JPH1090258A - 尿検査装置 - Google Patents

尿検査装置

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Publication number
JPH1090258A
JPH1090258A JP24771496A JP24771496A JPH1090258A JP H1090258 A JPH1090258 A JP H1090258A JP 24771496 A JP24771496 A JP 24771496A JP 24771496 A JP24771496 A JP 24771496A JP H1090258 A JPH1090258 A JP H1090258A
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JP
Japan
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urine
cassette
rack
nozzle
test apparatus
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Application number
JP24771496A
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English (en)
Inventor
Akitoshi Miki
章利 三木
Masato Arai
真人 荒井
Akinori Katou
暁紀 加藤
Eiji Kasai
英治 笠井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Publication of JPH1090258A publication Critical patent/JPH1090258A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液体がこぼれ難く、持ち運び易く、割れ難
く、収容方向を間違い難い尿カセット及び尿カセットラ
ックを備える尿検査装置を提供する。 【解決手段】 尿カセット16は、上部に部分的に開口
する液体の出入口70と、上部から上方に突出する把手
部71と、上部内部に出入口70から下部に向かって下
降する傾斜面72と、下部に面取部73と有する。尿カ
セットラック17は、カセット収容部81と、下部に面
取部83と、各カセット収容部81の前部及び後部上方
に一対のスリット孔84a,84bと、一対のスリット
孔84a,84bに嵌脱可能に嵌合して各カセット収容
部81に架設されるストッパ部材89と、後部に貫通孔
85aを持つ突出部85とを有する(図5乃至図7参
照)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、病院等において、
被測定者毎に個別に採尿した尿の量や比重等を測定し、
被測定者毎に少なくとも採尿の一部を蓄える尿検査装置
に関し、特に尿を分注する尿カセット、及び複数の尿カ
セットを収容する尿カセットラックに特徴がある尿検査
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の尿検査装置としては、採尿容器
と、採尿容器内の尿を吸引するノズルと、採尿容器内の
尿を分注・蓄尿する複数の尿カセットと、ノズルを移動
させるノズル移動手段とを備えるものがある。尿カセッ
トは、通常は上部が大きく開放された開口を有し、この
開口を通じてノズルが内部に挿入され、ノズルから尿が
注入される。又、尿カセットは、通常は複数個をまとめ
て尿カセットラックに収容するようになっており、尿カ
セットを洗浄する場合も開口から洗浄液が中に入れられ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通常の
尿カセットは、上部が大きく開放された開口を有する構
造であるため、持ち運ぶときに中の尿が開口から飛び出
たり、こぼれたりし易いだけでなく、非常に持ち難く、
これが持ち運びをより面倒にしている。更に、尿カセッ
トには尿カセットラックに対する収容方向性がないの
で、尿カセットを尿カセットラックに収容する際に、収
容方向を間違い易い。
【0004】従って、本発明は、そのような従来の問題
点に着目してなされたもので、液体がこぼれ難く、持ち
運び易く、収容方向を間違い難い尿カセット及び尿カセ
ットラックを備える尿検査装置を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載の尿検査装置は、採尿容器
と、採尿容器内の尿を吸引するノズルと、採尿容器内の
