JP2019181360A - ノズル詰まり検査方法と装置 - Google Patents

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【課題】比較的簡単な方法でコストが掛からず、容易に正確な検査が可能なノズル詰まり検査方法と装置を提供する。【解決手段】洗浄ノズル20の詰まりがない状態で、流量の一定時間内での複数回の測定結果の初期積算値を通常状態での閾値とする。ノズル詰まりの測定時に、洗浄液Wの流量が一定になった後の流量を一定時間内で複数回測定する測定ステップs1と、複数回の測定結果を積算して測定積算値を演算する測定値積算ステップs3と、測定値積算ステップs3を複数回繰り返して測定積算値の平均値である積算平均値を求める積算平均値算出ステップs4を有する。積算平均値をノズル詰まりのない通常状態の閾値と比較して、所定値以上の差がある場合にノズル詰まりと判断するノズル詰まり判定ステップs5を備える。【選択図】図4

Description

この発明は、金属製品等の種々のワークを洗浄するためのノズルの詰まりを検出する検査方法とノズル詰まり検査装置に関する。
従来、高圧洗浄液を噴出するノズルにより、各種のワークを自動的に洗浄する洗浄装置が種々用いられている。洗浄液による自動洗浄は、洗浄工程の効率化に貢献するが、ノズル孔が異物により詰まっていると、洗浄効果が得られず、洗浄工程の前にノズル孔の詰まりを検査する工程が必要であった。この検査工程は、一般に目視により異物の有無を検査したり、洗浄液の圧力や流量を計測して詰まりを検査している。
その他、特許文献1に開示されているように、分析装置の洗浄ノズル詰まりを検知する方法として、吸引ノズルと配管の中間に設けられた電極により、その電極との間の静電容量を測定して詰まりを検知する方法があった。この検知方法は、静電容量が所定の閾値を越えたか否かを検知する検知手段を設け、先ず吸引ノズルに詰りがない場合に、所定の閾値を越える静電容量となるまでの時間を測定する。そして、ノズル詰まり判定時に、所定の閾値を越える静電容量となる時間までとの時間を測り、両者の時間差が所定の時間差閾値以上の場合に、吸引ノズルが詰まっていると判定する検査方法である。
また、特許文献2に開示されているように、分析装置の分注ノズルの詰まりを検知する方法として、分注ノズルを接続した配管内における分注ノズルの吸引または噴出時の圧力変化を検出し、検出した圧力変化から圧力変化波形の山の数を演算して、演算した山の数に基づいて、分注ノズル内径汚れや詰まりを検出する検出方法も提案されている。
国際公開WO2009/001324号公報 特開2010−14364号公報
上記従来の技術のうち目視による検査では、細いノズル孔の場合に見落としが生じる可能性がある上、検査効率も良くないものであった。さらに、見落としや一部のノズル孔の詰まりにより、洗浄結果にバラツキが生じると、製品の品質向上の妨げにもなっていた。そこで、高精度の検査が可能になる特許文献1,2に開示されているような、自動化したノズル詰まり検査方法が求められている。
しかし、特許文献1に開示された検出方法の場合は、測定用に電極を備えるものであり、ノズル孔の数が多い場合には、構造が複雑になり、検査装置のコストも上昇すると言う問題がある。さらに、洗浄液が電極に達する時間を比較するので、微妙な差を捉えにくく、特に細いノズルで高圧の洗浄液を噴射する装置の場合には、ノズルの詰まりを検出することは難しいものである。
特許文献2に開示されたノズル詰まりの検査方法は、ノズルの吸引又は噴出時の圧力の変化を検知しているが、ノズルに繋がる配管内の圧力の変化は微妙であり、特許文献1の場合と同様に、ノズルが細い場合や多数のノズルを備えた装置の場合、ノズルの詰まりを正確に検出することは難しいものであった。
この発明は、上記従来技術の問題に鑑みて成されたもので、比較的簡単な方法でコストが掛からず、容易に正確な検査が可能なノズル詰まり検査方法と装置を提供することを目的とする。
