JPH1086941A - 板ガラス搬送用ラック - Google Patents
板ガラス搬送用ラックInfo
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- JPH1086941A JPH1086941A JP24072096A JP24072096A JPH1086941A JP H1086941 A JPH1086941 A JP H1086941A JP 24072096 A JP24072096 A JP 24072096A JP 24072096 A JP24072096 A JP 24072096A JP H1086941 A JPH1086941 A JP H1086941A
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- Japan
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- rack
- sheet glass
- partition
- glass
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 サイズの大小に応じて板ガラスを安定して収
容できるとともに、ラックごとトラックに積んで搬送可
能とする板ガラス搬送用ラックを提供する。 【解決手段】 板ガラスの出し入れ口6を有する直方体
状のフレーム2内に、出し入れ口6から入れられる板ガ
ラスを直立状態で1枚ずつ収容する複数のスリット50
を、1つのスリット50につき上下3段の上側仕切りバ
ー60、中間仕切りバー70、下側仕切りバー80によ
り形成する。大小様々な板ガラスは必ずいずれかの仕切
りバーに挟持され、安定した収容状態が得られる。ま
た、フレーム2の外側に、フレーム2よりも高い大型ラ
ック40を、フレーム2側に傾斜する状態で設ける。フ
レーム2内に収容できない大きさの板ガラスを大型ラッ
ク40で支持し、なおかつ大型ラック40とフレーム2
の間のポケッ44トにも板ガラスを収容できる。
容できるとともに、ラックごとトラックに積んで搬送可
能とする板ガラス搬送用ラックを提供する。 【解決手段】 板ガラスの出し入れ口6を有する直方体
状のフレーム2内に、出し入れ口6から入れられる板ガ
ラスを直立状態で1枚ずつ収容する複数のスリット50
を、1つのスリット50につき上下3段の上側仕切りバ
ー60、中間仕切りバー70、下側仕切りバー80によ
り形成する。大小様々な板ガラスは必ずいずれかの仕切
りバーに挟持され、安定した収容状態が得られる。ま
た、フレーム2の外側に、フレーム2よりも高い大型ラ
ック40を、フレーム2側に傾斜する状態で設ける。フ
レーム2内に収容できない大きさの板ガラスを大型ラッ
ク40で支持し、なおかつ大型ラック40とフレーム2
の間のポケッ44トにも板ガラスを収容できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数かつサイズの
異なる板ガラスを収容して搬送するためのラックに関す
る。
異なる板ガラスを収容して搬送するためのラックに関す
る。
【0002】
【従来の技術】住宅に使用される板ガラスは、単なる透
明なガラスの他、すりガラスや模様ガラス等、様々な種
類があり、サイズも多岐にわたる。このような板ガラス
を建築中の住宅に搬入するには、住宅1棟当たりに要す
る各種ガラスを1セットとし、トラックで運搬してい
る。具体的には、工場において切断加工した各種板ガラ
スを、図12に示すような構内用ラック110に一旦収
容してこの構内用ラック110ごと構内の荷造り場まで
搬送し、荷造り場で1棟に要する板ガラスに仕分けしな
がら図示せぬ荷積み用パレットに1セットずつ梱包し、
それら荷積み用パレットをトラックに積んで建築現場や
ユーザーの工場まで運搬していた。
明なガラスの他、すりガラスや模様ガラス等、様々な種
類があり、サイズも多岐にわたる。このような板ガラス
を建築中の住宅に搬入するには、住宅1棟当たりに要す
る各種ガラスを1セットとし、トラックで運搬してい
る。具体的には、工場において切断加工した各種板ガラ
スを、図12に示すような構内用ラック110に一旦収
容してこの構内用ラック110ごと構内の荷造り場まで
搬送し、荷造り場で1棟に要する板ガラスに仕分けしな
がら図示せぬ荷積み用パレットに1セットずつ梱包し、
それら荷積み用パレットをトラックに積んで建築現場や
ユーザーの工場まで運搬していた。
【0003】上記構内用ラック110は、キャスタ11
1が装着されたベースフレーム112および背面フレー
ム113を有する側面視L字状のフレーム114の内側
に、複数の仕切りバー115が設けられた構成である。
仕切りバー115は、ベースフレーム112の前端部と
背面フレーム113の上端部とにわたって湾曲した形状
であり、鉛直面に沿って、かつ左右(図面で表裏方向)
にわたり板ガラスの厚さに応じた一定間隔おきに設けら
れている。隣り合う仕切りバー115の間が板ガラスを
収容するスリットとして形成され、ベースフレーム11
2上に下縁が置かれた板ガラスが、直立する状態でスリ
ット内に収容される。
1が装着されたベースフレーム112および背面フレー
ム113を有する側面視L字状のフレーム114の内側
に、複数の仕切りバー115が設けられた構成である。
仕切りバー115は、ベースフレーム112の前端部と
背面フレーム113の上端部とにわたって湾曲した形状
であり、鉛直面に沿って、かつ左右(図面で表裏方向)
にわたり板ガラスの厚さに応じた一定間隔おきに設けら
れている。隣り合う仕切りバー115の間が板ガラスを
収容するスリットとして形成され、ベースフレーム11
2上に下縁が置かれた板ガラスが、直立する状態でスリ
ット内に収容される。
【0004】また、上記荷積み用パレットは、側面視L
字形の枠材からなり、各板ガラスを背面に平行に背面の
枠にもたせかけて、割れ防止のため大きい板ガラスから
順番に奥から手前に重ねて並べて収容していた。
字形の枠材からなり、各板ガラスを背面に平行に背面の
枠にもたせかけて、割れ防止のため大きい板ガラスから
順番に奥から手前に重ねて並べて収容していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記構内用ラック11
0においては、スリット内に収容された板ガラスが両側
の仕切りバー115に挟持されて収容状態が安定するも
のである。したがって、仕切りバー115に応じた適当
な大きさの板ガラスは収容状態が安定するが、例えば、
仕切りバー115の高さを大幅に越える大型の板ガラス
Aを収容した場合、仕切りバー115の上方部分の荷重
