JPH1089514A - 吸排気弁 - Google Patents
吸排気弁Info
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- JPH1089514A JPH1089514A JP24348796A JP24348796A JPH1089514A JP H1089514 A JPH1089514 A JP H1089514A JP 24348796 A JP24348796 A JP 24348796A JP 24348796 A JP24348796 A JP 24348796A JP H1089514 A JPH1089514 A JP H1089514A
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- Japan
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- exhaust
- intake
- valve body
- pipe
- port
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 排水管路内に発生する圧力上昇および負圧に
よって生じる排水トラップの封水破壊、封水の跳ね出し
を防止する。 【解決手段】 吸排気弁本体10の管部14の上端より外周
側に吸気弁座部13,18を有する環状の吸気口19を設け
る。この吸気口19を排水管路の負圧により吸気弁座部1
3,18から離反して開口する吸気弁体32を設ける。弁本
体10の管部14の上端より上方に周縁に排気弁座部29を形
成した排気口28を開口する。この排気口28を排水管路の
加圧により排気弁座部29から離反して開口する排気弁体
50を設ける。排気弁体50の上部の嵌合縁12a に排気弁体
50を覆う覆体55を嵌合する。この覆体55に外気と連通す
る排気通口57を開口する。
よって生じる排水トラップの封水破壊、封水の跳ね出し
を防止する。 【解決手段】 吸排気弁本体10の管部14の上端より外周
側に吸気弁座部13,18を有する環状の吸気口19を設け
る。この吸気口19を排水管路の負圧により吸気弁座部1
3,18から離反して開口する吸気弁体32を設ける。弁本
体10の管部14の上端より上方に周縁に排気弁座部29を形
成した排気口28を開口する。この排気口28を排水管路の
加圧により排気弁座部29から離反して開口する排気弁体
50を設ける。排気弁体50の上部の嵌合縁12a に排気弁体
50を覆う覆体55を嵌合する。この覆体55に外気と連通す
る排気通口57を開口する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高層建造物などの
排水管路に取付けられ排水管路系の減圧または加圧によ
りトラップの封水破壊または封水が跳ね出すことを防止
する吸排気弁に関する。
排水管路に取付けられ排水管路系の減圧または加圧によ
りトラップの封水破壊または封水が跳ね出すことを防止
する吸排気弁に関する。
【0002】
【従来の技術】中層および高層集合住宅などの排水管路
は、通常、各階の排水横枝管が排水縦主管に合流し、排
水縦主管が地下の排水横主管に接続されている。そし
て、建物の排水管路は水漏れがないように接着などによ
り密封されているが、排水が流れると、その上流側が減
圧されることがあり、特に、排水横枝管が排水縦主管に
合流する箇所、或いは排水縦主管が地下の排水横主管に
接続される曲り管の部分が満管状態になり易く、満管と
なった部分より上流側が減圧になり、各階の排水設備で
ある浴室、洗面台、トイレの便器、流し台などのトラッ
プの封水が吸引されて、トラップ内の封水がなくなり、
これらの排水管路内に臭気がそのままそのトラップを通
じて室内に漏洩し、室内が臭気により不快になる問題が
ある。
は、通常、各階の排水横枝管が排水縦主管に合流し、排
水縦主管が地下の排水横主管に接続されている。そし
て、建物の排水管路は水漏れがないように接着などによ
り密封されているが、排水が流れると、その上流側が減
圧されることがあり、特に、排水横枝管が排水縦主管に
合流する箇所、或いは排水縦主管が地下の排水横主管に
接続される曲り管の部分が満管状態になり易く、満管と
なった部分より上流側が減圧になり、各階の排水設備で
ある浴室、洗面台、トイレの便器、流し台などのトラッ
プの封水が吸引されて、トラップ内の封水がなくなり、
これらの排水管路内に臭気がそのままそのトラップを通
じて室内に漏洩し、室内が臭気により不快になる問題が
ある。
【0003】そこで、従来、外部より空気を取り入れる
通気管を排水管路の排水縦主管の上端に接続し、この通
気管の上端を建物の外部に臨ませ、排水管路内の減圧を
防止する方法が採られているが、この方法では排水管路
内に排水が流れていないときには、排水管路内の臭気が
そのまま通気管より外部に排出されるので、住宅の密集
地域ではこの臭気が問題となる。
通気管を排水管路の排水縦主管の上端に接続し、この通
気管の上端を建物の外部に臨ませ、排水管路内の減圧を
防止する方法が採られているが、この方法では排水管路
内に排水が流れていないときには、排水管路内の臭気が
そのまま通気管より外部に排出されるので、住宅の密集
地域ではこの臭気が問題となる。
【0004】また、この通気管から臭気が漏洩すること
を防止するため、例えば、実開平5−90065号公報
に記載されているように、排水管路が負圧となったと
き、外気を吸入する吸気弁を排水管路系に連通接続し、
この排水管路系に連結された排水設備などのトラップの
