JPH1089263A - 物品移送装置 - Google Patents

物品移送装置

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Publication number
JPH1089263A
JPH1089263A JP24934196A JP24934196A JPH1089263A JP H1089263 A JPH1089263 A JP H1089263A JP 24934196 A JP24934196 A JP 24934196A JP 24934196 A JP24934196 A JP 24934196A JP H1089263 A JPH1089263 A JP H1089263A
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JP
Japan
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screw
article
hopper
article transfer
transfer device
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Application number
JP24934196A
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English (en)
Inventor
Sumio Ono
純夫 小野
Iwao Kawaishi
巌 河石
Tetsuo Yamane
哲男 山根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Heishin Sobi KK
Original Assignee
Heishin Sobi KK
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C13/00Adaptations of machines or pumps for special use, e.g. for extremely high pressures
    • F04C13/001Pumps for particular liquids
    • F04C13/002Pumps for particular liquids for homogeneous viscous liquids

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Screw Conveyors (AREA)
  • Rotary Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ホッパー内の物品をホッパー下部のスクリュー
移送機構に強制的に送り込むのに、物品が練り過ぎにな
って性状に変化を与えたりしない。 【解決手段】ホッパーA下部のスクリュー移送機構Bの
上部に、回転方向をスクリュー12による物品移送方向
に合わせてホッパー内の物品を押送する回転押送体Eを
設ける。回転押送体Eに連係回転するスクレーパ羽根車
21を設けることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホッパー下部に横
置き式にスクリュー移送機構を設けた物品移送装置、更
に詳しくはホッパー下部に横置き式に一軸偏心ねじポン
プのポンプケーシングを連結し、該ポンプケーシング内
で雄ねじ形ロータと駆動軸を連結するカップリングロッ
ドにスクリューを設けてなるスクリュー移送機構に対し
てスクリューの動作を補助する回転押送体を付設したこ
とにより、粘性物品や半固形物品の定量安定移送に適し
た物品移送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一軸偏心ねじポンプは、横断面が長円形
をなす弾性資材で作られた雌ねじ形ステータの中に、横
断面が真円をなす雄ねじ形ロータを嵌挿してなり、両者
間にできる空間容積に入った被移送物を、ロータの回転
に従って切れ目のない無限のピストン運動によって吸込
側から吐出側に移送するもので、無脈動で定量移送を実
現し、制御も広範囲にできるなどの特徴があり、産業界
において広く使用されている。
【0003】この一軸偏心ねじポンプのポンプケーシン
グをホッパー下部に連結し、該ポンプケーシング内で雄
