JPH1089219A - 内燃機関用点火装置 - Google Patents

内燃機関用点火装置

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JPH1089219A
JPH1089219A JP8240854A JP24085496A JPH1089219A JP H1089219 A JPH1089219 A JP H1089219A JP 8240854 A JP8240854 A JP 8240854A JP 24085496 A JP24085496 A JP 24085496A JP H1089219 A JPH1089219 A JP H1089219A
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和俊 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コイルを収納する外装ケースの円筒部の寸法
精度を向上させることでより信頼性を高くすると共に、
イグナイタユニットを収納するケースと円筒状のコイル
部ケースとの組立作業性を向上させて、より安価な円筒
形点火装置を提供する。 【解決手段】 コイル部とイグナイタユニットとを内部
に装備した外装ケースを備えた内燃機関用点火装置にお
いて、前記外装ケースは、コイル部を内装する筒状のコ
イル部ケ−スと、該コイル部ケースの上部に配置される
イグナイタユニット収納部と電気的接続コネクタとを有
するカップ型のイグナイタケースとを備え、前記両ケー
スは分割成形されて嵌合結合されてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内熱機関用点火装
置に係り、特に、内燃機関のシリンダヘッド部に設けら
れるプラグホ−ル内に収納される円筒形点火装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の内燃機関の点火装置とし
ては、イグニッションコイルの一次電流を断続通電する
パワースイッチとイグニッションコイルとを一体化し、
該点火装置を内燃機関のシリンダヘッド部に設けられた
プラグホ−ル内に装着するタイプのものが提案されてい
る。
【0003】例えば、実開平4−62359号公報に開
示されている点火装置は、円筒状をしており、該円筒状
の中心部に配置されたセンタコア(開磁路鉄心)と、該
センタコアに巻回されている一次コイルと二次コイル
と、該二次コイルの外周に配置されるサイドコア(外装
鉄心)とから成るイグニッションコイル部と、該イグニ
ッションコイル部の上部に配置されるパワースイッチを
含むイグナイタユニット(ICパッケージ体)とで構成
され、前記イグニッションコイル部とイグナイタユニッ
トとは、円筒状のコイル収納部である外装ケース内に一
体に埋設収納され、その外装ケース上部に電気的接続用
のコネクタ部が配置される構造となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記提示の
従来技術は、点火装置のコイル部を内燃機関のプラグホ
ール内に収容する場合には、内径サイズ(一般にプラグ
ホールの内径φは23mm〜25mm)の問題からイグ
ナイタユニットをプラグホールの上部に突き出す必要が
あることから、前記コイル部の外装ケースを段付き状の
複雑な形状に成形しており、コイル円筒部の正確な寸法
精度が確保できないという問題があると共に、前記コネ
クタ部がイグナイタユニットの上部に配置されるため
に、前記点火装置の全体の高さが高くなると共に、該点
火装置自体の組立性も悪いという問題があった。
【0005】また、前記点火装置の内燃機関の前記プラ
グホールへの組み付け時、及び、内燃機関の使用期間中
のメンテナンス時等に、使用者の手が触れる等して前記
コネクタ部に衝撃力が加わるという問題があり、かつ、
一般的に前記点火装置と該点火装置を制御する制御装置
を連結するコネクタ部は、仕様形態の異なる内燃機関に
応じて、コネクタ部の取付向き、取り付け位置等が異な
り、各内燃機関に対応して異なった形状とする必要があ