封水破壊を防止する方法が知られている。
を防止するため、例えば、実開平5−90065号公報
に記載されているように、排水管路が負圧となったと
き、外気を吸入する吸気弁を排水管路系に連通接続し、
この排水管路系に連結された排水設備などのトラップの
封水破壊を防止する方法が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に記載の吸気
弁体は、排気管路内の圧力が低下したときに外気圧と排
水管路内の圧力差により吸気弁体が吸気口を開き、外気
を排水管路内に導入し、各排水管路内の圧力が正常の圧
力に戻ったとき、吸気弁体が吸気口を閉じるようにし
て、排水管路内のトラップの封水破壊を防止するととも
に臭気が外部に漏洩しないようにした構造が採られてい
る。
弁体は、排気管路内の圧力が低下したときに外気圧と排
水管路内の圧力差により吸気弁体が吸気口を開き、外気
を排水管路内に導入し、各排水管路内の圧力が正常の圧
力に戻ったとき、吸気弁体が吸気口を閉じるようにし
て、排水管路内のトラップの封水破壊を防止するととも
に臭気が外部に漏洩しないようにした構造が採られてい
る。
【0006】しかしながら、上記実開平5−90065
号公報に記載されている吸気弁体を排水管路に連通接続
しても、高層建造物などの排水縦主管を流下する排水が
最下点に達するときには、下層階の排水管路内の圧力が
高まることがあり、排水管路内の圧力が高くなると排水
縦主管に接続される排水横枝管内も加圧され、この排水
横枝管に接続した各排水設備のトラップの封水の跳ね出
し現象が起こり、噴出した排水で排水設備の周囲が水び
たしになり、また、トラップの封水がなくなることによ
って排水管路の臭気が漏れるなどの問題があり、排水管
路内が負圧となったときに外気を吸入する吸気弁では排
水管路内の圧力上昇に対応できない問題点があった。
号公報に記載されている吸気弁体を排水管路に連通接続
しても、高層建造物などの排水縦主管を流下する排水が
最下点に達するときには、下層階の排水管路内の圧力が
高まることがあり、排水管路内の圧力が高くなると排水
縦主管に接続される排水横枝管内も加圧され、この排水
横枝管に接続した各排水設備のトラップの封水の跳ね出
し現象が起こり、噴出した排水で排水設備の周囲が水び
たしになり、また、トラップの封水がなくなることによ
って排水管路の臭気が漏れるなどの問題があり、排水管
路内が負圧となったときに外気を吸入する吸気弁では排
水管路内の圧力上昇に対応できない問題点があった。
【0007】本発明では、上記問題点に鑑みなされたも
ので、排水管路内の加圧状態および負圧状態が起きても
各排水設備のトラップの封水が影響されない吸排気弁を
提供するものである。
ので、排水管路内の加圧状態および負圧状態が起きても
各排水設備のトラップの封水が影響されない吸排気弁を
提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の吸
排気弁は、排水管路に連通する管部と外気に連通する吸
気口および排気口とを形成した弁本体と、前記排水管路
の負圧により前記弁本体の吸気口を開口する吸気弁体
と、前記排水管路内の圧力上昇により前記弁本体の排気
口を開口する排気弁体とを備えたものである。
排気弁は、排水管路に連通する管部と外気に連通する吸
気口および排気口とを形成した弁本体と、前記排水管路
の負圧により前記弁本体の吸気口を開口する吸気弁体
と、前記排水管路内の圧力上昇により前記弁本体の排気
口を開口する排気弁体とを備えたものである。
【0009】そして、排水管路を流下する排水が最下点
に達するときなどに排水管路内の圧力が上昇されると、
排気弁体が排気口を開口し、排水管路から外気に排気
し、排水管路内は通常の圧力となり、この排水管路に接
続した排水設備のトラップの封水が跳ね出すことを防止
する。
に達するときなどに排水管路内の圧力が上昇されると、
排気弁体が排気口を開口し、排水管路から外気に排気
し、排水管路内は通常の圧力となり、この排水管路に接
続した排水設備のトラップの封水が跳ね出すことを防止
する。
【0010】また、排水管路内が満管状態となってこの
満管状態の箇所より上流側が減圧状態となったときには
吸気弁体が吸気口を開口し、この吸気口から排水管路内
に外気が導入されて排水管路内は通常の圧力となり、こ
の排水管路に接続した排水設備などのトラップの封水破
壊を防止して臭気が室内に漏洩することを防止する。
満管状態の箇所より上流側が減圧状態となったときには
吸気弁体が吸気口を開口し、この吸気口から排水管路内
に外気が導入されて排水管路内は通常の圧力となり、こ
の排水管路に接続した排水設備などのトラップの封水破
壊を防止して臭気が室内に漏洩することを防止する。
【0011】請求項2記載の発明の吸排気弁は、排水管
路に連通する管部の上端とこの管部の上端より外周側に
設けた環状部との間に外気を導入する下向きの吸気口を
形成しかつ前記管部の上端縁と前記環状部の上端縁とを
吸気弁座部とするとともに前記管部の上端より上部に開
口した排気口を形成しかつこの排気口との周縁の上面に
排気弁座部を形成した弁本体と、この弁本体の吸気弁座
部に接離自在に当接され前記排水管路内の負圧によりこ
の吸気弁座部から離反して前記吸気口を開口する環状の
吸気弁体と、前記弁本体の排気弁座部に接離自在に当接
され前記排水管路内の圧力の上昇によりこの排気弁座部
から離反して前記排気口を開口する排気弁体とを備えた
ものである。
路に連通する管部の上端とこの管部の上端より外周側に
