JPH108398A - 抗菌吸水性シート - Google Patents

抗菌吸水性シート

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JPH108398A
JPH108398A JP8167300A JP16730096A JPH108398A JP H108398 A JPH108398 A JP H108398A JP 8167300 A JP8167300 A JP 8167300A JP 16730096 A JP16730096 A JP 16730096A JP H108398 A JPH108398 A JP H108398A
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JP
Japan
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fiber
water
antibacterial
fibers
binder
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Application number
JP8167300A
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English (en)
Inventor
Yasuyuki Oku
恭行 奥
Takahiko Haraguchi
孝彦 原口
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】抗菌、防カビ性、吸水性、曲げ強さなどの力学
的特性、寸法安定性に優れ、かつ加工性の良好な抗菌吸
水性シートを提供する。 【解決手段】表面に1つ以上の連続あるいは不連続の溝
を有する親水性異形断面繊維、バインダー繊維、抗菌性
繊維を含有し、密度が0.25〜0.4g/m3、全固形
分に対する該バインダー繊維の含有量が15〜25重量
%、該バインダー繊維の繊度が3デニール以上である抗
菌吸水性シート。表面に1つ以上の連続あるいは不連続
の溝を有する親水性異形断面繊維、バインダー繊維、抗
菌性繊維および高弾性繊維を含有し、密度が0.25〜
0.4g/m3、全固形分に対する該バインダー繊維の含
有量が15〜25重量%、該バインダー繊維の繊度が3
デニール以上である抗菌吸水性シート。好ましくは異形
断面繊維がポリビニルアルコール系繊維である抗菌吸水
性シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は抗菌吸水性シートに
関する。さらに詳しくは、抗菌・防カビ性、吸水性、力
学的特性、加工性、および寸法安定性に優れ、加湿器用
吸水材、結露吸水材、水蒸散板、調湿板などに活用し得
る抗菌吸水性シートに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、加湿器用吸水材、結露吸水材、調
湿板、濾過材などの分野において、多孔性シート(本発
明では抗菌吸水性シート)が広く利用されるようになっ
ている。多孔性シートとしては、従来、ポリオレフィン
などの熱可塑性樹脂の微粒体をシート状に焼結成形した
ものや、該樹脂の有孔フィルムと多孔性基材とを接合し
たものなどが使用されている。しかしながら、上記の熱
可塑性樹脂は一般に疎水性であるため、これらの多孔性
シートは吸水性に劣るものとなり、吸水材としては有効
に機能しないという問題点があった。
【0003】従来の多孔性シートのかかる問題点を解決
し、吸水性に優れ、かつ曲げ強さなどの力学的特性の良
好な多孔性シートが、特開平1−283129号公報に
開示されている。該公報の多孔性シートは、強化繊維か
らなるシート、例えば、ポリエステル繊維の不織布など
に熱硬化性フェノール樹脂の微粒子の水分散液を含浸
し、乾燥させた後、加圧加熱処理して上記フェノール樹
脂を硬化させてシートを形成し、ついでシリカ系の微粒
子の水分散液を含浸し、乾燥させて得られるものであ
る。
【0004】また、特開平3−81349号公報には難
燃性を、特開平3−86529号公報には表面平滑性を
付与した吸水性および力学的特性の双方に優れる多孔性
シートが開示されているが、その基本的な構成は上記公
報と類似したものである。
【0005】しかしながら、上記の方法によって得られ
る多孔性シートには、2次加工の際にフェノール樹脂の
