JP2002514100A - 脊椎を固定するための方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 解剖学的に妥当な融合を促進するためにヒトの脊椎を矯正し、固定するための脊椎固定移植系。脊椎固定系は、コネクター、脊椎ロッド、脊椎固定要素、スリーブおよび締め具を含む。脊椎固定系は、好ましくは、脊椎ロッドを胸椎または腰椎などの椎骨に固定するためのフックまたはネジなどの固定装置を含む。脊椎固定要素は、好ましくは、締め具を受け入れるように適合されたネジ山付き端をその上部に含む。固定要素は、コネクターの締め端と係合するための先細空洞を有する本体を含み得る。締め具を締めることにより、好ましくは、スリーブが固定要素にわたって下方に移動してコネクターが先細空洞に押し込まれ、その結果脊椎ロッドの周りの受け端が押圧されて脊椎ロッドおよび脊椎固定要素が連結固定される。別の態様では、組立てペンチを使用してコネクターを先細空洞に移動させることができる。固定要素は、回転可能な固定部材を含むこともできる。

Description

【発明の詳細な説明】 脊椎を固定するための方法および装置発明の背景 １．発明の背景 本発明は、一般には、脊椎固定系などに関する。特に、本発明の一態様は、し っかりした脊椎融合の発達を可能にする、ヒトの脊椎の矯正、固定および安定化 のための脊椎移植系に関する。 ２．関連技術の説明 腰仙骨融合、および脊柱側弯症などの脊椎変形の矯正などの脊椎固定は、周知 でかつしばしば使用される医学手法である。関節固定によって融合されるべく選 択された脊椎の一部分に矯正用の脊椎器具を固定するために、柄状に(柄状)、側 面におよび斜めに装着する器具を使用することができる。 脊椎固定系は、典型的には矯正用の脊椎器具を含み、これは、選択された脊椎 の椎骨にネジ、フック、およびクランプによって付着される。矯正用の脊椎器具 は、一般的に患者の背中に平行な脊椎ロッドまたはプレートを含む。矯正用の脊 椎器具はまた、隣接する脊椎ロッド間に延びる横に連結するロッドも含み得る。 脊椎固定系は、脊椎の腰および胸郭にある問題を矯正するために使用され、脊椎 の後方に、棘突起の両側でかつ横突起に隣接して取り付けられ ることが多い。 患者の脊椎の選択された部分に矯正用の脊椎器具を取り付けるために各種のネ ジ、フックおよびクランプが使用されている。柄状ネジおよび他の型の取り付け 具の例は、米国特許第4,763,644、4,805,602、4,887,596、4,950,269および5,12 9,388に示されている。これらの特許の各々は、引用することにより本明細書に 完全に示されているかのように含められる。 DanekMedical Inc.によって市販されているＴＳＲＨ(商標)脊椎系のアイボル ト集合体を図１に示す。アイボルト集合体２は、集合体主要部が脊椎ロッドを完 全に取り囲むように脊椎ロッド４を取り囲む。脊椎ロッドは、脊椎フック８のヨ ーク内にあるアイボルトを通って挿入されなければならない。脊椎フックは、脊 椎ロッドを脊椎の骨要素に取り付ける。ナット６は、ロッドをヨーク内で固定す るためにアイボルト集合体の支柱にネジ通しされる。ナットは、図１に示す矢印 の方向での集合体に相対的な脊椎ロッドの動きを制するために集合体が軸方向の 、捩じれのおよびせん断の力に抵抗するように締められる。ＴＳＲＨ（商標）脊 椎系のさらに詳細な説明は、ＴＳＲＨ（商標）脊椎移植系外科技術マニュアルお よびＴＳＲＨ（商標）架橋外科技術マニュアルに示されている。これらの文献は 共に、Danek Medical Inc.から入手でき、引用することにより本明細書に完全に 示されているかのように含められる。 手術創内の空間的に離れた多数のアイボルトの孔を通っ て脊椎ロッドを手動で挿入するのは困難である傾向がある。各アイボルトの孔の 軸は、共通の軸に沿って適切に一列に配置されていなければならないが、これは 、矯正手順において、脊椎の変形力に抵抗するために脊椎ロッドが最初に応力下 に置かれることを必要とするため、困難である。従って、ＴＳＲＨ（商標）脊椎 系などの系の使用は、手術創に脊椎ロッドを挿入する前に、所定数のネジまたは フックが特定の順序および間隔で脊椎ロッド上に予め置かれることを必要とする 。しかし、手術創に脊椎系を挿入した後、１以上のフックまたはネジを付け加え たり、除いたり、位置を変えたりする必要がしばしばある。そのような変更を行 うことができる前に、脊椎系は、典型的には、手術創から取り除かれ、少なくと も部分的には組立を分解しなければならない。 そのような問題を克服するために、いくつかの脊椎固定系は、脊椎ロッドをフ ックまたはネジのホローバック内に落下させ、そして別の要素および止めネジに よってホローバック内に固定することを可能にする「ホローバック」フックまた はネジを含む。そのような系は、米国特許第5,102,412（Rogozinski）に示され ており、これは、引用することにより本明細書に完全に示されているかのように 含められる。かかる系は疲れ応力破損を受けやすい傾向があり、また手術創内で の組立てを必要とする。さらに、組立体にフックまたはネジを加えることは、ま ず脊椎ロッドの位置を変えることを必要とする傾向がある。この方法の 別の不利な点は、要素主要部が脊椎ロッドを完全に取り囲み、その結果、装置の 断面幅の増加および融合主要部に対する装置のより大きな衝撃を生じる。洞の形 成およびハードウェアの突出部からの軟組織刺激を最少にするために、小さい断 面幅が一般に好ましい。 米国特許第5,242,445,（Ashman）は、組立てられた脊椎固定構造体にアイボル トを加えるための「スプリットアイボルト」集合体に関する。脊椎ロッドへのス プリットアイボルトの取付けは、ロッド上にスプリットアイボルトを把持するた めの特殊なクリンプ器具を必要とする。クリンプ器具は、手術創内での操作が困 難である傾向がある。さらに、スプリットアイボルトの両側のネジ山は把持の後 で配列が不良になることが多く、その結果、ナットをスプリットアイボルトにネ ジ通しするのが困難または不可能になる。スプリットアイボルトはまた、脊椎ロ ッドを完全に取り囲み、それによって、融合主要部に対する構造体の衝撃を増加 させる。 従って、（ａ）固定要素（例えば、ネジ、フック）が移植された後に、（ｂ） 固定要素を変形させることなく、脊椎ロッドを手術創内に位置させることを可能 にすることにより組立ておよび外科移植を容易にし、（ｃ）それによって固定要 素がその後、系を分解することなく、加えられたり、除かれたり、および／また は位置を変えられたりすることができる改善された脊椎固定系を開発するのが望 ましい。発明の概略 本発明によれば、従来の脊椎固定構造体の上記欠点をほとんど除去する、また は軽減する脊椎固定系が提供される。本発明の一態様は、ヒトの脊椎を固定する ための移植系であって、脊椎ロッド、固定要素、コネクターおよび締め具を含む 移植系に関する。 コネクターは、脊椎ロッドを固定要素に連結するために使用され、好ましくは 、受け端および締め端を含む。受け端は第一アームおよび第二アームを含むこと ができ、それらは一緒になって実質的にＵ−型のボアホールを形成し、ボアホー ルの中に脊椎ロッドが軸方向に位置され得る。受け端は、脊椎ロッドの取り囲ま れていない部分がボアホールから露出するように、好ましくは、脊椎ロッドの一 部分のみを取り囲む。脊椎ロッドの露出した部分は、Ｕ−型ボアホールの開口端 から外へ延びていてもよい。脊椎ロッドは円形であってもよく、好ましくは、円 周部分を有する断面を含む。コネクターの受け端は、好ましくは、円周部分の約 πラジアンより大きく、かつ約２πラジアン未満を取り囲み、係合する。 コネクターの受け端は好ましくは、脊椎ロッドの向かい合う側面にクランプ力 を及ぼして脊椎ロッドをボアホール内に固定する「ピンチクランプ」として作用 する。コネクターは、好ましくは、受け端と締め端の間にスロットを含み、これ は、第一アームと第二アームを相対的に反らせることを可能にする。アームの反 りは、両アームの先端の 間に規定されるＵ−型ボアホールの開口端を通って脊椎ロッドが挿入され得るよ うに、第一アームの先端と第二アームの先端との間の距離を変化させることを可 能にする。 固定要素は、好ましくは、胸椎または腰椎の椎骨を係合するための骨ネジまた はフックなどの固定装置を含む。固定要素はまた、好ましくは、内部表面を有す る空洞を含む本体も含む。空洞は、好ましくは、コネクターの一部分を受け入れ る大きさである。コネクターは、締め端の少なくとも一部が空洞から延びるよう に、好ましくは、部分的に空洞内に置かれ、それによって、空洞の内部表面が受 け端の外部表面と係合する。本体の空洞は、好ましくは、空洞の第一端から空洞 の第二端の方向に狭くなっている先細空洞である。先細空洞は、好ましくは、受 け端の一部を取り囲み、受け端に対して圧縮力を付与して脊椎ロッドをボアホー ル内に固定する。 固定具は、好ましくは、本体と、および空洞から延びている締め端の一部分と 係合する。締め具は、コネクターおよび固定要素を互いに固定することができる 。締め具は好ましくは、締め端上にネジ止めされるべく適合されたナットである 。締め具は、コネクターに騒乱力(distraction force)を付与することにより克 服され得るコネクターと脊椎ロッドとの間の係合を可能にするために、選択的に 締められることができる。締め端での締まる方向でのナットの回転は好ましくは 、受け端の一部を先細空洞を通って引張り、空洞の内部表面が受け端のアームを 押圧するように する。次いで、アームは脊椎ロッドに圧縮力を及ぼしてそれをボアホール内にク ランプすることができる。脊椎ロッドに対する圧縮力の大きさは、好ましくは、 ナットが締められる度合の関数として変化する。Ｕ−型ボアホールの開口端は、 好ましくは、締め具を締めることにより調整することができる幅を有する。 固定要素は、締め具と脊椎ロッドとの間に位置する、脊椎ロッドからの横方向 に選択された距離を固定装置に横方向にオフセットする（補う）ためのスペーサ ーを含み得る。スペーサーは、放射状に位置した複数の歯を有する表面を含み得 る。固定要素は、スペーサーの表面上の歯に隣接してフィットするように適合さ れた、放射状に位置した複数の突起部を含み得る。ナットを締めると、好ましく は、スペーサーの歯と固定装置の突起部との間に相補的な係合が形成されてスペ ーサーでの固定装置の回転を阻止するようにスペーサーおよび固定要素が互いに 押圧されるようになる。 本体は、各々がヨークに隣接した端を有する最上部および底部の間に形成され たＵ−型ヨークを含み得る。先細空洞は好ましくは、最上部と底部との間に形成 され、Ｕ−型ヨークに関して垂直の方向に延びる。固定要素は好ましくは、脊椎 ロッドの周りを実質的に垂直な平面で回転するように適合される。最上部および 底部の端は好ましくは、固定要素の回転中に脊椎ロッドと接触して、脊椎ロッド の周りでの固定要素の回転運動の範囲を規定する。端は好ま しくは、脊椎ロッドから離れる方向に曲がって、固定要素の回転運動の範囲を増 加させる。 固定要素は、或る脊椎ロッドと隣接する脊椎ロッドとの間に一定の距離を維持 するための横コネクターを含み得る。横コネクターは、本体よりも幅が小さい縮 小部分を含み、縮小部分がより容易に曲げられるのを可能にしている。縮小部分 は、脊椎ロッドと隣接する脊椎ロッドとの間の横方向の距離を短くするように曲 げられ得る。横コネクターは、本体と縮小部分との間に斜角部分を含み得る。 一態様では、コネクターは、実質的にＵ−型のボアホールを形成する受け端お よび受け端に向かい合うキャップされた端を含む。コネクターは、ペンチなどの 道具を使用して固定要素の空洞に押し込むことができる。道具は、好ましくは、 第一の延長部材および第二の延長部材を含む。延長部材は、相対的に動いてコネ クターおよび固定要素に圧縮力を及ぼし、コネクターを固定要素本体の空洞内で 動かすことができる。第一延長部材は好ましくは、脊椎ロッドと係合するための 彎曲したくぼみを含む。第二延長部材は好ましくは、コネクターの一端を受け入 れるためのボーアホールを含む。 一態様では、固定要素が締め端を含む。締め端は好ましくは、締め具（例えば 、ネジ山付きナット）を受け入れるように適合される。締め具の下方への移動に より、スリーブが固定要素の本体にわたって下方に移動する。スリーブは好まし くは、脊椎ロッドと係合するための、傾斜 したロッキング表面を有する実質的にＵ−型の開口を含む。組立て中、締め具は 好ましくはスリーブを下方に動かすように締められ、それによって或る力が脊椎 ロッドに付与され、コネクターを先細空洞を通って移動させる 一態様では、固定要素は、回転可能な固定装置を含み得る。固定装置は好まし くは、固定要素の本体の周りで本体の縦軸に沿って回転するように適合される。 固定要素の本体は、固定装置の横方向の運動を阻止するように適合され得る。固 定要素の本体は、コネクターの一部と係合するように適合され得る。 一態様では、コネクターが、脊椎ロッドの円周部分を完全に取り囲むように適 合された開口を含み得る。コネクターは、コネクターの中心を通り、開口に通じ ているスロットを含み得る。スロットは、開口の円周を変化させるように適合さ れ得る。脊椎ロッドの挿入は好ましくは、開口の円周が増加するようにスロット の幅を広げさせる。コネクターは、スロットが狭くなって脊椎ロッドがコネクタ ーに固定されるように固定要素内に置くことができる。 本発明の利点は、手術創において構造体を分解することなく脊椎固定構造体に 付け加えたり、脊椎固定構造体から除去することができる固定要素に関する。 本発明の別の利点は、手術創内で最少の組立てを必要とする脊椎固定系に関す る。 本発明のさらに別の利点は、融合主要部の衝撃を減少させるために比較的狭い 断面幅を有する脊椎固定系に関す る。図面の簡単な説明 本発明の更なる利点は、下記に詳述する好ましい態様の説明を利用し、添付の 図面を参照すると、当業者には明らかになるであろう。なお、図１は、ＴＳＲＨ （商標）脊椎アイボルト集合体を示し；図２は、椎骨に連結した脊椎固定系の一 態様の側面図を示し；図３は、図１の脊椎固定系の上から見た図を示し；図４は 、本発明に従って構築された先細コネクターの側面図を示し；図５は、固定要素 本体および脊椎ロッドと共に組み立てる前の先細コネクターの側面図を示し；図 ６は、脊椎固定要素および脊椎ロッドと共に組み立てられた先細コネクターの側 面図を示し；図７は、本発明に係る一組の脊椎ロッドの間に置かれた横コネクタ ーの側面図を示し；図８は、本発明の開示に従って構築された骨ネジの部分の部 分的な前面図および側面図を示し；図９は、本発明に係る放射状に位置した突起 部を有する骨ネジの部分の部分的な前面図および側面図を示し；図１０は、本発 明の開示に従って構築された可逆的な固定要素の部分の部分的な前面図および側 面図を示し；図１１は、本発明に係る脊椎ロッドと締め具との間に置かれたスペ ーサーの部分の部分的な側面図を示し；図１２は、組立て前の脊椎固定系の部分 の部分的な側面図を示し；図１３は、道具を用いて組立てた脊椎固定系の部分の 部分的な側面図を示し；図１４は、コネクターと係合する止めネジを含む脊椎固 定系の部分の部分的な側面図を示し；図１５は、 ロッキングスリーブを含む脊椎固定系を示し；図１６は、組立て後の図１５の脊 椎固定系の側面図を示し；図１７は、組立て後の図１５の系の部分の部分的な側 面図を示し；図１８は、回転可能な固定装置を含む脊椎固定系の側面図を示し； 図１９は、回転可能な固定装置を含む固定要素の上から見た図を示し；図２０は 、回転可能な固定装置を含む脊椎固定系の側面の断面図を示し；図２１は、脊椎 ロッドの一部を完全に取り囲むように適合された先細コネクターの側面図を示し ；図２２は、回転可能な固定要素および脊椎ロッドの一部を完全に取り囲むよう に適合されたコネクターを含む脊椎固定系の側面の断面図を示し；図２３は、脊 椎ロッドの一部を完全に取り囲むように適合された脊椎固定系の後ろから見た図 を示し；図２４は、脊椎ロッドの一部を完全に取り囲むように適合された脊椎固 定系の側面の断面図を示す。 本発明は、種々の変形および別の形態を受け入れることができるが、その特定 の態様を図面で例を挙げて示し、本明細書に詳細に記載する。