設けた環状部との間に外気を導入する下向きの吸気口を
形成しかつ前記管部の上端縁と前記環状部の上端縁とを
吸気弁座部とするとともに前記管部の上端より上部に開
口した排気口を形成しかつこの排気口との周縁の上面に
排気弁座部を形成した弁本体と、この弁本体の吸気弁座
部に接離自在に当接され前記排水管路内の負圧によりこ
の吸気弁座部から離反して前記吸気口を開口する環状の
吸気弁体と、前記弁本体の排気弁座部に接離自在に当接
され前記排水管路内の圧力の上昇によりこの排気弁座部
から離反して前記排気口を開口する排気弁体とを備えた
ものである。
【0012】そして、排水管路内に発生する圧力の上昇
により外気に排気する排気口は弁本体の上部に開口し、
排水管路の負圧により外気を吸引する吸気口は弁本体の
周囲に下向きに開口したため、この排気口および吸気口
を開閉する排気弁体と吸気弁体とは互いに干渉すること
なく円滑に作動し、吸排気弁を小型に形成できる。
により外気に排気する排気口は弁本体の上部に開口し、
排水管路の負圧により外気を吸引する吸気口は弁本体の
周囲に下向きに開口したため、この排気口および吸気口
を開閉する排気弁体と吸気弁体とは互いに干渉すること
なく円滑に作動し、吸排気弁を小型に形成できる。
【0013】請求項3記載の発明の吸排気弁は、請求項
2記載の吸排気弁において、この弁本体の内周面に上下
方向の係合溝を形成するとともに排気口の中央部に上下
方向の案内孔を形成し、吸気弁体は、環状の吸気弁部材
とこの吸気弁部材の上側に取付けられかつ外周部内面側
に前記係合溝に沿って昇降する案内部を突設した環状の
案内部材とを有し、前記排気弁体は、円盤状の排気弁部
材とこの排気弁部材の下方に突出し前記案内孔を昇降す
る案内杆部を有するものである。
2記載の吸排気弁において、この弁本体の内周面に上下
方向の係合溝を形成するとともに排気口の中央部に上下
方向の案内孔を形成し、吸気弁体は、環状の吸気弁部材
とこの吸気弁部材の上側に取付けられかつ外周部内面側
に前記係合溝に沿って昇降する案内部を突設した環状の
案内部材とを有し、前記排気弁体は、円盤状の排気弁部
材とこの排気弁部材の下方に突出し前記案内孔を昇降す
る案内杆部を有するものである。
【0014】そして、吸気弁体は吸気弁部材の上側外周
部に形成した案内部が弁本体の係合溝に沿って昇降する
ため、環状の吸気弁部材か水平状態を保持して昇降さ
れ、この吸気弁体は確実に吸気口を開閉する。
部に形成した案内部が弁本体の係合溝に沿って昇降する
ため、環状の吸気弁部材か水平状態を保持して昇降さ
れ、この吸気弁体は確実に吸気口を開閉する。
【0015】また、排気弁体は円盤状の排気弁部材の下
方に突出した案内杆部が案内孔を昇降し、排気弁部材は
傾斜されることなく、円滑に昇降し、排気弁体は確実に
排気口を開閉する。
方に突出した案内杆部が案内孔を昇降し、排気弁部材は
傾斜されることなく、円滑に昇降し、排気弁体は確実に
排気口を開閉する。
【0016】請求項4記載の発明の吸排気弁は、請求項
2または3記載の吸排気弁において、外気と連通する排
気通口を形成した弁本体の上部に排気弁体を覆う覆体を
嵌合したものである。
2または3記載の吸排気弁において、外気と連通する排
気通口を形成した弁本体の上部に排気弁体を覆う覆体を
嵌合したものである。
【0017】そして、排気弁体は覆体により覆われ、排
気口内に直接塵埃などが侵入することを防止できる。
気口内に直接塵埃などが侵入することを防止できる。
【0018】請求項5記載の発明の吸排気弁は、請求項
4記載の吸排気弁において、覆体の外気の連通する排気
通口は排気管接続口としたものである。
4記載の吸排気弁において、覆体の外気の連通する排気
通口は排気管接続口としたものである。
【0019】そして、覆体の排気管接続口にエルボ管な
どを介して排気管を接続することにより、排気管路から
排気される空気を建物から隔離した箇所に排気すること
ができ、臭気が建物に侵入することを防止できる。
どを介して排気管を接続することにより、排気管路から
排気される空気を建物から隔離した箇所に排気すること
ができ、臭気が建物に侵入することを防止できる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の吸排気弁の一実施の形態
を図1および図2に基づいて説明する。
を図1および図2に基づいて説明する。
【0021】図1において、10は吸排気弁本体で基板部
材11とカバー部材12によって構成されている。この基板
部材11は合成樹脂にて成型され、この基板部材11は下部
中央に上端縁を内側弁座部13として形成した管部14が下
方に向かって突設されている。
材11とカバー部材12によって構成されている。この基板
部材11は合成樹脂にて成型され、この基板部材11は下部
中央に上端縁を内側弁座部13として形成した管部14が下
方に向かって突設されている。
【0022】また、この基板部材11の管部14の外周側に
はこの管部14と同心をなす環状の外側縁15とが径方向に
形成したリブ状の連結部材16にて連結され、また、前記
外側縁15の内方には前記内側弁座部13と同一水平面上に
上端が位置する外側環状部17が形成されている。
はこの管部14と同心をなす環状の外側縁15とが径方向に
形成したリブ状の連結部材16にて連結され、また、前記
外側縁15の内方には前記内側弁座部13と同一水平面上に
上端が位置する外側環状部17が形成されている。
【0023】そして、この外側環状部17の上端は外側弁
座部18として形成され、前記管部14の外側と外側環状部
