JPH108245A - 高純度Ti材および高純度Tiターゲット - Google Patents
高純度Ti材および高純度TiターゲットInfo
- Publication number
- JPH108245A JPH108245A JP18549096A JP18549096A JPH108245A JP H108245 A JPH108245 A JP H108245A JP 18549096 A JP18549096 A JP 18549096A JP 18549096 A JP18549096 A JP 18549096A JP H108245 A JPH108245 A JP H108245A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- purity
- silicide
- specific resistance
- annealing
- high purity
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Physical Vapour Deposition (AREA)
- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 サリサイドプロセスにより形成されるTiシ
リサイドの比抵抗を下げる。小さい比抵抗が得られるア
ニール温度幅を広げる。 【解決手段】 シリサイド化前のTi膜をスパッタリン
グにより形成する際に、スパッタリングターゲットとし
て、Ti純度が99.999%以上で、且つ酸素含有量が
200ppm以下である高純度低酸素のTi材を使用す
る。
リサイドの比抵抗を下げる。小さい比抵抗が得られるア
ニール温度幅を広げる。 【解決手段】 シリサイド化前のTi膜をスパッタリン
グにより形成する際に、スパッタリングターゲットとし
て、Ti純度が99.999%以上で、且つ酸素含有量が
200ppm以下である高純度低酸素のTi材を使用す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スパッタリングタ
ーゲットとして適した高純度Ti材およびその高純度T
i材を用いた高純度Tiターゲットに関し、更に詳しく
は、Tiシリサイドの形成、特にサリサイドプロセスに
よるTiシリサイドの形成に適した高純度Ti材および
高純度Tiターゲットに関する。
ーゲットとして適した高純度Ti材およびその高純度T
i材を用いた高純度Tiターゲットに関し、更に詳しく
は、Tiシリサイドの形成、特にサリサイドプロセスに
よるTiシリサイドの形成に適した高純度Ti材および
高純度Tiターゲットに関する。
【0002】
【従来の技術】LSIの微細化に伴い、コンタクトや拡
散層、ゲート電極、配線等のパターン縮小が進み、素子
の動作速度や信頼性を損なう様々な問題が生じてきた。
これらの問題を解決する材料的対策としてTiやTi
N、Tiシリサイド等のTi系金属薄膜が使用されるよ
うになった。
散層、ゲート電極、配線等のパターン縮小が進み、素子
の動作速度や信頼性を損なう様々な問題が生じてきた。
これらの問題を解決する材料的対策としてTiやTi
N、Tiシリサイド等のTi系金属薄膜が使用されるよ
うになった。
【0003】Ti系金属薄膜の代表的な適用例の1つ
は、コンタクトにおけるバリヤメタルである。従来のA
l配線においては、コンタクトの微細化、拡散層の浅接
合化により、Siノジュールやアロイスパイクの影響が
顕著になり、接合リーク電流やコンタクト抵抗の増大が
深刻であった。バリヤメタルはこれらの素子特性劣化を
回避するためのものであり、Al配線の下にTiN/T
i、TiN/TiSi2の積層膜を形成することで、基
板Siとの熱的反応を阻止する役目を果たす。
は、コンタクトにおけるバリヤメタルである。従来のA
l配線においては、コンタクトの微細化、拡散層の浅接
合化により、Siノジュールやアロイスパイクの影響が
顕著になり、接合リーク電流やコンタクト抵抗の増大が
深刻であった。バリヤメタルはこれらの素子特性劣化を
回避するためのものであり、Al配線の下にTiN/T
i、TiN/TiSi2の積層膜を形成することで、基
板Siとの熱的反応を阻止する役目を果たす。
【0004】もう1つの代表的な適用例は、ゲート電極
や配線への適用である。すなわち、微細化による配線材
料の増大を回避するための対策として、いわゆるTiポ
リサイド構造が採用されている。これは多結晶シリコン
の上にTi薄膜を形成し、熱処理を施すことにより、T
iをシリサイド化してその低抵抗化を図る方法で、Wポ
リサイド、Moポリサイドと並んで一般的に使用されて
いる。
や配線への適用である。すなわち、微細化による配線材
料の増大を回避するための対策として、いわゆるTiポ
リサイド構造が採用されている。これは多結晶シリコン
の上にTi薄膜を形成し、熱処理を施すことにより、T
iをシリサイド化してその低抵抗化を図る方法で、Wポ
リサイド、Moポリサイドと並んで一般的に使用されて
いる。
【0005】これらTi系金属薄膜は、一般的にはTi
ターゲットを用いたスパッタリング法、或いはCVD法
にて形成され、必要に応じてアニール等の熱処理が施さ
れる。ここにおけるTiターゲットの仕様としては、不
純物が少ないこと、すなわち高純度であることが要求さ
れ、従来からも、半導体素子に悪影響を及ぼすあらゆる
不純物に対して低減の努力が払われてきた。
ターゲットを用いたスパッタリング法、或いはCVD法
にて形成され、必要に応じてアニール等の熱処理が施さ
れる。ここにおけるTiターゲットの仕様としては、不
純物が少ないこと、すなわち高純度であることが要求さ
れ、従来からも、半導体素子に悪影響を及ぼすあらゆる
不純物に対して低減の努力が払われてきた。
【0006】具体的には、接合リーク電流を増大させた
りライフタイムキラーとして働くFe,Ni,Cr,C
u等の重金属、MOSトランジスタの動作特性不良を引
き起こすNa,K等のアルカリ金属、α線を放射しDR
AM等のソフトエラーの原因となるU,Th等の放射性
元素について、それぞれ低減が図られてきた。
りライフタイムキラーとして働くFe,Ni,Cr,C
u等の重金属、MOSトランジスタの動作特性不良を引
き起こすNa,K等のアルカリ金属、α線を放射しDR
AM等のソフトエラーの原因となるU,Th等の放射性
元素について、それぞれ低減が図られてきた。
【0007】その一方で、Tiが極めて酸化されやすい
性質を持ち、製造工程中に酸素が混入し易いという背景
から、上記の金属不純物等と共に酸素を低減する努力が
払われてきた。
性質を持ち、製造工程中に酸素が混入し易いという背景
から、上記の金属不純物等と共に酸素を低減する努力が
払われてきた。
【0008】Tiターゲット中の酸素不純物の弊害とし
て、例えば特開平4−116161号公報においては、
形成したTi薄膜の酸化や均質性の劣化が挙げられ、ま
た特公平4−75301号公報においては、電気抵抗の
増大が挙げられている。そして、これらの弊害を取り除
くために、特開平4−116161号公報においては、
回転電極法で作製したTi粉末を加圧焼成することによ
り、酸素含有量が400ppm前後のTiターゲットを
得ている。また特公平4−75301号公報において
は、酸素含有量が250ppm以下の薄膜形成用高純度
Tiの製造方法として、溶融塩電解法により得た粗Ti
を高真空中で電子線溶解する方法が用いられている。
て、例えば特開平4−116161号公報においては、
形成したTi薄膜の酸化や均質性の劣化が挙げられ、ま