の割合が大きくなって不安定になる。また、背面フレー
ム113に当てると仕切りバー115で挟持されない小
さな板ガラスCを収容する場合は、ベースフレーム11
2の前方に置いて仕切りバー115の下部で板ガラスC
が挟持されるようにする他なく、この場合も収容状態が
不安定である。このように、サイズによっては板ガラス
を安定して搬送できないとともに、ある一定範囲外のサ
イズの板ガラスの収容は不可能なので、板ガラスをラッ
ク110ごとトラックに積んで運搬することができず、
そのため、構内用ラック110から荷積み用パレットに
移して梱包する必要が生じていたわけである。さらに、
建築現場やユーザーの工場に到着したら、今度はパレッ
トから板ガラスを取り出す手間がかかり、きわめて不便
な搬送形態であった。
0においては、スリット内に収容された板ガラスが両側
の仕切りバー115に挟持されて収容状態が安定するも
のである。したがって、仕切りバー115に応じた適当
な大きさの板ガラスは収容状態が安定するが、例えば、
仕切りバー115の高さを大幅に越える大型の板ガラス
Aを収容した場合、仕切りバー115の上方部分の荷重
の割合が大きくなって不安定になる。また、背面フレー
ム113に当てると仕切りバー115で挟持されない小
さな板ガラスCを収容する場合は、ベースフレーム11
2の前方に置いて仕切りバー115の下部で板ガラスC
が挟持されるようにする他なく、この場合も収容状態が
不安定である。このように、サイズによっては板ガラス
を安定して搬送できないとともに、ある一定範囲外のサ
イズの板ガラスの収容は不可能なので、板ガラスをラッ
ク110ごとトラックに積んで運搬することができず、
そのため、構内用ラック110から荷積み用パレットに
移して梱包する必要が生じていたわけである。さらに、
建築現場やユーザーの工場に到着したら、今度はパレッ
トから板ガラスを取り出す手間がかかり、きわめて不便
な搬送形態であった。
【0006】この場合、荷積み用パレットには、板ガラ
スが前述のように、大きい板ガラスから順番に重ねて梱
包されているため、中間の板ガラスを先に取り出したい
場合でもその手前側の板ガラスをすべて除かないと取り
出すことができず作業手順の上でも不便な場合があっ
た。
スが前述のように、大きい板ガラスから順番に重ねて梱
包されているため、中間の板ガラスを先に取り出したい
場合でもその手前側の板ガラスをすべて除かないと取り
出すことができず作業手順の上でも不便な場合があっ
た。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、サイズの大小に応じて板ガラスを安定して収容でき
るとともに、ラックごとトラックに積んで搬送可能とす
る板ガラス搬送用ラックの提供を目的とする。
で、サイズの大小に応じて板ガラスを安定して収容でき
るとともに、ラックごとトラックに積んで搬送可能とす
る板ガラス搬送用ラックの提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明においては、板ガラスの出し入れ口を前部に
有する略直方体状のフレーム内に、前記出し入れ口から
入れられる板ガラスを直立状態で1枚ずつ収容する複数
のスリットが仕切り部材により左右にわたって形成され
た板ガラス搬送用ラックにおいて、前記各スリットを形
成する仕切り部材が、1スリットにつき上下方向に複数
段設けられていることを特徴としている。上記構成によ
ると、スリット内に収容され得る大小様々な板ガラス
は、その大きさに応じて必ずいずれかの仕切り部材に挟
持される。したがって、スリット内における板ガラスの
収容状態は、サイズにかかわらず安定したものとなる。
め、本発明においては、板ガラスの出し入れ口を前部に
有する略直方体状のフレーム内に、前記出し入れ口から
入れられる板ガラスを直立状態で1枚ずつ収容する複数
のスリットが仕切り部材により左右にわたって形成され
た板ガラス搬送用ラックにおいて、前記各スリットを形
成する仕切り部材が、1スリットにつき上下方向に複数
段設けられていることを特徴としている。上記構成によ
ると、スリット内に収容され得る大小様々な板ガラス
は、その大きさに応じて必ずいずれかの仕切り部材に挟
持される。したがって、スリット内における板ガラスの
収容状態は、サイズにかかわらず安定したものとなる。
【0009】
【発明の実施の形態】好ましい実施の形態においては、
前記フレームの外側には、このフレームよりも高い大型
ラックが、フレーム側に傾斜し、かつ、フレームの上端
部に受けられた状態で設けられていることを特徴として
いる。
前記フレームの外側には、このフレームよりも高い大型
ラックが、フレーム側に傾斜し、かつ、フレームの上端
部に受けられた状態で設けられていることを特徴として
いる。
【0010】また、好ましい実施の形態においては、前
記仕切り部材は、少なくともフレームの上半部の背面近
傍を仕切る第1の仕切り部材と、フレームの底部近傍を
ほぼ全奥行きにわたって仕切る第2の仕切り部材とを備
えるとともに、前記仕切り部材はフレームの底部近傍の
み前記出し入れ口のところまで突出していることを特徴
としている。
記仕切り部材は、少なくともフレームの上半部の背面近
傍を仕切る第1の仕切り部材と、フレームの底部近傍を
ほぼ全奥行きにわたって仕切る第2の仕切り部材とを備
えるとともに、前記仕切り部材はフレームの底部近傍の
み前記出し入れ口のところまで突出していることを特徴
としている。
【0011】また、好ましい実施の形態においては、前
記フレームには、ロープ掛け用フックおよびフォークリ
フトのフォークが挿入されるフォークガイドが設けら
れ、さらにフレームの底部には、走行用車輪が装着され
ていることを特徴としている。また、好ましい実施の形
態においては、前記仕切り部材による前記スリットが住
宅1棟当たりに要する板ガラスの枚数に応じた所定数設
けられていることを特徴としている。
記フレームには、ロープ掛け用フックおよびフォークリ
フトのフォークが挿入されるフォークガイドが設けら
れ、さらにフレームの底部には、走行用車輪が装着され
ていることを特徴としている。また、好ましい実施の形
態においては、前記仕切り部材による前記スリットが住
宅1棟当たりに要する板ガラスの枚数に応じた所定数設
けられていることを特徴としている。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、一実施例に係る板ガラス搬送用ハープ
ラック1の正面図、図2は側面図、図3は斜視図であ
る。これら図において、符号2は、ハープラック1の主
体を構成するフレームである。このフレーム2は、ベー
