JPH1085081A - ベッド架台 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 中枠を交換しないで、頭足枠を変更するだけ
でベッド架台の左右幅を変更できるようにした。 【解決手段】 頭足枠４の内側面に設けた支持突部４ａ
を、筒状に形成した左右中枠材５ａの頭足側両端を内嵌
して中枠５を頭足枠４に組付けた後、頭足枠４の左右両
端部に設けた係止受け部１３に、左右枠３の内側面に設
けた係止部１４を上側から嵌合係止することでベッド架
台を枠組み形成した。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、医療用ベッドある
いは家庭用ベッドのベッド架台の技術分野に属するもの
である。

【０００２】

【従来技術】従来、この種ベッド架台は、左右枠と頭足
枠とを一体に枠組み形成して、左右枠と頭足枠にボルト
孔を形成して両枠をボルト締めする等した固定組付され
たものであった。従って、このものは、縦横の寸法が固
定されたものとならざるを得なかった。ところが、実際
に病人が療養する過程において、寝返りや起き上がりが
できないような重病のときには、世話をする人が反対側
にも手が届きやすいというような観点からも左右幅があ
まり広くないものの方が好ましい。これに対し、寝返り
や起き上がりができる程度に回復した場合、患者自らが
積極的に寝返りをしたりして身体を動かすことはリハビ
リにつながるうえ、床ズレの発生を抑えることになり、
このような場合に、左右幅が狭いものでは動きづらく居
心地の悪いものになる。これに対応するには広幅ベッド
に交換すれば良いが、固定型のベッド架台の場合、架台
ごとすべて交換しなければならないことになる。しかも
幅広ベッドとなるほど、病室への搬入搬出が困難を来た
す傾向にあり、その取り扱いに苦慮することが多い。そ
うして、この様な療養型のベッドを例えば一般家庭で用
いる場合に、完治後は不要になるためリース（貸出し）
を利用することが多く、このようなリース業者では療養
者の要望に応じるため架台幅の異なる種々のベッド架台
を準備しておかなければならないが、そうすると、保管
場所を広く確保しなければならないという問題がある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】そこで、ベッド架台を
現場組み立て式として搬入搬出を容易にすることが試み
られている。ところが従来の組立式ベッド架台は、マッ
トを敷設するためのベッド床を中枠で支持する構成のも
のは、この中枠を頭足側両枠と左右側両枠とに組み付け
固定するものであるから、幅広なベッド架台に組み替え
ようとした場合に、中枠についても、ベッド架台の左右
幅に対応して広幅のものを用意しなければならないとい
う問題がある。そして特に、ベッド床を上下揺動させた
り、ベッド架台を床面側に支持されるベッド基枠に上下
昇降自在に支持させたりする付加価値の高いものである
場合に、ベッド床用動力機構や架台昇降用動力機構を中
枠に取り付けることになるが、対応する全ての幅に対応
してこれら機構が付いたものまでを準備し、そして保管
しなければならないことになって、資金的には勿論のこ
と、保管場所の確保について前記ベッド架台全体を交換
するのと同じような問題を抱えていた。しかも現場組付
け式の場合、該現場において各枠同志の直角を正確に出
すと共に、この状態を長期に亘って維持できるよう確り
とした状態での組み付け作業が必要になるが、そのため
には各固定箇所において複数個のボルト固定作業が強い
られる等して組付け作業に労力がかかり、作業性に劣る
という問題があり、これらの問題に解決すべき課題があ
った。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作
されたものであって、マットが敷設されるベッド架台で
あって、該ベッド架台は、少なくとも頭足側両枠と、左
右側両枠と、該左右側両枠のあいだに配設される中枠と
を備えて構成されるものとし、左右側両枠および頭足側
両枠の何れか一方の両枠に係止部を設け、他方の両枠に
該係止部を上下方向から係脱自在に係止するための係止
受け部を設けると共に、前記中枠を、頭足側両枠に着脱
自在に支持して構成したものであり、このものでは、ベ
ッド架台が、搬入、搬出が容易な現場組付け式のもので
ありながら、ベッド架台の左右幅を変更する場合に、頭
足側両枠を対応する幅のものに交換するだけでよいこと
になって、中枠を交換しなくてもよい。このものにおい
て、係止部と係止受け部とを錘体嵌合による嵌合係止と
することができ、この様にした場合には、ベッドの自重
を受けて係止部と係止受け部との確りとした信頼性の高
い位置決め固定が簡単になされることになって、組立作
業の作業性が向上するうえ、組立後においてのガタ付き
発生をなくして安定したものにできる。さらにこのもの
において、ベッド架台の左右幅を変更するための具体的
手段としては、頭足側両枠を長さ違いのものに交換して
左右幅を変更するものと、頭足側両枠を、中枠に対して
左右方向位置調節自在に支持して左右幅を変更するもの
とがあり、これらの何れを採用してもよい。そして頭足
側両枠を長さ違いのものに交換して左右幅を変更するも
のである場合、頭足側両枠の内面に、嵌合突部をそれぞ
れ設け、該嵌合突部を、枠組み形成される中枠に前後方
向出没自在に嵌合して中枠を頭足側両枠に着脱自在に組
み込むことで中枠の頭足側両枠に簡単に組み付けること
ができる。勿論、頭足側両枠において嵌合突部が形成さ
れる部位は、中枠との関係では左右幅が相違していても
同じ位置に位置させる必要があることはいうまでもな
い。またこれらのものにおいて、左右側両枠、頭足側両
枠のうち、係止部の下方移動を受け止め支持する係止受
け部が設けられる側の枠を床面側に支持させるようにす
ることで、係止部の受け止め支持が係止受け部を介して
床面側でなされることになって、不用意に抜け落ちてし
まうようなことがなく、信頼性の高い現場組付けができ
る。このものにおいて、中枠は、マットを敷設すべくベ
ッド架台に支持されるベッド床を上下揺動させるための
ベッド床用動力機構を備えた付加価値の高いものとして
も、ベッド架台の左右幅違いによらず同じものを用いて
組付けることができて都合が良い。また、ベッド架台
を、床面側に支持されるベッド基枠に上下昇降自在に支
持されるものとした場合に、ベッド基枠と中枠とのあい
だにベッド架台を昇降するための架台昇降用動力機構を
介装したものであり、これによって、ベッド架台を希望
の高さに昇降させることができる。さらにこれらのもの
において、ベッド架台を、頭足側両枠が脚体を介して床
面側に支持されるものとした場合に、該脚体についても
一つのもので共通化できるという利点があり都合が良
い。