尿を分注・蓄尿する複数の尿カセットと、ノズルを移動
させるノズル移動手段とを備えるものにおいて、前記尿
カセットが、上部に部分的に開口する液体の出入口と、
上部から上方に突出する把手部と、上部内部に出入口か
ら下部に向かって下降する傾斜面と、下部に面取部とを
有することを特徴とする。
【0006】この尿検査装置では、尿カセットの液体の
出入口が従来の尿カセットとは異なり、部分的に開口す
るものであるため、持ち運ぶときに中の尿が飛び出た
り、こぼれたりし難い。又、持ち運ぶときに把手部を持
てばよいので、持ち運び易く、出入口付近に付着してい
る尿が手に付き難いので清潔でもある。尿カセットから
尿を流し出すときや洗浄液で洗浄するときは、尿や洗浄
液の液切れがよくなり、液体が尿カセットの外壁を伝っ
て流れるようなことがなくなる。
【0007】請求項2記載の尿検査装置は、採尿容器
と、採尿容器内の尿を吸引するノズルと、採尿容器内の
尿を分注・蓄尿する複数の尿カセットと、複数の尿カセ
ットを並べて収容する尿カセットラックと、ノズルを移
動させるノズル移動手段とを備えるものにおいて、前記
尿カセットが、上部に部分的に開口する液体の出入口
と、上部から上方に突出する把手部と、上部内部に出入
口から下部に向かって下降する傾斜面と、下部に面取部
とを有し、前記尿カセットラックが、各尿カセットをそ
れぞれ収容するカセット収容部と、下部に尿カセットの
下部の面取部に対応する形状の面取部と、各カセット収
容部の前部及び後部に一対のスリット孔と、両端部がそ
れぞれ一対のスリット孔に嵌脱可能に嵌合して各カセッ
ト収容部に架設されるストッパ部材と、後部に貫通孔を
持つ突出部とを有することを特徴とする。
【0008】この尿検査装置では、上記尿カセットの構
成に加えて、尿カセットと尿カセットラックの双方の面
取部が対応するように尿カセットを尿カセットラックに
収容する。双方の面取部が対応しない場合は、即ち尿カ
セットの収容方向が逆向きの場合は、尿カセットを尿カ
セットラックに収容することができないため、尿カセッ
トの収容方向を間違うことはない。又、尿カセットラッ
クのカセット収容部の一対のスリット孔にストッパ部材
を取付けることにより、ストッパ部材を設けてあるカセ
ット収容部には尿カセットを収容することができず、尿
カセットラックに対する尿カセットの収容位置を間違え
ることがない。
【0009】尿カセットの全体形状を偏平状とすること
(請求項3)により、複数の尿カセットを並べて収容す
る尿カセットラックを小型化することができ、特により
多数の尿カセットを収容する場合でも尿検査装置の小型
化を図ることができる。尿カセットの全体形状を偏平状
とする場合に、尿カセットの両側部のほぼ中央部分を一
体に接続すること(請求項4)により、尿カセットに尿
を入れたときに側部が膨張するのを防ぐことができるだ
けでなく、尿カセットを補強することもできる。
【0010】尿カセットラックを装置にセットしたとき
に、装置側のストッパが突出部の貫通孔に挿通・係合
し、尿カセットラックが装置に固定されるように構成す
ること(請求項5)により、装置から尿カセットラック
を不用意に取り出すことができなくなり、悪戯等を防止
できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態に基づ
いて説明する。その一実施形態に係る尿検査装置の構成
模式図を図1及び図2に分けて示す。同装置の本体1
は、収納部10、重量測定部20、給排水部30、送液
部40、分注部50から構成される。
【0012】収納部10には、採尿カップ(採尿容器)
11、洗浄槽13、洗浄液ラック15、及び尿カセット
ラック17が図面の右側より左右方向(水平方向)に順
に並べて配置されている。採尿カップ11は置き台12
に載せるようになっており、置き台12は重量センサと
してのロードセル21に連係し、ロードセル21により
置き台12上の採尿カップ11の重量が測定される。
【0013】洗浄槽13は、図面では構成を明確にする
ために左右方向に示されているが、実際にはその長手方
向が奥行方向を向くように配置される。つまり、ノズル
(サンプルノズル)51が挿入される部分(左側の部
分)が前側に位置する。この洗浄槽13は、収納部10
にネジ等により固定され、採尿カップ11と洗浄液ラッ
ク15及び尿カセットラック17との仕切板としても機
能する。
【0014】尿カセットラック17は、ここでは5個の
尿カセット16をまとめて収容するもので、尿カセット
ラックスイッチ18bにより尿カセットラック17の有
無が検出される。即ち、尿カセットラックスイッチ18
bは、尿カセットラック17を収納部10の所定位置に
収納するとONになり、取り出すとOFFになる。尿カ
