JPH1087233A - 油圧機器のフィルタの目詰り検出装置 - Google Patents

油圧機器のフィルタの目詰り検出装置

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Publication number
JPH1087233A
JPH1087233A JP8240699A JP24069996A JPH1087233A JP H1087233 A JPH1087233 A JP H1087233A JP 8240699 A JP8240699 A JP 8240699A JP 24069996 A JP24069996 A JP 24069996A JP H1087233 A JPH1087233 A JP H1087233A
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JP
Japan
Prior art keywords
filter
vibration
pump
hydraulic oil
clogging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8240699A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyuki Sahoda
典之 佐保田
Kiyoshi Naganuma
清 長沼
Yoshinobu Tateishi
義信 立石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Building Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Building Systems Co Ltd filed Critical Hitachi Building Systems Co Ltd
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Publication of JPH1087233A publication Critical patent/JPH1087233A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、作動油の粘度変化に係ら
ず、適正なフィルタの目詰り状態が検出でき、油圧回路
やフィルタの加工を行わずに、簡単にフィルタの目詰り
を検出できる油圧機器のフィルタの目詰り検出装置を提
供することにある。 【解決手段】 ポンプ3が稼動している際に、前記フィ
ルタ6の表面が異物によって徐々に閉塞していき、キャ
ビテーション現象により発生する振動や音を検出する振
動センサ18aと、前記作動油2の温度を入力する温度
入力部18bと、予め前記作動油2の温度毎に設定され
た前記ポンプ3の振動レベルが設定されている振動値設
定部18cと、前記振動センサ18aで検出した振動出
力を前記振動値設定部18cで設定された振動レベルと
比較し、フィルタ6の目詰りを判断する振動値比較部1
8dと、フィルタ6の目詰りを判断した結果を表示する
表示手段18eとから構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば油圧エレ
ベータなどのフィルタを有する油圧機器において、油圧
タンク内の異物が油圧ポンプに吸い込まれないようにす
るための油圧機器のフィルタの目詰り検出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】特開平3−21309号公報に記載され
ているように、フィルタの吸い込み側と吐出側に圧力セ
ンサを配設し、フィルタの吸い込み側の圧力と吐出側の
圧力の差が設定圧力値以上となった際に、フィルタ交換
の警告を発する方法が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の方法では、作動油は温度によって粘度が変化し、フ
ィルタを通過する際の抵抗は、温度が低いときは大き
く、温度が高いときは小さくなる。そのため、フィルタ
の目詰り状態が同じであっても作動油の温度の高低によ
ってポンプの吸い込み側圧力が異なる値となり、フィル
タの目詰りがどの程度なのか正確に検出することができ
ず、フィルタの交換を警告する手段として不確実なもの
であった。
【0004】更に、既に設置されている油圧機器におい
ては、その全ての油圧機器において、油圧機器を停止さ
せ、フィルタの吸い込み側と吐出側に、センサを取り付
けるか、フィルタにセンサを取り付ける等の加工が必要
であり、また、センサが動作しなくなった場合にはセン
サ自身の点検やセンサの交換作業が必要など、コストが
大きく、作業の簡便さにも欠けていた。
【0005】本発明の目的は、作動油の粘度変化に係ら
ず、適正なフィルタの目詰り状態が検出でき、油圧回路
やフィルタの加工を行わずに、簡単にフィルタの目詰り
を検出できる油圧機器のフィルタの目詰り検出装置を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、作動油の給
