JPH1088140A - 液晶混合物 - Google Patents
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Abstract
または全く有しておらず、同時に非常に有用な総合的性
質を有する、矩形波形によりアドレスされる改良された
高度マルチプレックス駆動スーパーツィスト液晶デスプ
レイ(SFA)およびこのようなデスプレイに使用され
る液晶混合物が提供される。 【解決手段】本発明は、各画素が矩形波形によりアドレ
スされる改良された高度マルチプレックス駆動スーパー
ツィスト液晶デスプレイに関し、その改良点は、ネマテ
ィック液晶混合物が基本的に、トラン−4,4´−ジイ
ル構造要素を有する2環状または3環状化合物の1種ま
たは2種以上の30〜80重量%および式I*で表わさ
れる化合物の少なくとも1種からなることにある。
Description
らびに良好な急峻度および角度依存性を有するスーパー
ツイスト液晶ディスプレイ(SFA)およびこのディス
プレイで使用される新規ネマティック液晶混合物に関す
る。
1,216B1;DE 3,423,993A1;EP 0,098,070A2;M.Schadtおよ
びF.Leenhoutsによる17th;液晶に係わるフライブルグ会
議(Freiburg conference on liquid crystals)(1987年
4月8〜10日);K.Kawasaki等によるSID 87 Digest
391(20.6);M. SchadtおよびF.LeenhoutsによるSID 87 D
igest 372(20.1);K.Katoh等によるJapanese Journal of
Applied Physics, Vol.26, No.11,L1784〜L1786(198
7);F.Leenhouts等によるAppl.Phys.Lett.,50(21),1468
(1987);H.A.van SprangおよびH.G.KoopmanによるJ.App
l.Phys.,62(5),1734(1987);T.J.SchefferおよびJ.Nehri
ngによるAppl.Phys.Lett.,45(10),1021(1984);M.Schadt
およびF.LeenhoutsによるAppl.Phys.Lett.,50(5),236(1
987)およびE.P.RaynesによるMol.Cryst.Liq.Cryst.Lett
ers,Vol.4(1),1〜8頁(1986)から知られている。
0゜〜720゜のツイスト角を有する比較的大きなツイ
スト角を有する表示素子の全部を包含するものとし、こ
のような表示素子には、例えばWaters等の表示素子(C.
W.Waters等によるProc.Soc.Inf.Disp.(New York)(1985)
(3rd Intern.Display Conference,Kobe,Japan))、STN-LC
Ds(DE OS 3,503,259);SBE-LCDs(T.J.SchefferおよびJ.N
ehringによるAppl.Phys.Lett.,45(1984),1021);OMI-LCD
s(M.SchadtおよびF.LeenhoutsによるAppl.Phys.Lett.,5
0(1987),236);DST-LCDs(EP OS 0,246,842)またはBW-STN
-LCDs(K.Kawasaki等によるSID 87 Digest 391(20.6))が
ある。
方式のSFAは、電気光学特性の格別に良好な急峻性お
よびこれに伴う良好なコントラスト値の点で、およびま
たコントラストの格別に小さい角度依存性の点で際立っ
ている。特に比較的低温において格別に短い切換え時間
を有するSFAは特に重要である。従来技術によって短
い切換え時間を得るためには、粘度、特に液晶混合物の
粘度を液晶成分の通常の最適組合わせによって、および
また場合により、比較的高い蒸気圧を有するモノトロピ
ック添加剤を使用して最適化していた。しかしながら、
達成された切換え時間はあらゆる用途に適するものでは
なかった。近年(T.J.Scheffer等によるDisplays,Vol.14
(2)1993,74〜85頁)、非常に短い応答時間でのスーパー
ツイストディスプレイを電気的にアドレスする方法が開
示された。
知られているが、時分割駆動(timeaddressing format)
における通常のラインとは異なり、大きな割合のフレー
ム時間(frame time)について、ディスプレイの各列をア
ドレスする。すなわち、各列は各フレームが矩形波形(o
rthogonal wave forms)を有する期間中に1度だけアド
