JPH1085369A - ゴルフクラブヘッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単に製造でき、しかも十分な耐久性を有す
るメタルウッドのクラブヘッドを提供する。 【解決手段】 ヘッド本体５の内面に、ソール部９から
開口縁部２９に向かって延びる３本のバック部側リブ３
５、および３本のフェイス部側リブ３７を一体的に形成
しておく。そして、中央のバック部側リブ３５及び両側
のフェイス部側リブ３７を開口縁部２９よりも多少上方
まで延ばして３つの支持台部分３９を形成しておく。ク
ラウンプレート７の取付環状部２７をこの支持台部分３
９上に載せた状態で外側から溶接を行い、クラウンプレ
ート７とヘッド本体５とを固定一体化する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明はゴルフのウッドクラ
ブのクラブヘッドに関し、より詳しくは金属材料を用い
て形成されたメタルウッドのゴルフクラブヘッドに関す
る。

【０００２】

【従来の技術】ウッドクラブのゴルフクラブヘッドには
木製材料が使用されてきたが、木製クラブヘッドは製造
コストが高く、また外面に傷が付きやすいという欠点を
有している。そこで、安価に製造することができ、かつ
外観が変化しにくく、さらに高い弾性反発力によってゴ
ルフボールをより遠くに飛ばすことのできる金属製のク
ラブヘッドが最近は多く用いられている。金属製のクラ
ブヘッドは重量を小さくするために中空状に構成される
ことが多く、鋳造によって一体的に形成されて製造され
る場合もある。しかしながら、一般のゴルファが容易
に、十分な飛距離を望むことができる角度でゴルフボー
ルを打ち出せるようにするためにはクラブヘッドの重心
を下側に位置させることが必要であり、重心を下側に位
置させるためにはクラブヘッド上面のクラウン部を薄く
形成することが効果的であるが、鋳造による一体成形で
は湯回りが悪くなるためにクラウン部を必要な薄さに形
成することが難しい。

【０００３】そこで、プレス加工又は鍛造によってクラ
ウン部を構成する薄いクラウンプレートを別部材として
製造しておき、このクラウンプレートを上面に形成され
た開口部を塞ぐように、ヒール部の上側にシャフト取付
部を備えた中空のヘッド本体に溶接して固定することに
よって、あるいはソール部又はシャフト取付部などを未
だ備えていないヘッド本体構成部材に溶接して固定し、
その後、他のヘッド本体構成部材を溶接して取り付ける
ことによってクラウン部が薄い低重心の金属製クラブヘ
ッドを製造している。通常、クラウンプレートはヘッド
本体の開口縁部に溶接されることとなる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ところで、ゴルフボー
ルの打球時にはクラブヘッドにフェイス部を後方に変形
させるような衝撃力が作用するので、ヘッド本体とクラ
ウンプレートとの溶接部に集中応力が生じやすい。した
がって、クラブヘッドの十分な耐久性を確保するために
はヘッド本体とクラウンプレートとの溶接強度を大きく
する必要があり、溶接時にヘッド本体の開口縁部を内端
又は内端付近まで十分に溶融させ、好ましくは溶接ビー
ドを内側面にまではみ出させるべきである。しかしなが
ら、従来は外縁部分全体がヘッド本体の開口縁部と密着
するようにクラウンプレートを配置して溶接を行ってい
るので、開口縁部を内端又は内端付近まで十分に溶融さ
せるには溶接温度を高くするか、加熱時間を長くするか
しなければならず、溶接時の熱による材料強度の低下が
発生したり、溶接作業に時間がかかってクラブヘッドの
製造効率がよくないといった問題を有している。