セット16は、図3(側面図)、及び図4〔図3の上面
図(a)、図3の左側面図(正面図)(b)〕に示すよ
うな構造である。この尿カセット16は、全体形状が偏
平状であると共に、合成樹脂(例えばポリプロピレン)
からなり、上部に部分的に開口する液体の出入口70
と、上部から上方に突出する把手部71と、上部内部に
出入口70から下部に向かって下降する傾斜面72と、
下部に面取部73とを有し、更に両側部のほぼ中央部分
74が一体に接続されたものである。
【0015】このような尿カセット16によれば、液体
の出入口70が部分的に開口するものであるため、持ち
運ぶときに中の尿が飛び出たり、こぼれたりし難い。
又、持ち運ぶときに把手部71を持てばよいので、持ち
運び易く、出入口70付近に付着している尿が手に付き
難いので清潔でもある。尿カセット16から尿を流し出
すときや洗浄液で洗浄するときは、傾斜面72により尿
や洗浄液の液切れがよくなり、液体が尿カセット16の
外壁を伝って流れるようなことがなくなる。
【0016】一方、尿カセットラック17は、図5(上
面図)、図6(図5の線A−Aにおける断面図)、及び
図7(図5の線B−Bにおける断面図)に示すような構
造である。この尿カセットラック17の内部には、5個
の尿カセット16を並べて収容できるように、上下方向
に延びる4対の仕切片80a,80bがそれぞれ前部と
後部に形成され、一対の仕切片80a,80bにより尿
カセット16を収容するカセット収容部81が形成され
る。又、ラック17の内部には、2対の突片82a,8
2bが上下方向に形成され、この突片82a,82b
は、ラック17を補強すると共に、両端のカセット収容
部81に収容される尿カセット16の側部を支持する役
目も果たす。
【0017】尿カセットラック17の下部には、尿カセ
ット16の下部の面取部73に対応する形状の面取部8
3が形成され、更に各カセット収容部81の前部と後部
上方には、それぞれ一対のスリット孔84a,84bが
形成されている。尿カセット16及びラック17の面取
部73,83が対応しているので、尿カセット16をラ
ック17に逆向き(把手部71を後向き)に収容するこ
とはできず、尿カセット16の収容方向を間違えること
がない。一対のスリット孔84a,84bには、図10
に示すようなストッパ部材89の端部89aが嵌脱可能
であり、ストッパ部材89をカセット収容部81に架設
することで、カセット収容部81が封鎖され、このカセ
ット収容部81には尿カセット16を収容することがで
きなくなり、尿カセット16の収容位置を間違えること
がない。
【0018】又、尿カセットラック17の後部には、貫
通孔85aを持つ突出部85が設けられている。この突
出部85の貫通孔85aには、図面には示されていない
が、装置側に設けられたストッパが挿通・係合するよう
になっている。即ち、ラック17を装置の収納部10に
セットすると、スプリングによりストッパが貫通孔85
aに挿通することで、ラック17が収納部10に固定さ
れる。そのロック解除は、ロックソレノイドの励磁によ
りストッパが貫通孔85aから外れることで行われる。
【0019】洗浄液ラック15は、洗浄液ボトル14を
収容するようになっており、洗浄液ラック15の有無
は、洗浄液ラックスイッチ18aのON/OFFにより
検出される。即ち、洗浄液ラックスイッチ18aは、洗
浄液ラック15を収納部10の所定位置に収納するとO
Nになり、取り出すとOFFになる。洗浄液ボトル14
は、図8(側面図)、及び図9〔図8の上面図(a)、
図8の左側面図(正面図)(b)〕に示すような構造で
ある。この洗浄液ボトル14も、尿カセット16と同様
に、全体形状が偏平状であり、上部に部分的に開口する
洗浄液の出入口90と、下部に面取部91とを有し、両
側部のほぼ中央部分92が一体に接続されたものであ
る。
【0020】洗浄液ラック15は、図11(上面図)、
図12(図11の線C−Cにおける断面図)、及び図1
3〔図11の左側面図(正面図)〕に示すような構造で
ある。洗浄液ラック15の内部には、2対の突片100
a,100bが上下方向に形成され、この突片100
a,100bは、ラック15を補強すると共に、洗浄液
ボトル14の側部を支持する役目も果たす。洗浄液ラッ
ク15の下部には、洗浄液ボトル14の下部の面取部9
1に対応する形状の面取部101が形成されている。洗
浄液ボトル14及び洗浄液ラック15の面取部91,1
01が対応しているので、洗浄液ボトル14をラック1
5に逆向きに収容することはできず、洗浄液ボトル14
の収容方向を間違えることがない。
【0021】又、洗浄液ラック15の後部には、貫通孔
102aを持つ突出部102が設けられている。この突
出部102の貫通孔102aには、図2(便宜上、側部
