JPH1085283A - 自立歩行支援機 - Google Patents

自立歩行支援機

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JPH1085283A
JPH1085283A JP8246121A JP24612196A JPH1085283A JP H1085283 A JPH1085283 A JP H1085283A JP 8246121 A JP8246121 A JP 8246121A JP 24612196 A JP24612196 A JP 24612196A JP H1085283 A JPH1085283 A JP H1085283A
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JP
Japan
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motor
storage battery
control means
self
voltage
Prior art date
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Pending
Application number
JP8246121A
Other languages
English (en)
Inventor
Yashio Suzuki
弥志雄 鈴木
Aritaka Kuboi
有孝 久保井
Kazuo Shimoyamada
和郎 下山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Chemical Co Ltd filed Critical Hitachi Chemical Co Ltd
Priority to JP8246121A priority Critical patent/JPH1085283A/ja
Publication of JPH1085283A publication Critical patent/JPH1085283A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 下肢機能に障害をもつ人のために、歩行、起
立、着座動作の支援を1台で実現し、自立した生活を援
助する自立歩行支援機を提供する。 【解決手段】 蓄電池13の電圧を制御手段12により
検出し、定格値と現在値の差分に応じて、モータ7を駆
動するPWMのオンオフ時間のデューティ(一定周期の
パルスのオンオフ時間の比率)を変化させ、定格値に略
等しくなるように回転数を制御し、また、モータ回転数
の調節手段16により、モータ7の最大出力の設定を変
更可能にすることにより、蓄電池充電直後の支持体の昇
降速度の一定化を図るとともに、使用者の障害の程度に
合わせた速度調節を可能にし、使い勝手が向上し、汎用
性が高く、しかも安全性に配慮した自立歩行支援機を提
供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下肢機能に障害を
もつ人のために、その歩行、起立、着座動作を支援する
自立歩行支援機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、下肢機能に障害をもつ人のための
歩行補助装置として、(1)実公平6−41543号公
報記載の歩行補助器、(2)特公平3−54588号公
報記載の歩行補助具がある。これらの装置では、上半身
を支える支持部を、無段階的に調節して固定支持できる
ようにして、使用者が無理なく、上半身を支えることが
できるようにしたものであり、無段階的に高さを調節す
るために、昇降装置としてガススプリングを内蔵する手
段が採用されていた。
【0003】一方、起立、着座動作を支援するものとし
て(3)特開平1−284247号公報記載の立上り補
助装置がある。この装置では、支持体の上下移動を実現
させるため、モータ、上昇スイッチ、下降スイッチとい
った電気的手段と、ラック、ウォームギア、ピニオン、
ウォームホイールといった複数のギアにより構成されて
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来技術(1)、(2)では、支持部の高さを調節で
きるが、使用者の起立動作、着座動作と連動するもので
はなかった。また、従来技術(3)は、起立動作、着座
動作を支援するが歩行動作を支援するものではなく、ま
た、単純な電気的手段で実現しているため、安全性に対
する配慮に欠け、介助者なしで使用できるものではなか
った。更に、障害の程度に合わせた設定変更もできない
ものであった。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、歩行、起立、着座動作の支援を1台で実現し、
下肢に障害のある人の自立歩行を有効に支援できる自立
