JPH1084192A - 携帯型電子機器 - Google Patents

携帯型電子機器

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JPH1084192A
JPH1084192A JP23564296A JP23564296A JPH1084192A JP H1084192 A JPH1084192 A JP H1084192A JP 23564296 A JP23564296 A JP 23564296A JP 23564296 A JP23564296 A JP 23564296A JP H1084192 A JPH1084192 A JP H1084192A
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Mitsuru Kuroda
充 黒田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の携帯型電子機器は、鳴音孔部が筐体の
背面もしくは側面のどちらかの面の一部分にしかないた
め、スピーカから吐出される音はどちらか一方向にしか
発することができず、使用する送話部の形状によっては
使用しにくいという問題があった。 【解決手段】 箱状の筐体1と、該筐体内に配置された
スピーカ5と、該スピーカの駆動回路とを備え、該駆動
回路により駆動されるスピーカ5の音を前記筐体1に形
成された鳴音孔部を通して外部へ発するようにした携帯
型電子機器において、前記鳴音孔部は、前記筐体1の一
の壁部3aに形成された第一の鳴音孔部15と、該第一
の鳴音孔部15から離間し、少なくとも前記一の壁部3
aと交差する二の壁部3bの一部を含む壁部に形成され
た第二の鳴音孔部16とからなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トーンダイアラー
機能または報知機能等の為のスピーカを有する携帯型電
子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のトーンダイアラー機能または報知
機能等の為のスピーカを有する携帯型電子機器として、
例えば図17、18に示すものが知られている。図1
7、18において符号1は筐体であり、この筐体1は表
側筐体ケース2と裏側筐体カバー3とで構成されてい
る。裏側筐体カバー3には、その背面の一部分に複数の
鳴音孔4aから構成される鳴音孔部4が形成されてお
り、裏側筐体カバー3の内側には、図18に示すよう
に、スピーカ5の外径形状と合致しプリント基板6まで
突起して突き当たるリブ3aが設けられている。また、
装置実装状態においては、スピーカ5の正面と裏側筐体
カバー3の内側面との間にリング状に圧接し、スピーカ
5より吐出した音を鳴音孔部4まで音もれしないように
密閉するパッキン7が配されている。そして、鳴音孔部
4の周囲には、図19に示すように電話機8の平坦な送
話部8aと密着させて使用するために、一定の高さ突出
するリング状の軟質ゴム製のブッシング部9が配されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、形状やデザイン
の多種多様化が進む携帯電話、コードレスホン、PHS
等の送話部には様々な形状が存在する。一方、トーンダ
イアラー機能等を正常に作動させるためには、スピーカ
から発せられる音は、その音質、音圧特性から送話部に
密着させる必要がある。ところが、上述の従来の携帯型
電子機器では、鳴音孔部4が裏側筐体カバー3の背面の
一部分にしかないため、スピーカから吐出される音は、
スピーカからみて裏側筐体カバー3の背面方向にしか発
せられなかった。しかし、その音の吐出方向が使用上適
しているかどうかは、使用する電話機の送話部の形状に
依存することになるので、場合によっては使用しにくい
という問題があった。
【0004】また、前述のパッキン7とブッシング部9
は、部品点数と組み付け工数の増加を招き、コストダウ
ンを阻む要因となり問題となっていた。
【0005】また、従来の携帯型電子機器においては、
スピーカを駆動するための操作スイッチが筐体1の様々
な位置に配されており、鳴音孔部4から離れている所に
操作スイッチが配されている場合などは、使用する際に
鳴音孔部4の位置が認識しにくいので、送話部8aと鳴
音孔部4との位置合わせが困難となり、使用しにくいと
いう問題があった。
【0006】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、様々な形状の送話部に依存しない使いやすさを備