微粒子が脱落するなどの問題点がある。また、フェノー
ル樹脂や吸水性微粉末の付与が別工程で工程が煩雑であ
るという問題点もある。
【0006】一方、これら多孔性シートは水と接した状
態で使用するので、シートを構成する成分が有機質で構
成され、菌やカビに対する抵抗性がない場合、菌やカビ
が増殖し、臭いが発生したり、菌糸や胞子が多孔性シー
トに蓄積し、吸水性能が低下することが考えられる。
【0007】シートを構成する成分が、菌やカビに対し
抵抗性を有する材料を用いた場合でも、その材料に殺菌
性がない場合、水中に有機質が含まれており、大気中の
浮遊物が水中に混入することで、菌やカビが増殖するこ
とは避けることは出来ない。
【0008】登録実用新案公報第3001285号に
は、親水性多孔質微粉末と抗菌剤とを配合した合成樹脂
エマルジョンを含浸することにより、抗菌剤を基材に付
着させたものが開示されている。前記の公報同様、含
浸、乾燥工程を経ねばならず、工程が煩雑であること、
合成樹脂などを介して抗菌剤を付着させた場合、抗菌剤
が合成樹脂中に埋没し、効果を発揮する抗菌剤が限定さ
れ過剰な抗菌剤が添加されているという問題点もある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、これらの問
題点を解決するものであり、抗菌・防カビ性、吸水性、
曲げ強さなどの力学的特性、寸法安定性に優れ、かつ2
次加工性の良好な抗菌吸水性シートを提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決するために鋭意検討した結果、親水性異形断面
繊維、抗菌性繊維を、特定繊度のバインダー繊維によ
り、一定の密度条件で固定することで優れた抗菌吸水性
シートが得られることを見い出した。本発明はこれらの
知見をもとに達成されたものである。
【0011】即ち、本発明は、表面に1つ以上の連続あ
るいは不連続の溝を有する親水性異形断面繊維、バイン
ダー繊維、および抗菌性繊維を含有し、密度が0.25
〜0.4g/m3、全固形分に対する該バインダー繊維の
含有量が15〜25重量%、バインダー繊維の繊度が3
デニール以上である抗菌吸水性シートである。
【0012】また、表面に1つ以上の連続あるいは不連
続の溝を有する親水性異形断面繊維、バインダー繊維、
抗菌性繊維、および高弾性繊維を含有し、密度が0.2
5〜0.4g/m3、全固形分に対する該バインダー繊維
の含有量が15〜25重量%、バインダー繊維の繊度が
3デニール以上である抗菌吸水性シートである。
【0013】さらに好ましくは、親水性異形断面繊維が
ポリビニルアルコール系繊維である抗菌吸水性シートで
ある。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。まず、本発明で使用する繊維の役割につき説明を
行う。親水性異形断面繊維(以下、異形断面繊維と略
す。)は、表面に形成された溝が通水経路となり水を運
ぶ。バインダー繊維は構成する繊維を接着により結合さ
せ、抗菌吸水性シートに強度を付与する。また、抗菌吸
水性シートが吸水したとき、繊維が膨潤し、厚みが変化
するのを抑制する。抗菌性繊維はシートに菌やカビが増
殖し、臭いが発生したり、シートの吸水性が阻害される
のを防ぐものである。
【0015】さらに、本発明で使用する材料について詳
細かつ具体的に説明する。本発明で用いる異形断面繊維
とは、親水性で、表面に少なくとも1つ以上の連続ある
いは不連続の溝を有するものである。溝の形状に特に制
限はなく、断面形状がT型、Y型、U型、星型等のもの
であれば、凹部が溝の役割をはたし得るし、単にストリ
ーク状の溝を有するものであってもよい。
【0016】一般に、不織布シートの吸水性は、それを
構成する繊維自体の性質はもちろんのこと、繊維の形状
や繊維の集合状態に強く依存する。とりわけ、後二者が
不織布シートの吸水性に及ぼす影響は多大である。
【0017】真円や楕円形の断面形状を有する繊維は、
その表面に溝状の通水経路を持たないばかりでなく、該
繊維のみで構成された不織布シートでは、繊維の充填率
が高くなり、シートが緻密になるため、該シート内にお
ける繊維間の通水経路の形成が不十分なものとなり、優
れた吸水性を有する不織布シートを得ることは困難であ
る。
【0018】しかしながら、繊維表面に存在する連続あ
るいは不連続の溝が通水経路として機能する。さらに