に示されている)に示されているように、装置側に設け
られたストッパ19aが挿通・係合するようになってい
る。即ち、ラック15を装置の収納部10にセットする
と、スプリング19cによりストッパ19aが貫通孔1
02aに挿通することで、ラック15が収納部10に固
定される。そのロック解除は、ロックソレノイド19b
の励磁によりストッパ19aが貫通孔102aから外れ
ることで行われる。
【0022】給排水部30は、給水系に、減圧バルブ3
5を介して水道管に接続された給水用の給水管31及び
水道水バルブ32を有し、排水系に、洗浄槽13に接続
された排水用の排水管33を有する。排水管33は、1
巻状のトラップ33aを有し、別途準備した排水管36
に接続される。送液部40は、排出ポンプ41、吸引ポ
ンプ42、排出バルブ43、吸引バルブ44、サンプル
ボトル45、ピンチバルブ46、比重センサ47を備え
ている。水道水バルブ32とサンプルボトル45はチュ
ーブ34で接続されている。又、排出ポンプ41と排出
バルブ43はチューブ48aで、吸引ポンプ42と吸引
バルブ44はチューブ48bで、排出バルブ43及び吸
引バルブ44とサンプルボトル45はチューブ48c
で、それぞれ接続されている。更に、サンプルボトル4
5、ピンチバルブ46、及び比重センサ47はチューブ
48dで接続され、比重センサ47とサンプルノズル5
1はチューブ48eで接続されている。
【0023】分注部50は、サンプルノズル51を保持
するノズル保持体65と、このノズル保持体65を上下
方向に移動可能に支持するノズル支持体(即ち分注部)
50と、ノズル保持体65を上下方向に移動させるノズ
ル上下移動機構と、ノズル支持体50を左右方向に移動
させるノズル左右移動機構とを備える。ノズル上下移動
機構は、一対のプーリ54bと、プーリ54bに掛けら
れたベルト54aと、上のプーリ54bを回転駆動する
Y軸パルスモータ53とで構成され、ベルト54aにノ
ズル保持体65が取付けられている。ノズル左右移動機
構は、ラック57と、ラック57に歯合するピニオン5
8と、ピニオン58を回転駆動するX軸パルスモータ5
9とで構成される。
【0024】ノズル保持体65の上下移動は、Y軸限界
センサ55とY軸原点センサ56により検知され、セン
サ55,56で検知される範囲内でノズル保持体65が
上下動する。サンプルノズル51は、通常はスプリング
52aにより下方向に付勢されているが、サンプルノズ
ル51に手等の異物が当たったときは、スプリング52
aの付勢力に抗してサンプルノズル51が上昇し、ノズ
ル保持体65上に設けられたノズルスイッチ52bがO
Nになることで、安全のために装置全体の動作が停止す
るようになっている。又、分注部50に設けられた尿カ
セットセンサ62は、例えば光反射型であり、下方に位
置する尿カセットラック17の尿カセット16の有無を
検知する。
【0025】前記収納部10、重量測定部20、給排水
部30、送液部40及び分注部50の各部のポンプ、バ
ルブ、モータ、センサ類等の制御及び信号取り込みは、
制御部(図示せず)によって実行される。制御部は、具
体的にはコンピュータが使用され、下記に説明する各部
の動作をタイミング制御する。次に、上記のように構成
した尿検査装置の動作をついて、図14のフロー図を参
照して説明する。図14のフロー図は、基本動作の流れ
を示すものである。まず、採尿した採尿カップ11を置
き台12に載せると、動作がスタートし、装置内に空気
流を生じさせる送風ファン(図示せず)がOFFとなる
〔ステップ(以下、STと略す)1〕。これにより、送
風ファンの振動が尿重量測定に悪影響を与えないように
している。
【0026】続いて、ロードセル21により尿重量が測
定され(ST2)、尿液位が算出される(ST3)。こ
の場合、尿液位は、尿重量測定値より採尿カップ11の
重量を減算して、尿の体積を算出し、この体積を採尿カ
ップ11の断面積で除算して、その除算値を液位として
求める。そして、サンプルノズル51が採尿カップ11
まで降下する(ST4)。
【0027】サンプルノズル51が採尿カップ11内に
入って停止すると、尿が吸引される(ST5)。尿吸引
時は、ピンチバルブ46が開となり、吸引ポンプ42が
ON、吸引バルブ44がONとなり、採尿カップ11内
の尿がチューブ48e、48dを通じてサンプルボトル
45内に吸入される。この過程で、尿が比重センサ47
を通過することで、比重センサ47で尿の比重が測定さ
れる(ST6)。
【0028】サンプルボトル45に尿が適当量溜まる
と、吸引ポンプ42がOFF、吸引バルブ44がOFF
となり、尿の吸引が停止する。そして、ピンチバルブ4
6が開き、排出ポンプ41がON、排出バルブ43がO