17の内側の間には連結部材16にて仕切られて下方に向か
って開口した外気を導入する吸気口19が形成されてい
る。また、この基板部材11の外側縁15の外周面下部に突
部20が形成されている。
座部18として形成され、前記管部14の外側と外側環状部
17の内側の間には連結部材16にて仕切られて下方に向か
って開口した外気を導入する吸気口19が形成されてい
る。また、この基板部材11の外側縁15の外周面下部に突
部20が形成されている。
【0024】前記カバー部材12は下面を開口した略円筒
形に成型され、このカバー部材12の内周下部には前記基
板部材11の外側縁15の外周面下部に形成した突部20に係
合する環状凹部21が形成されている。このカバー部材12
の周側面23の内面には上面部24にまで伸びる一対の案内
突起部25にて案内溝26がそれぞれ等間隔で垂直方向に形
成されている。
形に成型され、このカバー部材12の内周下部には前記基
板部材11の外側縁15の外周面下部に形成した突部20に係
合する環状凹部21が形成されている。このカバー部材12
の周側面23の内面には上面部24にまで伸びる一対の案内
突起部25にて案内溝26がそれぞれ等間隔で垂直方向に形
成されている。
【0025】また、このカバー部材12の上面部24の中央
に連結リブ27にて仕切られた円形の排気口28が開口さ
れ、この排気口28の周縁に沿って上面に排気弁座部29が
形成されている。また、このカバー部材12の排気口28の
連結リブ27の中心部に下方側に突出する筒状の突出部30
に案内孔31が形成されている。
に連結リブ27にて仕切られた円形の排気口28が開口さ
れ、この排気口28の周縁に沿って上面に排気弁座部29が
形成されている。また、このカバー部材12の排気口28の
連結リブ27の中心部に下方側に突出する筒状の突出部30
に案内孔31が形成されている。
【0026】さらに、前記カバー部材12の上面には前記
排気口28の同心外側位置に環状の嵌合縁12a が突設され
ている。
排気口28の同心外側位置に環状の嵌合縁12a が突設され
ている。
【0027】次に、吸気弁体32はゴムなどの弾性材料で
成形された環状の吸気弁部材33とABS樹脂などの合成
樹脂にて成形された環状の案内部材34とにて構成され、
吸気弁部材33の上面には径方向に等間隔をおいて複数の
軸状の係合突起35が上方に向けて突設され、この係合突
起35の中間部の外周には係止部36が環状に膨出形成され
ている。そして、この吸気弁体32の吸気弁部材33は前記
吸排気弁本体10の基板部材11に形成した内側弁座部13お
よび外側弁座部18に当接して前記吸気口19を閉塞する幅
を有している。
成形された環状の吸気弁部材33とABS樹脂などの合成
樹脂にて成形された環状の案内部材34とにて構成され、
吸気弁部材33の上面には径方向に等間隔をおいて複数の
軸状の係合突起35が上方に向けて突設され、この係合突
起35の中間部の外周には係止部36が環状に膨出形成され
ている。そして、この吸気弁体32の吸気弁部材33は前記
吸排気弁本体10の基板部材11に形成した内側弁座部13お
よび外側弁座部18に当接して前記吸気口19を閉塞する幅
を有している。
【0028】また、前記案内部材34は、図2に示すよう
に、同心状の内側リング部38と外側リング部39との2重
環状に形成され、この内側リング部38には前記吸気弁体
32の係合突起35を係合する係合孔40を形成する係合台部
42が等間隔に設けられている。そして、これらの係合台
部42の外側から外側リング部39と結合して径方向の外方
に伸びる略台形状の案内片部43がそれぞれ垂直上方に設
けられている。また、この案内片部43の外端には軸状の
案内部44が垂直方向に形成され、これらの案内片部43は
外側に向けて上方に傾斜され、案内部44の下端は外側リ
ング部39より上方に位置している。
に、同心状の内側リング部38と外側リング部39との2重
環状に形成され、この内側リング部38には前記吸気弁体
32の係合突起35を係合する係合孔40を形成する係合台部
42が等間隔に設けられている。そして、これらの係合台
部42の外側から外側リング部39と結合して径方向の外方
に伸びる略台形状の案内片部43がそれぞれ垂直上方に設
けられている。また、この案内片部43の外端には軸状の
案内部44が垂直方向に形成され、これらの案内片部43は
外側に向けて上方に傾斜され、案内部44の下端は外側リ
ング部39より上方に位置している。
【0029】そして、前記吸気弁体32の係合突起35を案
内部材34の係合孔40に弾性変形させて挿通し、係合突起
35が係合孔40から抜け外れることがないように係合孔40
の上縁に係止部36を係止し、吸気弁部材33上に案内部材
34を取付ける。
内部材34の係合孔40に弾性変形させて挿通し、係合突起
35が係合孔40から抜け外れることがないように係合孔40
の上縁に係止部36を係止し、吸気弁部材33上に案内部材
34を取付ける。
【0030】また、合成樹脂にて成形した円盤状の排気
弁体50の中心下部には前記カバー部材12の案内孔31に昇
降自在に嵌挿される案内杆部51が突設され、この排気弁
体50の下面周縁は前記排気口28の周縁の排気弁座部29に
当接して排気口28を閉塞するようになっている。
弁体50の中心下部には前記カバー部材12の案内孔31に昇
降自在に嵌挿される案内杆部51が突設され、この排気弁
体50の下面周縁は前記排気口28の周縁の排気弁座部29に
当接して排気口28を閉塞するようになっている。
【0031】さらに、覆体55は合成樹脂にて下面を開口
