JPH1084775A - 遠隔操作装置におけるロッド支持構造 - Google Patents
遠隔操作装置におけるロッド支持構造Info
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- JPH1084775A JPH1084775A JP8282844A JP28284496A JPH1084775A JP H1084775 A JPH1084775 A JP H1084775A JP 8282844 A JP8282844 A JP 8282844A JP 28284496 A JP28284496 A JP 28284496A JP H1084775 A JPH1084775 A JP H1084775A
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- rod
- pieces
- elastic split
- elastic
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 支持部材を長尺なロッドの軸端までいちいち
摺動させることなく、支持部材のロッドのいかなる部位
に対しても、直ちにその部位への直接の取付け、取外し
の作業が可能となるようにした遠隔操作装置におけるロ
ツド支持構造を提供することを目的とする。首曲り機構
のついた遠隔操作装置を提供することを目的とする。 【構成】 ロッド４の長手方向に対して垂直な縦断面視
において、ロッド４表面に被着しうるように相対向する
二つ割りの弾性分割片６，７の一対を一体的に接合して
支持部材５を形成し、前記接合は各弾性分割片６，７に
設けた係脱可能な一対の係合突起８（９）と係合凹部１
０（１１）との係着により行われるようになすと共に、
前記弾性分割片６，７はそれぞれロッド４の長手方向に
対して垂直方向に分離離脱しうるように構成されている
ことを特徴とするものである。
摺動させることなく、支持部材のロッドのいかなる部位
に対しても、直ちにその部位への直接の取付け、取外し
の作業が可能となるようにした遠隔操作装置におけるロ
ツド支持構造を提供することを目的とする。首曲り機構
のついた遠隔操作装置を提供することを目的とする。 【構成】 ロッド４の長手方向に対して垂直な縦断面視
において、ロッド４表面に被着しうるように相対向する
二つ割りの弾性分割片６，７の一対を一体的に接合して
支持部材５を形成し、前記接合は各弾性分割片６，７に
設けた係脱可能な一対の係合突起８（９）と係合凹部１
０（１１）との係着により行われるようになすと共に、
前記弾性分割片６，７はそれぞれロッド４の長手方向に
対して垂直方向に分離離脱しうるように構成されている
ことを特徴とするものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、高所作業や狭所作業の
遠隔操作に使用すべく、長尺柄の先端部に鋏、鋸等の切
断具又は挟持具（以下、鋏等という）を取着し、長尺柄
の後端部に該鋏等の操作部を設け、この操作部を操作す
ることで、前記鋏等をロッドを介して遠隔操作しうるよ
うにしたものにおいて、当該ロッドを軸受等の支持部材
にて支持するようにした遠隔操作装置におけるロツド支
持構造に関するものである。
遠隔操作に使用すべく、長尺柄の先端部に鋏、鋸等の切
断具又は挟持具（以下、鋏等という）を取着し、長尺柄
の後端部に該鋏等の操作部を設け、この操作部を操作す
ることで、前記鋏等をロッドを介して遠隔操作しうるよ
うにしたものにおいて、当該ロッドを軸受等の支持部材
にて支持するようにした遠隔操作装置におけるロツド支
持構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種のロツド支持構造として
は、例えば、実用新案登録第２５０３２６５号公報にて
示すごとく、筒状長尺柄内に挿通される長尺のロッド
を、その適所に配設された単なる一体的な筒状の支持部
材にて支持させるようにして、振れ止め機能を発揮した
ものが提供されている。
は、例えば、実用新案登録第２５０３２６５号公報にて
示すごとく、筒状長尺柄内に挿通される長尺のロッド
を、その適所に配設された単なる一体的な筒状の支持部
材にて支持させるようにして、振れ止め機能を発揮した
