JP4712549B2 - ワインダー - Google Patents
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Description
この駆動点Pの位置は、パッケージ4の重心の変化により変動する。このため、パッケージ4の径が増大して、パッケージ4の重量が増加するのに伴って、パッケージ4の軸方向を大径側へと移動する。そうすると、駆動点Pにおけるパッケージ4の外周長さが徐々に長くなっていき、ドラムの回転速度が一定であっても、パッケージ4の回転速度が徐々に低下することになる。
図2(a)のように、ドラムは一定の回転速度で回転しており、その周速度Vdは一定である。図2(b)のように、これに対して、糸速は、パッケージの巻き径が小さい段階(巻き始め側)では周速度Vdより大きく、パッケージの巻き径が大きい段階(巻き終わり側)ではドラム速度Vdより小さくなっている。
このため、ドラムの回転速度の検出に基づいて、ドラムの回転速度が一定値もしくは所定範囲内に収まるように制御しても、糸速自体を制御したことにはならず、実際の糸速が想定外の速度になってしまうこともあった。糸速が想定外の速度となった場合、巻き取りのテンションの大きさも想定外となるなど、糸品質自体にも影響が出てしまう恐れがある。
コーン巻きパッケージに接触して回転し、このパッケージを駆動点で回転力を付与して連動して回転させるドラムと、
前記ドラムを回転駆動するドラムドライバーと、
を備える、ワインダーであって、
パッケージに巻き取られる糸の走行速度である糸速の瞬間値を検出する手段と、前記糸速の瞬間値をトラバース周期の定数倍の時間幅で平均化した糸速平均値を算出する速度平均化手段と、を備えた糸速検出手段と、
前記糸速平均値が、糸速の目標値である所定の一定値と一致するように、前記ドラムの回転速度の指令値を設定して、前記ドラムドライバーを制御する制御装置と、
を備える、ものである。
コーン巻きのパッケージに巻き取られる糸の走行速度である糸速が、糸速の目標値である所定の一定値に一致する状態に保たれる。
前記ドラムは、このドラムの外周面に綾振り溝が形成された、綾振りドラムとする、ものである。
コーン巻きのパッケージに巻き取られる糸の走行速度である糸速を適切に制御することが可能となる。
また、糸速が一定に保たれることにより、パッケージに巻き取られる糸にテンション差が生じない状態で、糸をパッケージに巻き取ることができる。このため、パッケージ形状が良好となり、解舒時の解舒速度が均一となって糸品質の向上につながる。さらに、糸速が変動しないため、常に糸速をワインダーで可能な最大速度に設定することができ、生産効率の向上につながる。
綾振り用のトラバース装置を別設する必要がなく、装置構成が簡素化される。
この自動ワインダーは、精紡機等で生産した給糸パッケージ2を巻き返して、所定形状の巻取りパッケージ4を形成する装置である。この自動ワインダーは、一錘の巻返しを担当するワインディングユニット1を多数備えている。
図1に示すように、ワインディングユニット1には、給糸パッケージ2が下部に配置され、巻取りパッケージ4が上部に配置されている。このワインディングユニット1には、給糸パッケージ2から巻取りパッケージ4に至る糸3の走行経路に沿って、解舒補助装置5、可変テンション装置6、糸継ぎ装置9、糸速センサー7、糸欠点検出装置8、綾振りドラム10、が配置されている。
また、綾振りドラム10を回転駆動するドラムドライバー11や、ドラムドライバー11に指令して綾振りドラム10の回転駆動を制御するシーケンサー12も、ワインディングユニット1には備えられている。
この解舒補助装置5は、給糸パッケージ2のボビン21に被さる傘状の筒部材51と、この筒部材51と給糸パッケージ2のチェス部との間隔δを略一定に保って降下させる駆動機構52と、を備えている。筒部材51は、解舒時のバルーン径が略一定となるように制御され、解舒が進行しても解舒テンションが増えないようにしている。
この可変テンション装置6は、糸3の糸走行経路を挟んで対向する位置で互い違いに配置される固定の櫛歯61および可動の櫛歯62と、両櫛歯61・62の噛み合い量を増減するソレノイド等の駆動機構63と、を備えている。
