JPH1084020A - 加工方法および半導体検査方法 - Google Patents

加工方法および半導体検査方法

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JPH1084020A
JPH1084020A JP8238005A JP23800596A JPH1084020A JP H1084020 A JPH1084020 A JP H1084020A JP 8238005 A JP8238005 A JP 8238005A JP 23800596 A JP23800596 A JP 23800596A JP H1084020 A JPH1084020 A JP H1084020A
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observation
section
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JP8238005A
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English (en)
Inventor
Takao Shishido
貴男 宍戸
Takeshi Sekihara
雄 関原
Kazumasa Yoshinaga
一正 吉永
Hideki Oshima
英樹 大島
Koji Oyabu
康二 大薮
Seiko Oosono
世子 大園
Masanori Kubo
真紀 久保
Eriko Mineo
江利子 峯尾
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Hitachi ULSI Engineering Corp
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi ULSI Engineering Corp
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 FIB加工の時間を短縮し、TEMを用いた
検査作業の効率を向上させる。 【解決手段】 半導体素子における断面薄肉部である観
察部2aの両側部2dをダイシング装置によって機械的
切削することにより、イオンミリング装置によって仕上
げビーム5aを照射する際の仕上げビーム5aの通路を
含む両側部2dを除去し、両側部2dの除去後、FIB
装置によってイオンビームを照射して観察部2aを粗加
し、その後、観察部2aの四方向からイオンミリング装
置によって仕上げビーム5aを照射することにより、観
察部2aを仕上げ加工して試料2を形成し、これによっ
て形成された試料2の観察部2aをTEMを用いて検査
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イオンビームを照
射するFIB(Focused Ion Beam )装置を用いた半導体
製造技術に関し、特に、半導体素子などの不良解析を行
う際に形成する試料の加工方法および半導体検査方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】以下に説明する技術は、本発明を研究、
完成するに際し、本発明者によって検討されたものであ
り、その概要は次のとおりである。
【0003】半導体製造工程において、半導体ウェハや
半導体素子で発生した不良の原因を解析する技術の一例
として、FIB装置を用いて半導体素子などの被加工物
を加工することにより断面を有した試料を形成し、この
試料の断面をTEM(Transmission Electron Microsco
py) と呼ばれる透過形電子顕微鏡を用いて観察する技術
がある。
【0004】ここで、TEMは、電子ビームを試料の観
察部(断面薄肉部)に照射して通過させ、透過した電子
ビームをレンズによって拡大し、蛍光板に当てて観察す
るものである。
【0005】したがって、試料に薄肉の断面(断面薄肉
部)を形成する際に、TEMの電子ビームが透過するよ
うに、その膜厚を0.1μm以下に薄く形成しなければな
らない。
【0006】なお、TEM用の試料を形成する際に、F
IB加工だけによって試料の観察部の膜厚を0.1μm以
下に形成するのは困難であるとともに、FIB加工によ
って薄く形成すると、アモルファス層が形成され、観察
部の構造が変化する。
【0007】これにより、FIB加工で膜厚が0.3〜0.