ものが提供されている。
【０００３】
【発明が解決しょうとする課題】しかしながら、前述の
ごとき、一体的な筒状の支持部材では、ロッドの長手方
向に対して垂直方向への離脱できない。そのために、仕
方なくこれら複数の支持部材のそれぞれを、長尺なロッ
ドの軸端まで該ロッドに沿って一旦摺動させて引き寄せ
なければならず、その後、支持部材をロッドから外すよ
うな非能率的で、しかも面倒な作業を余儀なくされる問
題があった。
ごとき、一体的な筒状の支持部材では、ロッドの長手方
向に対して垂直方向への離脱できない。そのために、仕
方なくこれら複数の支持部材のそれぞれを、長尺なロッ
ドの軸端まで該ロッドに沿って一旦摺動させて引き寄せ
なければならず、その後、支持部材をロッドから外すよ
うな非能率的で、しかも面倒な作業を余儀なくされる問
題があった。
【０００４】本発明は、かかる課題を解消し、支持部材
をロッドの配設位置にて離脱できる点に着目した遠隔操
作装置におけるロツド支持構造を提供することを目的と
する。
をロッドの配設位置にて離脱できる点に着目した遠隔操
作装置におけるロツド支持構造を提供することを目的と
する。
【０００５】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明に係る遠隔操作装置におけるロツド支持構
造の請求項１の発明は、筒状長尺柄１の先端部に鋏、鋸
等の切断具又は挟持具２を取着し、該筒状長尺柄１の後
端部に前記鋏、鋸等の切断具又は挟持具２の操作部３を
設け、前記鋏、鋸等の切断具又は挟持具２と操作部３と
を筒状長尺柄１内に挿通されるロッド４にて連結して、
前記操作部３により鋏、鋸等の切断具又は挟持具２を操
作させると共に前記ロッド４は、筒状長尺柄１のほぼ軸
線に沿って進退可能なごとく、その適所に配設された支
持部材５にて支持させるようになしたものにおいて、前
記支持部材５は前記ロッド４の長手方向に対して垂直な
縦断面視において、ロッド４表面に被着しうるように相
対向する二つ割りの弾性分割片６，７の一対を一体的に
接合して形成され、前記接合は各弾性分割片６，７に設
けた係脱可能な一対の係合突起８（９）と係合凹部１０
（１１）との係着により行われるようになすと共に、前
記弾性分割片６，７はそれぞれロッド４の長手方向に対
して垂直方向に分離離脱しうるように構成されているこ
とを特徴とするものである。
めに、本発明に係る遠隔操作装置におけるロツド支持構
造の請求項１の発明は、筒状長尺柄１の先端部に鋏、鋸
等の切断具又は挟持具２を取着し、該筒状長尺柄１の後
端部に前記鋏、鋸等の切断具又は挟持具２の操作部３を
設け、前記鋏、鋸等の切断具又は挟持具２と操作部３と
を筒状長尺柄１内に挿通されるロッド４にて連結して、
前記操作部３により鋏、鋸等の切断具又は挟持具２を操
作させると共に前記ロッド４は、筒状長尺柄１のほぼ軸
線に沿って進退可能なごとく、その適所に配設された支
持部材５にて支持させるようになしたものにおいて、前
記支持部材５は前記ロッド４の長手方向に対して垂直な
縦断面視において、ロッド４表面に被着しうるように相
対向する二つ割りの弾性分割片６，７の一対を一体的に
接合して形成され、前記接合は各弾性分割片６，７に設
けた係脱可能な一対の係合突起８（９）と係合凹部１０
（１１）との係着により行われるようになすと共に、前
記弾性分割片６，７はそれぞれロッド４の長手方向に対
して垂直方向に分離離脱しうるように構成されているこ
とを特徴とするものである。
【０００６】また、本発明に係る遠隔操作装置における
ロツド支持構造の請求項２の発明は、請求項１の発明に
おいてその一部に次の改良を加えたものである。即ち、
被着されるロッド４を挟み、その両側からそれぞれ対称
的な反対向きに嵌合される弾性分割片６，７の一側に位
置するように一体的に突設された前記係合突起８（９）
が、弾性分割片６，７の他側にそれぞれ位置するように
設けられる係合凹部１０（１１）に対して係着しうるよ
うに対向配備されていることを特徴とする。
ロツド支持構造の請求項２の発明は、請求項１の発明に
おいてその一部に次の改良を加えたものである。即ち、
被着されるロッド４を挟み、その両側からそれぞれ対称
的な反対向きに嵌合される弾性分割片６，７の一側に位
置するように一体的に突設された前記係合突起８（９）