歩行支援機を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、昇降部材の昇降動作により
使用者の身体を起立位置から着座位置まで上下動させる
昇降機構と、昇降部材を昇降動作させるためのモータ
と、モータを制御するための制御手段と、蓄電池電源と
を備えてなる自立歩行支援機において、制御手段が、蓄
電池の電圧を検出し、電圧レベルに応じて、モータの回
転数を制御することを特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明は、制御手段が、モー
タを制御するための一定周期のパルスを生成し、蓄電池
電圧の定格値と現在値を比較し、パルスのオン時間を変
更することを特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明は、制御手段がモータ
の最大出力の調節手段を備えたことを特徴とする。
【0009】以上の構成から明らかなように、本発明で
は、蓄電池の電圧レベルに応じて、モータの回転数を制
御するもので、特に、蓄電池充電直後で、蓄電池電圧が
定格値を上回っている場合、モータの回転数を下げるも
のである。つまり、定格値以上の場合でも、昇降部材の
昇降速度が著しく変化することはないものとなる。
【0010】また、請求項3記載の発明では、モータの
回転数設定の調節手段を備えたので、使用者の障害の程
度に合わせて、昇降部材の昇降速度を調節できるものに
なる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る自立歩行支援
機の実施形態について、添付図面を参照しながら詳細に
説明する。
【0012】図1は自立歩行支援機の外観図、図2は同
自立歩行支援機の構成を示す縦断面図、図3は同自立歩
行支援機の構成を示す横断面図である。
【0013】図1乃至図3において、フレームは、左フ
レーム1、右フレーム2と左右フレーム1、2を結ぶセ
ンターフレーム3によって構成され、左右フレーム1、
2の下部に移動機構4が設けられており、この移動機構
としては、複数の車輪で構成され、本実施形態では、前
輪4a、中間輪4b、後輪4cで構成されている。
【0014】昇降機構は、左右フレーム1、2外側か
ら、左右フレーム1、2上部に抜き差し自在に取り付け
られた昇降部材5と、この昇降部材5の上端に取り付け
た支持体6により構成されており、支持体6は、左右の
昇降部材5から後方に、地面に対して略平行で、かつ中
央部が前方へ略コ字状に窪んだ形状となっている。
【0015】昇降部材5の駆動機構は、センターフレー
ム3に配置したモータ7と、モータ軸に取り付けたウォ
ーム8と、ウォーム8が噛み合うウォームホイール9
と、ウォームホイール9と同軸で左右フレーム1、2に
収納したピニオン10と、ピニオン10と噛み合うラッ
ク11とから構成されており、ラック11が昇降部材5
に内蔵され、モータ7が回転することによって、昇降機
構が使用者の身体を起立位置から着座位置まで昇降させ
るのである。
【0016】また、制御手段12、蓄電池13は、セン
ターフレーム3内に収納されている。
【0017】図4は、本発明に係る自立歩行支援機に使
用する制御手段12の構成を示すブロック図である。
【0018】制御手段12は、マイコン14とモータ駆
動回路15と調節手段16と蓄電池電圧検出回路17に
より構成されている。蓄電池13は、マイコン14へ電
源供給するとともに、マイコン14によって常時、蓄電
池電圧検出回路17を経て電圧を監視されている。マイ
コン14がモータ駆動回路15をオンさせることによっ
てモータ7が回転する。蓄電池電圧の定格値と現在値が
マイコン14内で比較され、その差に対応して、モータ
7を駆動するPWM(PuIse width moduIation)のオン
オフ時間のデューティ(一定周期のパルスのオンオフ時
間の比率)を変化させ、モータ7の回転数を制御する。
特に、蓄電池充電直後のように、電圧が高い場合には、
PWMのデューティが少なくなるように制御する。
【0019】図5は、PWMのデューティとモータの回
転数を示すグラフである。
【0020】モータ7は、デューティが大きいほど、回
転数が大きくなり、更に、印加される電圧が高いほど、
回転数が大きくなる。本発明の実施形態では、蓄電池1
3の電圧が、直接モータ7に印加されるため、蓄電池1
3の定格電圧時をモータ7の最大出力状態としてデュー
ティ100%とするものである。尚、本実施形態では、
定格電圧を24Vとして扱うものとする。
【0021】そして、蓄電池13の電圧が24V以上の
場合は、デューティ100%の時の回転数になるよう
に、デューティを変更するのである。蓄電池電圧とデュ
ーティの関係は、図5の回転数Nに対応する各電圧のデ
ューティを求め、これを数式化して、マイコン14内に
予め記憶させ、演算するものである。
【0022】本実施形態では次のように数式化してい