は、該繊維の特殊な断面形状のために、繊維同士が該シ
ート内で接触あるいは近接した際にも、異型断面を持た
ない繊維同士に比べ、接する面積が少ないため、繊維間
で空隙が残り、該シート内に多数の細孔が形成され、繊
維間の通水経路が確保される。これら経路を毛細管現象
により、後述する繊維と組み合わせることで、本発明の
抗菌吸水性シートは優れた吸水性が発現すると考えられ
る。
【0019】しかしながら、あまりに偏平な繊維を用い
た場合、加圧工程で、抗菌吸水性シートが緻密になるた
め、繊維断面において、長軸径(L)と短軸径(S)の
偏平比(L/S)が3以下であることが好ましい。
【0020】異形断面繊維の種類としては、親水性を有
するものであれば特に限定されるものではなく、ポリビ
ニルアルコール系繊維、再生繊維、アセテート繊維、ポ
リアミド系繊維、エチレンビニルアルコール系繊維等、
あるいはコロナ放電処理やプラズマ処理等による表面改
質、アクリル酸等の親水性化合物のグラフト重合、多孔
質化等によって親水性を付与された繊維等を単独あるい
は複数混合して使用することができる。通水経路を構成
する異形断面繊維自体が親水性を有し、抗菌吸水性シー
トに優れた吸水性を付与することが、本発明の特徴の一
つである。
【0021】上記の繊維の中でも、ポリビニルアルコー
ル系繊維は、ヤング率が大きく、抗菌吸水性シートに良
好な力学的特性、例えば曲げ強さなどを付与できる点で
特に好ましい繊維である。また、シートが形成される工
程で、緻密に異形断面繊維として、この様な高ヤング率
の繊維を使用すれば、抗菌吸水性シートの力学的特性を
向上させることができる。また、該繊維は菌類やかび類
に対して完全な抵抗性を有しており、吸水板や水蒸散板
などの水周りの用途において、優れた抗菌性、防カビ性
を示すことが期待される。
【0022】異形断面繊維の繊度は、0.1〜15デニ
ール(以下、dと略す。)が好ましい。0.1d未満で
は、抗菌吸水性シートが緻密になり、抗菌吸水性シート
内における繊維間の通水経路が減少するので好ましくな
い。また、15dを超えて大きいと、空隙は確保される
が、繊維間隔が広くなり、複数の繊維による細孔形成が
抑制され、毛細管現象により水が進行することが阻害さ
れるため吸水が低下し、好ましくない。
【0023】本発明において、異形断面繊維は、抗菌吸
水性シート重量の50%以上が好ましく、さらに好まし
くは60重量%以上である。50%未満では、バインダ
ー繊維の配合量が多くなり、抗菌吸水性シート自体の濡
れ性が低下し、吸水性が劣るため好ましくない。
【0024】次に、バインダー繊維について説明する。
本発明で用いられるバインダー繊維としては、熱溶融性
繊維あるいは熱水溶解性繊維が例示される。熱溶融性繊
維は、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリアミド等の
合成樹脂から選ばれた繊維状のもので、合成樹脂の融点
以上の温度で処理することによって合成樹脂が溶融し、
接着し、強度を発現するものである。熱水溶解性繊維
は、ポリビニルアルコール、エチレンビニルアルコール
等の合成樹脂から選ばれた繊維状のもので、加熱により
含水状態のウェブを乾燥させる工程で水温の上昇によっ
て溶解し、ウェブが乾燥することで接する繊維と接着
し、強度を発現するものである。
【0025】バインダー繊維の繊度は、3d以上が好ま
しく、さらに好ましくは、3〜15dである。3d未満
の場合、抗菌吸水性シートが緻密になるだけでなく、シ
ート内に占めるバインダー繊維の表面積が大きくなり、
吸水性が低下するため好ましくない。
【0026】15dを超えて大きいと、抗菌吸水性シー
ト内のバインダー繊維の本数が少なくなり、接着力が低
下を補うべくバインダー繊維の配合量を増やさねばなら
ず、吸水性に寄与する繊維の含有量が低下するため好ま
しくない。
【0027】バインダー繊維の配合量は、吸水性シート
重量の15〜25重量%が好ましい。15重量%未満で
は、接着力が不足し、他の構成繊維を固定することが困
難で、吸水性シートの力学的特性の低下、毛羽立ちの発
生、寸法安定性の低下を招く。25重量%を超えると、
接着力は大きいが、バインダー繊維の表面積が大きくな
ること、バインダー繊維表面の溶融可塑化によって吸水
性シートの吸水性が低下してしまう。また、バインダー
繊維が、他の吸水性に寄与する繊維の表面を覆う面積が