した筒形に形成され、この覆体55は前記吸排気弁本体10
のカバー部材12に形成した嵌合縁12a に嵌合され、この
覆体55は前記吸排気弁本体10のカバー部材12に形成した
排気口28およびこの排気口28を開閉する排気弁体50を覆
うようになっている。そして、この覆体55の周面部56に
は複数箇所には排気通口57が形成されている。
した筒形に形成され、この覆体55は前記吸排気弁本体10
のカバー部材12に形成した嵌合縁12a に嵌合され、この
覆体55は前記吸排気弁本体10のカバー部材12に形成した
排気口28およびこの排気口28を開閉する排気弁体50を覆
うようになっている。そして、この覆体55の周面部56に
は複数箇所には排気通口57が形成されている。
【0032】そして、吸排気弁本体10は基板部材11の管
部14、例えば、図4に示すように高層建造物などの各階
層に設置された浴室、洗面台、トイレの便器、流し台な
どの排水設備61の排水トラップ62に接続した排水管路の
各排水横枝管63にチーズなどを介して接続した垂直方向
の通気管65の上端に接続する。この通気管65の上端位置
は排水設備61の排水トラップ62の封水水面より上方に位
置されている。また、前記各排水設備61に接続した各排
水横枝管63は建造物に各階層を貫通した排水縦主管66に
接続されている。また、この排水縦主管66の上端に連通
した通気管部67の上端に吸排気弁本体10の基板部材11に
形成した管部14を接続する。
部14、例えば、図4に示すように高層建造物などの各階
層に設置された浴室、洗面台、トイレの便器、流し台な
どの排水設備61の排水トラップ62に接続した排水管路の
各排水横枝管63にチーズなどを介して接続した垂直方向
の通気管65の上端に接続する。この通気管65の上端位置
は排水設備61の排水トラップ62の封水水面より上方に位
置されている。また、前記各排水設備61に接続した各排
水横枝管63は建造物に各階層を貫通した排水縦主管66に
接続されている。また、この排水縦主管66の上端に連通
した通気管部67の上端に吸排気弁本体10の基板部材11に
形成した管部14を接続する。
【0033】なお、通気管部67は排水縦主管66の下部に
も接続してもよい。
も接続してもよい。
【0034】次に、上記実施の形態の作用を説明する。
【0035】吸気弁体32は、常時、吸気弁体32と案内部
材34の自重で吸気口19の内側弁座部13および外側弁座部
18に当接し、吸気口19を閉じているとともに排気弁体50
は、常時自重で排気口28の周縁の排気弁座部29に当接し
た状態に保持されて排気口28を閉塞している。この状態
で、排水が流れて排水管路内が負圧になると、排水縦主
管66と連通する排水横枝管63から分岐した通気管部67に
接続した吸排気弁本体10内、または、排水縦主管66に接
続した排水横枝管63から分岐する通気管65に接続した吸
排気弁本体10内が負圧となる。
材34の自重で吸気口19の内側弁座部13および外側弁座部
18に当接し、吸気口19を閉じているとともに排気弁体50
は、常時自重で排気口28の周縁の排気弁座部29に当接し
た状態に保持されて排気口28を閉塞している。この状態
で、排水が流れて排水管路内が負圧になると、排水縦主
管66と連通する排水横枝管63から分岐した通気管部67に
接続した吸排気弁本体10内、または、排水縦主管66に接
続した排水横枝管63から分岐する通気管65に接続した吸
排気弁本体10内が負圧となる。
【0036】この状態で吸排気弁本体10の吸気口19から
吸気弁体32を押し上げる方向に加わる外気の圧力によ
り、案内部44が案内溝26に案内されて、吸気弁体32が内
側および外側弁座部13,18より離反するように押し上げ
られて吸気口19が開口され、外気が吸気口19より吸排気
弁本体10内に吸引導入され、この外気により吸排気弁本
体10の管部14から排水管路である排水縦主管66および排
水横枝管63内は、負圧が緩和されて通常圧に復帰する。
吸気弁体32を押し上げる方向に加わる外気の圧力によ
り、案内部44が案内溝26に案内されて、吸気弁体32が内
側および外側弁座部13,18より離反するように押し上げ
られて吸気口19が開口され、外気が吸気口19より吸排気
弁本体10内に吸引導入され、この外気により吸排気弁本
体10の管部14から排水管路である排水縦主管66および排
水横枝管63内は、負圧が緩和されて通常圧に復帰する。
【0037】そして、排水管路内が通常圧に戻ると、吸
気口19を押し上げる外気と吸排気弁本体10の圧力は均一
になり、吸気弁体32の吸気弁部材33と案内部材34の自重
で吸気口19の周縁の内側および外側弁座部13,18に着座
して吸気口19を閉じる。
気口19を押し上げる外気と吸排気弁本体10の圧力は均一
になり、吸気弁体32の吸気弁部材33と案内部材34の自重
で吸気口19の周縁の内側および外側弁座部13,18に着座
して吸気口19を閉じる。
【0038】なお、吸気弁体32を押し上げる方向に加わ
る外気の圧力は、吸排気弁本体10の吸気口19からの吸気
により瞬間的に内部が外気圧と同圧となり、吸排気弁本
体10の管部14の上面中央に配置された排気弁体50には、
排気口28を閉塞した状態に保持される。
る外気の圧力は、吸排気弁本体10の吸気口19からの吸気
により瞬間的に内部が外気圧と同圧となり、吸排気弁本
体10の管部14の上面中央に配置された排気弁体50には、
排気口28を閉塞した状態に保持される。
【0039】また、排水縦主管66を流下する排水が最下
点に達するとき、下層階の排水管路内の圧力が高まり、