が、弾性分割片６，７の他側にそれぞれ位置するように
設けられる係合凹部１０（１１）に対して係着しうるよ
うに対向配備されていることを特徴とする。
【０００７】なお、ここでいう前記弾性分割片６，７
は、適度の硬度と弾性力を有する資材でもって作製され
ており、換言すれば、例えばポリプロピレン等のプラス
チック製またはゴム製資材でもって作製されたものの総
称をいう。
は、適度の硬度と弾性力を有する資材でもって作製され
ており、換言すれば、例えばポリプロピレン等のプラス
チック製またはゴム製資材でもって作製されたものの総
称をいう。
【０００８】
【作用】以上のごとく、本発明に係る遠隔操作装置にお
けるロツド支持構造によれば、ロッド４への支持部材５
の取付けに際しては、図２に示すごとく、二つ割りの弾
性分割片６，７の一対を、ロッド４の取付けようとする
部位に平行な若干離間した位置で、かつ係合突起８
（９）と係合凹部１０（１１）が相対向するように、保
持する。
けるロツド支持構造によれば、ロッド４への支持部材５
の取付けに際しては、図２に示すごとく、二つ割りの弾
性分割片６，７の一対を、ロッド４の取付けようとする
部位に平行な若干離間した位置で、かつ係合突起８
（９）と係合凹部１０（１１）が相対向するように、保
持する。
【０００９】しかる後、それら平行姿勢を保ったままロ
ッド４に近接被着させると共に、相互に対向し合う係合
突起８（９）と係合凹部１０（１１）同志を近接係着さ
せることにより、ロッド４に被着された弾性分割片６，
７は、一体的な一つの支持部材５に接合形成されると同
時に、ロッド４への支持部材５の取付けが完成するので
ある。
ッド４に近接被着させると共に、相互に対向し合う係合
突起８（９）と係合凹部１０（１１）同志を近接係着さ
せることにより、ロッド４に被着された弾性分割片６，
７は、一体的な一つの支持部材５に接合形成されると同
時に、ロッド４への支持部材５の取付けが完成するので
ある。
【００１０】一方、支持部材５のロッド４からの取外し
に際しては、前記係着状態にある弾性分割片６，７を、
それぞれロッド４の長手方向に対して、互いに垂直なロ
ッド４から引き離す方向へ方向へ軽く押すと、係合突起
８（９）と係合凹部１０（１１）との係合が外れ、次い
で、それぞれロッド４の長手方向に対して垂直方向にロ
ッド４から遠ざかる方向へ分離離脱することにより、容
易に支持部材５のロッド４からの取外しが可能となるの
である。
に際しては、前記係着状態にある弾性分割片６，７を、
それぞれロッド４の長手方向に対して、互いに垂直なロ
ッド４から引き離す方向へ方向へ軽く押すと、係合突起
８（９）と係合凹部１０（１１）との係合が外れ、次い
で、それぞれロッド４の長手方向に対して垂直方向にロ
ッド４から遠ざかる方向へ分離離脱することにより、容
易に支持部材５のロッド４からの取外しが可能となるの
である。
【００１１】
【発明の効果】本発明に係る遠隔操作装置におけるロツ
ド支持構造は、以上の構成及び作用を有するから、次の
ごとき効果を有する。即ち、一対の弾性分割片のそれぞ
れに設けられた一対の係合突起と係合凹部の係脱によ
り、支持部材のロッドへの取付け、取外しが極めて容易
に行いうる。したがって、支持部材のそれぞれを、いち
いち長尺なロッドの軸端まで該ロッドに沿って摺動させ
てから取付け、取外しを行うような面倒な作業が省け、
ロッドのいかなる部位に対しても、直ちにその部位への
直接の取付け、取外しの作業が可能となるごとき、その
作業の効率が極めて向上するのである。
ド支持構造は、以上の構成及び作用を有するから、次の
ごとき効果を有する。即ち、一対の弾性分割片のそれぞ
れに設けられた一対の係合突起と係合凹部の係脱によ
り、支持部材のロッドへの取付け、取外しが極めて容易
に行いうる。したがって、支持部材のそれぞれを、いち
いち長尺なロッドの軸端まで該ロッドに沿って摺動させ
てから取付け、取外しを行うような面倒な作業が省け、
ロッドのいかなる部位に対しても、直ちにその部位への
直接の取付け、取外しの作業が可能となるごとき、その
作業の効率が極めて向上するのである。
【００１２】また、一旦二つの弾性分割片が係着して一
つの一体的な支持部材となった以上は、いかなる方向か
ら力が加わっても容易に外れることがなく、安全確実な