この可変テンション装置6は、シーケンサー12からの制御信号により、固定の櫛歯61に対する可動の櫛歯62の噛み合い量、すなわち糸走行経路のジグザグ状の屈曲程度が制御され、糸3に対して付与する巻取りテンションを逐次制御できる構造になっている。
この糸速センサー7は、光学式の糸太さ検出装置を糸走行方向に沿って複数備えており、糸走行方向で異なる位置にある糸太さ検出手段の出力信号を元に、空間フィルタ方式を利用して、糸3の走行速度を検出する。
この光学式の糸太さ検出装置は、受光素子と光源とを備えている。この糸太さ検出手段の検出位置を通過する位置の糸3の糸太さに応じて、受光素子への受光量が変化して、糸太さに応じた電気信号が、この糸太さ検出装置より出力される。
この糸欠点検出装置8は、通過する糸3の糸太さを検出する糸太さ検出装置81と、糸太さが糸欠点であるか否かを判定する糸欠点判定装置82と、糸欠点であると判定されると糸3を切断する糸切断装置83と、を備えている。巻取り中において、糸太さ検出装置81を通過する糸3の糸太さは、電気信号として糸欠点判定装置82に入力される。糸欠点判定装置82は、この糸太さの電気信号を基準値と比較演算し、許容範囲を超える場合には、糸欠点部分が通過したものと判断して、直ちに糸切断装置83に糸切断の指令信号を出力する。そうすると、糸切断装置83が作動して、強制的に糸切断が行われる。
また、この糸切断に伴い、糸太さ検出装置81からの糸走行信号がオフとなり、糸欠点判定装置82は糸切れを感知すると共に、綾振りドラム10の停止信号をシーケンサー12を介してドラムドライバー11に送信し、綾振りドラム10の回転を停止させる。
また、糸欠点検出装置8に備える糸太さ検出装置81も、受光素子と光源とを備えている。そして、糸太さに応じた電気信号が、この糸太さ検出装置より出力される。
下糸吸引装置92は、糸3を吸引捕捉する吸引管を本体とし、この吸引管の先端の吸引口92aが、この吸引管の末端の軸92b回りに回動可能に構成されている。この吸引管の上下回動により、吸引口92aは、空気ノズル装置91と解舒補助装置5の上方位置との間を移動する。上糸吸引装置93も同様の構成であり、糸3を吸引捕捉する吸引管を本体とし、この吸引管の先端の吸引口93aが、この吸引管の末端の軸93b回りに回動可能に構成されている。この吸引管の上下回動により、吸引口93aは、空気ノズル装置91と巻取りパッケージ4の周面との間を移動する。
次いで、上糸が、糸継ぎの指令信号に基づき、吸引口93aを巻取りパッケージ4の周面に待機させていた上糸吸引装置93に捕捉される。
その後、下糸吸引装置92が吸引口92aを上方に移動させて、下糸を空気ノズル装置91に導くと共に、上糸吸引装置93が吸引口93aを下方に移動させて、上糸を空気ノズル装置91に導き、空気ノズル装置91において、上糸と下糸とが糸継ぎされる。
この糸継ぎ動作の後、綾振りドラム10の回転駆動がシーケンサー12の指令により再開され、再度巻取りが行われる。
より詳しくは、この綾振りドラム10は、糸3を巻取りパッケージ4の軸方向に振り動かす機能(トラバース手段)と、巻取りパッケージ4を回転させて、この巻取りパッケージ4上に糸3を巻き取る機能(巻取り手段)と、を有するものである。
巻取り手段としての機能は、この綾振りドラム10が円柱形状の回転体に形成されることで実現されている。この綾振りドラム10は、その外周面が巻取りパッケージ4の外周面と接触するように配置される。この状態で、この綾振りドラム10を回転させることで、巻取りパッケージ4が綾振りドラム10に連動して回転する。
また、トラバース手段としての機能は、この綾振りドラム10の外周面に形成された糸3を案内する溝(綾振り溝)10aによって実現されている。この溝は、この綾振りドラム10の周方向に沿って、綾振りドラム10の軸方向に変位するように形成されている。そして、この溝10aに案内される糸3が、綾振りドラム10の回転に伴って、綾振りドラム10の軸方向に振り動かされる。