しかし、理解され るように、図面およびそれに関する詳細な説明は、本発明を、開示した特定の形 態に限定するものではなく、それどころか、本発明は、添付する請求の範囲によ って規定される本発明の精神および範囲内の全ての変形、同等のものおよび代替 をカバーするものである。好ましい態様の詳細な説明 図２は、本発明の開示に従って構成された脊椎固定系10 を示す。本発明の一態様では、脊椎固定系10は、一般には脊椎の一部と平行に一 列に配置された脊椎ロッドを含む。コネクター16は、脊椎固定要素を締め具18に よって脊椎ロッドに固定する。固定要素としては、骨ネジ14、横コネクター20お よび脊椎フック22および24を含む各種固定装置が挙げられる。 脊椎ロッド12は、好ましくは、ステンレスまたは他の比較的硬質の材料で構成 される。脊椎ロッドは好ましくは、断面が実質的に円形であり(しかし、他の断 面形状を使用してもよい)、直径が約1／8インチ〜約1／4インチである。脊椎ロ ッドは、疲れ破損に対する抵抗性を増加させるために、表面をハンマーで打って 強くしてもよい。脊椎ロッドは、脊椎の一部を一定の位置に保持する力を脊椎に 対して付与して脊椎の変形または損傷を矯正することができる。脊椎ロッドは、 外科移植の前または後に選択された形状にされ得る。 骨ネジ14は、好ましくは、椎骨26の主部に挿入され、椎骨との固定可能な係合 を作るためのネジ山28を含み得る。あるいは、骨ネジは、ネジ山を含まない、実 質的に滑らかな軸を有してもよい。脊椎変形から生じる、脊椎固定系に付与され る応力は、一定時間内にしっかりした脊椎融合が生じないならば、ネジ山付きの 骨ネジの疲れ破損を引き起こし得る。比較的長い軸を有するネジ山付きのネジは 、ネジ頭に隣接した位置で破損する傾向にある。実質的に滑らかな、ネジ山のな い軸は、ネジ軸上の応力の集中をネジ 頭に隣接する位置からネジ頭へ移動させる傾向にあり、そこでネジの破損がしば しば生じる。また、骨ネジは、椎骨26への挿入を容易にするためのタップリリー フ30も含み得る。脊椎ロッドに対する骨ネジの角度は、好ましくは調整可能であ る。骨ネジは、脊椎における或る椎骨の他の椎骨に対する角度32を矯正するため に或る角度に動かすことができる。骨ネジと脊椎ロッドとの角度は、好ましくは 、締め具18をしっかり締めることによって固定可能である。さらに、椎骨26の高 さは、締め具18をしっかり締める前に骨ネジ14および脊椎フック24などの一組の 固定装置の間の矢印34で示される方向に騒乱力を付与することにより調整するこ とができる。騒乱力は、当業者に周知の方法で道具を使用することにより付与す ることができる。 脊椎フック22および24は、当業者に周知の多数の型のフック、例えば、大きい 層状の、小さい層状の、胸郭層状のおよび柄状のフックのいずれであってもよい 。各脊椎フックは、尾の方向（図２のフック24で示す）または頭の方向（図２の フック22で示す）で位置させることができる。脊椎フックは、図２に示すように 、脊椎ロッドの向かい合う側面に位置させることができる。 図３は、脊椎の縦軸40の両側に一定の間隔を置いて一対の脊椎ロッド12を含む 脊椎固定系10の一態様の上から見た図を示す。脊椎フック22および24は、好まし くは、ヒト脊椎の後方の骨要素に取り付けられるように位置させる。１以上の横 コネクター20を使用してロッドを堅く連 結し、集合体の強度を改善することができる。固定要素の各々は、コネクター16 および固定要素と係合する締め具18を使用して脊椎ロッドに取り付けることがで きる。 横コネクター20は、隣接するロッドを連結して構造体の剛性を高め、ロッドの 相対的な動きを防ぐことができる。横コネクターは、当業者に周知でありかつＴ ＳＲＨ（商標）連結手術法マニュアル（引用することにより本明細書に含められ る）に記載されている連結プレートを使用して脊椎ロッドに取り付けることがで きる。隣接するロッドは、平行かつ互いに一定の間隔を置いて並べられ得る２個 の横コネクターによって連結されるのが好ましい。脊椎ロッドが曲がっている場 合、横コネクターは、好ましくは、更なる応力がその位置にかからないようにロ ッドの曲った部分の「頂点」以外の位置で脊椎ロッドに取り付けられるのが好ま しい。 コネクター16の一態様を図４に示す。コネクターは、好ましくは、締め端50お よびその締め端と向かい合った受け端54を含む。締め端は、締め具と係合させる ために適合させた雄ネジ山52を含むネジ山付き端であってもよい。締め具は、好 ましくはナットである。受け端は、好ましくは第一アーム56および第二アーム58 を含み、それらは一緒になってＵ−型のボアホールを形成する。第一アームは先 端72を有し、第二アームは先端74を有し(各々、図５に示す)、開口60または開口 端は、好ましくは第一アームおよび第二アームの先端によって規定される。ス ロット64は、好ましくは受け端および締め端の間を延びている。スロットは、受 け端に近接したボアホール62から締め端に近接した位置まで延び得る。スロット は、受け端内の拡大開口66で終わってもよい。ボアホールは、好ましくは、受け 端の第一アームおよび第二アームが脊椎ロッドの円周部分の約半分より多くを取 り囲むように脊椎ロッド12を受け入れるように適合される。 コネクターは、好ましくは、脊椎ロッドの周囲を完全には取り囲まない。脊椎 ロッドの取り囲まれていない部分は、好ましくは、Ｕ−型ボアホールの開口端60 から露出され、ボアホールから開口端を通って延びていてもよい。要素の集合体 は、脊椎ロッドの円周の２分の１よりほんのわずかに大きい周りに置いて構造体 の断面幅を最小にするのが好ましい。このようにして、融合主要部に対する構造 体の影響がより小さくなり、それによって、周囲の組織の刺激を減少させ、適切 な脊椎融合の短時間での発達を容易にする。従来の集合体は、要素主要部を用い て脊椎ロッドを完全に取り囲む傾向にあり、これは、融合主要部に対して比較的 大きい影響を引き起こし、融合体の発達を妨げ得る。 図４の角68は、第一アーム、第二アーム、およびスロット64の端によって囲ま れる脊椎ロッドの円周部分によって規定される。角68は、好ましくは約２πラジ アン（例えば、脊椎ロッドの断面の周りの360°）未満であり、かつ約πラジア ン（例えば、脊椎ロッドの断面の周りの 180°）より大きい。脊椎ロッドがボアホール内に十分に固定されることを可能 にするために、脊椎ロッドの円周部分の約半分より多くが受け端の一部分（例え ば、第一アーム、第二アーム、スロット64の端）によって囲まれるのが好ましい 。脊椎ロッドの円周部分の半分未満が受け端によって囲まれるならば、脊椎変形 によって生じる力は脊椎ロッドをボアホール62内から引張る傾向にあり得る。第 一アーム58および第二アーム68は好ましくは、脊椎ロッドの円周部分の約半分よ り多くの表面を係合する。 第一アームおよび第二アームは、好ましくは、各々、両アームの外側表面の間 の距離が先端72および74から締め端50への方向で狭くなるようにわずかに先細で ある外側表面を有する。アームの外側表面の先細は、好ましくは、ロッキング角 70を規定する。ロッキング角70は、好ましくは円錐角であるが、その代わりに実 質的に平らな楔形内で形成されてもよい。ロッキング角70は、好ましくは約30° 未満、より好ましくは約25°未満、さらに好ましくは約１°〜約20°である。 図５および６は、本発明の一態様のボアホール62内での脊椎ロッドの挿入を示 す。脊椎ロッドは、好ましくは、脊椎ロッドを開口60に通すことによりボアホー ル内に軸方向に位置させる。スロット64は、好ましくは、第一アームおよび第二 アームを相対的に反らして、開口60の幅を変えさせることができる。第一または 第二アームに対する選択された大きさの外力がない場合、開口60の幅は、 好ましくは、脊椎ロッドの外側直径76未満である。受け端54は、好ましくは、脊 椎ロッドとの「スナップ式フィット」係合を形成するように適合され、この係合 は、第一および第二アームの各々の先端72および74の内部表面に脊椎ロッドを押 し込むことによって実現され得る。先端72および74の内部表面に対する力は、好 ましくは、両アームを反対方向にわずかに反らせ、その結果、スロットの少なく とも一部をわずかに広げる。このようにして、開口60の幅は、脊椎ロッドを開口 60を通ってボアホールに挿入させるのに十分な量だけ増加され得る。脊椎ロッド がボアホールに完全に挿入されると(図６に示す)、両アームは、好ましくは、互 いに後ろ方向に動いてスロットを最初の、応力のない幅に狭める。脊椎ロッドの 直径がボアホールよりもわずかに大きい場合、アームはわずかに反れたままであ ってもよく、スロットは脊椎ロッドがボアホールにはまった後もわずかに広がっ たままであってもよい。一般に、脊椎ロッドの直径とボアホールの直径は同じで あるのが好ましい。 本発明の一態様では、コネクター16が、脊椎の一部分と係合する固定要素に脊 椎ロッドを連結する。固定要素は、好ましくは、骨ネジ、フック、横コネクター または同様の装置などの固定装置を含む。固定要素は、好ましくは、コネクター 16が挿入され得る先細の空洞を有する本体80を含む。先細の空洞は、好ましくは 、固定要素の縦方向の軸に実質的に垂直な方向で先細る。先細の空洞は、好まし く は、第一端84、第二端86および内部表面82を有する。内部表面82は、好ましくは 、ロッキング角70に相当する角度で先細る。先細の空洞は、好ましくは、第一端 84から第二端86への方向で狭くなる。先細の空洞は、好ましくは、締め端50およ び受け端54が第一端に近接する穴を通って先細の空洞に挿入され得るような大き さである。先端72および74に近接する受け端の外側の幅は、好ましくは、第一端 に近接する穴の幅よりわずかに大きく、それによって先細の空洞への受け端の完 全な挿入が阻止される。 締め具18は、六角形のナットであってもよく、好ましくは雌ネジ山19を含み、 締め具50の雄ネジ山にフィットする大きさである。ナットは好ましくは、締め具 50および本体80と係合し、締め具の締まる方向での回転がコネクターに方向88の 引張力を生み出す。締め具を締めることにより、好ましくは、コネクターが先細 の空洞内で第一端84から第二端86への方向に動き、これにより、受け端の両アー ムと内部表面82との間に締まりばめを生じる。締め具が締められると、アームは 好ましくは、スロットが狭められるように互いの方に向かって反らされ、受け端 のアームは、ボアホール内に置かれた脊椎ロッドに対して圧縮力を及ぼす。 受け端によって脊椎ロッドに及ぼされる圧縮力の大きさは、好ましくは、締め 具の締まり度の関数として可変である。締め具は、コネクターが脊椎ロッドに「 緩く」係合するように選択的に締めることができる。「緩い」係合は、 好ましくは、騒乱力を受けた後にコネクターをロッドの表面上にスライドさせな がら、コネクターに対して選択された力の不存在下でロッド上にコネクターの位 置を固定する。例えば、締め具は、コネクターおよび固定装置をロッド上の選択 された位置に緩く取り付けるために部分的に締めることができる。コネクターを ロッド上の選択された位置に移動させるために騒乱力をコネクターに付与し、次 いで、コネクターをその選択された位置で保持するために締め具を完全に締める ことができる。 アーム56および58は、好ましくは、ロッドの「向かい合った側面」(すなわち 、約180°隔てられた脊椎ロッドの外側表面の部分)上にクランプ力を及ぼす。ア ーム56および58と脊椎ロッドの「向かい合った側面」との間の係合は、アームの 内部表面と脊椎ロッドとの間に実質的に隙間がないように、図６に示すように、 好ましくは、ボアホール内のロッドを「中心」とする。ロッドはこのように向か い合った両側で拘束されて、そうでなければロッドの軸方向の動きを生じ得る力 に対する抵抗をさらに付与している。脊椎ロッドと係合するためにアーム56およ び58が反れている場合、受け端は、好ましくは、脊椎ロッドと「ロッキングテー パー」係合を形成する。「ロッキングテーパー」係合は、受け端のほとんど不可 逆的な反りを意味すると理解される。すなわち、受け端が脊椎ロッドの周りで圧 縮された後、締め具が緩くなる場合、受け端によって及ぼされるクランプ力は維 持されて、脊椎ロッドがボア ホール内に固定しで保持される。 図７に示す本発明の一態様では、横コネクター20が、一定距離90でロッドを固 定する位置関係で一対の脊椎ロッドの間に置かれる。脊椎ロッドは、図５および ６に示し、上記で説明したように、コネクターのボアホール内に固定される。横 コネクターは、本体80と縮小部分92との間に斜角面を含んでもよい。縮小部分92 は、縮小部分をより容易に曲げるために、好ましくは本体80より幅または直径が 小さい。縮小部分92に近接する横コネクター20を曲げることにより、距離39のわ ずかな変化を達成することができる。横コネクターの曲げは、ロッドベンダーお よび当業者に周知の方法を使用して行うことができる。あるいは、横コネクター は、部分92の幅と本体80の幅がほぼ同じであるように、幅または直径が実質的に 一定であってもよい。 固定要素は、椎骨の間の角度32を矯正するために使用される骨ネジを含み得る 。骨ネジは、脊椎ロッドの縦軸と骨ネジの軸との間に斜角を形成するために脊椎 ロッドの周りで回転するように適合させるのが好ましい。骨ネジは、約90°〜約 60℃の斜角が軸と脊椎ロッドの縦軸との間に形成されるように、好ましくは、方 向96または方向98のいずれかに回転できる。別の固定装置（例えば、フック）も 同様に脊椎ロッドに関して回転することができる。図８に示すように、先細の空 洞は、コネクター16の接触平面102に適合させた係合部分100を含んで、脊椎ロッ ドの周 りでの固定装置（例えば、骨ネジ）の回転を選択された範囲内に制限し、それに よって、手術中の構造体の組立てを複雑にし得る大きな取付け不良を防止するこ とができる。 本体80は、好ましくは、最上部104および底部106を含む。それらは一緒になっ て、先細空洞の内部表面82に実質的に垂直であるＵ-型ヨーク112を形成する。固 定要素は脊椎ロッドの周りで回転し得る。最上部104および／または底部106の端 は、脊椎ロッドと接触して、脊椎ロッドの周りでの選択された程度を超えた固定 要素の回転を防止してもよい。最上部104は、好ましくは、曲った先端108を含み 、底部106は、好ましくは、曲がった先端110を含む。曲った先端108および110は 、好ましくは、固定要素が回転できる程度を増加させ、そして固定装置（例えば 、骨ネジ14）に、脊椎ロッドに垂直または斜めの選択された範囲の角度を形成さ せる。 本発明の一態様では、本体80は、脊椎ロッドから横方向にオフセットされてい る。本体80は、固定要素を脊椎ロッドからオフセットさせるために横方向に延び たスペーサー114を含み得る。固定要素を脊椎ロッドからオフセットすることは 、脊椎ロッドが腰の比較的下の部分などの脊椎領域での骨ネジ（例えば、柄状ネ ジ）の適切な位置付けに合わせて作られなければならない程度を減少させ得る。 固定要素と脊椎ロッドとの間のオフセットは、スペーサーの幅と同じであっても よい。オフセットは、好ましくは、約15mm未満、より好ましくは約10mm未満、さ らに好まし くは約３mm〜約９mmである。 スペーサーは、図９に示すように、コネクター16を受け入れるための先細空洞 を含み得る。一態様では、スペーサーは、固定装置の表面に置かれた第二の複数 の突起部または歯120との係合を形成するように適合させた第一の複数の突起部 または歯を含む。スペーサーの歯および固定装置の歯は、好ましくは、一定間隔 118で放射状に位置している。スペーサーの歯および固定装置の突起部は、好ま しくは、締め具18を締めると隣接して向かい合う歯が境界の長さ116にわたって 互いに接触するように相補的適合を形成する。歯の相補的係合は、好ましくは、 固定装置がスペーサー114の周りで回転するのを阻止および／または防止し、そ れによって、固定装置と脊椎ロッドとの間に形成される角度を固定する。 可逆的な固定装置を含む一態様を図１０に示す。フックの本体80は、好ましく は、本体の第一側面134に置かれた第一のＵ−型ヨーク137および本体の第二の側 面136に置かれた第二のＵ−型ヨーク138を含む。空洞132は、好ましくは、第一 側面134から第二側面136へ本体を通って延びる。