軸受機能を発揮しうるのである。そして、ロッドに対し
て配設嵌合される二つの弾性分割片を、対称的な形状と
なした場合には、これら二つの弾性分割片を同じ形状と
なしうるので、金型の種類を一種にすることができ、一
層のコストダウンを図りうる等の効果を奏する。
つの一体的な支持部材となった以上は、いかなる方向か
ら力が加わっても容易に外れることがなく、安全確実な
軸受機能を発揮しうるのである。そして、ロッドに対し
て配設嵌合される二つの弾性分割片を、対称的な形状と
なした場合には、これら二つの弾性分割片を同じ形状と
なしうるので、金型の種類を一種にすることができ、一
層のコストダウンを図りうる等の効果を奏する。
【００１３】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体
的に説明する。図１は本発明に係る遠隔操作装置におけ
るロツド支持構造を備える高枝用長尺鋏の一実施例を示
す装置全体の概略断面図、図２は支持部材である弾性分
割片の一対をロッドに対して一体的に接合する前の配置
状熊を示す分解斜視図、図３は図２における弾性分割片
の一対をロッドに対して一体的に接合した状態を示す斜
視図、図４は図３の正面図、図５は図３の平面図であ
る。
的に説明する。図１は本発明に係る遠隔操作装置におけ
るロツド支持構造を備える高枝用長尺鋏の一実施例を示
す装置全体の概略断面図、図２は支持部材である弾性分
割片の一対をロッドに対して一体的に接合する前の配置
状熊を示す分解斜視図、図３は図２における弾性分割片
の一対をロッドに対して一体的に接合した状態を示す斜
視図、図４は図３の正面図、図５は図３の平面図であ
る。
【００１４】これらの図において、１はパイプ材よりな
る長さが１７０〜１９０ｃｍ程度の筒状長尺柄で、この
筒状長尺柄１の先端部は、断面が鍵穴を呈するように扁
平に変形されている。そして、この一端よりの部分に
は、鋏（鋸等の他の切断具又は挟持具でも差支えない）
２の固定刃１２の基部がボルト類により取着されると共
に、ほぼ断面中心にロッド４が挿通される。
る長さが１７０〜１９０ｃｍ程度の筒状長尺柄で、この
筒状長尺柄１の先端部は、断面が鍵穴を呈するように扁
平に変形されている。そして、この一端よりの部分に
は、鋏（鋸等の他の切断具又は挟持具でも差支えない）
２の固定刃１２の基部がボルト類により取着されると共
に、ほぼ断面中心にロッド４が挿通される。
【００１５】前記ロッド４の先端部は、固定刃１２の基
部に対して開閉しうるよう枢着された可動刃１３の基端
に連結１４され、筒状長尺柄１の後端部には、固定把持
部１５と、可動把持部１６とよりなる操作部３が設けら
れ、一方の固定把持部１５は、先端に形成した取付部１
７を介して筒状長尺柄１の後端部に固定されると共に他
方の可動把持部１６は、基部にて前記固定把持部１５の
腹部に枢着２１される。可動把持部１６の屈曲部には、
前記ロッドの末端が連結１８され、該可動把持部１６
は、固定把持部１５に対して開き勝手に作用せしめるよ
う内装したばね１９に抗して引き寄せうるように付勢さ
れている。
部に対して開閉しうるよう枢着された可動刃１３の基端
に連結１４され、筒状長尺柄１の後端部には、固定把持
部１５と、可動把持部１６とよりなる操作部３が設けら
れ、一方の固定把持部１５は、先端に形成した取付部１
７を介して筒状長尺柄１の後端部に固定されると共に他
方の可動把持部１６は、基部にて前記固定把持部１５の
腹部に枢着２１される。可動把持部１６の屈曲部には、
前記ロッドの末端が連結１８され、該可動把持部１６
は、固定把持部１５に対して開き勝手に作用せしめるよ
う内装したばね１９に抗して引き寄せうるように付勢さ
れている。
【００１６】前記筒状長尺柄１内には、図１に示される
ようにロッド４適所の複数個所の部位、即ち先端部（前
記固定刃１２が取着された扁平部分よりすぐ後の部分）
及び後端部並びにこれら両端部のほぼ中腹部の三個所の
それぞれに支持部材５が配設されており、これら支持部
材５によって前記ロッド４が筒状長尺柄１のほぼ軸線に
沿った姿勢を保ちつつ進退可能なごとく支持されてい
る。
ようにロッド４適所の複数個所の部位、即ち先端部（前
記固定刃１２が取着された扁平部分よりすぐ後の部分）
及び後端部並びにこれら両端部のほぼ中腹部の三個所の