るとの問題があった。
【0006】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、その目的とするところは、コイルを収
納する外装ケースの円筒部の寸法精度を向上させること
でより信頼性を高くすると共に、イグナイタユニットを
収納するケースと円筒状のコイル部ケースとの組立作業
性を向上させて、より安価な円筒形点火装置を提供する
ことである。
【0007】また、本発明の他の目的とするところは、
外装ケース全体が衝撃力に耐えると共に、コネクタ部の
向きと取り付け位置が異なっても、部品の標準化が図れ
て安価な円筒形点火装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成すべく、
本発明に係る内燃機関用点火装置は、コイル部とイグナ
イタユニットとを内部に装備した外装ケースを備え、前
記外装ケースは、コイル部を内装する筒状のコイル部ケ
−スと、該コイル部ケースの上部に配置されるイグナイ
タユニット収納部を有するカップ型のイグナイタケース
とを備えると共に、前記両ケースは分割成形されて嵌合
結合されるものであり、かつ、前記点火装置は、前記外
装ケースのコイル部ケースが内燃機関のプラグホ−ル内
に収容されると共にその下部が点火プラグと直結され、
プラグホ−ル上部にイグナイタケースを配置するもので
あることを特徴している。
【0009】そして、前記コイル部ケースと前記イグナ
イタケースとの具体的な嵌合結合態様は、前記イグナイ
タケースのカップの底板の下面側よりコイル部ケ−スを
嵌合するものであり、前記コイル部ケースは、該ケース
の上部筒部に環状鍔部を備えると共に、前記イグナイタ
ケースは、該ケースのカップの底板に開口を穿設すると
共に該底板の下面に前記開口と同心円の鍔受環状切欠を
備え、前記筒部上端と前記環状鍔部を前記開口と前記鍔
受環状切欠に圧入嵌合することで、前記コイル部ケース
と前記イグナイタケースとを結合することを特徴として
いる。
【0010】また、前記イグナイタケースは、前記カッ
プの底板の上面に前記開口と同心円の環状切欠を備え、
前記コイル部ケースの筒部の上端の嵌合により該筒部の
上端と前記環状切欠とで形成されるU字溝部に接着剤を
塗布することで、前記コイル部ケースと前記イグナイタ
ケースとを結合接着するか、または、前記コイル部ケー
スの環状鍔部の前記イグナイタケース側の面にU字溝を
設け、該U字溝に接着剤を塗布して前記コイル部ケース
と前記イグナイタケースとを結合接着することを特徴と
している。
【0011】更に、他の態様としては、前記コイルケー
スと前記イグナイタケースとの嵌合結合は、成形された
いずれ一方の前記ケースに他方のケースの成形時に該他
方のケースを一体成形したものであることを特徴として
いる。このように構成された本発明に係る内燃機関用点
火装置は、円筒形の点火装置であり、コイル部を含むコ
イル部ケースと、イグナイタユニット収納部を有するイ
グナイタケースとを分割成形し、該両ケースを圧入及び
接着により一体に嵌合結合したことにより、前記ケース
の箇々を個別に成形することができるので、コイル部ケ
ースの成形性と寸法精度を向上させることができるもの
である。
【0012】一方、コネクタ仕様の違い等に対しては、
イグナイタケースのみの変更で対応が可能となり、コイ
ル部ケースの共用化を図ることができるものである。ま
た、コネクタ部とイグナイタ収容部を分離することで、
コネクタ方向のみの仕様変更の場合、コネクタ部のない
簡略化されたイグナイタケースのみで対応し、前記イグ
ナイタケースとコイル部ケースは共用化を図ることがで
きる。
【0013】更に、前記両ケースを積み重ねて組み立す
ることが可能な構造となっているので、組み立て作業性
を向上させることができ、信頼性の高い、共用化が可能
な安価な内燃機関用点火装置が提供できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の内燃機関用点火装
置の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本