2μmになるまで加工し、その後、イオンミリング装置
などの仕上げビーム加工装置を用いて観察部に仕上げビ
ームを四方向から照射し、所定の膜厚(0.1μm以下)
に形成している。
【0008】ここで、TEM用の試料の形成方法につい
ては、例えば、株式会社オーム社、1989年6月20
日発行、古川静二郎その他1名(著)、「超微細加工入
門」168〜171頁に記載されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記した技
術の仕上げビーム加工においては、仕上げビームの観察
部への照射角度が小さい(例えば、10°以下)ため、
観察部の周辺部の仕上げビームの通路となる箇所を加工
して除去しなければならない。
【0010】この際、FIB装置によって前記加工を行
っているため、加工時間が非常に長くかかるという問題
が発生する。
【0011】その結果、TEMを用いた不良解析の作業
の効率が低下するという問題が起こる。
【0012】本発明の目的は、FIB加工の時間を短縮
し、TEMを用いた検査作業の効率を向上させる加工方
法および半導体検査方法を提供することにある。
【0013】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0014】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0015】すなわち、本発明の加工方法は、被加工物
に断面薄肉部を形成するものであり、前記被加工物にお
ける前記断面薄肉部の周辺部を機械的切削し、前記周辺
部を除去した後、イオンビームを照射して前記断面薄肉
部を形成するものである。
【0016】さらに、本発明の加工方法は、被加工物に
ほぼ均一な厚さの断面薄肉部を形成するものであり、前
記被加工物における前記断面薄肉部の少なくとも両側部
を機械的切削し仕上げビームを照射する際の前記仕上げ
ビームの通路を含む前記両側部を除去する工程、前記両
側部の除去後、イオンビームを照射して前記断面薄肉部
を粗加工する工程、前記断面薄肉部に少なくともその両
側から仕上げビームを照射し前記断面薄肉部を仕上げ加
工する工程を含むものである。
【0017】また、本発明の半導体検査方法は、ほぼ均
一な厚さの断面薄肉部を有する試料を検査するものであ
り、被加工物における前記断面薄肉部である観察部の周
辺部を機械的切削し前記周辺部を除去する工程、前記周
辺部の除去後、イオンビームを照射して前記観察部を加
工し前記試料を形成する工程、検査手段を用いて前記試
料の観察部を検査する工程を含むものである。
【0018】さらに、本発明の半導体検査方法は、ほぼ
均一な厚さの断面薄肉部を有する試料を検査するもので
あり、被加工物における前記断面薄肉部である観察部の
少なくとも両側部を機械的切削し仕上げビームを照射す
る際の前記仕上げビームの通路を含む前記両側部を除去
する工程、前記両側部の除去後、イオンビームを照射し
て前記観察部を粗加工する工程、前記観察部に少なくと
もその両側から仕上げビームを照射し前記観察部を仕上
げ加工して前記試料を形成する工程、検査手段を用いて
前記試料の観察部を検査する工程を含むものである。
【0019】これにより、TEM用の試料を形成してこ
の試料を検査する際に、断面薄肉部である観察部の少な
くとも両側部を機械的切削によって除去するため、仕上
げビームを照射することが可能になり、さらに、機械的
切削によって観察部の両側部を除去してからイオンビー
ムを照射して観察部を粗加工するため、イオンビームに
よる加工領域を減少させることができる。
【0020】したがって、イオンビームによって加工を
行う時間を短縮させることができ、その結果、TEM用
の試料の形成に掛かる時間を短くすることができる。
【0021】さらに、TEM用の試料の形成時間を短く
することができるため、TEMを用いた検査作業の効率
を向上させることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0023】図1は本発明の加工方法に用いるFIB装
置の構造の実施の形態の一例を示す構成概念図、図2は
本発明の加工方法に用いるダイシング装置の構造の実施
の形態の一例を示す拡大部分斜視図、図3は本発明の加
工方法を用いて加工された試料の構造の実施の形態の一
例を示す斜視図、図4は図3に示す試料の形成手順の実
施の形態の一例を示す図であり、(a)は斜視図、
(b)は拡大部分平面図、(c)は拡大部分平面図、図
5は本発明の加工方法における仕上げビームの照射方法
の実施の形態の一例を示す斜視図、図6は本発明の半導
体検査方法に用いるTEMの構造の実施の形態の一例を
示す構成概念図である。
【0024】本実施の形態においては、被加工物である
半導体素子1(図3参照)などで発生した不良(故障)
