JPH1084624A - スイッチング電源 - Google Patents

スイッチング電源

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JPH1084624A
JPH1084624A JP8236684A JP23668496A JPH1084624A JP H1084624 A JPH1084624 A JP H1084624A JP 8236684 A JP8236684 A JP 8236684A JP 23668496 A JP23668496 A JP 23668496A JP H1084624 A JPH1084624 A JP H1084624A
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JP
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output
power failure
power supply
failure detection
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JP8236684A
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Yoshio Higuchi
善男 樋口
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Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1084624A publication Critical patent/JPH1084624A/ja
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M3/00Conversion of dc power input into dc power output
    • H02M3/22Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac
    • H02M3/24Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters
    • H02M3/28Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac
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    • H02M3/33507Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only with automatic control of the output voltage or current, e.g. flyback converters
    • H02M3/33523Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only with automatic control of the output voltage or current, e.g. flyback converters with galvanic isolation between input and output of both the power stage and the feedback loop
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M1/00Details of apparatus for conversion
    • H02M1/0003Details of control, feedback or regulation circuits
    • H02M1/0016Control circuits providing compensation of output voltage deviations using feedforward of disturbance parameters
    • H02M1/0022Control circuits providing compensation of output voltage deviations using feedforward of disturbance parameters the disturbance parameters being input voltage fluctuations