ねじ形ロータと駆動軸を連結するカップリングロッドに
スクリューを設け、このスクリューでホッパー内の物品
を吸い込んでポンプ部に送り込む構成の物品移送装置が
実用されている。
【0004】ここで、移送対象物品が、粘性物品や半固
形物品の場合、例えば、蒲鉾などのスリ身や、オカラ、
ミンチ肉、餃子具材、きざみ野菜などの半固・半液状の
食品(物品)を一軸偏心ねじポンプで定量輸送する場
合、ポンプケーシング内のスクリューだけで吸い込ませ
て移送するよりも、ホッパー内の物品をある程度スクリ
ュー側に強制的に押し込むようにすると、より円滑な移
送が可能になるため、ホッパー内の物品をスクリュー側
に押し込んで吸込み易くした補助装置を付設した装置も
提案されている。
【0005】この種の補助装置の代表的なものとして
は、図9に示すように、ホッパーA下部にスクリュー移
送機構Bを設け、ホッパー中央にホッパー上部から回転
軸2を垂設し、この回転軸下部に押込みスクリュー3を
設け、この押込みスクリュー3によってホッパー内の物
品をスクリュー移送機構B側に押し込むようにした構成
の装置がある。
【0006】また、図10に示すように、スクリュー移
送機構B上部に設けた半円筒形断面のフイダーケーシン
グ5内に、スクリュー移送機構Bのスクリュー1に平行
する回転軸5を横架支持し、この回転軸5に複数枚の押
込み羽根6を取着し、この押込み羽根6によってホッパ
ー内の物品をスクリュー移送機構B側に押し込むように
した構成の装置もある。
【0007】ところが、前者、すなわち、押込みスクリ
ュー3による押し込み方式のものでは、押込みスクリュ
ー3が鉛直の回転体であるため、適用されるホッパーA
は円錐形状に限られてくる。また、押込みスクリュー3
の回転による送り込み量がポンプの移送能力を上回る場
合は、物品はホッパーAと押込みスクリュー3の隙間か
ら上向きに無理やりに抜けるしかなく、ここで練られて
食品などの場合には物品の性状を変えてしまうおそれが
ある。
【0008】また、後者、すなわち、押込み羽根6によ
り押し込む方式のものは、一般には、脱水ケーキなど、
非常に硬い物品の移送に適用されるもので、フィーダケ
ーシング4内で押込み羽根6が回転して物品を中央に寄
せながらスクリュー移送機構B側に押し込むようにした
ものであるが、この方式のものでは、押込み羽根6が一
回転して物品の押し込み効果が得られる範囲は図示の角
度θの範囲でしかなく、食品などの移送に適用した場
合、フィーダケーシング4内で物品が練られて物品の性
状を変えてしまうおそれがある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明のうち
請求項1ないし9記載の発明は、スクリュー移送機構の
動作を補助する回転押送体の改良によって、練り過ぎな
どによって物品性状に変化を与えるようなことがなく、
常にポンプ側の移送能力に見合った効率の良い定量移送
を実現した物品移送装置を提供することを目的としたも
のである。
【0010】請求項10記載の発明は、請求項1ないし
9記載の発明の目的に加え、容量の大きなホッパーに適
用して有用な物品移送装置を提供することを目的とした
ものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のうち請求項1記載の発明は、ホッパー下
部に横置き式にスクリュー移送機構を設けた物品移送装
置において、スクリュー移送機構の上部に、回転方向を
スクリューによる物品移送方向に合わせ、且つ、スクリ
ュー移送機構に向けてホッパー内の物品を押送する回転
押送体を設けたことを特徴とする。
【0012】ここで、ホッパー下部に横置き式に設けた
スクリュー移送機構は、ケーシング上部に横長に吸込み
口を開設してホッパーに連結し、ケーシング内に配装し
たスクリューによってホッパー内からの物品を吸い込ん
でこれをケーシングの一方の端部に向けて移送するもの
で、このスクリュー移送機構としては、請求項2記載の
発明のように、一軸偏心ねじポンプのポンプケーシング
をホッパーに連結し、ポンプケーシング内において、雄
ねじ形ロータと駆動軸を連結するカップリングロッドに
スクリューを設けてポンプケーシング上部に開設した吸
込み口に対応させて構成することができる。このように
構成すると、一軸偏心ねじポンプとして、前記雄ねじ形
ロータを弾性資材で作られた雌ねじ形ステータに嵌挿し
てポンプ部が構成され、スクリューによって送り込まれ
