JPH1083649A - 磁気ディスクカートリッジ - Google Patents

磁気ディスクカートリッジ

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JPH1083649A
JPH1083649A JP23405996A JP23405996A JPH1083649A JP H1083649 A JPH1083649 A JP H1083649A JP 23405996 A JP23405996 A JP 23405996A JP 23405996 A JP23405996 A JP 23405996A JP H1083649 A JPH1083649 A JP H1083649A
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JP
Japan
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case
magnetic disk
disk cartridge
capacity
magnetic head
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JP23405996A
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Kengo Oishi
健吾 大石
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小容量タイプのディスク駆動装置への誤装填
を防止すると共に、大容量タイプのディスク駆動装置に
は下位互換機能を構成可能とする。 【解決手段】 円盤状の大容量磁気ディスクメディア6
をケース2内に回転可能に収容するとともに、このケー
ス2に磁気ヘッド挿入用開口11,12と、この開口を開閉
するシャッター部材3とを備え、ケース2の平面形状は
小容量磁気ディスクカートリッジと共通であり、該ケー
ス2の厚み方向寸法は小容量磁気ディスクカートリッジ
に比較し約1.3〜2.0倍の厚みを有し、これにより
誤装填を防止し、内蔵する大容量磁気ディスクメディア
6はケース下面の基準面よりの位置が小容量磁気ディス
クカートリッジと同じに設定され、ケース2の下面2bに
下側磁気ヘッド挿入用開口11を、ケース上面2aから前端
面2cに連通して上側磁気ヘッド挿入用開口12を設けてな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大容量磁気ディス
クメディアをケース内に収容してなり、この磁気ディス
クメディアを回転させて磁気記録再生に利用する磁気デ
ィスクカートリッジに関するものであり、特に詳細に
は、他の小容量タイプの磁気ディスクカートリッジ用の
記録再生装置に誤装填されることを防止した磁気ディス
クカートリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、フレキシブルなポリエステル
シート等からなる円盤状のベースの両面に磁性体層が形
成され、回転されながら磁気ヘッドにより上記磁性体層
に磁気記録がなされる磁気ディスク(いわゆるフロッピ
ー・ディスク)が提供され、その取扱いの容易性、低コ
ストといった利点から、主としてコンピュータ用の記録
媒体として用いられている。
【0003】近時、この種の磁気ディスクは、いわゆる
3.5インチタイプのもので代表されるように、小型の
ハードケース内に回転可能に収容されて、磁気ディスク
カートリッジとして使用されることが多くなっている。
【0004】このハードケースを用いるタイプの磁気デ
ィスクカートリッジにおいては、ケースに磁気ヘッド挿
入用の開口が設けられるが、この開口は一方向に付勢さ
れたシャッターによって使用時以外は常時閉じられて、
そこからケース内にゴミ等の異物が侵入しないように考
慮されている。
【0005】ところで、このような磁気ディスクカート
リッジに対しては常に大容量化が求められており、3.
