JPH1085448A - ゲーム機管理システムおよびゲーム機 - Google Patents

ゲーム機管理システムおよびゲーム機

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Publication number
JPH1085448A
JPH1085448A JP8244588A JP24458896A JPH1085448A JP H1085448 A JPH1085448 A JP H1085448A JP 8244588 A JP8244588 A JP 8244588A JP 24458896 A JP24458896 A JP 24458896A JP H1085448 A JPH1085448 A JP H1085448A
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JP
Japan
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game machine
coin
unit
detection signal
management device
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Application number
JP8244588A
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English (en)
Inventor
Hisahiro Matsuhashi
久博 松橋
Kenji Akamatsu
健治 赤松
Shinichi Tomori
新一 供利
Takafumi Nakase
貴文 中瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1085448A publication Critical patent/JPH1085448A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゲーム機に設けられた通信機が不正行為等の
被害に遭わないようにすること。 【解決手段】 送受信機2を有する複数のゲーム機1か
ら送信された売り上げ等の情報が、ゲームセンター等の
天井に設置された中継装置3を経由してゲーム機管理装
置4で受信され、このゲーム機管理装置4でゲーム機1
の各々の売り上げ等を集計し管理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多数のゲーム機器
を備えたゲームセンターで、各ゲーム機に投入されるコ
インをゲーム機管理装置で一括して集計するゲーム機管
理システムおよびそのゲーム機に関する。
【0002】
【従来の技術】ゲームセンターは、アーケードゲームと
呼ばれる各種のゲーム機を多数備えている。これらのゲ
ーム機は、客が各ゲーム機に100円玉等の硬貨やゲー
ムセンター独自のメダル等のコインを投入すると、起動
するようになっている。このため、各ゲーム機には、多
量の硬貨等のコインが各ゲーム機内に設置されているコ
インボックス内に投入されることとなり、ゲームセンタ
ーは、常に盗難防止等のセキュリティー上の問題を抱え
ている。そこで、従来より、各ゲーム機にどのくらい金
銭が投入されているかを、ゲームセンターの管理者が常
に把握し管理するためのゲーム機管理システムが種々提
案されている。
【0003】図10には、従来技術の例として、特公平
8−15504号公報に記載されたゲーム機管理システ
ムが示されている。このゲーム機管理システムは、店舗
Aや店舗B等の各店舗毎に配置された複数のゲーム機7
1、両替装置72、集金装置73、フロアー管理機器7
4(パソコン)、及び本店に設置されたマスター管理機
器75から主に構成されている。
【0004】そして、図11に示すように、ゲーム機7
1は、コイン等を投入するためのコイン投入口76と、
このコイン投入口76に投入されたコイン等を検出する
センサー部77と、投入されたコイン等を保管しておく
コインボックス78と、ゲーム自体を行うゲーム機本体
79と、センサー部77のセンサー入力に基づく入力デ
ータとゲーム機71自体のコードデータとを保持するデ
ータ保持部80と、このデータ保持部80で保持されて
いるデータを無線通信可能な無線部81とから主になっ
ている。
【0005】データ保持部80は、センサー部77のコ
イン投入時の接点スイッチオンの回数をカウントするカ
ウント機能と、カウントデータ及びゲーム機71のID
番号をメモリーするメモリー機能と、指示信号によるデ
ータクリア機能とを備えたもので、専用の基板としての
既設のゲーム機71に組み込むものである。
【0006】無線部81は、小電力型の無線局で構成さ
れており、一般的な無線機用のサブャリアMKSモデム
IC等を利用し、データ保持部80のデータを無線によ
って送信するとともに、フロアー管理機器74からの指
示信号の受信するように構成されたものである。
【0007】また、フロアー管理機器74は、パソコン
からなるデータ処理部82と、ゲーム機71との間の無
線によるデータ伝送を行う無線部83と、マスター管理
機器75との伝送のための通信用モデム84とで構成さ
れており、データ処理部82は、各ゲーム機71の無線
によるデータ収集プログラム及びフロアー内機器の集計
プログラムを具備しているものである。そして、各フロ
アー管理機器74は、マスター管理機器75とオンライ
ンで接続されるようになっている。
【0008】なお、各ゲーム機71と同フロアー内に設
置されている両替装置72は、両替金額または両替メダ
ルの総数のデータの保持部並びに当該データの無線送信
を行う無線部を備えている。また、集金装置73は、走
行式で、コイン等の係数機構、並びにゲーム機71のI
Dコード(バーコード表示)の読み取り機構、及び各機
構のデータの送信を行う無線部を備えている。
【0009】従来のゲーム機71の管理装置が設置され
たゲームセンターにおいて、客がゲームをする場合は、
まず客はコイン等をコイン投入口76に投入する。する
と、センサー部77がコイン等の投入を感知し、ゲーム
機71のゲーム機本体79が稼動する。また、このとき
データ保持部80は、コイン等の投入数をカウントする
とともにメモリーする。さらにこのとき、無線部81は
データ保持部80にメモリーされたデータをフロアー管
理機器74に無線によって伝送する。このフロアー管理
機器74は、フロアー全体の各ゲーム機71の稼動状況
を集計し、マスター管理機器75にその稼動状況をオン
ライン伝送し、マスター管理機器75が、全てのフロア
ーのゲーム機71の稼動状況を把握できるようになって
いる。
【0010】このようにして、従来のゲーム機管理シス
テムは、ゲーム機71からフロアー管理機器74に対し
て、各ゲーム機71のセンサー部77のセンサー入力デ
ータを無線で送信し、フロアー管理機器74がフロアー
内全体のデータを集計するように構成されているので、
任意の時点でのフロアー内にあるゲーム機71全体の稼
動状況をリアルタイム的に把握できることとなる。ま
た、ゲーム機71の稼動状態をフロアー管理機器74か
ら通信用モデム84を介してマスター管理機器75にオ
ンライン伝送される。そして、マスター管理機器75で
は、各フロアー管理機器74で集計されたデータをさら
に集計し、各店舗の売り上げ状況等を常にリアルタイム
的に把握できるようになっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ゲーム機管理システムは、フロアー管理機器74が各フ
ロアーに置かれるため、ゲーム機71を管理しているこ
とが客に分かってしまい、好ましいものとはなっていな
い。しかもフロアー管理機器74は、各フロアーに置く
ため、同一店舗内が数箇所に間仕切りされていると、そ
の間仕切り分だけのフロアー管理機器74が必要となっ
てくる。さらに、フロアー管理機器74とゲーム機71
との間に通信の障害となる物を置いてしまう場合があ
る。そのような場合、誤った情報が受信されてしまう危
険性が生じている。
【0012】さらに、従来のゲーム機管理システムは、
コイン等の投入を感知するセンサー部77のセンサー入
力に基づき、コイン等の投入金額がいくらかをリアルタ
イム的に一括管理するようになっているだけで、実際に
投入されたコイン等の投入金額とゲーム機本体の稼動状
況とが一致しているかどうかはわからないようになって
いる。すなわち、ゲームセンターでは、客または従業員
等により不正行為が行われることがある。例えば、セン
サー部77がコイン等を感知する時に発生する検知信号
を無線部81に伝達されないように、すなわち、センサ
ー部77とゲーム機本体79間の信号線は切断しない
で、センサー部77と無線部81間の信号線のみを切断
すると、検知信号の発生によりゲーム機本体79は起動
するが、このゲーム機本体79の稼動状況がフロアー管
理機器74に送信されないこととなる。
【0013】したがって、コインボックス78内には、
コイン等が投入されゲーム機本体79が起動しているに
もかかわらず、ゲーム機管理上はこのゲーム機71にコ
イン等が投入されていないという状況となる。このよう
な状況になると、従業員等がコイン回収時に、フロアー
管理機器74に情報が伝達されずに金額が計上されなか
った分のコイン等をコインボックス78より抜き取って
も、経営者等のゲームセンター管理者にはわからず、ゲ
