JPH1087795A - ポリエステルの製造方法 - Google Patents

ポリエステルの製造方法

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JPH1087795A JP24822296A JP24822296A JPH1087795A JP H1087795 A JPH1087795 A JP H1087795A JP 24822296 A JP24822296 A JP 24822296A JP 24822296 A JP24822296 A JP 24822296A JP H1087795 A JPH1087795 A JP H1087795A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ソルビン酸の製造効率が良好となり、かつ移
送、保管、分解等の工程作業性が良好となるような適当
な重合度を有するポリエステルを製造できる方法を提供
する。 【解決手段】 アルデヒド化合物とケテンとを反応させ
てポリエステルを製造する方法であって、ケテンのモル
数に対する、酢酸のモル数と水のモル数の和の比が0.
01〜1.0となる条件で反応させることを特徴とする
ポリエステルの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポリエステルの製造
方法に関し、特にクロトンアルデヒドとケテンとを反応
させて得られる、ソルビン酸の前駆体として有用なポリ
エステルの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術・発明が解決しようとする課題】ソルビン
酸およびその塩(特に、カリウム塩)は、防腐作用、防
かび作用を有するので、食品添加物として有用であり、
ソルビン酸は溶剤・脂肪の溶解性が高く、魚肉練製品、
バター、チーズ等の保存料として、ソルビン酸カリウム
は水溶性が高く、ミソ、ジャム、ワイン等の保存料とし
て使用されている。ソルビン酸は、通常クロトンアルデ
ヒドとケテンとの反応で得られたポリエステルを塩酸分
解、アルカリ分解、熱分解等の加水分解を行うことによ
り製造されている。
【0003】一般に、ポリエステルの平均重合度が高い
ほどソルビン酸の製造効率が上がるものであり、従来よ
り平均重合度が30〜40程度のポリエステルが用いら
れていた。しかし、この平均重合度のポリエステルは粘
度が高いため、このポリエステルの移送、保管、分解等
の工程で支障をきたすという問題があった。クロトンア
ルデヒド以外のアルデヒド化合物とケテンとの反応によ
り得られる他のポリエステルについても同様の問題があ
った。従って、特にソルビン酸の製造においては、製造
効率が良好となり、かつ移送、保管、分解等の工程作業
性が良好となるような重合度を有するポリエステルが望
まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】ポリエステルは、例え
ば、アルデヒド化合物とケテンとを適当な触媒下で反応
させてβ−ラクトンを合成し、次いでこのβ−ラクトン
を開環させながら連続的に重合させることにより製造さ
れ、反応系内に存在する水や酢酸がポリエステルの分子
末端を封止する。本発明者らは、この製法において、上
記の問題を解決すべく鋭意検討した結果、反応系内の酢
酸と水の含有割合を特定の範囲とすること、即ち、ケテ
ンのモル数に対する、酢酸のモル数と水のモル数の和の
比を特定の範囲とすることにより、製造効率が良好で、
かつ移送、保管、分解等の工程作業性が良好な重合度を
有するポリエステルを製造できることを見出した。従
来、この反応において、反応系内に存在する酢酸と水の
影響は今まで検討されたことがなかった。
【0005】即ち、本発明は、 (1)アルデヒド化合物と
ケテンとを反応させてポリエステルを製造する方法であ
って、ケテンのモル数に対する酢酸のモル数と水のモル
数の和の比が0.01〜1.0となる条件で反応させる
ことを特徴とするポリエステルの製造方法である。好適
な実施態様は以下のとおりである。 (2)アルデヒド化合物が、クロトンアルデヒドである上
記 (1)のポリエステルの製造方法。 (3)ケテンのモル数に対する酢酸のモル数と水のモル数
の和の比が0.03〜0.20である (1)のポリエステ
ルの製造方法。 (4)ケテンのモル数に対する水のモル数の比が0.5以
下となる条件で反応させる(1) のポリエステルの製造方
法。 (5)ケテンのモル数に対する酢酸のモル数の比が0.0
1〜1.0、ケテンのモル数に対する水のモル数の比が
0.5以下、かつケテンのモル数に対する、酢酸のモル