えた携帯型電子機器を提供することを第一の目的とす
る。
【0007】第二の目的は、部品点数削減による安価な
携帯型電子機器を提供することである。
【0008】第三の目的は、使用時において、鳴音孔部
の位置が認識しやすい携帯型電子機器を提供することで
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の携帯型電子機器
では、上記課題を解決するため、以下の手段を採用し
た。すなわち、請求項1記載の携帯型電子機器は、箱状
の筐体と、該筐体内に配置されたスピーカと、該スピー
カの駆動回路とを備え、該駆動回路により駆動されるス
ピーカの音を前記筐体に形成された鳴音孔部を通して外
部へ発するようにした携帯型電子機器において、前記鳴
音孔部は、前記筐体の一の壁部に形成された第一の鳴音
孔部と、該第一の鳴音孔部から離間し、少なくとも前記
一の壁部と交差する二の壁部の一部を含む壁部に形成さ
れた第二の鳴音孔部とからなることを特徴とする。この
携帯型電子機器により、スピーカから発せられた音は、
第一の鳴音孔部と第二の鳴音孔部とから吐出することに
なる。つまり、音は同時に二方向に吐出することになる
ので、使用する電話機の送話部の形状に応じていずれか
の音の吐出方向を選ぶことが可能となる。
【0010】請求項2記載の携帯型電子機器は、請求項
1記載の携帯型電子機器において、前記筐体は上下左右
の側面および表裏面を有すると共に、表裏面間寸法が上
下面間及び左右面間寸法より小とされた直方体形状とさ
れ、前記第一の鳴音孔部が表裏面のいずれか一方の面に
形成され、前記第二の鳴音孔部が上下または左右の側面
のいずれかの面に形成されていることを特徴とする。こ
の携帯型電子機器は、電話機の送話部の形状が第一の鳴
音孔部を使用するのに十分に平坦な面積を有しない場合
に、第一の鳴音孔部の形成面に比して小面積である側面
に形成されている第二の鳴音孔部を使用すると好適であ
る。
【0011】請求項3記載の携帯型電子機器は、請求項
1記載の携帯型電子機器において、前記筐体は上下左右
の側面および表裏面を有すると共に、表裏面間寸法が上
下面間及び左右面間寸法より小とされた直方体形状とさ
れ、前記第一の鳴音孔部が表裏面のいずれか一方の面に
形成され、前記第二の鳴音孔部が表裏面のいずれか一方
の面と上下または左右の側面のいずれかの面とが交差す
る角部に形成されていることを特徴とする。この携帯型
電子機器は、第二の鳴音孔部が角部に形成されているの
で、第一の鳴音孔部による音の吐出方向に対し、第二の
鳴音孔部による音の吐出方向を斜めにすることができ
る。ゆえに、使用する電話機の送話部の形状が斜めに形
成されているときに使用すると好適である。
【0012】請求項4記載の携帯型電子機器は、請求項
1から請求項3のいずれかに記載の携帯型電子機器にお
いて、前記筐体内には、前記スピーカを保持する保持具
が配置され、該保持具は前記スピーカを保持する保持部
と、該スピーカから発せられる音を前記第一の鳴音孔部
に導く第一壁部と、該スピーカから発せられる音を前記
第二の鳴音孔部に導く第二壁部とを備えていることを特
徴とする。この携帯型電子機器により、保持具に設けた
第一壁部と第二壁部により、音を同時に二方向に音漏れ
なく導くことが可能となる。
【0013】請求項5記載の携帯型電子機器は、請求項
4記載の携帯型電子機器において、前記筐体内には前記
駆動回路を含む電子回路が設けられるプリント基板が固
定され、該プリント基板には保持具取付用の切欠または
孔が形成され、前記保持具には前記切欠または孔に嵌合
する係合突起が形成されていることを特徴とする。この
携帯型電子機器は、保持具に設けた係合突起により保持
具をプリント基板に堅固に固定することが可能となる。
【0014】請求項6記載の携帯型電子機器は、請求項
4または請求項5に記載の携帯型電子機器において、前
記保持具が弾性材料から構成されていることを特徴とす
る。この携帯型電子機器により、保持具は弾性を有する
のでスピーカを保持部にセットしやすく、また、前記第
一壁部および前記第二壁部が筐体内側面と密着して隙間
なく接触することになるので、音の密閉性の効果が高ま
ることになる。
【0015】請求項7記載の携帯型電子機器は、請求項
4から請求項6のいずれかに記載の携帯型電子機器にお
いて、前記筐体には、前記第一の鳴音孔部または第二の
鳴音孔部の周囲に貫通孔が形成され、前記保持具には、
前記貫通孔を通して外部に突出するブッシング部が形成
されていることを特徴とする前記ブッシング部は、使用