る物品をポンプ部を介して外部に定量移送することがで
きる。
【0013】また、スクリュー移送機構の上部に設けら
れる回転押送体は、スクリュー上部にあってスクリュー
に平行してスクリューによる物品移送方向に向けて回転
してホッパー内の物品をスクリュー側に押し込むもの
で、請求項3記載の発明のように、スクリューによる物
品移送方向に直交する回転軸をホッパー下部に軸支し、
この回転軸に複数枚の翼板基部を取着して構成すること
ができる。このような翼板が回転すると、翼板が下向き
回転する過程で物品の押し込みはスクリュー側に向けら
れ、翼板がスクリューに近づくにつれて物品の向きはス
クリューによる物品移送方向に向けられて押し込まれる
ようになる。ここで、ポンプの移送能力を超えて押し込
まれる分については翼板がスクリューの上を通り過ぎる
動きでホッパー内に戻され、次回の回転で再度押し込み
が繰り返される。したがって、結果的には翼板によるス
クリュー側への物品の押し込みには無理な押し込み圧を
掛けずに常にポンプ部の移送能力に見合った量の物品を
スクリューに吸い込ませるように補助するものである。
【0014】また、回転押送体を構成する翼板の先端部
形態としては、基本的にはポンプケーシング内のスクリ
ュー上方の空間形状に合わせられるもので、物品の種類
や性状によっては、翼板の大きさ、形状または翼板枚数
などを適切に設定される。この翼板として、請求項4記
載の発明のように、側面視において翼板を湾曲させたこ
とが有効とされる。ここで翼板の中間部を回転方向に膨
出させる形に湾曲させると、翼板前面における物品の抱
き込み作用が緩和されて圧力変化の少ない押し込みを実
現する。
【0015】また、請求項5記載の発明のように、翼板
の先端部に、スクリューを入り込む切欠部を設けると、
翼板回転時にスクリューがこの切欠部に入り込んで物品
の押し込み範囲をスクリュー側部まで広げて無理のない
押し込みとなる。また、この切欠部を、請求項6記載の
発明のように、翼板の先端中央部に設けると、翼板とし
てはスクリューに対して左右のバランスと採れたものと
なる。さらに、このような翼板を、請求項7記載の発明
のように、スクリューの中心軸を通る鉛直面上で左右に
2分割構成にし、各分割翼板を回転軸周方向に交互に位
置をずらして取着すると、ポンプケーシングの吸込み口
幅に対応して設定した全幅翼板に対し、分割翼板はその
翼板幅が半分になって枚数は2倍になり、これらが回転
軸周方向に分散的に取着されることから、スクリュー側
への押し込み回数が増やされて押し込み作用に切れ目が
少なくなり、より安定した押し込みを実現する。
【0016】また、物品の性状からして粘着性が高い場
合には、回転押送体を、請求項8記載の発明のように、
周溝を有する一つのドラム形回転体とし、周溝にスクリ
ューを入り込ませると、物品自体の粘着性によってドラ
ム形回転体面に付着した形でスクリューに押し込まれて
物品は途切ることなく押し込まれるようになる。
【0017】また、このドラム形回転体として、請求項
9記載の発明のように、ドラム形回転体周面に凹凸を形
成すると、回転体による物品の押し込み圧に僅かながら
強弱が付けられてスクリュー側への移行をし易くする。
なお、この凹凸の形態としては、ドラム形回転体周面に
適宜の間隔をとって丸く隆起させたものや、周方向に連
続波形にしたものなどでよい。また、粘性の高い液状物
品の中に空気の混入(気泡)していると、一軸偏心ねじ
ポンプでは移送ができない場合があるが、ドラム形回転
体と抵抗になる邪魔板とを組み合わせ、両者間に微小な
クリアランスを設けることにより、ここで脱気して気泡
を少なくするとができるので、物品の中に空気が混入し
ていても脱気しながらポンプ移送が可能になる。
【0018】また、ホッパー容量が大きくなり、物品の
性状によっては、上記するような回転押送体を回転させ
て、この回転押送体が回転する部分が空洞になってしま
う、いわゆるブリッジを起こすことがある。このような
ブリッジを起こすと移送が途切れたり、ステータの損傷
(焼き付き)の原因にもなる。
【0019】そこで、請求項10記載の発明のように、
回転押送体の周縁をホッパーの傾斜平面下部に臨ませ、
該傾斜平面にスクレーパ羽根車を回転自在に軸支し、該
スクレーパ羽根車の羽根先端と回転押送体周縁を係脱さ
せて回転押送体の回転に連動してスクレーパ羽根車を回
転させるようにすると、回転押送体両側でホッパー下部
を形成する傾斜平面に付着する物品を常に掻き上げて動
