JPH1081142A - 車両用制振吸音部材 - Google Patents

車両用制振吸音部材

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JPH1081142A
JPH1081142A JP24085696A JP24085696A JPH1081142A JP H1081142 A JPH1081142 A JP H1081142A JP 24085696 A JP24085696 A JP 24085696A JP 24085696 A JP24085696 A JP 24085696A JP H1081142 A JPH1081142 A JP H1081142A
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Shinji Miyagawa
伸二 宮川
Kiyomi Nishida
清美 西田
Yutaka Ando
裕 安藤
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Sumitomo Riko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高い制振性と高い吸音性を両立する車両用制振
吸音部材を提供する。 【解決手段】車両の振動部の外側に配置された剛性部材
1と、飽和炭化水素樹脂骨格を有するポリオレフィンポ
リオールと、発泡剤としての水と、有機ポリイソシアネ
ートとからなる混合物を、鎖中に水酸基を有する脂肪酸
エステルを基本骨格とし水酸基の少なくとも一部が親水
性基で置換された界面活性剤の存在下で反応させて形成
され剛性部材1の表面に積層された発泡体2とよりな
る。発泡体2は水が均一分散するため均一なセルが形成
され、高い制振性と吸音性とが確保される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車などの車両
に用いられ、エンジンなどの振動を制振するとともに吸
音することにより、車外や車室に漏れる騒音を低減でき
る制振吸音部材に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車においては、オイルパンカ
バーの内面に発泡ゴムからなる制振吸音部材を被覆する
ことが行われている。こうすることにより、エンジンか
らの振動を吸収してオイルパン表面を制振することがで
きる。またエンジンからの放射音を吸収して放射音を低
減することができ、静粛性を確保することができる。
【0003】また、エンジンからの騒音を低減するため
に、エンジンカバーのエンジンに対向する表面に発泡ゴ
ムや発泡ウレタンを被覆して吸音することも行われ、吸
気パイプの外周に発泡ウレタン層を形成することで吸気
パイプの振動を制振することも行われている。ところ
で、高い制振性をもつ材質としては、粘弾性の高いゴム
や樹脂が好ましく、高い吸音性を得るには発泡体が好ま
しいことが従来より知られている。そこで発泡ゴムや発
泡ウレタンからなる制振吸音部材が用いられているが、
制振性と吸音性の両立を図ることが困難であった。
【0004】また従来のポリエーテルポリオールを用い
た発泡ウレタンは、吸水率が高いために雨などに触れる
部分に用いると接触する金属部品に錆が発生するという
問題がある。また耐熱性があまり優れていないため、オ
イルパンカバーなど高熱が作用する部位には用いること
が困難である。そのためオイルパンカバーに用いられる
制振吸音部材としては、吸水率が低く耐熱性の高い発泡
ゴムが用いられている。
【0005】しかし発泡ゴムにおいても制振性と吸音性
を両立させることは困難であり、制振性と吸音性とが共
にある程度の性能となる発泡倍率の発泡ゴムが用いられ
ている。そのため制振性と吸音性のどちらも十分満足で
きるものではなく、両性能のさらなる向上が求められて
いる。なお、発泡ウレタンにアスファルトなどの撥水材
を含浸付着させた発泡体、ポリブタジエンと有機イソシ
アネートを反応発泡させた発泡体、あるいはヒマシ油、
ダイマー酸変成ポリオールと有機イソシアネートを反応