た特公平4−75301号公報においては、電気抵抗の
増大が挙げられている。そして、これらの弊害を取り除
くために、特開平4−116161号公報においては、
回転電極法で作製したTi粉末を加圧焼成することによ
り、酸素含有量が400ppm前後のTiターゲットを
得ている。また特公平4−75301号公報において
は、酸素含有量が250ppm以下の薄膜形成用高純度
Tiの製造方法として、溶融塩電解法により得た粗Ti
を高真空中で電子線溶解する方法が用いられている。
【0009】Ti薄膜の酸化や均質性の劣化、電気抵抗
の増大に対しては、Tiターゲット中の酸素含有量は2
50〜400ppm程度で十分であった。
の増大に対しては、Tiターゲット中の酸素含有量は2
50〜400ppm程度で十分であった。
【0010】また、Tiシリサイドに関しては、Tiタ
ーゲット中の酸素含有量を低減することにより、そのT
iシリサイドの電気抵抗が低下することが、特開平4−
358030号公報に説明されている。ここでは、酸素
含有量が250ppm以下のTiターゲットを使用する
ことにより、比抵抗が15μΩ・cm以下のTiシリサ
イドが得られるとしている。
ーゲット中の酸素含有量を低減することにより、そのT
iシリサイドの電気抵抗が低下することが、特開平4−
358030号公報に説明されている。ここでは、酸素
含有量が250ppm以下のTiターゲットを使用する
ことにより、比抵抗が15μΩ・cm以下のTiシリサ
イドが得られるとしている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、現在のCM
OSディバイスは0.35μmルールが量産段階にあり、
0.35μm以降のデバイスではスケーリング則に従わな
い寄生抵抗が大きくなり、従来のトレンド通りに性能が
上がらなくなっている。そこで、ゲート電極とソース・
ドレイン拡散層を同時にシリサイド化するサリサイド
(SALICIDE:SelfAligned Silicide)のプロセスによ
り、低抵抗化を図ることが必須となってきている。
OSディバイスは0.35μmルールが量産段階にあり、
0.35μm以降のデバイスではスケーリング則に従わな
い寄生抵抗が大きくなり、従来のトレンド通りに性能が
上がらなくなっている。そこで、ゲート電極とソース・
ドレイン拡散層を同時にシリサイド化するサリサイド
(SALICIDE:SelfAligned Silicide)のプロセスによ
り、低抵抗化を図ることが必須となってきている。
【0012】サリサイドプロセスにおける高融点金属シ
リサイドの材料としては、これまでTi,Co,Pt,
Niの各シリサイドが研究されてきたが、比抵抗が低い
こと、従来プロセスとの整合性が優れていることなどの
理由から、Tiシリサイドが最も有望視されている。図
1にサリサイドプロセスによる一般的なTiシリサイド
形成工程を示す。
リサイドの材料としては、これまでTi,Co,Pt,
Niの各シリサイドが研究されてきたが、比抵抗が低い
こと、従来プロセスとの整合性が優れていることなどの
理由から、Tiシリサイドが最も有望視されている。図
1にサリサイドプロセスによる一般的なTiシリサイド
形成工程を示す。
【0013】サリサイドプロセスによる一般的なTiシ
リサイドの形成では、先ずMOSトランジスタ1を形成
後、フッ酸処理によりゲート電極であるポリシリコン2
および拡散層3上の酸化膜を除去し、清浄なシリコン面
を露出させる〔図1(a)〕。続いてスパッタリング法
によりTi薄膜6を全面に形成する〔図1(b)〕。そ
の後、窒素雰囲気中でランプアニールにより600〜6
50℃の第1アニールを行う。このアニールにより、S
i露出部であるポリシリコン2および拡散層3がTi薄
膜6とシリサイド化反応を起こして、これらの上にC49
構造のTiシリサイド7が形成される〔図1(c)〕。
リサイドの形成では、先ずMOSトランジスタ1を形成
後、フッ酸処理によりゲート電極であるポリシリコン2
および拡散層3上の酸化膜を除去し、清浄なシリコン面
を露出させる〔図1(a)〕。続いてスパッタリング法
によりTi薄膜6を全面に形成する〔図1(b)〕。そ
の後、窒素雰囲気中でランプアニールにより600〜6
50℃の第1アニールを行う。このアニールにより、S
i露出部であるポリシリコン2および拡散層3がTi薄
膜6とシリサイド化反応を起こして、これらの上にC49
構造のTiシリサイド7が形成される〔図1(c)〕。
【0014】第1アニールが終わると、サイドウォール
4や素子分離膜5などの酸化膜上に残った未反応なTi
薄膜やTiN薄膜をエッチングにより選択的に除去する
〔図1(d)〕。そして再度ランプアニールにより、8
00℃程度の第2アニールを行う。これにより、C49構
造のTiシリサイド7が低抵抗なC54構造のTiシリサ
イド8に相転移する。
4や素子分離膜5などの酸化膜上に残った未反応なTi
薄膜やTiN薄膜をエッチングにより選択的に除去する
〔図1(d)〕。そして再度ランプアニールにより、8
00℃程度の第2アニールを行う。これにより、C49構
造のTiシリサイド7が低抵抗なC54構造のTiシリサ
イド8に相転移する。
【0015】サリサイドプロセスによるTiシリサイド
の形成では、アニールを2段階に分け行う2ステップア
ニールが必須である。これは次のような理由による。
の形成では、アニールを2段階に分け行う2ステップア
ニールが必須である。これは次のような理由による。
【0016】C49構造のTiシリサイドは500〜70
0℃の温度により形成され、その比抵抗は70〜100
μΩ・cm程度である。一方、C54構造のTiシリサイ
ドは700℃以上の温度により形成され、その比抵抗は
15〜20μΩ・cm程度である。ゲート電極上および
拡散層上のTiシリサイドとしては低抵抗なC54構造の
ものが必要であるが、このTiシリサイドをゲート電極
上および拡散層上に直接形成すると、サイドウォールの
上や素子分離膜の上にもC54構造のTiシリサイドが形
成され、これによるゲート電極と拡散層の短絡や隣接す
るトランジスタ同志の短絡が生じてしまう。それ故、6
00〜650℃の第1アニールによりC49構造のTiシ
リサイドを形成した後に、サイドウォール上や素子分離
膜上の未反応のTi薄膜やTiN薄膜を除去し、その
後、残ったTiシリサイドを800℃程度の第2アニー
ルによりC54構造のTiシリサイドに相転移させるとい
う手順が踏まれる。
0℃の温度により形成され、その比抵抗は70〜100
μΩ・cm程度である。一方、C54構造のTiシリサイ
ドは700℃以上の温度により形成され、その比抵抗は
15〜20μΩ・cm程度である。ゲート電極上および
拡散層上のTiシリサイドとしては低抵抗なC54構造の
ものが必要であるが、このTiシリサイドをゲート電極
上および拡散層上に直接形成すると、サイドウォールの
上や素子分離膜の上にもC54構造のTiシリサイドが形
成され、これによるゲート電極と拡散層の短絡や隣接す
るトランジスタ同志の短絡が生じてしまう。それ故、6
00〜650℃の第1アニールによりC49構造のTiシ
リサイドを形成した後に、サイドウォール上や素子分離
膜上の未反応のTi薄膜やTiN薄膜を除去し、その
後、残ったTiシリサイドを800℃程度の第2アニー
ルによりC54構造のTiシリサイドに相転移させるとい
う手順が踏まれる。
【0017】しかしながら、このようなサリサイドプロ
セスによるTiシリサイドの形成では、ゲート電極の配
線幅が1μm以下で配線の比抵抗が高くなる「細線効