この発明は、複数の洗浄ノズルを備えた洗浄装置の前記洗浄ノズルの詰まりを検知するノズル詰まり検査方法であって、前記洗浄ノズルの詰まりがない状態で、前記洗浄ノズルへの洗浄液の流量の、一定時間内での複数回の測定結果の初期積算値を、通常状態での閾値とし、ノズル詰まりの測定時に、洗浄液の流量が一定になった後の前記流量を前記一定時間内で複数回測定する測定ステップと、前記複数回の測定結果を積算して測定積算値を演算する測定値積算ステップと、前記測定値積算ステップを複数回繰り返して前記測定積算値の平均値である積算平均値を求める積算平均値算出ステップと、前記積算平均値をノズル詰まりのない通常状態の前記閾値と比較して、所定値以上の差がある場合にノズル詰まりと判断するノズル詰まり判定ステップとを備えたノズル詰まり検査方法である。
前記ノズル詰まりの測定は、前記洗浄液の流量が一定になった直後に行い、前記測定ステップを40回以上の回数で行い、前記測定結果を積算するものである。また、前記ノズル詰まりの測定時に、前記測定値積算ステップを10回以上の回数で行うと良い。
さらに、通常状態での前記閾値は、前記洗浄ノズルに供給する前記洗浄液の圧力を一定の範囲に維持し、ノズル詰まりがない状態で、前記洗浄液の流量が一定になった後の前記流量を一定時間内で複数回測定して測定結果の初期積算値を演算し、前記一定時間内での複数回の測定結果の前記初期積算値の演算を複数回繰り返して、ノズル詰まりがない状態での前記初期積算値の初期平均値を求め、この初期平均値をノズル詰まりのない通常状態での閾値とするものである。
またこの発明は、複数の洗浄ノズルを備えた洗浄装置の前記洗浄ノズルの詰まりを検知するノズル詰まり検査装置であって、洗浄液を供給するポンプと、前記ポンプに接続された配管とを有する洗浄液供給部材と、前記配管の途中に設けられ、前記洗浄ノズルに供給する前記洗浄液の圧力を一定の範囲に維持する定圧制御装置と、前記洗浄ノズルに供給される前記洗浄液の流量を検出する流量センサと、前記流量センサの出力を記憶するとともに、記憶した前記流量を積算し、前記積算した値の平均値を算出する演算処理装置とを備え、前記演算処理装置は、前記洗浄ノズルの詰まりがない状態で、前記流量の一定時間内での複数回の測定結果の初期積算値を通常状態での閾値とし、ノズル詰まりの測定時に、前記洗浄液の流量が一定になった後の前記流量を前記一定時間内で複数回測定し、測定結果の測定積算値を演算して、これを複数回繰り返して前記測定積算値の平均値である積算平均値を求め、前記積算平均値をノズル詰まりのない通常状態の前記閾値と比較して、所定値以上の差がある場合にノズル詰まりと判断するノズル詰まり検査装置である。
この発明のノズル詰まり検査方法と装置によれば、簡単な方法で検査対象の洗浄ノズルの詰まりを正確に検出することができ、洗浄ノズルに多数のノズル孔を備えた洗浄装置でも、一つのノズル孔の詰まりでも正確に検出することができる。これにより、洗浄ノズルによる洗浄工程の自動化をより効率化することができ、洗浄作業効率をさらに高くすることができる。さらに、洗浄ノズルの詰まりのない状態で確実な洗浄が可能となり、洗浄不良をなくすことができ、不良品の発生を防止し、洗浄品の品質を安定させることができる。
この発明の一実施形態のノズル詰まり検査装置の配管図である。 この実施形態のノズル詰まり検査方法により検査される洗浄ノズルを備えた洗浄装置の正面図である。 この実施形態のノズル詰まり検査方法により検査される洗浄ノズルを示す縦断面図(a)、上面図(b)である。 この実施形態のノズル詰まり検査方法を示すフローチャートである。
以下、この発明のノズル詰まり検査方法とノズル詰まり検査装置の一実施形態について、図1〜図4を基にして説明する。この実施形態のノズル詰まり検査装置10は、種々の金属製品である加工品12の内面12a及び外面12bの塵や汚れを除去する洗浄装置14の洗浄ノズル20の詰まりを検査するものである。