発泡させた発泡体が知られている。
【0006】これらの発泡体は、いずれも吸水率は低い
ものの、発泡ウレタンにアスファルトなどの撥水材を含
浸付着させた発泡体は硬化時に肉痩せし、ポリブタジエ
ンと有機イソシアネートを反応発泡させた発泡体、ある
いはヒマシ油、ダイマー酸変成ポリオールと有機イソシ
アネートを反応発泡させた発泡体は二重結合を有するた
め耐候性が悪いという欠点を有している。
【0007】そこで特開平2−298574号公報に
は、飽和炭化水素樹脂骨格を有するポリオールと有機イ
ソシアネートを、反応性シリコンオイルの存在下で反応
させた発泡シーリング材が開示されている。この発泡シ
ーリング材は、良好な止水性を示し、かつ肉痩せ現象が
生じず耐候性にも優れている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記公報に開
示された方法で発泡体を形成する場合には、発泡剤とし
ての水の分散性がきわめて悪く、均質な発泡体が形成で
きないという問題があった。デスパーなどで一時的に均
一に分散することはできても、型内への注入時あるいは
注入後にすぐ分離が始まり、得られる発泡体は不均質と
なってしまう。
【0009】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、高い制振性と高い吸音性及び低い吸水率を
確保できる均質な発泡体を形成し、その発泡体を用いる
ことで制振性と吸音性に優れ止水性にも優れた制振吸音
部材を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1に記載の車両用制振吸音部材の特徴は、車両の振動
部の外側に配置された剛性部材と、飽和炭化水素樹脂骨
格を有するポリオレフィンポリオールと発泡剤としての
水と有機ポリイソシアネートとよりなる混合物を鎖中に
親水性基を有する脂肪酸エステルを基本骨格とする界面
活性剤の存在下で反応させて形成され剛性部材の振動部
に対向する表面に積層された発泡体と、よりなることに
ある。
【0011】また請求項2に記載の車両用制振吸音部材
の特徴は、車両の振動部の外側に配置された剛性部材
と、飽和炭化水素樹脂骨格を有するポリオレフィンポリ
オールと発泡剤としての水と有機ポリイソシアネートと
よりなる混合物を鎖中に親水性基を有する脂肪酸エステ
ルを基本骨格とする界面活性剤の存在下で反応させて形
成され剛性部材と振動部の間の空間に充填された発泡体
と、よりなることにある。
【0012】また請求項3に記載の車両用制振吸音部材
の特徴は、車両の振動部の表面に被覆され、飽和炭化水
素樹脂骨格を有するポリオレフィンポリオールと発泡剤
としての水と有機ポリイソシアネートとよりなる混合物
を鎖中に親水性基を有する脂肪酸エステルを基本骨格と
する界面活性剤の存在下で反応させて形成された発泡体
からなることにある。
【0013】さらに請求項4に記載の車両用制振吸音部
材の特徴は、車両の振動部と振動部に対向して配置され
た補機との間に充填され、飽和炭化水素樹脂骨格を有す
るポリオレフィンポリオールと発泡剤としての水と有機
ポリイソシアネートとよりなる混合物を鎖中に親水性基
を有する脂肪酸エステルを基本骨格とする界面活性剤の
存在下で反応させて形成された発泡体からなることにあ
る。
【0014】そして請求項5に記載の車両用制振吸音部
材の特徴は、請求項1〜4の制振吸音部材において、ポ
リオレフィンポリオールは側鎖をもち、かつ分子末端に
反応性の一級水酸基をもつことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の制振吸音部材で
は、剛性部材の振動部に対向する表面に発泡体が積層さ
れている。したがって振動部から発生する音が発泡体に
吸音され、振動部の騒音が剛性部材を介して伝わる量を
低減することができる。また請求項2に記載の制振吸音
部材では、剛性部材と振動部の間の空間に発泡体が充填
されている。したがって振動部から発生する音が発泡体
に吸音されるとともに、振動部の振動が発泡体で制振さ