かすことでホッパー内でのブリッジは防止できる。
【0020】上記する構成において、回転押送体の回転
については、ポンプの移送能力に合わせて可変速とする
のが好ましい。つまりはポンプの回転数に比例して移送
能力も上がるので、回転押送体の回転速度も上げるよう
にする。このような回転押送体の回転制御は電気的に行
う方法と機械的に行う方法がある。前者は回転押送体と
ポンプ側の動力源とするモータを別個に設け、インバー
タを介し、ポンプ側のインバータの周波数を変えると、
回転押送体側のインバータも同調して周波数を自動変更
させる制御によるものである。
【0021】また、後者は、回転押送体とポンプ側の動
力源とするモータを共用し、このモータからギヤボック
スを介し、回転押送体とポンプの両方への出力軸を設
け、ポンプ側の回転に比例して回転押送体を回転させる
ものである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を、図面に基づいて説明する。
【0023】図1は本発明を適用した物品移送装置の全
体縦断面図、図2は図1に示した物品移送装置に適用さ
れる回転押送体の概略正面図、図3は同じく図1に示し
た物品移送装置に適用される回転押送体の概略斜視図で
ある。
【0024】図1に示す実施例は、ホッパーA下部に一
軸偏心ねじポンプCを適用した場合を示し、ホッパーA
下部に一軸偏心ねじポンプCのポンプケーシング7を連
結し、この連結部にポンプケーシング7は横長に吸込み
口8を開設している。このポンプケーシング7内におい
て、雄ねじ形ロータ9と駆動軸10を連結するカップリ
ングロッド11にスクリュー12を設け、これを吸込み
口8に対応させてスクリュー移送機構Bを構成してい
る。また、ポンプケーシング7の吐出側で、前記雄ねじ
形ロータ9を雌ねじ形ステータ13に嵌挿してポンプ部
Dを形成し、他方の端部には電動モータ14を配装して
駆動軸10に連結している。
【0025】なお、前記雄ねじ形ロータ9は断面円形を
なすもので、このロータ9が嵌挿される雌ねじ形ステー
タ13は弾性資材で作られ、雄ねじ形ロータ9の2倍の
ピッチからなる断面長円形の内孔面を持つもので、両者
間において接線によって厳密にシールされて連続する螺
旋状の定容量空間を形成し、この空間に入った物品をロ
ータ9の回転に伴う切れ目のない無限のピストン運動に
よって吐出側に移送するもので、一軸偏心ねじポンプC
の基本構成及びその作用については周知の一軸偏心ねじ
ポンプと同じものである。
【0026】上記構成において、本発明では、スクリュ
ー移送機構B上部に回転押送体Eを設けている。この回
転押送体Eは、スクリュー12の上部にあってスクリュ
ー12に平行にしてスクリュー12による物品移送方向
に向けて回転し、ホッパーA内の物品をスクリュー12
に押し込むものである。
【0027】また、図1、図2および図3に示す実施例
では、回転押送体Eとして、スクリュー12による物品
移送方向に直交する回転軸14をホッパーA下部に軸支
し、この回転軸14に複数枚の翼板15基部を取着して
構成している。このような翼板15が回転すると、翼板
15がスクリュー12に向けて下向き回転する過程で物
品はスクリュー12に押し込まれ、翼板15がスクリュ
ーに近づくにつれて物品の向きはスクリュー12による
物品移送方向に向けられるようになり、ポンプ部D側
(図1参照)の移送能力を超えて押し込まれる分につい
ては翼板15の回転によってホッパーA内に戻されるよ
うになっている。なお、この翼板15の先端部形態とし
ては、基本的にはポンプケーシング7内のスクリュー1
2の上方空間形状に合わせられるもので、物品の種類や
性状によっては、翼板15の大きさ、形状または翼板枚
数などが適切に設定される。
【0028】また、上記する実施例では、翼板15を側
面視において湾曲させている。このように翼板15の中
間部を回転方向に膨出させる形に湾曲させると、翼板1
5前面における物品の抱き込み作用が緩和されて圧力変
化の少ない押し込みになる。
【0029】また、上記する実施例では、翼板15の先
端部に、スクリュー12が入り込む切欠部16を設けて
いる。このように翼板先端部に切欠部16を設けると、
翼板回転時にスクリュー12がこの切欠部16に入り込
んで物品の押し込み範囲をスクリュー側部まで広げての
無理のない押し込みにするこができる。
【0030】また、上記する実施例では、この切欠部1