果」と呼ばれる現象が問題になる。これは、第2アニー
ルでのTiシリサイドの相転移不良と凝集という2つの
メカニズムにより説明することができる。「細線効果」
の原因となる相転移不良および凝集は以下の通りであ
る。
セスによるTiシリサイドの形成では、ゲート電極の配
線幅が1μm以下で配線の比抵抗が高くなる「細線効
果」と呼ばれる現象が問題になる。これは、第2アニー
ルでのTiシリサイドの相転移不良と凝集という2つの
メカニズムにより説明することができる。「細線効果」
の原因となる相転移不良および凝集は以下の通りであ
る。
【0018】サリサイドプロセスによるTiシリサイド
の形成では、前述したように、第2アニールによりC49
構造をC54構造に相転移させるが、ゲート電極の配線幅
が小さくなると、この相転移が起こりにくくなり、その
結果、比抵抗が増大する。これが、相転移不良による
「細線効果」である。
の形成では、前述したように、第2アニールによりC49
構造をC54構造に相転移させるが、ゲート電極の配線幅
が小さくなると、この相転移が起こりにくくなり、その
結果、比抵抗が増大する。これが、相転移不良による
「細線効果」である。
【0019】一方、凝集は、Tiシリサイド形成工程に
おける第2アニール、或いはそれ以降の工程の熱処理、
例えば層間絶縁膜のリフロー工程等においてTiシリサ
イド薄膜が島状に膜切れを起こす現象であり、耐熱性が
不十分なことに起因して発生する。この現象もゲート電
極の配線幅が小さくなることにより顕在化し、深刻な比
抵抗の増大をもたらす。
おける第2アニール、或いはそれ以降の工程の熱処理、
例えば層間絶縁膜のリフロー工程等においてTiシリサ
イド薄膜が島状に膜切れを起こす現象であり、耐熱性が
不十分なことに起因して発生する。この現象もゲート電
極の配線幅が小さくなることにより顕在化し、深刻な比
抵抗の増大をもたらす。
【0020】図2は第2アニールの温度とTiシリサイ
ドの比抵抗との関係を模式的に示す図表である。第2ア
ニールを行うことにより、Tiシリサイドの比抵抗が、
第1アニールを終えた状態と比べて基本的に低下する
が、第2アニールの温度が低いと比抵抗は十分に低下し
ない。これは主に相転移不良による。第2アニールの温
度が高くなると、これに連れて相転移が進み、比抵抗が
低下するが、一方で凝集が発生することにより再び比抵
抗の増大傾向を生じる。このため、比抵抗は特定の温度
域で最小となる。比抵抗が最小となるアニール温度域の
幅を、ここではウインドウと呼ぶ。
ドの比抵抗との関係を模式的に示す図表である。第2ア
ニールを行うことにより、Tiシリサイドの比抵抗が、
第1アニールを終えた状態と比べて基本的に低下する
が、第2アニールの温度が低いと比抵抗は十分に低下し
ない。これは主に相転移不良による。第2アニールの温
度が高くなると、これに連れて相転移が進み、比抵抗が
低下するが、一方で凝集が発生することにより再び比抵
抗の増大傾向を生じる。このため、比抵抗は特定の温度
域で最小となる。比抵抗が最小となるアニール温度域の
幅を、ここではウインドウと呼ぶ。
【0021】サリサイドプロセスによるTiシリサイド
の形成で問題となる「細線効果」を抑制するためには、
基本的には第2アニールによって得られる比抵抗の最小
値を下げれば良い。しかし従来は、図2に実線で示すよ
うに、比抵抗の最小値を20μΩ・cm以下にするのが
困難である。この最小値については、C54構造のTiシ
リサイドの比抵抗が15〜20μΩ・cm程度であるこ
とから、これと同程度のものが理想とされるが、実際の
ところはそこまで到達するのが困難な状況なのである。
また、比抵抗が最小となるアニール温度域(ウインド
ウ)がピンポイント状に狭く、アニール温度のプロセス
マージンが狭いために、実際の半導体製造プロセスでは
低抵抗を安定して得ることが困難であった。
の形成で問題となる「細線効果」を抑制するためには、
基本的には第2アニールによって得られる比抵抗の最小
値を下げれば良い。しかし従来は、図2に実線で示すよ
うに、比抵抗の最小値を20μΩ・cm以下にするのが
困難である。この最小値については、C54構造のTiシ
リサイドの比抵抗が15〜20μΩ・cm程度であるこ
とから、これと同程度のものが理想とされるが、実際の
ところはそこまで到達するのが困難な状況なのである。
また、比抵抗が最小となるアニール温度域(ウインド
ウ)がピンポイント状に狭く、アニール温度のプロセス
マージンが狭いために、実際の半導体製造プロセスでは
低抵抗を安定して得ることが困難であった。
【0022】すなわち、実際の半導体製造プロセス等を
考慮するならば、図2に破線で示すように、比抵抗がC
54構造と同程度に十分に低く、且つ、その低抵抗値が得
られるアニール温度のプロセスマージンが大きいのが理
想であるが、その理想は未だ実現されていないのであ
る。
考慮するならば、図2に破線で示すように、比抵抗がC
54構造と同程度に十分に低く、且つ、その低抵抗値が得
られるアニール温度のプロセスマージンが大きいのが理
想であるが、その理想は未だ実現されていないのであ
る。
【0023】本発明の目的は、サリサイドプロセスによ
るTiシリサイドの形成に適用して第2アニールでの相
転移不良および凝集を抑制することにより、小さな比抵
抗を広い温度幅と共に確保し、もって高性能な半導体デ
バイスの安定製造を可能にする高純度Ti材および高純
度Tiターゲットを提供することにある。
るTiシリサイドの形成に適用して第2アニールでの相
転移不良および凝集を抑制することにより、小さな比抵
抗を広い温度幅と共に確保し、もって高性能な半導体デ
バイスの安定製造を可能にする高純度Ti材および高純
度Tiターゲットを提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】サリサイドプロセスによ
るTiシリサイドの形成で問題となる「細線効果」の一
方の原因である相転移不良の原因については、これまで
下地基板中の酸素や、TiとSiの界面に存在する自然
酸化膜、膜応力、結晶粒径の影響であるとの報告がなさ
れている。また、凝集の原因については、Tiシリサイ
ド薄膜中の酸素含有量が多い程、凝集が起こりやすいと
報告されている。
るTiシリサイドの形成で問題となる「細線効果」の一
方の原因である相転移不良の原因については、これまで
下地基板中の酸素や、TiとSiの界面に存在する自然
酸化膜、膜応力、結晶粒径の影響であるとの報告がなさ
れている。また、凝集の原因については、Tiシリサイ
ド薄膜中の酸素含有量が多い程、凝集が起こりやすいと
報告されている。
【0025】しかしながら、現実に第2アニール後の比
抵抗を20μΩ・cm以下に低減することは困難であ
る。また、第2アニールでのウインドウ(図2)と呼ぶ
温度幅の増大に関する有効な対策は提示されていない。
抵抗を20μΩ・cm以下に低減することは困難であ
る。また、第2アニールでのウインドウ(図2)と呼ぶ
温度幅の増大に関する有効な対策は提示されていない。
【0026】なお、Tiターゲット中の酸素含有量を低
減することにより、そのTiシリサイドの電気抵抗が低
下することは、特開平4−358030号公報に説明さ
れているが、ウインドウについての配慮は全くない。更
に言えば、ここでのTiシリサイドは、1回のアニール
により形成されたコンタクトにおけるバリアメタル等で
あり、2ステップアニールによるものではない。また、
Tiターゲットは後述する従来一般の沃土法による精製
材から製造されたものである。
