JP2023048763A - 自動車用の防音材および防音機構 - Google Patents

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【課題】軽量かつ薄型であって、近年の自動車において特に問題になる周波数帯の音に対する高い遮音性を有する、自動車用の防音材および防音機構を提供する。【解決手段】自動車用の防音材が、ポリウレタンフォーム層2とエラストマー層3とが積層された構成であり、ポリウレタンフォーム層2の、温度25℃で周波数1Hz~2000Hzにおける貯蔵せん断弾性率G’は5.0×103Pa以上1.0×105Pa以下であり、温度25℃で周波数1Hz~2000Hzにおける損失正接tanδは0.01以上0.3以下であり、エラストマー層3の密度は1000kg/m3以上2000kg/m3以下であり、ポリウレタンフォーム層2の厚さは15mm以下で、エラストマー層3の厚さは3mm以下であり、自動車の車体の一部を構成する車両用パネル5上に配置される。【選択図】図1

Description

本発明は自動車用の防音材および防音機構に関する。
自動車において、車室の外部の騒音が車室の内部に伝わることを抑えるために、自動車の車体に取り付けられる防音材が用いられている。特許文献1には、車体の下部から車室内に入り込む振動を制振するために、フロアパネルとフロアカーペットとの間に配置される車両用フロアサイレンサが開示されている。この車両用フロアサイレンサは、ポリオールと、ポリイソシアネートと、発泡剤と、整泡剤と、触媒とからなるウレタンフォームの組成物により形成されている。
特許文献2には、車両が粗い路面を走行する時に生じるロードノイズを効果的に遮音する床部の遮音構造が開示されている。この遮音構造は、車室を構成する部分の鋼製車両床板の上に、床板との密着性が高いウレタン層、下部マス層、2次共振周波数を下げる繊維質の層または低弾性ウレタン層、上部マス層、カーペットが順番に重ねられた構成である。
特許文献3には、制振材として用いられる、活性水素化合物、有機ポリイソシアネート組成物、発泡剤、架橋剤、整泡剤、触媒から得られる軟質ポリウレタンフォームが開示されている。
特開2018-39321号公報 特開2003-104135号公報 特開2000-212241号公報
特許文献1~3に記載されている構成は制振性に優れている。しかし、特許文献1,3では遮音性について言及されておらず、特許文献1,3の構成が遮音性を有しているかどうか不明である。特許文献2はロードノイズを遮音するものであるが、具体的にどの周波数の音に対する遮音性を発揮する構成であるのか不明である。
近年の自動車においては、電動化が進み、エンジン音が小さくなることで、車外の騒音(ロードノイズやタイヤノイズ等)が以前よりも耳に付くようになっている。そこで、近年の自動車において特に耳に付くようになった車外の騒音の周波数を特定し、その騒音が車室内に伝わるのを抑えることが求められている。そして、このような騒音の車室内への伝搬を抑える構成は、自動車に設置されるものであるため、軽量かつ薄型であることが好ましい。
従って、本発明の目的は、軽量かつ薄型であって、近年の自動車において特に問題になる周波数帯の音に対する高い遮音性を有する、自動車用の防音材および防音機構を提供することにある。
本発明の自動車用の防音材は、ポリウレタンフォーム層とエラストマー層とが積層された構成であり、前記ポリウレタンフォーム層の、温度25℃で周波数1Hz~2000Hzにおける貯蔵せん断弾性率G’は5.0×103Pa以上1.0×105Pa以下であり、温度25℃で周波数1Hz~2000Hzにおける損失正接tanδは0.01以上0.3以下であり、前記エラストマー層の密度は1000kg/m3以上2000kg/m3以下であり、前記ポリウレタンフォーム層2の厚さは15mm以下で、前記エラストマー層の厚さは3mm以下であり、自動車の車体の一部を構成する車両用パネル上に配置される。
前記ポリウレタンフォーム層の密度が40kg/m3以上80kg/m3以下であってもよい。
前記ポリウレタンフォーム層の単位厚さ流れ抵抗が1.0×104Ns/m4以上1.0×106Ns/m4以下であってもよい。
前記エラストマー層のデュロメータA硬さが20以上80以下であってもよい。
本発明の防音機構は、前述したいずれかの構成の自動車用の防音材と、自動車の車体の一部を構成する車両用パネルと、を有し、前記防音材が前記車両用パネルに積層されている。
前記防音材は、前記ポリウレタンフォーム層が前記車両用パネルに接するように、前記車両用パネルに積層されていてもよい。
本発明によると、軽量かつ薄型であって、近年の自動車において特に問題になる周波数帯の音に対する高い遮音性を有する、自動車用の防音材および防音機構を提供することができる。
本発明の一実施形態の自動車用の防音材を含む防音機構を示す断面図である。 図1に示す防音機構が設けられる自動車を模式的に示す側面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態の防音材1を含む防音機構の基本構造を示している。防音材1は、ポリウレタンフォーム層2の上にエラストマー層3が積層された2層構造である。ポリウレタンフォーム層2は、温度25℃で周波数1Hz~2000Hzにおける貯蔵せん断弾性率G'が5.0×103Pa以上1.0×105Pa以下で、温度25℃で周波数1Hz~2000Hzにおける損失正接tanδが0.01以上0.3以下のポリウレタンフォームからなる。エラストマー層3は、密度が1000kg/m3以上2000kg/m3以下のゴム等からなる。ポリウレタンフォーム層2の厚さは15mm以下で、エラストマー層3の厚さは3mm以下であり、防音材1全体の厚さは18mm以下である。
この防音材1を、図2に示す自動車4の車体の一部、具体的には、フロア部(例えば図2のA部分)の一部を構成する車両用パネル(例えば鋼板5)に取り付けることにより、自動車の防音機構(フロアカーペット(フロアサイレンサーとも言う)やダッシュサイレンサー(ダッシュインシュレーターとも言う)など)を構成している。この防音材1を用いて防音機構を構成することにより、近年の自動車において特に問題になる騒音であるロードノイズやタイヤノイズ等の主な周波数である500Hz以上1000Hz以下の周波数の音に対して優れた遮音性を発揮する。
前述した本発明の防音材1を含む防音機構のより具体的な実施例と、各実施例と対比するための比較例とについて説明する。以下の実施例および比較例のポリウレタンフォーム層2については、以下に説明する方法で、動的粘弾性である貯蔵せん断弾性率G’および損失正接tanδと、単位厚さ流れ抵抗とを求めた。また、本発明の実施例および比較例のエラストマー層について、以下に説明する方法でデュロメータA硬さを求めた。そして、以下に説明する方法で、本発明の実施例および比較例の防音材の面密度と、それらの防音材を含む防音機構の遮音性(音響透過損失)とを求めた。
<ポリウレタンフォーム層の動的粘弾性>
本発明の実施例および比較例のポリウレタンフォーム層について、ティー・エイ・インスツルメント・ジャパン株式会社(TA Instruments Japan Inc.)製の粘弾性測定装置ARES-G2(商品名)を用いて、以下の条件で、動的粘弾性の周波数依存性を各温度で測定した。この測定結果を基に、測定装置に付属の解析用ソフトウェアTRIOS(商品名)を用い、基準温度25℃で、時間-温度換算則に従い、マスターカーブを作成した。それに基づいて、温度25℃で各周波数(1Hz,100Hz,500Hz,1000Hz,2000Hz)における貯蔵せん断弾性率G’および損失正接tanδを求めた。
・変形モード:せん断
・測定治具:パラレルプレート(直径8mm)
・周波数:0.1Hz~10Hz
・温度:-30℃、-25℃、-20℃、-15℃、-10℃、-5℃、0℃、5℃、10℃、15℃、20℃、25℃
・歪み:0.1%~10%(線形範囲で適切にトルクが検出できるように変更可能である)
<ポリウレタンフォーム層の単位厚さ流れ抵抗>
本発明の実施例および比較例のポリウレタンフォーム層について、ISO 9053に準拠して単位厚さ流れ抵抗[Ns/m4]を求めた。
<エラストマー層のデュロメータA硬さ>
本発明の実施例および比較例のエラストマー層について、JIS K6253に準拠してデュロメータA硬さを求めた。
<防音材の面密度>
本発明の実施例および比較例の防音材について、重量を測定して1m2あたりの重量に換算することで面密度[kg/m2]を求めた。
<防音機構の遮音性(音響透過損失)>
本発明の実施例および比較例の防音材を含む防音機構について、JIS A1441-1に準じたインテンシティ法を行った。具体的には、音源室が残響室であり受音室が半無響室である試験設備室を用い、1/3オクターブバンド分析による1/3オクターブ中心周波数[Hz]に対する音響透過損失[dB]を求めた。なお、後述するが、実施例1~2および比較例1~2では防音材を鉄板に積層して防音機構を構成し、比較例3~6では単体の防音材のみで防音機構を構成している。本明細書では、防音材のみからなる構成も、防音材を含む防音機構の一種であるとみなしている。
[実施例1]
本発明の実施例1では、以下の工程によって防音材1を製造した。予め助剤等が添加されたポリエーテルポリオールと、イソシアネートの1種であるトルエンジイソシアネート(TDI)とを、NCOインデックス(水酸基とイソシアネート基の当量比率)=105の条件で混合した。この混合物を発泡箱内で発泡させることにより、ポリウレタンフォームを得た。こうして形成されたポリウレタンフォームを厚さ13mmにスライスしてポリウレタンフォーム層2を形成した。一方、エラストマー層3として、エチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)からなる厚さ2mmのシートを用意した。このポリウレタンフォーム層2とエラストマー層3とを互いに重ね合わせて接着することにより、防音材1を製造した。
表1に示すように、本実施例のポリウレタンフォーム層2の密度は53kg/cm3であった。このポリウレタンフォーム層2の、温度25℃で周波数1Hzにおける貯蔵せん断弾性率G'および損失正接tanδは1.74×104Paおよび0.09であり、温度25℃で周波数100Hzにおける貯蔵せん断弾性率G'および損失正接tanδは2.08×104Paおよび0.16であり、温度25℃で周波数500Hzにおける貯蔵せん断弾性率G'および損失正接tanδは2.36×104Paおよび0.22であり、温度25℃で周波数1000Hzにおける貯蔵せん断弾性率G'および損失正接tanδは2.51×104Paおよび0.24であり、温度25℃で周波数2000Hzにおける貯蔵せん断弾性率G'および損失正接tanδは3.24×104Paおよび0.27であった。ポリウレタンフォーム層2の単位厚さ流れ抵抗は、2.09×104Ns/m4であった。本実施例のエラストマー層3は、デュロメータA硬さが60で、密度が1260kg/m3であった。この防音材1の面密度(後述するように鉄板に取り付ける前の状態での面密度)は3.2kg/cm2であった。
Figure 2023048763000002
この防音材1を、車両用のパネルの一例である鋼板5に相当するものとして用いた厚さ0.8mmの鉄板5(便宜上、この鉄板にも図1の鋼板と同じ符号5を付与する)に取り付けて、本実施例の防音機構を構成した。この時、防音材1は、ポリウレタンフォーム層2側が鉄板5に接するように配置した。この防音材1と鉄板5とからなる防音機構の音響透過損失を求めた結果を表1に示している。すなわち、1/3オクターブ中心周波数が500Hzである音に対する音響透過損失は26.6dBであり、1/3オクターブ中心周波数が630Hzである音に対する音響透過損失は34.1dBであり、1/3オクターブ中心周波数が800Hzである音に対する音響透過損失は38.6dBであり、1/3オクターブ中心周波数が1000Hzである音に対する音響透過損失は42.4dBであり、1/3オクターブ中心周波数が1250Hzである音に対する音響透過損失は48.1dBであり、1/3オクターブ中心周波数が1600Hzである音に対する音響透過損失は50.6dBであり、1/3オクターブ中心周波数が2000Hzである音に対する音響透過損失は52.7dBであり、1/3オクターブ中心周波数が2500Hzである音に対する音響透過損失は57.1dBであった。本実施例の防音機構によると高い遮音性(音響透過損失)が得られる。本実施例の防音機構の遮音性は、1/3オクターブ中心周波数が高くなるほど大きく、特に、1/3オクターブ中心周波数が630Hz以上である音に対する遮音性が良好である。
[実施例2]
本発明の実施例2では、予め助剤等が添加されたポリエーテルポリオールと、イソシアネートの1種である変性ジフェニルメタンジイソシアネート(変性MDI)とを、NCOインデックス=70の条件で混合した。この混合物を、金型内にセットされた厚さ2mmのEPDMシート(エラストマー層3)の上で発泡させてポリウレタンフォーム層2を形成して、防音材1を製造した。
本実施例のポリウレタンフォーム層2の厚さは13mmで密度は55kg/cm3であった。このポリウレタンフォーム層2の、温度25℃で周波数1Hzにおける貯蔵せん断弾性率G'および損失正接tanδは7.57×103Paおよび0.14であり、温度25℃で周波数100Hzにおける貯蔵せん断弾性率G'および損失正接tanδは1.16×104Paおよび0.17であり、温度25℃で周波数500Hzにおける貯蔵せん断弾性率G'および損失正接tanδは1.39×104Paおよび0.19であり、温度25℃で周波数1000Hzにおける貯蔵せん断弾性率G'および損失正接tanδは1.54×104Paおよび0.22であり、温度25℃で周波数2000Hzにおける貯蔵せん断弾性率G'および損失正接tanδは1.62×104Paおよび0.24であった。ポリウレタンフォーム層2の単位厚さ流れ抵抗は、5.93×104Ns/m4であった。本実施例のエラストマー層3は、実施例1のエラストマー層3と同じ構成であり、デュロメータA硬さが60で、密度が1260kg/m3であった。この防音材1の面密度(鉄板に取り付ける前の状態での面密度)は3.2kg/cm2であった。
この2層構造の防音材1を、ポリウレタンフォーム層2側が厚さ0.8mmの鉄板5(車両用のパネルの一例である鋼板5に相当するもの)と接するようにして、鉄板5に取り付けて、本実施例の防音機構を構成した。この防音機構の音響透過損失を求めた結果を表1に示している。すなわち、1/3オクターブ中心周波数が500Hzである音に対する音響透過損失は24.3dBであり、1/3オクターブ中心周波数が630Hzである音に対する音響透過損失は34.0dBであり、1/3オクターブ中心周波数が800Hzである音に対する音響透過損失は37.8dBであり、1/3オクターブ中心周波数が1000Hzである音に対する音響透過損失は42.1dBであり、1/3オクターブ中心周波数が1250Hzである音に対する音響透過損失は48.9dBであり、1/3オクターブ中心周波数が1600Hzである音に対する音響透過損失は53.5dBであり、1/3オクターブ中心周波数が2000Hzである音に対する音響透過損失は58.0dBであり、1/3オクターブ中心周波数が2500Hzである音に対する音響透過損失は62.2dBであった。実施例1と同様に、本実施例の防音機構でも高い遮音性(音響透過損失)が得られ、特に1/3オクターブ中心周波数が630Hz以上である音に対する遮音性が良好である。
[比較例1]
本発明と比較するための比較例1では、予め助剤等が添加されたポリエーテルポリオールと、イソシアネートの1種であるTDIとを、NCOインデックス=100の条件で混合した。この混合物を、金型内にセットされた厚さ2mmのEPDMシート(エラストマー層3)の上で発泡させてポリウレタンフォーム層2を形成して、防音材1を製造した。
本比較例のポリウレタンフォーム層2の厚さは13mmで密度は65kg/cm3であった。このポリウレタンフォーム層2の、温度25℃で周波数1Hzにおける貯蔵せん断弾性率G'および損失正接tanδは1.81×105Paおよび0.14であり、温度25℃で周波数100Hzにおける貯蔵せん断弾性率G'および損失正接tanδは2.62×105Paおよび0.15であり、温度25℃で周波数500Hzにおける貯蔵せん断弾性率G'および損失正接tanδは2.98×105Paおよび0.15であり、温度25℃で周波数1000Hzにおける貯蔵せん断弾性率G'および損失正接tanδは3.23×105Paおよび0.14であり、温度25℃で周波数2000Hzにおける貯蔵せん断弾性率G'および損失正接tanδは3.36×105Paおよび0.13であった。ポリウレタンフォーム層2の単位厚さ流れ抵抗は、3.62×104Ns/m4であった。本比較例のエラストマー層3は、実施例1,2のエラストマー層3と同じ構成であり、デュロメータA硬さが60で、密度が1260kg/m3であった。この防音材1(鉄板に取り付ける前の状態での面密度)の面密度は3.3kg/cm2であった。
この2層構造の防音材1を、ポリウレタンフォーム層2側が厚さ0.8mmの鉄板5(車両用のパネルの一例である鋼板5に相当するもの)と接するようにして、鉄板5に取り付けて、本比較例の防音機構を構成した。この防音機構の音響透過損失を求めた結果を表1に示している。すなわち、1/3オクターブ中心周波数が500Hzである音に対する音響透過損失は27.7dBであり、1/3オクターブ中心周波数が630Hzである音に対する音響透過損失は27.7dBであり、1/3オクターブ中心周波数が800Hzである音に対する音響透過損失は27.3dBであり、1/3オクターブ中心周波数が1000Hzである音に対する音響透過損失は25.7dBであり、1/3オクターブ中心周波数が1250Hzである音に対する音響透過損失は32.3dBであり、1/3オクターブ中心周波数が1600Hzである音に対する音響透過損失は40.6dBであり、1/3オクターブ中心周波数が2000Hzである音に対する音響透過損失は49.7dBであり、1/3オクターブ中心周波数が2500Hzである音に対する音響透過損失は54.1dBであった。本比較例の防音機構によると遮音性(音響透過損失)が十分ではない。特に、1/3オクターブ中心周波数が630Hz以上である音に対する遮音性が、実施例1,2に比べて劣る。
[比較例2]
比較例2では、予め助剤等が添加されたポリエーテルポリオールと、イソシアネートの1種である変性MDIとを、NCOインデックス=80の条件で混合した。この混合物を発泡箱内で発泡させることにより、ポリウレタンフォームを得た。こうして形成されたポリウレタンフォームを厚さ13mmにスライスしてポリウレタンフォーム層2を形成し、厚さ2mmのEPDMシートからなるエラストマー層3と互いに重ね合わせて接着することにより、防音材1を製造した。
本比較例のポリウレタンフォーム層2の厚さは13mmで密度は54kg/cm3であった。このポリウレタンフォーム層2の、温度25℃で周波数1Hzにおける貯蔵せん断弾性率G'および損失正接tanδは1.49×104Paおよび0.58であり、温度25℃で周波数100Hzにおける貯蔵せん断弾性率G'および損失正接tanδは6.08×104Paおよび0.47であり、温度25℃で周波数500Hzにおける貯蔵せん断弾性率G'および損失正接tanδは8.69×104Paおよび0.42であり、温度25℃で周波数1000Hzにおける貯蔵せん断弾性率G'および損失正接tanδは1.00×105Paおよび0.39であり、温度25℃で周波数2000Hzにおける貯蔵せん断弾性率G'および損失正接tanδは1.21×105Paおよび0.37であった。ポリウレタンフォーム層2の単位厚さ流れ抵抗は、5.22×104Ns/m4であった。本比較例のエラストマー層3は、実施例1,2のエラストマー層3と同じ構成であり、デュロメータA硬さが60で、密度が1260kg/m3であった。この防音材1(鉄板に取り付ける前の状態での面密度)の面密度は3.2kg/cm2であった。
この2層構造の防音材1を、ポリウレタンフォーム層2側が厚さ0.8mmの鉄板5(車両用のパネルの一例である鋼板5に相当するもの)と接するようにして、鉄板5に取り付けて、本比較例の防音機構を構成した。この防音機構の音響透過損失を求めた結果を表1に示している。すなわち、1/3オクターブ中心周波数が500Hzである音に対する音響透過損失は25.5dBであり、1/3オクターブ中心周波数が630Hzである音に対する音響透過損失は29.2dBであり、1/3オクターブ中心周波数が800Hzである音に対する音響透過損失は29.8dBであり、1/3オクターブ中心周波数が1000Hzである音に対する音響透過損失は31.0dBであり、1/3オクターブ中心周波数が1250Hzである音に対する音響透過損失は36.8dBであり、1/3オクターブ中心周波数が1600Hzである音に対する音響透過損失は42.7dBであり、1/3オクターブ中心周波数が2000Hzである音に対する音響透過損失は48.2dBであり、1/3オクターブ中心周波数が2500Hzである音に対する音響透過損失は53.9dBであった。比較例1と同様に、本比較例の防音機構でも遮音性(音響透過損失)が十分ではなく、特に、1/3オクターブ中心周波数が630Hz以上である音に対する遮音性が、実施例1,2に比べて劣る。
[比較例3]
比較例3では、前述した実施例1と同じ防音材1を製造し、この防音材1を、鉄板5に取り付けることなく単体で用いた。すなわち、防音材1がそのまま防音機構を構成している。本比較例のポリウレタンフォーム層2およびエラストマー層3の特性は、実施例1のポリウレタンフォーム層2およびエラストマー層3の特性と同じである。防音材1の面密度は3.2kg/cm2であった。そして、この防音機構の音響透過損失を求めた結果を表1に示している。すなわち、1/3オクターブ中心周波数が500Hzである音に対する音響透過損失は18.6dBであり、1/3オクターブ中心周波数が630Hzである音に対する音響透過損失は21.7dBであり、1/3オクターブ中心周波数が800Hzである音に対する音響透過損失は21.3dBであり、1/3オクターブ中心周波数が1000Hzである音に対する音響透過損失は21.3dBであり、1/3オクターブ中心周波数が1250Hzである音に対する音響透過損失は23.7dBであり、1/3オクターブ中心周波数が1600Hzである音に対する音響透過損失は24.0dBであり、1/3オクターブ中心周波数が2000Hzである音に対する音響透過損失は22.9dBであり、1/3オクターブ中心周波数が2500Hzである音に対する音響透過損失は27.4dBであった。本比較例の防音機構は、実施例1,2の防音機構に比べて遮音性(音響透過損失)が明らかに小さく、比較例1,2の防音機構と比較しても遮音性が小さい。
[比較例4]
比較例4では、前述した実施例2と同じ防音材1を製造し、この防音材1を、鉄板5に取り付けることなく単体で用いた。すなわち、防音材1がそのまま防音機構を構成している。本比較例のポリウレタンフォーム層2およびエラストマー層3の特性は、実施例2のポリウレタンフォーム層2およびエラストマー層3の特性と同じである。防音材1の面密度は3.2kg/cm2であった。そして、この防音機構の音響透過損失を求めた結果を表1に示している。すなわち、1/3オクターブ中心周波数が500Hzである音に対する音響透過損失は16.0dBであり、1/3オクターブ中心周波数が630Hzである音に対する音響透過損失は18.1dBであり、1/3オクターブ中心周波数が800Hzである音に対する音響透過損失は17.5dBであり、1/3オクターブ中心周波数が1000Hzである音に対する音響透過損失は17.5dBであり、1/3オクターブ中心周波数が1250Hzである音に対する音響透過損失は20.4dBであり、1/3オクターブ中心周波数が1600Hzである音に対する音響透過損失は23.3dBであり、1/3オクターブ中心周波数が2000Hzである音に対する音響透過損失は25.1dBであり、1/3オクターブ中心周波数が2500Hzである音に対する音響透過損失は29.9dBであった。本比較例の防音機構は、実施例1,2の防音機構に比べて遮音性(音響透過損失)が明らかに小さく、比較例1,2の防音機構と比較しても遮音性が小さい。
[比較例5]
比較例5では、前述した比較例1と同じ防音材1を製造し、この防音材1を、鉄板5に取り付けることなく単体で用いた。すなわち、防音材1がそのまま防音機構を構成している。本比較例のポリウレタンフォーム層2およびエラストマー層3の特性は、比較例1のポリウレタンフォーム層2およびエラストマー層3の特性と同じである。防音材1の面密度は3.3kg/cm2であった。そして、この防音機構の音響透過損失を求めた結果を表1に示している。すなわち、1/3オクターブ中心周波数が500Hzである音に対する音響透過損失は18.1dBであり、1/3オクターブ中心周波数が630Hzである音に対する音響透過損失は21.5dBであり、1/3オクターブ中心周波数が800Hzである音に対する音響透過損失は21.6dBであり、1/3オクターブ中心周波数が1000Hzである音に対する音響透過損失は22.7dBであり、1/3オクターブ中心周波数が1250Hzである音に対する音響透過損失は27.1dBであり、1/3オクターブ中心周波数が1600Hzである音に対する音響透過損失は30.9dBであり、1/3オクターブ中心周波数が2000Hzである音に対する音響透過損失は31.9dBであり、1/3オクターブ中心周波数が2500Hzである音に対する音響透過損失は29.3dBであった。本比較例の防音機構は、実施例1,2の防音機構に比べて遮音性(音響透過損失)が明らかに小さく、比較例1,2の防音機構と比較しても遮音性が小さい。
[比較例6]
比較例6では、前述した比較例2と同じ防音材1を製造し、この防音材1を、鉄板5に取り付けることなく単体で用いた。すなわち、防音材1がそのまま防音機構を構成している。本比較例のポリウレタンフォーム層2およびエラストマー層3の特性は、比較例2のポリウレタンフォーム層2およびエラストマー層3の特性と同じである。防音材1の面密度は3.2kg/cm2であった。そして、この防音機構の音響透過損失を求めた結果を表1に示している。すなわち、1/3オクターブ中心周波数が500Hzである音に対する音響透過損失は18.4dBであり、1/3オクターブ中心周波数が630Hzである音に対する音響透過損失は21.1dBであり、1/3オクターブ中心周波数が800Hzである音に対する音響透過損失は20.9dBであり、1/3オクターブ中心周波数が1000Hzである音に対する音響透過損失は21.1dBであり、1/3オクターブ中心周波数が1250Hzである音に対する音響透過損失は24.9dBであり、1/3オクターブ中心周波数が1600Hzである音に対する音響透過損失は28.6dBであり、1/3オクターブ中心周波数が2000Hzである音に対する音響透過損失は30.0dBであり、1/3オクターブ中心周波数が2500Hzである音に対する音響透過損失は33.8dBであった。本比較例の防音機構は、実施例1,2の防音機構に比べて遮音性が明らかに小さく、比較例1,2の防音機構と比較しても遮音性が小さい。
[比較例7]
車両用パネルの一例である鋼板5に相当する厚さ0.8mmの鉄板5のみの音響透過損失を求めた結果を表1に示している。本比較例では車両用パネルに相当する鉄板5のみが存在し、ポリウレタンフォーム層とエラストマー層とからなる防音材が存在しないため、遮音性が明らかに劣る。
[実施例および比較例の遮音性(音響透過損失)]
以上説明したように、本発明の実施例1,2によると、良好な遮音性(音響透過損失)が得られる。特に、近年の自動車において問題になっている低周波数の音(ロードノイズやタイヤノイズ等)、具体的には500Hz以上1250Hz以下という広い周波数域の音に対して全般的に、実施例1,2の防音機構によると良好な遮音性が得られる。すなわち、周波数500Hzの音に対しては、実施例1,2と比較例1,2とでほぼ同程度の遮音性が得られ、それよりも高い周波数の音に対しては、実施例1,2では比較例1,2よりも高い遮音性が得られる。しかも、実施例1,2の防音機構の防音材1は面密度が低く軽量であって、薄型である。このように、実施例1,2の防音機構が、比較例1,2の防音機構に比べて良好な遮音性を有することから、ポリウレタンフォーム層2の、温度25℃で周波数1Hz~2000Hzにおける貯蔵せん断弾性率G'が5.0×103Pa以上かつ1.0×105Pa以下であって、温度25℃で周波数1Hz~2000Hzにおける損失正接tanδが0.01以上かつ0.3以下であることが好ましいと言える。さらに、ポリウレタンフォーム層2の、温度25℃で周波数1Hz~2000Hzにおける貯蔵せん断弾性率G'が7.5×103Pa以上かつ3.5×104Pa以下であって、温度25℃で周波数1Hz~2000Hzにおける損失正接tanδが0.09以上かつ0.3以下であることがより好ましい。このように、ポリウレタンフォーム層2の、温度25℃で周波数1Hz~2000Hzにおける貯蔵せん断弾性率G'が1.0×105Pa以下、より好ましくは3.5×104Pa以下であると、防音材1の車体への組付けが優れるとともに、例えばフロアカーペットに用いる場合に踏み心地が良い。また、ポリウレタンフォーム層2の、温度25℃で周波数1Hz~2000Hzにおける貯蔵せん断弾性率G'が5.0×103Pa以上、より好ましくは7.5×103Pa以上であると、踏まれたり物品が積載されたりすることによる変形に強い。
また、ポリウレタンフォーム層2の単位厚さ流れ抵抗は、1.0×104Ns/m4以上であると周波数帯全域にわたって吸音性能が良く、1.0×106Ns/m4以下であると特に1000Hz以上の周波数の音に対する吸音特性が良く好ましい。防音材1の実際の使用時には側面(端部)においてポリウレタンフォーム層2がむき出しになっている場合があり、この側面や隙間から音波が入射する場合にポリウレタンフォーム層2自体の吸音機能が必要になる可能性があり、現在特に遮音することが望まれている周波数帯の音に対する吸音機能を発現するために、ポリウレタンフォーム層2の単位厚さ流れ抵抗を前述した範囲にすることが好ましい。
ポリウレタンフォーム層2の密度は40kg/m3以上80kg/m3以下であることが好ましい。エラストマー層の密度は1000kg/m3以上2000kg/m3以下であることが好ましい。ポリウレタンフォーム層2の密度が40kg/m3以上でありエラストマー層3の密度が1000kg/m3以上であると、ポリウレタンフォーム層2の発泡時に、薄肉条件下でも充填性(流動性)が良好である。また、ポリウレタンフォーム層2の密度が80kg/m3以下でありエラストマー層3の密度が2000kg/m3以下であると防音材1が軽量にできる。
エラストマー層3は、デュロメータA硬さが20以上80以下であることが好ましい。エラストマー層3のデュロメータA硬さが80以下であると、凹凸がある実際の車体の形状に追従させて防音材1を良好に組み付けることができるとともに、例えばフロアカーペットに用いる場合に踏み心地が良い。また、エラストマー層3のデュロメータA硬さが20以上であると、踏まれたり物品が積載されたりすることによる変形に強い。
前述したようにポリウレタンフォーム層2の特性(貯蔵せん断弾性率G’、損失正接tanδ、単位厚さ流れ抵抗、密度等)を好ましい数値範囲内に設定することは、ポリオールの分子構造(構成単位、官能基数、水酸基価、分子量等)、イソシアネートの分子構造(構成単位、官能基数、NCO%、分子量等)、NCOインデックス、発泡条件(液体温度、攪拌回転数、攪拌時間、金型温度等)、各種助剤(発泡剤、整泡剤、触媒、架橋剤等)の種類や添加量等を調整することにより可能である。また、エラストマー層3の特性(デュロメータA硬さや密度等)を好ましい数値範囲内に設定することは、エラストマー層3を構成する重合体の分子骨格(構成単位、分子量、分子量分布、分岐構造等)、架橋(加硫)剤の種類や添加量、添加材の種類や添加量を調整することや、架橋(加硫)条件の調整による架橋(加硫)度の調整等により可能である。
本発明の防音機構によると、従来の一般的な防音材であるフロアカーペットと同等以下(18mm以下)の厚さで車室内を広く保ちつつ、十分な遮音性を呈することができる。この場合、良好な遮音性を得るために、ポリウレタンフォーム層2の厚さを15mm以下、エラストマー層3の厚さを3mm以下にすることが好ましい。
実施例1,2の防音機構は、比較例7の鉄板5および比較例3~6の防音機構に比べて明らかに良好な遮音性を発揮する。このことから、本発明の防音材1が車両用パネル(例えば自動車4のフロア部Aの鋼板5)に積層されることによって構成された防音機構が、特に良好な遮音性を発揮することがわかる。これらの技術的利点を有する本発明の防音材1を含む防音機構は、自動車用の防音機構として非常に好適である。
なお、一例としては、本発明の防音材を取り付ける車両用パネル(例えば鋼板5)の厚さは0.8mm程度であって、ポリウレタンフォーム層2の厚さが15mm以下、エラストマー層3の厚さが3mm以下で、防音材1の全体の厚さが18mm以下であることが好ましい。そして、エラストマー層3の密度が1000kg/m3~2000kg/m3であることが好ましい。鋼板5の代わりに他の材料(アルミニウム、FRP、CFRP)からなる車両用パネルを用いることも可能である。また、鋼板5または他の材料からなる車両用パネルは、アスファルトシートや塗料型等の制振材が貼り付けまたは塗布されたものであっても良い。
1 防音材
2 ポリウレタンフォーム層
3 エラストマー層
4 自動車
5 鋼板(車両用パネル、鉄板)

Claims (6)

  1. ポリウレタンフォーム層とエラストマー層とが積層された構成であり、
    前記ポリウレタンフォーム層の、温度25℃で周波数1Hz~2000Hzにおける貯蔵せん断弾性率G’は5.0×103Pa以上1.0×105Pa以下であり、温度25℃で周波数1Hz~2000Hzにおける損失正接tanδは0.01以上0.3以下であり、
    前記エラストマー層の密度は1000kg/m3以上2000kg/m3以下であり、
    前記ポリウレタンフォーム層2の厚さは15mm以下で、前記エラストマー層の厚さは3mm以下であり、
    自動車の車体の一部を構成する車両用パネル上に配置される、自動車用の防音材。
  2. 前記ポリウレタンフォーム層の密度が40kg/m3以上80kg/m3以下である、請求項1に記載の自動車用の防音材。
  3. 前記ポリウレタンフォーム層の単位厚さ流れ抵抗が1.0×104Ns/m4以上1.0×106Ns/m4以下である、請求項1または2に記載の自動車用の防音材。
  4. 前記エラストマー層のデュロメータA硬さが20以上80以下である、請求項1から3のいずれか1項に記載の自動車用の防音材。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の自動車用の防音材と、自動車の車体の一部を構成する車両用パネルと、を有し、前記防音材が前記車両用パネルに積層されている、防音機構。
  6. 前記防音材は、前記ポリウレタンフォーム層が前記車両用パネルに接するように、前記車両用パネルに積層されている、請求項5に記載の防音機構。
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