大きくなり、吸水性が低下してしまう。
【0028】次に、本発明で用いる抗菌性繊維について
説明を行う。本発明で用いる抗菌性繊維とは菌やカビに
対して、抵抗性を持っているだけでなく、菌やカビを、
死滅あるいは生存・繁殖を抑制することができるもので
ある。それは、抗菌性を示す物質が繊維を構成する樹脂
中に練り込まれているもの、官能基に化学結合している
もの、後加工により固着されているもの等が例示され
る。
【0029】本発明の抗菌吸水性シートの用途において
は、同一量の抗菌剤を用いた場合は、抗菌剤を練り込ん
だ繊維より、後加工により繊維表面に固着させたもの
が、有効成分がより遊離しやすいため、効果が大きく、
速効性である点から、好ましい。
【0030】抗菌剤の種類としては、金属系、第4級ア
ンモニウム塩系、有機シリコン第4級アンモニウム塩
系、フェニルアミド系、ジグアニド系、動物系高分子化
合物、脂肪酸エステル系、フェノール系、植物系高分子
化合物、求電子性化合物等が例示される。
【0031】金属系のものとして、銀・銅・亜鉛等の単
体金属、金属酸化物、金属硫化物、金属ハロゲン化物、
金属チオシアン化物、錯体金属、金属担持セラミックス
(ゼオライト、シリカ、ガラス等)等が例示される。第
4級アンモニウム塩系のものとして、ポリオキシアルキ
ルキレントリアルキルアンモニウム塩、塩化ベンザルコ
ニウム等が例示される。有機シリコン第4級アンモニウ
ム塩系として、3−(トリメトキシシリル)−プロピル
オクタデシルジメチルアンモニウムクロリド等が例示さ
れる。フェニルアミド系として、トリクロカルバン
(3,4,4’−トリクロロカルバニリド)等が例示さ
れる。ジグアニド系として、グルコン酸クロルヘキシジ
ン(1,6−(クロロカルバニリド)ヘキサンのグルコ
ン酸塩)等が例示される。動物系高分子化合物として、
キチン・キトサン等が例示される。フェノール系とし
て、パラクロロメタキシレノール等が例示される。植物
系高分子化合物として、ヒノキチオール等の植物系製油
等が例示される。その他、酸化チタン等の求電子性化合
物が例示される。
【0032】本発明の抗菌性繊維は以上の抗菌剤を少な
くとも一種類以上含有するものを使用することができる
が、特に、抗菌性、防カビ性の点で優れているものとし
て、銀等の金属系の物質が表面に添着した繊維が好まし
い材料で、安全性の点から、特に金属系物質としては銀
を用いたものが好ましい。
【0033】金属イオンの抗菌メカニズムとしては、細
胞膜に分布しているエネルギー代謝酵素の−SH基に結
合し酵素機能を失活させること、細胞を構成するタンパ
ク質を変性させ細胞を破壊すること、銀イオンが触媒と
して作用し活性酸素を発生させ、酵素破壊をおこすこと
が示される。
【0034】抗菌性繊維の繊度は、0.1〜15dが好
ましい。0.1d未満では、シートが緻密になり、細孔
形成能が低下し、抗菌吸水性シート内における繊維間の
通水経路が減少するので好ましくない。また、15dを
超えて大きいと、空隙は確保されるが、繊維間隔が広く
なり、複数の繊維のよる細孔形成が抑制され、毛細管現
象により水が進行することが阻害されるため吸水が低下
し、好ましくない。
【0035】抗菌性繊維の配合量は、抗菌吸水性シート
が十分な抗菌、防カビ性を発現する範囲であれば特に制
限はなく、他の構成成分が減少し、吸水性が阻害されな
い範囲であればよい。
【0036】また、これらの抗菌性の繊維は、抗菌吸水
性シートの性能を維持する目的からも親水性を有するも
のがさらに好ましい。
【0037】親水性を有する抗菌性繊維とは、元来親水
性の繊維に抗菌剤を添加したものを挙げることができ
る。親水性の繊維としては、レーヨン等のセルロース系
繊維、アクリル系繊維、ポリビニルアルコ−ル系繊維が
挙げられ、これらの繊維に練り込んだもの、表面に添着
したものが好適である。
【0038】本発明の抗菌吸水性シートの密度は0.2
5〜0.4g/cm3の範囲が好ましい。0.25g/c
3未満の場合、吸水性は大きいが、抗菌吸水性シート
の曲げ強度が小さくなり、打ち抜き加工時にしわが入っ
たり、うまく打ち抜けないことがあり好ましくない。
0.4g/cm3を超えると、抗菌吸水性シートが緻密に
なり、通水経路が閉塞され吸水性が低下するため、好ま
しくない。
【0039】また、本発明においては、高弾性繊維を含
有させることがさらに好ましい。高弾性繊維は、剛性が