ームセンターは金銭上の損害を被るということが問題と
なっている。
【0014】本発明は、ゲーム機を管理するゲーム機管
理装置をフロアー外に置くことができ、しかもその台数
を減少させ得るゲーム機管理システムを提供することを
目的とする。また、本発明は、不正行為が行われず、ゲ
ームセンターに金銭的被害が生じないゲーム機管理シス
テム及びゲーム機を提供することを目的とする。さら
に、本発明は、ゲーム機に関する情報を発信する通信機
がいたずらされないようにしたゲーム機管理装置及びゲ
ーム機を提供することを目的とする。
【0015】
【発明が解決するための手段】上記目的に鑑みて、本発
明の請求項1記載のゲーム機管理システムでは、各々通
信機及びID番号を有する複数のゲーム機と、各ゲーム
機へ投入されたコインの投入コイン情報を収集するゲー
ム機管理装置とを備えたゲーム機管理システムにおい
て、ゲーム機から送信された投入コイン情報を受け取り
ゲーム機管理装置に伝える中継装置を、各ゲーム機が配
置されたフロアーの天井に設けている。
【0016】また、請求項2記載のゲーム機管理システ
ムでは、請求項1記載の発明に加えて、ゲーム機に、受
信機能を持たせると共に、送受信信号を光信号としてい
る。さらにまた、請求項3記載のゲーム機管理システム
では、請求項1または2記載の発明に加えて、中継装置
を照明装置の一部に組み込んでいる。
【0017】また、請求項4記載のゲーム機管理システ
ムでは、各々送信機及びID番号を有する複数のゲーム
機と、各ゲーム機と通信可能に配置されたゲーム機管理
装置とを備えるゲーム機管理システムであって、ゲーム
機は、コインの投入を検出し検出信号を発生するコイン
検出部と、投入されたコインを格納するコイン格納部
と、検出信号の発生に基づき起動するゲーム機本体と、
検出信号に基づくコインの格納状況及びID番号に関す
る情報をゲーム機管理装置側に送信する送信機と、ゲー
ム機本体及び送信機と接続されコイン検出部で発生した
検出信号をゲーム機本体及び送信機に伝送してゲーム機
本体を起動させると共に送信機にコインの格納状況を伝
える伝送部と、検出信号が送信機に伝わらない場合にそ
のことを知らせる警報手段とを備えている。
【0018】さらに、請求項5記載のゲーム機管理シス
テムでは、請求項4記載の発明に加えて、ゲーム機とゲ
ーム機管理装置との通信を中継する中継装置を設け、通
信を双方向通信とし、送信機に受信機能を持たせると共
に、ゲーム機管理装置には、コインの格納状況及びID
番号を集計し演算処理する演算処理部を設けている。ま
たさらに、請求項6記載のゲーム機管理システムでは、
請求項4または5記載の発明に加えて、警報手段は、発
音体で形成されている。さらに、請求項7記載のゲーム
機管理システムでは、請求項4、5または6記載の発明
に加えて、送信機は、ゲーム機の外側に設けられている
とともに、一端が伝送部に接続されかつ他端がゲーム機
の外に引き出された信号線の該他端に接続されている。
【0019】本発明の請求項8記載のゲーム機では、コ
インの投入を検出しその検出信号を発生するコイン検出
部と、投入されたコインを格納するコイン格納部と、検
出信号の発生に基づき起動するゲーム機本体とを有する
ゲーム機において、検出信号に基づくコインの格納状況
および当該ゲーム機のID番号に関する情報を送信する
送信機と、ゲーム機本体及び送信機とに接続されコイン
検出部で発生した検出信号をゲーム機本体及び送信機に
伝送してゲーム機本体を起動させると共にコインの格納
状況を伝える伝送部とを設け、検出信号が送信機に伝わ
らない場合に、そのことを知らせる警報手段を設けてい
る。
【0020】また、請求項9記載のゲーム機では、請求
項8記載の発明に加えて、送信機を、ゲーム機を管理す
るゲーム機管理装置からの情報を受信できる受信機能付
き送信機としている。さらに、請求項10記載のゲーム
機では、請求項9記載の発明に加えて、伝送部には、検
出信号に基づくコインの格納状況及びID番号に関する
情報を光情報に変換すると共にゲーム機管理装置からの
光情報を電気信号に変換する光変換素子が設けられてい
ると共に、伝送部に光ファイバーを接続しこの光ファイ
バーの先端に、光情報をゲーム機管理装置側に送信する
送信レンズ部と、ゲーム機管理装置側から発信されてき
た光情報を受信する受信レンズ部とを備えている。
【0021】また、請求項11記載のゲーム機では、請
求項8、9または10記載の発明に加えて、送信機は、
ID番号を目視可能に表示するID表示部を有してい
る。さらに、請求項12記載のゲーム機では、請求項
8、9、10または11記載の発明に加えて、警報手段
は、LEDからなる表示体で形成されている。また、請
求項13記載のゲーム機では、請求項8、9、10、1
1および12記載の発明に加えて、警報手段を、送信機
に組み込んでいる。
【0022】また、請求項14記載のゲーム機管理シス
テムでは、各々ID番号を有する複数のゲーム機と、各
ゲーム機と通信可能に配置されたゲーム機管理装置とを
備えるゲーム機管理システムであって、ゲーム機は、コ
インの投入を検出し検出信号を発生するコイン検出部
と、投入されたコインを格納するコイン格納部と、検出
信号の発生に基づき起動するゲーム機本体と、検出信号
に基づくコインの格納状況及びID番号に関する情報を
ゲーム機管理装置側に送信する送信レンズと、ゲーム機
管理装置側からの情報を受信する受信レンズと、ゲーム
機本体と送信レンズ及び受信レンズとに接続されコイン
検出部で発生した検出信号をゲーム機本体に伝送してゲ
ーム機本体を起動させると共に送信レンズに伝送してコ
インの格納状況を伝える伝送部とを備え、かつ伝送部と
送信レンズ及び受信レンズとが光ファイバーで連結され
ている。さらに、請求項15記載のゲーム機管理システ
ムでは、請求項14記載の発明に加えて、ゲーム機とゲ
ーム機管理装置との通信を中継する中継装置を設け、通
信を双方向通信とし、送信機に受信機能を持たせると共
に、ゲーム機管理装置には、コインの格納状況及びID
番号を集計し演算処理する演算処理部を設けている。
【0023】また、請求項16記載のゲーム機では、コ
インの投入を検出しその検出信号を発生するコイン検出
部と、投入されたコインを格納するコイン格納部と、検
出信号の発生に基づき起動するゲーム機本体とを有する
ゲーム機において、検出信号に基づくコインの格納状況
および当該ゲーム機のID番号に関する情報を送信する
送信レンズと、当該ゲーム機を管理するゲーム機管理装
置からの情報を受信する受信レンズと、ゲーム機本体と
送信レンズ及び受信レンズとに接続され、コイン検出部
で発生した検出信号をゲーム機本体に伝送してコインの
格納状況を伝える伝送部とを備え、伝送部と送信レンズ
及び受信レンズとが光ファイバーで接続されている。さ
らに、請求項17記載のゲーム機では、請求項16記載
の発明に加えて、ゲーム機は、ゲーム機本体の周囲を囲
む筐体で形成されていると共に、格納状況およびID番
号に関する情報を光情報に変換する光変換素子を、ゲー
ム機の内部に設け、光ファイバーをゲーム機の前面以外
の外部に取り出し送信レンズ及び受信レンズを筐体の上
部に配置している。
【0024】請求項1記載の発明によれば、ゲーム機か
ら送信されたコイン情報を受け取りゲーム機管理装置に
伝える中継装置を各ゲーム機が配置されたフロアの天井
に設けているので、ゲーム機を管理するゲーム機管理装
置をフロアー外に置くことができ、しかもゲーム機管理
装置の台数を減少させることが可能なシステムとなって
いる。また、請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明に加えて、ゲーム機に受信機能を持たせると共
に送受信信号を光信号としたので、ゲーム機とゲーム機
管理装置との間で双方向に通信できると共に、この通信
が光通信なのでフロアー内に存在する電波等の影響を受
けないで確実にデータの送受信を行うことができるシス
テムとなっている。またさらに、請求項3記載の発明に
よれば、請求項1または2記載の発明に加えて、中継装
置を天井等に設置された照明装置の一部に組み込んでい
るので、一般の客からは中継装置が発見し難く、そのた
め中継装置がいたずらされるという問題がなく、確実に
ゲーム機のデータがゲーム機管理装置に送信されるシス
テムとなっている。
【0025】請求項4記載の発明によれば、ゲーム機に
は、コイン検出部で発生した検出信号が送受信機に伝わ
らないときに、そのことを知らせる警報手段が備えられ
ているので、コイン検出部でコインが検出されゲーム本
体が起動しているにもかかわらず、その稼動状況がゲー
ム機管理装置に伝達されないという不正が防止でき、常
に、ゲーム機稼動状況とコインの投入金額とが一致する
ようなシステムとなっている。また請求項5記載の発明
によれば、請求項4記載の発明に加えて、ゲーム機管理
装置がコインの格納状況及びID番号を集計し演算処理
するようになっているので、ゲーム管理装置一台でフロ
アー内の各ゲーム機を一括して管理できるようなシステ
ムとなっている。
【0026】また、請求項6記載の発明によれば、請求
項4または5記載の発明に加えて、警報手段が発音体で
形成されているので、管理者の聴覚に訴える効果を有し
ており、不正行為等の発見を容易にすることが可能なシ
ステムとなっている。また、請求項7記載の発明によれ
ば、請求項4、5または6記載の発明に加えて、送信機
は、ゲーム機の外に信号線を引き出してこの信号線に接
