JPH1087236A - エレベータのかご室 - Google Patents
エレベータのかご室Info
- Publication number
- JPH1087236A JPH1087236A JP24753096A JP24753096A JPH1087236A JP H1087236 A JPH1087236 A JP H1087236A JP 24753096 A JP24753096 A JP 24753096A JP 24753096 A JP24753096 A JP 24753096A JP H1087236 A JPH1087236 A JP H1087236A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- height
- ceiling
- cab
- entrance
- car
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】建屋内の引っ越しように使用する目的で設置さ
れるエレベータかご室の作業性を向上させる。 【解決手段】作業者12が長尺材13を運搬する時かご
室の出入口上部枠の位置まで運搬して、かご室へ搬入す
る時は天井板4″の傾斜に沿ってG2の方向へ移動させ
るように構成する。
れるエレベータかご室の作業性を向上させる。 【解決手段】作業者12が長尺材13を運搬する時かご
室の出入口上部枠の位置まで運搬して、かご室へ搬入す
る時は天井板4″の傾斜に沿ってG2の方向へ移動させ
るように構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエレベータかご室に
係り、特に、かご室の天井構造に関する。
係り、特に、かご室の天井構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のエレベータのかご室について図5
および図6を用いて説明する。一般にかご室は巻上機に
より主索を介して、釣り合い重りに連結され機械室に設
置された巻上機の駆動によって昇降路内を昇降動するよ
うに構成されている(図示せず)。そしてかご室はその周
囲をかご枠によって支承されており、主索はかご室の天
井を横断する上はりの中央に連結されている。図におい
て、1はかご床、2は側板、3はかご室の前柱、4,
4′は天井、5は出入口上部枠、6はかご戸、7は戸開
閉リンク、8は戸開閉装置、9は立枠、10は上はり、
11はシンプルロッドである。従来ビルの裏方に設置さ
れるエレベータはビル内の引越し荷物を運搬することを
考慮して図5に示す様にかご室出入口高さAに対し、考
えられるビル内の長尺材長さDが運搬可能な寸法にかご
室天井高さEが設定され、その後、かごつり芯F、およ
びかご戸開閉装置高さB、最後にかご枠高さCが決定さ
れた後、昇降路内を昇降動する様に構成され最上階の建
築物の寸法が法令で決定されている。尚引っ越し時の長
尺材13の運搬経路は作業者12によって移動行程G1
ないしG5の方向に運搬されることがわかっており、5
回の方向転換をするため作業者12の熟練を必要として
いた。かご室とかご枠の斜視図は図6のようになり天井
4,4′が複雑な形状となりコスト高になる問題もあっ
た。一方、図7に示す様に、天井4″をあらかじめ長尺
材長さDを考慮したかご室天井高さEで実施すると戸開
閉装置8のかご戸開閉装置高さB′を異常に高くして対
応する構造となり、その都度開発が必要でコスト高とな
り、さらにかご枠高さC′も高くなるため建築物の昇降
路最上階の寸法を大きくする必要があった。図8は図7
のかご室,かご枠の斜視図である。
および図6を用いて説明する。一般にかご室は巻上機に
より主索を介して、釣り合い重りに連結され機械室に設
置された巻上機の駆動によって昇降路内を昇降動するよ
うに構成されている(図示せず)。そしてかご室はその周
囲をかご枠によって支承されており、主索はかご室の天
井を横断する上はりの中央に連結されている。図におい
て、1はかご床、2は側板、3はかご室の前柱、4,
4′は天井、5は出入口上部枠、6はかご戸、7は戸開
閉リンク、8は戸開閉装置、9は立枠、10は上はり、
11はシンプルロッドである。従来ビルの裏方に設置さ
れるエレベータはビル内の引越し荷物を運搬することを
考慮して図5に示す様にかご室出入口高さAに対し、考
えられるビル内の長尺材長さDが運搬可能な寸法にかご
室天井高さEが設定され、その後、かごつり芯F、およ
びかご戸開閉装置高さB、最後にかご枠高さCが決定さ
れた後、昇降路内を昇降動する様に構成され最上階の建
築物の寸法が法令で決定されている。尚引っ越し時の長
尺材13の運搬経路は作業者12によって移動行程G1
ないしG5の方向に運搬されることがわかっており、5
回の方向転換をするため作業者12の熟練を必要として
いた。かご室とかご枠の斜視図は図6のようになり天井
4,4′が複雑な形状となりコスト高になる問題もあっ
た。一方、図7に示す様に、天井4″をあらかじめ長尺
材長さDを考慮したかご室天井高さEで実施すると戸開
