JPH1089740A - エアシャワー装置 - Google Patents
エアシャワー装置Info
- Publication number
- JPH1089740A JPH1089740A JP24762596A JP24762596A JPH1089740A JP H1089740 A JPH1089740 A JP H1089740A JP 24762596 A JP24762596 A JP 24762596A JP 24762596 A JP24762596 A JP 24762596A JP H1089740 A JPH1089740 A JP H1089740A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air shower
- air
- floor
- shower room
- room
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- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 エアシャワー室内で入室者にエアシャワーを
極力ムラなく浴びせることで除塵効率を高める。 【解決手段】 エアシャワー室1の床をベルトコンベヤ
又はチェーンコンベヤと同じ構造の可動床16とし、清浄
空気噴出時に床面を構成する床部材16a をエアシャワー
室1の出口3側から入口2側に向けて連続的に水平移動
させる。入室者Mは歩行動作を続けなければならないか
ら、意識することなく手足を動かしながらエアシャワー
を浴びることになる。
極力ムラなく浴びせることで除塵効率を高める。 【解決手段】 エアシャワー室1の床をベルトコンベヤ
又はチェーンコンベヤと同じ構造の可動床16とし、清浄
空気噴出時に床面を構成する床部材16a をエアシャワー
室1の出口3側から入口2側に向けて連続的に水平移動
させる。入室者Mは歩行動作を続けなければならないか
ら、意識することなく手足を動かしながらエアシャワー
を浴びることになる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クリーンルームへ
の入室者の着衣に付着している塵埃等を除去するために
クリーンルームの入口に設置するエアシャワー装置に関
する。
の入室者の着衣に付着している塵埃等を除去するために
クリーンルームの入口に設置するエアシャワー装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のエアシャワー装置の例を図2に示
す。図2は従来例を示す模式断面図である。同図におい
て、Mはクリーンルームへ入室しようとする入室者、1
はエアシャワー室、2は入口、3は出口、4はエアフィ
ルタ、5はエア噴出口、6は床、7は床下空間である。
エアフィルタ4としてはULPAフィルタ等の高性能フ
ィルタが使用されている。床6は金属製の格子板、多孔
板等からなり、入室者Mの歩行に支障がない程度に小型
の貫通孔または貫通スリットを全面に密に備えているか
ら、エアの流通は自由である。
す。図2は従来例を示す模式断面図である。同図におい
て、Mはクリーンルームへ入室しようとする入室者、1
はエアシャワー室、2は入口、3は出口、4はエアフィ
ルタ、5はエア噴出口、6は床、7は床下空間である。
エアフィルタ4としてはULPAフィルタ等の高性能フ
ィルタが使用されている。床6は金属製の格子板、多孔
板等からなり、入室者Mの歩行に支障がない程度に小型
の貫通孔または貫通スリットを全面に密に備えているか
ら、エアの流通は自由である。
【0003】エアフィルタ4により清浄化されたエアが
エアシャワー室1の側壁および天井に設けられた多数の
エア噴出口5から入室者Mに向けて噴き出す。このエア
は入室者Mの着衣に付着していた塵埃とともに床6を通
り抜けて床下空間7に入り、ここから排気される。
エアシャワー室1の側壁および天井に設けられた多数の
エア噴出口5から入室者Mに向けて噴き出す。このエア
は入室者Mの着衣に付着していた塵埃とともに床6を通
り抜けて床下空間7に入り、ここから排気される。
【0004】入室者Mは入口2からエアシャワー室1に
入り、ここで静止直立して一定時間エアシャワーを浴び
た後、出口3からクリーンルームに入室する。
入り、ここで静止直立して一定時間エアシャワーを浴び
た後、出口3からクリーンルームに入室する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
装置では、クリーンルームへの入室者がエアシャワー室
内で静止直立してエアシャワーを浴びると、エアの当た
り方にムラを生じて着衣の除塵が不充分となる、という
問題があった。入室者がエアシャワー室内で意識的に身
体を動かせば(例えば体操をする)この問題は改善され
るが、定められた動作を総ての入室者に確実に実行させ
ることは困難である。
装置では、クリーンルームへの入室者がエアシャワー室
内で静止直立してエアシャワーを浴びると、エアの当た
り方にムラを生じて着衣の除塵が不充分となる、という
問題があった。入室者がエアシャワー室内で意識的に身
体を動かせば(例えば体操をする)この問題は改善され
るが、定められた動作を総ての入室者に確実に実行させ
ることは困難である。
【0006】本発明は、このような問題を解決して、ク
リーンルームへの入室者がエアシャワー室内でエアシャ
ワーを浴びる際に確実に身体を動かすことにより除塵効
率を高めることが可能なエアシャワー装置を提供するこ
とを目的とする。
リーンルームへの入室者がエアシャワー室内でエアシャ
ワーを浴びる際に確実に身体を動かすことにより除塵効
率を高めることが可能なエアシャワー装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、クリーンルームへの入室者に清浄な空気