大きく、単に抗菌吸水性シートに曲げ強さを付与できる
だけでなく、圧縮に対する反発も強いので、抗菌吸水性
シート製造時の加熱加圧に対して、バインダー繊維が過
剰に融着することで、抗菌吸水性シートが高密度化し、
通水経路を閉塞するのを防ぎ、吸水性が低下するのを防
ぐことができる。
【0040】このような、高弾性繊維としては、親水性
を有するものが特に好ましい。親水性の高弾性繊維とは
繊維自体に親水性を有するもの、高弾性繊維に親水化処
理したものが挙げられる。具体的にはガラス、炭素繊維
等の無機繊維、銅繊維、ステンレス繊維等の金属繊維、
フェノール繊維、芳香族ポリアミド繊維、ポリイミド繊
維、ポリフェニレンサルファイド繊維、芳香族ポリエス
テル繊維等のエンプラ繊維等である。高弾性繊維の繊維
長、繊度は、本発明で用いる異形断面繊維、バインダー
繊維と同じ範囲のものを使用することができる。
【0041】次に、本発明の抗菌吸水性シートの製造方
法について説明する。本発明の吸水シートの製造法は、
繊維をウェブ化する工程、バインダー繊維でシートを固
定する工程よりなる。
【0042】まず、異形断面繊維、抗菌性繊維、および
バインダー繊維を均一に混合し、ウェブ化する。ウェブ
化する方法には特に制限はなく、湿式抄造法、乾式法等
の方法によりウェブ化することができる。
【0043】次にシートを固定する工程としては、上記
の方法で形成されたウェブを、目的となる目付けに調整
するため単層あるいは複数層積層した後、該ウェブ内の
バインダー繊維の融点より高い温度にて、加熱加圧処理
する方法が好ましい。加熱温度はバインダー繊維の融点
の10℃以上高い温度が好ましい。加熱加圧処理とは、
具体的には熱プレス、熱カレンダー等を用いた処理が例
示される。
【0044】あるいは、該ウェブをあらかじめシリンダ
ドライヤー、ヤンキードライヤー、エアドライヤー等で
一旦乾燥させた後、単層あるいは複数層積層し、熱カレ
ンダーや熱プレス等で加圧加熱処理しても良い。
【0045】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、本発明は本実施例に限定されるものではない。
実施例中の「部」および「%」は、各々「重量部」およ
び「重量%」であることを意味する。なお、実施例およ
び比較例における、目付け、厚み、吸水時間、曲げ強
さ、加工性、脱落性、寸法安定性は、以下の方法で測定
した。なお、実施例、比較例にて製造した試料は、20
℃、相対湿度65%の条件にて24時間放置した後、測
定に用いた。
【0046】<目付け>20×20cm角にトリミング
し、5サンプルを計量した平均値より、1m2当たりの
重量を求めた。単位は、g/m2である。
【0047】<厚み>20×20cm角にトリミング
し、1サンプル当たり4点、5サンプルをマイクロメー
ターを用いて測定した平均値を厚みとした。単位は、m
mである。
【0048】<吸水時間>抗菌吸水性シートを縦方向お
よび横方向について、幅20mm、長さ150mmに裁
断した後、試験片の一端30mmを20℃の純水に浸漬
し、水が試験片中を水面より40mm上昇するのに要す
る時間を吸水時間(秒)とし、吸水性の指標とした。単
位は、秒である。なお、吸水時間が25秒以内であれ
ば、吸水性は良好とした。
【0049】<曲げ強さ>曲げ強さは、JIS K−7
203に従い、抗菌吸水性シートを、幅25mm、長さ
125mmに裁断し、加圧くさびおよび支持台(オリエ
ンテック社製)を用いて、テンシロン測定機(オリエン
テック社製、HTM−100)で測定した。単位は、k
g/cm2である。なお、曲げ強さが50kg/cm2以上
であれば、力学的特性は良好であるとした。
【0050】<加工性>JIS K−6301の2号型
ダンベル形状の試料の打ち抜き加工を行った。加工性と
して打ち抜きが良好なものを○、打ち抜き時に試料に皺
が入ったり変形するもの、うまく打ち抜けないものを×
とした。
【0051】<脱落性>抗菌吸水性シートを10×10
cmにトリミングした後、トリミング面を下にして、該
シートを軽く叩いたとき、粉体、繊維が脱落するか否か
を目視により調べた。脱落性として、脱落がないものを
○、少し脱落があるものを△、脱落が多いものを×とし
た。○のみを良好であるとした。
【0052】<寸法変化>抗菌吸水性シートを20℃の
純水に十分に浸漬し、浸漬前後の該シートの厚みを測定
した。単位は、%である。なお、浸漬前後の厚みの変化