数と水のモル数の和の比が、0.01〜1.0となる条
件で反応させる (1)のポリエステルの製造方法。 (6)得られたポリエステルの重合度が4〜27である
(2)のポリエステルの製造方法。 (7)得られたポリエステルの80℃における粘度が40
〜4000cpである (2)のポリエステルの製造方法。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明のポリエステルの製造方法は、クロトンアルデヒ
ドを原料とする場合を例にとると、下記式(I)に示す
ように、クロトンアルデヒドとケテンとを触媒の存在下
で反応させてβ−ラクトンを合成し、このβ−ラクトン
を単離することなく引き続いてβ−ラクトンを開環させ
連続的に重合させるものである。
【0007】
【化1】
【0008】(式中、m、nは4〜27の整数を示
す。)
【0009】本発明に使用されるアルデヒド化合物とし
ては、β−ラクトンを形成し得る化合物であれば特に限
定されない。具体的な例としては、クロトンアルデヒ
ド、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プロピオン
アルデヒド、ブチルアルデヒド等のアルデヒド類が挙げ
られる。中でもクロトンアルデヒドはソルビン酸の前駆
体となるポリエステルの製造に有用である。
【0010】また、ケテンの反応性が高いため、通常は
アルデヒド化合物はケテンの仕込み量に対して過剰量仕
込むが、ケテン1モルに対して、通常アルデヒド化合物
1.0〜4.0モル、好ましくは1.5〜3.0モルで
ある。
【0011】ケテンには、通常水、酢酸が含まれてい
る。ケテンは、水や酢酸と反応しやすく、下記式に示す
ようにそれぞれ酢酸、無水酢酸となる。
【0012】
【化2】
【0013】本発明の製造方法は、通常触媒の存在下に
実施される。触媒としては、β−ラクトン合成の際に通
常使用される触媒が挙げられ、例えばイソ吉草酸亜鉛、
酢酸亜鉛、イソ酪酸亜鉛等の脂肪酸亜鉛塩、塩化亜鉛、
酸化亜鉛等の亜鉛化合物、亜鉛粉末等が例示される。こ
れらの触媒は、ケテン1モルに対し、Znとして通常
0.0005〜0.02モル、好ましくは0.001〜
0.01モルである。
【0014】β−ラクトンを合成後、続いてこれを開環
させると同時に連続的に重合させてポリエステルを得る
が、通常25〜40℃で反応させることによりβ−ラク
トンが得られ、そのまま開環、次いで重合が進行する。
この重合時に、反応系に存在する酢酸と水の量により、
得られるポリエステルの重合度が決定される。即ち、酢
酸と水のモル数が多いと、ポリエステルの分子末端が封
止され易くなって重合度の小さいポリエステルが得られ
る。さらに、酢酸と水のモル数が多すぎると、上記の式
のようにケテンが無駄に消費され、目的とするポリエス
テルが得られない。逆に、反応系に存在する酢酸と水の
量が少ないと得られるポリエステルの重合度が大きくな
る。従って、所望の重合度を有するポリエステルを得る
ためには、酢酸と水の量を特定の範囲に限定することが
必要であるが、従来かかる観点から、ポリエステルの製
造方法を考慮した例は見当たっていない。
【0015】本発明の製造方法においては、ケテンのモ
ル数Kに対する、酢酸のモル数Aと水のモル数Hの和の
比、即ち(A+H)/Kが0.01〜1.0、好ましく
は0.03〜0.20、より好ましくは0.04〜0.
14となるような条件で反応させる。(A+H)/Kが
0.01未満の場合、得られるポリエステルの重合度が
大きくなってその粘度が高くなりすぎ、このポリエステ
ルの移送、保管、分解等の工程で支障をきたす。逆に
(A+H)/Kが1.0を超える場合、上記式のような
反応が主に起こりケテンが無駄に消費され、目的とする
ポリエステルが得られない。また、この反応系において
は、酢酸が存在しない場合や、水が存在しない場合も本
発明の範囲内である。
【0016】上記式からもわかるように、本発明の方法
においては、水がケテンを多く無駄に消費する。これを
防止するため、上記反応系においては、ケテンのモル数
Kに対する水のモル数Hの比、即ちH/Kは0.5以
下、特に0.3以下とすることが好ましい。
【0017】特に好適な態様としては、A/Kが0.0
1〜1.0、H/Kが0.5以下、かつ(A+H)/K
が、0.01〜1.0となる条件で反応させることであ
る。
【0018】上記の(A+H)/K、A/K、H/K
は、ケテンに含まれている酢酸および水を予めある程度
除去したり、あるいは反応系に酢酸や水を添加したりす
る等の方法により、上記範囲に調整し得る。ケテン中に
