JPH1085617A - 籾摺選別機の操作パネル装置 - Google Patents

籾摺選別機の操作パネル装置

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JPH1085617A
JPH1085617A JP24616396A JP24616396A JPH1085617A JP H1085617 A JPH1085617 A JP H1085617A JP 24616396 A JP24616396 A JP 24616396A JP 24616396 A JP24616396 A JP 24616396A JP H1085617 A JPH1085617 A JP H1085617A
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rice
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耕作 前田
Yuzumi Okada
柚実 岡田
Eiji Mori
森  英二
Tsutomu Isshiki
勉 一色
Takeharu Seike
丈晴 清家
Haruyasu Udaka
晴耕 鵜高
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の籾摺選別機は、操作パネルを揚穀装置
の前面に固着した構成では、機体の前側に位置するオペ
レ−タから手が届きにくく、操作時には、籾ホッパ−の
上側から身を乗り出さなければならず不便であった。ま
た、操作パネルを籾摺部の外側に突出させて配置した構
成では、機体幅が広くなり、運搬や格納時に不利な構成
となる課題があった。 【解決手段】 本発明は、上述の課題を解決するため
に、つぎの技術手段を講じたものである。すなわち、籾
摺部1と摺落米風選部2とから構成した籾摺装置3に、
横並び状に混合米選別装置4を併設し、該混合米選別装
置4には、前記摺落米風選部2から揚穀装置5によって
揚穀された混合米が供給される構成とした籾摺選別機6
を構成し、この籾摺選別機6の各装置の切換や条件設定
のための操作スイッチ7を集中して配線した操作パネル
8を、前記混合米選別装置4の上面に設け、該操作パネ
ル8は、前記混合米選別装置4の上面から起立した操作
位置aと、その上面から退避した収納位置bとに姿勢変
更を可能に構成した操作パネル装置とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、籾摺選別機の操作
パネル装置に関し、農業機械の技術分野に属する
【0002】。
【従来の技術】従来から籾摺選別機は、マイクロコンピ
ュ−タ−を利用した自動制御による作業と手動操作によ
る作業とを切り換える自動切換スイッチや脱ぷ率調整ス
イッチ等を集中して設けた操作パネルは、揚穀装置の前
面に固着したり、籾摺部の外側に突出させて配置する構
成であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の籾摺選別機は、
上述のとおり、操作パネルを揚穀装置の前面に固着した
構成では、機体の前側に位置するオペレ−タから手が届
きにくく、操作時には、籾ホッパ−の上側から身を乗り
出さなければならず不便であった。また、操作パネルを
籾摺部の外側に突出させて配置した構成では、籾摺部に
籾袋で籾を供給する際に操作パネルのスイッチを誤操作
したり、機体幅が広くなり、運搬や格納時に不利な構成
となっていた。
【0004】本発明は、以下に述べる技術手段のとお
り、操作パネルを、混合米選別装置の上面にデットスペ
−スを利用して配置し、起立した操作位置と退避した収
納位置とに姿勢変更ができる構成とすることにより、操
作を楽にし、機体幅を縮小し、籾摺部への籾供給を容易
化して従来装置の課題を解決せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来型の課題
を解決するために、次の如き技術的手段を講じたもので
ある。すなわち、籾摺部1と摺落米風選部2とから構成
した籾摺装置3に、横並びに混合米選別装置4を併設