ノズル詰まり検査装置10によりノズル詰まりが検査される洗浄装置14は、図2に示すように、略矩形の筐体15内に各装置が配置され、筐体15のフレーム16に各装置が取り付けられている。筐体15内上部の洗浄部17には、回転軸を中心に複数、例えば3個の洗浄用カバー筒18が、同心状に水平方向に回動可能に設けられ、洗浄用カバー筒18内に、ノズル部材22が収容されている。洗浄用カバー筒18内では、ノズル部材22が洗浄用カバー筒18の中心軸を中心に、回転可能に設けられている。筐体15の側方には、後述する制御部46等が設けられ、制御部46及び図示しない演算処理装置は、後述する演算結果等を表示するモニタ19に接続されている。また、筐体15の上部に液晶ディプレイを配置して、演算結果等を表示するようにしても良い。
洗浄装置18の洗浄部17には、図2、図3に示すように、加工品12や洗浄用カバー筒18内壁に向けてノズル孔24が多数形成されたノズル部材22が設けられている。ノズル部材22は、中空状に形成されて内部空間23を有し、コ字状に組み立てられ、回転可能に洗浄装置14の洗浄部17に取り付けられている。コ字状のノズル部材22は、図3に示すように、一対の垂直部22a,22bと、1本の水平部22cとを備えている。一方の垂直部22aには、図面上で斜め下方に洗浄液Wを噴射する複数のノズル孔24が内外面に形成され、他方の垂直部22bには、水平方向内側に向いて洗浄液Wを噴射するノズル孔24と、斜め下方外方に洗浄液Wを噴射するノズル孔24が設けられている。さらに、水平部22cにも、洗浄液Wを真下に噴射するノズル孔24が形成されている。
ノズル部材22の水平部22cの中央部には、垂直下方に延びた中心ノズル部22dが設けられ、中心ノズル部22dも、内部空間23を有し水平方向及び下端部から洗浄液Wを噴射するノズル孔24と、下端部から下方に噴射するノズル孔24が設けられている。ノズル部材22の一方の垂直部22aの上端部には、側方から斜め下に洗浄液Wを噴射する上方ノズル部25が設けられ、ノズル孔24が下方を向いて形成されている。ノズル部材22は、垂直方向に設けられた回転軸26に回転自在に取り付けられ、図示しない駆動装置により、所定の回転数で回転する。
回転軸26は、筒状に形成され、洗浄液Wの入り口29が設けられ、図示しない配管が接続されている。回転軸26の内部空間27は、水平部22cの内部空間23に連通し、水平部22cの内部空間23は、垂直部22a,22b及び中心ノズル部22dの各内部空間23に連通し、各々のノズル孔24に繋がっている。また、中心ノズル部22dと対向するように、洗浄部17の底面に、底洗浄部28が設けられ、底洗浄部28も中空に形成されて内部空間23を有し、上方に開口したノズル孔24が形成されている。底洗浄部28には、中心ノズル部22dに対向した裏面側に、洗浄液Wの入り口29が設けられ、図示しない配管が接続されている。
洗浄装置14内には、図1の配管図に示すように、洗浄液Wを供給するポンプ30と、ポンプ30に接続された供給配管32が設けられている。ポンプ30と供給配管32は、洗浄液供給部材を構成している。ポンプ30は、洗浄液Wを溜めた洗浄液タンク34に、吸引管35を介して接続されている。供給配管32は、ポンプ30から洗浄ノズル20まで設けられ、途中に洗浄液Wをろ過するフィルタ36が設けられている。
供給配管32のフィルタ36の下流側には、定圧制御装置40が設けられている。定圧制御装置40は、供給配管32の流量を検知する流量センサ42、供給配管32の洗浄液Wの圧力を検知する圧力センサ44、流量センサ42とフィルタ36との間に接続された比例弁45、及び比例弁45を制御するPLC等の制御部46から成る。比例弁45は、圧力センサ44の信号を基に、制御部46により弁の開度が制御される。制御は、供給配管32の洗浄液Wの圧力を一定の範囲になるように、洗浄液Wの圧力高いときは開度を上げて、圧力が下がるように調整される。比例弁45には、洗浄液タンク34に洗浄液Wを戻す戻し配管47が接続され、洗浄液Wを戻し配管47に戻すことにより、供給配管32の圧力を調整する。圧力センサ44と洗浄ノズル20との間には、洗浄液バルブ43設けられ、洗浄部17への洗浄液Wの供給及び停止を切り替え可能に形成されている。