排により上昇及び下降するプランジャを有する油圧ジャ
ッキと、前記油圧ジャッキに前記作動油を給排するポン
プと、前記作動油を溜めておくタンクと、これらを互い
に接続する配管と、前記タンク内と前記ポンプとを連絡
する配管に設けられたフィルタとを備えた油圧機器のフ
ィルタの目詰り検出装置において、前記ポンプが稼動し
ている際に、前記フィルタの表面が異物によって徐々に
閉塞していき、キャビテーション現象により発生する振
動や音を検出する振動センサと、前記作動油の温度を入
力する温度入力部と、予め前記作動油の温度毎に設定さ
れた前記ポンプの振動レベルが設定されている振動値設
定部と、前記振動センサで検出した振動出力を前記振動
値設定部で設定された振動レベルと比較し、フィルタの
目詰りを判断する振動値比較部と、フィルタの目詰りを
判断した結果を表示する表示手段とから構成することに
より達成される。
【0007】上記のように、作動油の温度に係らず、適
正なフィルタの目詰り状態が検出でき、油圧回路やフィ
ルタの加工を行わずに、簡単にフィルタの目詰りを検出
できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明を油圧エレベータに応
用した一実施の形態を図に基づいて説明する。
【0009】図1は本発明の一実施形態要部断面図、図
2は本発明の一実施形態を示す油圧エレベータの全体図
である。
【0010】油圧エレベータは図2に示すように、タン
ク1内の作動油2をポンプ3で油圧ジャッキ11内に圧
油することによりプランジャ12を上昇させプランジャ
12の上部に設置されたプーリー13を介し一端がジャ
ッキ台16に固定され他端が乗りかご15に接続された
ロープ14により乗りかご15が上昇するようになって
いる。また、そのときのかごの速度は、バルブ4で作動
油2の流量を制御することにより行っている。また、油
圧ジャッキ11内の作動油2を配管5bを介してタンク
1内に戻すことにより、プランジャ12は下降し、同時
に乗りかご15も下降するようになっている。
【0011】タンク1内部の配管5aの端部にはフィル
タ6が設置されており、タンク1内に何らかの理由によ
りごみ等の異物が混入した場合には、このフィルタ6で
濾過されるので、油圧ポンプ3、バルブ4や油圧ジャッ
キ11内に異物7が混入することはないようになってい
る。
【0012】タンク1内には温度計17が設置されてお
り、フィルタの目詰り検出装置18は、振動センサー1
8aと温度入力部18bと振動値設定部18cと振動セ
ンサ18aからの出力の振動値設定部18cによって設
定された振動値とを比較する振動値比較部18dと表示
手段18eとから構成されており、表示手段18e内に
は図示しないアンプ部と周波数分析部とから構成されて
いる。
【0013】次に、油圧エレベータのフィルタの目詰り
検出方法を説明する。
【0014】油圧エレベータの乗りかご15が上昇する
ときに、ポンプ3が回転するとタンク1内の作動油2が
フィルタ6を通過し、タンク1内の作動油2に混入して
いる異物7の中でフィルタ6を通過できない大きさの異
物7はフィルタ6の表面に付着するか、タンク1内に残
留する。
【0015】次に、乗りかご15が下降するときには、
油圧ジャッキ11内の作動油2は配管5を通過し、次に
停止弁9、マフラ8、バルブ4を順次通過して、戻し配
管5bを介してタンク1内に戻る。
【0016】この動作を繰り返していくと、フィルタ6
の表面上に異物7が付着していき、徐々にフィルタ6の
表面が閉塞していき、閉塞した部分は作動油2が通過し
ない状態となる。また、乗りかご15が下降するとき
に、作動油2はフィルタ6を通過しないので、フィルタ
6の表面に付着した異物7がタンク1内に飛散して除去
されることはない。
【0017】測定者は機械室10で作動油2の温度を測
定し、フィルタの目詰り検出装置18の温度入力18b
に入力すると、作動油2の温度から決定される粘度と、
ポンプ3の性能からポンプ3に影響のない振動値
(P0)が設定される。そして振動センサ18aをポン
プ3の表面に設置し、その出力(P1)は振動値比較部
18dで振動値(P0)と比較される。
【0018】作動油2が通過可能なフィルタ6の表面の
面積が所定の面積よりも小さくなった状態でポンプ3が
回転すると、ポンプ3とフィルタ6との間が負圧になる
ために気泡が発生し、その気泡がポンプ3内に流入して
出ていくときに気泡が潰されるなどして、特有の周波数
において振動レベルが大きくなっていく(P1)。この
振動が、予めそのフィルタ6やポンプ3の種類や性能か
ら設定されている振動値(P0)と比較して、P0<P1
となったときは、フィルタ6の目詰り状態が進んでお
り、フィルタ6の清掃か交換時期であることを示すよう
になっており、P0>P1であればそうでないことを示す
ようになっている。
【0019】このように、タンク1の外部から容易に見
えない油圧エレベータのフィルタ6の目詰り状態を、目
で見ることなく検出することができ、また油圧機器を停
止させたり、それぞれの油圧機器の油圧回路やフィルタ