続して設けられているので、送信機と伝送部との接続状
態が外れたときに作動する警報手段の視認性が、管理者
にとってよくなり、不正行為等により接続が外れたこと
を早期に発見することが容易なシステムとなっている。
【0027】また、請求項8記載の発明によれば、ゲー
ム機には、コインの格納状況およびID番号に関する情
報を送信する送信機と、コイン検出部で発生した検出信
号をゲーム機本体及び送信機に伝送してゲーム機本体を
起動させると共にコインの格納状況を伝える伝送部とを
設け、検出信号が送信機に伝わらない場合に、そのこと
を知らせる警報手段を設けているので、送信機と伝送部
との接続状態が外れたときに素早く管理者がそれを発見
することができるようになっている。
【0028】また、請求項9記載の発明によれば、請求
項8記載の発明に加えて、送信機を、ゲーム機管理装置
からの情報を受信できる受信機能付き送信機としている
ので、ゲーム機はゲーム機管理装置からの信号を受信す
ることが可能となり、各ゲーム機を管理する上での利便
性がより向上するようになっている。さらに、請求項1
0記載のゲーム機では、請求項9記載の発明に加えて、
伝送部に、検出信号に基づく情報を光情報に変換する光
変換素子が設けられ、伝送部に光ファイバーを連結しこ
の光ファイバーの先端部分に、送信レンズ部と受信レン
ズ部とを備えているので、ゲーム機が設置される場所が
電波の届きにくい環境下であっても、光通信で正確に情
報を双方向通信することができることとなる。
【0029】請求項11記載の発明によれば、請求項
8、9または10記載の発明に加えて、送受信機に目視
可能なID表示部が設けられているので、各ゲーム機と
ID番号との照合が容易にできるようになっている。ま
たさらに、請求項12記載の発明によれば、請求項8、
9、10または11記載の発明に加えて、警報手段がL
EDからなる表示体で形成されているので、管理者にと
ってさらに視認性がよくなり、不正行為等の発見を容易
にすることが可能となる。さらに、請求項13記載の発
明によれば、請求項8、9、10、11または12記載
の発明に加えて、警報手段を送信機に組み込んだので、
送受信機をさらにコンパクトに構成でき、スペースを取
らずにゲーム機に取り付けることが可能となる。
【0030】またさらに、請求項14記載の発明によれ
ば、送信レンズ及び受信レンズと伝送部とが、光ファイ
バーで連結されているので、ゲーム機の外側表面に大型
の送受信機を取り付けるだけのスペースが取れない場合
でも、小型の送信レンズ及び受信レンズを取り付けるだ
けでゲーム機と管理装置の間で容易に光通信による双方
向通信が可能なシステムとなっている。また、請求項1
5記載の発明によれば、請求項14記載の発明に加え
て、ゲーム機管理装置がコインの格納状況及びID番号
を集計し演算処理するようになっているので、ゲーム管
理装置一台でフロアー内の各ゲーム機を一括して管理で
きるようなシステムとなっている。
【0031】また、請求項16記載の発明によれば、送
信レンズ及び受信レンズと伝送部とが、光ファイバーで
接続されているので、ゲーム機の外側表面に大型の送受
信機を取り付けるだけのスペースが取れない場合でも、
小型の送信レンズ及び受信レンズを取り付けるだけでゲ
ーム機と管理装置の間で容易に光通信による双方向通信
が可能となっている。またさらに、請求項17記載の発
明によれば、請求項16記載の発明に加えて、光変換素
子がゲーム機の内部に設けられているので、ゲーム機外
部に光変換素子を含む送信機等を固定するスペースを設
ける必要がなく、ゲーム機自体の外観がすっきりとした
形状となっている。
【0032】
【発明の実施の形態】本発明のゲーム機管理システムの
第1の実施の形態を図1から図5に示して説明する。図
1に示されているのは、本発明のゲーム機管理システム
であって、複数のゲーム機1と、これらのゲーム機1に
設けられた受信機能付き通信機としての送受信機2と、
中継装置3と、ゲーム機管理装置4と、センター管理装
置5とから主に構成されている。
【0033】ゲーム機1は、アーケードゲームと呼ばれ
るTVゲーム用機械であって、ゲームセンターが発行す
る独自のコインもしくは100円玉等の一般の硬貨等の
コインを投入するとゲーム機本体に組み込まれたプログ
ラム通りにゲーム機本体が起動するとともに、客がゲー
ム機本体を操作できるようにしたコイン投入式のゲーム
機である。そして、各ゲーム機1は、ゲーム機本体の周
囲を取り囲むように箱型の筐体で形成されていると共
に、内部が過熱しないように数箇所に空気孔1aが設け
られている。また、このようなゲーム機1は、ゲームセ
ンターの同一フロアー内の床面の所定の位置にそれぞれ
設置固定されている。
【0034】各ゲーム機1には、それぞれゲーム機本体
を起動させるゲーム駆動回路11(図2参照)、ゲーム
機本体のゲーム内容を表示するTV画面からなるディス
プレイ部6、ゲーム機本体を操作するための操作部7、
客がコインを投入するためのコイン投入口8及びコイン
返却口9が設けられている。さらに、各ゲーム機1の外
側の平面部分(図示上方)には、ゲーム機管理装置4と
中継装置3を介して各々双方向通信を行うための送受信
機2がそれぞれ固定されている。
【0035】また、図2および図3に示すように、ゲー
ム機1内には、コイン検出部としてのコインセンサー部
10と、ゲーム機本体を起動させるためのゲーム駆動回
路11と、コインセンサー部10と送受信機2及びゲー
ム駆動回路11に電気的に接続し情報を伝送する伝送部
としての回路基板部12と、コイン投入口8から投入さ
れたコインが通過するコイン通路部13と、投入された
コインを格納するコイン格納部としてのコインボックス
14と、コイン通路部13を通過しコインセンサー部1
0で検出されなかったコインを客に返還するためのコイ
ン返却口9とが配置されている。なお、このコイン返却
口9には、コインが勢いよく飛び出てしまうのを防止す
る蓋9aが設けられている。また、回路基板部12は、
種々のコインセンサー部10やゲーム駆動回路11に対
応できるように、コインセンサー部10の検出信号を確
実に捉えかつ送出できる回路構成となっている。
【0036】コインセンサー部10は、コインの投入を
検出し検出信号を発生するコイン検出部となっている。
すなわち、コインセンサー部10は、図3に示すよう
に、センサーボックス15と、このセンサーボックス1
5よりコイン通路部13内に突出した切片部材16と、
センサーボックス15に接続され切片部材16にコイン
が接触すると検出信号を発生する検出信号出力部17と
から構成されている。
【0037】切片部材16は、弾性力のある金属部材を
湾曲して形成されると共に、一端をセンサーボックス1
5に固定されるように設けられている。この切片部材1
6は、コインがコイン通路部13内を通過し切片部材1
6に当接すると、切片部材16が矢示A方向に撓んでセ
ンサーボックス15に設けられた金属部材で形成された
スイッチ部材18に接触するように形成されている。そ
して、切片部材16とスイッチ部材18とが接触するこ
とによって、コインセンサー部10は、オン状態となり
コインがコイン投入口8から投入されたことを検出し、
検出信号出力部17から検出信号を出力するように構成
されている。なお、この時、誤動作防止のため、切片部
材16とスイッチ部材18との接触時間がある程度以
上、具体的には40msec以上のときにコインセンサ
ー部10が作動するように設定してある。
【0038】また、コイン通路部13内の切片部材16
の下側には、コインをコイン返却口9及びコインボック
ス14のどちらかに選択的に導く導壁部19が設けられ
ている。この導壁部19は、コイン返却部9の入り口部
分に支点19aと、この支点19aよりコイン返却口9
方向に延出された壁部19bと、支点19aよりコイン
センサー部10方向に延出された壁部19cとを有して
いる。そして、導壁部19は、コインセンサー部10と
連動する図示しない駆動源によって支点19aを中心と
して、矢示B方向に旋回可能に形成されている。なお、
導壁部19は、図3に示したように、壁部19bがコイ
ン返却部9の下側の面と平行の状態でかつ壁部19cが
上側に約30〜40°傾斜している状態となっているの
が原位置となっている。また、導壁部19は、コインセ
ンサー部10と連動して矢示B方向に旋回し所定時間経
過後は、原位置に復帰するようになっている。
【0039】そして、導壁部19は、コインセンサー1
0がオン状態になると、支点19aを中心にして矢示B
方向に約60〜70°旋回する。すると、壁部19b
は、点線で示したように、コイン通路部13のコイン返
却口9方向の空間を塞ぐように立ち上がる。一方、壁部
19cは、コイン返却部9の下側の面よりコインボック
ス14側、すなわち下側に傾斜する。したがって、コイ
ンセンサー10がオンになると、コインは、導壁部19
に導かれてコインボックス14に入るようになってい
る。なお、コインがコインボックス14に入った後は、
導壁部19は、駆動源によって原位置に復帰するように
旋回される。また、コインセンサー部10が作動せず、
導壁部19が原位置のままにある場合は、壁部19c及
び壁部19bがガイドとなり、コインはコイン返却口9
に導かれる。
【0040】このようにして、コインセンサー部10で
コインの投入を検出し、検出信号出力部17より検出信
号が出力されると、この検出信号は回路基板部12に入
力されるようになる。この回路基板部12は、検出信号