含まれる酢酸および水は、ケテンガスをガスクロマトグ
ラフィー(TCD)分析することにより測定される。
【0019】上記のβ−ラクトンの合成は、反応温度2
5〜40℃で行われ、そのままの温度で反応を続けるこ
とによりポリエステルが得られる。また反応終了後、主
に未反応のアルデヒド化合物、水、酢酸等を減圧留去す
る。
【0020】上記の反応において、反応器に吹き込まれ
たケテンの重量は、反応器の増量分を測定することによ
り知ることができ、また吹き込まれたケテン中に含まれ
ている水および酢酸のモル数はガスクロマトグラフィー
(TCD)分析により測定される。未反応のケテンは、
酢酸トラップにより分解される。
【0021】このような方法により製造されたポリエス
テルの重合度、即ち、式(I)におけるm,nは4〜2
7程度、好ましくは10〜16であり、このような平均
重合度を有するポリエステルの80℃における粘度は、
好ましくは40〜4000cp、より好ましくは400
〜3700cpである。従って、このようなポリエステ
ルは、移送、保管、分解等の工程作業性が良好となり、
またアルデヒド化合物がクロトンアルデヒドである場合
には、このポリエステルを用いたソルビン酸の製造効率
も良好となる。
【0022】このように製造されたポリエステルは種々
の用途に使用される。例えば、クロトンアルデヒドとケ
テンから得られたポリエステルは、熱分解する方法、ア
ルカリ触媒共存下に加水分解する方法、鉱酸で加水分解
する方法等によりソルビン酸となる。これらの中でも、
分解成績および得られるソルビン酸の品質等が良好とな
る点で、鉱酸、特に塩酸による加水分解が好ましい。さ
らに、鉱酸濃度を高くすることなくポリエステルの分解
温度を下げることができ、タール状物質の混入の極めて
少ないソルビン酸を得ることができる点で、飽和脂肪酸
の存在下で加水分解を行うことが好ましい。
【0023】加水分解反応に使用される鉱酸としては、
塩酸、硫酸等が挙げられる。鉱酸(就中、塩酸)の濃度
は特に限定されないが、好ましくは15〜40重量%、
さらに好ましくは25〜36重量%である。またその使
用量は、ポリエステル1モルに対して、塩酸の場合、塩
化水素として、2〜10モルが好ましく、さらに好まし
くは3〜6モルである。
【0024】鉱酸によるポリエステルの加水分解は、水
溶液である鉱酸中(就中、塩酸中)で行うため、該飽和
脂肪酸は、水溶性のものが好ましい。中でも炭素数1〜
5個の飽和脂肪酸が好ましい。
【0025】飽和脂肪酸の具体例として、例えば、蟻
酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸等が挙げられ、
これらは単独であるいは混合して使用してもよい。なか
でも酢酸は、下記する理由から特に好ましく使用され
る。
【0026】飽和脂肪酸の濃度は特別限定されるもので
はないが、鉱酸中、特に塩酸中1〜20重量%、さらに
好ましくは3〜15重量%である。
【0027】上記したようにポリエステルの末端は酢酸
又は水で封鎖されているため、ポリエステルを加水分解
すると副生成物として酢酸ができる。従って、加水分解
を行うと自然に反応液中に酢酸が増えることになる。即
ち、加水分解後の酢酸を含む鉱酸(鉱酸母液ともいう)
は、加水分解前の鉱酸母液よりも高い酢酸含有量を有す
る。言い換えれば、鉱酸母液は、新しく調製したものば
かりでなく、むしろポリエステルの加水分解を行った後
の鉱酸母液のほうが酢酸含量が増えており、好ましく使
用できる。即ち、脂肪酸として酢酸を使用する方法は、
ソルビン酸を回収した後の鉱酸母液を繰り返し使用する
ことができるので経済的にも優れた方法となる。
【0028】分解反応は、25〜110℃、好ましくは
40〜85℃で行われ、15〜240分、好ましくは3
0〜150分で終了する。
【0029】このようにして得られたソルビン酸は、防
腐剤、防かび剤として有用であり、そのままで、あるい
はカリウム塩等の塩として食品に添加される。
【0030】
【実施例】以下に本発明を実施例および比較例を挙げて
具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるもの
ではない。 <測定方法> 1)平均重合度 FAB−MS((株)TOKIMEC社製)で測定した
時のピーク強度により算出される。 2)粘度 試料をE型粘度計(EMD型)を用いて80℃で測定し
た。
【0031】実施例1 反応容器に精製されたクロトンアルデヒド150.2
g、イソ酪酸亜鉛2.50gおよび水0.27gを仕込
み、25℃に温度を保った。ドライアイス−メタノール
バス中のケテントラップを引き上げ、ケテンを気化さ