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  • Power Engineering (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)
  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】二次側における停電検出の検出タイミングを速
くする。 【課題解決手段】一次コイルL1に流れる電流をスイッ
チングするスイッチング回路13の入力電圧が予め設定
された電圧より低い電圧となるときの誤差信号22のレ
ベルを限定レベルとするとき、誤差信号22が限定レベ
ルとなったときには、停電検出信号7をHレベルからL
レベルに変化させる停電検出部3を備えた構成としてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、出力電圧の誤差
を、絶縁素子を介して一次側に帰還することにより、出
力電圧を安定化するスイッチング電源に係り、より詳細
には、出力電圧の誤差を示す信号に基づいて停電検出信
号を生成するスイッチング電源に関するものである。
【0002】
【従来の技術】停電検出を行うための回路として、工業
用の制御装置では、商用電源の両波を検出するフォトカ
プラと、フォトカプラの出力によってトリガーされると
共に、再トリガーが可能なタイマ(モノステーブルマル
チバイブレータ等)を用いた構成が用いられている。す
なわち、タイマは、商用電源の両波の各々が現れる毎に
トリガーされる。このため、タイマは、計時期間が終わ
る前に、計時を、再び、最初から行うように再設定され
る。その結果、通常時では、タイマ出力は、計時状態を
示すレベル(非停電を示すレベル)に維持される。一
方、停電となったときには、タイマはトリガーされなく
なる。このため、例えば、商用電源の2サイクル分程度
の期間に設定された計時期間が経過すると、タイマは、
計時を終了し、出力レベルを反転させる。つまり、出力
レベルを、停電を示すレベルに変化させる。この構成
は、スイッチング電源の出力電圧が低下する以前に停電
検出が可能であり、停電を極めて速く検出することが可
能となっている。しかし、絶縁素子であるフォトカプラ
や、再トリガーが可能なタイマ等が必要であるため、回
路構成が複雑になる。
【0003】回路構成の複雑化を回避するため、民生用
の装置に使用されるスイッチング電源等では、二次側の
出力電圧に基づいて停電検出を行う構成が採用されてい
る。図4は、二次側の出力電圧に基づいて停電検出を行
う従来技術の検出回路を示している(一次側回路と誤差
検出回路は図示が省略されている)。すなわち、停電検
出を行うために設けられたトランジスタQ11のベース
は、ツェナーダイオード(以下では単にダイオードと称
する)ZDを介して、マイナス出力31に導かれてい
る。また、ダイオードZDのツェナー電圧は、トランジ
スタQ11のベース・エミッタ電圧とダイオードZDの
ツェナー電圧との和が、5Vの出力32とマイナス出力
31との差異電圧より数V程度低くなるように設定され
ている。このため、非停電状態では、トランジスタQ1
1にベース電流が流れ、停電検出信号33はHレベルと
なる。一方、停電となり、マイナス出力31と出力32
との電圧が降下したため、出力32とマイナス出力31
との差異電圧が、トランジスタQ11のベース・エミッ
タ電圧とダイオードZDのツェナー電圧との和より小さ
くなったときには、トランジスタQ11がオフとなり、
停電検出信号33が、停電を示すLレベルに変化する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した構成におい
て、マイナス出力31の平滑用のコンデンサC11は、
容量が小さく設定されており、停電となったときには、
マイナス出力31の電圧は素早く降下する。このため、
ダイオードZDに流れる電流も速やかに0となり、トラ
ンジスタQ11がオフとなる。図5は、上記した従来技
術における出力32の電圧変化と、停電検出信号33の
レベル変化とのタイミングを示している。すなわち、コ
ンデンサC11の容量が小さく、マイナス出力31の電
圧が素早く降下するため、出力32の電圧が余り降下し
