JPH1087175A - 自動ワインダ - Google Patents

自動ワインダ

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JPH1087175A
JPH1087175A JP23810596A JP23810596A JPH1087175A JP H1087175 A JPH1087175 A JP H1087175A JP 23810596 A JP23810596 A JP 23810596A JP 23810596 A JP23810596 A JP 23810596A JP H1087175 A JPH1087175 A JP H1087175A
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JP
Japan
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tension
winding
yarn
sensor
tension sensor
Prior art date
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Pending
Application number
JP23810596A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshifumi Itoki
祥文 糸木
Yoshihiro Kino
義浩 木野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 過剰テンションなどによる糸切れや巻き形状
の不良を防止する。 【解決手段】 巻取中の糸の巻取テンションを測定する
テンションセンサー18を備える。さらに、テンション
センサー18の検出値に基づいて、綾振ドラム15の駆
動モータ14又はテンション付与用のディスクテンサー
6を制御するコントローラ23を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボビンの糸を巻き
取ってパッケージを形成する自動ワインダに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】自動ワインダは、精紡機等で生産したボ
ビンを巻き返して所定形状のパッケージを形成するもの
であり、ボビン解舒した糸に適宜なテンションを与える
テンサー、糸の欠点を検出するスラブキャッチャー、糸
切れ或いはスラブキャッチャーによる糸切断時に糸端を
結ぶ糸継装置、及びパッケージを摩擦接触により高速回
転させる綾振ドラムなどを備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来の自動ワ
インダは、テンサーによる巻取テンションの調整として
は、経験値に基づき、巻径増大にしたがってテンション
を下げ、パッケージの巻き密度を理想的なものにするこ
とが行われていた。例えばパッケージを支持するクレー
ドルとテンサーとをレバー・リンク機構で連結し、クレ
ードルの動きに相関させてテンサーの付与テンションを
低下させるようにしていた。しかしながらこのようなテ
ンション調整では、巻取中にテンションが変動してもこ
れに対応することができず、過剰テンションなどによる
糸切れや巻き形状の不良が生じるのを防止できないとい
う問題があった。また、巻き形状の不良が生じても、こ
れを検知できないという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決すべく本
発明は、巻取中の糸の巻取テンションを測定するテンシ
ョンセンサーを備えたものである。この構成により、巻
取テンションを常時監視して巻き形状不良が生じたとき
これを巻取中に検知することができる。また本発明は、
巻取中の糸の巻取テンションを測定するテンションセン
サーと、テンションセンサーの検出値に基づいて綾振ド
ラムの駆動モータを制御する制御部とを備えたものであ
る。そして本発明は、巻取中の糸の巻取テンションを測
定するテンションセンサーと、テンションセンサーの検
出値に基づいてテンション付与用のテンサーを制御する
制御部とを備えたものである。テンションセンサーは、
糸のガイドを兼用するものであることが好ましい。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。
【0006】図1は、本発明の自動ワインダのワインデ
ィングユニット1を示したものである。このワインディ
ングユニット1は、トレイ2に挿立されたボビン3を下
部に、ボビン3から解舒された糸YをパッケージPに巻
き取る巻取装置4を上部に備えて構成されている。ボビ
ン3と巻取装置4との間には、糸道に沿って下方より、
ボビン3の解舒バルーンを制御する傘状の筒部材(バル
ーンコントローラ)5と、一対のゲート間に糸Yを挟ん
でテンションを付与するディスクテンサー6と、糸端同
士を結ぶスプライサー(糸継装置)7と、スラブなどの
糸欠点を検出するスラブキャッチャー8とが設けられて
