JPH1084791A - 通気・透水及び遮光性を有する防草シート。 - Google Patents
通気・透水及び遮光性を有する防草シート。Info
- Publication number
- JPH1084791A JPH1084791A JP28455496A JP28455496A JPH1084791A JP H1084791 A JPH1084791 A JP H1084791A JP 28455496 A JP28455496 A JP 28455496A JP 28455496 A JP28455496 A JP 28455496A JP H1084791 A JPH1084791 A JP H1084791A
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- Japan
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- permeability
- weedproof sheet
- rubber
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ゴム、プラスチック等の廃材を有効利用し
て、通気・透水及び遮光性を有する防草シートを得る。 【構成】 ゴムまたはプラスチックのチップ９０〜５０
重量％と熱硬化性樹脂１０〜５０重量％の混合物をモー
ルドに注入し、加熱圧縮成型後任意の厚みにスライスし
てなる。
て、通気・透水及び遮光性を有する防草シートを得る。 【構成】 ゴムまたはプラスチックのチップ９０〜５０
重量％と熱硬化性樹脂１０〜５０重量％の混合物をモー
ルドに注入し、加熱圧縮成型後任意の厚みにスライスし
てなる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は防草シートに関し、詳し
くはゴムやプラスチックの廃材を有効利用した通気・透
水及び遮光性を有する防草シートに関するものである。
くはゴムやプラスチックの廃材を有効利用した通気・透
水及び遮光性を有する防草シートに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】これまで、道路の中央分離帯や路肩ある
いは公園や歩道の樹木周りの防草手段として、遮光性を
持つ農ビシートやゴム引きの織物シートが用いられてき
たが、それらに透水性がないため表面に水たまりができ
たり、樹木周りに使用したばあいに土の乾燥をまねいて
樹木が枯れたり、また強度が十分でないため、すでに土
中にある種子が発芽して農ビシートや織物シートを突き
破って成長し十分な除草効果が得られなかったりといっ
た不具合が生じていた。
いは公園や歩道の樹木周りの防草手段として、遮光性を
持つ農ビシートやゴム引きの織物シートが用いられてき
たが、それらに透水性がないため表面に水たまりができ
たり、樹木周りに使用したばあいに土の乾燥をまねいて
樹木が枯れたり、また強度が十分でないため、すでに土
中にある種子が発芽して農ビシートや織物シートを突き
破って成長し十分な除草効果が得られなかったりといっ
た不具合が生じていた。
【０００３】そこで、通気及び透水性を有し、種子の発
芽成長を阻む強度と遮光性とを兼ね備えた防草マルチン
グシートやマルチングパネルが開発され、すでにそのい
くつかの文献が開示されている。たとえば、特許公告・
平成４年５２７２７号には、圧接接着された合成長繊維
不織布よりなる防草シートが、また、特許公開・平成４
年３３０２３２号には、焼却砂、セメント、ＡＥ剤より
なる防草マルチングパネルが開示されている。
芽成長を阻む強度と遮光性とを兼ね備えた防草マルチン
グシートやマルチングパネルが開発され、すでにそのい
くつかの文献が開示されている。たとえば、特許公告・
平成４年５２７２７号には、圧接接着された合成長繊維
不織布よりなる防草シートが、また、特許公開・平成４
年３３０２３２号には、焼却砂、セメント、ＡＥ剤より
なる防草マルチングパネルが開示されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た従来のマルチングシートやマルチングパネルは新たな
原料をもって製造しなければならず、製造コストが高く
つき、よって道路の中央分離帯や路肩等に広範囲に敷設
するとなるとかなりの予算が必要になるという欠点があ
った。
た従来のマルチングシートやマルチングパネルは新たな
原料をもって製造しなければならず、製造コストが高く
つき、よって道路の中央分離帯や路肩等に広範囲に敷設
するとなるとかなりの予算が必要になるという欠点があ
った。
【０００５】本発明はこうした欠点を解消するためにな
されたもので、すなわちゴムやプラスチックのチップ、
つまり今日社会的に問題となっている産業廃棄物を有効
利用して、より製造コストの低い、少ない予算で広範囲
に敷設でき、なおかつ従来のマルチングシートやマルチ
ングパネルに勝るとも劣らない効果を有する防草シート