時において電話機の送話部と密着することになり、鳴音
孔部を送話部に安定して配置することができるという機
能を持つ。
【0016】請求項8記載の携帯型電子機器は、請求項
1から請求項7のいずれかに記載の携帯型電子機器にお
いて、前記筐体には、前記第一の鳴音孔部または前記第
二の鳴音孔部の近傍に位置させて、前記スピーカの駆動
をなす操作スイッチが設けられていることを特徴とする
この携帯型電子機器により、操作スイッチが鳴音孔部近
傍に配置されているので、使用時において、操作スイッ
チを押す指の近くに鳴音孔部があることになり、鳴音孔
部の位置が認識しやすくなる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。図1から図5は、本発明の第一
の実施の形態を示す図である。図1において符号1は筐
体であり、この筐体1は表側筐体ケース2と裏側筐体カ
バー3から構成されており、この筐体1の表裏面間寸法
Aが上下面間寸法Bおよび左右面間寸法Cより小とされ
た直方体の形状をしている。前記裏側筐体カバー3の背
面側の壁部3a(一の壁部)には第一の鳴音孔部15
が、裏側筐体カバー3の側面側の壁部3b(二の壁部)
には第二の鳴音孔部16が形成されている。第一の鳴音
孔部15および第二の鳴音孔部16は、それぞれ複数の
鳴音孔15aおよび鳴音孔16aから構成されている。
図2から図4は、実装状態における前記筐体1の内部を
示し、この内部にはスピーカ5、プリント基板6、保持
具17が配されている。
【0018】図5に示すように、スピーカ5は保持具1
7の円形凹状になっている保持部17aに固定されてい
る。なお、5aはスピーカのリード線である。
【0019】プリント基板6は、スピーカ5の駆動回路
を含む電子回路を備えたものであり、保持具17を載置
するよう配置されている。また、このプリント基板6に
は保持具17を係止するための切欠6aが設けられてい
る。
【0020】保持具17は、表側筐体ケース2の内側面
に設けられた支持リブ2aによりプリント基板6を介し
て、裏側筐体カバー3の内側面に押さえつけられた状態
で配置されている。そして、この保持具17は、スピー
カ5の固定用の保持部17aを有し、かつ実装状態にお
いて裏側筐体カバー3の内側面に密着して第一の鳴音孔
部15および第二の鳴音孔部16までスピーカ5から発
せられた音をそれぞれ漏らさず誘導するガイド部である
第一壁部17bおよび第二壁部17cと、プリント基板
6に設けた複数カ所の切欠6aと合致する鈎爪状の係合
突起17dとを同時に備えた構成となっており、ゴム等
の弾性を有する材料にて一体に形成されている。そし
て、保持具17はプリント基板6に前記係合突起17d
が切欠6aに係合することにより固定されている。この
場合、スピーカ5は保持具17の第一壁部17bにより
定位置に保持されている。
【0021】上記構成により、スピーカ5から発せられ
た音は、保持具17の第一壁部17bにより第一の鳴音
孔部15及び第二壁部17cにより第二の鳴音孔部16
まで漏れなく導かれ、最終的に第一の鳴音孔部15及び
第二の鳴音孔部16の二カ所から吐出することになる。
ゆえに、使用時においては、図6に示すように電話機8
の送話部8aの形状が平坦な場合は、裏側筐体カバー3
に設けた第一の鳴音孔部15を用いれば使いやすい。一
方、図7に示すような電話機19は送話部19aの周囲
に前方へ突起する部分があるため、第一の鳴音孔部15
を使用するのに十分に平坦な面積を有しない。そのよう
な場合には、第一の鳴音孔部15の形成面である一の壁
部3aに比して小面積である二の壁部3bに形成されて
いる第二の鳴音孔部16を使用すると好適である。この
ように、送話部の形状に合わせて鳴音孔の位置を使い分
けることができる。
【0022】一方、保持具17は、ゴム等の弾性を有す
る材料でできているので、実装状態において、保持具1
7に設けられた第一壁部17bおよび第二壁部17cは
裏側筐体カバー3の内側面に安定的に密着することにな
るので、スピーカ5から発せられた音を漏れなく導くこ
とが可能となる。また、この保持具17は一体に成形さ
れているので、第一壁部17b及び第二壁部17cによ
り音を漏れなく密閉するという上述の機能、保持部17
aによりスピーカ5を保持する機能、係合突起17dに
より保持具17をプリント基板6に係止するという機能
を一部品で同時に合わせ持つことが可能となる。
【0023】なお、本実施の形態において、保持具17
をプリント基板6に係止するために切欠6aをプリント
基板6に設けてあるが、この切欠6aは孔であってもよ