それぞれに支持部材５が配設されており、これら支持部
材５によって前記ロッド４が筒状長尺柄１のほぼ軸線に
沿った姿勢を保ちつつ進退可能なごとく支持されてい
る。
【００１７】前記支持部材５は、図２〜図５に示される
ように前記ロッド４の長手方向に対して垂直な縦断面視
において、ロッド４表面に被着しうるように相対向する
二つ割りの弾性分割片６，７の一対を一体的に接合して
形成されている。換言すれば、前記接合は各弾性分割片
６，７に設けた係脱可能な一対の係合突起８（９）と係
合凹部１０（１１）との係着により行われるように形成
されている。なお、本実施例の場合には、図２に示すご
とく、前記二つの弾性分割片６，７を同じ形状となし、
ロッド４に対して配設嵌合されるこれら二つの弾性分割
片６，７が、対称的な形状となるように形成されてい
る。
ように前記ロッド４の長手方向に対して垂直な縦断面視
において、ロッド４表面に被着しうるように相対向する
二つ割りの弾性分割片６，７の一対を一体的に接合して
形成されている。換言すれば、前記接合は各弾性分割片
６，７に設けた係脱可能な一対の係合突起８（９）と係
合凹部１０（１１）との係着により行われるように形成
されている。なお、本実施例の場合には、図２に示すご
とく、前記二つの弾性分割片６，７を同じ形状となし、
ロッド４に対して配設嵌合されるこれら二つの弾性分割
片６，７が、対称的な形状となるように形成されてい
る。
【００１８】弾性分割片６，７は、適度の硬度と弾性力
を有するゴムまたはプラスチック製資材でもって作製さ
れ、上，下に胴体側突出部２２，脚側突出部２３を突出
したほぼ断面円形の形状に形成されており、ロッド４に
対して弾性分割片６，７がロッド４と丁度同じ幅か、あ
るいは、ロッド４の幅より若干狭い間隔にてほぼ平行状
態に並設される二股状の脚２０，２０と、これら二本の
脚２０，２０間に形成される係合凹部１０（１１）と、
前記脚２０，２０の股部においでロッド４の長手方向の
内側に向かって突出する係合突起８（９）とを備えてい
る。
を有するゴムまたはプラスチック製資材でもって作製さ
れ、上，下に胴体側突出部２２，脚側突出部２３を突出
したほぼ断面円形の形状に形成されており、ロッド４に
対して弾性分割片６，７がロッド４と丁度同じ幅か、あ
るいは、ロッド４の幅より若干狭い間隔にてほぼ平行状
態に並設される二股状の脚２０，２０と、これら二本の
脚２０，２０間に形成される係合凹部１０（１１）と、
前記脚２０，２０の股部においでロッド４の長手方向の
内側に向かって突出する係合突起８（９）とを備えてい
る。
【００１９】前記弾性分割片６，７は同じ形状に形成さ
れており、これら弾性分割片６，７の一対を、あらかじ
め図２にて示すごとく、被着されるロッド４を挟み、そ
の上下両側に配設されるよう一旦支持した後、図３にて
示すごとく、それぞれ対称的な反対向きにロッド４表面
に被着嵌合するのである。そして、前記一対の係合突起
８（９）と係合凹部１０（１１）とは、互いに係脱可能
な係着により、一体的に接合しうるようになっている。
れており、これら弾性分割片６，７の一対を、あらかじ
め図２にて示すごとく、被着されるロッド４を挟み、そ
の上下両側に配設されるよう一旦支持した後、図３にて
示すごとく、それぞれ対称的な反対向きにロッド４表面
に被着嵌合するのである。そして、前記一対の係合突起
８（９）と係合凹部１０（１１）とは、互いに係脱可能
な係着により、一体的に接合しうるようになっている。
【００２０】即ち、ロッド４は前記係合凹部１０及び係
合凹部１１の最も奥まで嵌入され、このときロッド４は
互いに相手側の係合突起８（９）の脚２０側の面と係合
凹部１０（１１）とで、挟持しうるようになっており、
前記二つの弾性分割片６，７は、丁度表面が同一面にな
った一つの軸受に形成されるごとく重合状熊に接合しう
るのである。
合凹部１１の最も奥まで嵌入され、このときロッド４は
互いに相手側の係合突起８（９）の脚２０側の面と係合
凹部１０（１１）とで、挟持しうるようになっており、
前記二つの弾性分割片６，７は、丁度表面が同一面にな
った一つの軸受に形成されるごとく重合状熊に接合しう
るのである。
【００２１】また、前記弾性分割片６，７のロッド４へ
の嵌合に際しては、係合突起８（９）がそれぞれの係合