とその製造方法を提供するものである。
されたもので、すなわちゴムやプラスチックのチップ、
つまり今日社会的に問題となっている産業廃棄物を有効
利用して、より製造コストの低い、少ない予算で広範囲
に敷設でき、なおかつ従来のマルチングシートやマルチ
ングパネルに勝るとも劣らない効果を有する防草シート
とその製造方法を提供するものである。
【０００６】すなわち、本発明による防草シートは、粒
径０，５〜５，０ｍｍのゴムまたはプラスチックのチッ
プ９０〜５０重量％と熱硬化性樹脂１０〜５０重量％の
混合物をモールドに注入し、加熱圧縮成型後任意の厚み
にスライスしてなるものである。
径０，５〜５，０ｍｍのゴムまたはプラスチックのチッ
プ９０〜５０重量％と熱硬化性樹脂１０〜５０重量％の
混合物をモールドに注入し、加熱圧縮成型後任意の厚み
にスライスしてなるものである。
【０００７】
【作用】ゴムやプラスチックのチップの粒径を０，５〜
５，０ｍｍとし、該チップと熱硬化性樹脂との混合比を
それぞれ９０〜５０重量％と１０〜５０重量％とするこ
とにより、適度の通気及び透水性を有し、なおかつ種子
の発芽成長を阻む十分の強度と遮光性とを兼ね備えた防
草シートが得られる。
５，０ｍｍとし、該チップと熱硬化性樹脂との混合比を
それぞれ９０〜５０重量％と１０〜５０重量％とするこ
とにより、適度の通気及び透水性を有し、なおかつ種子
の発芽成長を阻む十分の強度と遮光性とを兼ね備えた防
草シートが得られる。
【０００８】しかしながら、上記の混合比が偏ると、す
なわち熱硬化性樹脂が５０重量％を超えると、強度は増
すが通気及び透水性がなくなり、逆にチップが９０重量
％を超えると、通気及び透水性は増すが強度が損なわれ
る。また、チップの粒径が０，５ｍｍ以下になると強度
は増すが通気及び透水性がなくなり、５，０ｍｍ以上に
なると通気及び透水性は増すが強度が損なわれる。
なわち熱硬化性樹脂が５０重量％を超えると、強度は増
すが通気及び透水性がなくなり、逆にチップが９０重量
％を超えると、通気及び透水性は増すが強度が損なわれ
る。また、チップの粒径が０，５ｍｍ以下になると強度
は増すが通気及び透水性がなくなり、５，０ｍｍ以上に
なると通気及び透水性は増すが強度が損なわれる。
【０００９】
【実施例】つづいて、本発明の実施例を図面に沿って説
明すると、図１はゴムやプラスチックのチップ（１）と
熱硬化性樹脂（２）との混合物でなる通気及び透水性を
有する本発明による防草シートの断面図であり、その製
造方法は粒径０，５〜５，０ｍｍのゴムまたはプラスチ
ックのチップ９０〜５０重量％と熱硬化性樹脂１０〜５
０重量％の混合物をモールドに注入し、加熱圧縮成型後
任意の厚みにスライスしてなるものである。
明すると、図１はゴムやプラスチックのチップ（１）と
熱硬化性樹脂（２）との混合物でなる通気及び透水性を
有する本発明による防草シートの断面図であり、その製
造方法は粒径０，５〜５，０ｍｍのゴムまたはプラスチ
ックのチップ９０〜５０重量％と熱硬化性樹脂１０〜５
０重量％の混合物をモールドに注入し、加熱圧縮成型後
任意の厚みにスライスしてなるものである。
【００１０】実験では、廃タイヤの粉砕物よりなる粒径
０，５〜５，０ｍｍのゴムチップ９０〜５０重量％と熱
硬化性樹脂としてＮＣＯ基末端ウレタンプレポリマー１
０〜５０重量％の混合物を、厚さ１０〜３０ｍｍのモー
ルドに注入し、摂氏１００度〜１５０度で１０分間加熱
圧縮成型後、一昼夜室温で放熱したのち脱型して得られ
た厚板をバンドナイフマシンで２〜１０ｍｍの任意の厚
みにスライスしたところ、適度の通気及び透水性を有
し、種子の発芽成長を阻む十分の強度と遮光性とを兼ね
備えた防草シートが得られた。
０，５〜５，０ｍｍのゴムチップ９０〜５０重量％と熱
硬化性樹脂としてＮＣＯ基末端ウレタンプレポリマー１
０〜５０重量％の混合物を、厚さ１０〜３０ｍｍのモー
ルドに注入し、摂氏１００度〜１５０度で１０分間加熱
圧縮成型後、一昼夜室温で放熱したのち脱型して得られ
た厚板をバンドナイフマシンで２〜１０ｍｍの任意の厚
みにスライスしたところ、適度の通気及び透水性を有
し、種子の発芽成長を阻む十分の強度と遮光性とを兼ね
備えた防草シートが得られた。
【００１１】しかしながら、上記の混合比が偏ると、す
なわち熱硬化性樹脂が５０重量％を超えると、防草シー
トの強度は増すが通気及び透水性がなくなり、逆にチッ
プが９０重量％を超えると、通気及び透水性は増すが強
度が損なわれることが判明した。また、チップの粒径が
０，５ｍｍ以下になると強度は増すが通気及び透水性が
なくなり、５，０ｍｍ以上になると通気及び透水性は増
すが強度が損なわれるることも判明した。
なわち熱硬化性樹脂が５０重量％を超えると、防草シー
トの強度は増すが通気及び透水性がなくなり、逆にチッ
プが９０重量％を超えると、通気及び透水性は増すが強
度が損なわれることが判明した。また、チップの粒径が
０，５ｍｍ以下になると強度は増すが通気及び透水性が
なくなり、５，０ｍｍ以上になると通気及び透水性は増