し、該混合米選別装置4には、前記摺落米風選部2から
揚穀装置5によって揚穀された混合米が供給される構成
とした籾摺選別機6において、該籾摺選別機6を構成す
る各装置の操作スイッチ7を集中して配線した操作パネ
ル8を、前記混合米選別装置4の上面に設け、該操作パ
ネル8は、前記混合米選別装置4の上面から起立した操
作位置aと、その上面から退避した収納位置bとに姿勢
変更を可能に構成した操作パネル装置である。
【0006】
【発明の効果】以上のように、本発明は、籾摺部と摺落
米風選部とから構成した籾摺装置に、横並びに混合米選
別装置を併設し、該混合米選別装置には、前記摺落米風
選部から揚穀装置によって揚穀された混合米が供給され
る構成とした籾摺選別機において、該籾摺選別機を構成
する各装置の操作スイッチを集中して配線した操作パネ
ルを、前記混合米選別装置の上面に設け、該操作パネル
は、前記混合米選別装置の上面から起立した操作位置
と、その上面から退避した収納位置とに姿勢変更を可能
に構成したものであるから、自動切換スイッチ等の操作
をきわめて容易に行うことができ、機体幅を従来機に対
比して狭くできてオフシ−ズン時の格納や荷造運送を有
利にできる特徴を有し、また、籾摺部への籾供給の際に
スイッチ類を誤操作するおそれもなく籾供給が容易とな
る。
【0007】しかも、操作パネルは、不使用時には収納
できるから、揚穀装置や混合米タンクを、従来通り機体
上に折り曲げして収納しても何らの支障にならない利点
も有する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を具体的に
説明する。まず、籾摺選別機6は、図4に示すように、
籾摺部1と摺落米風選部2とからなる籾摺装置3と、前
記摺落米風選部2から混合米を混合米選別装置4に揚穀
する揚穀装置5と、この揚穀装置5に付随する混合米タ
ンク9と、前記摺落米風選部2に連通させた吸引排塵装
置10とから構成している。
【0009】そして、籾摺部1は、籾ホッパ11の底部
に開口して設けた供給口12に開閉自在に操作ができる
シャッタ−13を設け、その下側に一対の籾摺ロ−ル1
4,14’を軸架して構成している。つぎに、摺落米風
選部2は、選別始端側が後部低位に位置して、選別終端
側ほど順次高位になるように斜設されている選別風路1
5を形成し、この選別風路15の終端側には吸引排塵装
置10を連通して設け、更に、この選別風路15の選別
始端側下部には混合米移送螺旋16を設けて構成してい
る。なお、17は粃受樋であって、上記選別風路15の
中間下部に設けている。18は排塵筒を示す。
【0010】このように、籾摺装置3は、籾摺部1から
の摺落米が、選別風路15の選別始端側に供給される
と、駆動されている吸引排塵装置10によって起風され
ている吸引選別風により風選され、軽い籾殻・塵埃類は
吸引排塵装置10から排塵筒18を経て機外に排塵さ
れ、また、比較的軽い粃は粃受樋17に落下選別され、
更に、重い籾・玄米の混合米は混合米移送螺旋16に落
下選別される構成としている。
【0011】そして、揚穀装置5は、駆動ベルトに汲み
上げ用のバケットを取り付けたバケットコンベヤを内装
して構成し、その下側の始端部を前記混合米移送螺旋1
6の端部に臨ませて設け、その上側の終端部を混合米タ
ンク9側に開口連通させて設けている。混合米タンク9
は、下部開口を下側の渡し樋19に臨ませて設け、揚穀
装置5から供給された混合米を渡し樋19に供給する構
成としている。
【0012】そして、前記揚穀装置5は、図1に示すよ
うに、籾摺装置3から上方に突出した部分5aを枢着部
5bを支点にして手前側、籾ホッパ−11の上方に折り
曲げられる構成として、機体高さを低くして、格納や荷
作り運送の便をはかる構成としている。このとき、混合
米タンク9は、揚穀装置5の上部5aとともに手前側の
後述する混合米選別装置4の上面に載置できる構成とな
っている。
【0013】つぎに、混合米選別装置4は、板面に選別
用の凹凸が多数設けられた複数の揺動選別板20,2
0’,20”…を重ね合わせ、しかも、その揺動選別板