をゲーム機本体を起動させるためのゲーム駆動回路11
と送受信機2とに伝送する伝送部となっている。そして
回路基板部12は、図4に示すように、入力部20と、
カウント部21と、メモリー部22と、ロータリースイ
ッチ等によりID番号が設定されるID設定部24と、
2つの端子部25,26とを有している。なお、端子部
26には、伝送部の一部を構成するリード線28の一端
が接続されていると共に、このリード線28の他端はゲ
ーム駆動回路11に接続されており、これによって回路
基板部12とゲーム駆動回路11とが電気的に接続され
るようになっている。また、端子部25には、伝送部の
一部を構成すると共に信号線となるリード線29の一端
に設けられたコネクター30が接続されていると共に、
このリード線29の他端は送受信機2に接続されてお
り、これによって回路基板部12と送受信機2との間を
情報が双方向に送られるようになっている。
【0041】入力部20は、コインセンサー部10の検
出信号出力部17からコインの検出信号が出力される
と、この検出信号を入力し、端子部26に伝達するよう
になっている。そしてさらに、検出信号は、端子部26
からリード線28を介してゲーム駆動回路11に伝送さ
れて、ゲーム駆動回路11は起動し始める。すなわち、
この検出信号は、ゲーム駆動回路11を起動させるため
の命令信号となっており、検出信号の発生に基づきゲー
ム機本体が起動するようになっている。また、入力部2
0は、同時に、検出信号をカウント部21にも伝達する
ようになっている。
【0042】カウント部21は、入力部20から伝達さ
れてきた検出信号の回数を加算するようになっている。
すなわち、コインセンサー部10でコインを検出した回
数は、コインボックス14内に入れられたコインの数と
同じになるから、カウント部21はコインボックス14
に入れられたコインの枚数を検知することとなる。そし
て、カウント部21は、検出信号の回数を加算すると、
その加算した結果をメモリー部22に伝達する。一方、
ID設定部24によって設定されたID番号に関する情
報が常時メモリー部22に伝達されている。そして、メ
モリー部22は、カウント部21から伝達されてきたコ
インボックス14内に格納されたコインの格納状況に関
する情報と、ID設定部24によって設定されたゲーム
機1のID番号に関する情報とを端子部25に伝達する
ようになっている。
【0043】なお、メモリー部22には、カウント部2
1で加算されたコインに関する情報、すなわちコインボ
ックス14内のコインの枚数を「0」に戻すリセット機
能が備えられており、コインの格納状況に関する情報お
よびID番号に関する情報が後述するような方法で送受
信機2からゲーム機管理装置4へ送信された後に、自動
的にゲーム機管理装置4によってリセットをかけられる
ようになっている。また、送受信機2内の信号生成部2
7は、端子部25より電気信号で伝達されてきた情報を
光情報通信に適した信号に生成すると共に光情報として
受信した信号を電気信号に変換するものとなっている。
【0044】送受信機2は、上述したように、リード線
29の他端に接続されており、伝送部となる回路基板部
12からコインボックス14内のコイン格納状況及びI
D番号に関する情報が伝送されてくるようになってい
る。送受信機2は、図1に示すように、ゲーム機1の上
側の平面状部分に固定されている。送受信機2に他端を
接続されたリード線29は、ゲーム機1に設けられた空
気孔1aよりゲーム機1の内部に挿通され回路基板部1
2の端子部25に一端を接続されるようになっている。
【0045】このように配置された送受信機2は、受信
機能付き送信機となっており、図1に示すように、半円
球形の半透明レンズ体で形成されているとともに、内部
には、図5に示すように、回路基板31と、ID表示部
32と、送受信部2aとしての送信部33及び受信部3
4と、警報手段としての発音体35およびLED2b
と、が配置されている。なお、回路基板31には、図5
に示すように、入力部36と、メモリー部37と、信号
生成部27と、検出部38と、発音体35を駆動する駆
動部39と、送受信機2の電源としての電池40とが備
えられている。また、送信部33は電気信号を光に変換
するLED等の発光素子からなる光変換素子で形成さ
れ、受信部34は、光を受光し電気信号に変換するホト
ダイオード等の受光素子からからなる光変換素子で形成
されている。
【0046】回路基板31の入力部36は、リード線2
9の他端と接続されており、回路基板部12から伝送さ
れてくるコイン格納状況及びID番号に関する情報を入
力するようになっている。そして、メモリー部37は、
入力部36に入力された情報を格納すると共に、この情
報の全部を信号生成部27を介して送信部33に伝達
し、情報のうちゲーム機1のID番号に関する情報のみ
をID表示部32に伝達するようになっている。
【0047】さらに、検出部38は、入力部36に接続
されており、リード線29の一端に設けられたコネクタ
30と回路基板部12の端子部25との接続状態を検出
するようになっている。すなわち、検出部38は、常
に、入力部36に回路基板部12から正常に情報が伝達
されているどうかを検出する。そしてコネクタ30と端
子部25との接続が外れたり、途中で切断されたりし
て、回路基板部12から送受信機2への情報の伝達が行
われないようになると、検出部38は、発音体35を駆
動する駆動部39に検出信号を出力するようになってい
る。
【0048】駆動部39には、電源としての電池40が
接続されており、常に電力を供給されている。また駆動
部39は、検出部38に接続されており、検出部38か
らの検出信号、すなわちコネクタ30が回路基板部12
から外れていたり、途中で切断されたりしていることを
示す検出信号が入力されると、駆動部39のスイッチが
オンになり、発音体35に警報音を鳴らさせると共に、
LED2bが点消灯を繰り返すように構成されている。
なお、警報音または点消灯のいずれか一方のみを行わせ
るようにしてもよい。
【0049】また、ID表示部32は、回路基板31の
メモリー部37にリード線等で接続されており、メモリ
ー部37から情報の中のゲーム機1のID番号に関する
情報が入力されると、このID番号をランプ等からなる
表示体の点灯によって従業員等が視覚で確認できるよう
に表示するようになっている。
【0050】送信部33は、信号生成部27から送られ
てきたコインの格納状況及びID番号に関する情報を光
情報に変換する。そしてこの送信部33から光通信によ
って中継装置3にその光情報が伝送される。送信部33
からの光情報の送信方法としては、まずゲーム機1のI
D番号を送信して、中継装置3にどのゲーム機1の光情
報であるかを認識させてから、その後コインの格納状況
に関する情報、つまりコインの枚数に関する情報を伝送
する。またさらに、受信部34は、中継装置3が送信部
33からの光情報を受信した際に、送受信機2に対して
光情報を受信した旨を返信する確認信号を受信する。
【0051】このようにして、送受信機2から光情報が
伝送されてくる中継装置3は、各ゲーム機1からの光通
信による伝送がし易いような場所、例えば、図1に示す
ようにゲームセンターのフロアーの天井に設置されてい
る。中継装置3は、各ゲーム機1を包括的に管理するゲ
ーム機管理装置4に対してオンライン接続されており、
各ゲーム機1に設置された送受信機2から伝送されてく
るコインの格納状況に関する光情報は、それぞれ個別に
ゲーム機管理装置4に伝送されるようになっている。な
お、この中継装置3は、ゲームセンターが広い場合に
は、ゲームセンター内のフロアーに数箇所に設置するよ
うにして、ゲーム機1と中継装置3との光通信が容易に
できるようにする。
【0052】ゲーム機管理装置4は、パーソナルコンピ
ュータ(パソコン)等で構成されており、上述したよう
にして、各ゲーム機1のコインの格納状況に関する光情
報が中継装置3を経由して入力されることとなる。この
ゲーム機管理装置4は、図6に示すように、各ゲーム機
1から収集したコインの格納状況及び各ゲーム機1のI
D番号からなる光情報を記憶しておくメモリー部4a
と、その記憶された情報をファイルとして格納しておく
ファイル部4bと、この情報を集計し演算処理する演算
処理部4cとを有している。
【0053】またゲーム機管理装置4は、送受信機2か
らの光情報を受信すると、その受信した旨を伝送するた
めの確認信号を出力する確認信号生成部(図示省略)を
有している。そしてゲーム機管理装置4は、演算処理部
4cでの演算処理を基に、ゲームセンター全体の売り上
げや、ゲーム機1毎の売り上げや、さらには時間単位毎
の売り上げ等細かな情報を集計し、アウトプットできる
ようになっている。またゲーム機管理装置4は、センタ
ー管理装置5とオンラインで接続されており、これらの
情報は、センター管理装置5で集計され、このセンター
管理装置5によって、ゲームセンター毎の営業成績等を
管理することが可能となる。また、ゲーム機管理装置4
に伝送されてきた情報は、ファイル部4bに記憶し格納
されることとなるので、ゲーム機管理装置4の電源を切
ってもデータが失われることはない。さらに、各ゲーム
機1のコインボックス14に格納されたコイン等を回収
した後は、ゲームセンターの管理者がゲーム機管理装置
4によってメモリー部22に記憶されたデータをリセッ
トすることが可能となっている。なお、このゲーム機管