レスされる。この後者の通常の技術が非常に短い応答時
間を有するスーパーツイストLCDで採用された場合に
は、リフレッシュ時間が応答時間の10%であるべき
(代表的には、PC用のVGAディスプレイでは1.6
ms)であるというガイドラインは見出されず、これに
よってその「オン」状態からの液晶の緩和の結果として
コントラスト比の減少が生じる。アクティブ アドレス
法はスーパーツイストLCDのアドレスに可能性を開い
た。すなわち、この簡単な技術はアクティブマトリック
スアドレス液晶ディスプレイによって現在達成されてい
る高性能高価格レベルに挑戦することを可能にすること
ができる。
層の厚さを減少させることにより、およびまたより大き
い複屈折率△nを有する液晶混合物を使用することによ
って達成することができる。しかしながら、これらの切
換え時間短縮化への全ての試みは、あらゆる用途には適
応しきれない混合物のままで依然として止まっている。
更にSFAに求められる要件はより高い時分割特性(こ
れは少数のICで得られる)、より低いしきい値電圧お
よび急峻な特性曲線にある。しかしながら、誘電性およ
び弾性物性などの種々の材料パラメーターが相反する影
響を及ぼすことから、前記物性の全てにおいて同時に最
適パラメーターを得ることはできない。従って、短い切
換え時間を有し、同時に広い動作温度範囲、小さい急峻
度値、コントラストの良好な視角依存性および低いしき
い値電圧を有する改良されたSFAに対する多くの要求
が継続している。
欠点を小さい程度でのみ有するか、または全く有してお
らず、同時に、非常に有用な総合的性質を有するSFA
を提供することにある。本発明のもう一つの課題は、こ
のようなSFAに使用される新規ネマティック液晶混合
物を提供することにある。
4,4´−ジイル構造要素を有する化合物の3種または
4種以上を30〜80重量%の割合で含有するネマティ
ック液晶混合物を使用すると、この課題が達成ができる
ことが見出された。このネマティック液晶混合物は好ま
しくは、少なくとも60℃のネマティック相範囲、25
mPa.sよりも大きくない粘度、少なくとも0.20
0の複屈折率および少なくとも+1の誘電異方性を有す
る。上記化合物の誘電異方性およびネマティック液晶混
合物に関するパラメーターは20℃の温度に基づく数値
である。
の外側基板、 − セル中に存在する正の誘電異方性を有するネマティ
ック液晶混合物、 − 上記外側基板の内側面上に積層されている配向膜を
備えており、矩形波形により各画素をアドレスする電極
層、を備えており、 − 上記外側基板の表面上の分子の長軸と外側基板表面
との間のプレチルト角は約1度〜30度であり、そして − 配向膜から配向膜までのセル内の液晶混合物のツイ
スト角は100〜600゜の数値を有し、
は3環状化合物の1種または2種以上からなる液晶成分
Aの15〜50重量%、好ましくは20〜50重量%、 b)−1.5〜+1.5の誘電異方性を有する2環状ま
たは3環状化合物の1種または2種以上からなる液晶成
分Bの5〜40重量%、 c)トラン−4,4´−ジイル構造要素を有する化合物
の3種または4種以上からなる液晶成分Tの30〜80
重量%、および d)層厚さ(面平行外側基板の隔たり)とキラルネマテ
ィック液晶混合物のナチュラルピッチとの比が約0.2
〜1.3であるような量の光学活性成分D、からなり、
なくとも60℃のネマティック相範囲を有し、25mP
a.s.よりも大きくない粘度、および少なくとも+1
の誘電異方性を有する高度マルチプレックス駆動SFA
に関するものであり(これらの化合物の誘電異方性およ
び当該ネマティック液晶混合物に関連するパラメーター
は20℃の温度に基づくものである)、上記成分Bが式
I*:
キシ、アルケニルまたはアルケニルオキシであり、そし
てR2*はHまたはC原子1〜5個を有するアルキルであ
る、で表わされる化合物の少なくとも1種を含有し、そ
して成分Tが式I:
キシ、アルケニルまたはアルケニルオキシであり、L1
およびL2はそれぞれ独立して、HまたはFであり、R2
はF、CF3、OCHF2またはOCF3であるか、また
はC原子1〜8個を有するアルキルまたはアルコキシで
あり、Zは、−COO−、−CH2CH2−または単結合
であり、そしてpは0または1である、で表わされる化
合物の少なくとも3種を含有することを特徴とする高度
マルチプレックス駆動SFAに関する。
で表わされる化合物を含有する:
ルコキシ、アルケニルまたはアルケニルオキシであり、
は−COO−、−CH2CH2−または単結合であり、Z
2は−COO−、−CH2CH2−、−C≡C−または単