20,20’,20”…に選別傾斜角度を持たせ供給さ
れた混合米を粒形の大小、比重の大小あるいは摩擦抵抗
の差異等により選別する揺動選別装置21から構成して
いる。そして、揺動選別装置21は、揺動選別板20,
20’,20”…の高位の供給側から低位の排出側に向
かう縦方向に傾斜させて、穀粒が流下する構成とし、ま
た、選別方向である横方向にも傾斜させて、一側の揺上
側を高く、他側の揺下側を低く構成し、揺動選別板2
0,20’,20”…の排出側を選別済穀粒の排出部と
している。そして、揺動選別板20,20’,20”…
は、横方向を機体の前後方向に沿わせた状態で配置し、
図外の揺動ア−ムで横方向に斜上下に往復揺動する構成
としている。
【0014】そして、分配ケ−ス22は、前記渡し樋1
9の終端部に連通して、各揺動選別板20,20’,2
0”…の縦方向の高い供給側で、且つ、横方向の高い揺
上側に設けている供給口(図示省略)に混合米を分配し
ながら供給する構成としている。23は玄米仕切板、2
4は籾仕切板を示す。そして、仕上米揚穀装置25は、
玄米仕切板23に仕切られて流下する位置に設けた仕上
米流路26に連通し、玄米を機外に取り出す構成として
いる。また、混合米流路27は、玄米仕切板23と籾仕
切板24で仕切られた位置に設け、混合米移送螺旋16
に連通して構成している。そして、籾流路28は、籾仕
切板24で仕切られた位置に設け、籾ホッパ−11まで
揚穀する籾揚穀機29に連通して構成している。
【0015】つぎに、操作パネル8は、板の表側に自動
入力スイッチ7aや脱ぷ率設定スイッチ7b,7c等の
操作スイッチ7が配置され、裏面にはコントロ−ルボッ
クス30が取り付けられている。このように構成された
操作パネル8は、混合米選別装置4の上面に枢着して、
図2に示すように、起立した操作位置aと下方に退避し
た収納位置bとに姿勢変更ができ、その位置を保持でき
る構成としている。
【0016】そして、操作パネル8は、図2に示すよう
に、収納位置bにすると、前述揚穀装置5の上部5aを
折り曲げたとき、混合米選別装置4上に混合米タンク9
を載置できる状態となる。なお、操作パネル8は、収納
したとき上側からカバ−で被覆する構成にしておくと、
オフシ−ズンの格納時にハ−ネス等を鼠の害から保護で
きる。
【0017】そして、操作パネル8は、図5に仮想線で
示すように、枢着部を支点にして手前側(右側)に反転
して、コントロ−ルボックス30が上側になるように回
動できる構成にすると、上述した揚穀装置の折り曲げの
邪魔にならず、しかも、コントロ−ルボックス30のメ
ンテナンスを容易に行うことができる利点がある。 別実施例1 つぎに、図6乃至図8に基づいて別実施例1を説明す
る。
【0018】別実施例1は、揚穀装置の上部を折り曲げ
て丈を低くする構成において、昇降用のバケットコンベ
ヤを巻回している上部の遊動転輪に関するものである。
従来から周知の如く、バケットコンベヤを内装した揚穀
装置40は、上部を枢着して機体側(籾摺部側)に折り
曲げ、丈を低くし、荷造り運送の便を図る構成となって
いるが、この場合、上部の遊動転輪41の構成が課題と
なっている。
【0019】別実施例1において、遊動転輪41は、揚
穀装置40の両側板42,42’の内側に上下方向に沿
わせてそれぞれ一対のレ−ル43,43’を設け、この
レ−ル43,43’に摺動自在に嵌合した軸受板44,
44’に軸受支持させて構成している。そして、軸受板
44,44’は、上下摺動可能に嵌合している移動具4
5,45’に一端を連結したワイヤ−46,46’の他
端部を連結し、上下する構成としている。なお、移動具
45,45’は、図8に示すU型の押金具47により上
側から押し込み操作する構成としている。
【0020】48、48’は固定具を示す。以上のよう
に構成した揚穀装置40は、荷造りや運送時に、軸受板
44,44と遊動転輪41とを、図6に実線で示すよう
に、枢着部より下方に下げた状態で上部を機体側に折り
曲げて丈を低くすることができる。さて、つぎに、遊動
転輪41を正規の作業位置に上昇する操作は、図8に示
すU型の押金具47を上側から移動具45,45’に押