スフレーム3と、ベースフレーム3の両端部から直立し
互いに対向するサイドフレーム4と、ベースフレーム3
の奥端部から直立する背面フレーム5とにより構成さ
れ、縦長の直方体状に形成されている。
明する。図1は、一実施例に係る板ガラス搬送用ハープ
ラック1の正面図、図2は側面図、図3は斜視図であ
る。これら図において、符号2は、ハープラック1の主
体を構成するフレームである。このフレーム2は、ベー
スフレーム3と、ベースフレーム3の両端部から直立し
互いに対向するサイドフレーム4と、ベースフレーム3
の奥端部から直立する背面フレーム5とにより構成さ
れ、縦長の直方体状に形成されている。
【0013】ベースフレーム3は、左右に延びる前後の
2つの横メンバ10の両端部が2つの縦メンバ11でお
よび中央やや左側が縦メンバ11aで連結され、これら
3つの縦メンバ11の下面の間に、前後一対のアングル
12が固着されてなるもので、さらにアングル12間に
は、前後一対のフォークガイド13が配されている。こ
れらフォークガイド13は、フォークリフトのフォーク
が挿入される角筒であり、アングル12と平行な状態
で、その両端部が、縦メンバ11の下面に固着されてい
る。アングル12の両端部には、走行用のキャスタ(走
行用車輪)14が装着されている。なお、キャスタ14
は図3では図示を省略している。
2つの横メンバ10の両端部が2つの縦メンバ11でお
よび中央やや左側が縦メンバ11aで連結され、これら
3つの縦メンバ11の下面の間に、前後一対のアングル
12が固着されてなるもので、さらにアングル12間に
は、前後一対のフォークガイド13が配されている。こ
れらフォークガイド13は、フォークリフトのフォーク
が挿入される角筒であり、アングル12と平行な状態
で、その両端部が、縦メンバ11の下面に固着されてい
る。アングル12の両端部には、走行用のキャスタ(走
行用車輪)14が装着されている。なお、キャスタ14
は図3では図示を省略している。
【0014】サイドフレーム4は、前後の支柱20と、
前後の支柱20の中間部および上端部を連結する2つの
縦メンバ21とを有し、特に、左側のサイドフレーム4
は、下部の縦メンバ21aを有している。右側のサイド
フレーム4の前後の支柱20は、その下端がベースフレ
ーム3の右側の各角部に固着され、左側のサイドフレー
ム4の前後の支柱20は、その下端がベースフレーム3
の縦メンバ11aと横メンバ10との交点で形成される
各角部に固着されている。上側縦メンバ21の中間部よ
りやや奥側には、左右に延びる補強メンバ22が架け渡
され、固着されている。背面フレーム5は、サイドフレ
ーム4の奥側の左右の支柱20を共有構成部材としてお
り、これら支柱20と、支柱20の下部、中間部および
上端部を連結する3つの横メンバ31、32、33とか
ら構成されている。
前後の支柱20の中間部および上端部を連結する2つの
縦メンバ21とを有し、特に、左側のサイドフレーム4
は、下部の縦メンバ21aを有している。右側のサイド
フレーム4の前後の支柱20は、その下端がベースフレ
ーム3の右側の各角部に固着され、左側のサイドフレー
ム4の前後の支柱20は、その下端がベースフレーム3
の縦メンバ11aと横メンバ10との交点で形成される
各角部に固着されている。上側縦メンバ21の中間部よ
りやや奥側には、左右に延びる補強メンバ22が架け渡
され、固着されている。背面フレーム5は、サイドフレ
ーム4の奥側の左右の支柱20を共有構成部材としてお
り、これら支柱20と、支柱20の下部、中間部および
上端部を連結する3つの横メンバ31、32、33とか
ら構成されている。
【0015】上記ベースフレーム3、一対のサイドフレ
ーム4および背面フレーム5とで構成されるフレーム2
内における高さおよび奥行きは、住宅に使用される標準
的な種々の板ガラスの中でもっとも大きいものに応じて
設定され、その最大の板ガラスがフレーム2内に収容可
能となっている。フレーム2の前部すなわち各サイドフ
レーム4の前側の支柱20の間が、板ガラスの出し入れ
口6となっており、この出し入れ口6から、フレーム2
内に対して板ガラスが出し入れされるようになってい
る。
ーム4および背面フレーム5とで構成されるフレーム2
内における高さおよび奥行きは、住宅に使用される標準
的な種々の板ガラスの中でもっとも大きいものに応じて
設定され、その最大の板ガラスがフレーム2内に収容可
能となっている。フレーム2の前部すなわち各サイドフ
レーム4の前側の支柱20の間が、板ガラスの出し入れ
口6となっており、この出し入れ口6から、フレーム2
内に対して板ガラスが出し入れされるようになってい
る。
【0016】左側のサイドフレーム4の外側には、大型
ラック40が配されている。この大型ラック40は、各
支柱20よりも長い前後一対の主枠41と、これら主枠
41の上端部から下部にわたって一定間隔おきに配され
て主枠41を連結する複数の補強枠42とから構成され
ている。この大型ラック40は、フレーム2の奥行きと
同一の幅を有している。そして、幅方向がフレーム2の
奥行き方向に沿い、かつ左側のサイドフレーム4の上端
部に寄り掛かって所定角度傾斜する状態で、前後の主枠
41の下端がベースフレーム3の左端部上面に載せられ
て固着され、さらに、主枠41とサイドフレーム4の上
端部との当接部分が固着されている。また、ベースフレ
ーム3の左側の縦フレーム11、11a間には、大型ラ
ック40の傾斜角度に直交する方向に延びる短い受けア
ングル43が、前後に間隔をおいて複数(この場合3
つ)固着されている。大型ラック40が傾斜しているこ
とにより、大型ラック40と左側のサイドフレーム4の
間には、正面から見て三角形状のポケット44が形成さ
れている。
ラック40が配されている。この大型ラック40は、各
支柱20よりも長い前後一対の主枠41と、これら主枠
41の上端部から下部にわたって一定間隔おきに配され
て主枠41を連結する複数の補強枠42とから構成され
ている。この大型ラック40は、フレーム2の奥行きと
同一の幅を有している。そして、幅方向がフレーム2の
奥行き方向に沿い、かつ左側のサイドフレーム4の上端
部に寄り掛かって所定角度傾斜する状態で、前後の主枠
41の下端がベースフレーム3の左端部上面に載せられ
て固着され、さらに、主枠41とサイドフレーム4の上
端部との当接部分が固着されている。また、ベースフレ
ーム3の左側の縦フレーム11、11a間には、大型ラ
ック40の傾斜角度に直交する方向に延びる短い受けア
ングル43が、前後に間隔をおいて複数(この場合3
つ)固着されている。大型ラック40が傾斜しているこ
とにより、大型ラック40と左側のサイドフレーム4の