ない時刻T12において、停電検出信号33はLレベル
となる。しかし、時刻T12となったときには、出力3
2の電圧も降下を始めている。このため、時刻T12以
後では、出力32の電圧が、マイクロコンピュータの電
源電圧の規格値を維持する期間は極めて短い。従って、
マイクロコンピュータによる停電処理の時間的マージン
が乏しくなるという問題が生じていた。
【0005】この時間的マージンを大きくするには、出
力32の電圧降下率を小さくすればよく、そのために
は、出力32の平滑用コンデンサC12,C13の容量
を大きくすればよい。しかし、平滑用コンデンサC1
2,C13の容量を大きくする場合には、コンデンサの
価格の上昇と形状の大型化とを招く。一方、コンデンサ
C11の容量を小さくすることによって、期間t11を
短くする方法もあるが、コンデンサC11は、マイナス
出力31の平滑用であるため、容量に下限がある。この
ため、期間t11を、必要充分な程度には短くすること
ができないという問題があった。
【0006】本発明は上記課題を解決するため創案され
たものであって、請求項1記載の発明の目的は、出力電
圧の誤差を示す誤差信号のレベルに基づいて停電を検出
することにより、二次側において停電検出を行ったとき
にも、停電検出のタイミングを速くすることのできるス
イッチング電源を提供することにある。また請求項2記
載の発明の目的は、上記目的に加え、トランジスタのベ
ース・エミッタ間に誤差信号を与えることにより、停電
検出回路の部品点数を削減することのできるスイッチン
グ電源を提供することにある。また請求項3記載の発明
の目的は、上記目的に加え、停電検出信号を、電源投入
時のマイクロコンピュータのリセット信号に用いること
のできるスイッチング電源を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1記載の発明に係るスイッチング電源は、入出力
間が絶縁された絶縁素子に、出力電圧の誤差を示す誤差
信号を入力すると共に、前記絶縁素子の出力に基づいて
スイッチングを制御することにより、前記出力電圧を安
定化するスイッチング電源に適用し、一次コイルに流れ
る電流をスイッチングするスイッチング回路の入力電圧
が予め設定された電圧より低い電圧となるときの前記誤
差信号のレベルを限定レベルとするとき、前記誤差信号
が限定レベルとなったときには、停電検出信号を生成す
る停電検出部を備えた構成としている。
【0008】すなわち、誤差信号は、スイッチング回路
の入力電圧に変化が生じたとき、出力電圧を一定に維持
するための信号となっている。このため、誤差信号は、
入力電圧が変化したときには、その変化に対応するよう
に変化する。また、誤差信号のレベルの変化は、入力電
圧が低下した場合、出力電圧が低下する前に生じる。そ
して、入力電圧が予め設定された電圧まで低下すると、
誤差信号のレベルは限定レベルとなる。このため、停電
検出部が生成する停電検出信号は、出力電圧の変化以前
において生成される信号となる。
【0009】また請求項2記載の発明に係るスイッチン
グ電源は、上記構成に加え、前記絶縁素子をフォトカプ
ラとし、前記誤差信号を、前記出力電圧の誤差を検出す
るシャントレギュレータの出力とし、前記シャントレギ
ュレータの出力に、前記フォトカプラの発光ダイオード
と前記発光ダイオードに直列接続された抵抗とからなる
直列回路が接続されたスイッチング電源に適用し、前記
停電検出部を、そのエミッタが前記直列回路への電流の
供給源に接続され、そのベースが前記直列回路における
所定の接続点に接続されたPNPトランジスタとし、前
記所定の接続点を、前記限定レベルに対応して定まる電
圧を発生する接続点とすると共に、前記停電検出信号を
前記PNPトランジスタのコレクタから取り出す構成と
している。
【0010】すなわち、誤差信号は、シャントレギュレ
ータの出力であるので、電流値でもって誤差を示す信号
となる。また、誤差信号は、出力電圧を上昇させるとき
には、電流値が減少する方向に変化する。一方、直列回
路には、シャントレギュレータの出力電流が流れる。こ
のため、直列回路への電流の供給源の電圧と、直列回路
における所定の接続点との電圧の差異(以下では誤差電
圧と称する)は、誤差信号の電流値に対応した電圧とな
る。つまり、入力電圧が低下したときには、出力電圧を
上昇させるため、誤差信号の電流値が減少するので、誤
差電圧が低下する。その結果、入力電圧が予め設定され