せ、−30〜−20℃の冷浴中の空トラップを通して反
応容器にケテン32.4gを吹き込んだ(吹き込み時
間:1時間5分)。吹き込んだケテン中には、酢酸と水
が合計42.8mM含まれていた。吹き込み後、30〜
40℃で1時間反応させた。反応終了後、30〜40m
mHgの減圧下、120℃まで加熱して未反応物(特に
クロトンアルデヒド)を留去してポリエステル85.8
1gを得た。得られたポリエステルの物性、およびクロ
トンアルデヒドおよびケテンの反応率を表1に示す。 実施例2〜3および比較例1〜2
【0032】実施例1において、表1に示すようにケテ
ン、クロトンアルデヒド、イソ酪酸亜鉛、酢酸、水の仕
込み量を変えたこと以外は、実施例1と同様の方法によ
りポリエステルを得た。得られたポリエステルの物性、
およびクロトンアルデヒドおよびケテンの反応率を表1
に示す。
【0033】
【表1】
【0034】表1から、実施例1〜3においては、ケテ
ンのモル数に対する、酢酸のモル数と水のモル数の和、
即ち、(A+H)/Kを0.01〜1.0とすることに
より、その後のソルビン酸の製造工程に適した平均重合
度および粘度を有するポリエステルが得られた。しか
し、比較例1の(A+H)/Kが1.0を超えるような
条件では、酢酸と水の量が多すぎたためポリエステルが
得られなかった。また比較例2の(A+H)/Kが0.
01未満となるような条件で得られたポリエステルは平
均重合度が大きくなって粘度が高すぎた。
【0035】参考例 実施例1で得られたポリエステル100g(0.89モ
ル)と、30%塩酸430g(3.54モル)に酢酸を
該塩酸に対して14%添加した鉱酸母液とを反応器に仕
込み、内温49〜51℃で反応させた。120分経過し
たところで加水分解が終了(系の温度上昇が停止)し
た。90分かけて49℃から20℃まで冷却し、反応液
を得た。得られた反応液を吸引ろ過によりソルビン酸と
鉱酸母液に分離して含水ソルビン酸を得、これを乾燥さ
せて粗ソルビン酸(乾燥ケーキ)を得た。粗ソルビン酸
及び鉱酸母液中に含まれていた異性体も含めたソルビン
酸の生成率は、仕込んだポリエステルに対して91.5
%であった。また、粗ソルビン酸及び鉱酸母液中に含ま
れていたタール状物質の生成率は、仕込んだポリエステ
ルに対して5.1%であった。
【0036】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
ポリエステルの製造方法によれば、移送、保管、分解等
の工程作業性が良好となり、特にアルデヒド化合物がク
ロトンアルデヒドの場合には、ソルビン酸の製造効率が
良好となるような適当な重合度を有するポリエステルを
得ることができる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルデヒド化合物とケテンとを反応させ
    てポリエステルを製造する方法であって、ケテンのモル
    数に対する、酢酸のモル数と水のモル数の和の比が、
    0.01〜1.0となる条件で反応させることを特徴と
    するポリエステルの製造方法。
  2. 【請求項2】 アルデヒド化合物が、クロトンアルデヒ
    ドであることを特徴とする請求項1に記載のポリエステ
    ルの製造方法。
  3. 【請求項3】 ケテンのモル数に対する、酢酸のモル数
    と水のモル数の和の比が、0.03〜0.20であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のポリエステルの製造方
    法。
  4. 【請求項4】 ケテンのモル数に対する水のモル数の比
    が0.5以下となる条件で反応させることを特徴とする
    請求項1に記載のポリエステルの製造方法。
  5. 【請求項5】 ケテンのモル数に対する酢酸のモル数の
    比が0.01〜1.0、ケテンのモル数に対する水のモ
    ル数の比が0.5以下、かつケテンのモル数に対する、
    酢酸のモル数と水のモル数の和の比が、0.01〜1.
    0となる条件で反応させることを特徴とする請求項1に
    記載のポリエステルの製造方法。
  6. 【請求項6】 得られたポリエステルの重合度が4〜2
    7であることを特徴とする請求項2に記載のポリエステ
    ルの製造方法。
  7. 【請求項7】 得られたポリエステルの80℃における
    粘度が40〜4000cpであることを特徴とする請求
    項2に記載のポリエステルの製造方法。
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