JPH1083456A - 文字パターンの位置検出方法 - Google Patents
文字パターンの位置検出方法Info
- Publication number
- JPH1083456A JPH1083456A JP8237943A JP23794396A JPH1083456A JP H1083456 A JPH1083456 A JP H1083456A JP 8237943 A JP8237943 A JP 8237943A JP 23794396 A JP23794396 A JP 23794396A JP H1083456 A JPH1083456 A JP H1083456A
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- Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 回転したパターンの登録動作を不要にでき、
比較的簡単な処理で円弧状に配列された文字位置を検出
することを目的とする。 【解決手段】 光源５により被対象物４を照明し、被対
象物の円弧状に配列された文字パターンをテレビカメラ
６で読取り、位置検出装置７によって円弧状のパターン
を長方形状に展開し、予め登録されている基準パターン
と比較して文字の位置を検出する。
比較的簡単な処理で円弧状に配列された文字位置を検出
することを目的とする。 【解決手段】 光源５により被対象物４を照明し、被対
象物の円弧状に配列された文字パターンをテレビカメラ
６で読取り、位置検出装置７によって円弧状のパターン
を長方形状に展開し、予め登録されている基準パターン
と比較して文字の位置を検出する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は文字パターンの位
置検出方法に関し、たとえばベアリングのリング状の内
輪または外輪の端面に、円弧状に配列された文字パター
ンの文字位置を検出するような文字パターンの位置検出
方法に関する。
置検出方法に関し、たとえばベアリングのリング状の内
輪または外輪の端面に、円弧状に配列された文字パター
ンの文字位置を検出するような文字パターンの位置検出
方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】図４〜図６は従来の文字パターンの位置
を検出する方法を説明するための図である。
を検出する方法を説明するための図である。
【０００３】まず、文字パターンの位置検出を行なうに
は、図４（ａ）に示すように、探したいパターン１，２
を予め登録しておき、図４（ｂ）に示す対象画像領域３
から登録されたパターンと最も類似している部分を探し
出す方法がとられている。また、図５および図６に示す
ように、パターンが円弧状に配列されている場合は、回
転したパターンを数種類登録しておき、それぞれのパタ
ーンを探す方法がとられている。
は、図４（ａ）に示すように、探したいパターン１，２
を予め登録しておき、図４（ｂ）に示す対象画像領域３
から登録されたパターンと最も類似している部分を探し
出す方法がとられている。また、図５および図６に示す
ように、パターンが円弧状に配列されている場合は、回
転したパターンを数種類登録しておき、それぞれのパタ
ーンを探す方法がとられている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図４〜
図６に示した方法では、探したいパターンを登録すると
き、作業者による登録作業が必要となる。しかも、回転
したパターンを探すために、通常のパターンマッチング
の手法をとることができず、回転したパターンを予め登
録しておく必要がある。さらに、登録されたパターンを
通常のパターンマッチングで探す場合、処理時間が長く
なってしまうという問題点があった。
図６に示した方法では、探したいパターンを登録すると
き、作業者による登録作業が必要となる。しかも、回転
したパターンを探すために、通常のパターンマッチング
の手法をとることができず、回転したパターンを予め登
録しておく必要がある。さらに、登録されたパターンを
通常のパターンマッチングで探す場合、処理時間が長く
なってしまうという問題点があった。
【０００５】それゆえに、この発明の主たる目的は、回
転したパターンの登録動作を不要にでき、比較的簡単な
処理で円弧状に配列された文字位置を検出し得る文字パ
ターンの位置検出方法を提供することである。
転したパターンの登録動作を不要にでき、比較的簡単な