いる。スラブキャッチャー8には一体に又は別体でカッ
ター(図示せず)が備えられ、糸欠点を検出したときに
直ちにその箇所を切断するようになっている。切断され
たパッケージ側及びボビン側の糸端は、サクションエア
にてこれをそれぞれ捕捉する糸端捕捉手段(図示せず)
によって、スプライサー7に案内されて糸継ぎされるよ
うになっている。スラブキャッチャー8の上下、及びス
プライサー7の下部などの位置には、走行する糸Yを案
内するためのガイド9,10,11が設けられている。
ガイド9…11は、糸道に交差する方向(水平)に設け
られた板12にU字状のガイド溝13が設けられて成
る。ガイド溝13は、セラミックスなどの硬質なチップ
によって実質的に区画形成されている。また巻取装置4
は、駆動ドラム14によって回転する綾振ドラム15
と、パッケージPを綾振ドラム15に適宜な接圧を以て
接触させた状態で回転自在に支持するクレードル16と
を備えている。綾振ドラム15の周面には綾振溝17が
形成され、糸Yを適宜幅でトラバースさせつつ巻き取る
ようになっている。そしてスラブキャッチャー8の上部
で、綾振支点位置に、巻取中の糸Yの巻取テンション
(糸Yのトラバース運動により周期的に変動する)を測
定するテンションセンサー18が設けられている。
【0007】図2に示すように、テンションセンサー1
8は、歪み感応体(抵抗素子)19が張り付けられた金
属板(例えばほうろうライニングの板)20に、糸Yに
係合する係合部21を先端に有したアルミ製のロッド2
2が、板面に直角な方向に取り付けられて成る。金属板
20は、テンションセンサー18のボディに一点支持又
は二点支持されている。係合部21は、綾振支点ガイド
にもなっている。歪み感応体19は、例えば印刷等によ
って金属板20に一体化され、ロッド22が糸Yのテン
ションを受ける方向(糸道を横断する方向)の両側に設
けられている。すなわちロッド22が糸Yの係合によっ
て屈曲又は傾倒して変位し、これに連れて金属板20が
歪むと、これを感知してその歪み量に相応した検知信号
(電圧)を出力するようになっている。係合部21は適
宜な窪みを有した小さいセラミック製の部材で成り、糸
Yに対する接触摩擦抵抗が小さく、且つ摩耗の少ない部
品として形成されている。
【0008】そして図1に示したようにテンションセン
サー18は、ワインディングユニット1のコントローラ
(制御部)23に結線されており、コントローラ23は
入力されたテンション値に基づいてディスクテンサー6
の駆動部(ソレノイド)24を作動させ、糸切れなどが
ない最適な巻取テンションにフィードバック制御するよ
うになっている。例えば図4に示すように、一本のボビ
ン3が解舒されるときの解舒テンションは、解舒終了
(巻終わり)に近付くにつれて次第に上昇する傾向(図
中符号31の部分)があるので、この影響を排除するよ
うな制御を行って、巻取テンションを最適に維持する。
また巻取テンションの最適値は、パッケージの巻径に対
応して変化させるものとし、巻き始めの内層部はテンシ
ョンを高めにして巻き密度大に、外層部はテンションを
低くして巻き密度小にする。なお巻取テンションを調整
させるためには、ディスクテンサー6の作動制御を行う
ほか、図1中破線にて示したように、コントローラ23
から綾振ドラム15の駆動モータ14へ作動信号を出し
て、その回転数を制御することでパッケージPの周速を
変えるようにしてもよい。この回転制御によっても、確
実に巻取テンションをコントロールできる。コントロー
ラ23は、モニター機能を備えており、モニター部23
aは、テンションセンサー18からの巻取テンション値
を監視し、異常テンション値が検出されたときには、ア
ラーム信号を発生する。アラーム信号が発生したときに
は、コントローラ23により巻取が停止される。あるい
は、アラーム信号を図示しないパッケージ品質管理装置
に送り、この装置にてパッケージ不良が生じたことを記
憶する。
【0009】このように、スラブキャッチャー8の上部
にテンションセンサー18を設けたので、パッケージ品
質に影響を及ぼす巻取テンションを常時監視することが
でき、パッケージ形状不良を巻取中に検出することがで
きる。このため、パッケージ形成後、パッケージPの形
状の良否を検査する検査装置を設ける必要がなくなり、
しかも、巻取中に生じたために糸層中に埋もれてしまっ
てパッケージ形成後の検査では検出できない形状不良も
検出できる。また、巻取中の糸Yの巻取テンションを常
にコントロールすることができ、過剰テンションによる
糸切れ等を防止して、パッケージPの品質向上を達成さ
せることができる。そして巻取テンションが不適切であ
ることに起因するパッケージ形状不良、いわゆるバルジ
巻、菊巻、年輪巻等を防止することができる。すなわち
巻径の小さいうちはテンションを大きくし、巻径が大き
くなるにしたがってテンションを小さくすることで、き
れいなパッケージ形状となる理想的な巻き密度分布とす
ることができる。さらにディスクテンサー6を制御する
構成においては、確実に巻取テンションの制御を行うこ
とができて、パッケージPの品質向上が達成されるほ