率の絶対値が10%以内であれば、寸法安定性は良好で
あるとした。
【0053】<抗菌・防カビ性試験> ・抗菌性試験 AATCC Test Method 90に準拠した
方法にて行った。即ち、肉エキス0.5%、ペプトン
(バレイショ抽出物)1.0%、食塩0.5%、寒天
1.5%、精製水96.3%の構成からなるNA培地を
高圧蒸気滅菌した後、45℃に冷却し、該培地200m
lに対し、Escherichla coli IFO 3301(大腸菌)と
Stapylococcus aureus IFO 12732(黄色ブドウ状球
菌)2種類の菌を24時間培養した試験菌液を1ml接
種し、直径9cmのシャーレに15mlずつ分注し、凝
固させた。ついで、予め滅菌した5×5cm角の試験片
を寒天培地上に貼付した後、37℃、24時間培養し、
阻止ゾーン形成がある場合は○、ない場合は×とした。
【0054】・防カビ性試験 JIS Z−2911のかび抵抗性試験方法、6記載の
繊維製品の試験方法に従い行った。培養試験開始時の試
験片の大きさは5×5cm、カビの種類は第1群の1
(Aspergillus niger van IFO 6341)、および第2
群の1(Penicillium citrinum Thom IFO 6352)を
用い、培養試験は湿式法で2週間培養を行った。試験結
果は、カビ抵抗性の表示として、試験片の接種した部分
に菌糸の発育が認められないものを3、部分的に認めら
れる菌糸の発育部分の面積が試料の全面積の1/3を超
えないものを2、1/3を超えるものを1とした。
【0055】<吸水劣化性>抗菌吸水性シートを、幅2
0mm、長さ150mmに裁断した後、試験片の一端3
0mmが常に純水に浸漬した状態で室内に放置した。5
カ月経過後、その外観を観察した。外観に目立った変化
がないものを○、厚みが増したものをD、カビが発生
し、黒ずんでいるものをFとした。さらに風乾した後、
該試験片の一端30mmを20℃の純水に浸漬し、水が
試験片中を水面より40mm上昇するのに要する時間を
測定した。単位は秒である。
【0056】実施例1〜3、比較例1〜2 親水性異形断面繊維として、繊度2d、繊維長6mmの
Y型断面を有するビニニロン繊維(クラレ社製、VPY
202)、バインダー繊維として、鞘部の融点が110
℃の繊度4d、繊維長5mmの芯鞘型ポリエステルバイ
ンダー繊維(ユニチカ社製、メルティー4080)、抗
菌性繊維として、アクリル繊維に銀を1.4%添着し
た、繊度2d、繊維長3mmの抗菌アクリル繊維(東洋紡
績社製、R−63H)を表1の水準にて、水中に順次添
加混合し、0.3%濃度の水性スラリーを調製した。つ
いで、該水性スラリーを用いて乾燥重量で約100g/
2のウェブを抄造し、該ウェブを7枚積層し、積層ウ
ェブとした。さらに、熱プレス装置にて、該積層ウェブ
を用いて、厚み2mmのスペーサーを挿入した後、14
0℃、面圧15kg/cm2で15分間加圧加熱処理し
て、抗菌吸水性シートとした。
【0057】実施例4〜5、比較例3〜4 厚み3mm(比較例3)、厚み2.7mm(実施例
4)、厚み1.8mm(実施例5)、厚み1.7mm
(比較例4)のスペーサーを用いる以外は、実施例2と
同様の方法で行った。
【0058】実施例6〜8 親水性異形断面繊維として、繊度2d、繊維長6mmの
Y型断面を有するビニロン繊維(クラレ社製、VPY2
02)、バインダー繊維として、鞘部の融点が110℃
の繊度4d、繊維長5mmの芯鞘型ポリエステルバイン
ダー繊維(ユニチカ社製、メルティー4080)、抗菌
性繊維として、アクリル繊維に銀を1.4%添着した、
繊度2d、繊維長3mmの抗菌アクリル繊維(東洋紡績社
製、R−63H)、さらに高弾性繊維として繊維径9μ
m、繊維長6mmのガラス繊維(旭ファイバーガラス社
製、グラスロン)を水中に表1の水準で、順次添加混合
し、0.3%濃度の水性スラリーを調製した。ついで、
該水性スラリーを用いて乾燥重量で約100g/m2のウ
ェブを抄造し、該ウェブを7枚積層し、積層ウェブとし
た。さらに、熱プレス装置にて、該積層ウェブを用い
て、厚み2mmのスペーサーを挿入した後、140℃、
面圧20kg/cm2で15分間加圧加熱処理して、本発
明の抗菌吸水性シートを得た。
【0059】
【表1】
【0060】実施例9 親水性異形断面繊維として、繊度2d、繊維長51mm
のY型断面を有するビニロン繊維(クラレ社製、VPY
