JPH1089299A - ポンプ場の排水および沈砂除去方法 - Google Patents

ポンプ場の排水および沈砂除去方法

Info

Publication number
JPH1089299A
JPH1089299A JP24834296A JP24834296A JPH1089299A JP H1089299 A JPH1089299 A JP H1089299A JP 24834296 A JP24834296 A JP 24834296A JP 24834296 A JP24834296 A JP 24834296A JP H1089299 A JPH1089299 A JP H1089299A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inflow
pump
channel
water
inflow channel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP24834296A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3643655B2 (ja
Inventor
Sunao Miyauchi
直 宮内
Tarou Shinasue
太郎 品末
Yoshifumi Yamamoto
宜史 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP24834296A priority Critical patent/JP3643655B2/ja
Publication of JPH1089299A publication Critical patent/JPH1089299A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3643655B2 publication Critical patent/JP3643655B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Barrages (AREA)
  • Sewage (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1のポンプのメンテナンスに際して、流入
渠の汚水を排水することが要求された場合に、その排水
を可能にするとともに、流入渠の底面に大量の沈砂が堆
積するのを防止する 【解決手段】 流入渠4に連通する吸水部10に第2の
ポンプP3を設置しておき、第1のポンプP1,P2の
メンテナンスを行う際に、流入渠4の汚水を排水するこ
とが要求された場合には、第2のポンプP3を運転して
流入渠4の汚水を排水するとともに、流入渠4の底面に
堆積している沈砂Sを排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、汚水中継ポンプ場
などに好適なポンプ場の排水および沈砂除去方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種のポンプ場は、図6お
よび図7に示すように、管渠1と流入水路2の間に流入
ゲート3によって開閉される流入渠4が設けられ、流入
ゲート3の開成状態で管渠1から流入渠4に流下してき
た汚水を流入水路2から吸水槽5,5に導入して、吸水
槽5,5に設置されているポンプP1,P2によって吸
い上げるように構成されている。
【0003】このようなポンプ場では、流入ゲート3を
開成しておくことで、管渠1から流入渠4に流下してき
た水は、流入水路2を通って吸水槽5,5に導入され、
ポンプP1,P2によって吸い上げられる。
【0004】ところで、この種のポンプ場におけるポン
プP1,P2のメンテナンスは、流入ゲート3を閉成
し、かつポンプP1,P2の運転を停止することによっ
て行われる。ところが、メンテナンスの開始から完了す
るまでは比較的長時間を要するので、その間に管渠1か
らの流下汚水により流入渠4の水位が必要以上に高くな
る場合がある。このような場合には、流入渠4の汚水を
排水することが要求される。しかし、流入渠4の汚水を
排水する機能を有していないので排水の要求を満足させ