し当てて押し下げると、軸受板44,44’は、ワイヤ
−46,46’によって引き上げられ、上方に移動す
る。
【0021】このようにして、遊動転輪41は、軸受板
44,44’と一体となって引き上げられ、図6の仮想
線で示す位置に達すると、軸受板44,44’を固定具
48,48’によって両側板42,42’に固定して操
作を終わる。以上のとおり、別実施例1は、遊動転輪4
1の上げ下げ操作を楽に行うことができる利点を有す
る。
【0022】別実施例2 つぎに、図9乃至図13に基づいて、別実施例2を説明
する。別実施例2は、揚穀装置の側部に沿って吸塵風路
を併設した構成において、揚穀装置のメンテナンスを容
易に行なうことのできる装置を提供せんとするものであ
る。
【0023】まず、揚穀装置50は、下部の駆動輪51
と上部の遊動転輪52とにバケットコンベヤ53を巻回
して穀粒を揚穀する構成としている。そして、吸塵風路
54は、横断面を箱型に形成してバケットコンベヤ53
の側方に沿わせて上下方向に設け、上部を揚穀装置50
の投げ口に臨ませ、下部を図外の吸塵唐箕に連通して混
合米タンク55側の塵埃を吸塵する構成としている。
【0024】そして、吸塵風路54は、図9及び図10
に示す構成例は、箱型に形成した吸塵風路54を、係止
具56によって揚穀装置50に着脱自由に取り付けた構
成としている。そして、図12に示す吸塵風路54は、
途中に横断する点検通路57を設けて外側に開閉自由の
点検蓋58を設けている。更に、吸塵風路54は、図1
3に示す構成例は、中間部分を着脱自由に連結した中継
側板59、59’によって連結して連通状態に構成さ
れ、その中継側板59、59’を外せば外側からバケッ
トコンベヤ53のメンテナンスを可能に構成している。
60は点検棒である。
【0025】以上のように構成した別実施例2におい
て、揚穀装置50は、摺落米風選部の混合米を揚穀して
上方の混合米タンク55に供給し、吸塵風路54は、混
合米タンク55側の塵埃を吸塵して搬送し、終端部に連
通している図外の吸塵唐箕に送り込んで塵埃の少ない作
業環境をつくることができる。さて、つぎに揚穀装置5
0のメンテナンスを行う操作は、図9、図10に示す構
成例では、係止具56を外して箱型の吸塵風路54を揚
穀装置50から取り外してバケットコンベヤ53を開放
する。このようにして、揚穀装置50は、点検整備等の
メンテナンスを容易に行うことができる。
【0026】また、図12に示す構成例は、点検蓋58
を外して点検通路57から点検棒60により押してバケ
ットコンベヤ53の張り具合を調べることができる。更
に、図13に示す構成例は、中継側板59、59’を外
して機外から簡単にメンテナンスを行うことができる。 別実施例3 つぎに、図14から図21に基づいて別実施例3を説明
する。
【0027】別実施例3は、籾摺選別機の操作機構の簡
素化を図らんとするものである。まず、図14及び図1
5に示す構成は、操作レバ−61、62を籾摺部63と
揺動選別部64との間に集中して配置したものである。
従来、操作レバ−は、籾摺りロ−ル65、65’の外側
に配置されており、ロ−ルの交換に支障となるばかりで
なく、機体幅が広くなり、荷造りや運送に不利となって
いた。
【0028】上述のように構成した別実施例3は、従来
型の欠陥を解消することができた実用的な効果を有する
ものである。つぎに、図16から図20に示す構成例
は、モノレバ−で3機構を操作できる構成を示すもので
ある。すなわち、レバ−案内通路66は、図16に示す
ように、クランク状に形成し、一本の操作レバ−67を
通路に沿って案内して移動操作できる構成としている。
前記レバ−通路66は、シャッタ−操作通路66aと、
クラッチ操作通路66bと、排出弁切換通路66cとを
連続状に連通して、クランク状に構成している。
【0029】そして、シャッタ−操作通路66aは、縦
方向とし、籾ホッパ−のシャッタ−に接続した操作ア−
ム68を臨ませて設け、前記操作レバ−67によって係
合されて操作され、シャッタ−を開閉できる構成として
いる。つぎに、クラッチ操作通路66bは、横方向と
し、揺動選別装置の伝動装置に設けたクラッチ装置を断