か、従来の自動ワインダに備えられていた機械的なテン
ション調整機構(テンションレリーズ装置)などが不要
になる。
【0010】さらにこの実施の形態では、コントローラ
23は異常なテンション値がテンションセンサー18か
ら入力されると、スラブキャッチャー8に作動信号を出
力してカッターを作動させることにより、その箇所の糸
Yを除去させるようになっている。すなわち本発明者ら
が行った実験によると、図5(a)に示すように、トラ
バース不良による棒巻は、通常のテンション値TO より
も若干量D1 だけ、例えば約15%低下した異常テンショ
ン値T1 として検出される(図中符号32の部分)。こ
のテンション値低下は、通常のテンション値変動の時間
幅よりも長い時間t1 続くので、明瞭に検出できる。ま
た図5(b)に示したように、糸YがパッケージPの端
面から落ちる綾落ち(綾外れ)が生ずると、テンション
値Tは通常のテンション値TO よりも瞬間的に大幅に
(落差D2 )小さくなる。例えば通常のテンション値T
O から約50%低下した異常テンション値T2 として検出
される(図中符号33の部分)。従ってこのような異常
テンション値T1 ,T2 を検出したときに、直ちに巻取
を中止してこの部分を取り除くことにより、従来除去さ
れなかったパッケージP内部の巻き不良をなくすること
ができ、パッケージPのより一層の品質向上に貢献でき
る。なお図5(a)(b)に示したテンション値Tは、
1 トラバース内で変動する実測テンション値を平均した
値である。
【0011】なお図1においては、テンションセンサー
18を上方のガイド9に設けるものとしたが、図3に示
すように、スラブキャッチャー8の下部に設けるように
してもよい。すなわち下方のガイド10を省略して、テ
ンションセンサー18を直接スラブキャッチャー本体8
aの下面に取り付け、巻取テンションを検出すると同時
に、係合する糸Yをスラブキャッチャー8の検知溝8b
に案内するように配置すれば、その係合部21をガイド
溝13として兼用できる。従って少なくとも一つのガイ
ド(10)が不要になり、部品点数が増加するのを防ぐ
ことができる。またテンションセンサー18を設ける位
置は、以上の実施の形態で示したようなスラブキャッチ
ャー8の上部又は下部に限らず、ディスクテンサー6と
綾振ドラム15の間の適宜位置に設けてよい。
【0012】
【発明の効果】以上要するに請求項1の発明によれば、
巻取テンションを常時監視することで巻き形状の不良を
巻取中に検出できる。また請求項2又は3の発明によれ
ば、テンション異常に起因する糸切れや巻き形状の不良
を防止することができ、パッケージの品質向上が達成さ
れる。そして請求項4の発明によれば、少なくとも一つ
の糸のガイドが不要になって、部品点数の増加を防ぐこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示した斜視図である。
【図2】図1のテンションセンサーを示した側面図であ
る。
【図3】図1の要部の他の実施の形態を示した正面図で
ある。
【図4】図1の作用を説明するためのボビン解舒テンシ
ョンの変動図である。
【図5】図1の作用を説明するための巻取テンションの
変動図である。
【符号の説明】
1 ワインディングユニット 3 ボビン 6 ディスクテンサー(テンション付与用のテンサー) 8 スラブキャッチャー 9,10,11 ガイド 14 駆動モータ 15 綾振ドラム 18 テンションセンサー 23 コントローラ(制御部) Y 糸

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻取中の糸の巻取テンションを測定する
    テンションセンサーを備えたことを特徴とする自動ワイ
    ンダ。
  2. 【請求項2】 巻取中の糸の巻取テンションを測定する
    テンションセンサーと、該テンションセンサーの検出値
    に基づいて綾振ドラムの駆動モータを制御する制御部と
    を備えたことを特徴とする自動ワインダ。
  3. 【請求項3】 巻取中の糸の巻取テンションを測定する
    テンションセンサーと、該テンションセンサーの検出値
    に基づいてテンション付与用のテンサーを制御する制御
    部とを備えたことを特徴とする自動ワインダ。
  4. 【請求項4】 上記テンションセンサーが、上記糸のガ
    イドを兼用するものである請求項1乃至3のいずれかに
    記載の自動ワインダ。
JP23810596A 1996-09-09 1996-09-09 自動ワインダ Pending JPH1087175A (ja)

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JP23810596A JPH1087175A (ja) 1996-09-09 1996-09-09 自動ワインダ

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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