れ、振動部の振動と騒音が剛性部材を介して伝わる量を
低減することができる。
【0016】また請求項3に記載の制振吸音部材では、
振動部の表面に発泡体が被覆されている。したがって振
動部の振動が発泡体で制振されるため、振動部の振動の
伝わる量を低減することができ、発生する音も発泡体で
吸音されて低減される。剛性部材としては、発泡体より
剛性が大きければ特に制限されず、金属、樹脂、ゴムな
どを用いることができる。また振動部としては、エンジ
ンや排気管を始めとして、吸気パイプ、ダッシュボー
ド、オイルパンあるいは車体などが例示される。
【0017】さらに請求項4に記載の制振吸音部材で
は、振動部と補機の間の空間に発泡体が充填されてい
る。したがって振動部から発生する音が発泡体に吸音さ
れるとともに、振動部及び補機の振動が発泡体で制振さ
れる。補機としては、振動部がエンジンである場合、フ
ァン、発電器、マニホールドなど、エンジン近傍に配置
された各種の部材が例示される。
【0018】本発明の最大の特徴は、発泡体にある。従
来の発泡ポリウレタンは、ポリエーテルポリオールを用
いていたため、均一に発泡して高い吸音特性は得られる
ものの、吸水率が大きいという欠点があった。そこで水
との親和性の低いポリオレフィンポリオールを用いるこ
とが想起されたが、ポリオレフィンポリオールは発泡剤
である水とのなじみが悪く、発泡成形するとセル崩壊に
より均質な発泡体が得られないという不具合があること
が明らかとなった。
【0019】そして本願発明者らは、鋭意研究の結果、
特殊な組成とすることによりポリオレフィンポリオール
の均質発泡成形が可能となることを見出し、かつ得られ
た発泡体は高い制振性と吸音性とを兼ね備えていること
を発見して本発明を完成したものである。飽和炭化水素
樹脂骨格を有するポリオレフィンポリオールとは、例え
ば化1式に記載されたようなアタクチック・ブタジエン
オリゴマー、あるいは水添ポリブタジエンなどをいう。
このポリオレフィンポリオールは、例えばブタジエンを
アニオン・リビング重合することによって製造すること
ができる。
【0020】
【化1】
【0021】このポリオレフィンポリオールは、側鎖を
もち、かつ分子末端に反応性の一級水酸基をもつことが
望ましい。側鎖をもつことにより、形成されるフォーム
部材及び吸音部材の制振性が一層向上する。また、この
ポリオレフィンポリオールは、数平均分子量が1000
〜9000の範囲のものが好適である。数平均分子量が
1000より小さいと発泡体が固くて脆くなり、900
0より大きくなると粘度が高くなりすぎて発泡成形が困
難となる場合がある。特に望ましいのは、1500〜3
000の範囲である。数平均分子量を1000〜900
0の範囲とするには、水酸基価を10〜140とするの
がよい。
【0022】有機ポリイソシアネートとしては、通常の
ポリエーテルポリオールを使用した発泡ウレタンに用い
られるものをそのまま利用することができる。このよう
な有機ポリイソシアネートとしては、MDI系、TDI
系、XDI系、HMDI系、IPDI系などが例示され
る。本発明者らは、ポリオレフィンポリオールに水を均
一に分散させるために、種々の界面活性剤を用いて実験
を行った。その結果、鎖中に親水性基を有する脂肪酸エ
ステルを基本骨格とする界面活性剤が特に好ましい結果
を与えることを見出したのである。この界面活性剤とし
ては、HLB値で10以上のものが好ましい。
【0023】脂肪酸エステルの鎖中に親水性基を導入す
るには、水酸基又は二重結合を有する脂肪酸エステルを
用い、その水酸基又は二重結合に親水性基を置換あるい
は付加して導入することができる。このような脂肪酸エ
ステルとしては、ヒマシ油が代表的に例示されるが、ヒ
マシ油に限られず落花生油、オリーブ油、魚油、鯨油な
どの脂肪酸エステルも用いることができる。
【0024】なかでも鎖中に水酸基をもつ脂肪酸エステ
ルを用いて親水性基を導入すれば、親水性基の置換が容
易となり水の均一分散が可能となる。また親水性基で置
換されなかった水酸基が残ったとしても、イソシアネー
トとの反応により発泡体の一部として一体化するため、