6を翼板15の先端中央部に設けている。このような形
態にすると、翼板15としてはスクリュー12に対して
左右のバランスと採れたものとなる。
【0031】図4に示す実施例では、翼板15をスクリ
ュー12の中心軸線を通る鉛直面上で左右に2分割構成
にし、各分割翼板15aを回転軸周方向に位置をずらし
て左右交互に配設している。このような形態にすると、
ポンプケーシング7の吸込み口8に対応して設定した全
幅翼板15に対し、分割翼板15aは翼板幅が半分にな
って枚数は2倍になるので、スクリュー12側への押し
込み回数が増やされて押し込み作用に切れ目が少なくな
ってより安定した押し込みをする。
【0032】図5に示す実施例では、回転押送体Eとし
て、周溝17を有する一つのドラム形回転体18で構成
し、周溝17にスクリュー12を入り込ませるようにし
ている。このような形態のものは、物品の性状からして
粘着性が高い場合に適用されるもので、物品自体の粘着
性によってドラム形回転体18面に付着した形でスクリ
ュー12に押し込まれて物品は途切ることなく押し込ま
れる。
【0033】なお、図中19はドラム形回転体18と組
み合わせた邪魔板で、両者間に微小なクリアランスを設
けることにより、粘性の高い液状物品の中に混入した空
気(気泡)を少なくするためのものである。
【0034】図6に示す実施例では、ドラム形回転体1
8の周面に凹凸20を形成している。このような形態で
は、ドラム形回転体18の回転によって物品の押し込み
圧に僅かながら強弱が付けられるようになってスクリュ
ー12へ移行をし易くする。なお、この凹凸20の形態
としては、適宜の間隔をとって個々に独立状に丸く隆起
させたものや、図示のように周面全体を周方向に連続波
形にしたものである。
【0035】図7および図8に示す実施例では、回転押
送体Eの周縁をホッパーAの傾斜平面A′下部に臨ま
せ、該傾斜平面A′に放射方向に展開するスクレーパ羽
根車21を回転自在に軸支し、該スクレーパ羽根車21
の羽根先端と回転押送体E周縁に適宜の係脱手段、例え
ば、スクレーパ羽根車21の羽根先端に引っ掛かる係合
突起22を回転押送体Eの周縁外部に設けるなどして回
転押送体Eの回転に連動してスクレーパ羽根車21を回
転させるようにしている。このような形態のものは、ホ
ッパーAの容量が比較的大きく、また、物品の性状から
して回転押送体Eが回転する部分が空洞(ブリッジ)を
起こす可能性がある場合に適用されるもので、回転押送
体Eの回転に連動してスクレーパ羽根車21を回転させ
ることによって回転押送体E両側でホッパーA下部の傾
斜平面A′に付着する物品を積極的に掻き上げて動かす
ことでホッパーA内でのブリッジを防止できるものであ
る。
【0036】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、本発明によれば、回転押送体によって、ホッパ
ー内の物品を無理な圧力を掛けずに合理的にスクリュー
移送機構向けに押し込んでスクリューとの相乗作用でポ
ンプ側に送り込むので、ホッパー内からの物品移送に当
たって物品が練り過ぎになって物品の性状を変化させる
ようなことがなく、特に、食品とされる粘性物品や半固
形物品の定量安定移送に好適する。
【0037】さらに、回転押送体に連動して回転するス
クレーパ羽根車をホッパー下部に設けることによって、
ホッパー容量が大きく、物品の性状からして回転押送体
が回転する部分に空洞(ブリッジ)を起こす可能性のあ
る物品に対しても、スクレーパ羽根車が回転して回転押
送体の動作を補助するので、ホッパー容量や移送物品の
性状にとらわれずに円滑なポンプ移送ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】物品移送装置の全体縦断面図である。
【図2】図1に示した物品移送装置に適用される回転押
送体の概略正面図である。
【図3】同じく図1に示した物品移送装置に適用される
回転押送体の概略斜視図である。
【図4】他の実施の形態における回転押送体の概略斜視
図である。
【図5】他の実施の形態における回転押送体の概略斜視
図である。
【図6】他の実施の形態における回転押送体の縦断面図
である。
【図7】他の実施の形態における物品移送装置の部分縦
断面図である。
【図8】図7に示した物品移送装置の部分縦断側面図で
ある。
【図9】従来例を示した物品押し込み補助装置の概略斜
視図である。
【図10】他の従来例を示した物品押し込み補助装置の