5インチタイプで記憶容量1MB(メガ・バイト)や2
MBのものが既に実用化され、現在では記憶容量 100M
B以上のものも提供されるに至っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、記録容量
が従来品よりも高められた磁気ディスクカートリッジが
提供されると、その大容量タイプの磁気ディスクカート
リッジを駆動するためのディスク駆動装置が新たに提供
されることがある。この新たなディスク駆動装置は、新
規の大容量タイプの磁気ディスクカートリッジを駆動で
きることは勿論、多くの場合は、ユーザーの便宜を図っ
ていわゆる「下位互換」の機能、つまり記録容量の点で
下位となる従来の磁気ディスクカートリッジも駆動でき
る機能を備えるように形成されることが多い。
【0007】この下位互換の機能を実現しようとする
と、新規の大容量タイプの磁気ディスクカートリッジ
は、ケース外形等が従来の小容量タイプの磁気ディスク
カートリッジとほぼ一致するように形成される。そのた
め、外見が従来の小容量タイプの磁気ディスクカートリ
ッジと似ている新規の大容量タイプの磁気ディスクカー
トリッジを、小容量の磁気ディスクカートリッジ用のデ
ィスク駆動装置に誤装填してしまう恐れがある。
【0008】従来の小容量の磁気ディスクカートリッジ
用のディスク駆動装置は、新規の大容量タイプの磁気デ
ィスクカートリッジに対し保護機能が十分でないことが
多く、そのようなディスク駆動装置に大容量タイプの磁
気ディスクカートリッジが誤装填され該ディスク駆動装
置が作動すると、この磁気ディスクカートリッジに記録
されている情報が破壊されるような事態も起こり得る。
【0009】上記の事態は容量識別孔等の設置により誤
記録/誤消去の発生は防止可能であるが、小容量タイプ
用の磁気ディスク駆動装置に対して装填された大容量磁
気ディスクカートリッジは、正規の装填位置に挿入さ
れ、そのシャッター部材が開かれて、その磁気ディスク
メディアに対して下位の磁気ヘッドが接触する可能性が
ある。そして、この接触時点で磁気ヘッド近傍に付着し
ている異物、塵埃等が大容量磁気ディスクメディアに付
着する恐れがある。
【0010】この大容量磁気ディスクにおいては、その
容量増大は高密度化によって得られるものであり、それ
に伴って、記録波長は短く、記録トラック幅は狭くなる
ため、上記のように異物等の付着があると記録済みデー
タの読み出しエラーが発生する可能性が生じる。
【0011】そこで本発明は、容量の点で下位の磁気デ
ィスクカートリッジ用のディスク駆動装置への装填自体
を防止すると共に下位互換の機能が確保できるようにし
た磁気ディスクカートリッジを提供せんとするものであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明による磁気ディスクカートリッジは、円盤状の大容量
磁気ディスクメディアをケース内に回転可能に収容する
とともに、このケースに磁気ヘッド挿入用開口と、この
開口を開閉するシャッター部材とが設けられてなり、前
記ケースの平面形状は小容量磁気ディスクカートリッジ
と共通の形状であり、該ケースの厚み方向寸法は前記小
容量磁気ディスクカートリッジに比較し約1.3〜2.
0倍の厚みを有し、内蔵する大容量磁気ディスクメディ
アは中央部にセンターコア部材が一体に取り付けられ、
ケース下面の基準面よりの位置が前記小容量磁気ディス
クカートリッジと同じに設定され、前記ケースの前記磁
気ヘッド挿入用開口はケース下面に設けられると共にケ
ース上面から前端面に連通して設けられ、前記シャッタ
ー部材には上記磁気ヘッド挿入用開口を開閉する窓部が
開口されたことを特徴とするものである。
【0013】上記のような磁気ディスクカートリッジ
は、小容量磁気ディスクカートリッジ用の駆動装置に挿
入しようとした場合には、厚みが大きいことで小容量磁
気ディスク駆動装置の挿入口からの挿入が不能で、シャ
ッター部材が開かれることなく誤装填防止が行える。
【0014】また、大容量タイプの磁気ディスク駆動装
置に対して、本発明の磁気ディスクカートリッジを挿入
すると、その磁気ディスクメディアはケースの下面の基
準面を基準として小容量磁気ディスクカートリッジの磁
気ディスクメディアと同様の位置にセットされ、シャッ
ター部材が開作動されてケースの下面およびケースの上
面から前端面に設けられた磁気ヘッド挿入用開口が開か