【０００５】そこで、本発明は簡単に製造でき、しかも
十分な耐久性を有するメタルウッドのクラブヘッドの提
供を目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明の請求項１に記載された発明は、上面に開口
部を有し、ヒール部の上側にシャフト取付部を備えた中
空のヘッド本体と、この開口部を塞ぐ別部材により前記
ヘッド本体に固定形成されたクラウン部と、から構成さ
れている金属製のゴルフクラブヘッドにおいて、前記ク
ラウン部は、前記ヘッド本体の開口縁部とこのクラウン
部（クラウン部用別部材）の外縁部分との間に少なくと
も外側に開口するわずかな空間が生じるように配置され
た状態で前記開口縁部に溶接一体化されているものであ
る。クラウン部は外縁（外端あるいは外周端）がヘッド
本体の開口縁部内端よりも外側に位置する状態で開口部
を塞ぐように配置される。溶接に際しては外側から空間
内を加熱する。これによりヘッド本体の開口縁部の内端
又は内端付近まで、そしてクラウン部の外縁部分の内側
までそれほど溶接温度を高くしないでも短時間で溶融さ
せることができる。空間は溶接後には接合材及び母材に
よって塞がれることとなる。ヘッド本体の開口縁部とク
ラウン部の外縁部分との間に空間を形成するには、請求
項２に記載されているように開口縁部を外方下側に向か
って拡開するような傾斜面に形成しておき、クラウン部
を、傾斜している開口縁部とこのクラウン部の外縁部分
との間に少なくとも外側に開口するわずかな空間が生じ
るように配置するのが効果的である。

【０００７】より短時間で十分な溶融を行うためには、
空間を内側にも開口させて隙間として形成すべきであ
る。したがって、請求項３ではヘッド本体又は／及びク
ラウン部に、クラウン部が開口部を塞ぐように配置され
たときに、外方下側に向かって拡開するような傾斜面に
形成されている開口縁部とクラウン部の外縁部分とを接
触させない隙間構成構造を形成している。そして、請求
項４ではヘッド本体を開口縁部又は開口縁部付近にこの
開口縁部よりも上方にわずかに突出する突起状の支持台
部分を有するように形成し、クラウン部を、開口縁部と
このクラウン部の外縁部分との間にわずかな隙間が生じ
るように支持台部分に載せて配置した状態で開口縁部に
溶接一体化している。支持台部分は開口縁部に沿って複
数個設けられるのが普通であるが、クラウン部を安定し
て支持でき、しかも溶接にともなって発生する歪みを補
正しやすいように３個乃至６個設けられるのが好まし
い。請求項３の隙間構成構造としては、請求項４に記載
されているような、ヘッド本体の開口縁部又は開口縁部
付近にこの開口縁部よりも上方にわずかに突出する突起
状の支持台部分を形成したものを用いればよいが、開口
縁部を周方向に波打たせたもの、またはクラウン部の外
縁部分に下方にわずかに突出する突起状の支持脚部分を
形成したものを用いる場合もある。

【０００８】請求項１に記載されたゴルフクラブヘッド
は次のゴルフクラブヘッドの製造方法によって効率的に
製造される。上面に開口部を有する中空の金属製ヘッド
本体と、このヘッド本体とは別部材により形成されたプ
レート状の金属製クラウン部（クラウン部用別部材）
と、を準備し、このクラウン部を前記ヘッド本体の開口
部を塞ぐように、かつ前記ヘッド本体の開口縁部とこの
クラウン部の外縁部分との間に少なくとも外側に開口す
るわずかな空間が生じるように配置し、その後、この空
間が接合材及び母材によって塞がれるように外側から溶
接して前記クラウン部を前記ヘッド本体に固定一体化す
るゴルフクラブヘッドの製造方法。