る。
【0023】 D=100−(V−24)×4.16 ……(I) (I)式において、Dはデューティ(%)、Vは蓄電池
電圧(V)であり、4.16は装置における係数であ
り、装置の実施形態によって異なるものである。
【0024】一方、制御手段12は、調節手段16を備
えており、この調節手段16は、例えば可変抵抗器のよ
うに、外部からの操作によって、調節量がマイコン14
に信号として入力され、デューティを変更するのであ
る。本発明の実施形態では、定格電圧24Vをモータの
最大出力状態としてデューティ100%としたが、調節
手段16の操作によっては、最大出力を90%や80%
等に設定することも可能である。
【0025】 D={100−(V−24)×4.16}−C ……(II) (II)式において、Cは調節されたデューティ(%)で
あり、これによって、調節手段16の操作があった場合
にも、前記の蓄電池電圧とデューティの関係は成り立つ
のである。
【0026】図6は、本発明の制御手段12におけるモ
ータ回転数制御処理を示すフローチャート図である。
【0027】まず、マイコン14からの指令により、モ
ータ駆動回路15がオンすると(ステップS1)、モー
タ7がオンし(ステップS2)、そして、マイコン14
内で蓄電池電圧と定格値とを比較し、蓄電池電圧が定格
値を上回る場合には(ステップS3“Y”)、PWMの
デューティを(I)式または(II)式に基づき減少させ
(ステップS5)、モータ7の回転数制御を終了するの
である(ステップS4)。
【0028】また、マイコン14内で蓄電池電圧と定格
値とを比較し、蓄電池電圧が定格値以下の場合には(ス
テップS3“N”)、モータ7の回転数制御を終了する
のである(ステップS4)。尚、装置運転中は、常時マ
イコン14内で蓄電池電圧と定格値との比較を行ない、
その結果に応じて前記の処理を行なうのである。
【0029】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、蓄
電池の電圧レベルに応じて、モータの回転数を制御する
もので、特に、蓄電池充電直後で、蓄電池電圧が所定値
(定格値)を上回っている場合、モータの回転数を下げ
ることを特徴とするもので、蓄電池電圧が定格値以上の
場合でも、昇降部材の昇降速度が著しく速くなることは
ないため、使い勝手、安全性に配慮できるものとなる。
【0030】また、モータの最大出力の調節手段を備え
ており、昇降部材の昇降速度を病院や施設内で、設置者
やサービスマンが調節することが可能であるため、千差
万別の使用者の障害の程度症状に合わせて、きめ細かく
対応できるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す自立歩行支援機の外
観図である。
【図2】本発明の一実施形態を示す自立歩行支援機のフ
レームの縦断面図である。
【図3】本発明の一実施形態を示す自立歩行支援機のフ
レームの横断面図である。
【図4】本発明の一実施形態を示す自立歩行支援機の制
御手段のブロック図である。
【図5】本発明の一実施形態を示すPWMのデューティ
とモータの回転数を示すグラフである。
【図6】本発明の一実施形態を示す自立歩行支援機にお
けるモータの回転数制御処理のフローチャート図であ
る。
【符号の説明】
1…左フレーム 2…右フレーム 3…センターフレーム 4…移動機構 5…昇降部材 6…支持体 7…モータ 8…ウォーム 9…ウォームホイール 10…ピニオン 11…ラック 12…制御手段 13…蓄電池 14…マイコン 15…モータ駆動回路 16…調節手段 17…蓄電池電圧検出回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降部材の駆動により、使用者の身体を
    起立位置から着座位置まで上下動させる昇降機構と、昇
    降機構を駆動するモータと、モータを制御する制御手段
    と、蓄電池電源とを備えてなる自立歩行支援機におい
    て、前記制御手段が、蓄電池の電圧を検出し、電圧レベ
    ルに応じて、モータの回転数を制御することを特徴とす
    る自立歩行支援機。
  2. 【請求項2】 制御手段が、モータを制御するための一
    定周期のパルスを生成し、蓄電池電圧の定格値と現在値
    を比較し、パルスのオン時間を変更することを特徴とす
    る請求項1記載の自立歩行支援機。
  3. 【請求項3】 制御手段が、モータの最大出力の調節手
    段を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の自
    立歩行支援機。
JP8246121A 1996-09-18 1996-09-18 自立歩行支援機 Pending JPH1085283A (ja)

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