Nとなり、サンプルボトル45内が加圧されて、サンプ
ルボトル45内の尿の一部が採尿カップ11に排出され
る(ST7)。この尿の排出時に、ロードセル21で重
量変化を監視しながら、分注に不要な尿をサンプルボト
ル45から採尿カップ11に戻す。不要な尿を排出した
後、排出ポンプ41がOFF、排出バルブ43がOFF
となる。
【0029】次いで、送風ファンがONになる(ST
8)と共に、ピンチバルブ46が閉じ、サンプルノズル
51が上昇する(ST9)。更に、サンプルノズル51
は尿カセットラック17まで左方向に移動し(ST1
0)、尿カセットラック17の目的の尿カセット16の
位置で停止する。そして、サンプルノズル51は下降
し、目的の尿カセット16に尿を排出(分注)する(S
T11)。この分注時には、ピンチバルブ46が開き、
排出ポンプ41がON、排出バルブ43がONとなるこ
とで、サンプルボトル45内の尿がチューブ48d,4
8eを通じて尿カセット16に入る。
【0030】分注後、排出ポンプ41がOFF、排出バ
ルブ43がOFFとなり、サンプルノズル51は上昇
し、今度は洗浄槽13まで右方向に移動し(ST1
2)、洗浄槽13内まで下降してから水道水による水洗
浄を行う(ST13)。水洗浄時は、水道水バルブ32
が開き、チューブ34を通じてサンプルボトル45内に
水道水が入り、更にチューブ48d,48eを経て洗浄
槽13内に流入する。この過程で、尿の流路が洗浄され
ると共に、洗浄槽13でサンプルノズル51の外面が洗
浄される。洗浄槽13から溢れる水は、排水管33,3
6を通じて装置外部に排出される。洗浄後、サンプルノ
ズル51は洗浄槽13から上昇し、原点位置に移動し
て、動作が終了する。
【0031】図14のフロー図には示されていないが、
洗浄液を用いてサンプルノズル51の洗浄を行う場合
は、サンプルノズル51を洗浄液ラック15上の位置ま
で移動させ、サンプルノズル51により洗浄液ラック1
5の洗浄液ボトル14内の洗浄液をサンプルボトル45
内に吸引し、吸引後にサンプルノズル51を洗浄槽13
に入れた状態で、サンプルボトル45内の洗浄液を洗浄
槽13内に流入させる。但し、洗浄液は原液のまま使用
してもよいし、水道水と混ぜて使用してもよい。
【0032】なお、上記図14のフロー図では、尿分注
を前提としているが、これは必ずしも行うものではな
く、尿重量及び尿比重だけを行ってもよく、尿分注は必
要なときにだけ行えばよい。その場合は、尿比重の測定
後に、サンプルボトル45内の尿を採尿カップ11に全
部排出してから、サンプルノズル51の洗浄を行うこと
になる。
【0033】
【発明の効果】本発明の請求項1の尿検査装置によれ
ば、液体の出入口が部分的に開口するものであるため、
持ち運ぶときに中の尿が飛び出たり、こぼれたりし難
い。又、持ち運ぶときに把手部を持てばよいので、持ち
運び易く、出入口付近に付着している尿が手に付き難い
ので清潔でもある。尿カセットから尿を流し出すときや
洗浄液で洗浄するときは、尿や洗浄液の液切れがよくな
り、液体が尿カセットの外壁を伝って流れるようなこと
がなくなる。
【0034】請求項2の尿検査装置によれば、上記尿カ
セットによる作用効果に加えて、尿カセットと尿カセッ
トラックの双方の面取部が対応しない場合は、即ち尿カ
セットの収容方向が逆向きの場合は、尿カセットを尿カ
セットラックに収容することができないため、尿カセッ
トの収容方向を間違うことはない。又、尿カセットラッ
クのカセット収容部の一対のスリット孔にストッパ部材
を取付けることにより、ストッパ部材を設けてあるカセ
ット収容部には尿カセットを収容することができず、尿
カセットラックに対する尿カセットの収容位置を間違え
ることがない。
【0035】請求項3によれば、複数の尿カセットを並
べて収容する尿カセットラックを小型化することがで
き、特により多数の尿カセットを収容する場合でも尿検
査装置の小型化を図ることができる。請求項4によれ
ば、尿カセットに尿や洗浄液を入れたときに側部が膨張
するのを防ぐことができるだけでなく、尿カセットを補
強することもできる。
【0036】請求項5によれば、装置から尿カセットラ
ックを不用意に取り出すことができなくなり、悪戯等を
防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態に係る尿検査装置の構成模式図(一
部)である。
【図2】同尿検査装置の構成模式図(残部)である。
【図3】同尿検査装置の尿カセットラックに収容される
尿カセットの側面図である。
【図4】図3の尿カセットの上面図(a)、及び左側面
図(正面図)(b)である。
【図5】同尿検査装置の尿カセットラックの上面図であ
る。
【図6】図5の尿カセットラックの線A−Aにおける断