空洞は、空洞が第一側面134か ら空洞の中央への方向に狭くなり、かつ第二側面136から空洞の中央への方向に 狭くなるように、好ましくは、向かい合う方向に先細になる一対の先細内部表面 133および135を含む。先細の内部表面は各々、好ましくは、空洞の中央に置かれ た係合部分130で終わりになる。コネクター16は、受け端が 図１０Ｂに示すように第一側面134から、または図１０Ｃに示すように第二側面1 36から延びるように、空洞内に位置させることができる。すなわち、可逆的フッ クは、第一側面134または第二側面136が脊椎ロッドに近接するように取り付ける ことができ、フックは、各場合において尾の方向または頭の方向に向けられる。 固定要素は、構造体の組立て中にコネクターの締め端が挿入され得るスロット10 9を含んでもよい。係合部分130は、受け端が空洞132に挿入され得る程度を制限 するために、好ましくは、受け端の外側表面と係合する。締め具18は、好ましく は、係合部分に近接する本体80と係合する。 スペーサー114を含む別の態様を図１１に示す。スペーサーは、好ましくは、 コネクター16の一部分を取り囲み、受け端のアームの外側表面に対応する先細表 面140を含む。締め具18が締められると、コネクターは、好ましくはスペーサー 内に引張られ、それによって表面140が係合しかつ受け端の外側表面に対してク ランプ力を及ぼす。締め具18を締めることによって生じた引張力は、好ましくは 、本体80と脊椎ロッドとの間の一定の位置にスペーサーを保持する。先細表面14 0は、受け端と係合する係合表面142で終わりになってもよく、それによって、受 け端がスペーサー内に引張られる程度が制限される。受け端は、好ましくは、脊 椎ロッドの周りに「ピンチクランプ」を形成する。ここで、アームの先端72およ び74は、脊椎ロッドの中央を通って延びる縦軸144をわずかに超えたところ で終わる。締め具を完全に締めると、選択されたずれの長さ145（好ましくは、 約２mm〜約10mm）を生じることができる。 脊椎固定系１０を手術によって据え付けるために、コネクター16のネジ山のつ いた端を脊椎固定要素の先細空洞に挿入し、締め具18をネジ山のついた端に緩く 固定する。次いで、脊椎固定要素をフックまたはネジによって脊椎の選択された 位置に取り付ける。複数の脊椎固定要素も同様に脊椎に取り付けることができる 。脊椎ロッド11は、脊椎の所望の彎曲に合わせて作り、手術開口部に入れること ができる。脊椎ロッドは、好ましくは、各脊椎固定要素のコネクターのボアホー ル内にスナップ留めされる。脊椎は、好ましくは、椎骨の各々が隣接する椎骨に 関して選択された角度および高さにあるように操作され、次いで、各締め具18を 完全に締めて、各コネクターのボアホールに脊椎ロッドを固定し、かつ脊椎固定 装置の各々を脊椎ロッドに関して選択された角度で固定する。手術創内で行われ る系の要素の唯一の組立てが、（ａ）脊椎ロッドを１以上のコネクター内でスナ ップ留めし、（ｂ）締め端とすでに係合している１以上の締め具を最終的に締め ることであるのが一般に好ましい。締め具の各々は、好ましくは、少なくとも50 lb−inのトルクで締められる。構造体全体の強度を増加させ、脊椎ロッドを互い に一定の間隔で保持することを助けるために、隣接する脊椎ロッドにわたって１ 以上の横コネクターを加えてもよい。 別の態様では、ロッドを手術創に移植する前に、各コネクターおよび脊椎固定 要素を脊椎ロッド上で予め組立てておくことができる。まず、コネクターを脊椎 ロッド上にスナップ留めすることができる。固定要素は、コネクターの締め端が 先細空洞を通って延び、かつ受け端のアームが先細空洞の内部表面と接触するよ うにコネクターに取り付けることができる。締め具は、好ましくは締め端に位置 させ、脊椎ロッドと係合したコネクターおよび固定要素を保持するために部分的 に締める。締め具は、選択された力がコネクターに付与されたとき、コネクター および固定要素をロッドの長さに沿ってスライドさせるために、好ましくは締め 端に緩く固定させる。脊椎ロッドは、必要に応じて形作ることができ、予め組み 立てられた系を手術創内に挿入してもよい。脊椎固定要素の位置は、ロッドの長 さに沿って必要に応じて調整することができ、構造体は、固定装置を介して脊椎 に連結させることができる。固定要素が選択された位置に置かれると、その対応 する締め具が完全に締められて、その位置が固定される。固定要素は、脊椎ロッ ドまたは他の固定要素の位置を変えることなく必要に応じて構造体に加えたり、 構造体から除去すことができる。 別の態様では、多数のコネクターが最初に脊椎ロッド上にスナップ留めされる ように系を部分的に予め組み立てておくことができる。固定要素は、手術創内に 挿入され、固定装置を介して脊椎の選択された位置に連結される。ロッドは、選 択的に輪郭に合わせて作られ、手術創内に挿 入され、脊椎に近接して配置される。コネクターは、好ましくは、脊椎上の固定 要素に近接した選択された位置にロッドに沿ってスライドされ、そしてコネクタ ーの締め端が固定要素の先細空洞を通って挿入される。締め具は、締め端上に置 いてコネクターを脊椎ロッド上にクランプし、その間の固定要素を固定すること ができる。追加のコネクターおよび固定要素を同様に脊椎ロッドに固定してもよ い。 ロッドが手術創に移植された後、固定要素を加えたり除去する必要があるかも しれない。従来の系は、脊椎ロッドを手術創から取り出して、固定要素をロッド 上に固定したりまたはロッドから取り除くことを必要とする傾向にある。さらに 、従来の系の固定要素は、加えられた固定要素を選択された位置にスライドさせ るために、構造体から取り出さなければならないかもしれない。コネクター16は 、好ましくは、脊椎ロッドの選択された位置にスナップ留めされる。すなわち、 コネクターおよび任意の固定装置（例えば、ネジ、フック、横コネクター）は、 脊椎ロッドから固定要素を取り出したり、脊椎ロッドを手術創から取り出したり することなく、脊椎ロッドに加えることができる。同様にして、コネクターおよ び固定装置は、脊椎ロッドまたは隣接するコネクターの位置を変えることなく、 脊椎ロッドから取り出すことができる。締め具18は緩めることができ、また、道 具を使用してコネクターの受け端を脊椎ロッドから取り外すことができ、それに よって、いくつかの従来の系のように脊椎ロッドの端から要素をスライド させて取り外すという必要がなくなる。更なる改良 下記態様は、上記の態様の特徴のいずれかと組み合わせて使用することができ る。 ネジ山のない端を用いて組立てられた脊椎固定系の一態様を図１２および図１ ３に示す。図１２は、組立て前の脊椎固定系を示す。脊椎固定系は、好ましくは 、脊椎ロッド12を固定要素本体80に取り付けるためのコネクター216を含む。コ ネクター216は、好ましくは、上記態様と同様に脊椎ロッドを受け入れるための 実質的にU−型のボアホールを形成する一組の曲がり得るアームを含む受け端を 含む。受け端の外側表面は、固定要素内に置かれた空洞の先細内部表面を相補す るように先細にすることができる。受け端の外側表面および先細内部表面は実質 的に平らであってもよい。理解されるように、コネクターの外部表面は先細でな く、一方空洞の内部表面は先細であってもよく、あるいはコネクターの外部表面 は先細であり、一方空洞の内部表面は先細でなくてもよい。受け端に向かい合う コネクターの端は、図１２に示すようにキャップされていてもよい。 道具200は、好ましくは、コネクターを空洞を通して移動させてコネクターの アームを脊椎ロッドに対して把持させ、それをボアホール内に固定するために使 用される。その道具は、好ましくは、第一部材202および第二部材204を含む組立 てペンチである。部材202および204は、好ま しくは、十分長く伸ばされ、かつ脊椎固定系の要素に圧縮力を及ぼして要素が組 み立てられるように互いに動くことができる。部材は、好ましくは、丁番06によ って互いに連結している。丁番は、その周りで部材が互いに回転できる回転コネ クター（例えば、ボルト）を含んでもよい。 部材の一方は、好ましくは、脊椎ロッドと係合するためのくぼみ210を含む。 くぼみは、好ましくは、脊椎ロッドの形に合った彎曲形状を有する。他の部材は 、好ましくは、コネクターの端を受け入れる大きさのボア208を含む。ボア208は 、好ましくは、端がボアに入るまたはボアを通ることができるようにコネクター の端よりも幅が広い。部材204は、好ましくは、固定要素と係合するためのボア2 08を取り囲む接触部分214を含む。図１３は、組立て後の脊椎固定系を示す。部 材202は、好ましくは、脊椎ロッドとくぼみ210で係合し、一方、部材204は、固 定要素を接触部分214と係合する。道具200のハンドルは、好ましくは、共に強く 握って部材202および204の間の距離を減少させ、コネクターを固定要素の空洞内 に移動させる。コネクターの端は好ましくは空洞を通ってボア208に移動し、第 二部材204は、コネクターが空洞を通るのを妨げない。コネクターと脊椎ロッド との間に好ましくはロッキングテーパー係合が形成され、次いで、道具200は組 み立てから取り除くことができる。別の態様では、部材202は、脊椎ロッドより もむしろコネクターのアームの先端と係合する。 図１４に示す態様では、固定要素がボア222を含み、 その上部表面を通って固定要素空洞と連絡している。ロッキング要素220は、コ ネクターが固定された後、コネクターの固定要素空洞内での動きを阻止するため に、好ましくはボア222に挿入される。ロッキング要素220は、好ましくは止めネ ジである。ボア222は、好ましくは、止めネジのネジ山に係合するようにネジ山 が切られる。ロッキング要素は、コネクターの外部表面に置かれた空間218に近 接したコネクターと係合することができる。 図１５に示す態様では、固定要素230が、好ましくは上記態様と同様に、コネ クター216を受け入れるための先細空洞を含む。固定系は、好ましくは固定要素 の本体の周りにフィットするように適合されたスリーブ234を含む。スリーブは 、好ましくは、脊椎ロッド12を通すことができる大きさの実質的にＵ−型の開口 236を含む。Ｕ−型の開口は、好ましくは、図１５に示すように、スリーブの中 央から実質的にオフセットされている。開口236は、脊椎ロッドと係合するため の斜めの内部ロッキング表面237を含んでもよい。固定要素230は、好ましくは、 その上部に固定端232を含む。締め端232は、好ましくは、ネジ山を含む。締め具 238は、好ましくは、締め端に固定可能である。締め具238は、好ましくは、締め 端のネジ山と相補的なネジ山を含むナットである。 図１６は、組立て後の脊椎固定系の側面図を示し、図１７は、組立てた脊椎固 定系の断面図を示す。系を組立てるために、脊椎ロッドは、好ましくはコネクタ ー216のボ アホールにスナップ留めされる。脊椎ロッドの円周部分は、好ましくは、コネク ターの開口から延びている。その中に脊椎ロッドが置かれたコネクターは、次い で、好ましくは、固定要素の空洞内に位置させる。スリーブ234は、好ましくは 、ロッキング表面237が脊椎ロッドに接触するまで、締め端232上および固定要素 の本体の周りをスライドさせる。締め具238は、締め具の底面がスリーブ234の上 部と接触するように締め端にネジ通しされ得る。締め具の回転は、好ましくは、 締め端に沿って締め具を下方に移動させ、スリーブ234を固定要素の本体に沿っ て下に移動させる。ロッキング表面237の縦軸からの角度239は、スリーブを下方 に移動させ、先細空洞を通って軸方向の力を脊椎ロッドに付与する。角度239は 、好ましくは、約10〜30度の範囲である。コネクター216が先細空洞内を移動す る距離は、好ましくは、締め具238が締められる度合の関数である。 図１８に示す態様では、固定要素300は好ましくは、本体302および固定装置30 4を含む。本体302は、好ましくは、コネクター216を受け入れるように適合され た空洞318（図１９に示す）を含む。本体302は、脊椎ロッド12の一部がくぼみ内 に置かれるように適合された実質的にＵ−型のくぼみ306を含み得る。くぼみ306 は、好ましくは、固定装置304の縦軸に実質的に垂直の方向で本体302の底部312 に沿って続く。本体302は、空洞318に通じるボア（図示しない）を含み得る。ロ ッキング要素は、コネク ターが固定された後の本体空洞318内でのコネクター216の動きを阻止するために 、好ましくは、ボアに挿入される。 本体302は、好ましくは、固定装置304を保持するように適合される。固定装置 304は、好ましくは、ヘッド310を含む。ヘッド310は、半球形であってもよい。 開口（図示しない）は、ヘッドの外側表面の半球部分に沿った任意の位置から等 距離の位置で、ヘッド310の中央部分を通って延びる。固定装置は、骨ネジ(示さ ない)、フック、横コネクターまたは類似の装置を含み得る。本体302は、ヘッド 310の一部分を含むように適合された空洞318（図19に示す）を含み得る。実質的 に円柱形のピン308は、好ましくは、固定装置304が本体の縦軸に沿ってピン308 の周りで回転され得るようにヘッド310および本体302内に位置させることができ る。ピン308は、本体302の縦軸に垂直な方向で固定装置304の動きを阻止し得る 。ピン308は、リベットまたはネジであり得る。ピン308は、実質的に中空であっ てもよい。 図１９は、固定要素300の上から見た図を示す。空洞308は、実質的にＵ−型で あり、前方部分306および後方部分308を含み得る。前方部分306は好ましくは、 固定装置304を受け入れるように適合される。前方部分306は好ましくは、後方部 分308から延びる少なくとも２個の実質的に平らなアーム320を含む。アーム320 は、好ましくは、本体302の向かい合う側面に配置される。２個のアーム320の間 の距離322は、固定装置304のヘッド310の幅より実質 的に大きくてもよい。一般に、２個のアーム320の間の距離322およびヘッド310 の幅は等しいのが好ましい。 別の態様では、固定装置304のヘッド310が少なくとも２個の実質的に平らな端 を有していてもよい。２個のアーム320の間の距離322は、好ましくは、端324の 間のヘッド310の幅と実質的に同じである。端324は好ましくは、ヘッド310の向 かい合う側面に配置される。固定装置304は、端324が本体302のアーム320によっ て含まれるように空洞318内に取り付けることができる。アーム320は、本体302 の縦軸に垂直な方向の動きが阻止されるように端324と相互作用し得る。 空洞318の後方部分308は実質的に丸く、コネクター216を受け入れるように適 合される。図２０は、脊椎ロッド12に固定される固定要素300の断面図を示し、 コネクター216は、空洞の後方部分内に配置される。コネクター216は好ましくは 、先の態様で説明したように、脊椎ロッドを受けいれるための実質的にＵ−型の ボアホールを形成する一組の反り可能なアームを含む受け端を含む。後方側面32 8と空洞318の内部表面326との間の本体302の幅は好ましくは可変である。後方側 面328と本体302の内部表面326との間の距離は、好ましくは、最上部314から底部 312の方向に狭くなる。本体302の内部表面326は実質的に平らであってもよい。 固定装置304のヘッド310は好ましくは、本体302内で、コネクター216の一部が ヘッドと内部表面326との間 に挿入されるような位置に置かれる。本体302の底部312を通るコネクター216の 、最上部314に向かう方向の動きは、コネクターの外部端330を本体の内部表面32 6および固定装置304のヘッド310と係合させることができる。コネクター216がさ らに本体302の最上部314の方に動かされると、内部表面326およびヘッド341によ ってコネクターに圧縮力が及ぼされ得る。圧縮力の大きさは、コネクター216の 位置が空洞内で変化すると変わり得る。圧縮力は、好ましくは、脊椎ロッド12を コネクター216のＵ−型ボアホール内に固定する。圧縮力は、固定装置304の回転 を阻止し得る。道具200（図示しない）を使用して、コネクター216を本体302内 の好ましくは脊椎ロッドをコネクターに固定する位置に置くことができる。