減することにより、そのTiシリサイドの電気抵抗が低
下することは、特開平4−358030号公報に説明さ
れているが、ウインドウについての配慮は全くない。更
に言えば、ここでのTiシリサイドは、1回のアニール
により形成されたコンタクトにおけるバリアメタル等で
あり、2ステップアニールによるものではない。また、
Tiターゲットは後述する従来一般の沃土法による精製
材から製造されたものである。
【0027】ところで、本出願人の一人は、高純度Ti
材を製造するためのチタン精製法として低級沃化物を経
由する沃化物法を先に開発した(特許第2021364
号)。この精製法は沃土法(沃化物熱分解法)の一種で
あるが、化1の反応によってチタンの精製を行う点が、
化2に示された従来一般の沃土法と異なる。
材を製造するためのチタン精製法として低級沃化物を経
由する沃化物法を先に開発した(特許第2021364
号)。この精製法は沃土法(沃化物熱分解法)の一種で
あるが、化1の反応によってチタンの精製を行う点が、
化2に示された従来一般の沃土法と異なる。
【0028】
【化1】低級沃化物を経由する沃化物法 沃化反応(合成反応):粗Ti+TiI4 →2TiI2 析出反応(分解反応):TiI2 →Ti+2I
【0029】
【化2】従来一般の沃土法 沃化反応(合成反応):粗Ti+2I2 →TiI4 析出反応(分解反応):TiI4 →Ti+2I2
【0030】低級沃化物を経由する沃化物法は、四沃化
チタンを直接熱分解する代わりに、低級沃化物である二
沃化チタンを熱分解することにより、熱分解温度を従来
一般の沃土法より約200℃下げることができ、これに
より金属不純物の精製除去に加え、酸素不純物量を大幅
に低減できるのが大きな特徴であり、Ti純度が99.9
999%(6N)以上で酸素含有量が50ppm以下と
いうような高純度低酸素のTi材も容易に精製すること
ができる。
チタンを直接熱分解する代わりに、低級沃化物である二
沃化チタンを熱分解することにより、熱分解温度を従来
一般の沃土法より約200℃下げることができ、これに
より金属不純物の精製除去に加え、酸素不純物量を大幅
に低減できるのが大きな特徴であり、Ti純度が99.9
999%(6N)以上で酸素含有量が50ppm以下と
いうような高純度低酸素のTi材も容易に精製すること
ができる。
【0031】このような状況下で本発明者らは、低級沃
化物を経由する沃化物法により精製された高純度低酸素
Ti材のスパッタリングターゲットとしての適性、とり
わけサリサイドプロセスによるTiシリサイド形成用タ
ーゲットとしての適性を調査した。その結果、サリサイ
ドプロセスの第2アニールにおいて、20μΩ・cm以
下の比抵抗が、100℃を超える広いウインドウと共に
得られるという画期的な事実が判明した。
化物を経由する沃化物法により精製された高純度低酸素
Ti材のスパッタリングターゲットとしての適性、とり
わけサリサイドプロセスによるTiシリサイド形成用タ
ーゲットとしての適性を調査した。その結果、サリサイ
ドプロセスの第2アニールにおいて、20μΩ・cm以
下の比抵抗が、100℃を超える広いウインドウと共に
得られるという画期的な事実が判明した。
【0032】そして、調査に用いた高純度低酸素Ti材
のTi純度が99.9999%(6N)であり、酸素含有
量が30ppmであったことから、Ti材の純度および
酸素含有量が第2アニールによる比抵抗に及ぼす影響を
子細に調査したところ、純度が99.999%(5N)以
上で、且つ酸素含有量が200ppm以下のときに、相
転移不良および凝集の両方が効果的に抑制され、有効な
比抵抗の低下と共に、ウインドウに関してピンポイント
状態からの脱却が図られ、有効な温度マージンが確保さ
れるとの知見が得られた。
のTi純度が99.9999%(6N)であり、酸素含有
量が30ppmであったことから、Ti材の純度および
酸素含有量が第2アニールによる比抵抗に及ぼす影響を
子細に調査したところ、純度が99.999%(5N)以
上で、且つ酸素含有量が200ppm以下のときに、相
転移不良および凝集の両方が効果的に抑制され、有効な
比抵抗の低下と共に、ウインドウに関してピンポイント
状態からの脱却が図られ、有効な温度マージンが確保さ
れるとの知見が得られた。
【0033】本発明の高純度Ti材および高純度Tiタ
ーゲットは、かかる知見に基づくもので、Ti純度が9
9.999%(5N)以上であり、且つ酸素含有量が20
0ppm以下である点を構成上の特徴とする。なお、本
明細書において、Ti純度とは酸素等のガス成分および
炭素成分を除いたTi純度のことを言う。
ーゲットは、かかる知見に基づくもので、Ti純度が9
9.999%(5N)以上であり、且つ酸素含有量が20
0ppm以下である点を構成上の特徴とする。なお、本
明細書において、Ti純度とは酸素等のガス成分および
炭素成分を除いたTi純度のことを言う。
【0034】本発明の高純度Ti材および高純度Tiタ
ーゲットにおいては、Ti純度が高く、酸素含有量が減
少するほど、第2アニールによる比抵抗が低下し、且つ
ウインドウが拡大する傾向がある。この観点から、Ti
純度については99.9995%(5N5)以上が望まし
く、更に望ましくは99.9999%(6N)以上であ
る。酸素含有量については100ppm以下、とりわけ
50ppm以下が望ましく、更に望ましくは30ppm
以下である。
ーゲットにおいては、Ti純度が高く、酸素含有量が減
少するほど、第2アニールによる比抵抗が低下し、且つ
ウインドウが拡大する傾向がある。この観点から、Ti
純度については99.9995%(5N5)以上が望まし
く、更に望ましくは99.9999%(6N)以上であ
る。酸素含有量については100ppm以下、とりわけ
50ppm以下が望ましく、更に望ましくは30ppm
以下である。
【0035】特に、Ti純度が99.9999%(6N)
以上で、酸素含有量が50ppm以下のものは、C54構
造の比抵抗に相当する20μΩ・cm以下が、広い処理
温度範囲において得られるという画期的なサリサイドプ
ロセス用ターゲットとなり、酸素含有量が30ppmの
場合でその温度幅は100℃を超える。
以上で、酸素含有量が50ppm以下のものは、C54構
造の比抵抗に相当する20μΩ・cm以下が、広い処理
温度範囲において得られるという画期的なサリサイドプ
ロセス用ターゲットとなり、酸素含有量が30ppmの
場合でその温度幅は100℃を超える。
【0036】酸素以外の不純物含有量の内訳は、Fe,
Ni,CrおよびCuの重金属については、接合リーク
電流の低減、ライフタイムの確保等の点から合計量で1
0ppm以下が望ましく、1ppm以下が特に望まし
い。NaおよびKのアルカリ金属については、MOSト
ランジスタの動作安定性等の点から合計量で0.05pp
m以下が望ましく、0.02ppm以下が特に望ましい。
ThおよびUの放射性元素については、α線放射による
ソフトエラー防止等の点から合計量で2ppb以下が望
ましく、1ppb以下が特に望ましい。
Ni,CrおよびCuの重金属については、接合リーク
電流の低減、ライフタイムの確保等の点から合計量で1
0ppm以下が望ましく、1ppm以下が特に望まし
い。NaおよびKのアルカリ金属については、MOSト
ランジスタの動作安定性等の点から合計量で0.05pp
m以下が望ましく、0.02ppm以下が特に望ましい。
ThおよびUの放射性元素については、α線放射による
ソフトエラー防止等の点から合計量で2ppb以下が望
ましく、1ppb以下が特に望ましい。
【0037】Ti材およびTiターゲットの製造方法に