間には、正面から見て三角形状のポケット44が形成さ
れている。
【0017】なお、上記フレーム2および大型ラック4
0における各構成要素は金属製であり、これらの固着手
段は、溶接による。上記フレーム2内には、出し入れ口
6から入れられる板ガラスを直立状態で1枚ずつ収容す
る複数のスリット50が、1スリットにつき上下方向に
3段設けられた仕切り部材である上側仕切りバー60、
中間仕切りバー70および下側仕切りバー80によって
左右方向に並設されている。スリット50は、板ガラス
の厚さに応じた間隔に設定されている。
0における各構成要素は金属製であり、これらの固着手
段は、溶接による。上記フレーム2内には、出し入れ口
6から入れられる板ガラスを直立状態で1枚ずつ収容す
る複数のスリット50が、1スリットにつき上下方向に
3段設けられた仕切り部材である上側仕切りバー60、
中間仕切りバー70および下側仕切りバー80によって
左右方向に並設されている。スリット50は、板ガラス
の厚さに応じた間隔に設定されている。
【0018】これら仕切りバー60、70、80は、図
4、図5、図6に示すように、金属製のロッド90に、
両端部を残してビニルパイプ91が被覆されてなる基本
構成が同一のものであり、長さが異なること、および屈
曲部分に伴って形状が異なることにより、種類が分かれ
ている。
4、図5、図6に示すように、金属製のロッド90に、
両端部を残してビニルパイプ91が被覆されてなる基本
構成が同一のものであり、長さが異なること、および屈
曲部分に伴って形状が異なることにより、種類が分かれ
ている。
【0019】下側仕切りバー80は、フレーム2の底部
近傍をほぼ全奥行きにわたって仕切る仕切り部材(第2
の仕切り部材)であり、板ガラスをフレーム2内に挿入
する際のガイドとして機能するとともに、背の低い板ガ
ラスを仕切り、かつ支持する機能を持っている。また、
上側仕切りバー60は、少なくともフレーム2の上半部
の背面近傍を仕切る仕切り部材(第1の仕切り部材)で
あり、背の高い板ガラスを仕切り、かつ支持する機能を
持っている。
近傍をほぼ全奥行きにわたって仕切る仕切り部材(第2
の仕切り部材)であり、板ガラスをフレーム2内に挿入
する際のガイドとして機能するとともに、背の低い板ガ
ラスを仕切り、かつ支持する機能を持っている。また、
上側仕切りバー60は、少なくともフレーム2の上半部
の背面近傍を仕切る仕切り部材(第1の仕切り部材)で
あり、背の高い板ガラスを仕切り、かつ支持する機能を
持っている。
【0020】フレーム2が小さい場合は、下側仕切りバ
ー80と上側仕切りバー60とで、フレーム2に挿入さ
れた板ガラスを仕切ることができる場合もある。しか
し、家屋の建築に用いる場合は、フレームが比較的大き
くなる。したがって、上側仕切りバー60はフレーム2
の上半部を仕切るためのみに用い、フレーム2の下半部
を仕切るために、別途、中間仕切りバー70を設置する
ことが効果的である。
ー80と上側仕切りバー60とで、フレーム2に挿入さ
れた板ガラスを仕切ることができる場合もある。しか
し、家屋の建築に用いる場合は、フレームが比較的大き
くなる。したがって、上側仕切りバー60はフレーム2
の上半部を仕切るためのみに用い、フレーム2の下半部
を仕切るために、別途、中間仕切りバー70を設置する
ことが効果的である。
【0021】中間仕切りバー70(第3の仕切り部材)
は中間的な背の高さの板ガラスを仕切り、かつ支持する
機能を持つ。すなわち、背が比較的高いため下側仕切り
バー80では支持が不十分だが、上側仕切りバーで支持
できるほど背が高くないような板ガラスを仕切る。中間
仕切りバー70は、フレーム2のほぼ中位の高さを、少
なくともフレーム背面から奥行き方向の中間付近まで仕
切るものであればよい。具体的には、フレーム2の背面
の中位の高さから、フレーム2の底部の出し入れ口6の
近傍までわたってガラス板を仕切るような仕切り部材が
利用できる。
は中間的な背の高さの板ガラスを仕切り、かつ支持する
機能を持つ。すなわち、背が比較的高いため下側仕切り
バー80では支持が不十分だが、上側仕切りバーで支持
できるほど背が高くないような板ガラスを仕切る。中間
仕切りバー70は、フレーム2のほぼ中位の高さを、少
なくともフレーム背面から奥行き方向の中間付近まで仕
切るものであればよい。具体的には、フレーム2の背面
の中位の高さから、フレーム2の底部の出し入れ口6の
近傍までわたってガラス板を仕切るような仕切り部材が
利用できる。
【0022】また、ガラスのフレーム2への挿入を容易
にするためには、仕切り部材はフレームの底部近傍のみ
前記出し入れ口のところまで突出していることが好まし
い。こうすると、作業者は板ガラス挿入の際、ガラス板
の下端のみに注意を向ければよいので、作業効率が向上
する。さらには、ある高さにおける仕切り部材で、もっ
ともフレーム2の出し入れ口6に近い部分が、その高さ
が高くなるにつれて、漸次フレーム2の奥側に位置する
ようになっていると、フレームの全奥行きにわたって板
ガラスの挿入がスムーズになるため、より好ましい。
にするためには、仕切り部材はフレームの底部近傍のみ
前記出し入れ口のところまで突出していることが好まし
い。こうすると、作業者は板ガラス挿入の際、ガラス板
の下端のみに注意を向ければよいので、作業効率が向上
する。さらには、ある高さにおける仕切り部材で、もっ
ともフレーム2の出し入れ口6に近い部分が、その高さ
が高くなるにつれて、漸次フレーム2の奥側に位置する
ようになっていると、フレームの全奥行きにわたって板
ガラスの挿入がスムーズになるため、より好ましい。
【0023】本実施形態では、具体的に、各仕切り部材
は以下のようになっている。すなわち、上側仕切りバー
60は、図4に示すように、上下方向に延びる長部61
と、この長部61から屈曲部62を経て長部61に直交
して前後方向に延びる短部63とによりL字状に形成さ
れている。また、中間仕切りバー70は、図5に示すよ
うに、前後方向に延びる上部71と、この上部71から
上側屈曲部72を経て適宜角度で斜めに延びる斜部73
と、この斜部73から下側屈曲部74を経て上下方向に
延びる下部75とにより台形状に形成されている。ま
た、下側仕切りバー80は、図6に示すように、前後方
向に延びる長部81と、この長部81から屈曲部82を
経て長部81に直交して上下方向に延びる短部83とに
よりL字状に形成されている。
は以下のようになっている。すなわち、上側仕切りバー
60は、図4に示すように、上下方向に延びる長部61
と、この長部61から屈曲部62を経て長部61に直交
して前後方向に延びる短部63とによりL字状に形成さ
れている。また、中間仕切りバー70は、図5に示すよ