ることができない。しかも、流入渠4内の沈砂を排出す
る機能をも有していないため、大量の沈砂が流入渠4の
底面4Aに堆積するおそれもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、第1のポン
プのメンテナンスに際して、流入渠の汚水を排水するこ
とが要求されてもその排水が不可能であるとともに、大
量の沈砂が流入渠の底面に堆積するおそれもある。
【0006】そこで、本発明は、第1のポンプのメンテ
ナンスに際して、流入渠の汚水を排水することが要求さ
れた場合に、その排水を可能にするとともに、流入渠の
底面に大量の沈砂が堆積するのを防止し、かつポンプ場
内に発生するスカムやし渣も除去することができるポン
プ場の排水および沈砂除去方法を提供することを目的と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、管渠と流入水路の間に流入ゲートによっ
て開閉される流入渠が設けられ、前記流入ゲートの開成
状態で前記管渠から流入渠に流下してきた水を前記流入
水路から吸水槽に導入して、該吸水槽に設置されている
第1のポンプによって吸い上げるように構成されたポン
プ場において、前記流入渠に第2のポンプを設置し、前
記流入ゲートを閉成して前記第2のポンプにより流入渠
の排水および該流入渠内の沈砂の排出を行うことを特徴
としている。
【0008】本発明によれば、流入ゲートを閉成し、か
つ第1のポンプの運転を停止して、該第1のポンプのメ
ンテナンスを行う際に、流入渠の水を排水することが要
求された場合には、第2のポンプを運転することによ
り、流入渠の水を排水するとともに、流入渠の底面に堆
積している沈砂を排出しスカムやし渣も除去することが
できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1は平面図、図2は図1の縦
断側面図である。なお、図6および図7の従来例と同一
もしくは相当部分には、同一符号を付して説明する。図
1および図2において、ポンプ場は、管渠1と流入水路
2の間に流入ゲート3によって開閉される流入渠4が設
けられ、流入ゲート3の開成状態で水路1から流入渠4
に流下してきた汚水を流入水路2から吸水槽5,5に導
入して、吸水槽5,5に設置されている第1のポンプP
1,P2によって吸い上げるように構成されている。流
入水路2の底面は、上流側から下流側にかけて下がり勾
配に傾斜しており、昇降手段6によって流入水路2の汚
水中に浸漬したり流入水路2から引上げられる破砕機7
が設置されている。
【0010】一方、第1のポンプP1,P2の外周と吸
水槽5,5の内周によって囲まれる環状の流路8,8が
形成され、これら環状の流路8,8に流入水路2の水を
導入して環状の流路8,8内でポンプ羽根車(図示省
略)の回転方向R1と同じ方向R2に旋回する予旋回流
を発生させる流入路9,9が形成されている。すなわ
ち、流入路9,9は、環状の流路8,8における図1の
投影平面で上側に偏った位置にあり、環状の流路8,8
の接線方向もしくはこれに近い方向に指向して形成され
ている。
【0011】他方、流入渠4に連通して側方に突出した
吸水部10が形成され、この吸水部10に第2のポンプ
P3を設置してある。第2のポンプP3の外周と吸水部
10の内周によって囲まれる環状の流路11が形成さ
れ、この環状の流路11に流入渠4の水を導入して環状
の流路11内でポンプ羽根車(図示省略)の回転方向R
1と同じ方向R2に旋回する予旋回流を発生させる流入
路12が形成されている。図中13はスクリーンを示
す。なお、環状の流路11、流入路12およびスクリー
ン13は必ずしも必要としない。
【0012】このような構成であれば、流入ゲート3を
開成しておけば、管渠1から流入渠4に流下してきた水
は、流入水路2を通って吸水槽5,5に導入され、第1
のポンプP1,P2の吸込口から吸い上げられる。汚水
とともに流入水路2に流下したきた木片などの異物は、
汚水中に浸漬された破砕機7により細かく破砕される。
細かく破砕された異物は汚水とともに吸水槽5,5に導
入される。したがって、第1のポンプP1,P2は詰ま