を解析する際に、図1に示すFIB装置3を用いて半導
体素子1を加工することにより断面薄肉部を有する試料
2を形成し、試料2における前記断面薄肉部である観察
部2aを図6に示すTEM6(検査手段)によって検査
(観察)する場合を説明する。
【0025】本実施の形態の加工方法は、試料2におけ
る観察部2aの粗加工を行うFIB装置3と、半導体素
子1に機械的切削を行うダイシング装置4(図2参照)
と、観察部2aの仕上げ加工を行うイオンミリング装置
5(図5参照)とを用いて、半導体素子1にほぼ均一な
厚さの観察部2aを形成するものである。
【0026】ここで、図1を用いて、FIB装置3の構
成について説明すると、イオンビーム3aを発するイオ
ン源3bと、イオンビーム3aのビーム径を制御する種
々のレンズを有した電子光学系3cと、イオンビーム3
aの照射位置を調節するビーム走査系3dとからなる。
【0027】さらに、ダイシング装置4は、FIB装置
3よりも高速に加工可能なものであるとともに、高精度
で所定の寸法に切削可能な円板状のブレード4aを備え
ており、これを回転させて被加工物である半導体素子1
を機械的切削するものである。
【0028】なお、本実施の形態では、半導体素子1を
機械的切削する加工装置としてダイシング装置4を取り
上げて説明するが、前記機械的切削する加工装置は、F
IB装置3よりも高速に加工可能で、かつ半導体素子1
などの被加工物を高精度で所定の寸法に切削可能なもの
であれば、ダイシング装置4以外の加工装置であっても
よい。
【0029】また、イオンミリング装置5は、不活性ガ
スを用いてプラズマを発生させ、電子銃5bより不活性
ガスイオンを引き出し、被加工物に照射してエッチング
を行うものである。
【0030】ここで、本実施の形態で説明する図5に示
すイオンミリング装置5は、仕上げビーム5aを発する
電子銃5bを備え、電子銃5bから観察部2aに対して
仕上げビーム5aを照射して仕上げビーム加工を行う仕
上げビーム加工装置である。すなわち、観察部2aに仕
上げビーム5aを照射することにより、観察部2aの観
察面の平坦度を高精度に仕上げるものである。
【0031】また、仕上げビーム5aを照射する際に
は、観察部2aの観察面である表面2bもしくは裏面2
cあるいはその両者に対して、図4(c)に示すよう
に、各々10°程度の角度でかつ複数の方向(本実施の
形態においては四方向)から照射しなければならない。
【0032】これは、仕上げビーム5aの照射角度が大
き過ぎると、観察部2aにおける観察面の削られる度合
いが大き過ぎるためであり、観察部2aの観察面の平坦
度を高精度に仕上げるためには、10°程度の照射角度
によって照射することが好ましい。
【0033】なお、本実施の形態においては、仕上げビ
ーム加工装置がイオンミリング装置5の場合について説
明するが、前記仕上げビーム加工装置は、ビームを照射
して仕上げ加工を行うことが可能な加工装置であれば、
イオンミリング装置5以外の他の加工装置であってもよ
い。
【0034】次に、本実施の形態の加工方法について説
明する。
【0035】前記加工方法は、被加工物である半導体素
子1からほぼ均一な厚さの断面薄肉部である観察部2a
を有した試料2を形成するものである。
【0036】なお、本実施の形態においては、図5に示
すように、観察部2aの表面2b(観察面)だけに仕上
げビーム5aを照射して、表面2bだけを高精度に仕上
げる場合について説明する。
【0037】さらに、本実施の形態においては、機械的
切削を行う際にダイシング装置4を用いる場合を説明す
る。
【0038】図3に示す試料2を形成するにあたり、ま
ず、ダイシング装置4を用いて機械的切削を行うことに
より、図4(a)に示すような観察部2aの表面2bを
含む第1垂直面2eを形成する。
【0039】続いて、同様に第1垂直面2eと反対側の
第2垂直面2fを形成し、角柱状の試料2を形成する。
【0040】その後、同様にダイシング装置4を用い
て、第1水平面2gと第2水平面2hとを形成し、さら
に、観察部2aの両側部2dを機械的切削して、図4
(a)の実線部に示す試料2を形成する。
【0041】この時、本実施の形態は、観察部2aの表
面2bだけを高精度に仕上げる場合であるため、試料2
を形成する際のダイシング加工時に片面(表面2b)側
を平坦に切り落とすことができる。
【0042】なお、本実施の形態における観察部2aの
両側部2dとは、観察部2aを支持する2つの支持支柱
部2i(図4(c)参照)の各々の外側の箇所である。
【0043】つまり、観察部2aの両側部2dは、支持
支柱部2iを含まずに、支持支柱部2iの外方側部を示
す箇所である。
【0044】さらに、両側部2dは、仕上げビーム5a
を照射角度10°で観察部2aに照射する際の仕上げビ
