のロック解
除は、ロックソレノイド19bの励磁により、ストッパ
19aがストッパ係合部から外れることで行われる。
【0015】尿カセットラック17は、ここでは5個の
尿カセット16をまとめて収容するもので、洗浄液ラッ
ク15の場合と同様に、尿カセットラックスイッチ18
bにより尿カセットラック17の有無が検出される。こ
の尿カセットラック17にも、ストッパが係合するスト
ッパ係合部が設けられ、スプリングによりストッパがス
トッパ係合部の孔に挿通することで、尿カセットラック
17が収納部10に固定される。そのロック解除は、ロ
ックソレノイドの励磁により行われる。
【0016】給排水部30は、電源部8とは仕切られて
配置され、給水系に、減圧バルブ35を介して水道管に
接続された給水用の給水管31及び水道水バルブ32を
有し、排水系に、洗浄槽13に接続された排水用の排水
管33を有する。排水管33は、1巻状のトラップ33
aを有し、別途準備した排水管36に接続される。送液
部40は、排出ポンプ41、吸引ポンプ42、排出バル
ブ43、吸引バルブ44、サンプルボトル45、ピンチ
バルブ46、比重センサ47を備えている。水道水バル
ブ32とサンプルボトル45はチューブ34で接続され
ている。又、排出ポンプ41と排出バルブ43はチュー
ブ48aで、吸引ポンプ42と吸引バルブ44はチュー
ブ48bで、排出バルブ43及び吸引バルブ44とサン
プルボトル45はチューブ48cで、それぞれ接続され
ている。更に、サンプルボトル45、ピンチバルブ4
6、及び比重センサ47はチューブ48dで接続され、
比重センサ47とサンプルノズル51はチューブ48e
で接続されている。
【0017】分注部50は、サンプルノズル51を保持
するノズル保持体65と、このノズル保持体65を上下
方向に移動可能に支持するノズル支持体(即ち分注部)
50と、ノズル保持体65を上下方向に移動させるノズ
ル上下移動機構と、ノズル支持体50を左右方向に移動
させるノズル左右移動機構とを備える。ノズル上下移動
機構は、一対のプーリ54bと、プーリ54bに掛けら
れたベルト54aと、上のプーリ54bを回転駆動する
Y軸パルスモータ53とで構成され、ベルト54aにノ
ズル保持体65が取付けられている。ノズル左右移動機
構は、ラック57と、ラック57に歯合するピニオン5
8と、ピニオン58を回転駆動するX軸パルスモータ5
9とで構成される。
【0018】ノズル保持体65の上下移動は、Y軸限界
センサ55とY軸原点センサ56により検知され、セン
サ55,56で検知される範囲内でノズル保持体65が
上下動する。サンプルノズル51は、通常はスプリング
52aにより下方向に付勢されているが、サンプルノズ
ル51に手等の異物が当たったときは、スプリング52
aの付勢力に抗してサンプルノズル51が上昇し、ノズ
ル保持体65上に設けられたノズルスイッチ52bがO
Nになることで、安全のために装置全体の動作が停止す
るようになっている。又、分注部50に設けられた尿カ
セットセンサ62は、例えば光反射型であり、下方に位
置する尿カセットラック17の尿カセット16の有無を
検知する。
【0019】制御部70は、前記表示操作部5、収納部
10、重量測定部20、給排水部30、送液部40及び
分注部50の各部のポンプ、バルブ、モータ、センサ類
等の制御及び信号の入出力を行うもので、具体的にはコ
ンピュータを始めとする各種電子部品を搭載した制御回
路で構成され、各部の動作をタイミング制御する。電源
部8は、各部に電力を供給するもので、トランスを始め
とする各種電子部品を搭載した電源回路で構成される。
【0020】更に、送液部40、分注部50及び制御部
70の配置構造は、図6及び図7に示すようになってい
る。即ち、本体1の上部において、図7に示すような形
状の仕切パネル80が例えば抜差蝶番81により本体1
に脱着可能に且つ開閉可能に取付けられている。この仕
切パネル80の上側が制御部70の配置箇所で、下側が
送液部40の配置箇所であり、仕切パネル80の後側が
分注部50の配置箇所になっている。
【0021】仕切パネル80は、両側に側板81,82
を、下側に下板83を有する。側板81の端部は折れ曲
がって片81aを形成し、この片81aには2つのネジ
挿通孔85が開けられ、このネジ挿通孔85にネジを通
して本体1にネジ止めすることで、仕切パネル80が本
体1に固定される。仕切パネル80の中央部付近には、
送液部40と制御部70とを仕切る防水板86が横方向
に架設され、送液部40が液漏れを起こしても制御部7
0に液体が浸入しないようになっている。又、下板83
は、送液部40の下に位置する収納部10に対する仕切
板として機能すると共に、送液部40から漏れた液体が
下の収納部10に浸入しないようにする防水板としても
機能する。勿論、送液部40の液漏れは、仕切パネル8
0により後側の分注部50には及ばない。
【0022】一方、送液部40と制御部70を保守する
場合は、本体1の前面パネルを開ければよく、分注部5