実施形態の点火装置10の断面図であり、図2は、図1
の点火装置10の主要部の分解斜視図である。前記点火
装置10の中心部には、センタコア(開磁路鉄心)17
が配置され、該センタコア17は珪素鋼板をプレス積層
したもので構成されている。前記センタコア17の外周
には一次ボビン11が嵌合し、該一次ボビン11の外周
にはエナメル線等から成る一次コイル12が巻層されて
いる。更に前記一次ボビン11の外側には二次ボビン1
3が嵌合し、該二次ボビン13には間隔をおいて多数の
分割された二次コイル14が巻層されている。前記二次
ボビン13の外周には、外装ケース15が嵌合してい
る。更に、前記外装ケース15のコイルケース部15b
の外側には、薄い珪素鋼板を管状に形成したサイドコア
(外装鉄心)18が配置されている。前記サイドコア1
8は、磁束の1タ−ンショ−トを防ぐために、該サイド
コア18の円周上の少なくとも一箇所に切れ目18aを
設けていて、前記コイルケース部15bの外部に縦方向
に帯状に突設した突部15b1によって絶縁的に分離さ
れている。
【0015】前記センタコア17と前記サイドコア18
を磁気的に結合して閉磁路を形成するために、2次コイ
ル14の低圧側に低圧側コア28を、2次コイル14の
高圧側に高圧側コア19を配置する。そして、低圧側コ
ア28の上部は、可とう性エポキシ樹脂やゴム等の弾性
部材22でカバ−する。これにより、前記コイルケース
内15b内に充填される絶縁用エポキシ樹脂16等の絶
縁用樹脂と共に、センタコア17と低圧側コア28とを
隔離することができる。高圧側コア19は、2次ボビン
13に設けられたポケット部13aに収容され、絶縁用
エポキシ樹脂16と隔離されている。閉磁路コアの一部
にはコアギャップ21があり、そのコアギャップ21部
には、1次コイル12により形成される磁束と反対方向
の磁束を磁路中に発生させるマグネット20を備えてい
る。
【0016】前記コイル部の構成部品は、コイル部ケ−
ス15bの中に圧入され、絶縁用エポキシ樹脂16の絶
縁層で高電圧を絶縁する。2次コイル14で発生した高
電圧は、点火装置10の長さを少しでも低減するよう長
手方向に対して垂直方向に配置された過早着火防止用高
圧ダイオ−ド27、高圧端子23、スプリング24を介
して該スプリング24下部に挿入される点火プラグ(図
示省略)に供給される。点火プラグが挿入される部分
は、シリコンゴム等のゴムブ−ツ25で絶縁されてい
る。
【0017】前記コイル部ケ−ス15bの内燃機関のシ
リンダヘッドカバ−(図示省略)と接する部分には、シ
−ル用のシ−ルゴム26が設けられていると共に、前記
外装ケース15の上部には、電気的接続用のコネクタ部
34とイグナイタケース15aとが配置され、該イグナ
イタケース15aのコイル上部部分には、イグナイタユ
ニット30が設置されている。
【0018】前記イグナイタユニット30は、箱型にプ
レス成形された銅またはアルミ製の金属製ベ−ス36
に、パワ−トランジスタチップ31とハイブリッドIC
回路38が内蔵されており、前記金属製ベ−ス36内に
は、シリコンゲルが充填されている。前記金属製ベ−ス
36内のポリブチレンテレフタレ−ト等の熱可塑性合成
樹脂で一体成形されている端子台37には、イグナイタ
側端子32がシリコン接着剤で接着されている。イグナ
イタ側端子32は、1次コイル端子33、コネクタ側端
子35と溶接等で電気的に接続される。
【0019】図3は、本実施形態の点火装置の外装ケー
ス15の前記コネクタ部34とイグナイタユニット収納
部を有するイグナイタケース15aとを分割し、かつ、
前記コイル部ケース15bも分割して3部品とすると共
に、該3部品を一体として組立結合した状態を示す部分
断面図であり、図4は、図3の外装ケース15の部分組
立状態を示す部分斜視図である。
【0020】前記イグナイタケース15aは、前記コネ
クタ部34の衝撃強度、寸法精度を確保することからポ
リブチレンテレフタレートで形成され、図3に示すよう
にイグナイタユニット30の収納部、コネクタ部34の
一部も兼ねたカップ状になっている。一方、前記コイル