ついては、低酸素を得やすい沃土法、その中でも高純度
および低酸素の両方が容易に得られる低級沃化物を経由
する沃化物法による精製Ti材から製造する方法が望ま
しい。ターゲットは通常、精製材から溶解、加工、熱処
理、切り出しのプロセスを経て製造される。本発明の高
純度Ti材は、切り出しより前の段階の材料を言い、具
体的な段階を問うものではない。
ついては、低酸素を得やすい沃土法、その中でも高純度
および低酸素の両方が容易に得られる低級沃化物を経由
する沃化物法による精製Ti材から製造する方法が望ま
しい。ターゲットは通常、精製材から溶解、加工、熱処
理、切り出しのプロセスを経て製造される。本発明の高
純度Ti材は、切り出しより前の段階の材料を言い、具
体的な段階を問うものではない。
【0038】ちなみに、Tiの代表的な製法であるクロ
ール法によって得られるTi材は、通常は純度が通常9
9.9%(3N)であり、酸素含有量は400ppm程度
である。また、沃土法による精製でも従来一般のもの
は、低級沃化物を経由する沃化物法と比べて熱分解温度
が200℃程度も高いため、不純物量が多く、そのバラ
ツキも大きい。そのため通常はTi純度が99.99%
(4N)程度で酸素含有量が100ppm程度であり、
不純物量のバラツキを考慮しても、Ti純度が99.99
99%(6N)で酸素含有量が30ppmというような
高純度低酸素のTiを精製することは現在でも困難であ
る。そして、特開平4−358030号公報において使
用されている高純度Tiターゲットは、従来一般の沃土
法による精製材から製造されたものである。
ール法によって得られるTi材は、通常は純度が通常9
9.9%(3N)であり、酸素含有量は400ppm程度
である。また、沃土法による精製でも従来一般のもの
は、低級沃化物を経由する沃化物法と比べて熱分解温度
が200℃程度も高いため、不純物量が多く、そのバラ
ツキも大きい。そのため通常はTi純度が99.99%
(4N)程度で酸素含有量が100ppm程度であり、
不純物量のバラツキを考慮しても、Ti純度が99.99
99%(6N)で酸素含有量が30ppmというような
高純度低酸素のTiを精製することは現在でも困難であ
る。そして、特開平4−358030号公報において使
用されている高純度Tiターゲットは、従来一般の沃土
法による精製材から製造されたものである。
【0039】
【発明の実施の形態】以下に本発明の望ましい実施形態
について説明する。
について説明する。
【0040】クロール法等により製造されたTi材を粗
Tiとして、低級沃化物を経由する沃化物法により、反
応容器内の基体上に高純度低酸素の精製Tiを析出させ
る。沃化反応は700〜900℃(好ましくは750〜
850℃)で行う。この反応により合成されたTiI2
を1100〜1300℃(好ましくは1150〜125
0℃)で熱分解して、高純度低酸素の精製Ti材を得
る。
Tiとして、低級沃化物を経由する沃化物法により、反
応容器内の基体上に高純度低酸素の精製Tiを析出させ
る。沃化反応は700〜900℃(好ましくは750〜
850℃)で行う。この反応により合成されたTiI2
を1100〜1300℃(好ましくは1150〜125
0℃)で熱分解して、高純度低酸素の精製Ti材を得
る。
【0041】得られた精製Ti材をスパッタリングター
ゲットに加工するために、先ず汚染を極力防止しながら
電子ビーム(EB)溶解する。溶解炉の炉内圧は、酸素
汚染防止のために5×10-4Torr以下、好ましくは
5×10-5Torr以下、更に好ましくは1×10-5T
orr以下とする。溶解条件としてはEB出力40〜5
0kW、溶解速度7〜14kg/hrが好ましい。
ゲットに加工するために、先ず汚染を極力防止しながら
電子ビーム(EB)溶解する。溶解炉の炉内圧は、酸素
汚染防止のために5×10-4Torr以下、好ましくは
5×10-5Torr以下、更に好ましくは1×10-5T
orr以下とする。溶解条件としてはEB出力40〜5
0kW、溶解速度7〜14kg/hrが好ましい。
【0042】次いで、EB溶解により得られたインゴッ
トを鍛造、圧延等により加工する。加工では、スパッタ
リングでの膜厚均一化等のために、結晶粒径を微細に制
御する。そのための条件は、加工温度については400
℃以下の低温が好ましく、更に好ましくは室温である。
加工度については50%以上が好ましく、更に好ましく
は70%以上である。加工後の熱処理条件としては、4
00〜600℃が好ましい。
トを鍛造、圧延等により加工する。加工では、スパッタ
リングでの膜厚均一化等のために、結晶粒径を微細に制
御する。そのための条件は、加工温度については400
℃以下の低温が好ましく、更に好ましくは室温である。
加工度については50%以上が好ましく、更に好ましく
は70%以上である。加工後の熱処理条件としては、4
00〜600℃が好ましい。
【0043】最後に、このようにして結晶粒径を微細に
制御した材料よりスパッタリングターゲットを切り出
す。
制御した材料よりスパッタリングターゲットを切り出
す。
【0044】製造された高純度低酸素のTiターゲット
は、サリサイドプロセスによるTiシリサイドの形成
(図1参照)に好適なものとなる。
は、サリサイドプロセスによるTiシリサイドの形成
(図1参照)に好適なものとなる。
【0045】
【実施例】次に、本発明の実施例を示し、比較例と対比
することにより、本発明の効果を明らかにする。
することにより、本発明の効果を明らかにする。
【0046】低級沃化物を経由する沃化物法による精製
Ti材を用いて、EB溶解、圧延、熱処理および切り出
しのプロセスにより、Ti純度が99.9999%(6
N)で酸素含有量が30ppmのTiターゲットを製造
した。
Ti材を用いて、EB溶解、圧延、熱処理および切り出
しのプロセスにより、Ti純度が99.9999%(6
N)で酸素含有量が30ppmのTiターゲットを製造
した。
【0047】精製での反応条件は沃化温度800℃、合
成温度1150℃とした。EB溶解での炉内圧は、5×
10-5Torr、EB出力は45kW、溶解速度は10
kg/hrとした。得られたインゴットの直径は100
mmであった。インゴットの圧延は室温で50%の加工
度により行い、圧延後の熱処理では450℃の温度によ
り結晶粒径を50μm以下に制御した。
成温度1150℃とした。EB溶解での炉内圧は、5×
10-5Torr、EB出力は45kW、溶解速度は10
kg/hrとした。得られたインゴットの直径は100
mmであった。インゴットの圧延は室温で50%の加工
度により行い、圧延後の熱処理では450℃の温度によ
り結晶粒径を50μm以下に制御した。
【0048】ターゲット切り出し前のTi材の不純物量
を表1に実施例1として示す。その不純物量はターゲッ
トの不純物量と基本的に同じである。
を表1に実施例1として示す。その不純物量はターゲッ
トの不純物量と基本的に同じである。
【0049】また、表1中の実施例2は、Ti純度が9
9.999%(5N)で酸素含有量が100ppmのTi
材である。これは、上記の低級沃化物を経由する沃化物
法により精製された高純度低酸素のTi材と、クロール
法により製造された市販の高純度Ti材とを適当な重量
比で配合し、EB溶解することにより製造したものであ
る。
9.999%(5N)で酸素含有量が100ppmのTi
材である。これは、上記の低級沃化物を経由する沃化物
法により精製された高純度低酸素のTi材と、クロール
法により製造された市販の高純度Ti材とを適当な重量