排水縦主管66内および排水横枝管63内の上流側の圧力が
高まり、排水縦主管66および排水横枝管63に接続した通
気管65,67内の圧力が上昇し吸排気弁本体10内が加圧さ
れると、この排気弁体50は上方に押上げられて排気口28
を開くことによって覆体55に開口した排気通口57と連通
し、排水管路内の圧力を排気通口57より外気へ排気放出
する。
点に達するとき、下層階の排水管路内の圧力が高まり、
排水縦主管66内および排水横枝管63内の上流側の圧力が
高まり、排水縦主管66および排水横枝管63に接続した通
気管65,67内の圧力が上昇し吸排気弁本体10内が加圧さ
れると、この排気弁体50は上方に押上げられて排気口28
を開くことによって覆体55に開口した排気通口57と連通
し、排水管路内の圧力を排気通口57より外気へ排気放出
する。
【0040】そして、排水管路の圧力が通常圧に戻るま
で、排気弁体50が排気口28を開口した状態に保持し排水
管路内の圧力が通常圧に戻ると、排気弁体50は自重で降
下し、排気弁体50を排気弁座部29に着座して排気口28を
閉塞する。
で、排気弁体50が排気口28を開口した状態に保持し排水
管路内の圧力が通常圧に戻ると、排気弁体50は自重で降
下し、排気弁体50を排気弁座部29に着座して排気口28を
閉塞する。
【0041】このとき、環状の吸気弁体32には排気口28
側よりの背圧を受けるが、吸気弁体32は下方に位置する
吸気口19の内側および外側弁座部13,18と密着するよう
に吸気口19を閉じる方向に押圧するので、吸気弁体32が
開くことがない。
側よりの背圧を受けるが、吸気弁体32は下方に位置する
吸気口19の内側および外側弁座部13,18と密着するよう
に吸気口19を閉じる方向に押圧するので、吸気弁体32が
開くことがない。
【0042】従って、高層ビルなどの排水縦主管66およ
び排水横枝管63の排水管路に排水設備61から排水が流れ
ることにより排水縦主管66内および排水横枝管63内が負
圧または加圧状態となっても、各々の吸排気弁本体10か
ら外気を吸入し、または、外気へ排気させるように吸気
弁体32または排気弁体50が開閉され、排水横枝管63、排
水縦主管66内の圧力変化に対応して排水設備61の排水ト
ラップ62の封水を破壊し、または封水の跳び出しを防止
することができ、臭気などを室内に漏洩するおそれがな
い。また、常時は、吸気弁体32および排気弁体50は吸気
口19および排気口28を閉塞しているので排水管路の臭気
が漏れることがない。
び排水横枝管63の排水管路に排水設備61から排水が流れ
ることにより排水縦主管66内および排水横枝管63内が負
圧または加圧状態となっても、各々の吸排気弁本体10か
ら外気を吸入し、または、外気へ排気させるように吸気
弁体32または排気弁体50が開閉され、排水横枝管63、排
水縦主管66内の圧力変化に対応して排水設備61の排水ト
ラップ62の封水を破壊し、または封水の跳び出しを防止
することができ、臭気などを室内に漏洩するおそれがな
い。また、常時は、吸気弁体32および排気弁体50は吸気
口19および排気口28を閉塞しているので排水管路の臭気
が漏れることがない。
【0043】また、排水管路内の圧力の加圧と負圧の現
象に対応ができ、排水縦主管66および排水横枝管63内の
各圧力変化が生じても排水設備61の排水トラップ62の封
水が影響されることがない。
象に対応ができ、排水縦主管66および排水横枝管63内の
各圧力変化が生じても排水設備61の排水トラップ62の封
水が影響されることがない。
【0044】また、吸気弁体32を構成する吸気弁部材33
は略環状でかつ中心部を大きく開口できるため、比較的
軽量となり、排水管路内の僅かな負圧でも開口すること
ができ、さらに、吸気弁部材33の内周縁部から外周縁部
までの幅は吸排気弁本体10の径に比較して短いため、長
期使用によっても、水平方向に歪みにくく、吸気弁座部
13,18との密着性を確保できる。
は略環状でかつ中心部を大きく開口できるため、比較的
軽量となり、排水管路内の僅かな負圧でも開口すること
ができ、さらに、吸気弁部材33の内周縁部から外周縁部
までの幅は吸排気弁本体10の径に比較して短いため、長
期使用によっても、水平方向に歪みにくく、吸気弁座部
13,18との密着性を確保できる。
【0045】次に、本発明の吸排気弁の他の実施の形態
を図3に基づいて説明する。
を図3に基づいて説明する。
【0046】図3に於いて、吸排気弁本体10は図1およ
び図2に示す実施の形態と同一構造である部分について
は、同一の符号を付して説明する。
び図2に示す実施の形態と同一構造である部分について
は、同一の符号を付して説明する。
【0047】前記実施の形態では、吸排気弁本体10の上
部に開口した排気口28を囲む覆体55の周面部56に排気通
口57を形成した構造であるが、この実施の形態では、吸
排気弁本体10の嵌合縁12a に嵌合される覆体70をこの嵌
合縁12a に下端が嵌合される管状部材にて形成し、この
覆体70の上面に開口した排気通口71を排気管接続口と
し、この排気管接続口とする排気通口71にエルボ管72な
どの接続管を介して通気管を接続する。
部に開口した排気口28を囲む覆体55の周面部56に排気通
口57を形成した構造であるが、この実施の形態では、吸
排気弁本体10の嵌合縁12a に嵌合される覆体70をこの嵌
合縁12a に下端が嵌合される管状部材にて形成し、この
覆体70の上面に開口した排気通口71を排気管接続口と
し、この排気管接続口とする排気通口71にエルボ管72な