凹部１０（１１）に相対位置しており、これら係合突起
８（９）及び係合凹部１０（１１）同志の係合によって
前述したごとき、前記二つの弾性分割片６，７は、丁度
表面が同一面になるごとき重合した一体的な接合状態に
維持しうるのである。
の嵌合に際しては、係合突起８（９）がそれぞれの係合
凹部１０（１１）に相対位置しており、これら係合突起
８（９）及び係合凹部１０（１１）同志の係合によって
前述したごとき、前記二つの弾性分割片６，７は、丁度
表面が同一面になるごとき重合した一体的な接合状態に
維持しうるのである。
【００２２】また、前記弾性分割片６，７をロッド４か
ら外す場合には、一方の弾性分割片６の胴体側突出部２
２を、他方の弾性分割片７の脚側突出部２３に対して引
き裂くように上，下に力を加えることにより、前記係合
突起８（９）及び係合凹部１０（１１）の係合が外れ、
ロッド４の長手方向に対して垂直方向に分離離脱しうる
のである。
ら外す場合には、一方の弾性分割片６の胴体側突出部２
２を、他方の弾性分割片７の脚側突出部２３に対して引
き裂くように上，下に力を加えることにより、前記係合
突起８（９）及び係合凹部１０（１１）の係合が外れ、
ロッド４の長手方向に対して垂直方向に分離離脱しうる
のである。
【図１】本発明に係る遠隔操作装置におけるロツド支持
構造を備える高枝用長尺鋏の一実施例を示す装置全体の
概略断面図である。
構造を備える高枝用長尺鋏の一実施例を示す装置全体の
概略断面図である。
【図２】支持部材である弾性分割片の一対をロッドに対
して一体的に接合する前の配置状熊を示す分解斜視図で
ある。
して一体的に接合する前の配置状熊を示す分解斜視図で
ある。
【図３】図２における弾性分割片の一対をロッドに対し
て一体的に接合した状態を示す斜視図である。
て一体的に接合した状態を示す斜視図である。
【図４】図３の正面図、図５は図３の平面図である。
１；筒状長尺柄、２；鋏、鋸等の切断具又は挟持具、
３；操作部、４；ロッド、５；支持部材、６，７；弾性
分割片、８，９；係合突起、１０，１１；係合凹部、１
２；固定刃、１３；可動刃、１４；連結、１５；固定把
持部、１６；可動把持部、１７；取付部、１８；連結、
１９；ばね、２０；脚、，２１；枢着、２２；胴体側突
出部、２３；脚側突出部。
３；操作部、４；ロッド、５；支持部材、６，７；弾性
分割片、８，９；係合突起、１０，１１；係合凹部、１
２；固定刃、１３；可動刃、１４；連結、１５；固定把
持部、１６；可動把持部、１７；取付部、１８；連結、
１９；ばね、２０；脚、，２１；枢着、２２；胴体側突
出部、２３；脚側突出部。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成８年１１月２９日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る遠隔操作装置におけるロツド支持
構造を備える高枝用長尺鋏の一実施例を示す装置全体の
概略断面図である。
構造を備える高枝用長尺鋏の一実施例を示す装置全体の
概略断面図である。
【図２】支持部材である弾性分割片の一対をロッドに対
して一体的に接合する前の配置状態を示す分解斜視図で
ある。
して一体的に接合する前の配置状態を示す分解斜視図で
ある。
【図３】図２における弾性分割片の一対をロッドに対し
て一体的に接合した状態を示す斜視図である。
て一体的に接合した状態を示す斜視図である。
【図４】図３の正面図である。
【図５】図３の平面図である。
【符号の説明】 １；筒状長尺柄、２；鋏、鋸等の切断具又は挟持具、
３；操作部、４；ロッド、５；支持部材、６．７；弾性
分割片、８，９；係合突起、１０，１１；係合凹部、１
２；固定刃、１３；可動刃、１４；連結、１５；固定把
持部、１６；可動把持部、１７；取付部、１８；連結、
１９；ばね、２０；脚、，２１；枢着、２２；胴体側突
出部、２３；脚側突出部。
３；操作部、４；ロッド、５；支持部材、６．７；弾性
分割片、８，９；係合突起、１０，１１；係合凹部、１
２；固定刃、１３；可動刃、１４；連結、１５；固定把
持部、１６；可動把持部、１７；取付部、１８；連結、
１９；ばね、２０；脚、，２１；枢着、２２；胴体側突
出部、２３；脚側突出部。
Claims (2)
- 【請求項１】筒状長尺柄１の先端部に鋏、鋸等の切断具