結合であり、QはCF2、OCF2、CFH、OCFHま
たは単結合であり、YはFまたはClであり、mは1ま
たは2であり、そしてnは0または1である。
で表わされる化合物を使用して、各画素が矩形波形によ
りアドレスされるSTNディスプレイの切換え時間およ
び急峻度を改良することにある:
わされる化合物およびまた本発明によるSFAに使用す
ることができるその他の化合物はそれぞれ、公知である
か、または公知化合物と同様にして製造することができ
る。式Iで表わされる化合物は、US3,925,482およびWO8
8/07514から、そして式I*で表わされる化合物はEP 0 1
22 389から公知であるが、これらの化合物の助けによっ
てSFAの切換え時間を改良することができることは示
唆されていない。GB-A-2 255 465には、成分Aタイプの
液晶と2環状または3環状トラン化合物との混合物が記
載されており、この混合物に成分Bタイプの液晶を添加
することができることが記載されている。しかしなが
ら、僅かに0.133の△nを得ることができるのみで
ある。
使用することによって、△nを増大させることを目的と
する液晶組成物は、日本国特許出願公開第61−973
83号および同第61−97384号ならびにEP 1
78937に記載されている。これらの液晶組成物は、
主成分として大きい△n値を有するトラン液晶化合物、
エステル結合を有する液晶化合物およびその末端にシア
ノ基を有し、かつまた大きい△εを有する成分Aタイプ
の液晶化合物を含有する。このような慣用の液晶組成物
は大きい△n値を有しているから、生成する組成物の光
学異方性は比較的大きい。さらに、エステル結合を有す
る化合物が組成物中に含有されていることから、スメク
ティック相は低温雰囲気では現れない傾向にある。エス
テル結合を有するフェニルシクロヘキサンカルボキシレ
ート液晶化合物は小さい△n値を有し、従ってこの組成
物の光学異方性はさほど大きくない(大きくて約0.1
75)。
度を有する液晶化合物の中では比較的大きい方の粘度を
有する。例えば、エステル結合を有する化合物は約20
cpの粘度を有する。この理由で、このような液晶化合
物を含有する液晶組成物の粘度は大きく、例えば28c
pまたはそれ以上である。EP 0 268 226には、約55℃
〜65℃の低い透明点から判断することができるよう
に、低度または中程度マルチプレックス駆動TN用途用
の2環状および3環状トラン化合物と20%よりも多い
量の2環状成分Bタイプの液晶との混合物が記載されて
いる。これらの混合物は代表的には、携帯用計算機また
はビデオゲーム機に使用される。これらの混合物の特徴
は、デバイスにおいて代表的には85%の非常に小さい
急峻度を有する点にある。
きいマルチプレックス比、広い動作温度範囲、低いしき
い値電圧(3ボルト以下、好ましくは1.25〜2.8
0、特に1.60〜2.20ボルト)および急峻な特性
曲線ならびに75℃、好ましくは76〜110℃、特に
90℃〜100℃の透明点を有する高度マルチプレック
ス駆動SFAの実現を可能にする。式I、式I*、式I
Iおよび式IIIで表わされる化合物は低い粘度、特に
低い回転粘度および小さい弾性定数比値(K3/K1)を
有し、従って短い切換え時間となる。本発明による混合
物は0.1600よりも大きい光学異方性(△n)を有
する。本発明による混合物は好ましくは、下記群から選
択される式I*で表わされる化合物の少なくとも1種を
含有する:
て、炭素原子1〜5個を有する直鎖状アルキル基であ
る。
から選択される式IIおよび(または)式IIIで表わ
される化合物の1種または2種以上を含有する:
記の意味を有する。好適混合物は、式IIa、式II
b、式IIc、式IId、式IIId、式IIIjで表
わされる化合物の2種または3種以上、特に式IIaま
たは式IIbで表わされる化合物の1種または2種以上
および式Iで表わされる化合物の3〜6種および式I*
で表わされる化合物の少なくとも1種を含有する。本発
明に従い使用することができる好適液晶混合物は、グル
ープAからの1種または2種以上の化合物を、好ましく
は5%〜50%の割合で、特に好ましくは10%〜40
%の割合で含有する。グループAからのこれらの化合物
またはこの化合物は、+3より大きい(好ましくは+8
より大きく、特に+12よりも大きい)誘電異方性を有
し、本発明の液晶混合物の成分Aを構成する。好ましく
は、この混合物は式IIで表わされる化合物の1種また
は2種以上を22〜40%の範囲で含有する。Z1が単
結合、−CH2CH2−または−CO−O−を意味する化
合物は好適であり、下記の化合物は特に好適である:
IIc1から選択される化合物の1種または2種以上お
よび場合によりまた、式IIc2で表わされる化合物の
1種または2種以上を包含する。好ましくは、この混合
物は、高い方の透明点を有する極性化合物、例えば下記
化合物から選択される化合物の1種または2種以上をさ
らに含有する:
はまた、例えば下記の化合物のように1個のフッ素原子
によりラテラルに置換されていてもよい:
合物は好ましくは、2〜25%の範囲で使用する。もう
一つの好適態様において、本発明の混合物は非常に大き
い誘電異方性を有する化合物の1種または2種以上を含
有する。このような化合物は好ましくは、2〜15%の
範囲で使用する。この種の好適化合物は式I、式IIc
2および式IIj1で表わされる化合物である。好適液
晶混合物はグループBからの化合物の1種または2種以
上を、好ましくは5%〜25%の割合で含有する。グル
ープBからのこれらの化合物またはこの化合物は、<1
50mPa.sの低い回転粘度(γ1)を有するか、ま
たは120℃よりも高い透明点を有しており、かつまた
誘電的に中性であり((△ε)<2、特に0〜10)、
本発明の液晶混合物の成分Bを構成する。
化合物の少なくとも1種および2個の環を有する下記式
IV1〜IV7からなる群から選択される化合物の1種
または2種以上を含有し:
た意味を有する、および(または)3個の環を有する下
記式IV8〜IV23からなる群から選択される化合物
の1種または2種以上を含有する:
IV7〜IV17およびIV21中に存在する1,4−
フェニレン基はそれぞれ相互に独立して、また置換基と
して1個または2個以上のフッ素を有していてもよい。
成分Bが1種または2種以上の2環状化合物を10%よ
りも多い量で含有する場合には、このネマティック混合
物は、1種または2種以上の、好ましくは1種のみの下
記式IV24〜IV29からなる群から選択される化合
物をさらに含有する:
有し、そしてIV22〜IV27中に存在する1,4−
フェニレン基はそれぞれ相互に独立して、置換基として
1個または2個以上のフッ素を有していてもよい。いず
れの場合も、このネマティック混合物は式IV24〜I
V29で表わされる化合物の1種または2種以上を5重
量%までの量でのみ、好ましくは0〜4重量%の量で含
有する。この液晶混合物はまた、光学活性成分Cを含有
し、この成分の含有量はキラルネマティック液晶混合物
の層厚さ(面平行担持基板の隔たり)とナチュラルピッ
チとの比が望ましいツイスト角に適する0.2より大き
くなるような量である。適当なドーピング剤は広く種々
の公知キラル物質および市販のドーピング剤、例えばコ
レステリルノナノエート、S 811(Merck KGaA,Darm
stadt,FRG)およびCB15(Merck Ltd.,前BDH,Poole,U
K)から選択することができる。その選択にはそれ自体制
限はない。
合物は下記式Ia〜Ieを包含する化合物から選択され
る化合物の5種または6種以上を含有する:
lkylはC原子1〜8個を有するn−アルキルである。グ
ループTからの成分(1種または2種以上)の割合は好
ましくは、30%〜80%、特に30%〜65%であ
る。式Iaおよび式Ibで表わされる2環状および3環
状トラン化合物の割合は好ましくは、15%〜60%で
ある。すべての末端がフッ素化されている非トラン型化
合物の総割合は、好ましくは約5%〜25%、特に約1
0%〜20%である。<−1.5の誘電異方性を有する
化合物の1種または2種以上を包含する追加の成分Cの
化合物の割合は、好ましくは約0%〜20%、特に約0
%〜10%である。当業者は、所望のしきい値電圧を得
るために、この割合を容易に調節することができる。原
則的に、△ε<−1.5を有する慣用の液晶化合物の全
部を使用することができる。
合物は好ましくは、−2よりも小さい誘電異方性を有す
る化合物(成分C)の1種または2種以上を約0%〜1
0%含有する。この種の化合物は公知であり、例えばDE
-OS 3,231,707またはDE-OS 3,407,013に記載されている
ような、構造:
たはシクロヘキサン誘導体がある。
ロ−1,4−フェニレンを含有する化合物、例えばDE-O
S 3,807,801、同3,807,861、同3,807,863、同3,807,864
または同3,807,908に記載されている化合物を選択する
と好ましい。国際特許出願PCT/DE88/00133に記載の化合
物のようなこれらの構造要素を有するトラン化合物、特
に下記式で表わされる化合物は特に好適である:
立して、好ましくはC原子1〜7個を有するn−アルキ
ルまたはC原子3〜7個を有するn−アルケニルであ