脊椎 コネクター216は、脊椎ロッド12がコネクター内に固定されかつ固定装置304の回 転が阻止されるように本体302内に位置させることができる。 図１８は、組立てられた脊椎固定集合体の図を示す。系を組立てるために、脊 椎ロッド12は、コネクター216のボアホールにスナップ留めされる。脊椎ロッド1 2の円周部分は好ましくは、コネクター216のボアホールから延びる。脊椎ロッド 12がその中に置かれたコネクター216は、次いで、好ましくは本体302内に置かれ る。固定装置304は、本体302と固定装置との間の望ましい角度が達成されるまで ピン308の周りで回転され得る。角度は、最上部314の方に少なくとも90度の円弧 を通って、または底 部312の方に少なくとも90度の円弧を通って変えることができる。コネクター216 は次いで、本体302内でさらに動かされ得る。コネクター216が動くと、ヘッド31 0、および本体302の内部表面326がコネクターに力を付与して(図２０に示すよう に)、ボアホールのアームが押圧される。このようにして、コネクター216が脊椎 ロッド12に固定され得る。その力は、固定装置304が更に回転するのを阻止する こともできる。力の大きさは好ましくは、コネクター216が本体302内に置かれる 距離の関数である。道具200を使用して、コネクター216を本体302内に置くこと ができる。 コネクター350の態様を図２１に示す。コネクター350は、固定要素を脊椎ロッ ドに固定するように適合される。実質的に円錐形のコネクター350は、受け部分3 52および上方部分354を含む。受け部分352は好ましくは、実質的に円形の開口35 6を含む。開口356は好ましくは、コネクター350の受け部分352が脊椎ロッド（図 示しない）の円周部分を実質的に取り囲むように脊椎ロッドを受け入れるように 適合される。上方部分354は好ましくは、上方部分の中央を通って縦方向に延び るスロット358を含む。スロット358は、コネクターの最上部から開口356まで延 びることができ、スロットは開口に通じている。 脊椎ロッドは好ましくは、脊椎ロッドを開口に通すことにより開口356内に軸 方向に位置させる。スロット358は、好ましくは、開口356の円周を変えることが できる。 脊椎ロッドを開口356に挿入すると、スロット358の少なくとも一部がわずかに広 がる。このようにして、開口356の円周は、脊椎ロッドを開口356を通って挿入さ せるのに十分な量だけ増加され得る。脊椎ロッドの直径が開口356よりもわずか に大きい場合、スロット358は、脊椎ロッドが開口に挿入された後もわずかに広 がったままであってもよい。一般に、脊椎ロッドの直径および開口356の直径は 好ましいのが好ましい。 図２２は、コネクター350および固定要素300を含む組立てられた脊椎固定集合 体の断面図を示す。本体302の底部312を通るコネクター350の最上部314に向かう 方向での動きは、コネクターの外端360を本体の内部表面326および固定装置304 のヘッド310と係合させ得る。コネクター350が本体302の最上部314の方にさらに 動かされると、内部表面326およびヘッド310によってコネクターに圧縮力が及ぼ され得る。圧縮力の大きさは、コネクター350の位置が空洞内で変えられると変 わり得る。圧縮力は好ましくは、スロット358を狭くし、それによって脊椎ロッ ド12をコネクター350の開口356内に固定する。圧縮力は、固定装置304の回転を 阻止することができる。道具200(図示しない)を使用して、本体302内の好ましく は脊椎ロッド12をコネクター内に固定する位置にコネクター350を位置させるこ とができる。コネクター350は、脊椎ロッド12がコネクター内に固定され、かつ 固定装置304の回転が阻止されるように本体302内に位置させることができる。 図２２に示される系を組立てるために、脊椎ロッド12はコネクター350の開口3 56に挿入される。脊椎ロッド12の円周部は好ましくは、コネクター350によって 完全に取り囲まれる。脊椎ロッド12がその中に置かれたコネクター350は次いで 、好ましくは本体302内に置かれる。固定装置304は、本体302と固定装置との間 の望ましい角度が達成されるまでピン308の周りで回転することができる。コネ クター350は次いで、本体302内でさらに動かすことができる。コネクター350が 動くと、ヘッド310および本体302の内部表面326がコネクターに力を付与し、コ ネクターのスロット358を狭くすることができる。このようにして、コネクター3 50は脊椎ロッド12上に固定され得る。その力は、固定装置304がさらに回転する のを阻止することもできる。その力の大きさは好ましくは、コネクター350が本 体302内に置かれる距離の関数である。道具200を使用してコネクター350を本体3 02内に置くことができる。 図２３に示す態様では、固定要素230がコネクター350を受け入れるように適合 される。コネクター350は好ましくは、上記態様の場合と同様に、脊椎ロッドを 受け入れるための開口356およびスロット358（図示しない）を含む。固定要素23 0は好ましくは、上記した態様と同様に、固定要素と脊椎ロッド12の縦軸との間 に90°〜約60°の斜角が形成されるように方向362または方向364に回転すること ができる。固定要素230は好ましくは、骨ネジ(図示)、フック、横コネクターま たは類似の装置を含む。 図２４に断面図を示した系を組立てるために、脊椎ロッド12が好ましくはコネ クター350の開口356に挿入される。脊椎ロッド12がその中に置かれているコネク ター350は次いで、好ましくは、固定要素230の空洞内に置かれる。固定要素230 は、固定要素と脊椎ロッドの縦軸との間に望ましい角度が達成されるまで回転さ せることができる。コネクター350は次いで、固定要素230内でさらに動かすこと ができる。コネクター350が動くと、固定要素の内部表面366がコネクターに力を 付与し、コネクターのスロット358を狭くさせることができる。このようにして 、コネクター350を脊椎ロッド12上に固定することができる。その力は、固定要 素230がさらに回転するのを阻止することもできる。その力の大きさは好ましく は、コネクター350が本体302内に置かれる距離の関数である。道具200(図示しな い)を使用してコネクター350を本体302内に位置させることができる。 本発明の種々の局面の更なる変形および別の態様は、本明細書の記載から当業 者には明らかである。従って、本明細書の記載は、説明だけのものとして解釈さ れるべきであり、本発明を行う一般的方法を当業者に開示するためのものである 。理解されるように、本明細書に示して記載した形態は、本発明の好ましい態様 として考慮されるべきである。当業者であれば本発明の記載を利用すると明らか であるように、要素および材料は本明細書で説明し記載したもので置き換えるこ とができ、部品およびプロセスは逆に することができ、本発明のいくつかの特徴は独立して利用することができる。変 更は、以下の請求の範囲に記載する本発明の精神および範囲を逸脱することなく 、本明細書に記載した要素において行うことができる。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，Ｓ Ｄ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ， ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，Ｆ Ｉ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＨＵ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ， ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，Ｍ Ｘ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ， ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＷ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．下記要素： 第一アームおよび第二アームを末端とし、両アームが一緒になって実質的にＵ− 型のボアホールを形成する受け端を含むコネクター、ここで第一アームは第一の 先端を含み、第二アームは第二の先端を含み、第一の先端と第二の先端との間に 開口が形成される； 使用中、開口を通ってボアホールに軸方向に配置可能な脊椎ロッド；および 本体を含む固定要素、ここで該本体は内部表面を有する先細空洞を含み、該先細 空洞は使用中に内部表面が第一アームおよび第二アームと係合するようにコネク ターを受け入れるように適合されている； を含み、 第一および第二アームが脊椎ロッドに対して圧縮力を及ぼして使用中に脊椎ロッ ドをボアホール内に維持するように第一および第二アームを反らせるために受け 端が先細空洞内で移動可能である、 ヒトの脊椎を固定するための移植系。 ２．脊椎ロッドが或る直径を含み、開口が第一の先端および第二の先端によって 規定される幅を有し、幅が受け端を先細空洞内で移動させることによって調整可 能である、請求項１に記載の移植系。 ３．第一および第二アームが互いに向かう方向および互い から離れる方向に反ることができる、請求項１に記載の移植系。 ４．脊椎ロッドがボアホール内に位置し、脊椎ロッドの一部がコネクターの受け 端から露出している、請求項１に記載の移植系。 ５．コネクターが受け端に隣接して延びるスロットをさらに含み、先細空洞が第 一端および第二端を含み、先細空洞が第一端に近接した位置よりも第二端に近接 した位置でより狭く、先細空洞内での受け端の運動が、スロットの一部が狭くな り、かつアームが脊椎ロッドに対して圧縮力を及ぼして脊椎ロッドをボアホール 内に把持するように第一アームおよび第二アームを反らせる、請求項１に記載の 移植系。 ６．脊椎ロッドが円周部分を有する断面を含み、円周部分の約πラジアン〜約２ πラジアンが受け端によって取り囲まれる、請求項１に記載の移植系。 ７．固定要素が軸を有する骨ネジをさらに含む、請求項１に記載の移植系。 ８．固定要素が骨と係合するフックをさらに含む、請求項１に記載の移植系。 ９．固定要素が、脊椎ロッドを隣接の脊椎ロッドに一定の距離で連結するための 横コネクターをさらに含む、請求項１に記載の移植系。 １０．本体が或る軸の長さを有する実質的にＵ−型のヨークを含み、ヨークは最 上部と底部との間に形成され、最上 部は第一端を含み、底部は第二端を含み、第一端および第二端がヨークの幅を規 定し、第一端および第二端はヨークの幅がヨークの軸の長さにわたって変化する ように湾曲している、請求項１に記載の移植系。 １１．固定要素が固定装置、および固定装置を脊椎ロッドから横方向にオフセッ トするためにコネクターと固定要素との間にフィットするように適合されたスペ ーサーをさらに含む、請求項１に記載の移植系。 １２．固定要素が固定装置およびスペーサーをさらに含み、スペーサーがコネク ターと固定要素との間にフィットするように適合され、固定装置が突起部を含み 、スペーサーが固定装置を脊椎ロッドからオフセットするように適合され、かつ スペーサーでの固定装置の回転を阻止するために突起部との相補的係合を形成す るように適合された歯を含む、請求項１に記載の移植系。 １３．本体が最上部および底部をさらに含み、最上部と底部との間に先細空洞が 形成され、最上部および底部が各々、脊椎ロッドから離れる方向に湾曲した端を 含む、請求項１に記載の移植系。 １４．固定要素がボアをさらに含み、そして、ボアを通って延びかつコネクター と接触して先細空洞内でのコネクターの運動を阻止するように適合されたロッキ ング要素をさらに含む、請求項１に記載の移植系。 １５．脊椎ロッドに対して及ぼされる圧縮力が選択的に可変であり、先細空洞内 での受け端の深さの関数である、請 求項１に記載の移植系。 １６．固定要素が脊椎ロッドを隣接する脊椎ロッドに連結するための横コネクタ ーをさらに含み、横コネクターが縮小部分および斜角部分を含み、縮小部分が本 体の幅より小さい幅を有し、斜角部分が縮小部分を本体に連結している、請求項 １に記載の移植系。 １７．固定要素が脊椎ロッドを隣接する脊椎ロッドに連結するための横コネクタ ーをさらに含み、横コネクターが縮小部分および斜角部分を含み、縮小部分が本 体の幅より小さい幅を有し、斜角部分が本体と縮小部分との間に延び、縮小部分 が脊椎ロッドと隣接する脊椎ロッドとの間の横方向の距離を短くするための湾曲 を含む、請求項１に記載の移植系。 １８．受け端が受け端から離れる方向に狭くなる先細外部表面を含む、請求項１ に記載の移植系。 １９．脊椎ロッドがボアホール内に位置し、脊椎ロッドの一部がボアホールから 露出しており、露出部分がボアホールから開口を通って延びている、請求項１に 記載の移植系。 ２０．本体が一組の外部端の間に規定される軸の長さを有する実質的にＵ−型の ヨークを含み、ヨークは最上部と底部との間で形成され、最上部は第一端を含み 、底部は第二端を含み、第一端および第二端がヨークの幅を規定し、第一端およ び第二端はヨークの幅がヨークの軸の長さにわたって変化するように湾曲し、ヨ ークの幅はヨークの両外部端の間の位置よりもヨークの両外部端の一方でより大 き い、請求項１に記載の移植系。 ２１．第一アームおよび第二アームが脊椎ロッドとロッキングテーパー係合を形 成するために反ることができる、請求項１に記載の移植系。 ２２．コネクターにスロットをさらに含み、スロットは、第一アームおよび第二 アームを相対的に反らせることが可能である、請求項１に記載の移植系。 ２３．コネクターにスロットをさらに含み、スロットは受け端に通じ、かつ脊椎 ロッドをボアホール内にスナップ係合させることができる、請求項１に記載の移 植系。 ２４．下記要素： 開口端を有する実質的にＵ−型のボアホールを形成する受け端を含むコネクター ； 使用中、開口端を通ってボアホールに軸方向に配置可能な脊椎ロッド、ここで該 脊椎ロッドはコネクターによって及ぼされるクランプ力によってボアホール内に 固定可能である；および 本体を含む固定要素、ここで該本体は内部表面を有する空洞を含む； を含み、 コネクターは、空洞の内部表面が受け端の外部表面と係合し、かつ該外部表面に 圧縮力を及ぼして使用中に脊椎ロッドをボアホール内に維持するように少なくと も一部が空洞内に配置されるように適合されている、 ヒトの脊椎を固定するための移植系。 ２５．受け端が第一の先端を有する第一アームおよび第二の先端を有する第二ア ームを含み、第一アームおよび第二アームは一緒になって実質的にＵ−型のボア ホールを形成し、第一の先端および第二の先端の間に開口が規定される、請求項 ２４に記載の移植系。 ２６．受け端が第一の先端を有する第一アームおよび第二の先端を有する第二ア ームを含み、第一アームおよび第二アームは一緒になって実質的にＵ−型のボア ホールを形成し、第一の先端および第二の先端の間に開口が規定され、開口がコ ネクターを空洞内で移動させることにより調整可能な幅を有する、請求項２４に 記載の移植系。 ２７．本体の空洞が第一端および第二端を有する先細空洞であり、先細空洞は第 一端から第二端の方向に狭くなる、請求項２４に記載の移植系。 ２８．本体の空洞が第一端および第二端を有する先細空洞であり、先細空洞は第 一端から第二端の方向に狭くなり、先細空洞は受け端の一部を実質的に取り囲み 、かつ受け端に対して圧縮力を付与して脊椎ロッドをボアホール内に固定するよ うに適合される、請求項２４に記載の移植系。 ２９．受け端が第一の先端を有する第一アームおよび第二の先端を有する第二ア ームをさらに含み、第一アームおよび第二アームは一緒になって実質的にＵ−型 のボアホールを形成し、コネクターの受け端と締め端との間にスロットをさらに 含み、スロットは第一アームと第二アームを相対的に反らせることができ、アー ムの反りが第一の先端と第 二の先端との間の距離に変化をもたらす、請求項２４に記載の移植系。 ３０．固定要素がさらにボアを含み、そしてボアを通って延び、かつコネクター に接触して先細空洞内でのコネクターの運動を阻止するように適合されたロッキ ング要素をさらに含む、請求項２４に記載の移植系。 ３１．