部ケース15bもポリブチレンテレフタレートで形成さ
れている。
【0021】そして、前記コネクタ部34と前記イグナ
イタケース15aとの結合は、予め両部品を成形した後
に組み合わせて接合するか、一方を成形した後、該成形
体に他方を一体成形する手段で行なわる。また、前記イ
グナイタケース15aと前記コイル部ケース15bとの
結合は、前記コイル部ケース15bの筒部の上部15d
の外周に該ケース15bから直角に伸びる環状鍔部15
eを設けると共に、前記イグナイタケース15aの底板
15a1に前記コイル部ケース15bの筒部の上部15
dの端部15d1が嵌合する円形開口15fを穿設する
と共に、該円形開口15fと同心円で該開口15fより
大径の鍔受環状切欠15gを前記イグナイタケース15
aの底板15a1の下面に設けることで、前記筒部の上
端15d1と前記円形開口15fと、前記環状切欠15
gと前記環状鍔部15eとを圧入嵌合して結合する。ま
た、前記筒部15の上端15d1の外周の一部に凸部1
5hを設けると共に、前記開口15fの内面に凹部15
iを設けて該凹凸部を嵌合することで、回り止めと位置
決め等を行っている。位置決めの方法は、凹凸が逆に形
成配置することも、凹凸を複数個設置することも可能で
ある。
【0022】ここで、イグナイタケース15aとコイル
部ケース15bとの結合は、図5に示すような他の実施
例とすることもできる。即ち、前記イグナイタケース1
5aの底板15a1の上面に更に前記円形開口15fと
同心円の環状切欠15jを設け、前記コイル部ケース1
5bの前記筒部の上端15d1が嵌合したとき、該筒部
の上端15d1と前記環状切欠15jとの間に環状U字
溝が形成されるようにし、該U字溝に接着剤39を塗布
して固定する。前記環状切欠15gと前記環状鍔部15
eは点火装置のコイル部とコネクタ部の直角度、内燃機
関への取り付け部15kの位置精度を確保するために、
ガタがないように構成されているまた、前記イグナイタ
ケース15aとコイル部ケース15bとの結合は、図6
に示すように、接着剤39を塗布する構造がコイル部ケ
ース15bの鍔部15eのイグナイタケース15a側の
面に、環状U字溝15lを設け、該イグナイタケース1
5aの挿入、嵌合前に接着剤39を塗布して、その後両
者を嵌合する実施例とすることもできる。
【0023】更に、前記コイル部ケース15bと前記イ
グナイタケース15aとの接合は、接着剤39による固
定、絶縁用エポキシ樹脂6の注入時の固定、コイル部ケ
ース15b、又は、イグナイタケース15aのいずれか
一方をあらかじめ成形しておき、その後一体に成形する
ことでも良い。図7は、一体成形の前記両ケースの状態
を示した断面図であり、成型金型のスライド型40aと
中子型40bの間に前記両ケースが成形されており、矢
印は前記それぞれの型40a、40bの可動方向をしめ
しており、前記前記コイルケース15bの環状鍔部15
fを前記イグナイタケース15aに対して埋設させるよ
うに構成すれば、前記環状鍔部15fが一体成形後の抜
け防止用に有効となる。
【0024】次に、前記の如く構成された点火装置の組
立方について説明する。図2から理解されるように、セ
ンタコア17は、低圧側コア28と一体にプレス加工さ
れ、且つ積層されると共に、その下部にマグネット20
を取付ける。その後、前記センタコア17及び低圧側コ
ア28から成るT字型コア体は、一次ボビン11の内側
に収容される。そして、一方のコアである前記T字型コ
ア体を内包した一方の構成材としての一次ボビン11
は、該一次ボビン11の下部に形成されている圧入部1
1cを2次ボビン13の内面に接触挿入することで圧入
される。
【0025】他方の構成材としての前記2次ボビン13
は、半径方向から挿入される他方の内部コアとしての高
圧側コア19を収納するポケット部13aに高圧側コア
19を内包した後に、下部に設けた圧入部13cを前記
コイル部ケース15bの内面に接触挿入することで前記
外装ケース5内に圧入固定される。そして、一次ボビン
11及び二次ボビン13と、二次ボビン13及び外装ケ