理装置4は、各フロアー毎ではなく、各建物毎に設置し
ているが、各フロアー毎や各スペース毎に設置するよう
にしても良い。
【0054】上述したように構成された第1の実施の形
態のゲーム機管理システムの動作を説明する。まず、ゲ
ームセンターを訪れた客は、100円硬貨等のコインを
ゲーム機1のコイン投入口8へ投入する。投入されたコ
インは、図3に示すように、コイン通路部13を落下し
ていき、コインセンサー部10の切片部材16に接触す
る。このとき、切片部材16は、コインの重量によって
下側に撓むとともに、スイッチ部材18に接触してコイ
ンセンサー部10がオン状態、すなわちコインを検出し
た状態となる。
【0055】コインセンサー部10がコインを検出する
と、コインセンサー部10の作動と連動する導壁部19
が矢示B方向に旋回するようになる。コインは、コイン
センサー部10の切片部材16に接触した後、さらに落
下していき導壁部19の壁部19c及び壁部19bにガ
イドされコインボックス14へ落下していくこととな
る。なお、コインがコイン投入口8より投入されても、
コインセンサー部10が作動しない場合は、導壁部19
は原位置のままで旋回しないので、コインはコイン返却
口9へ導かれるようになっている。なお、コインは、導
壁部19に導かれて転がりながらコイン返却口9へ侵出
するとともに、外に飛び出るのを蓋9aによって防止さ
れている。
【0056】また、コインセンサー部10がコインを検
出すると、検出信号出力部17から検出信号が発生し
て、この検出信号が回路基板部12の入力部20に入力
される。回路基板部12の入力部20は、検出信号が入
力されると、この検出信号を端子部26に接続されたリ
ード線28を介してゲーム機本体を起動するためのゲー
ム駆動回路11に伝送する。これによって、ゲーム機本
体が起動し、そのゲーム内容がディスプレイ部6に表示
されるとともに、客はこのゲーム内容を操作部7を操作
して操縦することとなる。
【0057】またカウント部21は、入力部20に検出
信号が伝送されてくると、この検出信号を加算して、そ
の検出信号の検出回数をカウントする。これによって、
コインボックス14内のコインの枚数をカウントするこ
ととなる。そして、その結果をメモリー部22が記憶す
る。このメモリー部22は、入力部20に入力されカウ
ント部21でカウントした検出信号に基づくコインの格
納状況に関する情報、すなわちコインボックス14内に
何枚のコインが格納されているかという情報と、ID設
定部24によって設定されたゲーム機1のID番号に関
する情報とを端子部25に伝達する。端子部25は、メ
モリー部22から伝達されたコインの格納状況に関する
情報及びゲーム機1のID番号に関する情報をリード線
29を介して送受信機2に伝送する。なお、回路基板部
12と送受信機2とは、回路基板部12に設けられた端
子部25とリード線29に設けられたコネクター30と
によって接続されている。
【0058】送受信機2は、コインの格納状況に関する
情報及びID番号に関する情報を入力部36から入力
し、これらの情報をメモリー部37に格納する。そし
て、メモリー部37に格納された情報は、信号生成部2
7によって光通信に適した信号に変換される。そして、
送信部33から中継装置3に対して光通信によって送信
される。また、メモリー部37にあるコインの格納状況
及びID番号に関する情報のうち、ゲーム機1のID番
号に関する情報は、ID表示部32に伝達される。それ
によって、ID表示部32は、ゲーム機1のID番号を
ランプ等に点灯することにより表示する。また、中継装
置3に送信されたコインの格納状況に関する情報及びI
D番号に関する情報は、中継装置3を中継してゲーム機
管理装置4に伝送される。これによって、各ゲーム機1
の売り上げ金額等の情報をゲーム機管理装置4によって
管理している。またさらに、このように伝送された情報
は、ゲーム機管理装置4からセンター管理装置5にオン
ラインで送信される。これによって、各ゲームセンター
毎の売り上げ金額等の情報をセンター管理装置5によっ
て一括管理している。
【0059】一方、ゲーム機管理装置4は、当該ゲーム
機1のコインの格納状況に関する情報を取得すると、取
得した旨の信号(確認信号)を中継装置3を介して送受
信機2に光通信によって送信する。ゲーム機管理装置4
からの信号は、送受信機2の受信部34で受信される。
この受信部34は、光信号を電気信号に変換するホトダ
イオード等の受光素子で形成されており、受信部34は
受信した信号を電気信号に変換してメモリー部37に送
信する。これにより、一定期間コインの格納状況に関す
る情報は送受信機2から発信されないようになる。ま
た、ゲーム機管理装置4から送受信機2へ確認信号が送
信されると、回路基板部12のメモリー部22の数値
は、自動的に「0」にリセットをかけられる。なお、中
継装置3が受信信号を確認し、すぐに送受信機2に受信
した旨の信号を出すようにしてもよい。この場合におい
ては、この受信した旨の信号によってメモリー部22に
リセットをかけないようにするのが好ましい。
【0060】この第1の実施の形態のゲーム機管理シス
テムは、正常に起動している場合に関しては、上述した
ように動作をしている。しかしながら、客や従業員等に
よって不正行為が行われた場合、すなわち、ゲーム機本
体は起動しているにもかかわらず、回路基板部12に設
けられた端子部25とリード線29に設けられたコネク
ター30との接続が外されたり、リード線29が切断さ
れたりして、コインの格納状況に関する情報及びゲーム
機1のID番号に関する情報が、送受信機2へ伝送され
ない場合は、このゲーム機管理システムは、以下のよう
な動作となる。
【0061】なお、コインセンサー部10が、コインの
投入を検出し、検出信号出力部17から出力された検出
信号が回路基板部の入力部20に入力されるまでの動作
に関しては上述した正常時の動作と同様である。回路基
板部12の入力部20は、検出信号が入力されると、こ
の検出信号を端子部26に接続されたリード線28を介
してゲーム機本体を起動するためのゲーム駆動回路11
に伝送する。これによって、ゲーム機本体が起動し、そ
のゲーム内容がディスプレイ部6に表示されるととも
に、客はこのゲーム内容を操作部7を操作して操縦する
こととなる。すなわち、コネクタ30が端子部25から
抜けていても、ゲーム機本体そのものは起動されること
となる。
【0062】またカウント部21は、入力部20に検出
信号が伝送されてくると、この検出信号を加算して、そ
の検出信号の検出回数をカウントする。これによって、
コインボックス14内のコインの枚数をカウントするこ
ととなる。そして、その結果をメモリー部22が記憶す
る。このメモリー部22は、入力部20に入力されカウ
ント部21でカウントした検出信号に基づくコインの格
納状況に関する情報、すなわちコインボックス14内に
何枚のコインが格納されているかという情報と、ID設
定部24によって設定されたゲーム機1のID番号に関
する情報とを端子部26に伝達する。端子部26は、メ
モリー部22から伝達されたコインの格納状況に関する
情報及びゲーム機1のID番号に関する情報をリード線
29を介して送受信機2に伝送する。なお、この場合、
回路基板部12と送受信機2との接続、すなわち回路基
板部12に設けられた端子部25とリード線29に設け
られたコネクター30との接続が外されてしまっている
ので、コインの格納状況に関する情報及びゲーム機1の
ID番号に関する情報はメモリー部22に格納されたま
まで、送受信機2には伝送されない状態となっている。
【0063】そのため、送受信機2は、コインの格納状
況に関する情報及びID番号に関する情報を入力部36
から入力することが出来ない。そして、このとき、入力
部36に接続されている検出部38が、リード線29の
接続が外れたり、リード線29が切断されたりして、入
力部36に情報が伝送されてこないことを検出する。検
出部38は、入力部36に情報が伝送されてこないこと
を示す検出信号を、発音体35を駆動すると共にLED
2bを点消灯させる駆動部39に対して出力する。駆動
部39は、この検出信号によって駆動され発音体35を
発音させると共にLED2bを点消灯させることとな
り、従業員等がこの警報音を聞くかLED2bがチカチ
カ光ることを視認することによりコネクター30が端子
部25から抜けていたり、リード線29が切断している
ことが分かるようになっている。
【0064】このように、従業員等により、コネクター
30が端子部25から抜けていること等が分かるように
なると、ゲーム機管理装置4及びセンター管理装置5で
集計された管理上のコインの枚数と、実際にコインボッ
クス14内に格納されているコインの枚数とが一致しな
いという状態を防止できる。すなわち、コネクター30
が端子部25から抜けたり等すると、警報手段としての
発音体35が発音しLED2bがチカチカ光り、コイン
の格納状況に関する情報が送受信機2に伝わっていない
ことを従業員に知らせるようになっている。なお、コネ
クター30が端子部25から抜けている状態等が生じて
も、コインセンサー部10は正常時と同様に作動し、そ
の検出信号を回路基板部12内のカウンタ部21で加算
しメモリー部22で記憶している。そして従業員等が、
コネクター30を再び接続等すれば、コネクター30が
抜けていた間に投入されたコインの分も加算された情報
として正確に送受信機2に送ることができるようになっ
ている。