面図である。
【図7】図5の尿カセットラックの線B−Bにおける断
面図である。
【図8】同尿検査装置の洗浄液ラックに収容される洗浄
液ボトルの側面図である。
【図9】図8の洗浄液ボトルの上面図(a)、及び左側
面図(正面図)(b)である。
【図10】図5の尿カセットラックに取付けられるスト
ッパ部材を示す図である。
【図11】同尿検査装置の洗浄液ラックの上面図であ
る。
【図12】図11の洗浄液ラックの線C−Cにおける断
面図である。
【図13】図11の洗浄液ラックの左側面図(正面図)
である。
【図14】同尿検査装置の動作を説明するための基本フ
ロー図である。
【符号の説明】
11 採尿カップ(採尿容器) 16 尿カセット 17 尿カセットラック 51 サンプルノズル 70 出入口 71 把手部 72 傾斜面 73,83 面取部 74 中央部分 81 カセット収容部 84a,84b スリット孔 85 突出部 85a 貫通孔 89 ストッパ部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 笠井 英治 京都市右京区山ノ内山ノ下町24番地 株式 会社オムロンライフサイエンス研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】採尿容器と、採尿容器内の尿を吸引するノ
    ズルと、採尿容器内の尿を分注・蓄尿する複数の尿カセ
    ットと、ノズルを移動させるノズル移動手段とを備える
    尿検査装置において、 前記尿カセットは、上部に部分的に開口する液体の出入
    口と、上部から上方に突出する把手部と、上部内部に出
    入口から下部に向かって下降する傾斜面と、下部に面取
    部とを有することを特徴とする尿検査装置。
  2. 【請求項2】採尿容器と、採尿容器内の尿を吸引するノ
    ズルと、採尿容器内の尿を分注・蓄尿する複数の尿カセ
    ットと、複数の尿カセットを並べて収容する尿カセット
    ラックと、ノズルを移動させるノズル移動手段とを備え
    る尿検査装置において、 前記尿カセットは、上部に部分的に開口する液体の出入
    口と、上部から上方に突出する把手部と、上部内部に出
    入口から下部に向かって下降する傾斜面と、下部に面取
    部とを有し、前記尿カセットラックは、各尿カセットを
    それぞれ収容するカセット収容部と、下部に尿カセット
    の下部の面取部に対応する形状の面取部と、各カセット
    収容部の前部及び後部に一対のスリット孔と、両端部が
    それぞれ一対のスリット孔に嵌脱可能に嵌合して各カセ
    ット収容部に架設されるストッパ部材と、後部に貫通孔
    を持つ突出部とを有することを特徴とする尿検査装置。
  3. 【請求項3】前記尿カセットは、全体の形状が偏平状で
    あることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の尿検
    査装置。
  4. 【請求項4】前記尿カセットは、両側部のほぼ中央部分
    が一体に接続されていることを特徴とする請求項3記載
    の尿検査装置。
  5. 【請求項5】前記尿カセットラックは、この尿カセット
    ラックを装置にセットしたときに、装置側のストッパが
    突出部の貫通孔に挿通・係合することで、装置に固定さ
    れることを特徴とする請求項2記載の尿検査装置。
JP24771496A 1996-09-19 1996-09-19 尿検査装置 Pending JPH1090258A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6849676B1 (en) 1998-01-09 2005-02-01 Matsumoto Yushi-Seiyaku Co., Ltd. Antistatic polyurethane elastic fiber and material for producing the same
CN104172976A (zh) * 2014-08-22 2014-12-03 韩江波 一种幼儿尿盆

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US6849676B1 (en) 1998-01-09 2005-02-01 Matsumoto Yushi-Seiyaku Co., Ltd. Antistatic polyurethane elastic fiber and material for producing the same
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