ーム5aの通路を含むものであり、照射する仕上げビー
ム5aを遮断しないように除去する箇所である。
【0045】したがって、観察部2aの両側部2dを除
去することにより、観察部2aに対して10°の照射角
度で仕上げビーム5aを照射できる。
【0046】なお、観察部2aに対して照射角度10°
で仕上げビーム5aを照射するためには、縦幅:横幅=
1:10の比率で照射角度10°を保つことができる。
【0047】例えば、図4(a)に示すように、縦幅3
0μmの場合、照射角度10°で照射するためには、横
幅300μmを除去する必要がある。
【0048】すなわち、2つの支持支柱部2iの外側の
2つの両側部2dを最低150μmの幅でそれぞれ機械
的切削する。例えば、200μmの厚さのブレード4a
を用いて、2つの両側部2dをそれぞれ幅200μmに
切削加工する。
【0049】これにより、観察部2aに対してその両側
から10°の照射角度で仕上げビーム5aを照射でき
る。
【0050】ここで、本実施の形態では、試料2を形成
する際のダイシング加工時に片面(表面2b)側を全て
平坦に切り落とすため、観察部2aの上方および下方か
らも仕上げビーム5aを照射することができる。
【0051】つまり、観察部2aの四方向(観察部2a
の両側と上下)から仕上げビーム5aを照射することが
できる。
【0052】その後、FIB装置3を用いて、図4
(b)に示す斜線箇所を除去する。
【0053】すなわち、両側部2dの除去後、FIB装
置3によって観察部2aにイオンビーム3aを照射して
観察部2aを粗加工する。
【0054】これにより、図4(b)に示すように、観
察部2aの厚さを0.2〜0.3μm程度に削る(加工す
る)ことができ、さらに、必要であれば、支持支柱部2
iの厚さを5μm程度に削る。
【0055】その後、図5に示すように、仕上げビーム
加工装置であるイオンミリング装置5を用い、観察部2
aにその両側を含む四方向から仕上げビーム5aを照射
して観察部2aを仕上げ加工する。
【0056】これにより、図4(c)に示すように、観
察部2aの厚さを0.1μm程度に形成できる。
【0057】その結果、図3に示すように、ほぼ均一な
厚さの断面薄肉部である観察部2aを有した試料2を形
成することができる。
【0058】したがって、半導体素子1などで発生した
不良(故障)を解析することができる。
【0059】次に、本実施の形態の半導体検査方法につ
いて説明する。
【0060】なお、前記半導体検査方法は、ほぼ均一な
厚さの断面薄肉部である観察部2aを有する試料2を検
査手段であるTEM6によって検査(断面観察)するも
のである。
【0061】ここで、図6に示すTEM6の構造につい
て説明すると、電子ビーム6aを発する電子銃6bと、
集光レンズや対物レンズなどの光学系6cと、透過電子
6fを拡大する絞り系6dと、透過電子6fを照射させ
る蛍光板6eとからなり、電子ビーム6aを試料2に照
射してこれを通過させ、透過した電子ビーム6aをレン
ズである絞り系6dによって拡大し、蛍光板6eに当て
て観察するものである。
【0062】したがって、試料2の観察部2aの膜厚
を、例えば、0.1μm以下に薄く形成しなければならな
い。
【0063】前記半導体検査方法を説明するに際し、前
記半導体検査方法における試料2の形成方法は、前記し
た本実施の形態における加工方法と同様であるため、そ
の重複説明は省略する。
【0064】すなわち、前記加工方法と同様に、前記半
導体検査方法において試料2を形成する時の機械的切削
は、図2に示すダイシング装置4を用いて行う。
【0065】まず、前記加工方法と同様の方法で、ダイ
シング装置4とFIB装置3とイオンミリング装置5と
を用いて、図3に示す試料2を形成する。
【0066】続いて、図3および図6に示すように、検
査手段である透過形電子顕微鏡すなわちTEM6を用い
て、試料2の断面薄肉部である観察部2aの表面2bに
電子ビーム6aを照射し、さらに、裏面2cにこれを透
過させて透過電子6fを絞り系6dによって拡大させた
後、蛍光板6eに当てて観察部2aを検査(観察)す
る。
【0067】本実施の形態の加工方法および半導体検査
方法によれば、以下のような作用効果が得られる。
【0068】すなわち、TEM用の試料2を形成してこ
の試料2を検査する際に、半導体素子1における断面薄
肉部である観察部2aの両側部2dを、ダイシング装置
4を用いてその所定量を機械的切削によって除去するこ
とにより、仕上げビーム5aを照射することが可能にな
り、さらに、ダイシング装置4の機械的切削によって観
察部2aの両側部2dを除去してからFIB装置3によ
るイオンビーム3aを照射して観察部2aを粗加工する
ため、FIB装置3を用いたイオンビーム3aによる加
工領域を減少させることができる。