この巻取りパッケージ4のボビン13は、コーン(円錐台状の筒体)である。糸3は綾振りされながらボビン13の外周面上に巻き取られるため、糸3の巻き径は、ボビン13の軸方向で巻き径が均一となる。このため、このボビン13上に巻き取られて形成される巻取りパッケージ4は、コーン巻きとなる。
巻取りパッケージ4およびボビン13はコーンであるため、巻取りパッケージ4(ボビン13)の外周面の下端が、綾振りドラム10の外周面の上端に平行となるように、ボビン13はクレードルアームに支持されている。そして、巻取りパッケージ4(ボビン13)の外周面の下端の全体が、綾振りドラム10の外周面の上端の全体に、接触しうる状態が保たれるようにしている。ここで、綾振りドラム10の上方にボビン13が配置される構成である。
綾振りドラム10の静止状態では、巻取りパッケージ4(ボビン13)下端の全体と、綾振りドラム10上端の全体とが、全体的に接触した状態にある。つまり、巻取りパッケージ4と綾振りドラム10との外周面同士が、線接触した状態にある。
これに対して、綾振りドラム10が回転駆動されている状態では、巻取りパッケージ4と綾振りドラム10との外周面同士が、実質的には、一点でのみ点接触する状態となる。この点接触する位置を駆動点Pとする。つまり、巻取りパッケージ4(ボビン13)は、実質的には、駆動点Pでのみ、綾振りドラム10の回転力を付与される。
ここで、巻取りパッケージ4(ボビン13)の重心位置は、糸3の巻き取りの伸展による巻き径の増大によって、大径側へと変位する。
このため、駆動点Pは、巻取りパッケージ4の巻き径の増大に応じて、矢印A(図1)で示すように、巻取りパッケージ4の大径側へと移動する。
ここで、参考までに、綾振りドラム10の回転速度を、巻取りパッケージ4の巻き径の変化に関わりなく一定とした場合について説明する。綾振りドラム10の回転速度を一定とした場合、糸速が一定とならないという問題が発生する。
この不具合を防止すべく、ワインディングユニット1には、糸速を一定に制御可能な糸速制御機構15が備えられている。糸速制御機構15については、後述する。
また、図2(b)は、糸3の走行速度(糸速)と巻き径との関係を示している。糸速の平均値(後述のトラバース平均値)を太い破線で示すと共に、この平均値の上下で振動する糸速の瞬間値の上限および下限を、細い破線で示している。なお、前述の糸速センサー7は、糸速の瞬間値を検出する。
図2(a)・(b)の横軸は巻取りパッケージ4の巻き径の大小軸であり、縦軸は糸速もしくは周速度である速度軸である。
また、巻取りパッケージ4の巻き径は、時間経過と共に増大するものであるので、図2(a)・(b)の横軸は、概略的には時間軸でもある。
本実施の形態では、この糸速は、巻取りパッケージ4の巻き始め段階(巻き径が小さい段階)では、一定とする綾振りドラム10の周速度よりも大きく、巻取りパッケージ4の巻き終わり段階(巻き径が大きい段階)では、綾振りドラム10の周速度よりも小さくなっている。
つまり、巻取りパッケージ4の巻き径の変化に応じて、糸速に変動が生じている。
糸速は、概略的には、巻取りパッケージ4の回転速度に比例する。
これは、糸3が、巻取りパッケージ4に巻き取られることで、引っ張られてワインディングユニット1内の糸走行経路上を走行することによる。ワインディングユニット1において、糸3を走行させる駆動手段は、巻取りパッケージ4を回転させる綾振りドラム10のみである。
そして、綾振りドラム10の回転速度を一定とした場合、前述した駆動点Pの変位によって、巻取りパッケージ4の回転速度の変化が発生する。
綾振りドラム10の回転速度が一定の場合、綾振りドラム10の周速度も一定である。また、前述したように、駆動点Pでのみ、綾振りドラム10と巻取りパッケージ4とが実質的に接触した状態にある。この巻取りパッケージ4には、駆動点Pで、綾振りドラム10より一定の周速度が付与されることになる。そして、綾振りドラム10の周速度が一定で、駆動点Pが巻取りパッケージ4の大径側に移動すると、駆動点Pにおける巻取りパッケージ4の外周長さが増大して、巻取りパッケージ4の一回転に要する時間が増大する。つまり、駆動点Pの大径側への変位により、巻取りパッケージ4の回転速度が低下する。さらに、巻き径の増大自体が、巻取りパッケージ4の外周長さを一律に増大させる。