うに、前後方向に延びる上部71と、この上部71から
上側屈曲部72を経て適宜角度で斜めに延びる斜部73
と、この斜部73から下側屈曲部74を経て上下方向に
延びる下部75とにより台形状に形成されている。ま
た、下側仕切りバー80は、図6に示すように、前後方
向に延びる長部81と、この長部81から屈曲部82を
経て長部81に直交して上下方向に延びる短部83とに
よりL字状に形成されている。
【0024】これら仕切りバー60、70、80は複数
本(この場合11本)がまとめられ、それぞれ上側仕切
りバーユニット60A、中間側仕切りバーユニット70
A、下側仕切りバーユニット80Aとされてフレーム2
に取り付けられている。上側仕切りバーユニット60A
は、図7に示すように、11本のロッド90のビニルパ
イプ91から露出する両端部に、ロッド90に直交する
一対の連結ロッド99が固着されることにより、互いに
平行に、かつスリット50をあけて連結されてなる。そ
して、連結ロッド99が固着された側を内側として屈曲
部62が屈曲加工されることにより、図9に示す上側仕
切りバーユニット60Aが製造される。中間仕切りバー
ユニット70Aは、図8に示すように、11本のロッド
90の上部71におけるビニルパイプ91から露出する
端部に、ロッド90に直交する一対の連結ロッド99が
固着され、一方、下部75におけるビニルパイプ91か
ら露出する端部に、ロッド90に直交する1本の連結ロ
ッド99が固着されることにより、互いに平行に、かつ
スリット50をあけて連結されてなる。そして、連結ロ
ッド99が固着された側を内側として各屈曲部72、7
4が屈曲加工されることにより、図10に示す中間仕切
りバーユニット70Aが製造される。
本(この場合11本)がまとめられ、それぞれ上側仕切
りバーユニット60A、中間側仕切りバーユニット70
A、下側仕切りバーユニット80Aとされてフレーム2
に取り付けられている。上側仕切りバーユニット60A
は、図7に示すように、11本のロッド90のビニルパ
イプ91から露出する両端部に、ロッド90に直交する
一対の連結ロッド99が固着されることにより、互いに
平行に、かつスリット50をあけて連結されてなる。そ
して、連結ロッド99が固着された側を内側として屈曲
部62が屈曲加工されることにより、図9に示す上側仕
切りバーユニット60Aが製造される。中間仕切りバー
ユニット70Aは、図8に示すように、11本のロッド
90の上部71におけるビニルパイプ91から露出する
端部に、ロッド90に直交する一対の連結ロッド99が
固着され、一方、下部75におけるビニルパイプ91か
ら露出する端部に、ロッド90に直交する1本の連結ロ
ッド99が固着されることにより、互いに平行に、かつ
スリット50をあけて連結されてなる。そして、連結ロ
ッド99が固着された側を内側として各屈曲部72、7
4が屈曲加工されることにより、図10に示す中間仕切
りバーユニット70Aが製造される。
【0025】下側仕切りバーユニット80Aは、上側仕
切りバーユニット60Aと同様で、図7に示すように、
11本のロッド90の、ビニルパイプ91から露出する
両端部に、ロッド90に直交する一対の連結ロッド99
が固着されることにより、互いに平行に、かつスリット
50をあけて連結されてなる。そして、連結ロッド99
が固着された側とは反対側を内側として屈曲部82が屈
曲加工されることにより、図11に示す下側仕切りバー
ユニット80Aが製造される。
切りバーユニット60Aと同様で、図7に示すように、
11本のロッド90の、ビニルパイプ91から露出する
両端部に、ロッド90に直交する一対の連結ロッド99
が固着されることにより、互いに平行に、かつスリット
50をあけて連結されてなる。そして、連結ロッド99
が固着された側とは反対側を内側として屈曲部82が屈
曲加工されることにより、図11に示す下側仕切りバー
ユニット80Aが製造される。
【0026】上側仕切りバーユニット60Aは、この場
合3つがフレーム2内の上方において左右方向に並べら
れ、短部63の連結部が背面フレーム5における中間部
の横メンバ32の上面に固定され、長部61の連結部が
補強フレーム22の後面に固定されている。また、下側
仕切りバーユニット80Aも同じく3つが、フレーム2
内における下方において左右方向に並べられ、長部81
の連結部が背面フレーム5における下部の横メンバ31
の上面に固定され、短部83の連結部がベースフレーム
3の前側の横メンバ10の後面に固定されている。さら
に、中間仕切りバーユニット70Aも同じく3つが、フ
レーム2内における上側仕切りバーユニット60Aと下
側仕切りバーユニット80Aとの間に配され、上部71
の連結部が横メンバ32の下面に固定され、下部75の
連結部が横メンバ10の後面に固定されている。各仕切
りバーユニット60A、70A、80Aのフレーム2に
対する固定手段は、ボルト止め、あるいは溶接等が採用
される。
合3つがフレーム2内の上方において左右方向に並べら
れ、短部63の連結部が背面フレーム5における中間部
の横メンバ32の上面に固定され、長部61の連結部が
補強フレーム22の後面に固定されている。また、下側
仕切りバーユニット80Aも同じく3つが、フレーム2
内における下方において左右方向に並べられ、長部81
の連結部が背面フレーム5における下部の横メンバ31
の上面に固定され、短部83の連結部がベースフレーム
3の前側の横メンバ10の後面に固定されている。さら
に、中間仕切りバーユニット70Aも同じく3つが、フ
レーム2内における上側仕切りバーユニット60Aと下
側仕切りバーユニット80Aとの間に配され、上部71
の連結部が横メンバ32の下面に固定され、下部75の
連結部が横メンバ10の後面に固定されている。各仕切
りバーユニット60A、70A、80Aのフレーム2に
対する固定手段は、ボルト止め、あるいは溶接等が採用
される。
【0027】このように各仕切りバーユニット60A、
70A、80Aが配され、かつフレーム2に固定された
状態において、上下方向に並ぶ各仕切りバー60、7
0、80は、上下方向に沿って配列され、これにしたが
って仕切りバー60、70、80の間のスリット50も
上下方向に沿って整合されている。各仕切りバーユニッ
ト60A、70A、80Aは、仕切りバー60、70、
80が11本あることによりスリット50を10個有
し、また、各仕切りバーユニット60A、70A、80
A間もスリット50として構成され、さらにサイドフレ
ーム4との間もスリット50とされる。したがって、こ
の場合左右に並ぶスリット50は、34個あることにな
る。このスリット50の数は、住宅1棟当たりに要する