【０００５】

【発明の実施の形態】次に、本発明の第一の実施の形態
について図１〜図６を用いて説明する。この実施の形態
のものは、ベッド架台を平行に上下昇降する機能がない
ものであるが、図面において、１はマット（図示せず）
を敷設するためのベッド床２を支持するベッド架台であ
って、該ベッド架台１は、人が仰臥した場合において左
右両側に位置する左右枠３と、頭足両側にある頭足枠４
とで枠組み形成され、かつこれら枠組み形成されたもの
の枠内に配設される中枠５等の各種枠材を用いて構成さ
れること等は何れも従来通りである。ここで前記ベッド
床２は、腰部から頭部に相当する背起床部２ａと、腰か
ら膝部に相当する第一下腿起床部２ｂと、膝部から足先
部に相当する第二下腿起床部２ｃの３つの起床部材に分
けられるが、そのうちの第一下腿起床部２ｂと第二下腿
起床部２ｃとの対向縁同士は揺動軸２ｄを介して揺動自
在に軸支されている。一方、背起床部２ａおよび第一下
腿起床部２ｂの対向縁同志には、それぞれ左右方向に突
出した突出部２ｅが形成され、その各突出端部の下縁に
は、さらに左右方向に突出する頭付の係止ピン２ｆが一
体に形成されている。また、６は左右枠３の各内側面に
止着される取付け金具であって、該取付け金具６は、断
面ハット形をし、中央膨出部６ａが架台内方に向けて突
出して左右枠３とのあいだに間隙６ｄを存するよう左右
枠３に取り付けられている。この膨出部６ａには、その
上縁に前記係止ピン２ｆが上側から嵌合係止する係止溝
６ｂと、上下方向中間に位置してボルト７を貫通するた
めの貫通孔６ｃとが形成されている。さらに８はヒンジ
プレートであって、該ヒンジプレート８は、上側に係止
ピン２ｆの頭部が貫通する大径孔８ａとピン頭部径より
は小径であるが係止ピン２ｆは貫通する小径孔８ｂと下
上に位置する関係で連続形成されていると共に、ボルト
７が螺入する螺子孔８ｃが刻設されている。そして前記
背起床部２ａおよび第一下腿起床部２ｂは、頭部を大径
孔８ａから貫通させた係止ピン２ｆのピン部を小径孔８
ｂに係止する状態で、ヒンジプレート８を前記間隙６ｄ
に挿入させ、係止ピン２ｆを係止溝６ｂに係止し、ボル
ト７を貫通孔６ｃを経由して螺子孔８ｃに螺入すること
で起倒揺動自在に軸支される。尚、９は、各床部２ａ、
２ｂ、２ｃを支持するための支持金具である。