れ、この開口から磁気ヘッドが挿入され磁気ディスクメ
ディアに対して磁気記録再生が行われる。また、ケース
の厚みが大きいが、磁気ディスクメディアが下面側に寄
ってセットされると共にその上側の磁気ヘッド挿入用開
口が前端面に連通して開口していることで、磁気ヘッド
はケースの厚さ全体を越えるように大きく開くことな
く、小容量磁気ディスクカートリッジに対するものと同
様な小さな開き動作によって前端面の開口を挿通して、
磁気ディスクメディアに対して近接する。
【0015】上記大容量タイプの磁気ディスク駆動装置
に対して、小容量タイプの磁気ディスクカートリッジが
挿入されると、その挿入口は大きくこの下位の磁気ディ
スクカートリッジは挿入可能であると共に、平面的な外
形が同一であることで同様の位置にセットされ、しか
も、磁気ディスクメディアの基準位置からの距離が同じ
であることで、その磁気ディスクメディアに対する磁気
ヘッドの近接が同様に行え、磁気ヘッドにマルチトラッ
クヘッドを使用することでそれぞれの記録密度に対応で
き、磁気記録再生が可能で下位互換機能が得られる。
【0016】また、前記ケースの前端面部には、ケース
下面に設けられた磁気ヘッド挿入用開口と、ケース上面
から前端面に連通して設けられた磁気ヘッド挿入用開口
とを区分する区画部を形成するのが強度確保の点から好
ましい。その際、上記区画部の上下方向の幅を小容量磁
気ディスクカートリッジの厚み以下に設けることで、磁
気ヘッドの開作動量の低減が図れる。さらに、シャッタ
ー部材についても、その下面板部にはケース下面に設け
られた磁気ヘッド挿入用開口を開閉する窓部を、上面板
部にはケース上面から前端面に連通して設けられた磁気
ヘッド挿入用開口を開閉する窓部を設け、連結板部には
両窓部を区分する帯状部を形成するのが、シャッター部
材の変形防止の点で望ましい。
【0017】
【発明の効果】上記のような本発明によれば、大容量磁
気ディスクメディアを回転可能に収容するケースの平面
的外形は小容量磁気ディスクカートリッジのケースと共
通の形状であり、ケースの厚み方向寸法を約1.3〜
2.0倍に厚く形成したことにより、小容量磁気ディス
ク用駆動装置に対する誤装填防止が行われ、記録データ
の破損防止は勿論のこと、磁気ヘッドとの接触も回避で
きてゴミ等の異物の付着についても防止でき、読み出し
エラー等の発生も抑制できる。また、内蔵する大容量磁
気ディスクメディアをケース下面の基準面よりの位置が
小容量磁気ディスクカートリッジと同じに設定し、さら
に、ケースの磁気ヘッド挿入用開口をケース下面におよ
びケース上面から前端面に連通して設けたことで、磁気
ディスクメディアへの磁気ヘッドの近接が小容量磁気デ
ィスクカートリッジと同様に行えて、大容量磁気ディス
ク駆動装置に対する小容量磁気ディスクカートリッジの
使用が可能で、下位互換機能を確保することができる。
【0018】本発明の磁気ディスクカートリッジでは、
前記磁気ディスクメディアは、ケース上下内壁に対して
下面側に片寄った非対称な寸法関係で収納されているこ
とで、この磁気ディスクメディアの回転時には、ベルヌ
ーイ効果により下面側の負圧が大きく、常に下側内壁方
向に磁気ディスクメディアが規制されることとなり、回
転面が安定し高速回転時にも磁気ヘッドと良好なヘッド
タッチ効果が得られ、磁気記録再生性能の高い信頼性が
得られる。
【0019】さらに、磁気ディスクメディアの基準面高
さを小容量磁気ディスクカートリッジと同一とすること
で、磁気ディスク駆動装置の高さ方向のみ挿入イジェク
ト機能の構造を設計変更することで駆動装置を構成で
き、シャッター開閉機構の共通化等、部品の多くを大容
量タイプと小容量タイプとで共用することができるた
め、安価でかつ信頼性の高い駆動装置を得ることが可能
となる。
【0020】一方、本発明の磁気ディスクカートリッジ
では、ディスク駆動装置に挿入するのに伴って磁気ヘッ
ドを上下に開いて装着するものであるが、その際前述の
ように上側の磁気ヘッド挿入用開口が前端面に連通して
形成されていることで、その開き角度が小容量磁気ディ
スクカートリッジと同程度に設定できるが、この磁気ヘ
ッド挿入用開口が前端面部に連通していないでケースの
上下面にのみ形成したものでは、磁気ディスクカートリ
ッジの厚みが大きいことで、磁気ヘッドの開き角度が非
常に大きくなり、そのアライメント調整が困難となると
共に、磁気ヘッドが逃げるためのスペースを必要とし駆
動装置のコンパクト化の障害となる。