り、そしてZ0は−CH2CH2−または単結合である。
下記式で表わされるフェニルシクロヘキシルカルボキシ
レート化合物は特に好適である:
ルキルまたはn−アルコキシ、あるいはC原子3〜7個
をそれぞれ有するn−アルケニルまたはn−アルケニル
オキシである。
物の1種または2種以上を含有する:
互に独立して、HまたはFであり、そしてXはF、Cl
またはOCF3である。
下記の成分を含有する: − 下記式で表わされる化合物の1種または2種以上の
>1重量%:
種以上、好ましくは式Iaおよび(または)式Ibで表
わされる化合物の少なくとも2種、特に下記式Ia1で
表わされる化合物の1〜5種の15〜60重量%:
数、好ましくは1、2、3または5である、
2種または3種以上、好ましくは式Idおよび(また
は)Ieで表わされる化合物の少なくとも2種の10〜
40重量%、 − 1−シアノ−トランス−1,4−シクロヘキシレン
基または2,3−ジフルオロ−1,4−フェニレン基を
有する化合物の1種または2種以上を包含する成分C、 − 下記群からの化合物の少なくとも1種:
る直鎖状アルキル基であり、そしてXはHまたはFであ
る、 − Rがトランス−アルケニル基またはトランス−アル
ケニルオキシ基である化合物の1種または2種以上、 − 下記群から選択される化合物の1種または2種以
上:
いて前記した好適意味を有し、そしてその2個の1,4
−フェニレン基のうちの1個はまた、フッ素で置換され
ていてもよい;これらの化合物の割合は、0%〜25
%、好ましくは約5%〜15%である。さらに特に好ま
しい態様において、混合物は下記の成分を含有する: − 式I*で表わされる化合物の少なくとも1種、 − 式IIb1、式IIc1または式IIc2から選択
される化合物の少なくとも2種、 − 式Iaまたは式Ibで表わされる化合物の2種また
は3種以上、あるいは − 下記群から選択される化合物の1種または2種以
上:
ついて定義されているとおりである。
分を含有する: 10〜50重量%の液晶成分A;この成分は本質的に、
式III、特に式IIIa、式IIIb、式IIId、
式IIIf、式IIIh、式IIIiおよび/または式
IIIjで表わされる式IIIの化合物からなり、好適
には、式IIIiおよび/または式IIIjの化合物を
含有する。 1〜35重量%、特に10〜20重量%の液晶成分B;
この成分は本質的に、式I*、式IV2、式IV6、式
IV10、式IV12および式Vから選択される化合物
の少なくとも1種からなる。
接している各液晶分子の好適配向(ディレクター)が通
常、一方の電極から他方の電極までの間で160゜〜7
20゜の数値で相互にねじれているように処理されてい
る表面を有する電極からの本発明による液晶表示素子の
構造は、この形式の表示素子に慣用の構造に相当するも
のである。本明細書で使用されている“慣用の構造”の
用語は広い意味で使用されており、誘導型および改変型
スーパーツイストセルの全部を包含し、特にまたマトリ
ックス表示素子を包含する。2枚の支持基板の表面チル
ト角は同一または相違していてもよい。同一チルト角の
方が好ましい。
ーファー(T.J.Scheffer)等によりDisplays,Vol.14(2)(1
993),74〜85頁に記載されているように、矩形波形によ
りアドレスされる。しかしながら、本発明による表示素
子とねじれネマティックセルに基づく従来慣用の表示素
子との基本的相違点は、その液晶層における液晶成分の
選択にある。本発明に従い使用することができる液晶混
合物は、それ自体慣用の方法で製造される。一般に、比
較的少量で使用される成分の所望量を基本成分を構成す
る成分中に、有利には温度を高めて溶解させる。成分の
有機溶剤、例えばアセトン、クロロホルムまたはメタノ
ール中の溶液を混合し、次いで混合後に、例えば蒸留に
より溶剤を、再除去することもできる。誘電体はまた、
当業者に公知であって、刊行物に記載されている追加の
添加剤を含有することができる。例えば、0〜15%の
多色性染料を添加することができる。
あって、本発明を制限するものではない。略語は下記の
意味を有するものとする: S−N スメクティック−ネマティック相転移温度、 N−I ネマティック−アイソトロピック相転移温度、 c.p. 透明点、 V20 粘度(mPa.s)、
ストの90%に到達するまでの時間、 Toff スイッチ オフから最大コントラストの10%
に到達するまでの時間、 V10 しきい値電圧(ボルト)、 V90 飽和電圧、 V90/V10 急峻度、 γrot 回転粘度。 SFAは矩形波形でアドレスされる(マルチプレックス
比 1:256、バイアス 1:16、操作電圧 7.