閉装置8のかご戸開閉装置高さB′を異常に高くして対
応する構造となり、その都度開発が必要でコスト高とな
り、さらにかご枠高さC′も高くなるため建築物の昇降
路最上階の寸法を大きくする必要があった。図8は図7
のかご室,かご枠の斜視図である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のかご室は長尺材
を運搬する目的に対する機能優先の配慮が乏しく、必要
以上に建築物寸法に影響を与えたり、戸開閉装置の構造
を複雑にしてコスト高になる問題もあった。
を運搬する目的に対する機能優先の配慮が乏しく、必要
以上に建築物寸法に影響を与えたり、戸開閉装置の構造
を複雑にしてコスト高になる問題もあった。
【0004】本発明の目的は長尺材の運搬が可能で(最
大4000)、昇降路建築寸法に影響せず、戸開閉装置
は標準寸法の高さで、さらに長尺材の操作性がよいかご
室を提供することにある。
大4000)、昇降路建築寸法に影響せず、戸開閉装置
は標準寸法の高さで、さらに長尺材の操作性がよいかご
室を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の目的を
達成するために、かご室の構成においてかご室後背部に
長尺材の運搬,搬入が可能な隆起部とかご室前部に形成
した出入口高さの上部枠とを傾斜させて連結する様に構
成する。
達成するために、かご室の構成においてかご室後背部に
長尺材の運搬,搬入が可能な隆起部とかご室前部に形成
した出入口高さの上部枠とを傾斜させて連結する様に構
成する。
【0006】以上の構成により出入口高さを標準寸法
に、かご室後背部は長尺材運搬,搬入が可能な隆起寸法
に構成して天井を傾斜して連結すれば傾斜させた部分の
スペースに標準寸法の戸開閉装置と上はり構造を設ける
ことが可能となる。さらに長尺物の搬入作業は天井面の
傾斜がそのまま長尺物の運搬方向の誘導面となり得るた
め機能を満足できるようになる。
に、かご室後背部は長尺材運搬,搬入が可能な隆起寸法
に構成して天井を傾斜して連結すれば傾斜させた部分の
スペースに標準寸法の戸開閉装置と上はり構造を設ける
ことが可能となる。さらに長尺物の搬入作業は天井面の
傾斜がそのまま長尺物の運搬方向の誘導面となり得るた
め機能を満足できるようになる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1な
いし図4を用いて説明する。図1は本発明のエレベータ
かご室の実施例を示す断面図である。図2は図1のかご
戸開閉装置全体図で図3は本発明のかご室天井斜視図、
図4はかご室とかご枠を示す斜視図である。図1は基本
的構造を示すもので図からわかるように、かご室の天井
4をかご枠の背後部で、長尺材13′が搬入可能なる高
さに隆起させてかご室天井高さE(最大4000)を形
成した点に特徴をもっている。隆起した天井高さはその
上面がおよそかご枠高さCに達する様に形成され、ここ
から出入口高さAと同じ高さにある出入口上部枠5と傾
斜させて連結して構成する。この様に構成すれば戸開閉
装置8を図2の様に標準高さに設置することが可能とな
る。また図1に示す様に上はり10もかご室天井高さC
以下に設置できて昇降路最上階の建築寸法が問題となる
こともなくなる。次にビル内の引っ越し荷物の運搬で長
尺材13,13′の搬入操作を説明する。作業者12は
長尺材13を運搬してきてかご出入口部に位置する(G
1の位置)。次にここから天井面(4″)に誘導されるよ
うに矢のG2の方向へ押し込み、さらに矢のG3の方向
に動かして最終位置13′に搬入する。この作業は従来
に比べ操作しやすく無理なく行えることが明確である。
図3に示すように出入口幅部の天井傾斜部分荷摺り14
を設置することも可能でさらに機能的となる。図2は戸
開閉装置の構造全体図であるがもし天井高さが高くなれ
ば、かご戸開閉装置高さBは出入口高さAより2000
程度高くなることになり、戸開閉リンク7が異状に長く
なり、戸の開閉速度、及び動作を制御することが困難と
なることが知られている。従ってかご戸開閉装置高さB
は性能の優れた標準寸法とすることが望ましく、コスト
的にも有効である。
いし図4を用いて説明する。図1は本発明のエレベータ
かご室の実施例を示す断面図である。図2は図1のかご
戸開閉装置全体図で図3は本発明のかご室天井斜視図、
図4はかご室とかご枠を示す斜視図である。図1は基本
的構造を示すもので図からわかるように、かご室の天井
4をかご枠の背後部で、長尺材13′が搬入可能なる高
さに隆起させてかご室天井高さE(最大4000)を形
成した点に特徴をもっている。隆起した天井高さはその
上面がおよそかご枠高さCに達する様に形成され、ここ
から出入口高さAと同じ高さにある出入口上部枠5と傾
斜させて連結して構成する。この様に構成すれば戸開閉
装置8を図2の様に標準高さに設置することが可能とな
る。また図1に示す様に上はり10もかご室天井高さC
以下に設置できて昇降路最上階の建築寸法が問題となる
こともなくなる。次にビル内の引っ越し荷物の運搬で長