板ガラスの枚数に概ね応じた数である。すなわち、当該
ハープラック1に、住宅1棟に使用される板ガラスを1
セット収容できるわけである。
70A、80Aが配され、かつフレーム2に固定された
状態において、上下方向に並ぶ各仕切りバー60、7
0、80は、上下方向に沿って配列され、これにしたが
って仕切りバー60、70、80の間のスリット50も
上下方向に沿って整合されている。各仕切りバーユニッ
ト60A、70A、80Aは、仕切りバー60、70、
80が11本あることによりスリット50を10個有
し、また、各仕切りバーユニット60A、70A、80
A間もスリット50として構成され、さらにサイドフレ
ーム4との間もスリット50とされる。したがって、こ
の場合左右に並ぶスリット50は、34個あることにな
る。このスリット50の数は、住宅1棟当たりに要する
板ガラスの枚数に概ね応じた数である。すなわち、当該
ハープラック1に、住宅1棟に使用される板ガラスを1
セット収容できるわけである。
【0028】次に、上記フレーム2および大型ラック4
0に付随する装備を説明する。 各サイドフレーム4の
前側の支柱20には、スリット50に収容された板ガラ
スが出し入れ口6から突出することを防止する複数のか
んぬき式ストッパ100が、上下に等間隔をおいて着脱
自在に取り付けられるようになっている。これらかんぬ
き式ストッパ100は角棒でできており、両端部から下
方に突出する図示せぬピンを、支柱20の前面に固着さ
れた筒状のホルダ101内に挿入することでフレーム2
に取り付けられる。また、サイドフレーム4の前側の支
柱20の前面と、後側の支柱20の後面の上部および中
間部には、複数のロープ掛け用フック102が固定され
ている。さらに、大型ラック40の主枠41における前
面および後面の、上部、中間部および下部にも、ロープ
掛け用フック103が固定されている。
0に付随する装備を説明する。 各サイドフレーム4の
前側の支柱20には、スリット50に収容された板ガラ
スが出し入れ口6から突出することを防止する複数のか
んぬき式ストッパ100が、上下に等間隔をおいて着脱
自在に取り付けられるようになっている。これらかんぬ
き式ストッパ100は角棒でできており、両端部から下
方に突出する図示せぬピンを、支柱20の前面に固着さ
れた筒状のホルダ101内に挿入することでフレーム2
に取り付けられる。また、サイドフレーム4の前側の支
柱20の前面と、後側の支柱20の後面の上部および中
間部には、複数のロープ掛け用フック102が固定され
ている。さらに、大型ラック40の主枠41における前
面および後面の、上部、中間部および下部にも、ロープ
掛け用フック103が固定されている。
【0029】次いで、上記構成からなるハープラック1
の作用並びにそれに伴う効果を説明する。まず、かんぬ
き式ストッパ100をフレーム2から外した状態とし、
また、ベースフレーム3上に図示せぬ合板とゴムシート
を置く。工場において切断加工した複数かつサイズの異
なる板ガラスを、出し入れ口6からフレーム2内のスリ
ット50内に挿入するとともに下縁を合板上のゴムシー
ト上に置く。板ガラスは、その面方向が前後方向に沿っ
た状態でスリット50内に収容される。
の作用並びにそれに伴う効果を説明する。まず、かんぬ
き式ストッパ100をフレーム2から外した状態とし、
また、ベースフレーム3上に図示せぬ合板とゴムシート
を置く。工場において切断加工した複数かつサイズの異
なる板ガラスを、出し入れ口6からフレーム2内のスリ
ット50内に挿入するとともに下縁を合板上のゴムシー
ト上に置く。板ガラスは、その面方向が前後方向に沿っ
た状態でスリット50内に収容される。
【0030】ここで、図2に示すように、フレーム2内
に収容可能なもっとも大きなサイズの板ガラスAは、上
側仕切りバー60、中間仕切りバー70および下側仕切
りバー80によって挟持される。また、上側仕切りバー
60に達しない中程度の板ガラスBは、中間仕切りバー
70および下側仕切りバー80によって挟持される。さ
らに、中間仕切りバー70に達しないもっとも小さい板
ガラスCは、下側仕切りバー80によって挟持される。
すなわち、フレーム2内に収容され得る大小様々な板ガ
ラスは、その大きさに応じて必ずいずれかの仕切りバー
60、70、80により確実に挟持される。したがっ
て、スリット50内における板ガラスの収容状態は、サ
イズにかかわらず安定したものとなる。
に収容可能なもっとも大きなサイズの板ガラスAは、上
側仕切りバー60、中間仕切りバー70および下側仕切
りバー80によって挟持される。また、上側仕切りバー
60に達しない中程度の板ガラスBは、中間仕切りバー
70および下側仕切りバー80によって挟持される。さ
らに、中間仕切りバー70に達しないもっとも小さい板
ガラスCは、下側仕切りバー80によって挟持される。
すなわち、フレーム2内に収容され得る大小様々な板ガ
ラスは、その大きさに応じて必ずいずれかの仕切りバー
60、70、80により確実に挟持される。したがっ
て、スリット50内における板ガラスの収容状態は、サ
イズにかかわらず安定したものとなる。
【0031】また、フレーム2内より大きな(高い)板
ガラスは、下縁を受けアングル43に置き、大型ラック
40に立てかけることで当該ハープラック1に支持させ
ることができる。この場合には、板ガラスを大型ラック
40にロープで巻き付けて固定し、このロープをフック
103に掛けて止め、板ガラスの脱落を防止する。さら
に、フレーム2内に収容しきれない板ガラスがある場合
は、大型ラック40とサイドフレーム4との間のポケッ
ト44に収容できる。
ガラスは、下縁を受けアングル43に置き、大型ラック
40に立てかけることで当該ハープラック1に支持させ
ることができる。この場合には、板ガラスを大型ラック
40にロープで巻き付けて固定し、このロープをフック
103に掛けて止め、板ガラスの脱落を防止する。さら
に、フレーム2内に収容しきれない板ガラスがある場合
は、大型ラック40とサイドフレーム4との間のポケッ
ト44に収容できる。
【0032】上記のようにして1つのハープラック1に
住宅1棟に使用される板ガラスを1セット収容したら、
かんぬき式ストッパ100をフレーム2に装着してフレ
ーム2内からの板ガラスの飛び出しを防止する。続い
て、キャスタ14を利用して、建築中の住宅まで板ガラ
スを運搬する図示せぬトラックの待機場所へハープラッ
ク1を移動させる。
住宅1棟に使用される板ガラスを1セット収容したら、
かんぬき式ストッパ100をフレーム2に装着してフレ
ーム2内からの板ガラスの飛び出しを防止する。続い
て、キャスタ14を利用して、建築中の住宅まで板ガラ