2ボルト)。
で示されている。パーセンテージは重量パーセントであ
る。切換え時間および粘度に関する数値は20℃におけ
る数値である。本特許出願および下記の例において、液
晶化合物の化学構造はいずれも頭文字で示されており、
化学式への変換は以下の表Aおよび表Bにより行うこと
ができる。全ての基CnH2n+1および基CmH2m+1はそれ
ぞれ、n個またはm個の炭素原子を含有する直鎖状アル
キル基である。表B中のコードは自明である。表Aにお
いて、骨格構造に関する頭文字のみが示されている。各
化合物について、骨格構造に関する頭文字の後に、−印
により分離して、下記のとおりの置換基R1、R2、L1
およびL2に関するコードが示されている。表Aおよび
Bに挙げられている化合物は、本発明の特に好適な成分
である。
含有する: S→N −20℃ 透明点 +90℃ △n +0.1736 △ε +4.8 V20[mm2/秒;20℃] 15
含有する: S−N −40℃ 透明点 +82℃ △n[589nm、20℃] +0.1790 V10,0,20 2.59V
含有する: S−N <−20℃ 透明点 +90℃ △n[589nm、20℃] +0.1747 △ε[1kHz,20℃] +5.2
含有する: S−N −20℃ 透明点 +90℃ △n[589nm、20℃] +0.1745 △ε[1kHz,20℃] +4.9
含有する: S−N <0℃ 透明点 86℃ △n[589nm,20℃] +0.1758
含有する: S−N <0℃ 透明点 +90℃ △n[589nm,20℃] +0.1746 △ε[1kHz,20℃] +4.9
含有する: S−N <0℃ 透明点 +85℃ △n[589nm,20℃] +0.1715 △ε[1kHz,20℃] +4.5
Claims (11)
- 【請求項1】− フレームとともにセルを形成している
2枚の面平行の外側基板、 − セル中に存在する正の誘電異方性を有するネマティ
ック液晶混合物、 − 上記外側基板の内側面上に積層されている配向膜を
備えており、矩形波形により各画素をアドレスする電極
層、を備えており、 − 上記外側基板の表面上の分子の長軸と外側基板表面
との間のプレチルト角は約1度〜30度であり、そして − 配向膜から配向膜までのセル内の液晶混合物のツイ
スト角は100〜600゜の数値を有し、そのネマティ
ック液晶混合物が基本的に、 a)+1.5より大きい誘電異方性を有する2環状また
は3環状化合物の1種または2種以上からなる液晶成分
Aの15〜50重量%、 b)−1.5〜+1.5の誘電異方性を有する2環状ま
たは3環状化合物の1種または2種以上からなる液晶成
分Bの5〜40重量%、 c)トラン−4,4´−ジイル構造要素を有する化合物
の3種または4種以上からなる液晶成分Tの30〜80
重量%、および d)層厚さ(面平行外側基板の隔たり)とキラルネマテ
ィック液晶混合物のナチュラルピッチとの比が約0.2
〜1.3であるような量の光学活性成分D、からなり、
かつまた当該ネマティック液晶混合物が少なくとも60
℃のネマティック相範囲を有し、25mPa.s.より
も大きくない粘度、少なくとも0.1950の複屈折率
および少なくとも+1の誘電異方性を有する高マルチプ
レックス駆動スーパーツイスト液晶ディスプレイにおい
て(これらの化合物の誘電異方性および当該ネマティッ
ク液晶混合物に関連するパラメーターは20℃の温度に
基づくものである)、 上記成分Tが式I: 【化1】 式中、R1はC原子1〜8個を有するアルキル、アルコ
キシ、アルケニルまたはアルケニルオキシであり、 L1およびL2はそれぞれ独立して、HまたはFであり、 R2はF、CF3、OCHF2またはOCF3であるか、ま
たはC原子1〜8個を有するアルキルまたはアルコキシ
であり、 Zは、−COO−、−CH2CH2−または単結合であ
り、そしてpは0または1である、で表わされる化合物
の少なくとも3種を含有し、そして上記成分Bが式
I*: 【化2】 式中、R1*はC原子1〜8個を有するアルキル、アルコ
キシ、アルケニルまたはアルケニルオキシであり、そし
てR2*はHまたはC原子1〜5個を有するアルキルであ
る、で表わされる化合物の少なくとも1種を含有するこ
とを特徴とする高度マルチプレックス駆動スーパーツイ
スト液晶ディスプレイ。 - 【請求項2】上記成分Aが式IIおよび(または)式I
II: 【化3】 各式中、Rは12個までのC原子を有するアルキル、ア