た電圧より低くなると、誤差電圧は、PNPトランジス
タのベース・エミッタ電圧より低い電圧となり、PNP
トランジスタはオフとなる。このため、PNPトランジ
スタのコレクタ出力である停電検出信号は、非停電状態
を示すHレベルから、停電検出を示すLレベルに変化す
る。
【0011】また請求項3記載の発明に係るスイッチン
グ電源は、上記構成に加え、マイクロコンピュータの動
作電源を供給する出力を備えたスイッチング電源に適用
し、前記停電検出信号を、前記マイクロコンピュータの
リセット信号とした構成としている。
【0012】すなわち、停電検出信号は、出力電圧が所
定の電圧を維持した状態において、入力電圧が予め設定
された電圧より高いかどうかを示す信号である。言い換
えると、停電検出信号は、電源が投入された場合、入力
電圧が上昇し、出力電圧が所定の電圧となったときに
も、入力電圧が予め設定された電圧に達しないときに
は、停電検出状態(Lレベル)を維持する信号である。
そして、入力電圧が予め設定された電圧に達したとき、
非停電状態を示すため、LレベルからHレベルに変化す
る信号である。つまり、停電検出信号は、リセット信号
に要求される特性を満たすことになる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例の形態を、
図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明に係るスイ
ッチング電源の一実施形態の電気的接続を示す回路図で
ある。
【0014】図において、100V等の商用電源9が導
かれたノイズフィルタ11は、スイッチング回路13に
おけるスイッチング動作によって発生し、整流平滑回路
12を介して伝わるスイッチングノイズが、商用電源9
の側に漏洩することを防止するためのラインフィルタで
ある。整流平滑回路12は、ダイオードブリッジと平滑
用の大容量のコンデンサとを備えたブロックとなってお
り、ノイズフィルタ11を介して導かれた商用電源9
を、整流平滑する。そして整流平滑することにより得ら
れた直流出力をスイッチング回路13に出力する。
【0015】スイッチング回路13は、整流平滑回路1
2の出力とトランス14の一次コイルL1との間の挿入
されたスイッチングトランジスタ、スイッチングトラン
ジスタがオフとなったとき、一次コイルL1に発生する
逆起電力を吸収するスナバ回路等を備えたブロックとな
っており、制御回路15の出力に従った周期でもって、
一次コイルL1に流れる電流をスイッチングする。制御
回路15は、フォトカプラ1の出力電流に基づいて、ス
イッチング回路13のスイッチング動作を制御すること
により、出力5,6の電圧を所定の電圧に維持するため
のブロックとなっている。そのため、フォトカプラ1の
出力電流に基づいて、スイッチング回路13内のスイッ
チングトランジスタのベース電流を制御する制御トラン
ジスタ、スイッチングトランジスタのエミッタ電流を所
定の電流値に制限し、電源投入時のスイッチングトラン
ジスタの破壊を防止するための保護回路等を備えてお
り、補助コイルL2に発生する電圧を動作源として動作
する。
【0016】シャントレギュレータ2は、出力6の電圧
誤差を検出し、検出結果である誤差信号を出力するブロ
ックとなっている。詳細には、抵抗R4,R5によって
分圧された電圧が2.5Vとなるように、出力の電流値
を変化させる。フォトカプラ1は、入出力間が絶縁され
た絶縁素子であり、シャントレギュレータ2の出力であ
る誤差信号が発光ダイオードD3に流れる。そして、入
力された誤差信号に対応する電流をフォトトランジスタ
Q1から出力することにより、出力6の電圧の誤差を一
次側に帰還する。詳細には、発光ダイオードD3のカソ
ードにはシャントレギュレータ2の出力が接続されてい
る。また、発光ダイオードD3のアノードには抵抗R1
の一方の端子が接続されている。また、抵抗R1の他方
の端子は出力6に接続されている。
【0017】なお、発光ダイオードD3と抵抗R1とか
らなる直列回路は、請求項2記載の直列回路に対応して
おり、出力6は、発光ダイオードD3と抵抗R1とから
なる直列回路への電流の供給源となっている。
【0018】PNPトランジスタQ2のエミッタは、出
力6(発光ダイオードD3と抵抗R1とからなる直列回
路への電流の供給源)に接続されている。また、ベース
は、ベース電流を制限する抵抗R6を介して、発光ダイ