202)70重量%、バインダー繊維として、鞘部の融
点が110℃の繊度4d、繊維長51mmの芯鞘型ポリ
エステルバインダー繊維(ユニチカ社製、メルティー4
080)20重量%、抗菌性繊維として繊度2d、繊維
長51mmの抗菌アクリル繊維(東洋紡績社製、R−63
H)10重量%を混綿、開繊した後、カードにてウェブ
化した。ついで、クロスラッパーにて積層後、ニードル
パンチにて厚みを抑えた、乾燥重量で約700g/m2
積層ウェブとした。さらに、熱プレス装置にて、該積層
ウェブを用いて、厚み2mmのスペーサーを挿入した
後、140℃、面圧20kg/cm2で10分間加圧加熱
処理して、本発明の抗菌吸水性シートを得た。
【0061】比較例5 バインダー繊維として、鞘部の融点が110℃の繊度2
d、繊維長5mmの芯鞘型ポリエステルバインダー繊維
(ユニチカ社製、メルティー4080)を用いる以外は
実施例2と同様の方法で行った。
【0062】実施例10 バインダー繊維として、鞘部の融点が110℃の繊度3
d、繊維長5mmの芯鞘型ポリエステルバインダー繊維
(帝人社製、テピルス)を用いる以外は実施例2と同様
の方法で行った。
【0063】比較例6 異形断面繊維の代わりに、繊度2d、繊維長6mmのレ
ギュラー形状のビニロン繊維用いる以外は、実施例2と
同様の方法にて抗菌吸水性シートを得た。
【0064】比較例7 異形断面繊維として、繊度2d、繊維長5mmの非親水
性のT型断面ポリエステル繊維を用いる以外は、実施例
2と同様の方法にて抗菌吸水性シートを得た。
【0065】比較例8 繊度2d、繊維長51mmで鞘部の融点が130℃の芯
鞘型ポリエステル熱融着繊維50重量%、繊度4d、繊
維長51mmで鞘部の融点が130℃の芯鞘型ポリエス
テル繊維50重量%をカーディングマシンにてウェブ化
し、ウェブAを得た。一方、平均粒子径100μmのフ
ェノール樹脂(ユニチカ社製、UA−100)を水中に
て濃度5%で分散させ、これを分散液Aとした。一方、
親水性微粉を濃度10%の親水性微粉末分散液Bを調成
した。
【0066】ウェブAに分散液Aを含浸し、フェノール
樹脂の付着量が全ウェブ重量に対し、35%となるよう
マングルにて分散液Aを絞った後、100℃で20分乾
燥し、未硬化のフェノール樹脂が付着した目付け920
g/m2のウェブDを得た。ウェブDを熱プレス装置を用
いて、160℃、面圧1.0kg/cm2で、5分間加圧
加熱処理した。さらに、親水性微粉末分散液Bを含浸
し、100℃で20分乾燥し、微粉末無水珪酸が添着し
た吸水性シートを得た。この時、微粉末無水珪酸の添着
量は吸水性シート重量に対し1.5%であった。
【0067】比較例9 平均粒子径の100μmフェノール樹脂(ユニチカ社
製、UA−100)100部、平均繊度4d、平均繊維
長5mmのポリエステル繊維をカーディングマシンで混
合し、ウェブ化し、150℃に設定されたカレンダーロ
ールを通し、厚さ10mm、目付け800g/m2のマッ
トを得た。該マットを熱プレス装置を用いて、160
℃、面圧1.0kg/cm2で、5分間加圧加熱処理し
て、フェノール樹脂を硬化させた。さらに、比較例8で
用いた親水性微粉末分散液Bを含浸した後、100℃で
20分乾燥し、微粉末無水珪酸が添着した吸水性シート
を得た。この時、微粉末無水珪酸の添着量は吸水性シー
ト重量に対し1.5%であった。
【0068】実施例11〜12、比較例10 表2の水準で行う以外は、実施例2と同様の方法で行っ
た。
【0069】
【表2】
【0070】以上、実施例1〜12、および比較例1〜
10における抗菌吸水性シート、または吸水性シートに
ついて、各種物性および性能評価を行なった結果を表
3、4に示す。
【0071】
【表3】
【0072】
【表4】
【0073】実施例より、本発明の抗菌吸水性シート
は、吸水性、力学特性、寸法安定性、加工性に優れた特
性を示し、粉体の脱落もなく取り扱い性に優れているこ
とが判明した。
【0074】ただし、バインダー繊維の配合量が多い
と、曲げ強度等の性能は良好であるが、吸水速度が劣る
ことが判る。バインダー繊維による接着部分が多く、他
の繊維表面を覆ったことが、原因と考えられる。逆にバ
インダー繊維の配合量が少ないと、吸水速度は良好であ
るが、接着部分が少なく、接着力が弱いため、曲げ強
度、加工性、寸法安定性が劣り、繊維の脱落も見られ
る。
【0075】一方、低密度のものは、吸水速度は良好で