処理で円弧状に配列された文字位置を検出し得る文字パ
ターンの位置検出方法を提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】請求項１に係る発明は、
円弧状に配置された文字パターンの文字位置を検出する
検出方法であって、円弧状に配置された文字パターンを
長方形状に展開した被検査パターンと、基準パターンと
を比較することにより文字位置を検出する。
円弧状に配置された文字パターンの文字位置を検出する
検出方法であって、円弧状に配置された文字パターンを
長方形状に展開した被検査パターンと、基準パターンと
を比較することにより文字位置を検出する。
【０００７】請求項２に係る発明では、請求項１の基準
パターンとして、長方形状に展開したデータの半径方向
の射影をとって輝度データとし、輝度データから照明む
らを除去したデータを用いる。
パターンとして、長方形状に展開したデータの半径方向
の射影をとって輝度データとし、輝度データから照明む
らを除去したデータを用いる。
【０００８】請求項３に係る発明では、請求項１の基準
パターンの１周分と被検査パターン間で一方向にずらし
ながら比較する。
パターンの１周分と被検査パターン間で一方向にずらし
ながら比較する。
【０００９】請求項４に係る発明では、請求項３の基準
パターンの１周分と被検査パターンとを比較するとき、
３６０°以上になった部分を０°からのデータに置換え
て比較する。
パターンの１周分と被検査パターンとを比較するとき、
３６０°以上になった部分を０°からのデータに置換え
て比較する。
【００１０】
【発明の実施の形態】図１はこの発明の一実施形態の構
成を示す図である。この実施形態では、たとえばベアリ
ングの内輪または外輪に会社名が刻印されていて、その
文字を読取った後、会社名に続いて製造番号などをマー
キングする場合にこの発明を適用するものとする。この
ため、位置検出ステージで文字を読取り、ベアリングの
ような被対象物をマーキングステージに移動させてマー
キングが行なわれる。
成を示す図である。この実施形態では、たとえばベアリ
ングの内輪または外輪に会社名が刻印されていて、その
文字を読取った後、会社名に続いて製造番号などをマー
キングする場合にこの発明を適用するものとする。この
ため、位置検出ステージで文字を読取り、ベアリングの
ような被対象物をマーキングステージに移動させてマー
キングが行なわれる。
【００１１】位置ステージの上方には、リング状の光源
５が設けられ、被対象物４が照明される。光源５の上方
にはテレビカメラ６が設けられ、テレビカメラ６によっ
て被対象物４の円弧状に刻印された文字が読取られる。
テレビカメラ６の画像出力は位置検出装置７に与えられ
て文字の位置が検出される。文字の位置検出信号はホス
トシーケンサ８に入力される。ホストシーケンサ８は文
字位置検出信号に基づいて、その文字の後にマーキング
する文字の位置を算出し、マーキング位置信号をレーザ
マーカコントローラ９に与える。レーザマーカコントロ
ーラ９はスキャナ１０とレーザ１１を制御し、マーキン
グステージに移動してきた被対象物４に文字を刻印す
る。
５が設けられ、被対象物４が照明される。光源５の上方
にはテレビカメラ６が設けられ、テレビカメラ６によっ
て被対象物４の円弧状に刻印された文字が読取られる。
テレビカメラ６の画像出力は位置検出装置７に与えられ
て文字の位置が検出される。文字の位置検出信号はホス
トシーケンサ８に入力される。ホストシーケンサ８は文
字位置検出信号に基づいて、その文字の後にマーキング
する文字の位置を算出し、マーキング位置信号をレーザ
マーカコントローラ９に与える。レーザマーカコントロ
ーラ９はスキャナ１０とレーザ１１を制御し、マーキン
グステージに移動してきた被対象物４に文字を刻印す
る。
【００１２】図２および図３は図１に示した位置検出装
置で文字の位置を検出する方法を説明するための図であ
る。図２を参照して、まず登録パターンを生成する動作
について説明する。基準となる対象物には円弧状に文字
が刻印されており、この対象物が位置検出ステージに置
かれる。この対象物に図１に示した光源５によって光が
照射される。対象物の像がテレビカメラ６により撮像さ
れ、その画像出力が位置検出装置７に入力される。な
お、画像上の文字の部分は背景よりも暗くなっているも
のとするが、明暗は逆であってもよい。
置で文字の位置を検出する方法を説明するための図であ
る。図２を参照して、まず登録パターンを生成する動作
について説明する。基準となる対象物には円弧状に文字