【0069】これにより、イオンビーム3aによって加
工を行う時間(FIB装置3を用いた加工時間)を短縮
させることができ、その結果、TEM用の試料2の形成
に掛かる時間を短くすることができる。
【0070】さらに、TEM用の試料2の形成時間を短
くすることができるため、TEM6を用いた検査作業の
効率を向上させることができる。
【0071】ここで、本実施の形態の加工方法によって
1つの試料2を形成する際の加工時間の内訳は、例え
ば、ダイシング装置4による加工時間が1時間程度、F
IB装置3による加工時間が2.5時間程度、イオンミリ
ング装置5による加工時間が0.5時間程度であり、1つ
の試料2あたりに費やす加工時間は、合計4時間程度で
ある。
【0072】これにより、ダイシング装置4を使用せず
にFIB装置3とイオンミリング装置5とによって試料
2を形成する場合の加工時間の約1/3に短縮すること
ができ、その結果、TEM6を用いた検査作業の効率を
大幅に向上させることができる。
【0073】また、機械的切削としてダイシング装置4
を用いることにより、加工時間を短縮させることができ
るとともに、半導体素子1などの被加工物を数μm単位
で高精度に加工することができる。
【0074】これにより、半導体検査の信頼性を向上さ
せることができる。
【0075】なお、観察部2aの表面2b(本実施の形
態では表面2bであったが裏面2cであってもよく、表
面2bまたは裏面2cの何れかであればよい)すなわち
片面においてTEM6による観察を行うことにより、試
料2を形成する際のダイシング加工時に表面2b(前記
片面)側だけを平坦に切り落とすことができる。
【0076】これにより、比較的短い時間でTEM用の
試料2を形成することができる。
【0077】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記発明の実施の形態に限定されるものではなく、その
要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言う
までもない。
【0078】例えば、前記実施の形態の加工方法および
半導体検査方法では、ダイシング装置4によって観察部
2aの両側部2dを機械的切削する場合について説明し
たが、ダイシング装置4による加工箇所は、観察部2a
の少なくとも両側部2dが機械的切削によって除去され
ていれば、観察部2aの周辺全体である周辺部を機械的
切削して除去してもよい。
【0079】すなわち、仕上げビーム5aを10°の照
射角度で種々の方向から照射することができれば、観察
部2aの周辺の除去箇所は、その両側部2dだけであっ
てもよいし、また、その周辺部全体であってもよい。
【0080】さらに、仕上げビーム5aの照射方向につ
いて、観察部2aの表面2bを高精度に仕上げなくても
良い場合には、観察部2aの少なくとも両側から照射で
きればよく、その場合には、観察部2aの少なくとも両
側部2dをダイシング装置4などによって機械的切削
し、これを除去すればよい。
【0081】また、前記実施の形態の加工方法および半
導体検査方法では、仕上げビーム5aを用いた仕上げビ
ーム加工を行う場合を説明したが、試料2の観察部2a
を0.1μm以下に薄膜化する必要が無い場合などには、
必ずしも前記仕上げビーム加工を行わなくてもよい。
【0082】すなわち、TEM6を用いない他の検査の
場合などには必ずしも前記仕上げビーム加工を行わなく
てもよい。
【0083】これによっても、ダイシング装置4などを
用いて所定領域を機械的切削することにより、FIB装
置3による加工領域(イオンビーム3aによる加工領
域)を減少させることができるため、その結果、FIB
装置3を用いたイオンビーム3aによる加工時間を短縮
させることができる。
【0084】また、前記実施の形態の加工方法および半
導体検査方法では、観察部2aの表面2b(観察面)だ
けに仕上げビーム5aを照射して、表面2bだけを高精
度に仕上げる場合について説明したが、図7(a),
(b)に示す他の実施の形態の試料2のように、試料2
をその表面2b側と裏面2c側とから観察できるように
形成してもよい。
【0085】すなわち、半導体素子1(図3参照)をダ
イシング装置4によって機械的切削して試料2を形成す
る際に、試料2の表面2b側と裏面2c側とを同じ形状
に加工するものである。
【0086】したがって、前記実施の形態と同様に、観
察部2aの両側部2dまでをダイシング装置4によって
機械的切削加工し、その後、観察部2aの粗加工をFI
B装置3のイオンビーム3aによって行い、さらに、図
7(b)に示すように、観察部2aの表面2bと裏面2
cとに対しそれぞれ照射角度10°で仕上げビーム5a
を照射して観察面である表面2bおよび裏面2cを仕上
げ加工する。