スを運搬する図示せぬトラックの待機場所へハープラッ
ク1を移動させる。
【0033】次に、図示せぬフォークリフトのフォーク
をフォークガイド13内に挿入し、フォークリフトによ
り、トラックの荷台に横からハープラック1を積載す
る。横からハープラック1を積載すると、ハープラック
1内の板ガラスの面方向がトラックの進行方向に一致す
るので、走行中のトラックに生じる前後方向の荷重移動
により板ガラスが仕切りバー60、70、80に繰り返
し当たることが防止される。なお、各仕切りバー60、
70、80はビニルパイプ91が被覆されているので、
例え仕切りバー60、70、80に板ガラスが当たった
としても、ビニルパイプ91がクッションとなって板ガ
ラスが損傷したり割れたりするといったおそれが大幅に
低減する。荷台上のハープラック1は、下側のフック1
02に掛けたロープをトラック側のフックに止め、固定
させる。また、フォークリフトがない場合は、クレーン
等で吊り上げてトラックの荷台に積載するが、その際に
は、ロープを上側のフック102に掛ける。
をフォークガイド13内に挿入し、フォークリフトによ
り、トラックの荷台に横からハープラック1を積載す
る。横からハープラック1を積載すると、ハープラック
1内の板ガラスの面方向がトラックの進行方向に一致す
るので、走行中のトラックに生じる前後方向の荷重移動
により板ガラスが仕切りバー60、70、80に繰り返
し当たることが防止される。なお、各仕切りバー60、
70、80はビニルパイプ91が被覆されているので、
例え仕切りバー60、70、80に板ガラスが当たった
としても、ビニルパイプ91がクッションとなって板ガ
ラスが損傷したり割れたりするといったおそれが大幅に
低減する。荷台上のハープラック1は、下側のフック1
02に掛けたロープをトラック側のフックに止め、固定
させる。また、フォークリフトがない場合は、クレーン
等で吊り上げてトラックの荷台に積載するが、その際に
は、ロープを上側のフック102に掛ける。
【0034】トラックが住宅の建築現場に着いたら、ハ
ープラック1をフォークリフトあるいはクレーン等でお
ろし、かんぬき式ストッパ100を外してスリット50
内から板ガラスを取り出す。また、大型ラック40から
板ガラスをおろし、またポケット44から板ガラスを取
り出す。なお、各スリット50内には原則として1枚の
ガラスが収容されるが、板厚が薄い場合には2枚でも収
容可能である。
ープラック1をフォークリフトあるいはクレーン等でお
ろし、かんぬき式ストッパ100を外してスリット50
内から板ガラスを取り出す。また、大型ラック40から
板ガラスをおろし、またポケット44から板ガラスを取
り出す。なお、各スリット50内には原則として1枚の
ガラスが収容されるが、板厚が薄い場合には2枚でも収
容可能である。
【0035】上記ハープラック1によれば、工場で切断
加工した板ガラスを収容し、そのままトラックに積載す
ることができる。したがって、切断加工から建築現場ま
での搬送に要する労力および時間が大幅に省略される。
加工した板ガラスを収容し、そのままトラックに積載す
ることができる。したがって、切断加工から建築現場ま
での搬送に要する労力および時間が大幅に省略される。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の板ガラス
搬送用ラックによれば、スリット内に収容され得る大小
様々な板ガラスは、その大きさに応じて上下に複数段設
けられたいずれかの仕切り部材に必ず挟持される。この
ため、スリット内における板ガラスの収容状態は、サイ
ズにかかわらず安定したものとなり、ラックごと板ガラ
スをトラック等の運搬車に積載することができ、これに
伴って、板ガラスを搬送させるための労力および時間を
大幅に省略することができる。また、ラックの各スリッ
トに対し、板ガラスのサイズにかかわらず板ガラスを任
意のスリットに収容でき、取り出す場合も所望の任意の
板ガラスを配列に関係なく取り出すことができ、現場で
の作業性が向上する。
搬送用ラックによれば、スリット内に収容され得る大小
様々な板ガラスは、その大きさに応じて上下に複数段設
けられたいずれかの仕切り部材に必ず挟持される。この
ため、スリット内における板ガラスの収容状態は、サイ
ズにかかわらず安定したものとなり、ラックごと板ガラ
スをトラック等の運搬車に積載することができ、これに
伴って、板ガラスを搬送させるための労力および時間を
大幅に省略することができる。また、ラックの各スリッ
トに対し、板ガラスのサイズにかかわらず板ガラスを任
意のスリットに収容でき、取り出す場合も所望の任意の
板ガラスを配列に関係なく取り出すことができ、現場で
の作業性が向上する。
【0037】また、フレームの外側に、このフレームよ
りも高い大型ラックが、フレーム側に傾斜し、かつ、フ
レームの上端部に受けられた状態で設けられているの
で、フレーム内に収容できない大きさの板ガラスも搬送
でき、しかも、大型ラックとフレームとの間に形成され
る隙間に、板ガラスを収容することができるので、板ガ
ラスの収容数が増大する。
りも高い大型ラックが、フレーム側に傾斜し、かつ、フ
レームの上端部に受けられた状態で設けられているの
で、フレーム内に収容できない大きさの板ガラスも搬送
でき、しかも、大型ラックとフレームとの間に形成され
る隙間に、板ガラスを収容することができるので、板ガ
ラスの収容数が増大する。
【0038】また、前記仕切り部材は、少なくともフレ
ームの上半部の背面近傍を仕切る第1の仕切り部材と、
フレームの底部近傍をほぼ全奥行きにわたって仕切る第
2の仕切り部材とを備えるとともに、前記仕切り部材は
フレームの底部近傍のみ前記出し入れ口のところまで突
出しているため大小様々な各種サイズの板ガラスを仕切
って支持することが可能となる。また、フレームへの板
ガラス挿入も容易にできる。
ームの上半部の背面近傍を仕切る第1の仕切り部材と、
フレームの底部近傍をほぼ全奥行きにわたって仕切る第
2の仕切り部材とを備えるとともに、前記仕切り部材は
フレームの底部近傍のみ前記出し入れ口のところまで突
出しているため大小様々な各種サイズの板ガラスを仕切
って支持することが可能となる。また、フレームへの板
ガラス挿入も容易にできる。
【0039】また、フレームに、ロープ掛け用フックお
よびフォークリフトのフォークが挿入されるフォークガ
イドが設けられ、さらにフレームの底部には、走行用車
輪が装着されているので、トラック等の運搬車への積載
および走行が容易となる。
よびフォークリフトのフォークが挿入されるフォークガ
イドが設けられ、さらにフレームの底部には、走行用車