【０００９】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。

【００１０】図１は本発明に係るゴルフクラブヘッドを
分解した斜視図である。

【００１１】ゴルフクラブヘッド１は上面に開口部３を
有する中空のヘッド本体５と、クラウンプレート７とか
ら構成されていて、ヘッド本体５は、ソール部９、トウ
部１１、ヒール部１３、直線状のスコアライン１５が形
成されたフェイス部１７、バック部１９及びヒール部１
３の上側に設けられたシャフト取付部２１から一体的に
形成されている。クラウンプレート７は開口部３とほぼ
同一形状に、かつ開口部３よりも若干広く形成されてい
て、外周端部に環状の凹部２３が設けられ、この凹部２
３の内方に滑らかに湾曲する球状の凸部２５が構成され
ている。環状の凹部２３より外縁側には全周に亘って短
い取付環状部２７（外縁部分）が設けられていて、この
取付環状部２７をヘッド本体５の開口縁部２９に載るよ
うに位置させて外側から溶接することによりクラウンプ
レート７をヘッド本体５に固定する。開口部３はこのク
ラウンプレート７によって塞がれ、その結果、クラウン
部３１が形成されることとなり、その後、溶接部分など
の仕上げ処理が施され図２に示すようなゴルフクラブヘ
ッド１が構成される（図２はクラウンプレート７を固定
した場合のゴルフクラブヘッド１の斜視図）。そして、
このゴルフクラブヘッド１のシャフト取付部２１に設け
られている取付孔３３（図６も参照：図６はゴルフクラ
ブヘッド１の平面図）にゴルフクラブシャフト（図示せ
ず）の下端を固定することによりゴルフクラブが構成さ
れることとなる。

【００１２】ヘッド本体５の内面には、ソール部９から
開口縁部２９に向かって延びる３本のバック部側リブ３
５、および３本のフェイス部側リブ３７が一体的に形成
されていて（図４も参照）、両側のバック部側リブ３５
及び中央のフェイス部側リブ３７は開口縁部２９まで延
びているが、中央のバック部側リブ３５及び両側のフェ
イス部側リブ３７は開口縁部２９よりも多少上方まで延
びて３つの支持台部分３９を形成している。クラウンプ
レート７は取付環状部２７がこの支持台部分３９によっ
て支えられた状態で溶接されることとなる。なお、図３
に示すように中央のバック部側リブ３５及び中央のフェ
イス部側リブ３７を一体的に形成し、バック部１９から
フェイス部１７に延びる中央リブ４１を形成してもよ
い。ここでは、中央リブ４１のバック部１９側上端及び
フェイス部１７側上端は開口縁部２９と同一高さに形成
されていて、他の２本のバック部側リブ３５及び２本の
フェイス部側リブ３７が開口縁部２９よりも多少上方ま
で延びて４つの支持台部分３９を形成している（図３は
リブの他の構成を示す図）。この中央リブ４１の高さや
厚さを適当に設定することによりゴルフクラブヘッド１
のウエイトを適切に調整することができる。

【００１３】ヘッド本体５及びクラウンプレート７は金
属製であり、アルミニウム合金、ステンレスまたはチタ
ン合金などの金属材料を用いて形成されていて、ヘッド
本体５は鋳造により一体的に形成されて製造され、クラ
ウンプレート７はプレス加工又は鍛造により製造されて
いる。ヘッド本体５の鋳造には精密な形状構成が可能で
あるロストワックス法が適している。クラウンプレート
７の凹部２３や凸部２５の凹凸形状（特に凸部２５の形
状）を変化させることにより同一のヘッド本体５を用い
て重心位置の異なる複数種類のゴルフクラブヘッド１を
製造することができる。すなわち、クラウンプレート７
の凹凸形状は多くの場合、重心位置に与える影響を考慮
して決定される。なお、クラウンプレート７を鋳造によ
り製造する場合もある。