空洞が先細空洞であり、受け端の外部表面が先細空洞の外部表面を相補す る先細を有し、受け端は、先細空洞の内部表面が受け端の外部表面に対して圧縮 力を及ぼして脊椎ロッドをボアホール内に把持するように先細空洞内で移動でき るように適合され、圧縮力は、受け端が先細空洞中に移動する距離の関数である 大きさを有する、請求項２４に記載の移植系。 ３２．固定要素が脊椎ロッドを椎骨に取り付けるための固定装置をさらに含む、 請求項２４に記載の移植系。 ３３．脊椎ロッドが円周部分を含み、円周部分の約πラジアンより大きく約２π ラジアン未満が受け端によって係合される、請求項２４に記載の移植系。 ３４．本体が、軸の長さを有する実質的にＵ−型のヨークを含み、該ヨークは最 上部と底部との間に形成され、最上部は第一端を含み、底部は第二端を含み、第 一および第二端がヨークの幅を規定し、第一および第二端はヨークの幅がヨーク の軸の長さにわたって変化するように湾曲している、請求項２４に記載の移植系 。 ３５．固定要素が、固定装置、およびコネクターと固定要 素との間にフィットするように適合されたスペーサーをさらに含み、スペーサー は固定要素を脊椎ロッドから横方向にオフセットするように適合される、請求項 ２４に記載の移植系。 ３６．固定要素が、固定装置、およびコネクターと固定要素との間にフィットす るように適合されたスペーサーをさらに含み、固定装置は突起部を含み、スペー サーは固定装置を脊椎ロッドからオフセットし、かつ固定装置がスペーサーの周 りで回転するのを阻止するために突起部との相補的係合を形成するように適合さ れた歯を含む、請求項２４に記載の移植系。 ３７．本体が最上部および底部をさらに含み、空洞が最上部と底部との間に形成 され、最上部および底部は各々、湾曲した端を含み、固定要素は脊椎ロッドの周 りを実質的に垂直な平面で回転するように適合され、湾曲した端は固定要素の回 転中に脊椎ロッドと接触するように適合され、それによって固定要素の回転運動 の範囲が規定される、請求項２４に記載の移植系。 ３８．固定要素がネジ山付きボアをさらに含み、そしてボアを通って延び、かつ コネクターと接触して先細空洞内でのコネクターの動きを阻止するように適合さ れたネジをさらに含む、請求項２４に記載の移植系。 ３９．固定要素が、脊椎ロッドを隣接する脊椎ロッドに連結するための横コネク ターをさらに含み、横コネクターは縮小部分および斜角部分を含み、縮小部分は 本体の幅より 小さい幅を有し、斜角部分は本体と縮小部分との間に位置する、請求項２４に記 載の移植系。 ４０．固定要素が脊椎ロッドを隣接する脊椎ロッドに連結するための横コネクタ ーをさらに含み、横コネクターは縮小部分および斜角部分を含み、縮小部分は本 体の幅より小さい幅を有し、斜角部分は本体と縮小部分との間に位置し、縮小部 分は脊椎ロッドと隣接する脊椎ロッドとの間の横方向の距離を短くするために湾 曲を含む、請求項２４に記載の移植系。 ４１．脊椎ロッドが或る直径を含み、開口端が第一の先端および第二の先端によ って規定される幅を有し、幅は空洞内でコネクターを動かすことにより調整可能 である、請求項２４に記載の移植系。 ４２．下記要素： 第一アームおよび第二アームを末端とし、両アームが一緒になって実質的にＵ− 型のボアホールを形成する受け端を含むコネクター、ここで第一アームは第一の 先端を含み、第二アームは第二の先端を含み、第一の先端と第二の先端との間に 開口が形成される； 使用中、開口を通ってボアホールに軸方向に配置可能な脊椎ロッド；および 本体および締め端を含む固定要素、ここで該本体は内部表面を有する先細空洞を 含み、該先細空洞は使用中に内部表面が第一アームおよび第二アームと係合する ようにコネクターを受け入れるように適合されている； 実質的にＵ−型の開口を含むスリーブ、ここでスリーブは、使用中、固定要素の 本体の周りに実質的にフィットするように適合されている；および 締め端上に配置可能な締め具、ここで締め具はスリーブを動かして受け端を先細 空洞内で動かすように適合され、それにより、第一および第二アームが脊椎ロッ ドに対して圧縮力を及ぼして使用中に脊椎ロッドをボアホール内に維持するよう に第一および第二アームを反らせる； を含むヒトの脊椎を固定するための移植系。 ４３．締め具がネジ山付きナットである、請求項４２に記載の移植系。 ４４．締め端がネジ山付き表面を含む、請求項４２に記載の移植系。 ４５．スリーブが実質的に円柱形であり、かつ使用中に固定要素の本体を実質的 に取り囲むように適合されている、請求項４２に記載の移植系。 ４６．Ｕ−型の開口がスリーブの中央から実質的にオフセットされている、請求 項４２に記載の移植系。 ４７．スリーブが、使用中にコネクターを先細空洞内で動かすために脊椎ロッド に力を付与するように適合された傾斜した内部ロッキング表面を含む、請求項４ ２に記載の移植系。 ４８．スリーブが本体に沿って下方に移されるときに脊椎ロッドに力を付与する ように適合された内部表面をスリーブが含み、その力が使用中にコネクターを先 細空洞に移動 させる、請求項４２に記載の移植系。 ４９．脊椎ロッドが或る直径を含み、開口が第一の先端および第二の先端によっ て規定される幅を有し、幅が受け端を先細空洞内で動かすことによって調整可能 である、請求項４２に記載の移植系。 ５０．第一および第二アームが互いに向かう方向および互いから離れる方向で反 ることができる、請求項４２に記載の移植系。 ５１．コネクターが受け端に隣接して延びるスロットをさらに含み、先細空洞が 第一端および第二端を含み、先細空洞は第一端に近接した位置よりも第二端に近 接した位置でより狭く、受け端の先細空洞内での動きが、スロットの一部が狭く なりかつアームが脊椎ロッドに対して圧縮力を及ぼして脊椎ロッドをボアホール 内に把持するように第一アームおよび第二アームを反らせる、請求項４２に記載 の移植系。 ５２．脊椎ロッドが円周部分を有する断面を含み、円周部分の約πラジアン〜約 ２πラジアンが受け端によって取り囲まれる、請求項４２に記載の移植系。 ５３．固定要素が軸を有する骨ネジをさらに含む、請求項４２に記載の移植系。 ５４．固定要素がボアを係合するためのフックをさらに含む、請求項４２に記載 の移植系。 ５５．固定要素が脊椎ロッドを隣接する脊椎ロッドに一定の距離で連結するため の横コネクターをさらに含む、請求 項４２に記載の移植系。 ５６．本体が軸の長さを有する実質的にＵ−型のヨークを含み、ヨークは最上部 と底部との間に形成され、最上部は第一端を含み、底部は第二端を含み、第一お よび第二端はヨークの幅を規定し、第一および第二端はヨークの幅がヨークの軸 の長さに沿って変わるように湾曲している、請求項４２に記載の移植系。 ５７．本体が最上部および底部をさらに含み、先細空洞が最上部と底部との間に 形成され、最上部および底部が各々、脊椎ロッドから離れる方向に湾曲した端を 含む、請求項４２に記載の移植系。 ５８．脊椎ロッドに対して及ぼされる圧縮力が選択的に可変であり、かつ先細空 洞内での受け端の深さの関数である、請求項４２に記載の移植系。 ５９．固定要素が、脊椎ロッドを隣接する脊椎ロッドに連結する横コネクターを さらに含み、横コネクターが縮小部分および斜角部分を含み、縮小部分は本体の 幅より小さい幅を有し、斜角部分は縮小部分を本体に連結している、請求項４２ に記載の移植系。 ６０．固定要素が、脊椎ロッドを隣接する脊椎ロッドに連結する横コネクターを さらに含み、横コネクターが縮小部分および斜角部分を含み、縮小部分は本体の 幅より小さい幅を有し、斜角部分は本体と縮小部分との間に延び、縮小部分は脊 椎ロッドと隣接する脊椎ロッドとの間の横方向の距離を短くするための湾曲を含 む、請求項４２に記載の移 植系。 ６１．受け端が、受け端から離れる方向で狭くなる先細外部表面を含む、請求項 ４２に記載の移植系。 ６２．本体が一組の外部端の間に規定される軸の長さを有する実質的にＵ−型の ヨークを含み、ヨークは最上部と底部との間に形成され、最上部は第一端を含み 、底部は第二端を含み、第一および第二端はヨークの幅を規定し、第一および第 二端はヨークの幅がヨークの軸の長さに沿って可変であるように湾曲しており、 ヨークの幅は、ヨークの外部端の間の位置よりもヨークの外部端の一方でより大 きい、請求項４２に記載の移植系。 ６３．第一および第二アームが脊椎ロッドとロッキングテーパー係合を形成する ように反ることができる、請求項４２に記載の移植系。 ６４．コネクターにさらにスロットを含み、スロットが第一アームおよび第二ア ームを相対的に反らせることができる、請求項４２に記載の移植系。 ６５．コネクターにさらにスロットを含み、スロットが受け端に通じており、脊 椎ロッドをボアホール内でスナップ係合させることができる、請求項４２に記載 の移植系。 ６６．下記要素： 実質的にＵ−型ボアホールを形成する受け端を含むコネクター； 使用中、ボアホール内に軸方向に配置可能な脊椎ロッド；および 本体および締め端を含む固定要素、ここで該本体は内部表面を有する空洞を含み 、該空洞は使用中に内部表面が受け端の外部表面と係合するようにコネクターを 受け入れるように適合されている； 実質的にＵ−型の開口を含むスリーブ、ここでスリーブは使用中に固定要素の本 体の周りに実質的にフィットするように適合されている；および 締め端上に配置可能な締め具、ここで締め具はスリーブを動かして受け端を空洞 内で動かすように適合され、それにより、脊椎ロッドに対して圧縮力を及ぼして 使用中に脊椎ロッドをボアホール内に維持するように受け端を反らせる； を含むヒトの脊椎を固定するための移植系。 ６７．下記要素： 使用中に脊椎ロッドと係合するように適合された第一部材；および 第一部材から間隔を置いて置かれた第二部材、ここで該第二部材はボアおよび接 触部分を含み、ボアは使用中に固定要素内に置かれた固定コネクターの端を受け 入れる大きさであり、接触部はボアに隣接しかつ使用中に固定要素と係合するよ うに適合されている； を含み、 第一部材が、使用中に脊椎固定系に対して圧縮力を及ぼすために第二部材に関し て動くように適合されている脊椎固定系を組立てるための道具。 ６８．第一部材が、使用中に脊椎ロッドと係合するような大きさおよび形を有す る実質的に湾曲したくぼみを含む、請求項６７に記載の移植系。 ６９．第一および第二部材が実質的に伸長される、請求項６７に記載の移植系。 ７０．使用中に第一部材を第二部材に関して動かすために、第一および第二部材 間に丁番をさらに含む、請求項６７に記載の移植系。 ７１．第一部材を第二部材と連結する回転コネクターをさらに含み、第一部材は 使用中に回転コネクターの周りで第二部材に関して回転するように適合されてい る、請求項６７に記載の移植系。 ７２．下記工程： 固定要素を脊椎の一部に連結する工程、ここで固定要素は本体を含み、本体は内 部表面を有する空洞を含む； コネクターを空洞内に配置する工程、ここでコネクターは開口端を有する実質的 にＵ−型のボアホールを形成する受け端を含み、コネクターは、空洞の内部表面 が受け端の外部表面と係合するように空洞内に配置される； 脊椎ロッドをボアホールの開口端を通ってスナップ留めする工程；および 受け端が脊椎ロッドに把持されて脊椎ロッドがボアホール内に維持されるように 空洞の内部表面が受け端の外部表面に圧縮力を及ぼすためにコネクターを空洞内 で動かす工程； を含む脊椎固定系を外科的に移植する方法。 ７３．空洞が第一端および第二端を有する先細空洞であり、先細空洞は第一端か ら第二端の方向に狭くなっており、先細空洞内で第一端から第二端の方向にコネ クターを動かすことにより先細空洞内によって受け端に圧縮力を及ぼさせて受け 端を反らせ、そして受け端によって脊椎ロッドをボアホール内に把持させる、請 求項７２に記載の方法。 ７４．固定要素が脊椎部分と係合する固定装置をさらに含み、コネクターと固定 要素との間にスペーサーをさらに含んで固定装置を脊椎ロッドから横方向にオフ セットする、請求項７２に記載の方法。 ７５．脊椎ロッドが脊椎部分に取り付けられた後、コネクターを脊椎ロッド上に 把持させることをさらに含み、コネクターは脊椎ロッドを脊椎部分から取り外す ことなく脊椎ロッド上に把持される、請求項７２に記載の方法。 ７６．脊椎ロッドが脊椎部分に取り付けられた後、コネクターを脊椎ロッド上に 把持することをさらに含み、コネクターは他のコネクターを脊椎ロッドから取り 外すことなく脊椎ロッド上に把持される、請求項７２に記載の方法。 ７７．脊椎ロッドが脊椎部分に取り付けられた後、コネクターを脊椎ロッド上に 把持することをさらに含み、コネクターは脊椎ロッドを脊椎部分から取り外すこ となく、かつ脊椎ロッドに係合された他のコネクターの位置を変えることなく脊 椎ロッド上に把持される、請求項７２に記載の方法。 ７８．受け端が脊椎ロッドに把持された後、脊椎ロッドの一部がボアホールの開 口端から延びる、請求項７２に記載の方法。 ７９．脊椎ロッドが円周部分を含み、受け端が脊椎ロッドに把持された後、受け 端が円周部分の約πラジアンより大きく約２πラジアンより小さい部分を取り囲 む、請求項７２に記載の方法。 ８０．コネクターを空洞内で動かして脊椎ロッドの周りで受け端を締めた後、脊 椎ロッド上のコネクターの位置を変えるためにコネクターに騒乱力（distractio n force）を付与することをさらに含む、請求項７２に記載の方法。 ８１．固定要素が骨ネジを用いて脊椎部分に取り付けられ、骨ネジと脊椎ロッド の縦軸との間に斜角を形成するために脊椎ロッドの周りで骨ネジを回転させるこ とをさらに含む、請求項７２に記載の方法。 ８２．脊椎ロッドが脊椎部分に取り付けられた後、コネクターを脊椎ロッドから 取り外すことをさらに含み、コネクターは脊椎ロッドを脊椎部分から取り外すこ となく、かつ脊椎ロッドに係合された他のコネクターの位置を変えることなく取 り外される、請求項７２に記載の方法。 ８３．コネクターが空洞内で動かされ、そして脊椎ロッドがボアホールにスナッ プ留めされる前に固定要素が脊椎部分に連結される、請求項７２に記載の方法。 ８４．固定要素のボアを通ってロッキング要素を配置することをさらに含み、ロ ッキング要素はコネクターと係合し てそれを空洞内で固定して維持する、請求項７２に記載の方法。 ８５．コネクターを空洞内で動かすことが、固定要素およびコネクターを道具を 用いて共に押圧することを含む、請求項７２に記載の方法。 ８６．固定要素が締め端を含み、コネクターを空洞内で動かすことが、締め端に 位置する締め具を締めることを含む、請求項７２に記載の方法。 ８７．固定要素がネジ山付き締め端を含み、コネクターを空洞内で動かすことが 、締め端に位置するナットを締めることを含む、請求項７２に記載の方法。 ８８．コネクターを空洞内で動かすことが、スリーブを固定要素の本体に沿って 移動させることを含む、請求項７２に記載の方法。 ８９．固定要素が締め端を含み、スリーブを下方に移動させるために締め端上の 締め具を締めることをさらに含み、スリーブはコネクターを空洞内で移動させる ために脊椎ロッドに対して力を付与するロッキング表面を含む、請求項７２に記 載の方法。 ９０．下記工程： 固定要素を脊椎の一部に連結する工程、ここで固定要素は本体を含み、本体は内 部表面を有する空洞を含む； コネクターを空洞内に配置する工程、ここでコネクターは開口端を有する実質的 にＵ−型のボアホールを形成する受け端を含み、コネクターは、空洞の内部表面 が受け端の外 部表面と係合するように空洞内に配置される； 脊椎ロッドをボアホールの開口端を通ってスナップ留めする工程；および 空洞の内部表面によって受け端の外部表面に圧縮力を及ぼすために固定要素を道 具と係合させてコネクターを空洞内で動かし、それによって脊椎ロッドをボアホ ール内に固定する工程； を含む脊椎固定系を外科的に移植する方法。 ９１．道具が第一部材および第二部材を含み、第一部材は脊椎ロッドと係合し、 第二部材は固定要素と係合してコネクターを空洞内で動かす、請求項９０に記載 の方法。 ９２．道具が第一部材および第二部材を含み、第一部材はコネクターと係合し、 第二部材は固定要素と係合してコネクターを空洞内で動かす、請求項９０に記載 の方法。 ９３．道具が受け端に向かい合う第二端を含み、第二端は道具のボアを通って動 き、一方コネクターは空洞内で動かされる、請求項９０に記載の方法。 ９４．道具がコネクターを空洞内で動かすための力を脊椎ロッドに付与し、脊椎 ロッドの一部は道具の湾曲したくぼみ内に置かれる、請求項９０に記載の方法。 ９５．下記要素： 下部および上部を含むコネクター、ここで下方部分は開口を規定し、上方部分は 開口に通じるスロットを規定する；開口が実質的に脊椎ロッドの円周部分を取り 囲むように使用中に開口を通って軸方向に配置可能な脊椎ロッド；およ び 本体を含む固定要素、ここで該本体は内部表面を有する先細空洞を含み、該先細 空洞は使用中に内部表面がコネクターの外部表面と係合するようにコネクターを 受け入れるように適合されている； を含み、 コネクターは、開口の幅が変えられるようにスロットの幅を変えさせるために先 細空洞内で移動可能であり、下方部分は脊椎ロッドに対して圧縮力を及ぼして使 用中に脊椎ロッドを開口内で維持する、 ヒトの脊椎を固定するための移植系。 ９６．先細空洞が第一端および第二端を含み、先細空洞は第一端に近接の位置よ りも第二端に近接の位置でより狭く、先細空洞内でのコネクターの動きは、下方 部分が脊椎ロッドに対し圧縮力を及ぼして脊椎ロッドを開口内で把持するように スロットの一部を狭くさせる、請求項９５に記載の移植系。 ９７．固定要素が、脊椎ロッドを椎骨に取り付けるための固定装置をさらに含む 、請求項９５に記載の移植系。 ９８．固定要素が固定装置およびスペーサーをさらに含み、スペーサーはコネク ターと固定要素との間にフィットするように適合され、固定装置は突起部を含み 、スペーサーは固定装置を脊椎ロッドからオフセットするように適合され、かつ 固定装置がスペーサーの周りで回転するのを阻止するために突起部との相補的係 合を形成するように適合された 歯を含む、請求項９５に記載の移植系。 ９９．本体が最上部および底部をさらに含み、先細空洞が最上部と底部との間に 形成され、最上部および底部は各々、脊椎ロッドから離れる方向に湾曲した端を 含む、請求項９５に記載の移植系。 １００．固定要素がさらにボアを含み、そしてボアを通って延びかつコネクター と接触してコネクターが先細空洞内で動くのを阻止するように適合されたロッキ ング要素をさらに含む、請求項９５に記載の移植系。 １０１．脊椎ロッドに対して及ぼされる圧縮力が選択的に可変であり、かつ先細 空洞内でのコネクターの深さの関数である、請求項９５に記載の移植系。 １０２．固定要素が脊椎ロッドを隣接する脊椎ロッドに連結する横コネクターを さらに含み、横コネクターは縮小部分および斜角部分を含み、縮小部分は本体の 幅より小さい幅を有し、斜角部分は本体と縮小部分との間に延びており、縮小部 分は脊椎ロッドと隣接する脊椎ロッドとの間の横方向の距離を短くするための湾 曲を含む、請求項９５に記載の移植系。 １０３．コネクターが下方部分から離れる方向に狭くなる先細外部表面を含む、 請求項９５に記載の移植系。 １０４．本体が一組の外部端の間に規定される軸の長さを有する実質的にＵ−型 のヨークを含み、ヨークは最上部と底部との間に形成され、最上部は第一端を含 み、底部は第二端を含み、第一および第二端はヨークの幅を規定し、第 一および第二端はヨークの幅がヨークの軸の長さに沿って可変であるように湾曲 しており、ヨークの幅は、ヨークの外部端の間の位置よりもヨークの外部端の一 方でより大きい、請求項９５に記載の移植系。 １０５．下記要素： 開口を規定する下部を含むコネクター； 開口が脊椎ロッドの円周部分を実質的に取り囲むように使用中に開口を通って軸 方向に配置可能な脊椎ロッド、ここで脊椎ロッドはコネクターによって及ぼされ るクランプ力によって開口内で固定可能である：および 本体を含む固定要素、ここで該本体は内部表面を有する空洞を含み、コネクター は、使用中に空洞の内部表面が係合しかつ下方部分の外部表面に圧縮力を及ぼし て脊椎ロッドを開口内で維持するように少なくとも一部が空洞内に置かれるよう に適合されている； を含むヒトの脊椎を固定するための移植系。 １０６．開口が或る幅を有し、幅はコネクターを空洞内で移動させることにより 調整可能である、請求項１０５に記載の移植系。 １０７．コネクターが開口に通じるスロットをさらに含み、開口が、スロットの 幅を変えることにより調整可能である幅を有する、請求項１０５に記載の移植系 。 １０８．コネクターが開口に通じるスロットをさらに含み、スロットの幅が空洞 内のコネクターの位置を変えることにより調整可能であり、開口が、スロットの 幅を変えること により調整可能である幅を有する、請求項１０５に記載の移植系。 １０９．空洞が第一端および第二端を含み、空洞は第一端に近接の位置よりも第 二端に近接の位置でより狭く、そしてコネクターが、コネクターの第一端から第 二端の方向での動きによってスロットの一部を狭くし、その結果下部が脊椎ロッ ドに対して圧縮力を及ぼして脊椎ロッドを開口内に把持するように開口に通じる スロットをさらに含む、請求項１０５に記載の移植系。 １１０．本体の空洞が第一端および第二端を有する先細空洞であり、先細空洞は 第一端から第二端の方向に狭くなり、先細空洞はコネクターの一部を実質的に取 り囲むように適合され、かつ脊椎ロッドを開口内に固定するためにコネクターに 対して圧縮力を付与する、請求項１０５に記載の移植系。 １１１．固定要素がさらにボアを含み、そしてボアを通って延びかつコネクター に接触して先細空洞内でのコネクターの動きを阻止するように適合されたロッキ ング要素をさらに含む、請求項１０５に記載の移植系。 １１２．空洞が先細空洞であり、コネクターの外部表面が先細空洞と相補的な先 細を有し、コネクターは、先細空洞の内部表面がコネクターの外部表面に対して 圧縮力を及ぼして脊椎ロッドを開口内に把持するように先細空洞内で動かされる ように適合され、圧縮力はコネクターの先細空洞への移動距離の関数である大き さを有する、請求項１０５ に記載の移植系。 １１３．固定要素が脊椎ロッドを椎骨に取り付けるための固定装置をさらに含む 、請求項１０５に記載の移植系。 １１４．本体が軸の長さを有する実質的にＵ−型のヨークを含み、ヨークは最上 部と底部との間に形成され、最上部は第一端を含み、底部は第二端を含み、第一 および第二端はヨークの幅を規定し、第一および第二端はヨークの幅がヨークの 軸の長さに沿って変わるように湾曲している、請求項１０５に記載の移植系。 １１５．固定要素が固定装置、およびコネクターと固定要素との間にフィットす るように適合されたスペーサーをさらに含み、固定装置は突起部を含み、スペー サーは、固定装置を脊椎ロッドからオフセットし、かつ固定装置がスペーサーの 周りで回転するのを阻止するために突起部との相補的係合を形成するように適合 された歯を含む、請求項１０５に記載の移植系。 １１６．本体が最上部および底部をさらに含み、空洞が最上部と底部との間に形 成され、最上部および底部は各々、湾曲した端を含み、固定要素は実質的に垂直 の平面で脊椎ロッドの周りで回転するように適合され、湾曲した端は固定要素の 回転中に脊椎ロッドと接触するように適合され、それによって固定要素の回転運 動の範囲が規定される、請求項１０５に記載の移植系。 １１７．固定要素が、脊椎ロッドを隣接する脊椎ロッドに連結する横コネクター をさらに含み、横コネクターは縮小 部分および斜角部分を含み、縮小部分は本体の幅より小さい幅を有し、斜角部分 は本体と縮小部分との間に位置し、縮小部分は脊椎ロッドと隣接する脊椎ロッド との間の横方向の距離を短くするための湾曲を含む、請求項１０５に記載の移植 系。 １１８．下記要素： 開口端を有する実質的にＵ−型のボアホールを形成する受け端を含むコネクター ； 使用中に開口端を通ってボアホールに軸方向に配置可能な脊椎ロッド、ここで脊 椎ロッドはコネクターによって及ぼされるクランプ力によってボアホール内に固 定可能である；および 固定装置および本体を含む固定要素、ここで固定装置はヘッドを含み、本体は空 洞を含み、ヘッドの一部が空洞内に位置される； を含み、 コネクターは、空洞の一部およびヘッドが係合しかつ受け端の外部表面に圧縮力 を及ぼして使用中に脊椎ロッドをボアホール内に維持するように少なくとも一部 が空洞内に置かれるように適合されている； ヒトの脊椎を固定するための移植系。 １１９．受け端が第一の先端を有する第一アームおよび第二の先端を有する第二 アームを含み、第一アームおよび第二アームが一緒になって実質的にＵ−型のボ アホールを形成し、開口が第一の先端と第二の先端との間に規定され、 開口がコネクターを空洞内で移動させることにより調整可能な幅を有する、請求 項１１８に記載の移植系。 １２０．空洞が後方部分をさらに含み、本体が或る幅、第一部分、第二部分およ び後方側面をさらに含み、幅は本体の後方側面および後方部分の内部表面によっ て規定され、幅は本体の第一部分から第二部分の方向に狭くなり、内部表面およ び固定装置は受け端の別々の部分と同時に係合しかつ受け端に対して圧縮力を付 与して脊椎ロッドをボアホール内に固定するように適合されている、請求項１１ ８に記載の移植系。 １２１．受け端が第一の先端を有する第一アームおよび第二の先端を有する第二 アームをさらに含み、第一アームおよび第二アームが一緒になって実質的にＵ− 型のボアホールを形成し、コネクターの受け端と締め端との間にスロットをさら に含み、スロットは、第一アームおよび第二アームを相対的に反らすことができ 、両アームの反りが第一の先端と第二の先端との間の距離を変化させる、請求項 １１８に記載の移植系。 １２２．固定要素がボアをさらに含み、そして、ボアを通って延びかつコネクタ ーに接触して空洞内でのコネクターの動きを阻止するように適合されたロッキン グ要素をさらに含む、請求項１１８に記載の移植系。 １２３．空洞が後方部分を含み、後方部分が先細内部表面を含み、受け端の外部 表面が先細内部表面の外部表面を相補する先細を有し、受け端は、空洞の先細内 部表面および 固定部材が一緒になって受け端の外部表面に対して圧縮力を及ぼして脊椎ロッド をボアホール内に把持するように空洞内で移動できるように適合され、圧縮力は 、受け端が空洞中へ移動する距離の関数である大きさを有する、請求項１１８に 記載の移植系。 １２４．固定装置が脊椎ロッドを椎骨に取り付けるように適合されている、請求 項１１８に記載の移植系。 １２５．脊椎ロッドが円周部分を含み、円周部分の約πラジアンより大きく約２ πラジアン未満が受け端によって係合される、請求項１１８に記載の移植系。 １２６．固定装置が脊椎ロッドを隣接する脊椎ロッドに連結するための横コネク ターであり、横コネクターが縮小部分および斜角部分を含み、縮小部分が本体の 幅より小さい幅を有し、斜角部分が本体と縮小部分との間に位置し、縮小部分が 脊椎ロッドと隣接する脊椎ロッドとの間の横方向の距離を短くするための湾曲を 含む、請求項１１８に記載の移植系。 １２７．固定要素が本体の縦軸に実質的に垂直の方向に置かれた本体の底部に沿 って実質的にＵ−型のくぼみをさらに含み、くぼみが脊椎ロッドを受け入れるよ うに適合されている、請求項１１８に記載の移植系。 １２８．空洞が前方部分および後方部分を含み、コネクターが前方部分内に配置 可能であり、固定装置が後方部分内に配置可能である、請求項１１８に記載の移 植系。 １２９．固定装置が本体の縦軸に沿って回転可能であるよ うにヘッドが空洞内に位置される、請求項１１８に記載の移植系。 １３０．固定装置が本体内で本体の縦軸に沿って回転可能であるように適合され 、コネクターは固定装置の回転が阻止されるように空洞内に配置可能である、請 求項１１８に記載の移植系。 １３１．固定要素がピンをさらに含み、ヘッドは半球形であり、ヘッドはヘッド の外部表面に沿った任意の位置から等距離に位置したボアホールを含み、ピンは 、固定装置がピンの周りで本体の縦軸に沿って回転可能であるようにボアホール および本体内で配置可能であり、ピンは、本体の縦軸に垂直な軸に沿って固定装 置が回転するのを阻止するように適合される、請求項１１８に記載の移植系。 １３２．固定要素がピンをさらに含み、ヘッドは半球形であり、ヘッドはヘッド の実質的に向かい合う側面に置かれた少なくとも２個の平らな端を含み、ヘッド はヘッドの外部表面に沿った任意の位置から等距離に位置したボアホールを含み 、ピンは、固定装置がピンの周りで本体の縦軸に沿って回転可能であるようにボ アホールおよび本体内で配置可能であり、ヘッドの平らな端は、本体の縦軸に垂 直な軸に沿って固定装置が回転するのを平らな端が阻止するように本体内に位置 する、請求項１１８に記載の移植系。 １３３．下記要素： 開口端を有する実質的にＵ−型のボアホールを形成する受け端を含むコネクター ； 使用中、開口端を通ってボアホールに軸方向に配置可能な脊椎ロッド、ここで該 脊椎ロッドはコネクターによって及ぼされるクランプ力によってボアホール内に 固定可能である；および 固定装置および本体を含む固定要素、ここで固定装置はヘッドを含み、本体は空 洞を含み、ヘッドの一部は固定装置が本体の縦軸に沿って回転できるように空洞 内に位置される； を含み、 コネクターは、空洞の一部およびヘッドが受け端の外部表面と係合し、かつ該外 部表面に圧縮力を及ぼして使用中に脊椎ロッドをボアホール内に維持するように 少なくとも一部が空洞内に配置されるように適合されており、圧縮力は使用中に 固定装置の更なる回転を阻止する、 ヒトの脊椎を固定するための移植系。 １３４．受け端が第一の先端を有する第一アームおよび第二の先端を有する第二 アームを含み、第一アームおよび第二アームが一緒になって実質的にＵ−型のボ アホールを形成し、開口が第一の先端と第二の先端との間に規定され、開口がコ ネクターを空洞内で移動させることにより調整可能な幅を有する、請求項１３３ に記載の移植系。 １３５．空洞が後方部分をさらに含み、本体が或る幅、第一部分、第二部分およ び後方側面をさらに含み、幅は本体の後方側面および後方部分の内部表面によっ て規定され、幅は本体の第一部分から第二部分の方向に狭くなり、内部 表面および固定装置は受け端の別々の部分と同時に係合し、かつ受け端に対して 圧縮力を付与して脊椎ロッドをボアホール内に固定するように適合されている、 請求項１３３に記載の移植系。 １３６．受け端が第一の先端を有する第一アームおよび第二の先端を有する第二 アームをさらに含み、第一アームおよび第二アームが一緒になって実質的にＵ− 型のボアホールを形成し、コネクターの受け端と締め端との間にスロットをさら に含み、スロットは、第一アームおよび第二アームを相対的に反らすことができ 、両アームの反りが第一の先端と第二の先端との間の距離を変化させる、請求項 １３３に記載の移植系。 １３７．固定要素がボアをさらに含み、そしてボアを通って延びかつコネクター に接触して空洞内でのコネクターの動きを阻止するように適合されたロッキング 要素をさらに含む、請求項１３３に記載の移植系。 １３８．固定装置が脊椎ロッドを椎骨に取り付けるように適合されている、請求 項１３３に記載の移植系。 １３９．脊椎ロッドが円周部分を含み、円周部分の約πラジアンより大きく約２ πラジアン未満が受け端によって係合される、請求項１３３に記載の移植系。 １４０．固定装置が脊椎ロッドを隣接する脊椎ロッドに連結するための横コネク ターであり、横コネクターが縮小部分および斜角部分を含み、縮小部分が本体の 幅より小さい幅を有し、斜角部分が本体と縮小部分との間に位置し、縮 小部分が脊椎ロッドと隣接する脊椎ロッドとの間の横方向の距離を短くするため の湾曲を含む、請求項１３３に記載の移植系。 １４１．脊椎ロッドが或る直径を含み、開口端が第一の先端および第二の先端に よって規定される幅を有し、幅がコネクターを空洞内で移動させることにより調 整可能である、請求項１３４に記載の移植系。 １４２．固定要素が本体の縦軸に実質的に垂直の方向に置かれた本体の底部に沿 って実質的にＵ−型のくぼみをさらに含み、くぼみが脊椎ロッドを受け入れるよ うに適合されている、請求項１３３に記載の移植系。 １４３．空洞が前方部分および後方部分を含み、固定装置が前方部分内に配置可 能であり、コネクターが後方部分内に配置可能である、請求項１３３に記載の移 植系。 １４４．固定要素がピンをさらに含み、ヘッドは半球形であり、ヘッドはヘッド の外部表面に沿った任意の位置から等距離に位置したボアホールを規定し、ピン は、固定装置がピンの周りで本体の縦軸に沿って回転可能であるようにボアホー ルおよび本体内で配置可能であり、ピンは、本体の縦軸に垂直な軸に沿って固定 部材が回転するのを阻止するように適合される、請求項１３３に記載の移植系。 １４５．固定要素がピンをさらに含み、ヘッドは半球形であり、ヘッドはヘッド の実質的に向かい合う側面に置かれた少なくとも２個の平らな端を含み、ヘッド はヘッドの外部表面に沿った任意の位置から等距離に位置したボアホー ルを規定し、ピンは、固定装置がピンの周りで本体の縦軸に沿って回転可能であ るようにボアホールおよび本体内で配置可能であり、ヘッドの平らな端は、本体 の縦軸に垂直な軸に沿った回転を平らな端が阻止するように本体内に位置する、 請求項１３３に記載の移植系。 １４６．コネクターが、本体と固定装置との間に位置するように先細空洞を伴っ て配置可能である、請求項１３３に記載の移植系。 １４７．コネクターが受け端に隣接して延びるスロットをさらに含み、空洞と固 定装置との間での受け端の運動が、スロットの一部が狭くなりかつアームが脊椎 ロッドに対して圧縮力を及ぼして脊椎ロッドをボアホール内に把持するように第 一アームおよび第二アームを反らせる、請求項１３３に記載の移植系。 １４８．下記要素： 開口を規定する下方部分を含むコネクター； 開口が脊椎ロッドの円周部分を実質的に取り囲みむように使用中に開口を通って 軸方向に配置可能な脊椎ロッド、ここで該脊椎ロッドはコネクターによって及ぼ されるクランプ力によって開口内に固定可能である；および 固定装置および本体を含む固定要素、ここで固定装置はヘッドを含み、本体は空 洞を含み、ヘッドの一部は空洞内に位置される； を含み、 コネクターは、空洞の一部およびヘッドが受け端の外部表 面と係合し、かつ該外部表面に圧縮力を及ぼして使用中に脊椎ロッドをボアホー ル内に維持するように少なくとも一部が空洞内に配置されるように適合されてい る、 ヒトの脊椎を固定するための移植系。 １４９．開口が或る幅を有し、幅はコネクターを空洞内で移動させることにより 調整可能である、請求項１４８に記載の移植系。 １５０．コネクターが開口に通じるスロットをさらに含み、開口はスロットの幅 を変えることにより調整可能な幅を有する、請求項１４８に記載の移植系。 １５１．コネクターが開口に通じるスロットをさらに含み、スロットの幅は、空 洞内でのコネクターの位置を変えることにより調整可能であり、開口はスロット の幅を変えることにより調整可能な幅を有する、請求項１４８に記載の移植系。 １５２．空洞が第一端および第二端を含み、空洞壁と固定装置との間の距離は第 一端に近接する位置よりも第二端に近接する位置でより狭く、コネクターは、第 一端から第二端の方向でのコネクターの動きがスロットの一部を狭くし、その結 果下方部分が脊椎ロッドに対して圧縮力を及ぼして脊椎ロッドを開口内に把持す るように開口に通じるスロットをさらに含む、請求項１４８に記載の移植系。 １５３．空洞が後方部分をさらに含み、本体が或る幅、第一部分、第二部分およ び後方側面をさらに含み、幅は本体の後方側面および後方部分の内部表面によっ て規定され、 幅は本体の第一部分から第二部分の方向に狭くなり、内部表面および固定装置は コネクターの別々の部分と同時に係合し、かつコネクターに対して圧縮力を付与 して脊椎ロッドを開口内に固定するように適合されている、請求項１４８に記載 の移植系。 １５４．固定要素がボアをさらに含み、そしてボアを通って延びかつコネクター と接触して先細空洞内でのコネクターの運動を阻止するるように適合されたロッ キング要素をさらに含む、請求項１４８に記載の移植系。 １５５．固定要素が脊椎ロッドを椎骨に取り付けるための固定装置をさらに含む 、請求項１４８に記載の移植系。 １５６．固定要素が本体の縦軸に実質的に垂直の方向に置かれた本体の底部に沿 って実質的にＵ−型のくぼみをさらに含み、くぼみが脊椎ロッドを受け入れるよ うに適合されている、請求項１４８に記載の移植系。 １５７．空洞が前方部分および後方部分を含み、コネクターが前方部分内に配置 可能であり、固定装置が後方部分内に配置可能である、請求項１４８に記載の移 植系。 １５８．ヘッドが、固定装置が本体の縦軸に沿って回転可能であるように空洞内 に位置される、請求項１４８に記載の移植系。 １５９．固定装置が本体の縦軸に沿って回転可能であるように適合され、コネク ターは、固定装置の回転が阻止されるように空洞内で配置可能である、請求項１ ４８に記載の移植系。 １６０．固定要素がピンをさらに含み、ヘッドは半球形であり、ヘッドはヘッド の外部表面に沿った任意の位置から等距離に位置したボアホールを含み、ピンは 、固定装置がピンの周りで本体の縦軸に沿って回転可能であるようにボアホール および本体内で配置可能であり、ピンは、本体の縦軸に垂直な軸に沿って固定部 材が回転するのを阻止するように適合される、請求項１４８に記載の移植系。 １６１．固定要素がピンをさらに含み、ヘッドは半球形であり、ヘッドはヘッド の実質的に向かい合う側面に置かれた少なくとも２個の平らな端を含み、ヘッド はヘッドの外部表面に沿った任意の位置から等距離に位置したボアホールを含み 、ピンは、固定装置がピンの周りで本体の縦軸に沿って回転可能であるようにボ アホールおよび本体内で配置可能であり、ヘッドの平らな端は、本体の縦軸に垂 直な軸に沿った固定装置の回転を平らな端が阻止するように本体内に位置する、 請求項１４８に記載の移植系。 １６２．下記要素： 開口を規定する下方部分を含むコネクター； 開口が脊椎ロッドの円周部分を実質的に取り囲みむように使用中に開口を通って 軸方向に配置可能な脊椎ロッド、ここで該脊椎ロッドはコネクターによって及ぼ されるクランプ力によって開口内に固定可能である；および 固定装置および本体を含む固定要素、ここで固定装置はヘッドを含み、本体は空 洞を含み、ヘッドの一部は固定装置が本体の縦軸に沿って回転できるように空洞 内に位置さ れる； を含み、 コネクターは、空洞の一部およびヘッドが受け端の外部表面と係合し、かつ該外 部表面に圧縮力を及ぼして使用中に脊椎ロッドをボアホール内に維持するように 少なくとも一部が空洞内に配置されるように適合されており、圧縮力は使用中に 固定装置の更なる回転を阻止する、 ヒトの脊椎を固定するための移植系。 １６３．開口が或る幅を有し、幅はコネクターを空洞内で移動させることにより 調整可能である、請求項１６２に記載の移植系。 １６４．コネクターが開口に通じるスロットをさらに含み、開口はスロットの幅 を変えることにより調整可能な幅を有する、請求項１６２に記載の移植系。 １６５．コネクターが開口に通じるスロットをさらに含み、スロットの幅は、空 洞内でのコネクターの位置を変えることにより調整可能であり、開口はスロット の幅を変えることにより調整可能な幅を有する、請求項１６２に記載の移植系。 １６６．空洞が第一端および第二端を含み、空洞壁と固定装置との間の距離は第 一端に近接する位置よりも第二端に近接する位置でより狭く、コネクターは、第 一端から第二端の方向でのコネクターの動きがスロットの一部を狭くし、その結 果下方部分が脊椎ロッドに対して圧縮力を及ぼして脊椎ロッドを開口内に把持す るように開口に通じるスロッ トをさらに含む、請求項１６２に記載の移植系。 １６７．空洞が後方部分をさらに含み、本体が或る幅、第一部分、第二部分およ び後方側面をさらに含み、幅は本体の後方側面および後方部分の内部表面によっ て規定され、幅は本体の第一部分から第二部分の方向に狭くなり、内部表面およ び固定装置はコネクターの別々の部分と同時に係合し、かつコネクターに対して 圧縮力を付与して脊椎ロッドを開口内に固定するように適合されている、請求項 １６２に記載の移植系。 １６８．固定要素がボアをさらに含み、そして、ボアを通って延びかつコネクタ ーと接触して先細空洞内でのコネクターの運動を阻止するように適合されたロッ キング要素をさらに含む、請求項１６２に記載の移植系。 １６９．固定要素が脊椎ロッドを椎骨に取り付けるための固定装置をさらに含む 、請求項１６２に記載の移植系。 １７０．固定要素が本体の縦軸に実質的に垂直の方向に置かれた本体の底部に沿 って実質的にＵ−型のくぼみをさらに含み、くぼみが脊椎ロッドを受け入れるよ うに適合されている、請求項１６２に記載の移植系。 １７１．空洞が前方部分および後方部分を含み、固定装置が前方部分内に配置可 能であり、コネクターが後方部分内に配置可能である、請求項１６２に記載の移 植系。 １７２．固定要素がピンをさらに含み、ヘッドは半球形であり、ヘッドはヘッド の外部表面に沿った任意の位置から等距離に位置したボアホールを規定し、ピン は、固定装置 がピンの周りで本体の縦軸に沿って回転可能であるようにボアホールおよび本体 内で配置可能であり、ピンは、本体の縦軸に垂直な軸に沿って固定部材が回転す るのを阻止するように適合される、請求項１６２に記載の移植系。 １７３．固定要素がピンをさらに含み、ヘッドは半球形であり、ヘッドはヘッド の実質的に向かい合う側面に置かれた少なくとも２個の平らな端を含み、ヘッド はヘッドの外部表面に沿った任意の位置から等距離に位置したボアホールを規定 し、ピンは、固定装置がピンの周りで本体の縦軸に沿って回転可能であるように ボアホールおよび本体内で配置可能であり、ヘッドの平らな端は、本体の縦軸に 垂直な軸に沿った回転を平らな端が阻止するように本体内に位置する、請求項１ ６２に記載の移植系。 １７４．下記要素： 開口を規定する下方部分、ここで開口は脊椎ロッドの円周部分を実質的に取り囲 むように脊椎ロッドと係合するように適合されている； スロットを規定する上方部分、ここでスロットは開口に通じている； を含み、 スロットの幅を変えることにより開口の幅が変えられる、脊椎固定要素を脊椎ロ ッドに連結するためのコネクター。 １７５．開口が脊椎ロッドの円周部分を取り囲むように脊椎ロッドを開口内に固 定するようにコネクターが適合されている、請求項１７４に記載のコネクター。 １７６．コネクターが下方部分から最上部の方向に狭くなる先細外部表面を含む 、請求項１７４に記載のコネクター。 １７７．スロットの幅が増加するにつれて開口の幅が増加するようにスロットの 幅が変えられ、スロットの幅が狭くなるにつれて開口の幅が狭くなる、請求項１ ７４に記載のコネクター。 １７８．下方部分が脊椎ロッドに対しで圧縮力を及ぼして脊椎ロッドを開口内に 維持する、請求項１７４に記載のコネクター。 １７９．下記要素： ヘッドを含む固定装置；および 空洞を含む本体； を含み、 ヘッドの一部が、固定装置が本体の縦軸に沿って回転できるように空洞内に位置 する、 脊椎移植系用の固定要素。 １８０．固定要素が本体の縦軸に実質的に垂直の方向に置かれた本体の底部に沿 って実質的にＵ−型のくぼみをさらに含み、くぼみが脊椎ロッドの一部を受け入 れるように適合されている、請求項１７９に記載の移植系。 １８１．空洞が前方部分および後方部分を含み、固定装置が前方部分内に配置可 能であり、コネクターが後方部分内に配置可能である、請求項１７９に記載の移 植系。 １８２．ヘッドが半球形であり、ヘッドの一部が空洞内に位置する、請求項１７ ９に記載の移植系。 １８３．固定要素がピンをさらに含み、ヘッドは半球形であり、ヘッドはヘッド の外部表面に沿った任意の位置から等距離に位置したボアホールを規定し、ピン は、固定装置がピンの周りで本体の縦軸に沿って回転可能であるようにボアホー ルおよび本体内で配置可能であり、ピンは、本体の縦軸に垂直な軸に沿って固定 部材が回転するのを阻止するように適合される、請求項１７９に記載の移植系。 １８４．固定要素がピンをさらに含み、ヘッドは半球形であり、ヘッドはヘッド の実質的に向かい合う側面に置かれた少なくとも２個の平らな端を含み、ヘッド はヘッドの外部表面に沿った任意の位置から等距離に位置したボアホールを規定 し、ピンは、固定装置がピンの周りで本体の縦軸に沿って回転可能であるように ボアホールおよび本体内で配置可能であり、ヘッドの平らな端は、本体の縦軸に 垂直な軸に沿った回転を平らな端が阻止するように本体内に位置する、請求項１ ７９に記載の移植系。 １８５．コネクターが、空洞の一部およびヘッドがコネクターの外部表面と係合 し、かつ該外部表面に圧縮力を及ぼして使用中に脊椎ロッドを開口内に維持する ように少なくとも一部が空洞内に配置されるように適合されており、圧縮力は使 用中に固定装置の更なる回転を阻止する、請求項１７９に記載の移植系。 １８６．下記工程： 固定要素を脊椎の一部に連結する工程、ここで固定要素は本体および回転可能な 固定装置を含み、本体は内部表面を 有する空洞を含み、回転可能な固定装置は脊椎の一部と係合するように適合され る； 固定部材を本体に関して望ましい角度に回転させる工程；コネクターを空洞内に 配置する工程、ここでコネクターは開口を規定する下方部分を含み、コネクター は、空洞の内部表面がコネクターの外部表面と係合するように空洞内に位置され る； 脊椎ロッドを開口を通って位置させる工程；および 道具を用いて固定要素を係合させてコネクターを空洞内で動かし、空洞の内部表 面により受け端の外部表面に対して圧縮力を及ぼさせ、それによって脊椎ロッド を固定する工程、ここで圧縮力は固定装置の更なる回転を阻止する； を含む脊椎固定系を外科的に移植する方法。 １８７．道具が第一部材および第二部材を含み、第一部材が脊椎ロッドと係合し 、第二部材が固定要素と係合してコネクターを空洞内で移動させる、請求項１８ ６に記載の方法。 １８８．道具が第一部材および第二部材を含み、第一部材がコネクターと係合し 、第二部材が固定要素と係合してコネクターを空洞内で移動させる、請求項１８ ６に記載の方法。 １８９．道具が受け端に向かい合う第二端を含み、第二端が道具のボアを通って 動き、一方コネクターは空洞内で動かされる、請求項１８６に記載の方法。 １９０．下記要素： ネジ山付き端、該ネジ山付き端と向かい合う受け端を含むコネクター、ここで受 け端は第一アームおよび第二アームを末端とし、両アームが一緒になって実質的 にＵ−型のボアホールを形成し、第一アームは第一の先端を含み、第二アームは 第二の先端を含み、第一の先端と第二の先端との間に開口が形成される； ボアホール内で軸方向に配置可能な脊椎ロッド； 本体を含む固定要素、ここで該本体は内部表面を有する先細空洞を含み、該先細 空洞は内部表面が第一アームおよび第二アームと係合するようにコネクターを受 け入れるように適合されている；および コネクターのネジ山付き端および固定要素の本体と係合するように適合されたナ ット、ここで該ナットは、締められることにより、第一および第二アームが脊椎 ロッドに対して圧縮力を及ぼして脊椎ロッドをボアホール内に維持するように受 け端を先細空洞内で移動させ、かつ第一及び第二アームを反らせるように適合さ れる、 を含むヒトの脊椎を固定するための移植系。 １９１．脊椎ロッドが或る直径を含み、開口が第一の先端および第二の先端によ って規定される幅を有し、幅はナットをネジ山付き端の周りで回転させることに より調整可能である、請求項１９０に記載の移植系。 １９２．第一および第二アームが互いに向かう方向および互いから離れる方向に 反ることができる、請求項１９０に記載の移植系。 １９３．脊椎ロッドがボアホール内に位置し、脊椎ロッドの一部がネジ山付き端 から離れる方向でコネクターの受け端から露出している、請求項１９０に記載の 移植系。 １９４．コネクターが受け端と締め端との間にスロットをさらに含み、ナットは 、締められることにより先細空洞内で先細空洞の第一端から第二端の方向にコネ クターが動かされるように適合され、先細空洞は第一端に近接した位置よりも第 二端に近接した位置でより狭く、そして先細空洞と受け端との間の接触が、スロ ットの一部が狭くなりかつアームが脊椎ロッドに対して圧縮力を及ぼして脊椎ロ ッドをボアホール内に把持するように第一アームおよび第二アームを反らせる、 請求項１９０に記載の移植系。 １９５．脊椎ロッドが円周部分を有する断面を含み、円周部分の約πラジアン〜 約２πラジアンが受け端によって取り囲まれる、請求項１９０に記載の移植系。 １９６．固定要素がネジ山部分およびタップリリーフと共に軸を有する骨ネジを さらに含む、請求項１９０に記載の移植系。 １９７．固定要素が、実質的に滑らかでネジ山のない軸を有する骨ネジをさらに 含む、請求項１９０に記載の移植系。 １９８．固定要素が、脊椎ロッドを隣接の脊椎ロッドに一定の距離で連結するた めの横コネクターをさらに含む、請求項１９０に記載の移植系。 １９９．