又は挟持具２を取着し、該筒状長尺柄１の後端部に前記
鋏、鋸等の切断具又は挟持具２の操作部３を設け、前記
鋏、鋸等の切断具又は挟持具２と操作部３とを筒状長尺
柄１内に挿通されるロッド４にて連結して、前記操作部
３により鋏、鋸等の切断具又は挟持具２を操作させると
共に前記ロッド４は、筒状長尺柄１のほぼ軸線に沿って
進退可能なごとく、その適所に配設された支持部材５に
て支持させるようになしたものにおいて、前記支持部材
５は前記ロッド４の長手方向に対して垂直な縦断面視に
おいて、ロッド４表面に被着しうるように相対向する二
つ割りの弾性分割片６，７の一対を一体的に接合して形
成され、前記接合は各弾性分割片６，７に設けた係脱可
能な一対の係合突起８（９）と係合凹部１０（１１）と
の係着により行われるようになすと共に、前記弾性分割
片６，７はそれぞれロッド４の長手方向に対して垂直方
向に分離離脱しうるように構成されていることを特徴と
する遠隔操作装置におけるロツド支持構造。 - 【請求項２】被着されるロッド４を挟み、その両側から
それぞれ対称的な反対向きに嵌合される弾性分割片６，
７の一側に位置するように一体的に突設された前記係合
突起８（９）が、弾性分割片６，７の他側にそれぞれ位
置するように設けられる係合凹部１０（１１）に対して
係着しうるように対向配備されていることを特徴とする
請求項１記載の遠隔操作装置におけるロツド支持構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8282844A JP3066572B2 (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 遠隔操作装置におけるロッド支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8282844A JP3066572B2 (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 遠隔操作装置におけるロッド支持構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1084775A true JPH1084775A (ja) | 1998-04-07 |
| JP3066572B2 JP3066572B2 (ja) | 2000-07-17 |
Family
ID=17657812
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8282844A Expired - Fee Related JP3066572B2 (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 遠隔操作装置におけるロッド支持構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3066572B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106034566A (zh) * | 2016-08-01 | 2016-10-26 | 洛宁超越农业有限公司 | 一种葡萄采摘器 |
| CN108293432A (zh) * | 2018-04-08 | 2018-07-20 | 佛山科学技术学院 | 一种齿盘式水果采摘器 |
-
1996
- 1996-09-17 JP JP8282844A patent/JP3066572B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106034566A (zh) * | 2016-08-01 | 2016-10-26 | 洛宁超越农业有限公司 | 一种葡萄采摘器 |
| CN108293432A (zh) * | 2018-04-08 | 2018-07-20 | 佛山科学技术学院 | 一种齿盘式水果采摘器 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3066572B2 (ja) | 2000-07-17 |
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