【0065】また、本発明の第2の実施の形態のゲーム
機管理システムを図7から図9を用いて説明する。な
お、第2の実施の形態におけるゲーム機管理システムで
は、中継装置3、ゲーム機管理装置4及びセンター管理
装置5に関しては、第1の実施の形態と同様であるの
で、図7にはゲーム機41のみを示して説明する。
【0066】図7に示したのは、本発明の第2の実施の
形態のゲーム機管理システムにおけるゲーム機41であ
る。ゲーム機41は、ゲーム機本体の周囲を囲む筐体、
すなわち箱型で形成されていると共に、内部が過熱しな
いように数箇所に空気孔41aが設けられている。ゲー
ム機41には、ゲーム機本体を起動させるゲーム駆動回
路42(図8参照)、ゲーム機本体のゲーム内容を表示
するTV画面からなるディスプレイ部43、ゲーム機本
体を操作するための操作部44、客がコインを投入する
ためのコイン投入口45及びコイン返却口46が設けら
れている。さらに、ゲーム機41の外側の平面部分(図
示上方)には、ゲーム機管理装置4と中継装置3を介し
て各々双方向通信を行うための送信レンズ47及び受信
レンズ48がそれぞれ固定されている。
【0067】また、図8に示すように、ゲーム機41内
には、コインセンサー部49と、ゲーム機本体を起動さ
せるためのゲーム駆動回路42と、コインセンサー部4
9と送信レンズ47、受信レンズ48及びゲーム駆動回
路42に電気的に接続された伝送部となる回路基板部5
0と、コインセンサー部49で検出されたコインを格納
するコイン格納部としてのコインボックス51と、コイ
ンセンサー部49で検出されなかったコインを客に返還
するためのコイン返却口46が、配置されている。な
お、コインセンサー部49の構造及びコインの検出方法
に関しては、第1の実施の形態のコインセンサー部10
と同様である。
【0068】コインセンサー部49でコインの投入を検
出し、検出信号が出力されると、この検出信号は回路基
板部50に入力されるようになる。この回路基板部50
は、図9に示すように、入力部52と、カウント部53
と、メモリー部54と、ID設定部56と、信号生成部
64と、光発信素子57と、光受信素子58と、3つの
端子部59,60a,60bと、検出部67と、駆動部
68とを有している。なお、端子部59には、リード線
61の一端が接続されていると共に、このリード線61
の他端はゲーム駆動回路42に接続されており、これに
よって回路基板部50とゲーム駆動回路42とが電気的
に接続されるようになっている。また、端子部60aに
は、光ファイバー62の一端に設けられたコネクター6
3が接続されている。そして、光ファイバー62の他端
には、送信レンズ47が設けられており、これによって
ゲーム機41から中継装置3に対して光情報を送信する
ようになっている。さらに、端子部60bには、光ファ
イバー65の一端に設けられたコネクター66が接続さ
れている。そして、光ファイバー65の他端には、受信
レンズ48が設けられており、これによって中継装置3
から送信されてくる光情報を受信するようになってい
る。
【0069】なお、これらの光ファイバー62,65
は、ゲーム機41に設けられた空気孔41aよりゲーム
機41の前面以外の外部に引き出されるように設けられ
ており、光ファイバー62,65の他端にそれぞれ設け
られた送信レンズ47及び受信レンズ48はゲーム機4
1の外側の図7において上部に配置されている。これに
よってゲーム機41と中継装置3の間を光情報が双方向
に送られるようになっている。
【0070】入力部52は、コインセンサー部49から
コインの検出信号が出力されると、この検出信号を入力
し、この検出信号を端子部59に伝達するようになって
いる。そしてさらに、検出信号は、端子部59からリー
ド線61を介してゲーム駆動回路42に伝送されて、ゲ
ーム駆動回路42は起動し始める。すなわち、この検出
信号は、ゲーム駆動回路42を起動させるための命令信
号となっている。また、入力部52は、同時に、検出信
号をカウント部53にも伝達するようになっている。
【0071】カウント部53は、入力部52から伝達さ
れてきた検出信号の回数を加算するようになっている。
すなわち、コインセンサー部49でコインを検出した回
数は、コインボックス51内に入れられたコインの数と
同じになるから、カウント部53はコインボックス51
に入れられたコインの枚数を検知することとなる。そし
て、カウント部53は、検出信号の回数を加算すると、
その加算した結果をメモリー部54に伝達する。一方、
ID設定部56は、図示しないロータリースイッチ等に
より自動的にID番号を設定するものとなっており、I
D設定部56で設定されたID番号を常時メモリー部5
4に伝達している。そして、メモリー部54は、カウン
ト部53から伝達されてきたコインボックス51内のコ
インの枚数に関する情報と、ID設定部56によって設
定されたゲーム機1のID番号とを光発信素子57に伝
達するようになっている。
【0072】光発信素子57は、光変換素子の一部とな
っており、メモリー部54より電気信号で伝達された情
報を光情報に変換するための発光素子としてのLEDで
形成されている。さらに、このようにして光情報に変換
されたコインの格納状況及びゲーム機41のID番号に
関する情報は、光発信素子57から端子部60aを通る
とともに、端子部60aに接続された光ファイバー62
内を伝送されて、送信レンズ47に伝送されることとな
る。送信レンズ47は、光情報を拡散させて中継装置3
に向けて発信する。なお、メモリー部54には、カウン
ト部53で加算されたコインの格納情報に関する情報、
すなわちコインボックス51内コインの枚数を「0」に
戻すリセット機能が備えられており、コインの格納状況
に関する情報およびID番号に関する情報が、送受信機
2からゲーム機管理装置4へ送信された後に、ゲーム機
管理装置4によって自動的にリセットをかけられるもの
となっている。一方、受信レンズ48は、中継装置3が
光情報を受信した旨を返信する確認信号からなる光情報
を収束して受信する。その受信された信号は、光変換素
子の一部となっている光受信素子58で電気信号に変換
され、メモリー部54に入力される。その後の処理は、
第1の実施の形態と同様である。
【0073】中継装置3からは、コインの格納状況に関
する情報を受信した旨の信号の他に、ゲーム機1の送受
信が正しく行われているかを検査する信号が定期的に発
信されている。その信号は、受信レンズ48で受信され
光受信素子58で電気信号に変換され信号生成部64で
検査信号に変換される。この検査信号が所定時間以上の
期間発生しないと検出部67は、送受信が正常でないと
して駆動部68によって発音体69を駆動させ、従業員
等に異常を知らせる。
【0074】この第2の実施の形態では、信号生成部6
4、光発信素子57、光受信素子58等の信号生成部分
をゲーム機1の筐体内部に設けたので、外部に露出する
受発信部分が目立たなくなる。このため、それらがいた
ずらされにくくなると共に、ゲーム機1の外観がスマー
トになる。
【0075】本発明のゲーム機管理システムの各実施の
形態は、上述したように構成したが、本発明の要旨を逸
脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、送受信機
2は、中継装置3を介してゲーム機管理システム4と光
情報をやり取りする光情報送受信機となっているが、特
に情報の伝送手段は光伝送に限定されるものではなく、
無線やあるいは有線でも構わない。しかしながら本実施
の形態においては、送受信機2の伝送方式を光伝送にす
ることによりコストが低価格光通信なので電波法の
抵触等の問題もなく(電波法により電波の強度に制限が
加えられている)無線に比して強度の伝送力を持たせる
ことができるという点で有効となる。
【0076】さらに、各実施の形態では、送信と受信の
両機能を有する送受信機2等を用いたが、少なくとも送
信の機能を有するようにすれば良い。そうすればコイン
情報を収集することができる。また、送信する情報とし
ては、コインの格納状況に関する情報の他に、稼動情
報、故障情報等他の情報を単独、または他の情報と併せ
て送るようにしても良い。また、受信情報としては、情
報伝達確認信号の他に、ゲーム機に使用するゲームその
もののプログラムや故障状態検知信号や使用していない
ゲーム機に広告表示させる情報等他の情報を適宜単独ま
たは組み合わせて送るようにしても良い。
【0077】また、各ゲーム機1は、TVゲーム機で構
成したが、コインを使用するゲーム機なら何でも良く、
例えば、ドライブをするゲーム機やUFOキャッチャー
のようなゲーム機でもよい。またゲーム機管理装置4
は、センター管理装置5とオンライン接続されており、
コインに関するデータをセンター管理装置5で一括管理
しているが、1つのゲームセンターを管理する場合等、
複数場所にゲームセンターが分散していない場合は、セ
ンター管理装置5は必要ない。また、送受信機2のID
表示部32は、ランプ等で形成されているが、LED等
の他の表示手段を採用しても良い。また、メモリー部2
2,37,54は、必ずしも必要としない。さらにID
設定部24,56をメモリー部22,54と別にせず、
一体化させても良い。
【0078】さらに第1の実施の形態において、回路基
板部12中の入力部20と端子部26の両部分以外の部
分を送受信機2にもってくるようにしても良い。またさ
らに、本発明の第1の実施の形態では、リード線29の