を吹き付けるエアシャワー室を有するエアシャワー装置
において、該エアシャワー室は床面を構成する床部材が
水平方向に連続的に移動可能な可動床を有し、該可動床
は該清浄な空気の噴出時に該床面を構成する床部材が該
エアシャワー室の出口側から入口側に向けて連続的に移
動するエアシャワー装置としている。
め、本発明は、クリーンルームへの入室者に清浄な空気
を吹き付けるエアシャワー室を有するエアシャワー装置
において、該エアシャワー室は床面を構成する床部材が
水平方向に連続的に移動可能な可動床を有し、該可動床
は該清浄な空気の噴出時に該床面を構成する床部材が該
エアシャワー室の出口側から入口側に向けて連続的に移
動するエアシャワー装置としている。
【0008】即ち、クリーンルームへの入室者がエアシ
ャワー室内でエアシャワーを浴びる際にエアシャワー室
の床が出口側から入口側に向けて連続的に動くから、そ
の入室者は手足を動かす歩行動作の継続を余儀なくされ
ることになり、その結果、入室者にエアがむらなく当た
るから除塵効率が向上する。
ャワー室内でエアシャワーを浴びる際にエアシャワー室
の床が出口側から入口側に向けて連続的に動くから、そ
の入室者は手足を動かす歩行動作の継続を余儀なくされ
ることになり、その結果、入室者にエアがむらなく当た
るから除塵効率が向上する。
【0009】更に本発明は、上記エアシャワー装置の床
部材を厚さ方向に貫通する孔またはスリットの少なくと
も一方を密に備えているものとしている。即ち、このエ
アシャワー装置は除塵効率の良い床下排気を行うことが
可能となる。
部材を厚さ方向に貫通する孔またはスリットの少なくと
も一方を密に備えているものとしている。即ち、このエ
アシャワー装置は除塵効率の良い床下排気を行うことが
可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図1を参照し
ながら説明する。図1は本発明の実施形態を示す模式断
面図である。同図において、図2と同じものには同一の
符号を付与した。16は可動床、16aは床部材、16
bはフラットローラである。
ながら説明する。図1は本発明の実施形態を示す模式断
面図である。同図において、図2と同じものには同一の
符号を付与した。16は可動床、16aは床部材、16
bはフラットローラである。
【0011】本発明のエアシャワー装置は、エアシャワ
ー室1の床面を構成する床部材16aが出口3側から入
口2側に向けて連続的に移動することができる可動床1
6となっており、その他の基本構造は図2に示した従来
のエアシャワー装置と変わらない。
ー室1の床面を構成する床部材16aが出口3側から入
口2側に向けて連続的に移動することができる可動床1
6となっており、その他の基本構造は図2に示した従来
のエアシャワー装置と変わらない。
【0012】可動床16の具体例を説明する。図1に示
したものは、ベルトコンベヤと同じ構造である。従って
床部材16aはエンドレスのベルトであり、往復で上下
二段になるベルトの上段側がエアシャワー室1の床面を
構成している。エアシャワー室の床はエアや塵埃の通過
性と導電性が良好でなければならないから、床部材16
aとしては金網ベルト等が適している。フラットローラ
16bは入室者Mの体重を支えて床部材16aの撓みを
防ぐ。
したものは、ベルトコンベヤと同じ構造である。従って
床部材16aはエンドレスのベルトであり、往復で上下
二段になるベルトの上段側がエアシャワー室1の床面を
構成している。エアシャワー室の床はエアや塵埃の通過
性と導電性が良好でなければならないから、床部材16
aとしては金網ベルト等が適している。フラットローラ
16bは入室者Mの体重を支えて床部材16aの撓みを
防ぐ。
【0013】可動床16を上記のようなベルトコンベヤ
構造に代えてチェーンコンベヤ構造としてもよい。この
場合は金網チェーンコンベヤ、金属スラットを用いたス
ラットコンベヤ、金属格子板を用いたフラットトップコ
ンベヤ等が適している。
構造に代えてチェーンコンベヤ構造としてもよい。この
場合は金網チェーンコンベヤ、金属スラットを用いたス
ラットコンベヤ、金属格子板を用いたフラットトップコ
ンベヤ等が適している。
【0014】次にこのエアシャワー装置の動作例を説明
する。入室者Mが入口2の前に立つとドア(図示は省
略)が開くとともに、エア噴出口5からエアシャワー室
1内へのエア噴出が始まり、更に可動床16の床部材1
6aが床面側では入室者Mの進行とは逆の方向に低速で
動き始める。入室者Mがエアシャワー室1内に入って出
口3に向けて歩行すると、間もなく床部材16aの移動
速度が入室者Mの通常の歩行速度と同等となり、以後そ
の速度で動き続ける。その結果入室者Mは後退を避ける
ためにエアシャワー室1の中央部分で歩行動作を続け、
手足を動かしながら(足踏み状態で)エアシャワーを浴
びることになる。
する。入室者Mが入口2の前に立つとドア(図示は省
略)が開くとともに、エア噴出口5からエアシャワー室
1内へのエア噴出が始まり、更に可動床16の床部材1
6aが床面側では入室者Mの進行とは逆の方向に低速で
動き始める。入室者Mがエアシャワー室1内に入って出
口3に向けて歩行すると、間もなく床部材16aの移動
速度が入室者Mの通常の歩行速度と同等となり、以後そ
の速度で動き続ける。その結果入室者Mは後退を避ける
ためにエアシャワー室1の中央部分で歩行動作を続け、
手足を動かしながら(足踏み状態で)エアシャワーを浴
びることになる。
【0015】所定時間の後、タイマーが作動して可動床
16の動きが止まると入室者Mは出口3の前に到達す
る。この時エアの噴出が止まり、次いで出口3のドア
(図示は省略)が開き、入室者Mはクリーンルームに入
室する。
16の動きが止まると入室者Mは出口3の前に到達す
る。この時エアの噴出が止まり、次いで出口3のドア