りを生じることなく異物を排出することができる。
【0013】一方、経時により流入水路2の底面2Aに
沈砂Sがある程度堆積した場合、このタイミングを見計
らって、流入ゲート3を閉成して一旦流入渠4に貯水す
る(たとえば晴天時の夜間)。これにより沈砂Sは底面
2A上に露出する。流入渠4の水位が所定水位WLまで
上昇したならば流入ゲート3を開成する。その結果、流
入渠4の水は流入水路2に急激に放流され、流入水路2
の底面2Aに堆積している沈砂Sを流入路9,9に向け
て押し流す。すなわち、大量の沈砂Sが堆積する前段
で、流入水路2の底面2Aにある程度堆積した沈砂Sを
簡単に除去することができる。また、スカムやし渣も除
去できる。なお、破砕機7は、急激放流時に流れの大き
な抵抗になることがある。このような場合には、昇降手
段6によって、図2の実線で示すように引上げておけば
よい。
【0014】流入路9,9に押し流された沈砂Sは吸水
槽5,5の環状の流路8、8に導入される。環状の流路
8,8では汚水とともに第1のポンプP1,P2の羽根
車の回転方向R1と同じ方向R2に予旋回して第1のポ
ンプP1,P2の吸込口直下に集められる。したがっ
て、第1のポンプP1,P2により汚水ととも沈砂Sを
容易に排出することができる。また、本予旋回流によ
り、沈砂Sをかきあげる「かきあげ作用」が発生して、
沈砂Sを沈殿させることなく第1のポンプP1,P2の
吸込口から吸込んで堆積を防止することができる。な
お、第1のポンプP1,P2の運転は、前記急激放流中
でもあるいは急激放流後しばらく経ってからでもよい。
【0015】他方、流入ゲート3を閉成し、かつ第1の
ポンプP1,P2の運転を停止して、該第1のポンプP
1,P2のメンテナンスを行う際に、流入渠4の水を排
水することが要求された場合には、第2のポンプP3を
運転することにより、流入渠4の汚水を吸水部10の環
状の流路11に導入し、環状の流路11では第2のポン
プP3の羽根車の回転方向R1と同じ方向R2に汚水を
予旋回させて、第2のポンプP3の吸込口から吸込んで
排水することができる。また、流入渠4の底面4Aに堆
積している沈砂Sを第2のポンプP3によって沈殿させ
ることなく汚水とともに排出し、流入渠4の底面4Aに
大量の沈砂が堆積するのを防止することができる。
【0016】前記実施の形態では、2つの吸水槽5,5
と2台の第1のポンプP1,P2を使用して説明してい
るが、吸水槽5,5と第1のポンプP1,P2の数は前
記実施の形態で述べた2つのみに限定されるものではな
く、それぞれが1もしくは3つ以上であってもよい。ま
た、図3に示すように、流入渠4に連通して両側方に突
出した吸水部10,10を形成し、これら吸水部10,
10のそれぞれに第2のポンプP3,P4を設置しても
よい。
【0017】さらに、流入渠4の幅方向の断面形状は、
図4および図5に示すように、吸水部10側に向かって
下がり勾配に傾斜させてもよい。このように傾斜させる
ことで、吸水部10への沈砂Sの集まりが良くなって、
除去効果を向上させることができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、流入ゲ
ートを閉成し、かつ第1のポンプの運転を停止してメン
テナンスを行う際に、流入渠の水を排水することが要求
された場合には、第2のポンプを運転することにより、
流入渠内の水を排水することができるとともに、流入渠
の底面に堆積している沈砂を第2のポンプによって汚水
とともに排出し、流入渠の底面に大量の沈砂が堆積する
のを防止し、かつスカムやし渣も除去することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す平面図である。
【図2】図1の縦断側面図である。
【図3】流入渠の変形例を示す部分平面図である。
【図4】流入渠の幅方向の断面形状の一例を示す断面図
である。
【図5】流入渠の幅方向の断面形状の他の例を示す断面
図である。
【図6】従来例の平面図である。
【図7】図6の縦断側面図である。
【符号の説明】
1 管渠 2 流入水路 3 流入ゲート 4 流入渠 5 吸水槽 P1 第1のポンプ P2 第1のポンプ P3 第2のポンプ P4 第2のポンプ S 沈砂