すが強度が損なわれるることも判明した。
【００１２】したがって、特許請求の範囲記載のチップ
の粒径及び混合比の範囲内でチップと熱硬化性樹脂とを
任意に混合できるわけであるが、その混合比率及びチッ
プの粒径、さらにはスライスする際の厚さ等は、その使
用目的に応じて、つまり要求される強度や耐用年数等に
応じて調整することができる。また、美観が求められる
ばあいは敷設後表面を砂利やバラスで覆うこともできれ
ば、防草シートの表面に適当な着色を施すこともでき
る。
の粒径及び混合比の範囲内でチップと熱硬化性樹脂とを
任意に混合できるわけであるが、その混合比率及びチッ
プの粒径、さらにはスライスする際の厚さ等は、その使
用目的に応じて、つまり要求される強度や耐用年数等に
応じて調整することができる。また、美観が求められる
ばあいは敷設後表面を砂利やバラスで覆うこともできれ
ば、防草シートの表面に適当な着色を施すこともでき
る。
【００１３】
【発明の効果】こうして、ゴムやプラスチック等の産業
廃棄物を有効利用した、製造コストの極めて安い、適度
の通気及び透水性を有し、種子の発芽成長を阻む十分の
強度と遮光性とを兼ね備えた防草シートが得られる。
廃棄物を有効利用した、製造コストの極めて安い、適度
の通気及び透水性を有し、種子の発芽成長を阻む十分の
強度と遮光性とを兼ね備えた防草シートが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明による防草シートの断面図。
１ ゴムまたはプラスチックのチップ ２ 熱硬化性樹脂
Claims (1)
- 【請求項１】粒径０，５〜５，０ｍｍのゴムまたはプラ
スチックのチップ９０〜５０重量％と熱硬化性樹脂１０
〜５０重量％の混合物をモールドに注入し、加熱圧縮成
型後任意の厚みにスライスしてなる通気・透水及び遮光
性を有する防草シートとその製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28455496A JPH1084791A (ja) | 1996-09-18 | 1996-09-18 | 通気・透水及び遮光性を有する防草シート。 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28455496A JPH1084791A (ja) | 1996-09-18 | 1996-09-18 | 通気・透水及び遮光性を有する防草シート。 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1084791A true JPH1084791A (ja) | 1998-04-07 |
Family
ID=17679966
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28455496A Pending JPH1084791A (ja) | 1996-09-18 | 1996-09-18 | 通気・透水及び遮光性を有する防草シート。 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1084791A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6407039B1 (en) | 2000-05-17 | 2002-06-18 | K.K. Ueda Shikimono Kojyo | Biodegradable, weed-preventing sheet and a method of preventing generation and growth of weeds by use of the same |
| WO2009087786A1 (ja) * | 2008-01-07 | 2009-07-16 | Kohan Corporation | 樹脂ゴム混合スライスシート及び樹脂ゴム混合シート並びに袋状物 |
-
1996
- 1996-09-18 JP JP28455496A patent/JPH1084791A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6407039B1 (en) | 2000-05-17 | 2002-06-18 | K.K. Ueda Shikimono Kojyo | Biodegradable, weed-preventing sheet and a method of preventing generation and growth of weeds by use of the same |
| WO2009087786A1 (ja) * | 2008-01-07 | 2009-07-16 | Kohan Corporation | 樹脂ゴム混合スライスシート及び樹脂ゴム混合シート並びに袋状物 |
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