0を保守する場合は、仕切パネル80のネジ止めを外せ
ばよく、各部を簡単に点検できる。なお、仕切パネル8
0の制御部70の配置箇所には、CPU等の電子部品を
搭載したメイン回路基板71が取付けられ、メイン回路
基板71には、ドライバ回路基板72が積層状に取付け
られている。
【0023】このように表示操作部5、電源部8、収納
部10、重量測定部20、給排水部30、送液部40、
分注部50、制御部70を、それぞれ本体1の適所に分
離配置したことにより、上記した送液部40、分注部5
0及び制御部70だけでなく、表示操作部5、電源部
8、収納部10、重量測定部20、給排水部30も容易
に点検できる。又、各部間に仕切板や防水板を介在させ
ることで、特に液体を取り扱う収納部10、給排水部3
0及び送液部40から漏れた液体が他部に浸入しなくな
り、液濡れによる回路系統の短絡や故障を防止できる。
又、各部を本体1内に効率良く配置してあるので、本体
1、即ち装置2を小型化することができ、保守に要する
スペースも装置2の左右に必要とせず、設置の自由度が
高い。
【0024】次に、上記のように構成した尿検査装置の
動作について、図8のフロー図を参照して説明する。図
8のフロー図は、基本動作の流れを示すものである。ま
ず、採尿した採尿カップ11を置き台12に載せると、
動作がスタートし、装置内に空気流を生じさせる送風フ
ァン(図示せず)がOFFとなる〔ステップ(以下、S
Tと略す)1〕。これにより、送風ファンの振動が尿重
量測定に悪影響を与えないようにしている。
【0025】続いて、ロードセル21により尿重量が測
定され(ST2)、尿液位が算出される(ST3)。こ
の場合、尿液位は、尿重量測定値より採尿カップ11の
重量を減算して、尿の体積を算出し、この体積を採尿カ
ップ11の断面積で除算して、その除算値を液位として
求める。そして、サンプルノズル51が採尿カップ11
まで降下する(ST4)。
【0026】サンプルノズル51が採尿カップ11内に
入って停止すると、尿が吸引される(ST5)。尿吸引
時は、ピンチバルブ46が開となり、吸引ポンプ42が
ON、吸引バルブ44がONとなり、採尿カップ11内
の尿がチューブ48e、48dを通じてサンプルボトル
45内に吸入される。この過程で、尿が比重センサ47
を通過することで、比重センサ47で尿の比重が測定さ
れる(ST6)。
【0027】サンプルボトル45に尿が適当量溜まる
と、吸引ポンプ42がOFF、吸引バルブ44がOFF
となり、尿の吸引が停止する。そして、ピンチバルブ4
6が開き、排出ポンプ41がON、排出バルブ43がO
Nとなり、サンプルボトル45内が加圧されて、サンプ
ルボトル45内の尿の一部が採尿カップ11に排出され
る(ST7)。この尿の排出時に、ロードセル21で重
量変化を監視しながら、分注に不要な尿をサンプルボト
ル45から採尿カップ11に戻す。不要な尿を排出した
後、排出ポンプ41がOFF、排出バルブ43がOFF
となる。
【0028】次いで、送風ファンがONになる(ST
8)と共に、ピンチバルブ46が閉じ、サンプルノズル
51が上昇する(ST9)。更に、サンプルノズル51
は尿カセットラック17まで左方向に移動し(ST1
0)、尿カセットラック17の目的の尿カセット16の
位置で停止する。そして、サンプルノズル51は下降
し、目的の尿カセット16に尿を排出(分注)する(S
T11)。この分注時には、ピンチバルブ46が開き、
排出ポンプ41がON、排出バルブ43がONとなるこ
とで、サンプルボトル45内の尿がチューブ48d,4
8eを通じて尿カセット16に入る。
【0029】分注後、排出ポンプ41がOFF、排出バ
ルブ43がOFFとなり、サンプルノズル51は上昇
し、今度は洗浄槽13まで右方向に移動し(ST1
2)、洗浄槽13内まで下降してから水道水による水洗
浄を行う(ST13)。水洗浄時は、水道水バルブ32
が開き、チューブ34を通じてサンプルボトル45内に
水道水が入り、更にチューブ48d,48eを経て洗浄
槽13内に流入する。この過程で、尿の流路が洗浄され
ると共に、洗浄槽13でサンプルノズル51の外面が洗
浄される。洗浄槽13から溢れる水は、排水管33,3
6を通じて装置外部に排出される。洗浄後、サンプルノ
ズル51は洗浄槽13から上昇し、原点位置に移動し
て、動作が終了する。
【0030】図8のフロー図には示されていないが、洗
浄液を用いてサンプルノズル51の洗浄を行う場合は、
サンプルノズル51を洗浄液ラック15上の位置まで移
動させ、サンプルノズル51により洗浄液ラック15の
洗浄液ボトル14内の洗浄液をサンプルボトル45内に
吸引し、吸引後にサンプルノズル51を洗浄槽13に入
れた状態で、サンプルボトル45内の洗浄液を洗浄槽1
3内に流入させる。但し、洗浄液は原液のまま使用して
もよいし、水道水と混ぜて使用してもよい。
【0031】なお、上記図8のフロー図では、尿分注を
前提としているが、これは必ずしも行うものではなく、
尿重量及び尿比重だけを行ってもよく、尿分注は必要な