い。
【0024】図8及び図9は、本発明の第二の実施の形
態を示したものである。第一の実施の形態との相違点
は、第二の鳴音孔部16を第一の鳴音孔部15を設けた
一の壁部3aとその側面である二の壁部3bとが交差す
る角部20に設けた点である。
【0025】この構成により、前述の第一の実施の形態
と同様に、第一の鳴音孔部15と第二の鳴音孔部16に
より、スピーカ5から発せられる音の吐出方向が二方向
得られるうえに、第二の鳴音孔部16が角部20に形成
されているので、第一の鳴音孔部15による音の吐出方
向に対し、第二の鳴音孔部16による音の吐出方向を斜
めにすることが可能となる。使用時においては、図10
に示す電話機8のように送話部8aが平坦な場合は第一
の実施の形態と同様に、裏側筐体カバー3に設けた第一
の鳴音孔部15を用いれば使いやすい。しかし、図11
に示す電話機21のように、送話部21aが斜面になっ
ている場合には筐体1の角部20に設けた第二の鳴音孔
部16が有効である。
【0026】図12及び図13は、本発明の第三の実施
の形態を示したものである。前述した第一および第二の
実施の形態と概略構成は同じであるが、筐体1に貫通孔
を設けた点と、保持具17の形状が異なる点で相違す
る。貫通孔は、第一貫通孔15bとして第一の鳴音孔部
15の周囲に設け、第二貫通孔16bとして裏側筐体カ
バー3と表側筐体ケース2により構成される長方形の孔
部として設けた。また、保持具17は、第一壁部17b
の一部を前記第一貫通孔15bから突出させるように設
けた第一ブッシング部17eと、前記第二貫通孔16b
から突出するように設けた矩形断面の第二ブッシング部
17fを付加的に設けたものである。また、この第二ブ
ッシング部17fは、矩形断面を有するスピーカ5から
発せられる音の吐出孔も形成しており、第二の鳴音孔部
16の機能も有する。
【0027】上記構成により、第一ブッシング部17e
と第二ブッシング部17fにより電話機の送話部と密着
することになり、鳴音孔部を送話部に安定して配置する
ことが可能となる。また、保持具17は、一体に成形さ
れているので、第一壁部17bにより音もれなく密閉
し、保持部17aによりスピーカ5を保持するという第
一の実施の形態における保持具17の機能に加えさら
に、第一ブッシング部17eや第二ブッシング部17f
により鳴音孔部と送話部とを密着させて使用するという
機能も一部品で同時に合わせ持つことが可能になる。使
用時においては、図14に示すように電話機8の送話部
8aが平坦な場合は第一の鳴音孔部15を用いれば使い
やすく、図15に示すように電話機22の送話部22a
の形状が凹型になっている場合は矩形断面を有する第二
ブッシング部17fで形成される第二の鳴音孔部16を
用いれば使いやすい。この場合、第一ブッシング部17
eと第二ブッシング部17fを電話機の送話部に密着さ
せて使用することにより、鳴音孔部を安定に配置するこ
とが可能となる。
【0028】なお、本実施の形態において第二貫通孔1
6bおよび第二の鳴音孔部16の形状を矩形断面とした
が、略楕円型形状としてもよい。
【0029】図16は、本発明の第4の実施の形態を示
した実装状態における断面図である。先に示した第一の
実施の形態で示した図4とほぼ同じ構成となっており、
異なる点はスピーカ5を駆動するための操作スイッチ2
5が第一の鳴音孔部15および第二の鳴音孔部16の近
傍に配されている点である。操作スイッチ25は表側筐
体ケース2の前面側の壁部2aに形成した孔部2bから
一部突出した状態で配置されている。また、この操作ス
イッチ25はスイッチ26とボタン27から構成されて
おり、スイッチ26の上部にボタン27の下面が接触す
るように配されている。スイッチ26はプリント基板6
のスピーカ5のある面に対して裏の面に固定されてお
り、スイッチ上部の突起部26aはスピーカ駆動用のス
イッチング機構を備えている。ボタン27は帯板状の形
状を有し、その一端に前記突起部26aに接触する突出
する接触子27aと、該接触子27aが設けてある反対
面に前記孔部2bから一部突出し指で押さえるための押
さえ部分27bとが設けてある。また、ボタン27のも
う一方の他端は表側筐体ケース2の内側面に固定されて
いるので、押さえ部分27bは指を押さえる方向に移動
自在になっている。トーンダイアラー機能等の機能を使
おうとするときには、使用者はボタン27の押さえ部分
27bを押す。するとその力は接触子27aを介してス
イッチ26の突起部26aに伝えられスイッチ26が入
の状態になり、スピーカを駆動させる。その際に、上記