【0021】また、ケースの厚さ方向の寸法を大きくす
ることで、ケースの必要な部分の厚肉化が可能となり、
剛性の向上により搬送時等の信頼性を向上できる。特に
ケース上面側を厚肉構造とすることが可能である。
【0022】さらに、本発明の磁気ディスクカートリッ
ジにおける前端面部分の構造を、ケースに上下の磁気ヘ
ッド挿入用開口を区分する区画部を磁気ヘッドの開閉作
動の障害とならない範囲で形成すると、このケースの強
度が向上し、変形防止により信頼性が向上すると共に、
塵埃の侵入防止効果も有する。さらに、シャッター部材
についても、連結板部に上下の窓部を区分する帯状部を
形成すると、シャッター部材の強度が向上して、ねじれ
等の変形が発生しにくく、この変形が原因でシャッター
部材の開閉時にその一部がケースと擦れて削れ粉が発生
してドロップアウトの発生原因となるのを抑制できる。
さらに、このシャッター部材によりケースに開口した磁
気ヘッド挿入用開口を安定してカバーでき、開閉動作の
安定化が得られるなど、使用者にとって使い勝手のよい
磁気ディスクカートリッジを提供することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態に基
づいて本発明を詳細に説明する。図1は一例の大容量タ
イプの磁気ディスクカートリッジの平面図、図2はその
前面図、図3はシャッター部材が開いた状態の磁気ディ
スクカートリッジの底面図、図4は拡大断面図である。
なお、各図は構造を明確にするため各部の厚み等は実際
の寸法とは異なる比率で示している。
【0024】磁気ディスクカートリッジ1は、例えばア
クリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体のよう
な合成樹脂から形成されたケース2(ハードケース)内
に、中央部がセンターコア部材5に取り付けられて保持
された円盤状の磁気ディスクメディア6が回転自在に収
容されている。上記センターコア部材5は、磁気ディス
ク駆動装置(図示せず)の回転スピンドルと磁気的に係
合し回転力を磁気ディスクメディア6に伝える。この磁
気ディスクメディア6は、フレキシブルなポリエステル
シート等からなる円盤状のベースの両面に磁性体層が形
成されたものである。
【0025】ケース2は、上面2aを構成する上ケース
21と、下面2bを構成する下ケース22との2つのシ
ェルハーフが蓋合わせ状に固着されてなるものである。
このケース2の平面的外形形状は、図7(B)に一部断
面を示すような小容量磁気ディスクカートリッジ50
(記録容量が1〜2MBの3.5インチ磁気ディスクカ
ートリッジ)と共通の形状であり、本発明のケース2の
厚み方向寸法H1 は、前記小容量磁気ディスクカートリ
ッジ50のケース52の厚みH0 に比較し、約1.3〜
2.0倍の厚みを有している。
【0026】そして、ケース2に内蔵された大容量磁気
ディスクメディア6の回転駆動状態における位置は、ケ
ース2の下面2b(基準面)よりの高さhが、前記小容
量磁気ディスクカートリッジ50における磁気ディスク
メディア56の下面(基準面)からの高さhと同じに設
定されている。
【0027】つまり、大容量磁気ディスクメディア6
は、厚みの大きいケース2の中央より下側の下ケース2
2の内面に片寄った位置に保持され、上側の上ケース2
1内面との間の空間が広くなっている。
【0028】前記ケース2の下面2bには、前端から中
心部に矩形状に延びる下側磁気ヘッド挿入用開口11が
設けられると共に、ケース2の上面2aには、同様に矩
形状に延びて前端面2cの上部に連通して切欠き状に開
口された上側磁気ヘッド挿入用開口12が設けられてい
る。なお、図1〜図4の場合には、前端面部2cは上下
方向に全部開口されて、下側磁気ヘッド挿入用開口11
と上側磁気ヘッド挿入用開口12とが連通形成されてい
る。
【0029】なお、この前端面2cの部分については、
図6および図7(A)のように、下側磁気ヘッド挿入用
開口11と上側磁気ヘッド挿入用開口12とを区分する
ように、後述の区画部25を形成してもよい。
【0030】また、下ケース22の中心部には、前記セ
ンターコア部材5が露出するハブ孔23が円形状に開口
されている。前記磁気ディスクメディア6の下面と、下
ケース22の内面との間には下ケース22に固着された
不織布によるライナー7が介装されている。磁気ディス
クメディア6の上面側にもライナーを介装するようにし