オードD3のカソード(直列回路における所定の接続
点)に接続されている。そして、コレクタは、PNPト
ランジスタQ2がオフとなったとき、Lレベルを生成す
るため、抵抗R7を介して接地されている。また、コレ
クタは、停電検出信号7として、図示されないマイクロ
コンピュータに導かれている。なお、抵抗R6,R7お
よびトランジスタQ2からなるブロック3は、請求項1
記載の停電検出部となっている。
【0019】また、抵抗R2は、シャントレギュレータ
2の出力を分流することにより、発光ダイオードD3に
流れる電流を最適値に設定するための抵抗となってい
る。また、コンデンサC4と抵抗R3とからなる回路
は、帰還ループによって生じる発振を防止するための位
相補正回路となっている。また、二次コイルL3に接続
されたダイオードD1、およびコンデンサC1は、表示
器に用いるマイナス出力5を得るための整流平滑回路と
なっている。また、二次コイルL4に接続されたダイオ
ードD2、および、2つのコンデンサC2,C3とチョ
ークコイルL5とからなるπ型平滑回路は、マイクロコ
ンピュータ用の出力6(プラス5V)を得るための整流
平滑回路となっている。
【0020】図2は、停電発生時の主要ラインの電圧変
化を示す説明図である。必要に応じて同図を参照しつ
つ、上記構成からなる実施形態の動作を説明する。
【0021】図2における21は、整流平滑回路12か
ら出力され、スイッチング回路13に与えられる入力電
圧の変化を示している。すなわち、時刻T1において停
電が発生し、時刻T1以後では、入力電圧21は徐々に
低下している。そして、時刻T2となったときには、予
め設定された電圧V2となり、さらに電圧が低下してい
る。なお、予め設定された電圧V2は、スイッチング電
源としての動作を保証している入力電圧の下限値(商用
電源9の電圧として規定されている)より低い電圧範囲
のうち、充分なマージンを確保可能な電圧の最大値に設
定されている。このため、入力電圧21が予め設定され
た電圧V2となったときにも、出力6の電圧は5Vに維
持される。
【0022】一方、シャントレギュレータ2から出力さ
れる誤差信号は、電流変化の信号である。しかし、シャ
ントレギュレータ2の出力には、発光ダイオードD3と
抵抗R1とからなる直列回路が接続されている。このた
め、シャントレギュレータ2の出力の電圧を示す信号2
2(以下では誤差信号22と称する)は、出力6の電圧
を上昇させる指示を行うときには、電圧が上昇する。
【0023】いま、時刻がT1以前であるとすると、停
電が発生していないため、発光ダイオードD3には所定
の電流が流れる。このため、抵抗R1と発光ダイオード
D3とからなる直列回路の電圧降下分は、PNPトラン
ジスタQ2をオンさせるのに充分な電圧となる。このた
め、停電検出信号7は、非停電状態を示すHレベルとな
る。
【0024】一方、停電が発生し、入力電圧21が低下
を始めたときには、入力電圧21の低下による出力6の
低下を補正するため、誤差信号22の電圧は上昇する
(PNPトランジスタQ2のベース・エミッタ間の電圧
が低下する)。しかし、入力電圧21が低下したとして
も、時刻T2が近づくまでの期間では、僅かの補正によ
って出力6が規定の5Vに維持されるので、誤差信号2
2の電圧の上昇率は少ない。そのため、直列回路の電圧
降下分は、PNPトランジスタQ2のベース・エミッタ
電圧より高い状態が維持される。このため、停電検出信
号7はHレベルの状態を続ける。
【0025】そして、T2近傍の時刻となったときに
は、出力6を5Vに維持するための補正量が大きくな
り、誤差信号22の電圧は大きく上昇を始める。このた
め、時刻T2となったときには、電圧V2に対応して設
定された限定レベルV3(発光ダイオードD3のカソー
ドと出力6との差異電圧として示すと、PNPトランジ
スタQ2のベース・エミッタ電圧に略等しい約0.7
V)となる。その結果、時刻T2となったときには、P
NPトランジスタQ2がオン状態からオフ状態に変化す
る。このため、停電検出信号7は、停電を示すLレベル
となる。そして、時刻T2以後、誤差信号22は、出力
6の電圧に略等しい電圧まで上昇すると共に、出力6の
電圧が降下を始めたときには、出力6の降下に従って、
その電圧を降下させる。
【0026】以上のように、停電検出信号7は、時刻T
2において、停電を示すLレベルに変化する。また、時
刻T2は、出力6が5Vに維持されている時刻である。