比で配合し、EB溶解することにより製造したものであ
る。
【0050】一方、比較例は、クロール法で製造された
市販の高純度Ti材から、上記と同様の方法により製造
した切り出し前のTi材であり、そのTi純度は99.9
95%(4N5)、酸素含有量は250ppmである。
市販の高純度Ti材から、上記と同様の方法により製造
した切り出し前のTi材であり、そのTi純度は99.9
95%(4N5)、酸素含有量は250ppmである。
【0051】
【表1】
【0052】製造された3種類のTiターゲットを用い
て、サリサイドプロセスを想定したTiシリサイド形成
実験を次の方法により行った。
て、サリサイドプロセスを想定したTiシリサイド形成
実験を次の方法により行った。
【0053】表面自然酸化膜を除去したシリコン基板上
に、実施例1,2および比較例のTiターゲットを用い
て、スパッタリング法でTi薄膜を成膜する。この時の
酸化膜除去法や成膜方法は特に限定されず、例えば本実
施例では、1%フッ化水素水を用いて自然酸化膜を除去
し、連続して、到達真空度5×10-8Torr、処理圧
力8mTorr、基板温度30℃、DCパワー2kWの
条件で膜厚30nmを得た。
に、実施例1,2および比較例のTiターゲットを用い
て、スパッタリング法でTi薄膜を成膜する。この時の
酸化膜除去法や成膜方法は特に限定されず、例えば本実
施例では、1%フッ化水素水を用いて自然酸化膜を除去
し、連続して、到達真空度5×10-8Torr、処理圧
力8mTorr、基板温度30℃、DCパワー2kWの
条件で膜厚30nmを得た。
【0054】次に、第1アニールを施して、前記シリコ
ン基板上にC49構造を有するTiシリサイドを形成す
る。この時の処理も特には限定されないが、例えば本実
施例では、到達真空度:10mTorr以下、窒素流
量:3000cc/min、処理圧力:大気圧、昇温レ
ート:100℃/sec、処理温度:625℃、処理時
間:30secで、ランプアニールを施した。
ン基板上にC49構造を有するTiシリサイドを形成す
る。この時の処理も特には限定されないが、例えば本実
施例では、到達真空度:10mTorr以下、窒素流
量:3000cc/min、処理圧力:大気圧、昇温レ
ート:100℃/sec、処理温度:625℃、処理時
間:30secで、ランプアニールを施した。
【0055】続いて、前記Tiシリサイド以外の未反応
なTi薄膜やTiN薄膜を例えばアンモニア水と過酸化
水素水を1:2の割合で混合した溶液を用いて、選択的
に除去する。
なTi薄膜やTiN薄膜を例えばアンモニア水と過酸化
水素水を1:2の割合で混合した溶液を用いて、選択的
に除去する。
【0056】最後に、第2アニールを施し、前記Tiシ
リサイドを相転移させて、低抵抗なC54構造のチタンシ
リサイドを形成する。この時の熱処理も特には限定され
ず、例えば本実施例では、到達真空度:10mTorr
以下、窒素流量:3000cc/min、処理圧力:大
気圧、昇温レート:100℃/sec、処理時間:30
secで、ランプアニールを施した。そして、処理温度
については、相転移温度や凝集を見極めるために、70
0〜1100℃の範囲内で種々選択した。
リサイドを相転移させて、低抵抗なC54構造のチタンシ
リサイドを形成する。この時の熱処理も特には限定され
ず、例えば本実施例では、到達真空度:10mTorr
以下、窒素流量:3000cc/min、処理圧力:大
気圧、昇温レート:100℃/sec、処理時間:30
secで、ランプアニールを施した。そして、処理温度
については、相転移温度や凝集を見極めるために、70
0〜1100℃の範囲内で種々選択した。
【0057】以上のようにして得られたTiシリサイド
のシート抵抗と膜厚を測定し、その積より比抵抗を算出
した。また、X線回析より結晶構造を調べた。
のシート抵抗と膜厚を測定し、その積より比抵抗を算出
した。また、X線回析より結晶構造を調べた。
【0058】比抵抗と第2アニール温度との関係を図3
に示し、結晶構造から調査した相転移割合と第2アニー
ル温度との関係を図4に示す。
に示し、結晶構造から調査した相転移割合と第2アニー
ル温度との関係を図4に示す。
【0059】比較例は、Ti純度が99.995%(4N
5)で酸素含有量が250ppmの場合である。
5)で酸素含有量が250ppmの場合である。
【0060】図3によると、第2アニールにより比抵抗
が低下し、また、アニール温度が上昇するに連れて比抵
抗が低下するが、比抵抗の最小値は20μΩ・cm以下
にならず、30μΩ・cmを超える約32μΩ・cmで
ある。また、30μΩ・cmに近い比抵抗が得られるア
ニール温度域は、880℃近傍のピンポイント領域であ
り、その前後では比抵抗が急激に増大する。
が低下し、また、アニール温度が上昇するに連れて比抵
抗が低下するが、比抵抗の最小値は20μΩ・cm以下
にならず、30μΩ・cmを超える約32μΩ・cmで
ある。また、30μΩ・cmに近い比抵抗が得られるア
ニール温度域は、880℃近傍のピンポイント領域であ
り、その前後では比抵抗が急激に増大する。
【0061】一方、図4によると、比較例の場合も、相
転移は880℃で完了する。つまり、Tiシリサイドは
880℃以上で全てC54構造となる。それにもかかわら
ず、20μΩ・cm以下の比抵抗が得られないのは、単
に不純物が多いと言うだけでなく、この温度域で既に凝
集が始まっているためと考えられる。凝集の発生に関し
ては、800℃から始まるとの報告もある。
転移は880℃で完了する。つまり、Tiシリサイドは
880℃以上で全てC54構造となる。それにもかかわら
ず、20μΩ・cm以下の比抵抗が得られないのは、単
に不純物が多いと言うだけでなく、この温度域で既に凝
集が始まっているためと考えられる。凝集の発生に関し
ては、800℃から始まるとの報告もある。
【0062】実施例2は、Ti純度が99.999%(5
N)で酸素含有量が100ppmの場合である。
N)で酸素含有量が100ppmの場合である。
【0063】図3から分かるように、比抵抗の最小値は
30μΩ・cm以下の約22μΩ・cmとなる。しか
も、30μΩ・cm以下の比抵抗が得られるアニール温
度幅は、830℃程度から930℃程度までの約100
℃に広がり、比較例で問題となるピンポイント状態から
の脱却が図られる。これは、図4からも分かるように、
高純度下での酸素含有量の低減により、相転移が促進さ
れ、相転移の低温化が図られたためと、凝集の発生が抑
制されたためと判断される。但し、この例でも、相転移
が完了しているにもかかわらず、20μΩ・cm以下の
比抵抗は得られない。これはやはり不純物の直接的影響
と凝集の影響が考えられる。
30μΩ・cm以下の約22μΩ・cmとなる。しか
も、30μΩ・cm以下の比抵抗が得られるアニール温
度幅は、830℃程度から930℃程度までの約100
℃に広がり、比較例で問題となるピンポイント状態から
の脱却が図られる。これは、図4からも分かるように、
高純度下での酸素含有量の低減により、相転移が促進さ
れ、相転移の低温化が図られたためと、凝集の発生が抑
制されたためと判断される。但し、この例でも、相転移
が完了しているにもかかわらず、20μΩ・cm以下の
比抵抗は得られない。これはやはり不純物の直接的影響
と凝集の影響が考えられる。
【0064】実施例1は、Ti純度が99.9999%
(6N)で酸素含有量が30ppmの場合である。
(6N)で酸素含有量が30ppmの場合である。
【0065】図3から分かるように、比抵抗の最小値