てもよい。
【0031】さらに、上記ケース2には、上記磁気ヘッ
ド挿入用開口11,12を開閉するために、図中左右方
向に滑動自在とされたシャッター部材3が組み付けら
れ、その摺動範囲のケース2の表面には浅い摺動溝24
が形成されている。このシャッター部材3は、例えばス
テンレス鋼板もしくはアルミニウム板から、またはポリ
アセタール樹脂等のプラスチックから形成されたもの
で、図5に斜視図を示すように、ケース2の前方上面2
aを覆う上面板部31と、ケース下面2bを覆う下面板
部32とが、ケース前端面2cを覆う連結板部33によ
って連結されている。また、該シャッター部材3の下面
板部32矩形状に開口した下側窓部34が、また上面板
部31から連結板部33に連通して開放した上側窓部3
5が設けられ、ケース2の磁気ヘッド挿入用開口11、
12と連通可能である。
【0032】上記下側窓部34と上側窓部35の形成に
伴い、その連結板部33には両窓部34,35を区分す
る帯状部36が、両側の連結板部33を接続するように
形成されている。この帯状部36の幅は、図7(B)に
おける小容量磁気ディスクカートリッジ50のケース5
2の厚みH0 以下となるように設定されるとともに、そ
の上下方向に位置も、ケース下面2bの基準面からの高
さとされている。
【0033】また、前記シャッター部材3の下面板部3
2の両側部には内側に折り曲げられた抜け止め用のガイ
ド爪37が形成され(図3参照)、これに対応して前記
ケース2の下面2bには、上記ガイド爪37が摺動する
ガイド溝28が前縁部と平行に設けられている。
【0034】上記シャッター部材3は、図示しないトー
ションばねにより付勢され、常時は閉状態(図1の状
態)を保つ。シャッター部材3の窓部34,35は、シ
ャッター部材3がこの閉状態にあるとき、各磁気ヘッド
挿入用開口11,12から外れる位置に設けられてい
る。したがって、常時は各磁気ヘッド挿入用開口11,
12がシャッター部材3によって閉じられ、そこからゴ
ミ等の異物がケース2内に侵入することが防止される。
【0035】図6および図7(A)に示すケース2の端
面部構造は、上記シャッター部材3の帯状部36の形成
に対応し、この帯状部36に相当する部分に同等の幅を
有する区画部25を形成したものであり、その形成高さ
もケース下面2bの基準面側に片寄った位置に設けら
れ、この区画部25により上下の磁気ヘッド挿入用開口
11,12が区分される。
【0036】前記図7(B)の小容量磁気ディスクカー
トリッジ50においては、ケース52の上面および下面
に磁気ヘッド挿入用開口52a,52bが矩形状に開口
され、この上下の開口52a,52bから磁気ヘッド9
が挿入される。この磁気ヘッド9は、ケース52の前端
面の壁52cを越えるように開いて、開口52a,52
bの位置で閉じて近接される。
【0037】同様に図7(A)の大容量磁気ディスクカ
ートリッジ1においては、ケース2の前端面2cの上部
にかけて上側磁気ヘッド挿入用開口12が形成されてい
ることで、磁気ヘッド9が開いて越える前端面部2cの
高さは、上記小容量磁気ディスクカートリッジ50の前
端面の壁52cの高さとほぼ同じであり、同程度の磁気
ヘッド9の開きによりシャッター部材3の帯状部36お
よび区画部25を越えて磁気ディスクメディア6に対し
て近接される。
【0038】また、図1および図2において、ケース2
の挿入後方の左部の上面および下面には、記録容量の識
別を行うために3つの識別孔15が配設され、右部には
誤消去防止表示部16が設けられている。
【0039】上記のような大容量タイプの磁気ディスク
カートリッジ1は、いわゆる「下位互換」の機能を有す
るディスク駆動装置(図示せず)によって駆動される。
このディスク駆動装置は、カートリッジ挿入口の高さ寸
法が、上記磁気ディスクカートリッジ1の大きな厚みに
相当する大きさに設けられ、磁気ディスクカートリッジ
1の挿入に対応してシャッター部材3を開放する機構を
有すると共に、さらに挿入された状態で保持し、磁気ヘ
ッド9を磁気ヘッド挿入用開口11,12から磁気ディ
スクメディア6に接近させ、さらに、センターコア部材
5に回転スピンドルが磁気的に係合し磁気ディスクメデ
ィア6を所定の回転数で回転駆動しつつ、磁気ヘッド9
によって磁気記録再生を行うものである。このディスク
駆動装置に小容量磁気ディスクカートリッジ50を挿入
すると、上記と同様にセットされ、その磁気ディスクメ