6にセンサーを装着させる等の加工を行わず、簡単にフ
ィルタ6の目詰り状態が検出でき、また常時作動油2の
温度を検知することにより、フィルタ6とポンプ3の間
の適正な圧力値を設定できるので、作動油2の粘度変化
による圧力値の変動があっても確実にフィルタ6の目詰
り度合を検知でき、誤発報をなくし、タンク1内に検査
員の手を挿入してフィルタ6を取り外し、清掃する回数
を最小限に抑えることができ、且つフィルタ6やポンプ
3の適正な管理を行うことができる。
【0020】
【発明の効果】以上のように、作動油の粘度変化に係ら
ず、適正なフィルタの目詰り状態が検出でき、油圧回路
やフィルタの加工を行わずに、簡単にフィルタの目詰り
を検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の油圧機器のフィルタの目詰り検出装置
の一実施形態を示す要部断面図である。
【図2】本発明の油圧機器のフィルタの目詰り検出装置
の一実施形態を示す全体図である。
【符号の説明】
1 タンク 2 作動油 3 ポンプ 4 バルブ 5 配管 5a 配管 5b 戻し配管 6 フィルタ 7 異物 8 マフラ 9 停止弁 10 機械室 11 油圧ジャッキ 12 プランジャ 13 プーリ 14 ロープ 15 乗りかご 16 ジャッキ台 17 温度計 18a 振動センサ 18b 温度入力部 18c 振動値設定部 18d 振動値比較部 18e 表示手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作動油の給排により上昇及び下降するプ
    ランジャを有する油圧ジャッキと、前記油圧ジャッキに
    前記作動油を給排するポンプと、前記作動油を溜めてお
    くタンクと、これらを互いに接続する配管と、前記タン
    ク内と前記ポンプとを連絡する配管に設けられたフィル
    タとを備えた油圧機器のフィルタの目詰り検出装置にお
    いて、 前記ポンプが稼動している際に、前記フィルタの表面が
    異物によって徐々に閉塞していき、キャビテーション現
    象により発生する振動や音を検出する振動センサと、前
    記作動油の温度を入力する温度入力部と、予め前記作動
    油の温度毎に設定された前記ポンプの振動レベルが設定
    されている振動値設定部と、前記振動センサで検出した
    振動出力を前記振動値設定部で設定された振動レベルと
    比較し、フィルタの目詰りを判断する振動値比較部と、
    フィルタの目詰りを判断した結果を表示する表示手段と
    から構成したことを特徴とした油圧機器のフィルタの目
    詰り検出装置。
JP8240699A 1996-09-11 1996-09-11 油圧機器のフィルタの目詰り検出装置 Pending JPH1087233A (ja)

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JP8240699A JPH1087233A (ja) 1996-09-11 1996-09-11 油圧機器のフィルタの目詰り検出装置

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JPH1087233A true JPH1087233A (ja) 1998-04-07

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ID=17063394

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JP8240699A Pending JPH1087233A (ja) 1996-09-11 1996-09-11 油圧機器のフィルタの目詰り検出装置

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JP (1) JPH1087233A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5821067B1 (ja) * 2014-10-30 2015-11-24 シンクランド株式会社 目詰まり推測方法、フィルタ監視システム及び振動情報送信装置
WO2016067909A1 (ja) * 2014-10-30 2016-05-06 シンクランド株式会社 目詰まり推測方法及びフィルタ監視システム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016087487A (ja) * 2014-10-30 2016-05-23 シンクランド株式会社 目詰まり推測方法、フィルタ監視システム及び振動情報送信装置
US10500528B2 (en) 2014-10-30 2019-12-10 Think-Lands Co., Ltd. Clogging estimation method and filter monitoring system

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