【００１４】図４はゴルフクラブヘッド１の溶接前の断
面図であり、（ａ）は全体断面図、（ｂ）は全体断面図
のＸ部分の拡大図である。

【００１５】開口部３はヘッド本体５の上面全体に形成
されているので、フェイス部１７の頂部４３、トウ部１
１の頂部４５、バック部１９の頂部４７及びヒール部１
３の頂部４９（図６も参照）によって形成される環状部
分が開口縁部２９（図１参照）を構成し、この開口縁部
２９は外方下側に傾斜する傾斜面に形成されていて、支
持台部分３９上に載置されたクラウンプレート７の取付
環状部２７と開口縁部２９との間にはわずかな隙間５１
が形成されている。ヘッド本体５とクラウンプレート７
との溶接はこの隙間５１を用いて溶接ビード５３がゴル
フクラブヘッド１の内側面にはみ出すように全周にわた
って行われる（図５参照：図５は仕上げ処理後の溶接箇
所を示す図）。そして、仕上げ処理は取付環状部２７か
ら開口縁部２９の外縁に向かう滑らかな傾斜面５５（多
くの場合、凸状に湾曲した弧状面となる）が形成される
ように行われる（図５参照）。開口部３をヘッド本体５
の上面全体に形成することにより、中子を用いることな
くヘッド本体５を鋳造することができ、しかもクラウン
部への湯回りを考慮する必要がないのでフェイス部１７
をはじめとする各壁面部及びソール部９の厚さを自由に
決定することができるようになる。

【００１６】フェイス部１７はバック部１９よりも高く
形成されているので、クラウンプレート７はフェイス部
１７側からバック部１９側にかけて下降傾斜して配置さ
れているが、クラウンプレート７の環状の凹部２３によ
ってクラウン部３１の外端部全周に凹部が形成されるこ
ととなり、そして、フェイス部１７側のこの凹部はフェ
イス面（あるいはフェイス部１７の頂部４３）と略平行
状となっている（図６参照）。

【００１７】球状の凸部２５の頂上点５７の左右方向の
位置はゴルフクラブヘッド１の重心（図示せず）の左右
方向の位置と一致することが好ましく、凸部２５の頂上
点５７はフェイス部１７の頂部４３とバック部１９の頂
部４７とを結んだ直線Ａよりも上方に位置している。凸
部２５は左右方向両側に向かって下降する形状を有して
いるが、フェイス部１７の頂部４３とバック部１９の頂
部４７とを結んだ直線Ｂ，Ｃに対してもいまだ上方に位
置していて、左右方向の広い範囲で高く位置するように
形成されている（図６参照）。なお、バック部１９側の
外端部の凹部下端はフェイス部１７側の外端部の凹部下
端よりも下側に位置している。

【００１８】フェイス部１７側の取付環状部２７（図１
参照）の頂部５９は図６に示すように、フェイス部１７
の頂部４３外縁と一定の間隔を保って略平行状に延びて
いて、その結果、フェイス部１７の上端に沿って延び、
フェイス部１７の頂部４３外縁に向かって下降するよう
に傾いた帯状部６１が突出することとなる。したがっ
て、使用の際にはこの帯状部６１を目印とすることによ
りアドレス時にフェイス部１７がゴルフボールに対して
どのような傾き状態にあるか、すなわちゴルフボールを
どの方向に打球する状態にあるかを容易に確認すること
ができる。なお、取付環状部２７の頂部５９より内側を
着色すれば（符号Ｇ参照）、帯状部６１が浮き上がるよ
うに構成することができる。

【００１９】図７は本発明に係る他のゴルフクラブヘッ
ドを説明する図である。

【００２０】ゴルフクラブヘッド６３のヘッド本体６５
の開口縁部２９内端には、クラウンプレート６７の取付
環状部６９内側部分が全周にわたって接触するように載
せられているが、取付環状部６９は外端側と開口縁部２
９との間に外側に開口する空間７１が形成される角度で
延びていて、この空間７１に対して溶接を行うこととな
る。なお、空間７１の大きさについてはクラウンプレー
ト６７の取付環状部６９の角度（延びる方向）を変更し
て適切なものとすることができる。この場合には、バッ
ク部側リブ３５及びフェイス部側リブ３７（図１も参
照）はすべて開口縁部２９と同一の高さに構成される。