ときにだけ行えばよい。その場合は、尿比重の測定後
に、サンプルボトル45内の尿を採尿カップ11に全部
排出してから、サンプルノズル51の洗浄を行うことに
なる。
【0032】
【発明の効果】本発明の請求項1の尿検査装置によれ
ば、従来の装置において本体内に入り組んで配置されて
いた分注機能、送液機能及び制御機能がそれぞれ分注
部、送液部及び制御部として分離構成されているので、
送液部が液漏れを起こしても制御部が液体で濡れないよ
うにすることができ、制御部の液濡れによる短絡や故障
を防止できる。
【0033】又、分注部、送液部及び制御部の配置の仕
方により、装置の外装カバーを開くだけで、各部を容易
に触ることができるようになり、保守を楽に行える。更
に、分注部、送液部及び制御部の分離構成により、装置
の左右に保守用のスペースを要しないように各部を配置
することができ、それにより装置の設置場所に制約がな
くなる。
【0034】請求項3の尿検査装置によれば、分注部、
送液部及び制御部の他に、収納部、測定部、表示操作部
及び電源部を備え、各部が分離構成されている。従っ
て、分注部、送液部及び制御部だけでなく、収納部、測
定部、表示操作部及び電源部に対しても、液濡れを防止
することができると共に保守を容易に行うことができ、
装置の設置場所の制約も無くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態に係る尿検査装置の構成模式図(一
部)である。
【図2】同尿検査装置の構成模式図(残部)である。
【図3】同尿検査装置の外観斜視図である。
【図4】同尿検査装置の各部の配置の仕方を説明する本
体の正面図である。
【図5】図4の装置本体の右側面図である。
【図6】同尿検査装置の本体上部の配置構造を示す図で
ある。
【図7】図6の配置構造に使用する仕切パネルの外観斜
視図である。
【図8】同尿検査装置の動作を説明するための基本フロ
ー図である。
【符号の説明】
1 本体 5 表示操作部 8 電源部 10 収納部 20 重量測定部(測定部) 30 給排水部(給排液部) 40 送液部 50 分注部 70 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 笠井 英治 京都市右京区山ノ内山ノ下町24番地 株式 会社オムロンライフサイエンス研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体に、採尿容器内の尿を尿カセットに分
    注する機能と、尿を始めとする液体を採尿容器や尿カセ
    ットに送液する機能と、分注及び送液を制御する機能と
    を備える尿検査装置において、 前記分注機能、送液機能及び制御機能を、それぞれ分注
    部、送液部及び制御部として分離構成したことを特徴と
    する尿検査装置。
  2. 【請求項2】前記本体の上部後側に分注部を配置し、こ
    の分注部の前側上に制御部を、前側下に送液部をそれぞ
    れ配置したことを特徴とする請求項1記載の尿検査装
    置。
  3. 【請求項3】本体に、採尿容器や尿カセットを収納する
    収納部と、収納部の採尿容器内の尿を尿カセットに分注
    する分注部と、収納部の採尿容器の重量を測定する測定
    部と、尿を始めとする液体を採尿容器や尿カセットに送
    液する送液部と、測定結果や操作手順を表示すると共に
    操作を指示する表示操作部と、分注部、測定部、送液部
    及び表示操作部を制御する制御部と、各部に電力を供給
    する電源部とを分離して備えることを特徴とする尿検査
    装置。
  4. 【請求項4】前記本体の上部後側に分注部を、この分注
    部の前側上に制御部を、前側下に送液部を、分注部及び
    送液部の下に収納部を、収納部の下に測定部を、測定部
    の下に電源部を、本体の前面に表示操作部を、それぞれ
    配置したことを特徴とする請求項3記載の尿検査装置。
  5. 【請求項5】前記収納部には洗浄槽を収納し、この洗浄
    槽に対する排液及び給液を行う給排液部を備え、この給
    排液部を前記電源部の配置箇所に分離して配置したこと
    を特徴とする請求項4記載の尿検査装置。
JP24771296A 1996-09-19 1996-09-19 尿検査装置 Pending JPH1090256A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015028496A (ja) * 2014-10-07 2015-02-12 三浦工業株式会社 濃度測定装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015028496A (ja) * 2014-10-07 2015-02-12 三浦工業株式会社 濃度測定装置

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