尺材13,13′の搬入操作を説明する。作業者12は
長尺材13を運搬してきてかご出入口部に位置する(G
1の位置)。次にここから天井面(4″)に誘導されるよ
うに矢のG2の方向へ押し込み、さらに矢のG3の方向
に動かして最終位置13′に搬入する。この作業は従来
に比べ操作しやすく無理なく行えることが明確である。
図3に示すように出入口幅部の天井傾斜部分荷摺り14
を設置することも可能でさらに機能的となる。図2は戸
開閉装置の構造全体図であるがもし天井高さが高くなれ
ば、かご戸開閉装置高さBは出入口高さAより2000
程度高くなることになり、戸開閉リンク7が異状に長く
なり、戸の開閉速度、及び動作を制御することが困難と
なることが知られている。従ってかご戸開閉装置高さB
は性能の優れた標準寸法とすることが望ましく、コスト
的にも有効である。
【0008】
【発明の効果】本発明によれば長尺材を運搬する作業を
安全でスムーズに行えるかご室を提供することができ
る。しかもかご室の戸開閉装置,上はりは標準位置に設
置可能であるから建築全体の価格が安価となる。
安全でスムーズに行えるかご室を提供することができ
る。しかもかご室の戸開閉装置,上はりは標準位置に設
置可能であるから建築全体の価格が安価となる。
【図1】本発明にかかるエレベータかご室の実施例を示
す断面図。
す断面図。
【図2】本発明にかかるエレベータかご戸開閉装置の説
明図。
明図。
【図3】本発明の実施例を示すかご室天井の斜視図。
【図4】本発明のかご室とかご枠を示す斜視図。
【図5】従来のエレベータかご室の実施例を示す断面
図。
図。
【図6】従来のかご室とかご枠を示す斜視図。
【図7】従来のかご室を示す図1の相当図。
【図8】従来のかご室とかご枠を示す図7の斜視図。
4…天井、5…出入口上部枠、6…かご戸、7…戸開閉
リンク、8…戸開閉装置、10…上はり、12…作業
者、13…長尺材、A…出入口高さ、B…かご戸開閉装
置高さ、C…かご枠高さ、E…かご室天井高さ、G…長
尺材の移動行程。
リンク、8…戸開閉装置、10…上はり、12…作業
者、13…長尺材、A…出入口高さ、B…かご戸開閉装
置高さ、C…かご枠高さ、E…かご室天井高さ、G…長
尺材の移動行程。
Claims (4)
- 【請求項1】昇降路内を昇降し、周囲をかご枠によって
支承されたエレベータのかご室において、前記かご枠の
後背部に形成した隆起部と前記かご枠の前部に形成した
出入口高さ上部枠とを傾斜させて連結したことを特徴と
するエレベータのかご室。 - 【請求項2】請求項1において、前記かご室に設置され
る戸開閉装置で出入口高さからのリンク機構寸法を最小
として最小寸法に設置したエレベータのかご室。 - 【請求項3】請求項1において、前記かご室に設置され
る上はりを前記かご枠の後背部に形成した隆起部より低
い位置に設置したエレベータのかご室。 - 【請求項4】請求項1において、前記かご室の天井表面
に出入口幅と同幅の荷摺り板を設置したエレベータのか
ご室。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24753096A JPH1087236A (ja) | 1996-09-19 | 1996-09-19 | エレベータのかご室 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24753096A JPH1087236A (ja) | 1996-09-19 | 1996-09-19 | エレベータのかご室 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1087236A true JPH1087236A (ja) | 1998-04-07 |
Family
ID=17164877
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24753096A Pending JPH1087236A (ja) | 1996-09-19 | 1996-09-19 | エレベータのかご室 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1087236A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106429753A (zh) * | 2016-12-16 | 2017-02-22 | 重庆迈高电梯有限公司 | 一种可延伸轿厢顶部空间的电梯轿厢 |
-
1996
- 1996-09-19 JP JP24753096A patent/JPH1087236A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106429753A (zh) * | 2016-12-16 | 2017-02-22 | 重庆迈高电梯有限公司 | 一种可延伸轿厢顶部空间的电梯轿厢 |
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