部分縦断側面図である。
【符号の説明】
1 回転軸 2 スクリュー 3 押込みスクリュー 4 フィーダケーシング 5 回転軸 6 押込み羽根 7 ポンプケーシング 8 吸込み口 9 雄ねじ形ロータ 10 駆動軸 11 カップリングロッド 12 スクリュー 13 雌ねじ形ステータ 14 回転軸 15 翼板 16 切欠部 17 周溝 18 ドラム形回転体 19 邪魔板 20 凹凸 21 スクレーパ羽根車 22 係合突起

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホッパー下部に横置き式にスクリュー移送
    機構を設けた物品移送装置において、スクリュー移送機
    構の上部に、回転方向をスクリューによる物品移送方向
    に合わせ、且つ、スクリュー移送機構に向けてホッパー
    内の物品を押送する回転押送体を設けたことを特徴とす
    る物品移送装置。
  2. 【請求項2】スクリュー移送機構が、ホッパー下部に横
    置き式に連結した一軸偏心ねじポンプのポンプケーシン
    グと、該ポンプケーシング内で雄ねじ形ロータと駆動軸
    を連結するカップリングロッドにスクリューを設けてな
    ることを特徴とする請求項1記載の物品移送装置。
  3. 【請求項3】回転押送体が、スクリューに直交する回転
    軸と、該回転軸に基部を取着した複数枚の翼板からなる
    ことを特徴とする請求項1記載の物品移送装置。
  4. 【請求項4】側面視において翼板を湾曲させたことを特
    徴とする請求項1または3記載の物品移送装置。
  5. 【請求項5】翼板の先端部に、スクリューが入り込む切
    欠部を設けたことを特徴とする請求項1、3または4記
    載の物品移送装置。
  6. 【請求項6】切欠部を翼板の先端中央部に設けことを特
    徴とする請求項1、3、4または5記載の物品移送装
    置。
  7. 【請求項7】スクリューの中心軸を通る鉛直面上で翼板
    を左右に2分割構成にし、左右の各分割翼板を回転軸周
    方向に交互に位置をずらして取着したことを特徴とする
    請求項1、3、4、5または6記載の物品移送装置。
  8. 【請求項8】回転押送体が周溝を有するドラム形回転体
    からなり、周溝にスクリューを入り込ませたことを特徴
    とする請求項1または2記載の物品移送装置。
  9. 【請求項9】ドラム形回転体の周面に凹凸を設けたこと
    を特徴とする請求項8記載の物品移送装置。
  10. 【請求項10】回転押送体の周縁をホッパーの傾斜平面
    下部に臨ませ、該傾斜平面にスクレーパ羽根車を回転自
    在に軸支し、該スクレーパ羽根車の羽根先端と回転押送
    体周縁を係脱させて回転押送体の回転に連動してスクレ
    ーパ羽根車を回転させ、ホッパーの傾斜平面に付着する
    被移送物を掻き上げることを特徴とする請求項1、3、
    4、5、6、7、8または9記載の物品移送装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2841608A1 (fr) * 2002-06-27 2004-01-02 Pcm Pompes Dispositif d'alimentation pour dispositif de pompage
FR2841663A1 (fr) * 2002-06-27 2004-01-02 Pcm Pompes Procede de detection du niveau bas d'un produit pateux dans une tremie d'un dispositif de pompage, et dispositif d'alimentation agence pour sa mise en oeuvre
JP2008246108A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Heiwa Corp 遊技機の球払出装置
WO2009129776A1 (de) * 2008-04-24 2009-10-29 Netzsch-Mohnopumpen Gmbh Einspeisevorrichtung für schneckenmaschinen

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