ルコキシ、アルケニルまたはアルケニルオキシであり、 【化4】 L3〜L8はそれぞれ独立して、HまたはFであり、 Z1は−COO−、−CH2CH2−または単結合であ
り、 Z2は−COO−、−CH2CH2−、−C≡C−または
単結合であり、 QはCF2、OCF2、CFH、OCFHまたは単結合で
あり、 YはFまたはClであり、 mは1または2であり、そしてnは0または1である、
で表わされる化合物を含有することを特徴とする請求項
1に記載のディスプレイ。 - 【請求項3】上記成分Aが式IIa〜IId: 【化5】 各式中、R、L1、L3およびL7は請求項2に記載の意
味を有する、から選択される化合物の少なくとも1種を
含有することを特徴とする請求項1または2のいずれか
1項に記載のディスプレイ。 - 【請求項4】上記成分Bが式IV1〜IV7: 【化6】 各式中、R3およびR4はRについて請求項1に定義され
ている意味を有する、からなる群から選択される化合物
の1種または2種以上を含有することを特徴とする請求
項1〜3のいずれか1項に記載のディスプレイ。 - 【請求項5】上記成分Bが式IV8〜IV23: 【化7】 【化8】 各式中、R3およびR4は上記意味を有し、式IV7〜I
V17および式IV21中に存在する1,4−フェニレ
ン基はそれぞれ相互に独立して、1個または2個以上の
フッ素により置換されていてもよい、からなる群から選
択される化合物の1種または2種以上を含有することを
特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のディス
プレイ。 - 【請求項6】上記成分Tが式Ia〜Ie: 【化9】 各式中、R1は上記意味を有し、そしてalkylはC原子1
〜8個を有するn−アルキルである、からなる群から選
択される化合物の5種または6種以上を含有することを
特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のディス
プレイ。 - 【請求項7】上記成分Tが式Ia1: 【化10】 式中、mは1または2であり、そしてnは1〜9の整数
である、で表わされる化合物の1〜5種を含有すること
を特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のディ
スプレイ。 - 【請求項8】上記成分Bが式I*a: 【化11】 式中、alkylはC原子1〜5個を有する直鎖状アルキル
基である、で表わされる化合物の少なくとも1種を含有
することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記
載のディスプレイ。 - 【請求項9】成分Aが式IIIiおよび(または)式I
IIj: 【化12】 式中、alkyl´はC原子1〜5個を有する直鎖状アルキ
ル基である、で表わされる化合物の少なくとも1種を含
有することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に
記載のディスプレイ。 - 【請求項10】ネマティック液晶混合物が30〜60重
量%の式Iaおよび(または)式Ibで表わされる化合
物の少なくとも1種を含有することを特徴とする請求項
1〜9のいずれか1項に記載のディスプレイ。 - 【請求項11】請求項1〜10のいずれか1項に定義さ
れている組成を有する液晶混合物。
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EP96113740 | 1996-08-28 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009007517A (ja) * | 2007-06-29 | 2009-01-15 | Dic Corp | ネマチック液晶組成物及びこれを用いた液晶表示素子 |
JP2015034270A (ja) * | 2013-08-09 | 2015-02-19 | 学校法人早稲田大学 | コレステリック液晶組成物 |
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1997
- 1997-08-28 JP JP24598497A patent/JP4132146B2/ja not_active Expired - Lifetime
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