は、20μΩ・cm以下の約19μΩ・cmとなる。し
かも、その20μΩ・cm以下で、アニール温度の広い
プロセスマージンが確保される。その温度幅は、820
℃程度から930℃程度までの約110℃に及び、30
μΩ・cm以下で見れば、800℃から1000℃近く
に達する。比較例はもとより、実施例2と比べても、実
施例1の優位性は明らかである。これは、相転移の一層
の促進により相転移の低温化が更に進んだこと(図4)
と、広い温度範囲で凝集が効果的に抑制されたこととの
相乗によると判断される。
は、20μΩ・cm以下の約19μΩ・cmとなる。し
かも、その20μΩ・cm以下で、アニール温度の広い
プロセスマージンが確保される。その温度幅は、820
℃程度から930℃程度までの約110℃に及び、30
μΩ・cm以下で見れば、800℃から1000℃近く
に達する。比較例はもとより、実施例2と比べても、実
施例1の優位性は明らかである。これは、相転移の一層
の促進により相転移の低温化が更に進んだこと(図4)
と、広い温度範囲で凝集が効果的に抑制されたこととの
相乗によると判断される。
【0066】なお、本発明者らは、Ti純度が99.99
9%(5N)で酸素含有量が200ppmのTiターゲ
ットについても同様の調査を行い、実施例2に近い結果
が得られることを確認している。
9%(5N)で酸素含有量が200ppmのTiターゲ
ットについても同様の調査を行い、実施例2に近い結果
が得られることを確認している。
【0067】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の高純度Ti材および高純度Tiターゲットは、サリサ
イドプロセスによるTiシリサイドの形成に適用して、
第2アニールでの相転移不良および凝集を抑制すること
により、比抵抗を効果的に低下させ、且つその低抵抗が
得られるアニール温度幅を著しく増大させることができ
る。従って、そのサリサイドプロセスで問題となる「細
線効果」を安定的に抑制することができ、高性能な半導
体デバイスの安定製造に寄与する。
の高純度Ti材および高純度Tiターゲットは、サリサ
イドプロセスによるTiシリサイドの形成に適用して、
第2アニールでの相転移不良および凝集を抑制すること
により、比抵抗を効果的に低下させ、且つその低抵抗が
得られるアニール温度幅を著しく増大させることができ
る。従って、そのサリサイドプロセスで問題となる「細
線効果」を安定的に抑制することができ、高性能な半導
体デバイスの安定製造に寄与する。
【図1】サリサイドプロセスによるTiシリサイドの形
成工程を模式的に示す断面図である。
成工程を模式的に示す断面図である。
【図2】第2アニールにおける比抵抗とアニール温度と
の関係を模式的に示す図表である。
の関係を模式的に示す図表である。
【図3】第2アニールにおける比抵抗とアニール温度と
の関係についての調査結果を示す図表である。
の関係についての調査結果を示す図表である。
【図4】第2アニールにおける相転移割合とアニール温
度との関係についての調査結果を示す図表である。
度との関係についての調査結果を示す図表である。
1 MOSトランジスタ 2 ゲート電極となるポリシリコン 3 拡散層 4 サイドウォール 5 素子分離膜 6 Ti薄膜 7 C49構造のTiシリサイド 8 C54構造のTiシリサイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡本 節男 兵庫県尼崎市東浜町1番地 住友シチック ス株式会社内 (72)発明者 原田 宗生 大阪府大阪市中央区北浜4丁目5番33号 住友金属工業株式会社内 (72)発明者 福井 勝一 大阪府大阪市中央区北浜4丁目5番33号 住友金属工業株式会社内 (72)発明者 大麻 隆彦 大阪府大阪市中央区北浜4丁目5番33号 住友金属工業株式会社内 (72)発明者 前田 尚志 大阪府大阪市中央区北浜4丁目5番33号 住友金属工業株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 Ti純度が99.999%以上であり、且
つ酸素含有量が200ppm以下であることを特徴とす
る高純度Ti材。 - 【請求項2】 サリサイドプロセスによるTiシリサイ
ド形成用である請求項1に記載の高純度Ti材。 - 【請求項3】 低級沃化物を経由する沃化物法による精
製Ti材から製造された請求項1または2に記載の高純
度Ti材。 - 【請求項4】 Ti純度が99.999%以上であり、且
つ酸素含有量が200ppm以下であることを特徴とす
る高純度Tiターゲット。 - 【請求項5】 サリサイドプロセスによるTiシリサイ
ド形成用である請求項4に記載の高純度Tiターゲッ
ト。 - 【請求項6】 低級沃化物を経由する沃化物法による精
製Ti材から製造された請求項4または5に記載の高純
度Tiターゲット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18549096A JPH108245A (ja) | 1996-06-25 | 1996-06-25 | 高純度Ti材および高純度Tiターゲット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18549096A JPH108245A (ja) | 1996-06-25 | 1996-06-25 | 高純度Ti材および高純度Tiターゲット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH108245A true JPH108245A (ja) | 1998-01-13 |
Family
ID=16171693
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18549096A Pending JPH108245A (ja) | 1996-06-25 | 1996-06-25 | 高純度Ti材および高純度Tiターゲット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH108245A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001038598A1 (fr) * | 1999-11-22 | 2001-05-31 | Nikko Materials Company, Limited | Cible en titane pour la pulverisation cathodique |
US6486048B1 (en) | 2001-10-06 | 2002-11-26 | Hynix Semiconductor Inc. | Method for fabricating a semiconductor device using conductive oxide and metal layer to silicide source + drain |
JP2010153365A (ja) * | 2008-11-19 | 2010-07-08 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 発光素子、発光装置、電子機器及び照明装置 |
JP2012067386A (ja) * | 2010-08-25 | 2012-04-05 | Jx Nippon Mining & Metals Corp | スパッタリング用チタンターゲット |