コネクタ30が回路基板部12の端子部25から抜けた
こと等を知らせる警報手段として発音体35とLED2
bを用いているが、いずれか一方としたり、他の方法の
警報手段を採用しても良い。また、例えば、ID表示部
32を警報手段として用いてもよい。さらには、駆動部
39によって無線手段を動作させ、中継装置3を介した
り、または直接にゲーム機管理装置4に警報表示をさせ
るようにしても良い。なお、この各種の警報手段につい
ては、第2の実施の形態についても発音体69ではな
く、同様な他の手段を採用するようにしても良い。
【0079】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、中継装置
を各ゲーム機が配置されたフロアの天井に設けているの
で、ゲーム機を管理するゲーム機管理装置をフロアー
外、すなわち客の目の届かない場所に置くことができ、
セキュリティー面で安全であると共に、しかもゲーム機
管理装置の台数を減少させることが可能となり、ゲーム
センター運営上のコストを低減することができる。ま
た、請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明
に加えて、ゲーム機に送信機能に加えて受信機能を持た
せ、通信時に送受信する信号を光信号にしたので、ゲー
ム機とゲーム機管理装置との間で双方向に光通信でき
る。したがって、信号が送受信される際、信号がフロア
ー内に存在する電波等の影響を受けないで確実に、ゲー
ム機とゲーム機管理装置間を送受信されるようになって
いる。そのため、データの送受信ミスがなくなって、従
業員や客等による不正行為を防止することができる。
【0080】またさらに、請求項3記載の発明によれ
ば、請求項1または2記載の発明に加えて、中継装置を
天井等に設置された照明装置の一部に組み込んでいるの
で、一般の客からは中継装置が発見し難く、そのため中
継装置がいたずらされたりという問題がなく、確実にゲ
ーム機のデータがゲーム機管理装置に送信されることと
なり、従業員や客等による不正行為を防止することがで
きる。
【0081】請求項4記載の発明によれば、ゲーム機に
は、コイン検出部で発生した検出信号が送受信機に伝わ
らないときに、そのことを知らせる警報手段が備えられ
ているので、コイン検出部でコインが検出されゲーム本
体が起動しているにもかかわらず、その稼動状況がゲー
ム機管理装置に伝達されないという状況の発見がいち早
くでき、再びゲーム機を正常な状況に戻すことができ、
常に、ゲーム機稼動状況とコインの投入金額とが一致す
るゲーム機管理システムとすることができる。また請求
項5記載の発明によれば、請求項4記載の発明に加え
て、ゲーム機とゲーム機管理装置とが中継装置を介して
双方向通信をすると共に、ゲーム機管理装置がコインの
格納状況及びID番号を集計し演算処理するようになっ
ているので、ゲーム管理装置一台でフロアー内の各ゲー
ム機を一括して管理でき、管理者にとって簡便で確実な
ゲーム機の管理が可能となっている。
【0082】また、請求項6記載の発明によれば、請求
項4または5記載の発明に加えて、警報手段が発音体で
形成されているので、ゲーム機の異常状態を管理者の聴
覚に訴えて知らせる効果を有しており、不正行為等の発
見を容易にすることが可能となり、良好で健全なゲーム
機管理システムとなっている。また、請求項7記載の発
明によれば、請求項4、5または6記載の発明に加え
て、送信機は、ゲーム機の外に信号線を引き出してこの
信号線に接続して設けられているので、送信機は外部の
通信装置に対して確実に情報のやり取りができることと
なり、良好で健全なゲーム機管理システムとなってい
る。
【0083】また、請求項8記載の発明によれば、ゲー
ム機には、コインの格納状況およびID番号に関する情
報を送信する送信機と、コイン検出部で発生した検出信
号をゲーム機本体及び送信機に伝送してゲーム機本体を
起動させると共にコインの格納状況を伝える伝送部とを
設け、検出信号が送信機に伝わらない場合に、そのこと
を知らせる警報手段を設けている。したがって、送信機
と伝送部との接続状態が何等かの理由で外れ、検出信号
が送信機に伝わらなくなったとしても、警報手段が作動
することによりそれを管理者が素早く管理者が発見する
ことができ、不正行為等の防止ができるようになってい
る。
【0084】また、請求項9記載の発明によれば、請求
項8記載の発明に加えて、送信機を、ゲーム機管理装置
からの情報を受信できる受信機能付き送信機としている
ので、ゲーム機はゲーム機管理装置からの信号を受信す
ることが可能となり、ゲーム機とゲーム機管理装置との
間で双方向に通信ができるようになっている。そのた
め、ゲーム機管理装置からゲーム機に対しても命令信号
を発生させることもでき、管理者にとって、利便性がよ
り向上されたゲーム機となっている。さらに、請求項1
0記載のゲーム機では、請求項9記載の発明に加えて、
伝送部に、検出信号に基づく情報を光情報に変換する光
変換素子が設けられ、伝送部に光ファイバーを連結しこ
の光ファイバーの先端部分に、送信レンズと受信レンズ
とを備えているので、ゲーム機が設置される場所が電波
の届きにくい環境下であっても、光通信で正確に情報を
双方向通信することができることとなる。
【0085】請求項11記載の発明によれば、請求項
8、9または10記載の発明に加えて、送受信機にID
表示部が設けられているので、各ゲーム機とID番号と
の照合が容易にできるようになっている。またさらに、
請求項12記載の発明によれば、請求項8、9、10ま
たは11記載の発明に加えて、警報手段がLEDからな
る表示体で形成されているので、管理者にとってさらに
視認性がよくなり、不正行為等の発見を容易にすること
が可能となる。さらに、請求項13記載の発明によれ
ば、請求項8、9、10、11または12記載の発明に
加えて、警報手段を送信機に組み込んだので、送受信機
をさらにコンパクトに構成でき、スペースを取らずにゲ
ーム機に取り付けることが可能となる。
【0086】またさらに、請求項14記載の発明によれ
ば、送信レンズ及び受信レンズは、伝送部に光ファイバ
ーで接続されているので、ゲーム機の外側表面に大型の
送受信機を取り付けるだけのスペースが取れない場合で
も、小型の送信レンズ及び受信レンズを取り付けるだけ
でゲーム機と管理装置の間で容易に光通信による双方向
通信が可能となっている。したがって、ゲーム機自体の
形状に関わらず、ゲーム機とゲーム機管理装置との間で
双方向通信が確実に行えて、経営者にとって利便性の高
いゲーム機管理システムとなっている。さらに、請求項
15記載の発明によれば、請求項14記載の発明に加え
て、ゲーム機とゲーム機管理装置とが中継装置を介して
双方向通信をすると共に、ゲーム機管理装置がコインの
格納状況及びID番号を集計し演算処理するようになっ
ているので、ゲーム管理装置一台でフロアー内の各ゲー
ム機を一括して管理でき、管理者にとって簡便で確実な
ゲーム機の管理が可能となっている。
【0087】また、請求項16記載の発明によれば、送
信レンズ及び受信レンズと伝送部とが、光ファイバーで
接続されているので、小型に形成された送信レンズ及び
受信レンズをゲーム機の外側表面に省スペースで取り付
けるだけでゲーム機とゲーム機管理装置の間で双方向の
光通信ができるようになっている。すなわち、ゲーム機
の外側表面に送受信機を取り付けるスペースを設ける必
要がなく、ゲーム機の外観形状がよりすっきりとさせる
等設計的な自由度が大きくなる利点を有している。さら
に、請求項17記載の発明によれば、請求項16記載の
発明に加えて、光変換素子がゲーム機の内部に設けられ
ているので、ゲーム機外部に光変換素子を含む送信機等
を固定するスペースを設ける必要がなく、ゲーム機の外
観をよりすっきりした形状に設計することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるゲーム機管
理システムの全体図である。
【図2】図1に示したゲーム機管理システムのゲーム機
の内部構造要部を説明した図である。
【図3】図2に示したゲーム機のIII−III断面図であ
る。
【図4】図2に示したゲーム機の回路基板部の内部構造
を示すブロック図である。
【図5】図2に示したゲーム機の送受信機の内部構造を
示すブロック図である。
【図6】図1に示したゲーム機管理システムに使用する
ゲーム機管理装置の内部構造を示すブロック図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態におけるゲーム機管
理システムのうちのゲーム機を示した斜視図である。
【図8】図7に示したゲーム機管理システムのゲーム機
の内部構造を説明した図である。
【図9】図8に示したゲーム機の回路基板部の内部構造
を示すブロック図である。
【図10】従来技術のゲーム機管理システムの全体を示
すブロック図である。
【図11】図10に示したゲーム機管理システムのフロ
アー管理機器とゲーム機の詳細を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 ゲーム機 2 送受信機 2b LED(警報手段の一部) 3 中継装置 4 ゲーム機管理装置 5 センター管理装置 6 ディスプレイ部 7 操作部 8 コイン投入口 9 コイン返却口 10 コインセンサー部(コイン検出部) 11 ゲーム駆動回路(ゲーム機本体を起動させるため