ース15の圧入嵌合構造によって、高圧側コア19も絶
縁用エポキシ樹脂16から隔離されている。一方、外装
ケース15の外側に配置されて外側閉磁路を形成する外
部コアとしての円筒形のサイドコア18は、軸方向に延
長し円周方向に拡がることの可能な切れ目18aを有
し、この切れ目18aを広げることで外装ケース15へ
の装着を可能にしている。
【0026】以上のように、コイル部ケース15bとイ
グナイタユニット30収納部、コネクタ34を兼ねたイ
グナイタケース15aを別々に成形することでコネクタ
部、コイル部のそれぞれに要求される特性を満足した円
筒形点火装置の外装ケース15を提供することが出来
る。前記イグナイタケース15aは、イグナイタユニッ
ト30の収納部の横方向にコネクタ34を配置できるた
めに、点火装置の全長を短くすることが出来る。
【0027】また、コネクタの仕様が異なる点火装置用
に製作する場合は、イグナイタケース15aのみを変更
することで対応できるために、コイルケース15bの共
用化が図れる。以上、本発明の一実施形態について詳述
したが、本発明は、前記実施形態に限定されるものでは
なく、特許請求の範囲に記載された発明の精神を逸脱し
ない範囲で、設計において、種々の変更ができるもので
ある。
【0028】例えば、図8は、図1に示した実施形態に
対して一次ボビン11と二次ボビン13との位置関係を
入れ替えたタイプの本発明による他の実施形態の点火装
置50を示す断面図である。該実施形態における点火装
置50の構成部品は、一次ボビン11の内周側に二次ボ
ビン13を圧入により設置し、前記一次ボビン11と圧
入された前記二次ボビン3をコイル部ケース15bに圧
入し固定した構成以外は、本発明の前記第一の実施形態
の点火装置10と同一構成であるので説明は省略する
が、本発明の特徴とする構成をすべて備えているもので
ある。
【0029】また、前記イグナイタケースと前記コイル
部ケースとの圧入嵌合は、前記両ケースのいずれか一方
の圧入面に3個以上の小さな凸部位を設け、該凸部位を
他方のケースの圧入面に押圧して圧入することにより、
両ケースを嵌合結合することもできる。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明の内燃機関用点火装置は、円筒形外装ケースのコイル
部ケースとイグナイタユニット収納部とコネクタを兼ね
たイグナイタケースとを別々に分割成形したことによっ
て、前記各ケースの成形をそれぞれの最適な条件を設定
して成形することができるので、円筒形点火装置の各構
成部品であるコネクタ部及びコイルケース部等の必要強
度、寸法を設定した条件基づいて正確に精度よく成形で
き、該製品の信頼性を向上させることができると共に、
使用される内燃機関の形態に基づいて前記コネクタ部の
みを変更することで前記部品の共用化が可能であり、か
つ、組み立て作業性の向上による低コスト化を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の内燃機関用点火装置の一実施形態を示
す断面図。
【図2】図1の内燃機関用点火装置の分解斜視図
【図3】図1の内燃機関用点火装置の外装ケースの3分
割状態を示す部分断面図。
【図4】図1の内燃機関用点火装置の外装ケースを分割
状態を示す部分斜視図。
【図5】図1の内燃機関用点火装置の外装ケースを分割
状態を示す他の実施例の断面図。
【図6】図1の内燃機関用点火装置の外装ケースを分割
状態を示す更に他の実施例の断面図。
【図7】図1の内燃機関用点火装置の外装ケースを分割
状態を示すケース成形時の更に他の実施例の断面図。
【図8】本発明の内燃機関用点火装置の他の実施形態を
示す断面図。
【符号の説明】
11…1次ボビン、12…1次コイル、13…2次ボビ
ン、14…2次コイル、15a…イグナイタケース、1
5b…コイル部ケ−ス、15d…上部円筒、15e…環
状鍔部、15f…円形開口、15g…円形開口、16…
絶縁用エポキシ樹脂、17…センタコア、18…サイド
コア、18a…切れ目、19…低圧側コア、20…マグ
ネット、22…可とう性エポキシ樹脂、27…高圧ダイ