【0087】これにより、観察部2aを0.1μm程度に
形成する。なお、表裏両面からの加工であるため、さら
に薄く形成することも可能である。
【0088】その結果、TEM6を用いて断面観察を行
う際に、観察部2aの表面2bと裏面2cとの両面から
観察が行えることにより、高精度な観察を行うことがで
きる。
【0089】また、図8に示す他の実施の形態の加工方
法によって加工される試料2のように、被加工物である
半導体素子1にダイシング装置4(図2参照)によって
機械的切削を行う際に、図8(a)に示す半導体素子1
のダイシングカット箇所1aに、予め、FIB装置3
(図1参照)によってイオンビーム3aを照射して図8
(b)に示す溝1b(例えば、深さ10μm程度)を形
成してもよい。
【0090】これにより、ダイシング加工時のブレード
4aの歯と観察部2aとの摩擦を軽減することができ、
その結果、ダイシング加工時に発生する観察部2aの表
面2b(あるいは裏面2c)における割れや欠けなどの
損傷を防止することができる。
【0091】また、前記実施の形態の加工方法および半
導体検査方法においては、被加工物が半導体素子1の場
合について説明したが、前記被加工物は個々の半導体素
子1に切断される前の半導体ウェハであってもよい。
【0092】さらに、前記実施の形態の加工方法および
半導体検査方法においては、被加工物である半導体素子
1をダイシング装置4によって、一度、角柱状の試料2
に機械的切削する場合を説明したが、半導体素子1を角
柱状に加工せず、ダイシング装置4とFIB装置3とイ
オンミリング装置5とを用いて、半導体素子1に直接断
面からなる観察部2a(断面薄肉部)を形成してもよ
い。
【0093】その場合には、被加工物である半導体素子
1がそのまま試料2になることは言うまでもない。
【0094】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0095】(1).被加工物における断面薄肉部の周
辺部を機械的切削し、この周辺部を除去してからイオン
ビームを照射して断面薄肉部を形成することにより、イ
オンビームによる加工領域を減少させることができる。
これにより、イオンビームによって加工を行う時間を短
縮させることができる。
【0096】(2).TEM用の試料を形成してこの試
料を検査する際に、被加工物における観察部の少なくと
も両側部を機械的切削によって除去することにより、仕
上げビームを照射することが可能になり、さらに、機械
的切削によって観察部の両側部を除去してからイオンビ
ームを照射して観察部を粗加工することにより、イオン
ビームによって加工を行う時間を短縮させることがで
き、その結果、TEM用の試料の形成に掛かる時間を短
くすることができる。
【0097】(3).TEM用の試料の形成時間を短く
することができるため、TEMを用いた検査作業の効率
を向上させることができる。
【0098】(4).機械的切削としてダイシング装置
を用いることにより、加工時間を短縮させることができ
るとともに、数μm単位で高精度に加工することができ
る。これにより、半導体検査の信頼性を向上させること
ができる。
【0099】(5).機械的切削としてダイシング装置
を用いる際に、被加工物のダイシングカット箇所に、予
め、イオンビームによって溝を形成することにより、ダ
イシング加工時の歯と観察部との摩擦を軽減することが
できる。これにより、ダイシング加工時に発生する観察
部の表面における割れや欠けなどの損傷を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加工方法に用いるFIB装置の構造の
実施の形態の一例を示す構成概念図である。
【図2】本発明の加工方法に用いるダイシング装置の構
造の実施の形態の一例を示す拡大部分斜視図である。
【図3】本発明の加工方法を用いて加工された試料の構
造の実施の形態の一例を示す斜視図である。
【図4】(a),(b),(c)は図3に示す試料の形成手
順の実施の形態の一例を示す図であり、(a)は斜視
図、(b)は拡大部分平面図、(c)は拡大部分平面図
である。
【図5】本発明の加工方法における仕上げビームの照射
方法の実施の形態の一例を示す斜視図である。
【図6】本発明の半導体検査方法に用いるTEMの構造
の実施の形態の一例を示す構成概念図である。
【図7】(a),(b)は本発明の他の実施の形態である
加工方法を用いて加工される試料の構造を示す図であ
り、(a)は斜視図、(b)は拡大部分平面図である。
【図8】(a),(b)は本発明の他の実施の形態である
加工方法を用いて加工される試料の構造を示す図であ
り、(a)は拡大部分平面図、(b)は(a)の拡大部
分断面図である。
【符号の説明】