このため、巻取りパッケージ4の巻き径の増大に伴って、駆動点Pの大径側への変位と、巻き径自体の増大とが、共に外周長さの増大につながって、巻取りパッケージ4の回転速度を低下させることに寄与する。図2(b)は、以上の状況を反映したものである。
糸3が綾巻きで巻取りパッケージ4に巻き取られるため、糸速の瞬間値は、綾巻きの周期(トラバース周期)で変動する。この糸速の変動範囲は、図2(b)に示す上下の細い破線の範囲内である。これは、次の理由による。
糸速の瞬間値は、概ね、糸3が実際に巻き取られる位置での、巻取りパッケージ4の周速度に等しいものである。コーンとした巻取りパッケージ4においては、巻取りパッケージ4の回転速度が一定であっても、巻取りパッケージ4の軸方向位置が異なれば、巻取りパッケージ4の周速度は異なるものとなる。しかも、糸3は綾巻きで巻取りパッケージ4に巻き取られるため、巻取りパッケージ4上に巻き取られる位置が、刻一刻と変化する。
また、綾巻きが行われる際に、糸3は巻取りパッケージ4の軸方向で振り動かされるため、綾振りドラム10から巻取りパッケージ4に至る糸3の経路長が変動することにより、糸3が引き伸ばされたり、弛ませられたりする。この影響により、糸速の瞬間値は、巻き取られる位置での巻取りパッケージ4の周速度から、ずれた値となる。
糸速制御機構15の説明において、特に説明しない場合は、糸速とは、糸速のトラバース平均値のことを意味する。
糸速制御機構15は、糸速を、糸速の目標値に追従するように制御する機構である。この糸速制御機構15において、糸速の目標値を一定値とすることで、前述した巻き径の変化による糸速の変化を防止すべく、巻き径の変化に関わらず糸速を一定に制御することが可能である。
この糸速制御機構15は、糸3を走行させる綾振りドラム10と、綾振りドラム10を回転駆動するドラムドライバー11と、綾振りドラム10の回転速度を制御する制御装置であるシーケンサー12と、糸速の瞬間値を検出する糸速センサー7と、を備えている。
このシーケンサー12は、糸速センサー7の検出する糸速の瞬間値より糸速のトラバース平均値を算出し、このトラバース平均値が所定の目標値となるように、ドラムドライバー11を介して綾振りドラム10の回転駆動を制御する。
なお、ドラムドライバー11は、綾振りドラム10を回転駆動させる駆動モータ11aと、この駆動モータ11aの出力を変化させるインバータ11bと、を備えている。
シーケンサー12は、コンピュータ装置であり、プログラムに基づいてデータ処理を行う演算装置12aと、データや前記プログラムの記憶される記憶装置12bと、を備えている。また、シーケンサー12に備える入出力装置を介して、糸速センサー7やドラムドライバー11と信号伝達可能に接続されている。
糸速センサー7の出力信号は、糸速の瞬間値に対応する信号であるため、シーケンサー12において、糸速のトラバース平均値の算出が行われる。
シーケンサー12の記憶装置12bには、トラバース手段としても機能する綾振りドラム10の回転速度情報が、時系列で記憶されている。演算装置12aは、この回転速度情報より、現在時点におけるトラバース周期を算出する。次いで、演算装置12aは、このトラバース周期で、糸速センサー7より送信される糸速の瞬間値を平均して、糸速のトラバース平均値を算出する。
糸速センサー7は、糸速の瞬間値の検出手段を構成するものである。
また、シーケンサー12は、糸速の瞬間値をトラバース周期で平均化した糸速のトラバース平均値を算出する速度平均化手段を構成するものである。
なお、糸速の瞬間値を平均する時間幅は、トラバース周期の一周期の時間幅(本実施の形態)に限定されるものではなく、トラバース周期の定数倍の時間幅であればよい。
空間フィルタ方式を利用する場合は、糸速に応じて、糸速の判断材料とする周波数の大きさが変化して、糸速の検出に要する時間が変化する。また、回転数検出装置を利用する場合であっても、糸速に応じて、糸速の判断材料とするパルスの発信間隔が変化して、糸速の検出に要する時間が変化する。