どの接続管を介して通気管を接続する。
【0048】なお、この覆体70の下端部は前記嵌合縁12
a に嵌合接着する外方拡径段部74が形成されており、こ
の外方拡径段部74にエルボ管72などの接続管の拡径段部
75を嵌合する。
a に嵌合接着する外方拡径段部74が形成されており、こ
の外方拡径段部74にエルボ管72などの接続管の拡径段部
75を嵌合する。
【0049】この実施の形態の作用を説明する。
【0050】吸排気弁本体10のカバー部材12に形成した
嵌合縁12a に覆体70を嵌合し、この覆体70に排気管接続
口となる排気通口71にエルボ管72などの接続管を接続す
る。
嵌合縁12a に覆体70を嵌合し、この覆体70に排気管接続
口となる排気通口71にエルボ管72などの接続管を接続す
る。
【0051】この状態で排水管路の排水縦主管66および
排水横枝管63内の圧力上昇が生じて排気弁体50が排気口
28を開くと、排気管接続口となる排気通口71から排気は
エルボ管72に接続した排気管から集中的に外気側に排気
することができる。この排気管を延長することによって
建物内に臭気を侵入しない隔離した屋外に導くこともで
きる。
排水横枝管63内の圧力上昇が生じて排気弁体50が排気口
28を開くと、排気管接続口となる排気通口71から排気は
エルボ管72に接続した排気管から集中的に外気側に排気
することができる。この排気管を延長することによって
建物内に臭気を侵入しない隔離した屋外に導くこともで
きる。
【0052】また、前記覆体70の排気管接続口となる排
気通口71は覆体70の周面部に形成することもできる。
気通口71は覆体70の周面部に形成することもできる。
【0053】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、排水路内に発
生する圧力上昇および負圧に対応して吸気弁体または排
気弁体を作動させ、吸気口または排気口を開口させるの
でトラップの封水破壊、封水跳ね出し現象を阻止でき、
排水設備を設けた室内などに臭気などを漏洩することが
ない。
生する圧力上昇および負圧に対応して吸気弁体または排
気弁体を作動させ、吸気口または排気口を開口させるの
でトラップの封水破壊、封水跳ね出し現象を阻止でき、
排水設備を設けた室内などに臭気などを漏洩することが
ない。
【0054】請求項2の発明によれば、吸排気弁本体に
導入する外気を吸排気弁本体の下向き吸気口から導入
し、吸排気弁本体から排気する排気を吸排気弁本体の管
部の上端より上部の排気口より排出するので、吸気口ま
たは排気口を開閉する吸気弁体と排気弁体との作動が互
いに干渉するおそれがない。また、吸気弁体と排気弁体
とを一つの吸排気弁本体に設けるので、吸排気弁を小型
にでき、場所をとらないので、室内に設置することも可
能である。
導入する外気を吸排気弁本体の下向き吸気口から導入
し、吸排気弁本体から排気する排気を吸排気弁本体の管
部の上端より上部の排気口より排出するので、吸気口ま
たは排気口を開閉する吸気弁体と排気弁体との作動が互
いに干渉するおそれがない。また、吸気弁体と排気弁体
とを一つの吸排気弁本体に設けるので、吸排気弁を小型
にでき、場所をとらないので、室内に設置することも可
能である。
【0055】請求項3の発明によれば、環状の吸気弁部
材は上側周部内面側に設けた係合溝に沿って昇降する案
内部に沿って上方に押上げられ開口するので、吸気弁体
は均一に昇降して吸気口を開閉する。また、排気弁体部
は案内孔を昇降する案内杆部によって垂直に上昇して、
排気口を開口し排気するので、垂直に昇降して排水管路
に発生する加圧気体を外気側に効率良く排出することが
でき、排水管路に接続される排水管路に発生する負圧お
よび加圧現象を通常圧に復帰させることができ、排水設
備などの排水トラップへの影響を与えることがない。
材は上側周部内面側に設けた係合溝に沿って昇降する案
内部に沿って上方に押上げられ開口するので、吸気弁体
は均一に昇降して吸気口を開閉する。また、排気弁体部
は案内孔を昇降する案内杆部によって垂直に上昇して、
排気口を開口し排気するので、垂直に昇降して排水管路
に発生する加圧気体を外気側に効率良く排出することが
でき、排水管路に接続される排水管路に発生する負圧お
よび加圧現象を通常圧に復帰させることができ、排水設
備などの排水トラップへの影響を与えることがない。
【0056】請求項4の発明によれば、吸排気弁本体に
覆体を設けたので、室外などに設置しても塵埃などが直
接排水気口内に侵入することがない。
覆体を設けたので、室外などに設置しても塵埃などが直
接排水気口内に侵入することがない。
【0057】請求項5の発明によれば、吸排気弁本体か
らの排気は、排気管接続口に接続される接続管により屋
外に集中的に排気することができ、また、接続する排気
管の長さを自由に設定することができるので、建物の構
造に合わせることができ、建物から隔離した場所へ排気
することができ、室内に臭気が侵入することを防止でき
る。
らの排気は、排気管接続口に接続される接続管により屋
外に集中的に排気することができ、また、接続する排気
管の長さを自由に設定することができるので、建物の構
造に合わせることができ、建物から隔離した場所へ排気
することができ、室内に臭気が侵入することを防止でき
る。
【図1】本発明の一実施の形態を示す吸排気弁の縦断正
面図である。
面図である。
【図2】同上吸気弁の斜視図である。
【図3】本発明の他の実施の形態を示す吸排気弁の縦断
正面図である。
正面図である。
【図4】吸排気弁を取付ける排水管路系の説明図であ
る。
る。