構成とすればボタン27が鳴音孔部近傍に配置されてい
るため、ボタン27を押さえる指の位置と鳴音孔部の位
置が近くなるので、第一の鳴音孔部15および第二の鳴
音孔部16の位置の認識が容易になる。なお、本実施の
形態において、操作スイッチ25の位置を表側筐体ケー
ス2の前面側の壁部2aに設けたが、鳴音孔部近傍にあ
ればよく裏側筐体カバー3の壁部に儲けてもよい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の携帯型電
子機器によれば、以下の効果が得られる。請求項1記載
の携帯型電子機器によれば、スピーカから発せられる音
の吐出方向が二方向となるので、使用者は使用する鳴音
孔の位置を任意に選ぶことができる。つまり、様々な種
類の電話機の送話部の形状に依存することなく使用でき
ることになり、使用時の利便性が向上するという効果が
得られる。
【0031】請求項2記載の携帯型電子機器によれば、
第二の鳴音孔部を第一の鳴音孔部の形成面よりも面積が
小である側面に設けたので、送話部の形状が第一の鳴音
孔部を使用するのに十分な平坦な面積を有しない場合
に、特に使用時の利便性が向上するという効果が得られ
る。
【0032】請求項3記載の携帯型電子機器によれば、
第二の鳴音孔部を角部に設けることにより音の吐出方向
を斜めにすることが可能となり、送話部の形状が斜めに
なっているときに、特に使用時の利便性が向上するとい
う効果が得られる。
【0033】請求項4記載の携帯型電子機器によれば、
スピーカを保持する保持部と、スピーカから発せられる
音を漏れなく鳴音孔部まで導く第一壁部および第二壁部
を一つの保持具に設ける構成としたので、部品点数と組
み付け工数の削減が可能になり、コストダウンを図るこ
とが可能となった。
【0034】請求項5記載の携帯型電子機器によれば、
プリント基板に固定する係合突起を保持具に設けること
により、請求項4記載の携帯型電子機器よりもさらに部
品点数と組み付け工数の削減が可能になり、さらなるコ
ストダウンが可能になる。
【0035】請求項6記載の携帯型電子機器によれば、
保持具を弾性材料としたので、組付けが容易になり、し
かも音の密閉性の効果が高まるという効果を奏する。
【0036】請求項7記載の携帯型電子機器によれば、
送話部に安定して密着するブッシング部を設けたので使
用時の利便性が向上し、しかも、保持具に一体に形成し
てなるブッシング部を設けるようにしたので部品点数と
組み付け工数を削減でき、コストダウンを図ることがで
きる。
【0037】請求項8記載の携帯型電子機器によれば、
操作スイッチを鳴音孔部付近に配置する構成としたの
で、操作スイッチを押す指から鳴音孔部の位置が認識し
やすくなり、使用時の利便性が向上するという効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の実施の形態を示す斜視図であ
る。
【図2】 図1の実装状態を示す透視図である。
【図3】 図2のb−bにおける断面図である。
【図4】 図2のc−cにおける断面図である。
【図5】 図1の内部実装状態を示す分解斜視図であ
る。
【図6】 図1の実施の形態の使用状態を示す図である
(送話部の形状が平坦な場合)。
【図7】 図1の実施の形態の使用状態を示す図である
(送話部の周囲に前方へ突出する部分がある場合)。
【図8】 本発明の第二の実施の形態を示す斜視図であ
る。
【図9】 図8の実装状態を示す断面図である。
【図10】 図8の実施の形態の使用状態を示す図であ
る(送話部の形状が平坦な場合)。
【図11】 図8の実施の形態の使用状態を示す図であ
る(送話部の形状が斜面になっている場合)。
【図12】 本発明の第三の実施の形態を示す斜視図で
ある。
【図13】 図12の実装状態を示す断面図である。
【図14】 図12の実施の形態の使用状態を示す図で
ある(送話部の形状が平坦な場合)。
【図15】 図12の実施の形態の使用状態を示す図で
ある(送話部の形状が凹形になっている場合)。
【図16】 本発明の第4の実施の形態を示す断面図で
ある。
【図17】 従来例を示す斜視図である。
【図18】 図17の実装状態を示す断面図である。
【図19】 図17の使用状態を示す図である。
【符号の説明】
1 筐体 3a 一の壁部 3b 二の壁部 5 スピーカ 6 プリント基板 15 第一の鳴音孔部 15b 第一貫通孔 16 第二の鳴音孔部 16b 第二貫通孔 17 保持具 17a 保持部 17b 第一壁部 17c 第二壁部 17d 係合突起 17e 第一ブッシング部 17f 第二ブッシング部 25 操作スイッチ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱状の筐体と、該筐体内に配置されたス