輪が装着されているので、トラック等の運搬車への積載
および走行が容易となる。
【0040】また、仕切り部材によるスリットが、住宅
1棟当たりに要する板ガラスの枚数に応じた所定数設け
られているので、当該ラック1つで住宅1棟に要する板
ガラス1セットをまとめて収容、搬送できる。
1棟当たりに要する板ガラスの枚数に応じた所定数設け
られているので、当該ラック1つで住宅1棟に要する板
ガラス1セットをまとめて収容、搬送できる。
【図1】 本発明の一実施例に係るハープラックの正面
図。
図。
【図2】 同右側面図。
【図3】 同斜視図。
【図4】 本発明の一実施例に係るハープラックを構成
する上側仕切りバーの一部断面側面図。
する上側仕切りバーの一部断面側面図。
【図5】 本発明の一実施例に係るハープラックを構成
する中間仕切りバーの一部断面側面図。
する中間仕切りバーの一部断面側面図。
【図6】 本発明の一実施例に係るハープラックを構成
する下側仕切りバーの一部断面側面図。
する下側仕切りバーの一部断面側面図。
【図7】 上側仕切りバーユニットおよび下側仕切りバ
ーユニットの屈曲前の状態を示す正面図。
ーユニットの屈曲前の状態を示す正面図。
【図8】 中間仕切りバーユニットの屈曲前の状態を示
す正面図。
す正面図。
【図9】 上側仕切りバーユニットの斜視図。
【図10】 中間仕切りバーユニットの斜視図。
【図11】 下側仕切りバーユニットの斜視図。
【図12】 従来の搬送用ラックの一例を示す側面図。
1:板ガラス搬送用ハープラック、2:フレーム、6:
出し入れ口、13:フォークガイド、14:キャスタ
(走行用車輪)、40:大型ラック、50:スリット、
60:上側仕切りバー(仕切り部材)、70:中間仕切
りバー(仕切り部材)、80:下側仕切りバー(仕切り
部材)、100:かんぬき式ストッパ、102:ロープ
掛け用フック、A、B、C:板ガラス。
出し入れ口、13:フォークガイド、14:キャスタ
(走行用車輪)、40:大型ラック、50:スリット、
60:上側仕切りバー(仕切り部材)、70:中間仕切
りバー(仕切り部材)、80:下側仕切りバー(仕切り
部材)、100:かんぬき式ストッパ、102:ロープ
掛け用フック、A、B、C:板ガラス。
Claims (5)
- 【請求項1】板ガラスの出し入れ口を前部に有する略直
方体状のフレーム内に、前記出し入れ口から入れられる
板ガラスを直立状態で1枚ずつ収容する複数のスリット
が、仕切り部材により左右にわたって形成された板ガラ
ス搬送用ラックにおいて、 前記各スリットを形成する仕切り部材が、1スリットに
つき上下方向に複数段設けられていることを特徴とする
板ガラス搬送用ラック。 - 【請求項2】前記フレームの外側には、このフレームよ
りも高い大型ラックが、フレーム側に傾斜し、かつ、フ
レームの上端部に受けられた状態で設けられていること
を特徴とする請求項1に記載の板ガラス搬送用ラック。 - 【請求項3】前記仕切り部材は、少なくともフレームの
上半部の背面近傍を仕切る第1の仕切り部材と、フレー
ムの底部近傍をほぼ全奥行きにわたって仕切る第2の仕
切り部材とを備えるとともに、前記仕切り部材はフレー
ムの底部近傍のみ前記出し入れ口のところまで突出して
いることを特徴とする請求項1または2に記載の板ガラ
ス搬送用ラック。 - 【請求項4】前記フレームには、ロープ掛け用フックお
よびフォークリフトのフォークが挿入されるフォークガ
イドが設けられ、さらにフレームの底部には、走行用車
輪が装着されていることを特徴とする請求項1から3の
いずれかに記載の板ガラス搬送用ラック。 - 【請求項5】前記仕切り部材による前記スリットが、住
宅1棟当たりに要する板ガラスの枚数に応じた所定数設
けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれ
かに記載の板ガラス搬送用ラック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24072096A JPH1086941A (ja) | 1996-09-11 | 1996-09-11 | 板ガラス搬送用ラック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24072096A JPH1086941A (ja) | 1996-09-11 | 1996-09-11 | 板ガラス搬送用ラック |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1086941A true JPH1086941A (ja) | 1998-04-07 |
Family
ID=17063706
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24072096A Pending JPH1086941A (ja) | 1996-09-11 | 1996-09-11 | 板ガラス搬送用ラック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1086941A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007320563A (ja) * | 2006-05-30 | 2007-12-13 | Central Glass Co Ltd | ガラス板用運搬台車およびその輸送方法 |
JP2009018855A (ja) * | 2007-07-13 | 2009-01-29 | Central Glass Co Ltd | ガラス板輸送用パレット |
JP2015157682A (ja) * | 2014-02-24 | 2015-09-03 | 株式会社岡村製作所 | 搬送台車 |
-
1996
- 1996-09-11 JP JP24072096A patent/JPH1086941A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007320563A (ja) * | 2006-05-30 | 2007-12-13 | Central Glass Co Ltd | ガラス板用運搬台車およびその輸送方法 |
JP2009018855A (ja) * | 2007-07-13 | 2009-01-29 | Central Glass Co Ltd | ガラス板輸送用パレット |
JP2015157682A (ja) * | 2014-02-24 | 2015-09-03 | 株式会社岡村製作所 | 搬送台車 |
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