このため、出力6を動作電源とするマイクロコンピュー
タが、正常に動作することが保証されている期間t1
は、マイクロコンピュータが停電処理に必要とする期間
を充分に満たす期間となっている。
【0027】図3は、電源投入時の主要ラインの電圧変
化を示す説明図である。なお、同図における33は、従
来技術の停電検出信号の変化の様子を示している。必要
に応じて同図を参照しつつ、電源投入時の実施形態の動
作を説明する。
【0028】電源が投入されたときには、スイッチング
回路13の入力電圧は低く、出力6の電圧が5V未満で
あるので、シャントレギュレータ2の出力は、電流値が
0である。このため、誤差信号22(シャントレギュレ
ータ2の出力)の電圧は、出力6の電圧に略等しくな
る。つまり、出力6の電圧上昇に対応して、誤差信号2
2の電圧が上昇する。また、PNPトランジスタQ2の
ベース・エミッタ間の電圧は0であるので、PNPトラ
ンジスタQ2はオフとなり、停電検出信号7はLレベル
である。
【0029】スイッチング回路13の入力電圧が上昇し
たため、出力6の電圧が5Vに近づくと、シャントレギ
ュレータ2は、出力6の電圧上昇率を緩和させるため、
出力に電流を流し始める。従って、誤差信号22の電圧
は、出力6の電圧上昇に一致して上昇する状態から、下
降する方向に変化の方向を転じる。やがて、出力6の電
圧は規定の5Vとなる。しかし、出力6の電圧が5Vと
なったときにも、スイッチング回路13の入力電圧は上
昇している。従って、出力6の電圧がそれ以上上昇しな
いようにするため、シャントレギュレータ2の出力電流
が増加する。シャントレギュレータ2の出力電流が増加
すると、この増加に対応して、誤差信号22の電圧は、
大きく下降し始めることになる。
【0030】そして、スイッチング回路13の入力電圧
が予め設定された電圧(図2に示す電圧V2)まで上昇
したとき(時刻T5)には、誤差信号22の電圧は、限
定レベルV3まで下降する。このため、時刻T5におい
て、PNPトランジスタQ2にベース電流が流れ、停電
検出信号7は、LレベルからHレベルに変化する。時刻
T5以後、スイッチング回路13の入力電圧が上昇を続
けている期間では、スイッチング回路13の入力電圧の
上昇に対応して、誤差信号22の電圧は低下を続ける。
そして、スイッチング回路13の入力電圧が一定の電圧
を維持するようになったときには、誤差信号22も一定
の電圧に安定する。また、停電検出信号7はHレベルに
維持される。
【0031】以上を要約すると、停電検出信号7は、電
源投入直後ではLレベルであり、出力6が規定の5Vと
なったときにも、しばらくの期間はLレベルを維持す
る。そして時刻T5となったとき、LレベルからHレベ
ルに変化する。つまり、停電検出信号7がLレベルから
Hレベルに変化するときには、出力6は規定の5Vの電
圧となっており、マイクロコンピュータの動作が保証さ
れる電圧となっている。従って、停電検出信号7のHレ
ベルでもって、マイクロコンピュータをリセット状態か
ら解除すると、マイクロコンピュータは正常に初期動作
を開始することになる。
【0032】なお、本発明は上記実施形態に限定され
ず、出力6の電圧が5Vであるため、直列回路の所定の
接続点を、発光ダイオードD3のカソードとした場合に
ついて説明したが、出力6の電圧が、例えば、12V等
であり、抵抗R1の両端の電圧が、PNPトランジスタ
Q2のベース・エミッタ電圧を満たす電圧となる場合で
は、発光ダイオードD3のアノードと抵抗R1との接続
点を所定の接続点として、この接続点を、抵抗R6を介
して、PNPトランジスタQ2のベースに導く構成とす
ることが可能である。
【0033】
【発明の効果】請求項1記載の発明に係るスイッチング
電源は、一次コイルに流れる電流をスイッチングするス
イッチング回路の入力電圧が予め設定された電圧より低
い電圧となるときの前記誤差信号のレベルを限定レベル
とするとき、前記誤差信号が限定レベルとなったときに
は、停電検出信号を生成する停電検出部を備えた構成と
している。すなわち、誤差信号は、スイッチング回路の
入力電圧に変化が生じたとき、出力電圧を一定に維持す
るための信号であり、入力電圧が低下した場合、出力電
圧が低下する前に変化する。従って、二次側において停
電検出を行った場合にも、停電検出のタイミングを速く
することが可能となっている。
【0034】また請求項2記載の発明に係るスイッチン
グ電源は、上記構成に加え、前記絶縁素子をフォトカプ