【０００６】また中枠５は、左右枠３と平行に配設され
る左右中枠材５ａと、頭足枠４と平行に配設される頭足
中枠材５ｂ、５ｃとを用いて枠組み形成されているが、
本実施の形態では、左右中枠材５ａが頭足中枠材５ｂ、
５ｃよりも頭足方向に突出する設定になっていて、後述
するように頭足枠４の内側面に着脱自在に取付けられる
設定になっている。足側中枠材５ｂには背起床部２ａを
起倒させるためのアクチュエータ（電動モータ等の部材
装置を用いて構成されている）１０が取り付けられてい
るが、該アクチュエータ１０から進退自在に突出する作
動軸１０ａは、左右中枠材５ａ間に回動自在に支架され
た回動軸１１から突設のクランクアーム１１ａに揺動自
在に軸支される一方、回動軸１１の左右両端部からは頭
部方向に向けて作動アーム１１ｂが突出し、その先端
に、背起床部２ａの下面を転動する作動ローラ１１ｃが
設けられている。そして図示しない操作スイッチの操作
でアクチュエータ１０が伸縮作動することに連動して回
動軸１１が回動することに伴い作動アーム１１ｂが起倒
揺動し、これによって背起床部２ａが係止ピン２ｆを支
軸として起倒揺動する構成になっている。また、第一下
腿起床部２ｂの起倒揺動機構は、頭側中枠材５ｃに設け
たアクチュエータ１２を用いて同様に構成されるのでそ
の詳細は省略するが、第一、第二下腿起床部２ｂ、２ｃ
は、揺動軸２ｄを支軸としてフラット姿勢から山形姿勢
に変姿するように設定されている。因みに、１２ａは作
動軸、１７は回動軸、１７ａはクランクアーム、１７ｂ
は作動アーム、１７ｃは作動ローラである。

【０００７】前記頭足枠４の内側面には、左右中枠材５
ａにそれぞれ対応して支持突部４ａが突出形成されてお
り、この支持突部４ａに、筒状に形成される左右中枠材
５ａの頭足側両端を外嵌することで中枠５を着脱自在に
組み付けることができるようになっている。また、前記
頭足枠４には、その左右両端部に係止受け部１３が設け
られているが、該係止受け部１３は、平面視において略
コ字形をし、凹溝内に頭足枠４の端部が嵌合固着されて
いる。そして係止受け部１３には、上部が頭足枠４の上
面より上方に突出する係止受け突部１３ａが形成される
が、該係止受け突部１３ａの内縁は、上側ほど左右方向
外方に位置するテーパ面になっている。一方、左右枠３
の内側面には、前記係止受け部１３に対応して係止部１
４が取付けられるが、該係止部１４は、係止受け部１３
を上下方向抜き差し自在に内嵌する寸法設定になってお
り、その上部には、係止受け突部１３ａのテーパに対応
してテーパ状になった係止覆部１４ａが形成されてい
る。そしてベッド架台１は、前述したように中枠５を頭
足枠４に組み付けた状態で、左右枠３側の係止部１４を
頭足枠４側の係止受け部１３に上側から嵌合係止するこ
とで枠組みされ、抜止めボルト１５を用いて係止受け部
１３と係止部１４とを抜止め固定される設定になってい
る。尚、１６は頭足枠４に着脱自在に取り付けられるベ
ッド脚である。