【００２１】図８は本発明に係る別のゴルフクラブヘッ
ドを分解した斜視図、図９は別のゴルフクラブヘッドの
溶接前の溶接箇所を示す図である。

【００２２】ゴルフクラブヘッド７３のヘッド本体７５
に形成されているバック部側リブ３５及びフェイス部側
リブ３７（図１も参照）はすべて開口縁部２９と同一の
高さに構成されているが、開口縁部２９にはフェイス部
１７側に２つの、バック部１９側に１つの突起状の支持
台部分７７が一体的に形成されている。クラウンプレー
ト７はこの支持台部分７７上に載せられて溶接される。
支持台部分７７は適当な厚さを有し、開口縁部２９の内
端から中央手前まで延びている。

【００２３】

【発明の効果】以上説明したように、本発明のゴルフク
ラブヘッドは、ヘッド本体とクラウン部との間に形成さ
れる空間を利用して溶接強度や材料強度を低下させるこ
となく簡単に製造することができるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るゴルフクラブヘッドを分解した斜
視図である。

【図２】クラウンプレートを固定した場合のゴルフクラ
ブヘッドの斜視図である。

【図３】リブの他の構成を示す図である。

【図４】ゴルフクラブヘッドの溶接前の断面図であり、
（ａ）は全体断面図、（ｂ）は全体断面図のＸ部分の拡
大図である。

【図５】仕上げ処理後の溶接箇所を示す図である。

【図６】ゴルフクラブヘッドの平面図である。

【図７】本発明に係る他のゴルフクラブヘッドを説明す
る図である。

【図８】本発明に係る別のゴルフクラブヘッドを分解し
た斜視図である。

【図９】別のゴルフクラブヘッドの溶接前の溶接箇所を
示す図である。

【符号の説明】

１，６３，７３ ゴルフクラブヘッド ３ 開口部 ５，６５，７５ ヘッド本体 ７，６７ クラウンプレート（クラウ
ン部） １３ ヒール部 １７ フェイス部 ２１ シャフト取付部 ２９ 開口縁部 ５１ 隙間 ７１ 空間

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 上面に開口部を有し、ヒール部の上側に
   シャフト取付部を備えた中空のヘッド本体と、この開口
   部を塞ぐ別部材により前記ヘッド本体に固定形成された
   クラウン部と、から構成されている金属製のゴルフクラ
   ブヘッドにおいて、 前記クラウン部は、前記ヘッド本体の開口縁部とこのク
   ラウン部の外縁部分との間に少なくとも外側に開口する
   わずかな空間が生じるように配置された状態で前記開口
   縁部に溶接一体化されていることを特徴とするゴルフク
   ラブヘッド。
2. 【請求項２】 前記開口縁部は外方下側に向かって拡開
   するような傾斜面に形成されていて、前記クラウン部
   は、傾斜している前記開口縁部とこのクラウン部の前記
   外縁部分との間に少なくとも外側に開口するわずかな空
   間が生じるように配置された状態で前記開口縁部に溶接
   一体化されていることを特徴とする請求項１記載のゴル
   フクラブヘッド。
3. 【請求項３】 前記ヘッド本体又は／及び前記クラウン
   部には、このクラウン部が配置されたときに前記開口縁
   部とこのクラウン部の前記外縁部分とを接触させない隙
   間構成構造が形成されていることを特徴とする請求項２
   記載のゴルフクラブヘッド。
4. 【請求項４】 前記ヘッド本体は前記開口縁部又は前記
   開口縁部付近にこの開口縁部よりも上方にわずかに突出
   する突起状の支持台部分を有するように形成されてい
   て、前記クラウン部は、前記開口縁部とこのクラウン部
   の前記外縁部分との間にわずかな隙間が生じるように前
   記支持台部分に載せられて配置された状態で前記開口縁
   部に溶接一体化されていることを特徴とする請求項１又
   は２記載のゴルフクラブヘッド。