続できるように連結した操作ワイヤ−69を取り付けた
回転輪70を臨ませて配置し、前記操作レバ−67に固
着した操作杆71が、回転輪70の係止棒72をひっか
けて回転させる構成としている。
【0030】つぎに、排出弁切換通路66cは、縦方向
とし、仕上米通路と混合米通路との間に枢着されて切り
換え自由に設けている切換弁に連結した操作ア−ム73
を臨ませて設け、操作レバ−67によって開閉操作でき
る構成としている。つぎに、図20及び21に示す構成
例は、操作レバ−67を、シャッタ−操作レバ−74と
クラッチ、排出弁切換レバ−75との2本から構成した
例を示す。
【0031】その理由は、シャッタ−操作レバ−74を
単独でも操作可能としてシャッタ−を閉めた状態に保持
して、事後処理等の他の操作を自由に行うためである。
つぎに、図16に基づいて別実施例3の作用について述
べる。オペレ−タ−は、籾摺作業を開始するとき、1本
の操作レバ−67を、レバ−通路66のシャッタ−操作
通路66a内に臨んでいる操作ア−ム68に係止して移
動操作し、シャッタ−を開く。つづいて、操作レバ−6
7は、シャッタ−操作通路66aの端部から横方向にク
ラッチ操作通路66bを移動させ、操作杆71が、回転
輪70の係止棒72をひっかけて回転させ、引かれた操
作ワイヤ−69を介してクラッチ装置を入りとし、揺動
選別装置を駆動する。
【0032】つづいて、操作レバ−67は、始動してい
る揺動選別装置の選別状態が安定するのを待って、排出
弁切換通路66cの操作ア−ム73を係止して移動する
と、連動された切換弁が仕上米通路を開放して選別され
た仕上米が、仕上米通路を経て仕上米揚穀機によって機
外に取り出される。以上述べたように、別実施例3は、
一つの操作レバ−によって3つの機構を操作することが
できる合理的な構成となった特徴を有するものである。
【0033】つぎに、本発明の実施例について、その作
用を説明する。まず、作業に先立って、操作パネル8
を、図1に示すように、操作位置aまで起立して操作の
容易な状態にする。そして、原動機を始動して籾摺選別
機6の回転各部を駆動しながら、操作パネル8の各操作
スイッチ7を操作し、籾ホッパ1に籾の張り込んで準備
を完了する。
【0034】この場合、オペレ−タ−は、自動入力スイ
ッチ7aをON操作して自動制御による作業を選択し、
脱ぷ率設定スイッチ7b又は7cのいずれか一方を選ん
で条件設定を行う。このようにして準備をして、操作レ
バ−を操作してシャッタ−13を開くと、籾ホッパ−1
1内の籾は、開放された供給口12から下方に流下す
る。
【0035】そして、供給された籾は、互いに反対方向
に回転周速差を保って回転している一対の籾摺ロ−ル1
4,14’で籾摺され、摺落米となって下方の摺落米風
選部2に落下供給される。そして、摺落米は、選別風路
15において、吸引排塵装置10によって起風された選
別風を受けて選別され、軽い籾殻は選別風路15の終端
側に流れ、吸引排塵装置10,排塵筒18を経由して機
外に排塵され、また、比較的軽い粃は、粃受樋17に落
下選別され、また、重い籾・玄米の混合米は、混合米移
送螺旋16に落下選別される。
【0036】ついで、混合米移送螺旋16に落下した混
合米は、一側に搬送されて揚穀装置5の下部、搬送始端
部に供給されて汲み上げられるように揚穀されて混合米
タンク9に供給される。そして、混合米は、渡し樋19
から分配ケ−ス22を経て、各揺動選別板20,2
0’,20”…に供給される。このようにして、混合米
は、横方向斜上下の往復揺動を繰り返している揺動選別
板20,20’,20”…に供給されると、粒形の大
小,比重の大小あるいは摩擦抵抗の差異等により選別さ
れて、横方向の揺上側に偏流分布を開始し、選別面上に
おいて揺上側に玄米が揺下側に籾が中間部分に玄米と籾
との混合米がそれぞれ層状になって排出側に流動する。
【0037】そして、穀粒は、揺動選別装置21によっ
て選別された後、排出側から流下し、玄米仕切板23と
籾仕切板24で仕切られて取り出されるが、まず、玄米
は、揺動選別装置5から排出されて玄米仕切板23に仕
切られて流下し、仕上米流路26を経て、仕上米揚穀装