発泡体が一層疎水化し吸水率を大きく低減することがで
きる。
【0025】ポリオレフィンポリオールと界面活性剤及
び有機イソシアネートは、NCO/OHが60〜150
となる範囲で混合されるのが望ましい。NCO/OHが
60未満の場合には架橋密度が低下し、得られる発泡体
及び制振吸音部材の制振性と吸音性が低下する。またN
CO/OHが150を超えると、発泡体が脆くなるとい
う不具合が生じる。特に望ましい範囲はNCO/OHが
80〜120の範囲である。
【0026】さらに界面活性剤は、使用する水100重
量部に対して20〜200重量部となるように添加する
ことが望ましい。界面活性剤が20重量部より少ないと
水の混合が不均一となり均質な発泡成形が困難となる。
また200重量部より多くなると、発泡体の特性が低下
する。なお、ポリオレフィンポリオールの粘度が高くて
発泡成形が困難な場合には、可塑剤を添加することも好
ましい。可塑剤により系の粘度を低下させることがで
き、常温における発泡成形を可能とすることができる。
この可塑剤としては、フタル酸エステル系、リン酸系な
ど公知の可塑剤を用いることができる。また、上記した
成分以外に、整泡剤、難燃剤などを用いることもでき
る。
【0027】本発明の制振吸音部材を製造するには、上
記成分を混合することにより、ポリオレフィンポリオー
ルと有機イソシアネートとが反応するとともに、水と有
機イソシアネートとの反応により二酸化炭素が発生して
発泡するので、通常の発泡成形法を用いることができ
る。つまり、この反応を成形型内で行うことにより、キ
ャビティ内を充填した発泡体が形成される。なお、この
反応は液状で行う必要があるが、ポリオレフィンポリオ
ールの粘度が高い場合には、加熱により粘度を下げて反
応させてもよいし、上記したように可塑剤で粘度を下げ
て反応させることもできる。
【0028】このようにして得られた発泡体を接着剤な
どにより剛性部材あるいは振動部に接着して用いてもよ
いし、剛性部材あるいは振動部を型内に配置して発泡体
を一体成形することにより積層することもできる。また
振動部と補機との間に発泡体を詰め込んでもよいし、発
泡体を振動部、剛性部材あるいは補機に機械的に保持さ
せてもよい。
【0029】このようにして製造された本発明の制振吸
音部材では、発泡セルが細かく通気抵抗が上昇するた
め、比較的低周波数の音から高周波数の音まで高い吸音
特性が得られる。またポリオレフィンポリオールに起因
して疎水性であるため、吸水率が小さい。そして同じ発
泡密度で比較した場合に、ポリエーテルポリオールを用
いた発泡ウレタンに比べてtanδ及び損失係数が大き
く制振性に優れ、かつ耐熱性にも優れている。
【0030】また本発明の制振吸音部材では、上記した
混合物が2〜30倍の発泡倍率で発泡したものであるこ
とが望ましい。発泡倍率が2倍より低いと吸音性がほと
んど得られず、30倍より高くなると制振性が急激に低
下する。
【0031】
【実施例】以下、試験例、実施例及び比較例により本発
明を具体的に説明する。 (試験例)
【0032】
【化2】
【0033】化2式に示す、側鎖をもつ飽和炭化水素系
ポリオレフィンポリオール(水酸基価48、数量平均分
子量2000)100重量部と、水3.5重量部を混合
し、ヒマシ油の水酸基を親水性基である硫酸エステルナ
トリウム塩(SO4 Na)基で置換した界面活性剤(伊
藤製油(株)製)と、シリコーンオイル系整泡剤(「S
Z−1313」日本ユニカー(株)製)の2種類の界面
活性剤をそれぞれ3.5重量部攪拌混合した。
【0034】攪拌混合後の試料を所定時間放置し、その
後有機イソシアネート(Pure/Crud=80/2
0、NCO%=32.2、住友バイエルウレタン(株)
製)をNCOインデックス(100×NCO当量/OH
当量)が100となるように混合して、カップ発泡試験
を行った。そしてセル状態及び発泡性を評価し、結果を
表1に示す。
【0035】
【表1】 表1より、ヒマシ油変成の界面活性剤が特にセル状態が
安定し、フォームの安定性に優れていることがわかる。
【0036】(実施例1)図1に本発明の一実施例の制