ディア6に磁気ヘッド9によって磁気記録再生が可能で
ある。
【0040】なお、上記大容量タイプのディスク駆動装
置では、カートリッジ挿入口の高さが大きく、厚みの異
なる磁気ディスクカートリッジを確実に所定のセット位
置に導くためには、それに対応した挿入イジェクト機構
を構成する必要がある。また、挿入された磁気ディスク
カートリッジの厚みを検出し、これに応じて、切替作動
を行うようにしてもよい。
【0041】そして、大容量磁気ディスクカートリッジ
1を小容量タイプ用のディスク駆動装置に装填しようと
した際には、そのカートリッジ挿入口のサイズが小さい
ことで、厚みの大きい大容量磁気ディスクカートリッジ
1の挿入は不能で、駆動装置の内部にまで挿入されるこ
とはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施の形態による磁気ディスク
カートリッジを示す平面図
【図2】上記磁気ディスクカートリッジの前端面図
【図3】シャッター部材が開いた状態の上記磁気ディス
クカートリッジの底面図
【図4】同磁気ディスクカートリッジのシャッター部材
を除去した状態の中央縦断面図
【図5】シャッター部材の斜視図
【図6】ケース前端面部の他の実施の形態を示す要部斜
視図
【図7】磁気ヘッド挿入部分の形態を小容量タイプの磁
気ディスクカートリッジと対比して示す要部断面側面図
【符号の説明】
1 大容量磁気ディスクカートリッジ 50 小容量磁気ディスクカートリッジ 2 ケース 2a 上面 2b 下面 2c 前端面 3 シャッター部材 5 センターコア部材 6 磁気ディスクメディア 9 磁気ヘッド 11,12 磁気ヘッド挿入用開口 25 区画部 31 上面板部 32 下面板部 33 連結板部 34,35 窓部 36 帯状部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円盤状の大容量磁気ディスクメディアを
    ケース内に回転可能に収容するとともに、このケースに
    磁気ヘッド挿入用開口と、この開口を開閉するシャッタ
    ー部材とが設けられてなる磁気ディスクカートリッジに
    おいて、 前記ケースの平面形状は、小容量磁気ディスクカートリ
    ッジと共通の形状であり、該ケースの厚み方向寸法は前
    記小容量磁気ディスクカートリッジに比較し約1.3〜
    2.0倍の厚みを有し、 内蔵する大容量磁気ディスクメディアは、中央部にセン
    ターコア部材が一体に取り付けられ、ケース下面の基準
    面よりの位置が前記小容量磁気ディスクカートリッジと
    同じに設定され、 前記ケースの前記磁気ヘッド挿入用開口は、ケース下面
    に設けられると共にケース上面から前端面に連通して設
    けられ、前記シャッター部材には上記磁気ヘッド挿入用
    開口を開閉する窓部が開口されたことを特徴とする磁気
    ディスクカートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記ケースの前端面部には、ケース下面
    に設けられた磁気ヘッド挿入用開口と、ケース上面から
    前端面に連通して設けられた磁気ヘッド挿入用開口とを
    区分する区画部が形成されていることを特徴とする請求
    項1に記載の磁気ディスクカートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記区画部の上下方向の幅が小容量磁気
    ディスクカートリッジの厚み以下に設けられたことを特
    徴とする請求項2に記載の磁気ディスクカートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記シャッター部材のケース下面に沿う
    下面板部には、ケース下面に設けられた磁気ヘッド挿入
    用開口を開閉する窓部が、ケース上面に沿う上面板部に
    はケース上面から前端面に連通して設けられた磁気ヘッ
    ド挿入用開口を開閉する窓部が設けられ、下面板部と上
    面板部とを連結する連結板部には、両窓部を区分する帯
    状部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載
    の磁気ディスクカートリッジ。
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