あるが、曲げ強度、加工性、寸法安定性が劣り、繊維の
脱落も見られる。繊維同士の交点が少なく、即ち、バイ
ンダー繊維による接着が少ないことが原因と考えられ
る。逆に、高密度のものは、接着部分が多くなり、他の
繊維表面を覆うことが原因で、曲げ強度等の性能は良好
であるが、吸水速度が劣ることが判る。
【0076】また、繊度が3デニールより小さいバイン
ダー繊維を用いたものは、吸水性が低下する。バインダ
ー繊維本数が多くなり、接着部分が多くなり、他の繊維
表面を覆うこと、比表面積が大きくなったことで、親水
性の繊維の表面積の割合が相対的に小さくなったことが
原因と考えられる。
【0077】さらには、異形断面形状の繊維を使用しな
いもの、親水性の繊維を使用しないものは、いずれも吸
水性が劣ったものとなった。
【0078】バインダー繊維と親水性の粉体を用いたも
のは、粉体の脱落が多く、取扱いの点で問題点がある。
即ち、フェノール樹脂の微粒子を用いたものは、吸水
性、曲げ強度、寸法安定性は良好であったが、トリミン
グ後にフェノール樹脂の脱落が見られた。
【0079】また、抗菌性繊維を使用しないものは、途
中経過として、3ヶ月までは特に問題は見られなかった
が、さらに長期に渡り実験を行うと、表面にかびと思わ
れる黒ずみが見られた。
【0080】
【発明の効果】以上の結果から、本発明の抗菌吸水性シ
ートは、曲げ強さ等の力学的特性や寸法安定性、加工性
に優れるものであることが明かとなった。親水性異形断
面繊維によって、抗菌吸水性シート内に多数の細孔が形
成され、少量かつ特定の繊維径のバインダー繊維を用
い、特定の密度に制御することで、該抗菌吸水性シート
内に多くの通水経路を確保できる上、極めて良好な吸水
性を有する抗菌吸水性シートを得ることができる。ま
た、抗菌性繊維の働きにより、菌やかびの発生を抑制で
き、長期に渡り吸水性を維持することができる。さら
に、高弾性繊維により通水経路の閉塞が抑制できる。ま
た、熱可塑性樹脂の微粒体を使用している従来の多孔性
シートとは異なり、2次加工時の樹脂の脱落等の問題は
皆無である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // A01N 59/16 D21H 5/22 D

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に1つ以上の連続あるいは不連続の
    溝を有する親水性異形断面繊維、バインダー繊維、およ
    び抗菌性繊維を含有し、密度が0.25〜0.4g/
    3、全固形分に対する該バインダー繊維の含有量が1
    5〜25重量%、該バインダー繊維の繊度が3デニール
    以上である抗菌吸水性シート。
  2. 【請求項2】 表面に1つ以上の連続あるいは不連続の
    溝を有する親水性異形断面繊維、バインダー繊維、抗菌
    性繊維および高弾性繊維を含有し、密度が0.25〜
    0.4g/m3、全固形分に対する該バインダー繊維の含
    有量が15〜25重量%、該バインダー繊維の繊度が3
    デニール以上である抗菌吸水性シート。
  3. 【請求項3】 親水性異形断面繊維がポリビニルアルコ
    ール系繊維である請求項1または2記載の抗菌吸水性シ
    ート。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012092457A (ja) * 2010-10-26 2012-05-17 Teijin Fibers Ltd 湿式不織布および繊維製品
JP2013209777A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Teijin Ltd 湿式不織布および繊維製品

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012092457A (ja) * 2010-10-26 2012-05-17 Teijin Fibers Ltd 湿式不織布および繊維製品
JP2013209777A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Teijin Ltd 湿式不織布および繊維製品

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