さらに、ポンプ30に接続された供給配管32には、リリーフバルブ48が接続され、リリーフバルブ48は、洗浄液タンク34にリリーフ配管49を介して接続され、待機時のリリーフ動作により、洗浄液Wが洗浄液タンク34に戻される。また、洗浄部17と洗浄液タンク34の間には、排出管38が設けられ、洗浄用カバー筒18内で使用された洗浄液Wは、洗浄液タンク34に戻されて循環可能に形成されている。
定圧制御装置40は、流量センサ42の出力を記憶するとともに、記憶した流量を積算し、積算した値の平均値を算出する図示しない演算処理装置を備えている。演算処理装置は、ノズル詰まりがない状態で、洗浄液Wの流量が一定になった後、洗浄液Wの流量が一定になった直後、例えばポンプ30の作動1.5秒後の流量を、一定期間、例えば2秒間で複数回、例えば1/100秒毎に200回測定し、測定結果を積算し、さらにこの積算動作を20回繰り返して積算値の平均を算出するプログラムを有する。
次に、この実施形態の定圧制御装置40によるノズル詰まり検査方法について説明する。定圧制御装置40は、ノズル詰まりによる流量低下を検出するために、フィルタ36の目詰まりによる圧力損失を打ち消すように制御する。洗浄ノズル20の流量は下記式(1)により算出される。
Q=0.658×√p×n×d22 (1)
ここで、流量:Q L/min、圧力:p MPa、穴数:n 個、穴径:d mm、係数:η
式(1)より、洗浄ノズル20は、ノズル孔径、係数が一定であるので、圧力を一定に制御できれば、流量の低下分が、ノズル孔の詰まりとすることができる。そこで、先ず、ノズル詰まりの判別をするための閾値を求める。閾値は、ノズル詰まりのない状態での供給配管32の流量の値であり、次のように求める。
洗浄ノズル20の詰まりがないことを目視等により確認した後、ポンプ30を作動させ、洗浄ノズル20に洗浄液Wの供給を開始する。供給配管32の流量は、ポンプ30の作動後、例えば1.5秒でほぼ一定になる。洗浄液Wの流量が一定になった後、定圧制御装置40は、供給配管32の流量を流量センサ42により、例えば2秒間で1/100秒毎に測定し、測定結果を積算する。ここで積算した値を、初期積算値として記憶し、これを一定サイクル繰り返す。例えば40秒間で、積算結果の初期積算値を求める演算を、20回繰り返す。そして、ノズル詰まりがない状態での40秒間で、20サイクルの初期積算値の平均値である初期平均値を求める。定圧制御装置40は、この初期平均値を、ノズル詰まりのない通常状態での閾値として記憶する。なお、ノズル詰まりのない通常状態での閾値は、上記以外に、後のノズル詰まり検査の閾値になる値であれば、1回の演算により求めた閾値でも良い。
次に、加工品12の洗浄を行う際に、事前にノズル詰まり検査を実行する。ノズル詰まり検査は、図4のフローチャートに示すように、ポンプ30を作動させて、洗浄液Wの供給を開始して、例えば流量が一定になる1.5秒経過したところで、流量センサ42からの流量データを一定期間毎、例えば1/100秒毎に測定して取得する(s1)。この流量データの取得を一定期間、例えば2秒間行い、流量データの取得を停止する(s2)。流量データは、ここでは200個であり多い方が良いが、微妙な流量の変化が顕在化する個数であれば良く、40個以上あれば良い。この流量データの取得を一定期間行う測定ステップの後、測定結果の全ての値を積算し、これを測定積算値として内部メモリに記憶する(s3)。
さらに、上述の測定積算値を演算する測定値積算ステップを複数回、例えば20回繰り返して、測定積算値の平均値である積算平均値を求める(s4)。積算値の取得も、多い方が良いが、少なくとも10個以上であれば良い。そして、積算平均値を求める積算平均値算出ステップの後、その積算平均値を、ノズル詰まりのない通常状態の閾値と比較して、両者の差が所定の異常発報値を越えた場合、ノズル詰まりと判断する。ノズル詰まりと判断されると、洗浄装置14の演算処理装置は異常を発報する(s5)。異常を発報するノズル詰まり判定ステップでは、モニタ19に異常を表示しても良く、別の表示装置や音等で発報しても良い。