振吸音部材であるオイルパンカバーを示す。このオイル
パンカバーは、ガラス繊維で強化されたポリプロピレン
からなる基体1(剛性部材)と、基体1のオイルパンに
対向する表面に一体的に形成された発泡体2とから構成
されている。
【0037】このオイルパンカバーは、先ずプレス成形
により基体1を形成し、基体1を成形型内に配置して発
泡体2を一体成形することで製造された。オイルパンカ
バーとして必要な条件は、耐熱性に優れていること、吸
水性が低いこと、tanδが0.128以上の制振性を
示すことであるが、本実施例のオイルパンカバーはこの
全ての条件を満足している。さらに、本実施例のオイル
パンカバーは、後述するように低周波数から高周波数ま
で安定した吸音率を示し、吸音特性に優れているので、
エンジンからの騒音が外部に漏れるのを確実に防止する
ことができる。
【0038】以下、この発泡体2について詳述する。前
記化2式に示す、側鎖をもつ飽和炭化水素系ポリオレフ
ィンポリオール(水酸基価48、数平均分子量200
0)100重量部と、脂肪酸エステルであるヒマシ油の
水酸基を親水性基である硫酸エステルナトリウム塩(S
4 Na)基で置換した界面活性剤3.5重量部と、水
3.5重量部と、可塑剤(DUP)40重量部と、難燃
剤などが20重量部とを攪拌混合し、それに有機イソシ
アネート(Pure/Crud=80/20、NCO%
=32.2、住友バイエルウレタン(株)製)をNCO
インデックス(100×NCO当量/OH当量)が10
0となるように混合した。
【0039】そして、混合物の所定量を直ちに所定の金
型内に注入し、予め形成された基体1をインサートとし
て、上記発泡体2を一体発泡成形した。また別の金型を
用いて発泡成形して所定形状の試験片を作製した。得ら
れた発泡体及び試験片のフォーム密度は0.12であ
る。得られた試験片について、定法により引張強度と破
断伸びを測定した。また試験片を175℃で24時間加
熱した後、同様に引張強度と破断伸びを測定し、耐熱劣
化後の引張強度と破断伸びとした。
【0040】また、試験片を室温にて水中に24時間浸
漬し、増加重量から吸水率を求めた。さらに、厚さ30
mmの試験片を用い、垂直入射吸音測定法(JISA1
405)に従って、500Hz、1000Hz、200
0Hz及び5000Hzの音波の吸音率を測定した。
【0041】また短冊状の鋼板に両面テープで厚さ10
mmの試験片を貼り、片持ち梁状に保持して損失係数を
求めた。さらに粘弾性スペクトロメータ(「レオスペク
トラDVE4」(株)レオロジー製)により25℃にお
けるtanδを求めた。これらの測定結果を表2にまと
めて示す。 (実施例2)界面活性剤の添加量を0.5重量部とした
こと以外は実施例1と同様にして試験片を作製し、同様
に各種物性を測定した結果を表2に示す。
【0042】(実施例3)ポリオールとして、実施例1
と同様の飽和炭化水素系ポリオレフィンポリオールを7
0重量部と、脂肪酸エステル系ポリオール(水酸基価5
3、数平均分子量2000、東亜合成(株)製)30重
量部とを用いたこと以外は実施例1と同様にして試験片
を作製し、同様に各種物性を測定した結果を表2に示
す。
【0043】(実施例4)可塑剤を20重量部とし、界
面活性剤を2.5重量部、水を2.5重量部用いたこと
以外は実施例1と同様にして試験片を作製し、同様に各
種物性を測定した結果を表2に示す。 (実施例5)可塑剤を用いず、混合物を60℃に加熱し
て金型に注入したこと以外は実施例1と同様にして試験
片を作製し、同様に各種物性を測定した結果を表2に示
す。
【0044】(実施例6)飽和炭化水素系ポリオレフィ
ンポリオールに代えて水添ポリブタジエン(水酸基価4
7、数平均分子量2100、日本曹達(株)製)を10
0重量部用いたこと以外は実施例1と同様にして試験片
を作製し、同様に各種物性を測定した結果を表2に示
す。
【0045】(比較例1)飽和炭化水素系ポリオレフィ
ンポリオールに代えて、ポリエーテルポリオール(水酸
基価28、数平均分子量6000、「スミフェン306
3」住友バイエルウレタン(株)製)を100重量部用
い、界面活性剤としてシリコーンオイル系整泡剤(「S
Z−1313」日本ユニカー(株)製)を0.5重量
部、水2.0重量部を用い、可塑剤を用いなかったこと
以外は実施例1と同様にして試験片を作製し、同様に各
種物性を測定した結果を表2に示す。
【0046】(比較例2)飽和炭化水素系ポリオレフィ
ンポリオールに代えて、不飽和炭化水素系ポリオレフィ
ンポリオール(水酸基価47、数平均分子量2800、
出光石油化学(株)製)を100重量部用いたこと以外
は実施例1と同様にして試験片を作製し、同様に各種物
性を測定した結果を表2に示す。
【0047】(比較例3)界面活性剤を用いなかったこ
と以外は実施例1と同様にして試験片を作製し、同様に
各種物性を測定した結果を表2に示す。 (比較例4)ヒマシ油系の界面活性剤に代えて、シリコ
ーンオイル系整泡剤(「SZ−1313」日本ユニカー
(株)製)を3重量部用いたこと以外は実施例1と同様
にして試験片を作製し、同様に各種物性を測定した結果
を表2に示す。
【0048】(評価)
【0049】
【表2】
【0050】表2より、従来のウレタンフォームである
比較例1では、ある程度の制振性は示すものの、吸水率
が高く水と接触する部分には用いられないことがわか
る。また高周波数の音の吸音率は高いものの、低周波数
の音の吸音率が低いこともわかる。また不飽和炭化水素
系ポリオレフィンポリオールを用いた比較例2では、吸
水率は低いものの、耐熱性に劣り、tanδも低い。そ
して界面活性剤を用いなかった比較例3、及び界面活性
剤がシリコーン系の比較例4では、水が均一に分散しな
かったためセルが崩壊し、発泡体を形成することが困難
であった。
【0051】一方、本発明の制振吸音部材に用いられる
発泡体である各実施例の試験片は、吸水性が低く耐熱性
に優れ、低周波数から高周波数まで安定した吸音率を示
している。したがって基体1に積層することにより、エ
ンジンからの騒音を吸収することができ、騒音を効果的
に低減することができる。そして吸水率が低いので、雨
による重量の増大が防止され、耐候性にも優れているの
で屋外での使用に十分耐え得る。
【0052】(実施例7)図2に本発明の他の実施例を
示す。この実施例では上記実施例4の発泡体3を予め所
定形状に形成し、エンジン40とエンジン40周囲の各
種補機との間に充填している。本実施例では、エンジン
40及び補機の振動が発泡体3によって制振される。ま
たエンジン40の騒音が発泡体3によって吸音されるた
め、エンジンルーム内の騒音を低減することができる。
なお、発泡体3は耐熱性に優れ、かつ吸水率が低いため
吸水による錆の発生がない。
【0053】(実施例8)図3に本発明の他の実施例を
示す。この実施例では、エンジンカバー41とエンジン
40の間に実施例4の発泡体5が介在されている。本実
施例では、エンジン40の振動が発泡体5によって制振
されるため、エンジンカバー41に振動が伝達されるの
が抑制されている。またエンジン40の騒音が発泡体5
によって吸音されるため、エンジンルーム内の騒音を低
減することができる。なお、発泡体5は耐熱性に優れ、
かつ吸水率が低いため吸水による錆の発生がない。
【0054】(実施例9)図4に本発明の他の実施例を
示す。この実施例では、吸気パイプ6の周囲に実施例4
の発泡体7が被覆されている。本実施例では、吸気パイ
プ6の振動が発泡体7によって制振され、また吸気パイ
プ6内を流れる気流音が発泡体7によって吸音されるた
め、エンジンルーム内の騒音を低減することができる。
【0055】なお、従来はポリエーテルポリオールから
形成されたウレタン発泡体を用いていたが、吸水率が高
いため吸気パイプ6に錆が発生する恐れがあった。そこ
で従来は吸気パイプ6表面に塗装して防錆し、その上に
発泡ウレタンを被覆していた。あるいは発泡ウレタン表
面にフィルムを積層し、これにより吸水を防止すること
も行われていた。
【0056】しかしながら本実施例では、発泡体7の吸
水率が低いため塗装工程やフィルム積層工程を廃止する
ことができ、工数を低減することができる。以上、各種
実施例について述べたが、本発明はこれらの実施例に限