のもの) 12 回路基板部(伝送部) 14 コインボックス(コイン格納部) 29 リード線(信号線) 35 発音体(警報手段の一部) 47 送信レンズ 48 受信レンズ 62,65 光ファイバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中瀬 貴文 東京都千代田区外神田4丁目11番5号 株 式会社船井電機研究所内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々通信機及びID番号を有する複数の
    ゲーム機と、各ゲーム機へ投入されたコインの投入コイ
    ン情報を収集するゲーム機管理装置とを備えたゲーム機
    管理システムにおいて、上記ゲーム機から送信された上
    記投入コイン情報を受け取り上記ゲーム機管理装置に伝
    える中継装置を、上記各ゲーム機が配置されたフロアー
    の天井に設けたことを特徴とするゲーム機管理システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記ゲーム機に、受信機能を持たせると
    共に、送受信信号を光信号としたことを特徴とする請求
    項1記載のゲーム機管理システム。
  3. 【請求項3】 前記中継装置を照明装置の一部に組み込
    んだことを特徴とする請求項1または2記載のゲーム機
    管理システム。
  4. 【請求項4】 各々送信機及びID番号を有する複数の
    ゲーム機と、各ゲーム機と通信可能に配置されたゲーム
    機管理装置とを備えるゲーム機管理システムであって、
    上記ゲーム機は、コインの投入を検出し検出信号を発生
    するコイン検出部と、投入された上記コインを格納する
    コイン格納部と、上記検出信号の発生に基づき起動する
    ゲーム機本体と、上記検出信号に基づくコインの格納状
    況及び上記ID番号に関する情報を上記ゲーム機管理装
    置側に送信する上記送信機と、上記ゲーム機本体及び上
    記送信機と接続され上記コイン検出部で発生した上記検
    出信号を上記ゲーム機本体及び上記送信機に伝送して上
    記ゲーム機本体を起動させると共に上記送信機に上記コ
    インの格納状況を伝える伝送部と、上記検出信号が上記
    送信機に伝わらない場合にそのことを知らせる警報手段
    とを備えていることを特徴とするゲーム機管理システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記ゲーム機と前記ゲーム機管理装置と
    の通信を中継する中継装置を設け、前記通信を双方向通
    信とし、前記送信機に受信機能を持たせると共に、前記
    ゲーム機管理装置には、前記コインの格納状況及び前記
    ID番号を集計し演算処理する演算処理部を設けたこと
    を特徴とする請求項4記載のゲーム機管理システム。
  6. 【請求項6】 前記警報手段は、発音体で形成されたこ
    とを特徴とする請求項4または5記載のゲーム機管理シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 前記送信機は、前記ゲーム機の外側に設
    けられているとともに、一端が前記伝送部に接続されか
    つ他端が前記ゲーム機の外に引き出された信号線の該他
    端に接続されることを特徴とする請求項4、5または6
    記載のゲーム機管理システム。
  8. 【請求項8】 コインの投入を検出しその検出信号を発
    生するコイン検出部と、投入された上記コインを格納す
    るコイン格納部と、上記検出信号の発生に基づき起動す
    るゲーム機本体とを有するゲーム機において、上記検出
    信号に基づく上記コインの格納状況および当該ゲーム機
    のID番号に関する情報を送信する送信機と、上記ゲー
    ム機本体及び上記送信機とに接続され上記コイン検出部
    で発生した上記検出信号を上記ゲーム機本体及び上記送
    信機に伝送して上記ゲーム機本体を起動させると共に上
    記コインの格納状況を伝える伝送部とを設け、上記検出
    信号が上記送信機に伝わらない場合に、そのことを知ら
    せる警報手段を設けたことを特徴とするゲーム機。
  9. 【請求項9】 前記送信機を、前記ゲーム機を管理する
    ゲーム機管理装置からの情報を受信できる受信機能付き
    送信機としたことを特徴とする請求項8記載のゲーム
    機。
  10. 【請求項10】 前記伝送部には、前記検出信号に基づ
    くコインの格納状況及び上記ID番号に関する情報を光
    情報に変換すると共に前記ゲーム機管理装置からの光情
    報を電気信号に変換する光変換素子が設けられていると
    共に、前記伝送部に光ファイバーを接続しこの光ファイ
    バーの先端に、上記光情報を前記ゲーム機管理装置側に
    送信する送信レンズ部と、前記ゲーム機管理装置側から
    発信されてきた光情報を受信する受信レンズ部とを備え
    たことを特徴とする請求項9記載のゲーム機。
  11. 【請求項11】 前記送信機は、前記ID番号を目視可
    能に表示するID表示部を有していることを特徴とする
    請求項8、9または10記載のゲーム機。
  12. 【請求項12】 前記警報手段は、LEDからなる表示
    体で形成されたことを特徴とする請求項8、9、10ま
    たは11記載のゲーム機。
  13. 【請求項13】 前記警報手段を、前記送信機に組み込
    んだことを特徴とする請求項8、9、10、11および
    12記載のゲーム機。
  14. 【請求項14】 各々ID番号を有する複数のゲーム機
    と、各ゲーム機と通信可能に配置されたゲーム機管理装
    置とを備えるゲーム機管理システムであって、上記ゲー
    ム機は、コインの投入を検出し検出信号を発生するコイ
    ン検出部と、投入された上記コインを格納するコイン格
    納部と、上記検出信号の発生に基づき起動するゲーム機
    本体と、上記検出信号に基づくコインの格納状況及び上
    記ID番号に関する情報を上記ゲーム機管理装置側に送
    信する送信レンズと、上記ゲーム機管理装置側からの情
    報を受信する受信レンズと、上記ゲーム機本体と上記送
    信レンズ及び上記受信レンズとに接続され上記コイン検
    出部で発生した上記検出信号を上記ゲーム機本体に伝送
    して上記ゲーム機本体を起動させると共に上記送信レン
    ズに伝送して上記コインの格納状況を伝える伝送部とを
    備え、かつ上記伝送部と上記送信レンズ及び上記受信レ
    ンズとが光ファイバーで連結されていることを特徴とす
    るゲーム機管理システム。
  15. 【請求項15】 前記ゲーム機と前記ゲーム機管理装置
    との通信を中継する中継装置を設け、前記通信を双方向
    通信とし、前記送信機に受信機能を持たせると共に、前
    記ゲーム機管理装置には、前記コインの格納状況及び前
    記ID番号を集計し演算処理する演算処理部を設けたこ
    とを特徴とする請求項14記載のゲーム機管理システ
    ム。
  16. 【請求項16】 コインの投入を検出しその検出信号を
    発生するコイン検出部と、投入された上記コインを格納
    するコイン格納部と、上記検出信号の発生に基づき起動
    するゲーム機本体とを有するゲーム機において、上記検
    出信号に基づくコインの格納状況および当該ゲーム機の
    ID番号に関する情報を送信する送信レンズと、当該ゲ
    ーム機を管理するゲーム機管理装置からの情報を受信す
    る受信レンズと、上記ゲーム機本体と上記送信レンズ及
    び上記受信レンズとに接続され、上記コイン検出部で発
    生した上記検出信号を上記ゲーム機本体に伝送して上記
    コインの格納状況を伝える伝送部とを備え、上記伝送部
    と上記送信レンズ及び上記受信レンズとが光ファイバー
    で接続されていることを特徴とするゲーム機。
  17. 【請求項17】 前記ゲーム機は、前記ゲーム機本体の
    周囲を囲む筐体で形成されていると共に、前記格納状況
    および前記ID番号に関する情報を光情報に変換する光
    変換素子を、前記ゲーム機の内部に設け、前記光ファイ
    バーを前記ゲーム機の前面以外の外部に取り出し前記送
    信レンズ及び前記受信レンズを前記ゲーム機の上部に配
    置したことを特徴とする請求項16記載のゲーム機。
JP8244588A 1996-09-17 1996-09-17 ゲーム機管理システムおよびゲーム機 Pending JPH1085448A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000014930A (ja) * 1998-07-01 2000-01-18 Kazuhiro Terayama 時間対応の料金可変システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000014930A (ja) * 1998-07-01 2000-01-18 Kazuhiro Terayama 時間対応の料金可変システム

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