置25に達し揚穀されて機外に取り出される。また、揺
動選別板20,20’,20”…の横方向中間部に偏流
分布した混合米は、玄米仕切板23及び籾仕切板24で
仕切られて取り出され、混合米流路27,混合米移送螺
旋16,揚穀装置5,混合米タンク9,渡し樋19,分
配ケ−ス22を経て、揺動選別板20,20’,20”
…に還元されて再選別される。
【0038】また、揺動選別板20,20’,20”…
の横方向揺下側に偏流分布した籾は、籾仕切板24で仕
切られて取り出され、籾流路28から籾揚穀機29を経
て籾ホッパ−11に還元されて再度の籾摺がされる。以
上のように、一連の籾摺選別作業を終了すると、操作パ
ネル8を図2に示すように、混合米選別装置4の上面か
ら収納位置bまで回動して収納する。したがって、操作
パネル8は、何らの邪魔にならず、例えば、従来機のよ
うに、揚穀装置5の上部5aを機体側に折り曲げて混合
米タンク9が混合米選別装置4の上面に載置状態になっ
ても、何らの障害にならない特徴がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であって、要部の斜面図であ
る。
【図2】本発明の実施例であって、作用側面図である。
【図3】本発明の実施例であって、斜面図である。
【図4】本発明の実施例であって、籾摺選別機の内部側
面図である。
【図5】本発明の別実施例であって、作用図である。
【図6】本発明の別実施例1であって、側面図である。
【図7】本発明の別実施例1であって、平面図である。
【図8】本発明の別実施例1であって、斜面図である。
【図9】本発明の別実施例2であって、内部を示す側面
図である。
【図10】本発明の別実施例2であって、切断平面図で
ある。
【図11】本発明の別実施例2であって、内部を示す側
面図である。
【図12】本発明の別実施例2であって、内部の側面図
である。
【図13】本発明の別実施例2であって、内部の側面図
である。
【図14】本発明の別実施例3であって、斜面図であ
る。
【図15】本発明の別実施例3であって、一部を破断し
た側面図である。
【図16】本発明の別実施例3であって、平面図であ
る。
【図17】本発明の別実施例3であって、正面図であ
る。
【図18】本発明の別実施例3であって、斜面図であ
る。
【図19】本発明の別実施例3であって、正面図であ
る。
【図20】本発明の別実施例3であって、平面図であ
る。
【図21】本発明の別実施例3であって、正面図であ
る。
【符号の説明】
1 籾摺部 2 摺落米風選部 3
籾摺装置 4 混合米選別装置 5 揚穀装置 6
籾摺選別機 7 操作スイッチ 8 操作パネル a 操作位置 b 収納位置
フロントページの続き (72)発明者 一色 勉 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 清家 丈晴 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 鵜高 晴耕 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 籾摺部と摺落米風選部とから構成した籾
    摺装置に、横並びに混合米選別装置を併設し、該混合米
    選別装置には、前記摺落米風選部から揚穀装置によって
    揚穀された混合米が供給される構成とした籾摺選別機に
    おいて、該籾摺選別機を構成する各装置の操作スイッチ
    を集中して配線した操作パネルを、前記混合米選別装置
    の上面に設け、該操作パネルは、前記混合米選別装置の
    上面から起立した操作位置と、その上面から退避した収
    納位置とに姿勢変更を可能に構成した籾摺選別機の操作
    パネル装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN100381208C (zh) * 2004-07-29 2008-04-16 株式会社山本制作所 淘米机

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