【０００８】叙述の如く構成された第一の実施の形態に
おいて、ベッド架台１は、左右枠３、頭足枠４および中
枠５を嵌合係止または固着させることで簡単に現場で組
付けることができる。しかもベッド架台１の左右幅を変
更する場合、従来のもののように中枠までも交換するこ
となく頭足枠４のみを対応する幅のものに交換して組付
けるだけで対応することができ、部品管理、作業性の向
上に貢献することができる。また、特に左右枠３と頭足
枠４との枠組みについては、係止受け部１３と係止部１
４とは上側からのテーパ嵌合（錘体嵌合）であるから、
始めは遊嵌状の嵌合であっても、最後にはきちんと位置
決めされた確りとした状態での嵌合となるため、枠組み
操作が簡単ながらも精度よく位置決めされた強固な枠組
みができることになって、後はボルト１５で抜止めする
程度の作業で良いことになって作業性が改善され、信頼
性の高いベッド架台を提供できる。尚、１３ｂは係止受
け部１３に固着されるナットである。また、ベッド架台
１は、固定した寸法で一体形成される従来のものと異な
り、左右枠３、頭足枠４および中枠５が別個に製造され
るので、病室への搬入搬出がしやすくなるうえ、ベッド
架台を保管する場合、保管場所のスペースを節約するこ
とができる。さらにベッド幅の寸法に係わらず共通の枠
材を兼用することが可能となり、製造コストの削減に貢
献することができる。しかも、頭足枠４の長さを変え
る、あるいは調節するだけでベッド幅の寸法を簡単に変
えることができるので、病人の回復度に対応したベッド
幅の異なるベッド架台を提供することができる。

【０００９】次に、第二の実施の形態について図７に基
づいて説明する。引出符号が第一の実施の形態と同じも
のは同じ機能を有するものであるため、その詳細は省略
する。そしてこのものは、ベッド架台１を平行姿勢で上
下昇降動できるもので、そのため脚部１８付きの基枠
（ベースフレーム）１９とベッド架台１を昇降するため
の架台昇降用動力機構２０が設けられている。この動力
機構２０は、中枠２１に組付けられる電動モータ２２、
該電動モータ２２の駆動に基づいて伸縮作動する作動軸
２３、該作動軸２３の先端に中間部が揺動自在に軸支さ
れる連結杆２４、基枠１９に基端部が揺動自在に軸支さ
れ、先端部が連結杆２４の各端部にそれぞれ揺動自在に
軸支されるリンク杆２５を用いて構成され、電動モータ
２２の正逆駆動に基ずく連結杆２４の頭足方向の移動で
リンク杆２５を揺動させることでベッド架台１を基枠
に対して上下昇降する構成になっている。そしてこのも
のも、ベッド架台１については前記第一の実施の形態の
ものを採用しているため、ベッド架台１の左右幅を変更
する場合、対応した長さの頭足枠４に交換すれば良いこ
とになる。

【００１０】また、図８に第三の実施の形態を示すが、
このものは、頭足枠２６が第一、第二の実施の形態のよ
うに一体型ではなく左右分割型になっている。そして、
これら左右に分割された頭足枠２６を、中枠２７を構成
している頭足側中枠２７ａに左右方向出没自在に嵌合し
たもので、この様にしたものでは、ベッド架台１の左右
幅の変更は、頭足枠２６を頭足側中枠２７に対して左右
方向に移動させればよいことになって、第一、第二の実
施の形態の場合のように長さの異なる頭足枠が別途必要
になるということがなく、好都合である。尚、頭足枠２
６の移動固定は、蝶螺子２８等の適宜固定手段を用いて
行うことができる。このものでは、図示されるように、
頭足側中枠２７ａに、前記第一の実施の形態の中枠に相
当するものが中枠部材の一つとして着脱自在に組み込ま
れて中枠を構成している。この場合に、頭足枠２６にベ
ッド脚３１が設けられているため、頭足枠２６を左右に
移動させてベッド幅を広くしても、ベッド脚３１は常に
ベッドの左右端に位置することとなって、ベッドの安定
性が損なわれてしまうことがない。

【００１１】本発明は前記実施の形態に限定されないも
のであって、ベッド架台を組付けるにあたり、頭足枠と
左右枠とを枠組みするための係止受け部と係止部との関
係について、図９の（Ａ）〜（Ｇ）に示すように構成す
ることができる。ここで、図９の（Ａ）〜（Ｅ）のもの
は錘体嵌合方式についての各種の形態を示しているが、
これらのどれをも採用できる。そしてこの場合に、係止
受け部と係止部とのテーパ角度を同じにした、着脱時に
大きな摺動抵抗を受けることになって着脱性に欠けると
いう問題が発生する場合が考えられ、この対策として
は、両者のテーパ角度を僅かに異ならしめておけばよ
く、このようにして実施することがさらに好ましい。ま
た、図９の（Ｆ）、（Ｇ）のものは、係止ピン２９を係
止溝３０に嵌合係止するものであるが、この場合に、係
止溝３０をテーパ状にしておくことで前記のものと同じ
様な嵌合ができる。また、係止受け部を左右枠に取付
け、係止部を頭足枠に取付けてもよく、この場合には、
脚部を左右枠側に取付けることが必要であることは言う
までもない。