    ピーカと、該スピーカの駆動回路とを備え、該駆動回路
    により駆動されるスピーカの音を前記筐体に形成された
    鳴音孔部を通して外部へ発するようにした携帯型電子機
    器において、 前記鳴音孔部は、前記筐体の一の壁部に形成された第一
    の鳴音孔部と、該第一の鳴音孔部から離間し、少なくと
    も前記一の壁部と交差する二の壁部の一部を含む壁部に
    形成された第二の鳴音孔部とからなることを特徴とする
    携帯型電子機器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の携帯型電子機器におい
    て、 前記筐体は上下左右の側面および表裏面を有すると共
    に、表裏面間寸法が上下面間及び左右面間寸法より小と
    された直方体形状とされ、前記第一の鳴音孔部が表裏面
    のいずれか一方の面に形成され、前記第二の鳴音孔部が
    上下または左右の側面のいずれかの面に形成されている
    ことを特徴とする携帯型電子機器。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の携帯型電子機器におい
    て、 前記筐体は上下左右の側面および表裏面を有すると共
    に、表裏面間寸法が上下面間及び左右面間寸法より小と
    された直方体形状とされ、前記第一の鳴音孔部が表裏面
    のいずれか一方の面に形成され、前記第二の鳴音孔部が
    表裏面のいずれか一方の面と上下または左右の側面のい
    ずれかの面とが交差する角部に形成されていることを特
    徴とする携帯型電子機器。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    の携帯型電子機器において、 前記筐体内には、前記スピーカを保持する保持具が配置
    され、該保持具は前記スピーカを保持する保持部と、該
    スピーカから発せられる音を前記第一の鳴音孔部に導く
    第一壁部と、該スピーカから発せられる音を前記第二の
    鳴音孔部に導く第二壁部とを備えていることを特徴とす
    る携帯型電子機器。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の携帯型電子機器におい
    て、 前記筐体内には前記駆動回路を含む電子回路が設けられ
    るプリント基板が固定され、該プリント基板には保持具
    取付用の切欠または孔が形成され、前記保持具には前記
    切欠または孔に嵌合する係合突起が形成されていること
    を特徴とする携帯型電子機器。
  6. 【請求項6】 請求項4または請求項5に記載の携帯型
    電子機器において、前記保持具が弾性材料から構成され
    ていることを特徴とする携帯型電子機器。
  7. 【請求項7】 請求項4から請求項6のいずれかに記載
    の携帯型電子機器において、前記筐体には、前記第一の
    鳴音孔部または第二の鳴音孔部の周囲に貫通孔が形成さ
    れ、前記保持具には、前記貫通孔を通して外部に突出す
    るブッシング部が形成されていることを特徴とする携帯
    型電子機器。
  8. 【請求項8】 請求項1から請求項7のいずれかに記載
    の携帯型電子機器において、前記筐体には、前記第一の
    鳴音孔部または前記第二の鳴音孔部の近傍に位置させ
    て、前記スピーカの駆動をなす操作スイッチが設けられ
    ていることを特徴とする携帯型電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007318467A (ja) * 2006-05-26 2007-12-06 Pioneer Electronic Corp スピーカ
CN100433758C (zh) * 2003-03-24 2008-11-12 三洋电机株式会社 便携式电子设备
JP2010032083A (ja) * 2008-07-28 2010-02-12 Panasonic Corp 加熱機器のスピーカ取付け構造
WO2012123987A1 (ja) * 2011-03-15 2012-09-20 パナソニック株式会社 車載用音響装置

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