しかしながら、糸速の検出に要する時間幅は、糸3の定点が糸速センサー7を通過する時間であって、トラバース周期と比べて微小であるので、トラバース周期との関係では、糸速センサー7によって検出される糸速は、糸速の瞬間値とみなすことができる。
そして、シーケンサー12は、糸速の検出値が糸速の目標値に一致するように、綾振りドラム10の回転数を制御する。この回転数制御は、綾振りドラム10の回転速度の指令値を、以前の指令値に対して変更・維持することで行われる。
具体的には、糸速の検出値が糸速の目標値を上回る場合、シーケンサー12は、綾振りドラム10の回転速度を低下させるように、綾振りドラム10の回転速度の指令値を、以前の指令値よりも低く設定する。逆に、糸速の検出値が糸速の目標値を下回る場合、シーケンサー12は、綾振りドラム10の回転速度を上昇させるように、綾振りドラム10の回転速度の指令値を、以前の指令値よりも高く設定する。また、糸速の検出値が糸速の目標値に一致する場合、シーケンサー12は、綾振りドラム10の回転速度を維持するように、綾振りドラム10の回転速度の指令値を、以前と同じに設定する。
シーケンサー12は、綾振りドラム10の回転速度の検出値が、綾振りドラム10の回転速度の指令値と、一致しているか否かを判定して、ドラムドライバー11の作動に異常がないかどうかを監視する。なお、綾振りドラム10の回転速度の検出値自体は、シーケンサー12による糸速の目標値追従制御には、利用しない。
図3(a)は、綾振りドラム10の周速度と巻き径との関係を示している。この周速度を太い実線で示している。この周速度は、巻き径の増大によって増大するように制御される。
また、図3(b)は、糸速と巻き径との関係を示している。糸速の平均値V(トラバース平均値)を太い破線で示すと共に、この平均値の上下で振動する糸速の瞬間値の上限および下限を、細い破線で示している。なお、前述の糸速センサー7は、糸速の瞬間値を検出する。
図3(a)・(b)の横軸は巻取りパッケージ4の巻き径の大小軸であり、縦軸は糸速もしくは周速度である速度軸である。
また、巻取りパッケージ4の巻き径は、時間経過と共に増大するものであるので、図3(a)・(b)の横軸は、概略的には時間軸でもある。
本実施の形態では、この周速度は、巻取りパッケージ4の巻き始め段階(巻き径が小さい段階)では、一定とする糸速よりも小さく、巻取りパッケージ4の巻き終わり段階(巻き径が大きい段階)では、糸速よりも大きくなっている。
綾振りドラム10の周速度は、図3(a)に示すように、全体としては徐々に増大しながら、図3(c)に示すように、階段状波形となっている。
これは、糸速制御機構15において、シーケンサー12による綾振りドラム10の回転速度の指令値の変更が、トラバース周期T単位で行われるためである。この回転速度の指令値の設定(変更・維持)は、糸速のトラバース平均値に基づいて行われるため、糸速のトラバース平均値の算出タイミングに追従して行われるのである。
3 糸
4 巻取りパッケージ
7 糸速センサー
10 綾振りドラム
11 ドラムドライバー
12 シーケンサー
15 糸速制御機構
Claims (2)
- コーン巻きパッケージに接触して回転し、このパッケージを駆動点で回転力を付与して連動して回転させるドラムと、
前記ドラムを回転駆動するドラムドライバーと、
を備える、ワインダーであって、
パッケージに巻き取られる糸の走行速度である糸速の瞬間値を検出する手段と、前記糸速の瞬間値をトラバース周期の定数倍の時間幅で平均化した糸速平均値を算出する速度平均化手段と、を備えた糸速検出手段と、
前記糸速平均値が、糸速の目標値である所定の一定値と一致するように、前記ドラムの回転速度の指令値を設定して、前記ドラムドライバーを制御する制御装置と、
を備える、
ことを特徴とするワインダー。 - 前記ドラムは、このドラムの外周面に綾振り溝が形成された、綾振りドラムとする、
ことを特徴とする、請求項1に記載のワインダー。
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