10 吸排気弁本体 14 管部 13,18 吸気弁座部 19 吸気口 28 排気口 29 排気弁座部 31 案内孔 32 吸気弁体 33 吸気弁部材 50 排気弁体 51 案内杆部 55 覆体 57,71 排気通口
Claims (5)
- 【請求項1】 排水管路に連通する管部と外気に連通す
る吸気口および排気口とを形成した弁本体と、 前記排水管路の負圧により前記弁本体の吸気口を開口す
る吸気弁体と、 前記排水管路内の圧力上昇により前記弁本体の排気口を
開口する排気弁体とを備えたことを特徴とする吸排気
弁。 - 【請求項2】 排水管路に連通する管部の上端とこの管
部の上端より外周側に設けた環状部との間に外気を導入
する下向きの吸気口を形成しかつ前記管部の上端縁と前
記環状部の上端縁とを吸気弁座部とするとともに前記管
部の上端より上部に開口した排気口を形成しかつこの排
気口の周縁の上面に排気弁座部を形成した弁本体と、 この弁本体の吸気弁座部に接離自在に当接され前記排水
管路内の負圧によりこの吸気弁座部から離反して前記吸
気口を開口する環状の吸気弁体と、 前記弁本体の排気弁座部に接離自在に当接され前記排水
管路内の圧力の上昇によりこの排気弁座部から離反して
前記排気口を開口する排気弁体とを備えたことを特徴と
する吸排気弁。 - 【請求項3】 弁本体の内周面に上下方向の係合溝を形
成するとともに排気口の中央部に上下方向の案内孔を形
成し、 吸気弁体は、環状の吸気弁部材とこの吸気弁部材の上側
に取付けられかつ外周部内面側に前記係合溝に沿って昇
降する案内部を突設した環状の案内部材とを有し、 前記排気弁体は、円盤状の排気弁部材とこの排気弁部材
の下方に突出し前記案内孔を昇降する案内杆部とを有す
ることを特徴とする請求項2記載の吸排気弁。 - 【請求項4】外気と連通する排気通口を形成した弁本体
の上部に排気弁体を覆う覆体を嵌合したことを特徴とす
る請求項2または3記載の吸排気弁。 - 【請求項5】 覆体の外気と連通する排気通口は排気管
接続口としたことを特徴とする請求項4記載の吸排気
弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24348796A JPH1089514A (ja) | 1996-09-13 | 1996-09-13 | 吸排気弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24348796A JPH1089514A (ja) | 1996-09-13 | 1996-09-13 | 吸排気弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1089514A true JPH1089514A (ja) | 1998-04-10 |
Family
ID=17104627
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24348796A Pending JPH1089514A (ja) | 1996-09-13 | 1996-09-13 | 吸排気弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1089514A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000257734A (ja) * | 1999-01-08 | 2000-09-19 | Kitz Corp | 通気弁 |
JP2012087550A (ja) * | 2010-10-20 | 2012-05-10 | Aron Kasei Co Ltd | 圧力開放装置およびそれを用いた蓋の製造方法 |
JP2013137106A (ja) * | 2013-03-11 | 2013-07-11 | Circle Setsubi:Kk | 両圧通気弁 |
JP2015169214A (ja) * | 2014-03-04 | 2015-09-28 | 未来工業株式会社 | 排気弁および排気弁装置 |
-
1996
- 1996-09-13 JP JP24348796A patent/JPH1089514A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000257734A (ja) * | 1999-01-08 | 2000-09-19 | Kitz Corp | 通気弁 |
JP2012087550A (ja) * | 2010-10-20 | 2012-05-10 | Aron Kasei Co Ltd | 圧力開放装置およびそれを用いた蓋の製造方法 |
JP2013137106A (ja) * | 2013-03-11 | 2013-07-11 | Circle Setsubi:Kk | 両圧通気弁 |
JP2015169214A (ja) * | 2014-03-04 | 2015-09-28 | 未来工業株式会社 | 排気弁および排気弁装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051118 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20051130 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20060124 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060510 |