オ−ド、28…低圧側コア、30…イグナイタユニッ
ト、31…パワ−トランジスタチップ、32…イグナイ
タ側端子、33…1次コイル端子、34…コネクタ、3
5…コネクタ側端子、36…金属製ベ−ス、37…端子
台、38…ハイブリッドIC回路、39…接着剤、40
a…金型のスライド型、40b…金型の中子型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 和俊 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内 (72)発明者 嶋田 淳一 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイル部とイグナイタユニットとを内部
    に装備した外装ケースを備えた内燃機関用点火装置にお
    いて、 前記外装ケースは、コイル部を内装する筒状のコイル部
    ケ−スと、該コイル部ケースの上部に配置されるイグナ
    イタユニット収納部を有するカップ型のイグナイタケー
    スとを備えると共に、前記両ケースは分割成形されて嵌
    合結合されていることを特徴とする内燃機関用点火装
    置。
  2. 【請求項2】 前記点火装置は、前記外装ケースのコイ
    ル部ケースが内燃機関のプラグホ−ル内に収容されると
    共に該コイル部ケース下部が点火プラグと直結され、か
    つ、プラグホ−ル上部にイグナイタケースを配置するも
    のであることを特徴する請求項1に記載の内燃機関用点
    火装置。
  3. 【請求項3】 前記コイル部ケースと前記イグナイタケ
    ースとの嵌合結合は、前記イグナイタケースのカップの
    底板の下面側よりコイル部ケ−スを嵌合するものである
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関用点
    火装置。
  4. 【請求項4】 前記コイル部ケースは、該ケースの上部
    筒部に環状鍔部を備えると共に、前記イグナイタケース
    は、該ケースのカップの底板に開口を穿設すると共に該
    底板の下面に前記開口と同心円の鍔受環状切欠を備え、
    前記筒部の上端と前記環状鍔部とを前記開口と前記鍔受
    環状切欠とに圧入嵌合することで、前記コイル部ケース
    と前記イグナイタケースとを結合することを特徴とする
    請求項3に記載の内燃機関用点火装置。
  5. 【請求項5】 前記イグナイタケースは、前記カップの
    底板の上面に前記開口と同心円の環状切欠を備え、前記
    コイル部ケースの筒部の上端の嵌合により該筒部の上端
    と前記環状切欠とで形成されるU字溝部に接着剤を塗布
    することで、前記コイル部ケースと前記イグナイタケー
    スとを結合接着することを特徴とする請求項4に記載の
    内燃機関用点火装置。
  6. 【請求項6】 前記コイル部ケースの環状鍔部の前記イ
    グナイタケース側の面にU字溝を設け、該U字溝に接着
    剤を塗布して前記コイル部ケースと前記イグナイタケー
    スとを結合接着することを特徴とする請求項4に記載の
    内燃機関用点火装置。
  7. 【請求項7】 前記コイルケースと前記イグナイタケー
    スとの嵌合結合は、成形されたいずれか一方の前記ケー
    スに他方のケースを成形時に一体成形するものであるこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関用点火
    装置。
  8. 【請求項8】 前記イグナイタケースと前記コイル部ケ
    ースとの圧入嵌合結合は、前記両ケースのいずれか一方
    の圧入面に設けられた3個以上の小さな凸部位を他方の
    ケースの圧入面に押圧することにより行われることを特
    徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関用点火装置
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