本体が或る軸の長さを有する実質的にＵ−型のヨークを含み、ヨークは 最上部と底部との間に形成され、 最上部は第一端を含み、底部は第二端を含み、第一端および第二端がヨークの幅 を規定し、第一端および第二端はヨークの幅がヨークの軸の長さにわたって変化 するように湾曲している、請求項１９０に記載の移植系。 ２００．固定要素が固定装置、および固定装置を脊椎ロッドから横方向にオフセ ットするためにナットと脊椎ロッドとの間にフィットするように適合されたスペ ーサーをさらに含む、請求項１９０に記載の移植系。 ２０１．固定要素が固定装置およびスペーサーをさらに含み、スペーサーはナッ トと脊椎ロッドとの間にフィットするように適合され、固定装置は突起部を含み 、スペーサーは固定装置を脊椎ロッドからオフセットするように適合されかつス ペーサーでの固定装置の回転を阻止するために突起部との相補的係合を形成する ように適合された歯を含む、請求項１９０に記載の移植系。 ２０２．本体が最上部および底部をさらに含み、最上部と底部との間に先細空洞 が形成され、最上部および底部が各々、脊椎ロッドから離れる方向に湾曲した端 を含む、請求項１９０に記載の移植系。 ２０３．固定要素が固定装置およびスペーサーをさらに含み、固定装置は本体か ら延び、スペーサーは約１mm〜約10mmの幅を有しかつ固定装置を脊椎ロッドから 横方向にオフセットするためにナットと脊椎ロッドとの間にフィットするように 適合される、請求項１９０に記載の移植系。 ２０４．脊椎ロッドに対して及ぼされる圧縮力が選択的に 可変であり、かつネジ山付き端上のナットの位置の関数である、請求項１９０に 記載の移植系。 ２０５．固定要素が脊椎ロッドを隣接する脊椎ロッドに連結するための横コネク ターをさらに含み、横コネクターが縮小部分および斜角部分を含み、縮小部分が 本体の幅より小さい幅を有し、斜角部分が縮小部分を本体に連結している、請求 項１９０に記載の移植系。 ２０６．固定要素が脊椎ロッドを隣接する脊椎ロッドに連結するための横コネク ターをさらに含み、横コネクターが縮小部分および斜角部分を含み、縮小部分が 本体の幅より小さい幅を有し、斜角部分が本体と縮小部分との間に延び、縮小部 分が脊椎ロッドと隣接する脊椎ロッドとの間の横方向の距離を短くするための湾 曲を含む、請求項１９０に記載の移植系。 ２０７．第一アームおよび第二アームが各々、ネジ山付き端の方に傾斜した先細 外部表面をさらに含む、請求項１９０に記載の移植系。 ２０８．脊椎ロッドがボアホール内に位置し、脊椎ロッドの一部がボアホールか ら露出しており、露出部分がボアホールから開口を通って延びている、請求項１ ９０に記載の移植系。 ２０９．本体が一組の外部端の間に規定される軸の長さを有する実質的にＵ−型 のヨークを含み、ヨークは最上部と底部との間で形成され、最上部は第一端を含 み、底部は第二端を含み、第一端および第二端がヨークの幅を規定し、 第一端および第二端はヨークの幅がヨークの軸の長さにわたって変化するように 湾曲し、ヨークの幅はヨークの両外部端の間の位置よりもヨークの両外部端の一 方でより大きい、請求項１９０に記載の移植系。 ２１０．第一および第二アームが脊椎ロッドとロッキングテーパー係合を形成す るために反ることができる、請求項１９０に記載の移植系。 ２１１．コネクターの受け端と締め端との間にスロットをさらに含み、スロット は、第一アームおよび第二アームを相対的に反らせることが可能である、請求項 １９０に記載の移植系。 ２１２．固定要素が、固定要素を脊椎要素に連結するように適合されたフックを さらに含む、請求項１９０に記載の移植系。 ２１３．下記要素： 受け端および締め端を含むコネクター、ここで受け端は実質的にＵ−型のボアホ ールを形成する； 脊椎ロッドの一部がボアホールから露出されるようにボアホール内で軸方向に配 置可能な脊椎ロッド、ここで脊椎ロッドはコネクターによって及ぼされるクラン プ力によってボアホール内に固定可能である； 本体を含む固定要素、ここで該本体は内部表面を有する空洞を含み、コネクター は、空洞の内部表面が受け端の外部表面と係合するように少なくとも一部が空洞 内に置かれるように適合される； 本体およびコネクターと係合するように適合された締め具、ここで締め具はコネ クターおよび固定要素を共に固定するように適合され、締め具はコネクターから 取り外し可能であるように適合されている； を含み、 固定要素およびコネクターは、脊椎ロッドの一部が露出されるように接合される 、 ヒト脊椎を固定するための移植系。 ２１４．受け端が第一の先端を有する第一アームおよび第二の先端を有する第二 アームを含み、第一アームおよび第二アームは一緒になって実質的にＵ−型のボ アホールを形成し、第一の先端および第二の先端の間に開口が規定される、請求 項２１３に記載の移植系。 ２１５．受け端が第一の先端を有する第一アームおよび第二の先端を有する第二 アームを含み、第一アームおよび第二アームは一緒になって実質的にＵ−型のボ アホールを形成し、第一の先端および第二の先端の間に開口が規定され、開口が 締め具を締めることにより調整可能な幅を有する、請求項２１３に記載の移植系 。 ２１６．本体の空洞が第一端および第二端を有する先細空洞であり、先細空洞は 第一端から第二端の方向に狭くなる、請求項２１３に記載の移植系。 ２１７．本体の空洞が第一端および第二端を有する先細空洞であり、先細空洞は 第一端から第二端の方向に狭くなり、先細空洞は受け端の一部を実質的に取り囲 み、かつ受け端 に対して圧縮力を付与して脊椎ロッドをボアホール内に固定するように適合され る、請求項２１３に記載の移植系。 ２１８．受け端が第一の先端を有する第一アームおよび第二の先端を有する第二 アームをさらに含み、第一アームおよび第二アームは一緒になって実質的にＵ− 型のボアホールを形成し、コネクターの受け端と締め端との間にスロットをさら に含み、スロットは第一アームと第二アームを相対的に反らせることができ、ア ームの反りが第一の先端と第二の先端との間の距離を変化させる、請求項２１３ に記載の移植系。 ２１９．締め具がネジ山付きナットであり、締め端がナットと係合するように適 合されたネジ山を含む、請求項２１３に記載の移植系。 ２２０．締め具がネジ山付きナットであり、締め端がナットと係合するように適 合されたネジ山を含み、締め端に沿ってナットを締めることにより受け端が空洞 内を移動し、それによって空洞の内部表面がナットの締めの関数として受け端の 外部表面に対して圧縮力を及ぼし、圧縮力により脊椎ロッドがボアホール内に把 持される、請求項２１３に記載の移植系。 ２２１．固定要素が脊椎ロッドを椎骨に取り付けるための固定装置をさらに含む 、請求項２１３に記載の移植系。 ２２２．脊椎ロッドが円周部分を含み、円周部分の約πラジアンより大きく約２ πラジアン未満が受け端によって係合される、請求項２１３に記載の移植系。 ２２３．本体が、軸の長さを有する実質的にＵ−型のヨークを含み、該ヨークは 最上部と底部との間に形成され、最上部は第一端を含み、底部は第二端を含み、 第一および第二端がヨークの幅を規定し、第一および第二端はヨークの幅がヨー クの軸の長さにわたって変化するように湾曲している、請求項２１３に記載の移 植系。 ２２４．固定要素が、固定装置、および締め具と脊椎ロッドとの間にフィットす るように適合されたスペーサーをさらに含み、スペーサーは固定要素を脊椎ロッ ドから横方向にオフセットするように適合される、請求項２１３に記載の移植系 。 ２２５．固定要素が、固定装置、および締め具と脊椎ロッドとの間にフィットす るように適合されたスペーサーをさらに含み、固定装置は突起部を含み、スペー サーは固定装置を脊椎ロッドからオフセットし、かつ固定装置がスペーサーの周 りで回転するのを阻止するために突起部との相補的係合を形成するように適合さ れた歯を含む、請求項２１３に記載の移植系。 ２２６．本体が最上部および底部をさらに含み、空洞が最上部と底部との間に形 成され、最上部および底部は各々、湾曲した端を含み、固定要素は脊椎ロッドの 周りを実質的に垂直な平面で回転するように適合され、湾曲した端は固定要素の 回転中に脊椎ロッドと接触するように適合され、それによって固定要素の回転運 動の範囲が規定される、請求項２１３に記載の移植系。 ２２７．固定要素が固定装置およびスペーサーをさらに含み、固定装置は本体か ら延び、スペーサーは約１mm〜約10mmの幅を有しかつ固定装置を脊椎ロッドから 横方向にオフセットするために締め具と脊椎ロッドとの間に置かれる、請求項２ １３に記載の移植系。 ２２８．固定要素が脊椎ロッドを隣接する脊椎ロッドに連結するための横コネク ターをさらに含み、横コネクターが縮小部分および斜角部分を含み、縮小部分が 本体の幅より小さい幅を有し、斜角部分が本体と縮小部分との間に置かれる、請 求項２１３に記載の移植系。 ２２９．固定要素が脊椎ロッドを隣接する脊椎ロッドに連結するための横コネク ターをさらに含み、横コネクターが縮小部分および斜角部分を含み、縮小部分が 本体の幅より小さい幅を有し、斜角部分が本体と縮小部分との間に延び、縮小部 分が脊椎ロッドと隣接する脊椎ロッドとの間の横方向の距離を短くするための湾 曲を含む、請求項２１３に記載の移植系。 ２３０．脊椎ロッドが或る直径を含み、開口が第一の先端および第二の先端によ って規定される幅を有し、幅は締め端上の締め具の位置を変えることにより調整 可能である、請求項２１４に記載の移植系。 ２３１．下記要素： ネジ山付き端； ネジ山付き端に向かい合う受け端、ここで受け端は第一アームおよび第二アーム を末端とし、両アームは脊椎ロッ ドを受け入れるための実質的にＵ−型のボアホールを形成し、第一アームは第一 の先端を含み、第二アームは第二の先端を含み、ボアホールは第一の先端および 第二の先端によって規定される幅を有する開口端を含む；および ネジ山付き端および受け端の間に延びるスロット； を含み、 両アームは、スロットの一部を狭くしまたは広くし、開口の幅を変えることによ り脊椎ロッドを開口端を通ってボアホールにスナップ留めして脊椎ロッドと受け 端との間に固定可能な係合を形成することができるように反ることが可能である 、 脊椎固定要素を脊椎ロッドに連結するためのコネクター。 ２３２．コネクターが、脊椎ロッドの一部が受け端から露出されるように脊椎ロ ッドをボアホール内に固定するよう適合される、請求項２３１に記載のコネクタ ー。 ２３３．脊椎ロッドが２πラジアンから成る円周部分を含み、受け端が円周部分 の約πラジアンより大きく約２πラジアン未満を係合するように適合される、請 求項２３１に記載のコネクター。 ２３４．第一および第二アームが脊椎ロッドとロッキングテーパー係合を形成す るために反ることができる、請求項２３１に記載のコネクター。 ２３５．第一および第二アームが各々、ネジ山付き端の方に傾斜している先細外 部表面を含む、請求項２３１に記載のコネクター。 ２３６．コネクターが、脊椎ロッドの一部が受け端から露出するように脊椎ロッ ドをボアホール内に固定するように適合され、露出部分がボアホールから開口端 を通って延びる、請求項２３１に記載のコネクター。 ２３７．下記要素： 締め端および該締め端と向かい合う受け端を含むコネクター、ここで受け端は第 一アームおよび第二アームを末端とし、両アームが実質的にＵ−型のボアホール を形成する； 内部表面を有する先細空洞を含む本体、ここで先細空洞歯第一端および第二端を 含み、かつ第一端から第二端の方向に狭くなる； を含み、 コネクターは、先細空洞の内部表面が受け端と係合し、かつ受け端に圧縮力を及 ぼすように先細空洞を通って引張られるように適合され、それによって受け端に より脊椎ロッドにクランプ力が及ぼされる、 脊椎移植系用の連結装置。 ２３８．下記工程： 固定要素を脊椎の一部に連結する工程、ここで固定要素は本体を含み、本体は内 部表面を有する先細空洞を含む； コネクターを空洞内に配置する工程、ここでコネクターは受け端および締め端を 含み、受け端は開口端を有する実質的にＵ−型のボアホールを形成し、コネクタ ーは空洞の内部表面が受け端の外部表面と係合するように空洞内に配置 される； 締め具を締め端と係合させる工程； 脊椎ロッドをボアホールの開口端を通してスナップ留めする工程；および 締め具を締めて受け端を脊椎ロッドの周りに把持させる工程； を含む脊椎移植系を外科的に移植するための方法。 ２３９．空洞が第一端および第二端を有する先細空洞であり、先細空洞が第一端 から第二端の方向に狭くなり、締め具を締めることによりコネクターが先細空洞 内で第一端から第二端の方向に移動し、それによって先細空洞の内部表面が受け 端に対して圧縮力を及ぼして受け端を反らせ、そして受け端により脊椎ロッドを ボアホール内に把持させる、請求項２３８に記載の方法。 ２４０．固定要素が、脊椎部分と係合する固定装置を含み、かつ脊椎装置を脊椎 ロッドから横方向にオフセットするために本体と脊椎ロッドとの間にスペーサー を置くことをさらに含む、請求項２３８に記載の方法。 ２４１．脊椎ロッドが脊椎部分に取り付けられた後、コネクターを脊椎ロッドに 把持させることをさらに含み、コネクターは、脊椎ロッドを脊椎部分から取り外 すことなく脊椎ロッドに把持される、請求項２３８に記載の方法。 ２４２．脊椎ロッドが脊椎部分に取り付けられた後、コネクターを脊椎ロッドに 把持させることをさらに含み、コネクターは、他のコネクターを脊椎ロッドから 取り除くこと なく脊椎ロッドに把持される、請求項２３８に記載の方法。 ２４３．脊椎ロッドが脊椎部分に取り付けられた後、コネクターを脊椎ロッドに 把持させることをさらに含み、コネクターは、脊椎ロッドを脊椎部分から取り外 すことなく、また脊椎ロッドに係合された他のコネクターの位置を変えることな く脊椎ロッドに把持される、請求項２３８に記載の方法。 ２４４．締め具が締められた後、脊椎ロッドの一部がボアホールの開口端から延 びている、請求項２３８に記載の方法。 ２４５．脊椎ロッドが円周部分を含み、締め具が締められ後、受け端が円周部分 の約πラジアンより大きく約２πラジアン未満を取り囲む、請求項２３８に記載 の方法。 ２４６．脊椎ロッド上のコネクターの位置を変えるためにコネクターに騒乱力を 付与することをさらに含む、請求項２３８に記載の方法。 ２４７．固定要素が骨ネジを用いて脊椎部分に取り付けられ、かつ骨ネジを脊椎 ロッドの周りで回転させて骨ネジと脊椎ロッドの縦軸との間に斜角を形成するこ とをさらに含む、請求項２３８に記載の方法。 ２４８．脊椎ロッドが脊椎部分に取り付けられた後、コネクターを脊椎ロッドか ら取り除くことをさらに含み、コネクターは、脊椎ロッドを脊椎部分から取り外 すことなく、また脊椎ロッドに係合された他のコネクターの位置を変えることな く取り除かれる、請求項２３８に記載の方法。 ２４９．締め具が締め端と結合され、コネクターが空洞内に配置され、固定要素 が脊椎ロッドがボアホールにスナップ留めされる前に脊椎部分に連結される、請 求項２３８に記載の方法。 ２５０．下記工程： 固定要素を脊椎の一部に連結する工程、ここで固定要素は本体を含み、本体は内 部表面を有する空洞を含む； コネクターを空洞内に位置させる工程、ここでコネクターは開口端を有する実質 的にＵ−型のボアホールを形成する受け端を含み、コネクターは空洞の内部表面 が受け端の外部表面と係合するように空洞内に位置される； 脊椎ロッドをボアホールの開口端を通してスナップ留めする工程；および 受け端を脊椎ロッドの周りに把持して脊椎ロッドをボアホール内に固定する工程 ； を含む脊椎固定系を外科的に移植する方法。 ２５１．コネクターが、締め端の少なくとも一部が空洞から延びるように空洞内 に置かれる、請求項４９に記載の方法。 ２５２．コネクターが、締め端の少なくとも一部が空洞から延びるように少なく とも一部が空洞内に置かれるように適合された、請求項２４に記載の移植系。 ２５３．下記要素： 開口を有する受け端を含むコネクター； 使用中に開口を通って軸方向に配置可能な脊椎ロッド；お よび 使用中にコネクターを受け入れるように適合された本体を含む固定要素； を含む、ヒトの脊椎を固定するための移植系。 ２５４．下記工程： 固定要素を脊椎の一部に連結する工程、ここで固定要素は空洞を有する本体を含 む； コネクターを空洞内に位置させる工程、ここでコネクターは開口端を形成する受 け端を組む；および 脊椎ロッドを開口を通して置く工程； を含む、脊椎固定系を外科的に移植する方法。