(図示は省略)が開き、入室者Mはクリーンルームに入
室する。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
クリーンルームへの入室者がエアシャワー室内でエアシ
ャワーを浴びる際に確実に身体を動かすことにより除塵
効率を高めることが可能なエアシャワー装置を提供する
ことができ、クリーンルームの汚染防止に寄与する。
クリーンルームへの入室者がエアシャワー室内でエアシ
ャワーを浴びる際に確実に身体を動かすことにより除塵
効率を高めることが可能なエアシャワー装置を提供する
ことができ、クリーンルームの汚染防止に寄与する。
【図1】 本発明の実施形態を示す模式断面図である。
【図2】 従来例を示す模式断面図である。
1 エアシャワー室 2 入口 3 出口 4 エアフィルタ 5 エア噴出口 6 床 7 床下空間 16 可動床 16a 床部材 16b フラットローラ
Claims (2)
- 【請求項1】 クリーンルームへの入室者に清浄な空気
を吹き付けるエアシャワー室を有するエアシャワー装置
において、 該エアシャワー室は床面を構成する床部材が水平方向に
連続的に移動可能な可動床を有し、該可動床は該清浄な
空気の噴出時に該床面を構成する床部材が該エアシャワ
ー室の出口側から入口側に向けて連続的に移動すること
を特徴とするエアシャワー装置。 - 【請求項2】 前記床部材は厚さ方向に貫通する孔また
はスリットの少なくとも一方を密に備えていることを特
徴とする請求項1記載のエアシャワー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24762596A JPH1089740A (ja) | 1996-09-19 | 1996-09-19 | エアシャワー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24762596A JPH1089740A (ja) | 1996-09-19 | 1996-09-19 | エアシャワー装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1089740A true JPH1089740A (ja) | 1998-04-10 |
Family
ID=17166299
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24762596A Withdrawn JPH1089740A (ja) | 1996-09-19 | 1996-09-19 | エアシャワー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1089740A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE202010013232U1 (de) | 2010-12-29 | 2011-03-03 | Fischer, Seira | Personenreinigungsanlage |
CN106424007A (zh) * | 2016-08-15 | 2017-02-22 | 天津市滨海净化设施有限公司 | 风淋通道 |
CN109746238A (zh) * | 2018-12-27 | 2019-05-14 | 江苏亚一智能装备有限公司 | 一种汽车喷涂车间隔尘环保出入口系统 |
CN110860527A (zh) * | 2019-11-28 | 2020-03-06 | 苏州惠丰净化设备有限公司 | 一种利用非接触式红外传感器控制的自动风淋系统 |
CN112282627A (zh) * | 2020-10-20 | 2021-01-29 | 李友平 | 一种可保持阶面水平的可移动式梯子 |
CN113770118A (zh) * | 2021-09-26 | 2021-12-10 | 安徽三马净化科技有限公司 | 基于独立分区的隧道式风淋室 |
-
1996
- 1996-09-19 JP JP24762596A patent/JPH1089740A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE202010013232U1 (de) | 2010-12-29 | 2011-03-03 | Fischer, Seira | Personenreinigungsanlage |
US9386889B2 (en) | 2010-12-29 | 2016-07-12 | Seira Fischer | Personal cleaning system |
CN106424007A (zh) * | 2016-08-15 | 2017-02-22 | 天津市滨海净化设施有限公司 | 风淋通道 |
CN109746238A (zh) * | 2018-12-27 | 2019-05-14 | 江苏亚一智能装备有限公司 | 一种汽车喷涂车间隔尘环保出入口系统 |
CN110860527A (zh) * | 2019-11-28 | 2020-03-06 | 苏州惠丰净化设备有限公司 | 一种利用非接触式红外传感器控制的自动风淋系统 |
CN112282627A (zh) * | 2020-10-20 | 2021-01-29 | 李友平 | 一种可保持阶面水平的可移动式梯子 |
CN113770118A (zh) * | 2021-09-26 | 2021-12-10 | 安徽三马净化科技有限公司 | 基于独立分区的隧道式风淋室 |
CN113770118B (zh) * | 2021-09-26 | 2022-08-26 | 安徽三马净化科技有限公司 | 基于独立分区的隧道式风淋室 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20031202 |