1 半導体素子(被加工物) 1a ダイシングカット箇所 1b 溝 2 試料 2a 観察部(断面薄肉部) 2b 表面(観察面) 2c 裏面(観察面) 2d 両側部 2e 第1垂直面 2f 第2垂直面 2g 第1水平面 2h 第2水平面 2i 支持支柱部 3 FIB装置 3a イオンビーム 3b イオン源 3c 電子光学系 3d ビーム走査系 4 ダイシング装置 4a ブレード 5 イオンミリング装置 5a 仕上げビーム 5b 電子銃 6 TEM(検査手段) 6a 電子ビーム 6b 電子銃 6c 光学系 6d 絞り系 6e 蛍光板 6f 透過電子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/302 D (72)発明者 関原 雄 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 吉永 一正 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 大島 英樹 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 大薮 康二 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 大園 世子 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 久保 真紀 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 峯尾 江利子 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工物に断面薄肉部を形成する加工方
    法であって、前記被加工物における前記断面薄肉部の周
    辺部を機械的切削し、前記周辺部を除去した後、イオン
    ビームを照射して前記断面薄肉部を形成することを特徴
    とする加工方法。
  2. 【請求項2】 被加工物にほぼ均一な厚さの断面薄肉部
    を形成する加工方法であって、 前記被加工物における前記断面薄肉部の少なくとも両側
    部を機械的切削し、仕上げビームを照射する際の前記仕
    上げビームの通路を含む前記両側部を除去する工程、 前記両側部の除去後、イオンビームを照射して前記断面
    薄肉部を粗加工する工程、 前記断面薄肉部に少なくともその両側から前記仕上げビ
    ームを照射し、前記断面薄肉部を仕上げ加工する工程を
    含むことを特徴とする加工方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の加工方法であっ
    て、前記機械的切削を行う際にダイシング装置を用いる
    ことを特徴とする加工方法。
  4. 【請求項4】 ほぼ均一な厚さの断面薄肉部を有する試
    料を検査する半導体検査方法であって、 被加工物における前記断面薄肉部である観察部の周辺部
    を機械的切削し、前記周辺部を除去する工程、 前記周辺部の除去後、イオンビームを照射して前記観察
    部を加工し、前記試料を形成する工程、 検査手段を用いて前記試料の観察部を検査する工程を含
    むことを特徴とする半導体検査方法。
  5. 【請求項5】 ほぼ均一な厚さの断面薄肉部を有する試
    料を検査する半導体検査方法であって、 被加工物における前記断面薄肉部である観察部の少なく
    とも両側部を機械的切削し、仕上げビームを照射する際
    の前記仕上げビームの通路を含む前記両側部を除去する
    工程、 前記両側部の除去後、イオンビームを照射して前記観察
    部を粗加工する工程、 前記観察部に少なくともその両側から前記仕上げビーム
    を照射し、前記観察部を仕上げ加工して前記試料を形成
    する工程、 検査手段を用いて前記試料の観察部を検査する工程を含
    むことを特徴とする半導体検査方法。
  6. 【請求項6】 請求項4または5記載の半導体検査方法
    であって、前記機械的切削を行う際にダイシング装置を
    用いることを特徴とする半導体検査方法。
  7. 【請求項7】 請求項4,5または6記載の半導体検査
    方法であって、前記ダイシング装置によって前記機械的
    切削を行う際に、前記被加工物のダイシングカット箇所
    に、予め、前記イオンビームを照射して溝を形成するこ
    とを特徴とする半導体検査方法。
  8. 【請求項8】 請求項4,5,6または7記載の半導体
    検査方法であって、前記観察部の表裏両面に対し前記仕
    上げビームを照射して前記表裏両面を仕上げ加工するこ
    とを特徴とする半導体検査方法。
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