が刻印されており、この対象物が位置検出ステージに置
かれる。この対象物に図１に示した光源５によって光が
照射される。対象物の像がテレビカメラ６により撮像さ
れ、その画像出力が位置検出装置７に入力される。な
お、画像上の文字の部分は背景よりも暗くなっているも
のとするが、明暗は逆であってもよい。
【００１３】位置検出装置７は入力された画像のうち、
図２（ａ）に示す半径ｒ１〜ｒ２の間のリング状の部分
を対象領域とする。そして、対象領域の画像を図２
（ｂ）に示すように長方形に展開する。図２（ｂ）に示
す画像であるθにおける縦方向の最小輝度値を求める
と、図２（ｃ）に示す画像信号が得られる。このとき、
照明むらなどのために波打った形のデータが得られるこ
とがある。
図２（ａ）に示す半径ｒ１〜ｒ２の間のリング状の部分
を対象領域とする。そして、対象領域の画像を図２
（ｂ）に示すように長方形に展開する。図２（ｂ）に示
す画像であるθにおける縦方向の最小輝度値を求める
と、図２（ｃ）に示す画像信号が得られる。このとき、
照明むらなどのために波打った形のデータが得られるこ
とがある。
【００１４】照明などの影響を除去するために、図２
（ｂ）の画像信号における縦方向の輝度値を用いて図２
（ｃ）に示す画像信号を補正することにより、図２
（ｄ）に示す波形が得られる。なお、図２（ｃ）に示す
画像信号をθ方向に微分して図２（ｅ）に示すような波
形を生成して照明の影響を除去するようにしてもよい。
このようにして求められた図２（ｄ）または（ｅ）に示
すデータを基準パターンとして登録しておく。
（ｂ）の画像信号における縦方向の輝度値を用いて図２
（ｃ）に示す画像信号を補正することにより、図２
（ｄ）に示す波形が得られる。なお、図２（ｃ）に示す
画像信号をθ方向に微分して図２（ｅ）に示すような波
形を生成して照明の影響を除去するようにしてもよい。
このようにして求められた図２（ｄ）または（ｅ）に示
すデータを基準パターンとして登録しておく。
【００１５】次に、判別しようとする文字の刻印された
被対象物４の画像をテレビカメラ６で読取り、位置検出
装置７は上述の説明と同様にして、図２（ｄ）または
（ｅ）に示すデータを生成する。生成したデータに対し
て、前述の登録した基準パターンをθ方向にずらしてい
き、両データ間の位置θにおける相関値を求める。この
とき、図３（ａ）に示すように、展開された基準パター
ンの０°〜３６０°のデータに対して、被対象物４のデ
ータが図３（ｂ）に示すようにずれている場合、点線で
示す３６０°を超えたデータについては、３６０°を引
いた斜線に示すデータとして基準パターンと比較され
る。そして、求められた相関値の最大となった角度が基
準パターンとの回転ずれとなる。
被対象物４の画像をテレビカメラ６で読取り、位置検出
装置７は上述の説明と同様にして、図２（ｄ）または
（ｅ）に示すデータを生成する。生成したデータに対し
て、前述の登録した基準パターンをθ方向にずらしてい
き、両データ間の位置θにおける相関値を求める。この
とき、図３（ａ）に示すように、展開された基準パター
ンの０°〜３６０°のデータに対して、被対象物４のデ
ータが図３（ｂ）に示すようにずれている場合、点線で
示す３６０°を超えたデータについては、３６０°を引
いた斜線に示すデータとして基準パターンと比較され
る。そして、求められた相関値の最大となった角度が基
準パターンとの回転ずれとなる。
【００１６】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、円弧
状に配置された文字パターンを長方形状に展開した被検
査パターンと、基準パターンと比較することにより文字
位置を検出するようにしたので、１周分のデータを基準
パターンとすることができ、作業者が基準パターンを選
択して登録する必要がなく、また１周分のデータの相対
比較となるため、汚れや傷などの影響を受けずに角度の
ずれを検出できる。さらに、得られた結果が基準パター
ンとの角度差となるので、求めたい文字パターンの基準
パターン上での位置がわかっていれば、任意の回転画像
上で目的の文字パターン位置を求めることができる。さ
らに、個別のパターン認識を行なわないため、細かな設
定の必要がなく、処理を簡易化しているため、高速な検
出が可能となる。
状に配置された文字パターンを長方形状に展開した被検
査パターンと、基準パターンと比較することにより文字
位置を検出するようにしたので、１周分のデータを基準
パターンとすることができ、作業者が基準パターンを選