この実施形態のノズル詰まり検査方法と装置によれば、簡単な方法で検査対象である洗浄装置14の洗浄ノズル20のノズル孔24の詰まりを、正確に検出することができる。特に、多数のノズル孔24を備えた洗浄ノズル20において、一つのノズル孔24の詰まりでも正確に検出することができる。これにより、洗浄ノズル20による洗浄工程をより正確且つ効率よく行うことができる。また、洗浄装置14の自動化をより進めることができ、洗浄作業効率をさらに高くすることができる。しかも、洗浄ノズル20の詰まりのない状態で確実な洗浄が可能となり、洗浄不良をなくすことができ、加工品12の洗浄不良等の不良の発生を防止し、品質を安定させることができる。
なお、この発明のノズル詰まり検査方法と装置は上記実施形態に限定されるものではなく、流量を積算する期間や回数は適宜設定されるものであり、積算値の平均を取るための積算の繰り返し数も適宜選定可能なものである。
10 ノズル詰まり検査装置
12 加工品
14 洗浄装置
17 洗浄部
18 洗浄用カバー筒
20 洗浄ノズル
22 ノズル部材
24 ノズル孔
30 ポンプ
32 供給配管
40 定圧制御装置
42 流量センサ42
44 圧力センサ
45 比例弁
46 制御部
W 洗浄液

Claims (5)

  1. 複数の洗浄ノズルを備えた洗浄装置の前記洗浄ノズルの詰まりを検知するノズル詰まり検査方法であって、
    前記洗浄ノズルの詰まりがない状態で、前記洗浄ノズルへの洗浄液の流量の、一定時間内での複数回の測定結果の初期積算値を通常状態での閾値とし、
    ノズル詰まりの測定時に、洗浄液の流量が一定になった後の前記流量を前記一定時間内で複数回測定する測定ステップと、前記複数回の測定結果を積算して測定積算値を演算する測定値積算ステップと、前記測定値積算ステップを複数回繰り返して前記測定積算値の平均値である積算平均値を求める積算平均値算出ステップと、前記積算平均値をノズル詰まりのない通常状態の前記閾値と比較して、所定値以上の差がある場合にノズル詰まりと判断するノズル詰まり判定ステップとを備えたことを特徴とするノズル詰まり検査方法。
  2. 前記ノズル詰まりの測定は、前記洗浄液の流量が一定になった直後に行い、前記測定ステップを40回以上の回数で行い、前記測定結果を積算する請求項1記載のノズル詰まり検査方法。
  3. 前記ノズル詰まりの測定時に、前記測定値積算ステップを10回以上の回数で行う請求項1又は2記載のノズル詰まり検査方法。
  4. 通常状態での前記閾値は、前記洗浄ノズルに供給する前記洗浄液の圧力を一定の範囲に維持し、ノズル詰まりがない状態で、前記洗浄液の流量が一定になった後の前記流量を一定時間内で複数回測定して測定結果の初期積算値を演算し、前記一定時間内での複数回の測定結果の前記初期積算値の演算を複数回繰り返して、ノズル詰まりがない状態での前記初期積算値の初期平均値を求め、この初期平均値をノズル詰まりのない通常状態での閾値とする1、2又は3記載のノズル詰まり検査方法。
  5. 複数の洗浄ノズルを備えた洗浄装置の前記洗浄ノズルの詰まりを検知するノズル詰まり検査装置であって、
    洗浄液を供給するポンプと、前記ポンプに接続された配管とを有する洗浄液供給部材と、
    前記配管の途中に設けられ、前記洗浄ノズルに供給する前記洗浄液の圧力を一定の範囲に維持する定圧制御装置と、
    前記洗浄ノズルに供給される前記洗浄液の流量を検出する流量センサと、
    前記流量センサの出力を記憶するとともに、記憶した前記流量を積算し、前記積算した値の平均値を算出する演算処理装置とを備え、
    前記演算処理装置は、
    前記洗浄ノズルの詰まりがない状態で、前記流量の一定時間内での複数回の測定結果の初期積算値を通常状態での閾値とし、
    ノズル詰まりの測定時に、前記洗浄液の流量が一定になった後の前記流量を前記一定時間内で複数回測定し、測定結果の測定積算値を演算して、これを複数回繰り返して前記測定積算値の平均値である積算平均値を求め、前記積算平均値をノズル詰まりのない通常状態の前記閾値と比較して、所定値以上の差がある場合にノズル詰まりと判断することを特徴とするノズル詰まり検査装置。
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