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管渠と流入水路の間に流入ゲートによっ
    て開閉される流入渠が設けられ、前記流入ゲートの開成
    状態で前記管渠から流入渠に流下してきた水を前記流入
    水路から吸水槽に導入して、該吸水槽に設置されている
    第1のポンプによって吸い上げるように構成されたポン
    プ場において、前記流入渠に第2のポンプを設置し、前
    記流入ゲートを閉成して前記第2のポンプにより流入渠
    の排水および該流入渠内の沈砂の排出を行うことを特徴
    とするポンプ場の排水および沈砂除去方法。
JP24834296A 1996-09-19 1996-09-19 ポンプ場の排水および沈砂除去方法 Expired - Fee Related JP3643655B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24834296A JP3643655B2 (ja) 1996-09-19 1996-09-19 ポンプ場の排水および沈砂除去方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24834296A JP3643655B2 (ja) 1996-09-19 1996-09-19 ポンプ場の排水および沈砂除去方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1089299A true JPH1089299A (ja) 1998-04-07
JP3643655B2 JP3643655B2 (ja) 2005-04-27

Family

ID=17176667

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24834296A Expired - Fee Related JP3643655B2 (ja) 1996-09-19 1996-09-19 ポンプ場の排水および沈砂除去方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3643655B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002522682A (ja) * 1998-07-06 2002-07-23 カーエスベー・アクチエンゲゼルシャフト ポンプステーションの吸入口構造
CN105862682A (zh) * 2016-03-29 2016-08-17 中国电建集团成都勘测设计研究院有限公司 冲沙廊道结构
CN112482547A (zh) * 2020-11-20 2021-03-12 安徽安冉水利工程有限公司 一种便于移动的水利工程排涝站用清污设备
CN114508079A (zh) * 2022-01-24 2022-05-17 安徽省阜阳市水利规划设计院有限公司 一种城市生态河道多功能河闸

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002522682A (ja) * 1998-07-06 2002-07-23 カーエスベー・アクチエンゲゼルシャフト ポンプステーションの吸入口構造
CN105862682A (zh) * 2016-03-29 2016-08-17 中国电建集团成都勘测设计研究院有限公司 冲沙廊道结构
CN112482547A (zh) * 2020-11-20 2021-03-12 安徽安冉水利工程有限公司 一种便于移动的水利工程排涝站用清污设备
CN114508079A (zh) * 2022-01-24 2022-05-17 安徽省阜阳市水利规划设计院有限公司 一种城市生态河道多功能河闸
CN114508079B (zh) * 2022-01-24 2024-02-23 安徽省阜阳市水利规划设计院有限公司 一种城市生态河道多功能河闸

Also Published As

Publication number Publication date
JP3643655B2 (ja) 2005-04-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07100306A (ja) 沈砂池の集砂方法およびその装置
JPH1089299A (ja) ポンプ場の排水および沈砂除去方法
JP3248052B2 (ja) ポンプ場の沈砂除去方法
JPH10204980A (ja) ポンプ場のフラッシュ方法
JPH10168998A (ja) ポンプ場の沈砂除去方法
JPH108542A (ja) ポンプ場の沈砂除去装置
JPH1161968A (ja) 破砕機を備えたポンプ場
JPH1096258A (ja) ポンプ場の沈砂、スカム、あるいはし渣の除去方法
JPH1161969A (ja) ポンプ場
JPH108543A (ja) ポンプ場の沈砂除去方法
JPH10266327A (ja) ポンプ場
KR20140065986A (ko) 펌프 게이트 장치
JP4217439B2 (ja) ポンプ装置
JPH08108171A (ja) 貯留した水槽水で除砂、或いは洗浄する水槽設備
CN220227158U (zh) 污水泵卸泥沙及防逆流装置
JP4369412B2 (ja) 流入ゲートの運転制御方法及び排水ポンプ設備
CN209662768U (zh) 一种纤维转盘滤池撇渣溢流装置及含该装置的滤池
JP4006757B2 (ja) 除砂システム
JPH11210073A (ja) 汚水処理ポンプ設備
JPH09195371A (ja) 下水中継ポンプ場の運転方法
JP3445728B2 (ja) ポンプ場
KR200252258Y1 (ko) 폐수 부유물 제거 장치의 오버플로우 방지 장치
RU2395464C2 (ru) Устройство для анаэробной биологической очистки сточных вод
SU1456493A1 (ru) Устройство дл промывки верхнего бьефа гидросооружени от наносов
CN110921971A (zh) 带自动集油排油功能的餐饮污水处理设备及其工作方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050114

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20050125

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20050131

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees