JPH1080432A - 脊椎骨接合手術用ロッド間の剛性横断リンク形成装置 - Google Patents

脊椎骨接合手術用ロッド間の剛性横断リンク形成装置

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JPH1080432A
JPH1080432A JP9159315A JP15931597A JPH1080432A JP H1080432 A JPH1080432 A JP H1080432A JP 9159315 A JP9159315 A JP 9159315A JP 15931597 A JP15931597 A JP 15931597A JP H1080432 A JPH1080432 A JP H1080432A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 装着が簡単で仮組立の必要もなく、装着に際
して脊柱周辺の靭帯状組織に損傷を与える恐れのない剛
性横断リンク形成装置を提供する。 【解決手段】 脊椎骨にインプラントされた二本の縦ロ
ッド10a; 10b間に剛性横断リンクを形成するための装
置。中間溝で分けられた一対の分岐33, 34を有する二つ
のリンク止めエレメント30と、各エレメント間に延在す
る横断リンク部材20とを備える。各エレメントは中間溝
に受け入れた縦ロッドに係合した後に回動して各分岐の
受け架内にロッドを係留する。横断リンク部材は、二つ
のエレメントが互いにほぼ整列した状態で各エレメント
の中間溝に沿って長手方向にスライド可能なバーからな
り、各エレメントには縦ロッド10a; 10bと中間溝の内奥
ウエブとの間にバーをクランプして組立構体を一体にロ
ック可能なロック部材40が備えられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、全般的には脊椎骨
接合手術用装置に関するものであり、特に脊柱の長手方
向に延在してインプラントされた二本の椎骨接合用縦ロ
ッド間に剛性横断リンクを形成するための装置に関する
ものである。尚、本明細書では、全体を通して、脊椎の
長手方向を縦と呼び、脊椎を背中からみた面を背面と呼
び、この背面内で脊椎の長手方向と直交する方向を横ま
たは横断という語で表現する。
【0002】
【従来の技術】冒頭に述べたような横断リンク装置は既
に知られている。特にヨーロッパ特許公開第04460
92号明細書は或るひとつの横断リンク装置を開示して
おり、この装置では、二本の縦ロッド上への係合に適す
る複数のフックが複数のロックねじ及び一本の横断バー
と協動し、シンプルで手術に実用的なリンクを形成する
ようになっている。
【0003】それにも拘らず、この装置では大きな横荷
重に曝されたときにロッドがフックに充分にロックされ
ないことが起き得る。もっと厳密には、ロッドがフック
から外れる可能性があり、それによってリンクが解かれ
てしまうが、これは全く望ましいことではない。
【0004】また、米国特許第5334203号明細書
も脊椎骨接合手術用の二本のロッド間に剛性横断リンク
を形成するための装置を開示している。この装置は、ひ
とつの中間溝で分けられた二つの分岐をそれぞれ備えた
二つのリンク止めエレメントを備えた形式のものであ
り、各分岐は一本ずつの縦ロッドのための受け架を画定
する形状のフックを有し、これら二つの受け架がそれぞ
れリンク止めエレメントの互いに反対側の二面に向いて
いるため、各リンク止めエレメントは、自身の中間溝に
受け入れた縦ロッドの一部分によって該縦ロッドに係合
可能であり、またその後に回動させて二つの分岐の各受
け架内に上記縦ロッドを係留することができるようにな
っている。この装置は更に二つのリンク止めエレメント
間に延在する横断リンク部材を備えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の既知の装置は、
リンクとして組立られた構体をロックするために数多く
の部品を含む比較的複雑な構成を備えている。これは、
装置の装着が極めて煩雑であり、特に多くの部品を取り
扱わなくてはならないという点で不利である。
【0006】さらに、既知の装置の大きな欠点は、所定
の位置に装着する前に仮組立する必要があることであ
り、このため、たとえ、実質的な運動成分が二本の縦ロ
ッドを含む面に対して垂直な方向の動きによって二本の
縦ロッドに装着しなければならないにしても、非常に扱
いにくい。
【0007】既知の装置の特に不都合な点は、二本の縦
ロッド間で脊柱に沿って延在する多くの周辺靭帯状組織
を破壊せざるを得ないことである。
【0008】また、各ロッドをその特別な配置関係に装
着できるようにするために必要な仮組立構体の自由度が
大きいため、この装置は設置しにくい傾向がある。
【0009】そして特に、上記米国特許明細書では、リ
ンク止めエレメントは当初から横断リンク部材に回動可
能に装着しておく必要があり、それによってはじめてこ
の装置が使いやすくなると述べている。
【0010】従って、本発明は、前述従来技術の欠点を
極力解消し、前記米国特許明細書第5334203号に
よるリンク止めエレメントの扱い易さと有効性を兼ね備
え、同時に前記ヨーロッパ特許公開第0446092号
明細書に開示された装置の構造的単純さも持たせた横断
リンク形成装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述米国特許
明細書に開示された形式のリンク止めエレメントに対し
て、前記ヨーロッパ特許明細書に述べられているように
装置の他の部分に回転可能に装着することをせずとも、
シンプルな横断バーを用いて機能を改良した装置を実現
したものである。
【0012】更に正確に言えば、始めにリンク止めエレ
メントを縦ロッドに装着し、インプラントを組み立てる
前にこのリンク止めエレメントを回動させることが可能
であり、その後、横断リンク部材としてこのエレメント
に挿通される単純なバーを用いることができるという新
たな改良を提供するものである。
【0013】すなわち、前述の課題に対し、本発明は前
記米国特許明細書で特定される形式の剛性横断リンク形
成装置の改良を提供するものであり、この改良装置は、
脊椎骨接合手術用の二本の縦ロッド間に剛性横断リンク
を形成するため、各々中間溝で分けられた二つずつの分
岐を有する二つのリンク止めエレメントと、これら二つ
のリンク止めエレメント間に延在する横断リンク部材と
を備え、前記各分岐は縦ロッド用の受け架を画定するフ
ック形状を有し、これら二つの受け架はそれぞれ前記リ
ンク止めエレメントの互いに対向する二面に向いてい
て、それにより各リンク止めエレメントがその前記中間
溝に受け入れた縦ロッドに係合でき、且つ係合後に回動
して該縦ロッドを前記二つの分岐の各受け架内に係留可
能となっている。特に本発明による改良点は、前記横断
リンク部材を、前記二つのリンク止めエレメントが互い
にほぼ整列した配置になったときにこれらリンク止めエ
レメントの各中間溝に沿って長手方向にスライド可能な
バーによって構成し、また、各リンク止めエレメントに
は、個々のリンク止めエレメントと協働すると共に前記
縦ロッドと前記中間溝の内奥ウエブとの間に前記バーを
クランプして組立構体を一体にロック可能なロック部材
を備えた点にある。
【0014】本発明の好ましい一つの態様によれば、各
リンク止めエレメントは、前記分岐を一体に保持し且つ
前記中間溝の内奥ウエブを画定する本体部を備えてい
る。
【0015】本発明の別の一つの好適な態様によれば、
前記ロック部材は、前記バーを押圧する膨出した先端部
を有している。
【0016】本発明の更に別の一つの好適な態様によれ
ば、前記バーは多角形断面形状、特に好ましくは矩形断
面形状を有している。
【0017】 本発明の更に別の一つの好適な態様によ
れば、前記バーは前記中間溝の内奥ウエブ近傍における
幅よりも僅かに小さな幅を有し、それによって前記二つ
のリンク止めエレメント間に若干の相対傾斜の余地が形
成されている。
【0018】本発明の更に別の一つの好適な態様によれ
ば、各リンク止めエレメントにおける中間溝の長手方向
と二つの受け架により画定される前記バーの挿通軸線方
向との間に形成される角度αは90度未満である。
【0019】本発明の更に別の一つの好適な態様によれ
ば、前記角度αは65〜75度の範囲内にある。
【0020】本発明の更に別の一つの好適な態様によれ
ば、前記中間溝は、前記縦ロッドの案内用の主面と前記
バーの案内用の面取り端面とをそれぞれ含む前記両分岐
の内側の面によって画定されている。
【0021】本発明の更に別の一つの好適な態様によれ
ば、各リンク止めエレメントの各受け架は、リンク止め
エレメントを回動した際に前記縦ロッドを当該受け架の
底部へ向けて移動させる傾斜面の下方に位置している。
【0022】本発明のその他の態様、目的、および利点
は、例示した好適な実施例についての以下の詳細な説明
を熟読し、添付図面を参照することによって更に明確に
理解されよう。
【0023】
【発明の実施の形態】図1および図2において、複数の
脊椎骨を互いに縦に接合するための二本の縦ロッド10
aおよび10bは互いに平行に示されているが、現実に
は、限られた角度範囲内で様々な相対角度をもつことが
ある。
【0024】従来方式でも、これら二本の縦ロッドは円
筒状で滑らかである。これらのロッドは、周知の装置に
より多くの箇所で脊椎に係留される。
【0025】本発明による横断リンク形成装置は、本実
施例においては矩形断面の横断バー20(横断リンク部
材)と、それぞれロックねじ40(ロック部材)を螺入
可能な二つの同一構造のリンク止めエレメント30とを
有する。
【0026】更に詳しく述べれば、各リンク止めエレメ
ント30は、概ねダイヤモンド形をした本体部31と、
本体部31の互いに対向する側面部から互いに平行に下
方へ延在する二つの分岐33および34とを備えてい
る。
【0027】各分岐は概ねJ字形であり、下端部にフッ
クを形成して内側を上に向けた受け架33aもしくは3
4aをそれぞれ画定している。これらの二つの受け架
は、互いに逆の二方向に開いている。各受け架は傾斜面
36の下に位置し、この傾斜面は、受け架の底部で画定
される面から遠ざかるにつれて外向きに上昇している。
後述するように、この傾斜面は、受け入れた縦ロッド1
0aまたは10bを、リンク止めエレメントを回動させ
たときにその受け架の底部へ向けて押し込むように移動
させて係留装着を容易にするためのカムを形成してい
る。
【0028】二つの分岐は、互いの間にストレートな中
間溝35を画定し、この溝35の内奥ウエブ35aは本
体部31の平らな下面によって画定されている。
【0029】この溝は、二つの分岐の内側の二つの主面
33cおよび34cと、これら主面に隣接する面取りさ
れた二端面33bおよび34bとによって画定され、こ
れらの面取りされた二端面は、特に図3、図4b、図5
b及び図6bに示したように対応する受け架の直ぐ後ろ
で前記溝の二つの逆向きの出口に位置している。
【0030】分岐33および34の内側の各面の係る配
列によって各縦ロッド10aまたは10bを受け入れる
のに好適な主面33cおよび34c間の通路を画定する
ことができ、また面取り端面33bおよび34bによ
り、各リンク止めエレメント30が90度未満のかなり
の角度α(図5b参照)範囲で回動した後でもバー20
を貫通可能とすることができるようになっている。
【0031】この場合、主面33cと34cとの間の溝
35の幅は縦ロッド10aまたは10bの直径よりもわ
ずかに大きくなるように選ばれており、一方、縦ロッド
に対して直交配置されたときのバー20のための前記溝
の幅も該バーの幅よりわずかに大きく、それによってリ
ンク止めエレメント30とバー20との間に或る程度の
遊び角が形成されるようになっている。
【0032】最後に、本体31の上面と前記溝の内奥ウ
エブ35aとの間に亘る貫通ねじ孔32が本体31を貫
通して延在している。
【0033】ロックねじ40は、前記ねじ孔32に噛み
合うように設計されている。このロックねじは、外周ね
じ41、丸味付膨出先端部42、そして例えば標準6角
ソケットのような締付工具用ソケット43を有する有底
筒状体からなる。
【0034】以上に述べた装置の装着作業を、図4a、
図4b、図5a、図5b、図6aおよび図6bを参照し
ながら説明すれば以下の通りである。
【0035】まず、二つのリンク止めエレメント30の
うちの一方がほぼ同一レベルで二本の縦ロッドのうちの
一方10a(又は10b)に取り付けられ、その結果、
溝35内に縦ロッドが入り込む(図4aおよび図4
b)。この段階で、ロックねじ40をねじ孔32に仮装
着することができる。
【0036】その後、前記エレメント30は、両分岐3
3と34の受け架33aと34aの底部に縦ロッドが接
触することで定まる当接位置に達するまで、角度α(本
実施例では70度)に亘り回動(矢印F)される(図5
aおよび5b)。この動きの間に、エレメント30の傾
斜面36は、受け架33aと34aの底部へ向けて縦ロ
ッド10aを押し込み移動させるカムとしての役割をす
ることになる。
【0037】次いで横断バー20がエレメント30の両
側面の一方または他方を通して例えば図6aおよび図6
bの矢印F2の方向へ挿入され、それにより、該横断バ
ーがロッド10aと前記溝のウエブ35aとの間でエレ
メント30の溝35内に係合される。その後、このバー
20は、他方のエレメント30を引き続き装着する他方
の縦ロッド10bのための自由領域を残しておくように
位置がずらされる。
【0038】しかる後、上記他方のエレメント30が最
初のエレメントと同様に直線移動および回動によって他
方のロッド10b上に装着される。
【0039】その後、バー20が最初のエレメントの場
合と同じ方法、つまりロッド10bと溝の頂部との間で
スライドされて前記他方のエレメント30に係合され
る。
【0040】しかる後、両方のエレメントの各ロックね
じ40が工具で締め付けられ、バー20を両ロッドと各
溝のウエブ35aとの間にロックする。この時に必要な
応力は、分岐33と34の屈曲した自由端部(受け架)
によってロッド上に作用される。
【0041】このロック操作は、各エレメントと各ロッ
ド間の相互ロックを同時に達成するものであり、極めて
簡単な手順で施術部位の周辺組織に殆どストレスを与え
ることなく極めて効果的な剛性横断リンクを提供するも
のである。
【0042】横断バー40の厚さは、締込みに際してバ
ーが多少曲がることができる程度に選ばれる。これによ
って、二本の縦ロッド10aと10bが同一面内に位置
しない状況に装置を適応させることが可能となる。ま
た、上述したように、溝35内におけるバー20の遊び
角は、横断面(図2の紙面内)上の投影で二本のロッド
がわずかに開いたり閉じたりしている状況に適応するの
に役立つことになる。
【0043】これに関連して、各ロックねじ40の丸味
付膨出先端部42は、ロックの特性に妥協することなく
相互の位置ずれに適応するのに役立つものである。
【0044】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明の装置は脊
椎骨接合手術用縦ロッドに無用な横牽引力を生じること
なく縦ロッド間の剛性横断リンクを提供することがで
き、必要最小限の部品点数でリンク止めエレメントを当
初から横断リンクエレメントに回動可能に装着しておく
必要なしにリンク組立構体をロックできるので、装置の
装着が極めて簡単で、所定の位置に装着する前に仮組立
する必要もなく、手術に際して扱いやすいという利点を
有している。また、二本の縦ロッド間で脊柱に沿って延
在する多くの周辺靭帯状組織に損傷を与える恐れも極め
て少なくなる。
【0045】尚、本発明の装置を構成するいずれの部品
も、ステンレス鋼もしくはチタン合金のような本質的に
生体適合性の材料からなる。また、各部品の形状寸法、
特に横断バー20の長さ寸法は、要求される機能条件に
応じて選定可能である。
【0046】本発明は、以上の説明および図示の各実施
例に何らかの点で限定されるものではなく、当業者であ
れば本発明の技術的範疇で種々の変形または変更を行う
ことができることは述べるまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による横断リンク形成装置の一部切欠側
面図である。
【図2】図1の装置の背面図である。
【図3】図1および図2の装置の3つの部品の分解斜視
図である。
【図4】図1及び図2のリンク装置の組立の第1段階を
示す部分図であり、a図は側面図、b図は背面図であ
る。
【図5】図1及び図2のリンク装置の組立の第2段階を
示す部分図であり、a図は側面図、b図は背面図であ
る。
【図6】図1及び図2のリンク装置の組立の第3段階を
示す部分図であり、a図は側面図、b図は背面図であ
る。
【符号の説明】
10a,10b:脊椎骨接合用縦ロッド 20:横断リンク部材(バー) 30:リンク止めエレメント 31:本体部 32:ねじ孔 33、34:分岐 33a,34a:受け架 33b,34b:面取り端面 33c,34c:内側の主面 35:中間溝 35a:中間溝の内奥ウエブ 36:傾斜面 40:ロック部材(ねじ) 41:外周ねじ 42:丸味付膨出先端部 43:工具受け入れ用ソケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 597073885 13,Rue de la Perdri x,ZAC PARIS NORD I I,93290 TREMBLAY EN F RANCE,FRANCE (72)発明者 レジー ラクァディック フランス国、33160 サンメダール・ア ン・ジャール、アベニュー・レオナルド・ ダ・ヴィンチ 15 (72)発明者 エリック ペトレート フランス国、33610 シェスタ、アベニュ ー・ドゥ・コロネル・サルドウ 66

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脊椎骨接合手術用の二本の縦ロッド間に
    剛性横断リンクを形成するための装置であって、各々中
    間溝(35)で分けられた二つの分岐(33, 34)を有する二つ
    のリンク止めエレメント(30)と、これらリンク止めエレ
    メント(30)間に延在する横断リンク部材(20)とを備え、
    前記各分岐は縦ロッド(10a; 10b)用の受け架(33a, 34a)
    を画定するフック形状を有し、これら二つの受け架はそ
    れぞれ前記リンク止めエレメントの互いに対向する二面
    に向いていて、それにより各リンク止めエレメントがそ
    の前記中間溝に受け入れた縦ロッドに係合でき、且つ係
    合後に回動して該縦ロッドを前記二つの分岐の各受け架
    内に係留可能とした剛性横断リンク形成装置において、 前記横断リンク部材は、前記二つのリンク止めエレメン
    トが互いにほぼ整列した配置に回動されたときに、これ
    らリンク止めエレメントの各中間溝(35)を貫いて長手方
    向にスライド可能なバー(20)によって構成され、 各リンク止めエレメント(30)には、個々のリンク止めエ
    レメントと協働すると共に前記縦ロッド(10a; 10b)と前
    記中間溝の内奥ウエブ(35a) との間に前記バー(20)をク
    ランプして、組立られた構体を一体にロック可能なロッ
    ク部材(40)が備えられていることを特徴とする剛性横断
    リンク形成装置。
  2. 【請求項2】 前記各リンク止めエレメント(30)が、前
    記分岐を一体に保持し且つ前記中間溝(35)の内奥ウエブ
    (35a) を画定する本体部(31)を備えたことを特徴とする
    請求項1に記載の剛性横断リンク形成装置。
  3. 【請求項3】 前記ロック部材(40)が、前記バーを押圧
    する膨出した先端部(42)を有することを特徴とする請求
    項2に記載の剛性横断リンク形成装置。
  4. 【請求項4】 前記バー(20)が多角形断面形状を有する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の
    剛性横断リンク形成装置。
  5. 【請求項5】 前記バー(20)が、前記中間溝(35)の内奥
    ウエブ(35a) 近傍における幅よりも僅かに小さな幅を有
    し、それによって前記二つのリンク止めエレメント間に
    若干の相対傾斜の余地が形成されていることを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれか1項に記載の剛性横断リンク
    形成装置。
  6. 【請求項6】 各リンク止めエレメントにおける中間溝
    (35)の長手方向と二つの受け架(33a, 34a)により画定さ
    れる前記バーの挿通軸線方向との間に形成される角度α
    が90度未満であることを特徴とする請求項1〜5のい
    ずれか1項に記載の剛性横断リンク形成装置。
  7. 【請求項7】 前記角度αが65〜75度の範囲内にあ
    ることを特徴とする請求項6に記載の剛性横断リンク形
    成装置。
  8. 【請求項8】 前記中間溝(35)が、前記縦ロッドの案内
    用の主面(33c, 34c)と前記バーの案内用の面取り端面(3
    3b, 34b)とをそれぞれ含む前記両分岐の内側の面によっ
    て画定されていることを特徴とする請求項6または7に
    記載の剛性横断リンク形成装置。
  9. 【請求項9】 各リンク止めエレメント(30)の各受け架
    (33a, 34a)が、リンク止めエレメントを回動した際に前
    記縦ロッド(10a, 10b)を当該受け架の底部へ向けて移動
    させる傾斜面(36)の下方に位置していることを特徴とす
    る請求項1〜8のいずれか1項に記載の剛性横断リンク
    形成装置。
JP15931597A 1996-06-03 1997-06-03 脊椎骨接合手術用ロッド間の剛性横断リンク形成装置 Expired - Fee Related JP3934741B2 (ja)

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