られるものではなく、他にエンジンルームのサイドカバ
ー、アンダーカバー、ダッシュボードのエンジンルーム
側表面、ボンネットの裏面などに適宜利用することがで
きる。
【0057】
【発明の効果】すなわち本発明の車両用制振吸音部材に
よれば、高い制振性と高い吸音性を両立することがで
き、かつ吸水率が低く耐熱性に優れているので、車両の
種々の部分に用いることができ極めて有用である。また
従来必要とされていた塗装工程やフィルム積層工程を不
要とすることができ、工数の低減を図ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の制振吸音部材を示し、オイ
ルパンカバーをオイルパンに装着した状態で示す断面図
である。
【図2】本発明の他の実施例の制振吸音部材を示し、エ
ンジン周囲のスペーサに応用した例で示すエンジン周り
の側面図である。
【図3】本発明の他の実施例の制振吸音部材を示し、エ
ンジンとエンジンカバーの関係を示す断面図である。
【図4】本発明の他の実施例の制振吸音部材を示し、吸
気パイプとそれに被覆された発泡体との関係を示す断面
図である。
【符号の説明】
1:基体 2,3,5,7:発泡体 40:
エンジン 41:エンジンカバー
6:吸気パイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小山内 伸輔 愛知県小牧市大字北外山字哥津3600番地 東海ゴム工業株式会社内 (72)発明者 宮川 伸二 愛知県小牧市大字北外山字哥津3600番地 東海ゴム工業株式会社内 (72)発明者 西田 清美 愛知県小牧市大字北外山字下小管4203番地 の1東海化成工業株式会社内 (72)発明者 安藤 裕 愛知県小牧市大字北外山字下小管4203番地 の1東海化成工業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の振動部の外側に配置された剛性部
    材と、飽和炭化水素樹脂骨格を有するポリオレフィンポ
    リオールと発泡剤としての水と有機ポリイソシアネート
    とよりなる混合物を鎖中に親水性基を有する脂肪酸エス
    テルを基本骨格とする界面活性剤の存在下で反応させて
    形成され該剛性部材の該振動部に対向する表面に積層さ
    れた発泡体と、よりなることを特徴とする車両用制振吸
    音部材。
  2. 【請求項2】 車両の振動部の外側に配置された剛性部
    材と、飽和炭化水素樹脂骨格を有するポリオレフィンポ
    リオールと発泡剤としての水と有機ポリイソシアネート
    とよりなる混合物を鎖中に親水性基を有する脂肪酸エス
    テルを基本骨格とする界面活性剤の存在下で反応させて
    形成され該剛性部材と該振動部の間の空間に充填された
    発泡体と、よりなることを特徴とする車両用制振吸音部
    材。
  3. 【請求項3】 車両の振動部の表面に被覆され、飽和炭
    化水素樹脂骨格を有するポリオレフィンポリオールと発
    泡剤としての水と有機ポリイソシアネートとよりなる混
    合物を鎖中に親水性基を有する脂肪酸エステルを基本骨
    格とする界面活性剤の存在下で反応させて形成された発
    泡体からなることを特徴とする車両用制振吸音部材。
  4. 【請求項4】 車両の振動部と該振動部に対向して配置
    された補機との間に充填され、飽和炭化水素樹脂骨格を
    有するポリオレフィンポリオールと発泡剤としての水と
    有機ポリイソシアネートとよりなる混合物を鎖中に親水
    性基を有する脂肪酸エステルを基本骨格とする界面活性
    剤の存在下で反応させて形成された発泡体からなること
    を特徴とする車両用制振吸音部材。
  5. 【請求項5】 前記ポリオレフィンポリオールは側鎖を
    もち、かつ分子末端に反応性の一級水酸基をもつことを
    特徴とする請求項1、請求項2、請求項3及び請求項4
    に記載の車両用制振吸音部材。
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