【図面の簡単な説明】

【図１】第一実施形態のベッド床を持ち上げた状態を示
す斜視図である。

【図２】第一実施形態のベッド架台の概略部を示す分解
斜視図である。

【図３】（Ａ）はベッド床とベッド架台との嵌合係止状
態を示す正面図、（Ｂ）はベッド床とベッド架台との嵌
合係止状態を示す側面断面図である。

【図４】（Ａ）は頭足枠を示す平面図、（Ｂ）は頭足枠
を示す側面図、（Ｃ）は（Ｂ）のＸ−Ｘ断面図である。

【図５】（Ａ）は左右枠を示す平面図、（Ｂ）は左右枠
を示す側面図である。

【図６】（Ａ）は係止部と係止受け部との嵌合状態を示
す作用側面図、（Ｂ）は係止部と係止受け部との嵌合状
態を示す作用正面図である。

【図７】第二実施形態のベッド床を持ち上げた状態を示
す斜視図である。

【図８】第三実施形態のベッド架台の概略部を示す分解
斜視図である。

【図９】（Ａ）から（Ｇ）は係止受け部と係止部との関
係を示す斜視図である。

【符号の説明】

１ ベッド架台 ２ ベッド床 ２ａ 背起床部 ２ｂ 第一下腿起床部 ２ｃ 第二下腿起床部 ２ｅ 突出部 ２ｆ 係止ピン ３ 左右枠 ４ 頭足枠 ５ 中枠 ６ 取付け金具 ７ ボルト ８ ヒンジプレート １３ 係止受け部 １３ａ 係止受け突部 １４ 係止部 １４ａ 係止覆部 １６ ベッド脚

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 マットが敷設されるベッド架台であっ
   て、該ベッド架台は、少なくとも頭足側両枠と、左右側
   両枠と、該左右側両枠のあいだに配設される中枠とを備
   えて構成されるものとし、左右側両枠および頭足側両枠
   の何れか一方の両枠に係止部を設け、他方の両枠に該係
   止部を上下方向から係脱自在に係止するための係止受け
   部を設けると共に、前記中枠を、頭足側両枠に着脱自在
   に支持して構成したベッド架台。
2. 【請求項２】 請求項１において、係止部と係止受け部
   とは錘体嵌合による嵌合係止であるベッド架台。
3. 【請求項３】 請求項１または２において、頭足側両枠
   を長さ違いのものに交換して左右幅を変更できるように
   したベッド架台。
4. 【請求項４】 請求項１または２において、頭足側両枠
   を、中枠に対して左右方向位置調節自在に支持して左右
   幅を変更できるようにしたベッド架台。
5. 【請求項５】 請求項１、２または３において、頭足側
   両枠の内面に、嵌合突部をそれぞれ設け、該嵌合突部
   を、枠組み形成される中枠に前後方向出没自在に嵌合し
   て中枠を頭足側両枠に着脱自在に組み込むようにしたベ
   ッド架台。
6. 【請求項６】 請求項１、２、３、４または５におい
   て、左右側両枠、頭足側両枠のうち、係止部の下方移動
   を受け止め支持する係止受け部が設けられる側の枠を床
   面側に支持させたベッド架台。
7. 【請求項７】 請求項１乃至６において、中枠は、マッ
   トを敷設すべくベッド架台に支持されるベッド床を上下
   揺動させるためのベッド床用動力機構を備えたベッド架
   台。
8. 【請求項８】 請求項１乃至７において、ベッド架台
   を、床面側に支持されるベッド基枠に上下昇降自在に支
   持されるものとした場合に、ベッド基枠と中枠とのあい
   だにベッド架台を昇降するための架台昇降用動力機構を
   介装したベッド架台。
9. 【請求項９】 請求項１乃至８において、ベッド架台
   を、頭足側両枠が脚体を介して床面側に支持されるもの
   とした場合に、該脚体は、頭足側両枠に対して着脱自在
   に取り付けられるものであるベッド架台。