ラとし、前記誤差信号を、前記出力電圧の誤差を検出す
るシャントレギュレータの出力とし、前記シャントレギ
ュレータの出力に、前記フォトカプラの発光ダイオード
と前記発光ダイオードに直列接続された抵抗とからなる
直列回路が接続されたスイッチング電源に適用し、前記
停電検出部を、そのエミッタが前記直列回路への電流の
供給源に接続され、そのベースが前記直列回路における
所定の接続点に接続されたPNPトランジスタとし、前
記所定の接続点を、前記限定レベルに対応して定まる電
圧を発生する接続点とすると共に、前記停電検出信号を
前記PNPトランジスタのコレクタから取り出す構成と
している。すなわち、停電検出の検出対象となる誤差信
号を、直列回路に生じる電圧として取り出し、取り出し
た電圧を、トランジスタのベース・エミッタ間に与え、
トランジスタのコレクタから停電検出信号を取り出して
いるので、停電検出回路の部品点数を削減することが可
能となっている。
【0035】また請求項3記載の発明に係るスイッチン
グ電源は、上記構成に加え、マイクロコンピュータの動
作電源を供給する出力を備えたスイッチング電源に適用
し、前記停電検出信号を、前記マイクロコンピュータの
リセット信号とした構成としている。すなわち、停電検
出信号は、出力電圧が所定の電圧となり、次いで、入力
電圧が予め設定された電圧に達したとき、非停電状態を
示すHレベルとなる信号である。つまり、停電検出信号
は、リセット信号に要求される特性を満たす信号である
ので、停電検出信号を、電源投入時のマイクロコンピュ
ータのリセット信号に用いることが可能となっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスイッチング電源の一実施形態の
電気的接続を示す回路図である。
【図2】停電発生時の主要ラインの電圧変化を示す説明
図である。
【図3】電源投入時の主要ラインの電圧変化を示す説明
図である。
【図4】従来技術の電気的接続を示す回路図である。
【図5】従来技術の主要ラインの電圧変化を示す説明図
である。
【符号の説明】
1 フォトカプラ 2 シャントレギュレータ 3 停電検出部 6 直列回路への電流の供給源 7 停電検出信号 13 スイッチング回路 22 誤差信号 D3 発光ダイオード L1 一次コイル Q2 PNPトランジスタ R1 直列に接続された抵抗 V2 予め設定された入力電圧 V3 限定レベル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入出力間が絶縁された絶縁素子に、出力
    電圧の誤差を示す誤差信号を入力すると共に、前記絶縁
    素子の出力に基づいてスイッチングを制御することによ
    り、前記出力電圧を安定化するスイッチング電源におい
    て、 一次コイルに流れる電流をスイッチングするスイッチン
    グ回路の入力電圧が予め設定された電圧より低い電圧と
    なるときの前記誤差信号のレベルを限定レベルとすると
    き、 前記誤差信号が限定レベルとなったときには、停電検出
    信号を生成する停電検出部を備えたことを特徴とするス
    イッチング電源。
  2. 【請求項2】 前記絶縁素子をフォトカプラとし、前記
    誤差信号を、前記出力電圧の誤差を検出するシャントレ
    ギュレータの出力とし、前記シャントレギュレータの出
    力に、前記フォトカプラの発光ダイオードと前記発光ダ
    イオードに直列接続された抵抗とからなる直列回路が接
    続されたスイッチング電源において、 前記停電検出部を、そのエミッタが前記直列回路への電
    流の供給源に接続され、そのベースが前記直列回路にお
    ける所定の接続点に接続されたPNPトランジスタと
    し、 前記所定の接続点を、前記限定レベルに対応して定まる
    電圧を発生する接続点とすると共に、前記停電検出信号
    を前記PNPトランジスタのコレクタから取り出すこと
    を特徴とする請求項1記載のスイッチング電源。
  3. 【請求項3】 マイクロコンピュータの動作電源を供給
    する出力を備えたスイッチング電源において、 前記停電検出信号を、前記マイクロコンピュータのリセ
    ット信号としたことを特徴とする請求項1または請求項
    2記載のスイッチング電源。
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