択して登録する必要がなく、また１周分のデータの相対
比較となるため、汚れや傷などの影響を受けずに角度の
ずれを検出できる。さらに、得られた結果が基準パター
ンとの角度差となるので、求めたい文字パターンの基準
パターン上での位置がわかっていれば、任意の回転画像
上で目的の文字パターン位置を求めることができる。さ
らに、個別のパターン認識を行なわないため、細かな設
定の必要がなく、処理を簡易化しているため、高速な検
出が可能となる。
【図１】この発明の一実施形態の構成を示す図である。
【図２】図１に示した位置検出装置で文字の位置を検出
する方法を説明するための図である。
する方法を説明するための図である。
【図３】基準パターンと被検査パターンとがずれている
場合の処理を説明するための図である。
場合の処理を説明するための図である。
【図４】従来の文字パターンの位置を検出する方法を説
明するための図である。
明するための図である。
【図５】文字が回転している場合の例を示す図である。
【図６】円弧状に配列された文字パターンを示す図であ
る。
る。
４ 被対象物 ５ 光源 ６ テレビカメラ ７ 位置検出装置 ８ ホストシーケンサ ９ レーザマーカコントローラ １０ スキャナ １１ レーザ
Claims (4)
- 【請求項１】 円弧状に配置された文字パターンの文字
位置を検出する位置検出方法であって、 前記円弧状に配置された文字パターンを長方形状に展開
した被検査パターンと、基準パターンとを比較すること
により文字位置を検出することを特徴とする、文字パタ
ーンの位置検出方法。 - 【請求項２】 前記基準パターンとして、前記長方形状
に展開したデータの半径方向の射影をとって輝度データ
とし、輝度データから照明むらを除去したデータを用い
ることを特徴とする、請求項１の文字パターンの位置検
出方法。 - 【請求項３】 さらに、前記基準パターンの１周分と前
記被検査パターン間で一方向にずらしながら比較するこ
とを特徴とする、請求項１の文字パターンの位置検出方
法。 - 【請求項４】 前記基準パターンの１周分と前記被検査
パターンとを比較するとき、３６０°以上になった部分
を０°からのデータに置換えて比較することを特徴とす
る、請求項３の文字パターンの位置検出方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8237943A JPH1083456A (ja) | 1996-09-09 | 1996-09-09 | 文字パターンの位置検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8237943A JPH1083456A (ja) | 1996-09-09 | 1996-09-09 | 文字パターンの位置検出方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1083456A true JPH1083456A (ja) | 1998-03-31 |
Family
ID=17022767
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8237943A Withdrawn JPH1083456A (ja) | 1996-09-09 | 1996-09-09 | 文字パターンの位置検出方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1083456A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012108752A (ja) * | 2010-11-18 | 2012-06-07 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像処理システム、画像処理装置及び画像処理プログラム |
-
1996
- 1996-09-09 JP JP8237943A patent/JPH1083456A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012108752A (ja) * | 2010-11-18 | 2012-06-07 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像処理システム、画像処理装置及び画像処理プログラム |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20031202 |