WO2013122069A1 (ja) * | 2012-02-14 | 2013-08-22 | Jx日鉱日石金属株式会社 | 高純度チタンインゴット、その製造方法及びチタンスパッタリングターゲット |
-
1996
- 1996-06-25 JP JP18549096A patent/JPH108245A/ja active Pending
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6755948B1 (en) | 1999-11-22 | 2004-06-29 | Nikko Materials Company, Limited | Titanium target for sputtering |
WO2001038598A1 (fr) * | 1999-11-22 | 2001-05-31 | Nikko Materials Company, Limited | Cible en titane pour la pulverisation cathodique |
US6486048B1 (en) | 2001-10-06 | 2002-11-26 | Hynix Semiconductor Inc. | Method for fabricating a semiconductor device using conductive oxide and metal layer to silicide source + drain |
US9224976B2 (en) | 2008-11-19 | 2015-12-29 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Light-emitting element, light-emitting device, electronic device, and lighting device |
JP2010153365A (ja) * | 2008-11-19 | 2010-07-08 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 発光素子、発光装置、電子機器及び照明装置 |
JP2014239076A (ja) * | 2008-11-19 | 2014-12-18 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 発光素子および発光装置 |
JP2012067386A (ja) * | 2010-08-25 | 2012-04-05 | Jx Nippon Mining & Metals Corp | スパッタリング用チタンターゲット |
WO2013027425A1 (ja) * | 2011-08-23 | 2013-02-28 | Jx日鉱日石金属株式会社 | スパッタリング用チタンターゲット |
US9530628B2 (en) | 2011-08-23 | 2016-12-27 | Jx Nippon Mining & Metals Corporation | Titanium target for sputtering |
WO2013122069A1 (ja) * | 2012-02-14 | 2013-08-22 | Jx日鉱日石金属株式会社 | 高純度チタンインゴット、その製造方法及びチタンスパッタリングターゲット |
JPWO2013122069A1 (ja) * | 2012-02-14 | 2015-05-11 | Jx日鉱日石金属株式会社 | 高純度チタンインゴット、その製造方法及びチタンスパッタリングターゲット |
CN104114303A (zh) * | 2012-02-14 | 2014-10-22 | 吉坤日矿日石金属株式会社 | 高纯度钛锭、其制造方法及钛溅射靶 |
US10161032B2 (en) | 2012-02-14 | 2018-12-25 | Jx Nippon Mining & Metals Corporation | High-purity titanium ingots, manufacturing method therefor, and titanium sputtering target |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4589854B2 (ja) | Al合金配線の製造方法 | |
JP3403918B2 (ja) | 高純度銅スパッタリングタ−ゲットおよび薄膜 | |
JP4330517B2 (ja) | Cu合金薄膜およびCu合金スパッタリングターゲット並びにフラットパネルディスプレイ | |
EP0915178A2 (en) | Sputtering target of highly purified titanium | |
WO2011115259A1 (ja) | ニッケル合金スパッタリングターゲット、Ni合金薄膜及びニッケルシリサイド膜 | |
JP4577800B2 (ja) | ニッケル合金スパッタリングターゲット及びニッケルシリサイド膜 | |
JP4466902B2 (ja) | ニッケル合金スパッタリングターゲット | |
US8034715B2 (en) | Method of fabricating semiconductor integrated circuit device | |
JPH108245A (ja) | 高純度Ti材および高純度Tiターゲット | |
JPH04360536A (ja) | アルミニウム・ゲルマニウム合金膜のゲルマニウムの除去方法 | |
JP2921799B2 (ja) | 半導体素子形成用高純度スパッタターゲットの製造方法 | |
US6693001B2 (en) | Process for producing semiconductor integrated circuit device | |
JP5076557B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JP3408842B2 (ja) | 半導体装置およびその製造方法 | |
JP2000235961A (ja) | 導電性薄膜材料及びこれを用いた薄膜トランジスタ用配線 | |
JPH1012573A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JP4011434B2 (ja) | 半導体装置の製造方法及び半導体装置 | |
JP3228660B2 (ja) | 半導体素子形成用高純度金属材の製造方法 | |
RU2392685C1 (ru) | Распыляемые мишени из высокочистых сплавов на основе переходных металлов и способ их производства | |
JP3103527B2 (ja) | 半導体素子形成用配線膜および半導体パッケージ | |
JP3621582B2 (ja) | スパッタターゲット | |
JPH0860350A (ja) | 高純度金属材の製造方法、スパッタターゲットの製造方法および配線網の形成方法 | |
KR101032011B1 (ko) | 니켈 합금 스퍼터링 타겟 및 니켈실리사이드막 | |
JPH10317073A (ja) | 半導体素子形成用配線膜および半導体パッケージ | |
WO1998042009A1 (en) | Process for producing semiconductor integrated circuit device |