JPH1080418A - X線診断装置 - Google Patents

X線診断装置

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JPH1080418A
JPH1080418A JP8240624A JP24062496A JPH1080418A JP H1080418 A JPH1080418 A JP H1080418A JP 8240624 A JP8240624 A JP 8240624A JP 24062496 A JP24062496 A JP 24062496A JP H1080418 A JPH1080418 A JP H1080418A
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ray
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eye
diagnostic apparatus
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JP8240624A
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Kunio Aoki
邦夫 青木
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ステレオ透視において、表示切り
換えと左右画像の入れ替えを連動させることにより、常
に適切な奥行き感を持たせることが可能なX線診断装置
を提供することを目的とする。 【解決手段】 左右2つのX線焦点5L,5Rから交互
にX線を曝射し、左のX線焦点5Lによる画像を左眼
で、右のX線焦点5Rによる画像を右眼で観察させるこ
とにより被検体のX線画像を立体的に表示するX線診断
装置において、表示される画像の左右方向を反転させる
表示画像切り換え手段と、この表示画像切り換え手段に
より前記左右方向が反転された場合、これに連動させて
左右の画像を入れ替える画像入れ替え手段とを備えて構
成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線診断装置に関
し、特に立体的に画像を表示することが可能なX線診断
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、左右2つのX線焦点から交互
にX線を曝射し、左のX線焦点による左画像を左眼で、
右のX線焦点による画像を右眼で観察することにより被
写体のX線画像を立体的に観察、即ち、ステレオ透視す
ることが可能なX線診断装置(ステレオX線透視装置)
が知られている。このX線診断装置は、循環器系の診断
において、複雑な血管の走行を把握するために用いられ
ている。
【0003】また、X線診断装置の配置位置を変えるこ
とをしないでも透視画像と観察者の観察方向を合わせる
ことができる技術として、画像の表示切り換え技術があ
る。
【0004】これは、画像メモリの読み出し順序を変え
ることなどで、図5のノーマル表示に示すように収集さ
れた透視画像を、図5の左右反転表示に示すように左右
反転、図5の上下反転表示に示すように上下反転、図5
の上下左右反転表示に示すように上下左右反転して表示
する技術であり、例えば上下左右反転表示することで、
X線診断装置の配置位置を変えること無く、逆方向から
アクセスした時と同じ透視画像を得ることができる。
【0005】また、外科用X線透視装置として用いられ
る図6に示すようなステレオX線透視装置101では、
X線を発生するX線発生器103とこのX線発生器10
3から発生されたX線を検出して光学像に変換するI.
I.107とを保持するCアーム107を、例えば図6
に示すようにX線焦点の左(L)、右(R)に被検体P
の方向を合わせて配置したい場合でも、手術の邪魔にな
るなどの理由から観察したい方向からCアーム107を
配置できない場合も多々ある。また、ステレオ透視下で
骨折治療などの手術を行おうとする際、モニタにて観察
するステレオ透視の方向と術者のアクセス方向が一致し
ないと作業性が著しく低下することが知られており、画
像表示の切り換えは必須の技術である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ステレ
オX線透視装置では、透視像の左右とステレオの焦点の
左右を合わせて画像を収集し、表示する必要がある。こ
れが正しく行われないと、即ち、左焦点の画像が右眼
に、右焦点の画像が左眼に入像されると、奥行き感(奥
行き方向)が逆転して観察されるという現象が起こる。
奥行き感が逆転するとは、手前が奥に、奥が手前に見え
てしまうということである。
【0007】一方、X線診断装置の配置位置の関係か
ら、X線診断装置の基準の上下左右と、観察者が観察し
たい上下左右の関係が一致しない場合がある。この場
合、観察者は画像の表示切り換え手段によって、画像の
上下左右を観察したい方向に合わせることを行うが、ス
テレオ透視の場合には、ただ単に表示を切り換えるだけ
では不十分で、左右の画像を入れ替えるということをし
なければならない。即ち、左右反転を伴う表示切り換え
では、左右の画像を入れ替えないと奥行き感が逆転して
しまう。
【0008】従来のX線診断装置では、左右反転を伴う
表示切り換えと、左右の画像の入れ替えは連動しておら
ず、別々の機能として用意されていた。従って、左右反
転を伴う表示切り換えを行ったにも拘らず、左右画像の
入れ替えを忘れてしまい、奥行き感が逆転している状態
で観察している場合が考えられ、ステレオ透視下での手
術では、手術に支障を来す可能性があった。
【0009】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、ステレオ透視において、表示切り換えと左右画像の
入れ替えを連動させることにより、常に適切な奥行き感
を持たせることが可能なX線診断装置を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の発明は、左右2つのX線焦点から交互に
X線を曝射し、左のX線焦点による左画像を左眼で、右
のX線焦点による画像を右眼で観察させることにより被
検体のX線画像を立体的に表示するX線診断装置におい
て、表示される画像の左右方向を反転させる表示画像切
り換え手段と、この表示画像切り換え手段により前記左
右方向が反転された場合、これに連動させて左右の画像
を入れ替える画像入れ替え手段とを有することを要旨と
する。
【0011】請求項1記載のX線診断装置にあっては、
表示画像切り換え手段により、表示画像の左右方向が反
転される場合、これに連動させて画像入れ替え手段によ
り、左右の画像を入れ替えるようにしている。これによ
り、常に適切な奥行き感を持たせることが可能となる。
【0012】また、請求項2記載の発明は、左右2つの
X線焦点から交互にX線を曝射し、左のX線焦点による
左画像を左眼で、右のX線焦点による画像を右眼で観察
させることにより被検体のX線画像を立体的に表示する
X線診断装置において、表示される画像を左右反転、上
下反転、上下左右反転させるための指示を行う表示切り
換えスイッチと、この表示切り換えスイッチにより画像
を左右反転もしくは上下左右反転することが指示された
場合、表示される画像の左右方向を反転させる表示画像
切り換え手段と、この表示画像切り換え手段により表示
される画像の左右方向が反転される場合、これに連動さ
せて左眼と右眼に入像する画像を入れ替える画像入れ替
え手段とを有することを要旨とする。
【0013】請求項2記載のX線診断装置にあっては、
表示される画像を左右反転、上下反転、上下左右反転さ
せるための指示を行う表示切り換えスイッチにより、画
像を左右反転もしくは上下左右反転することが指示され
た場合、表示される画像の左右方向を表示画像切り換え
手段により反転させ、これに連動させて左眼と右眼に入
像する画像を画像入れ替え手段により入れ替える用にし
ている。これにより、常に適切な奥行き感を持たせるこ
とが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施の形態を
図面を参照して説明する。図1は本発明に係るX線診断
装置の一実施形態を示したブロック図である。
【0015】図1に示すように、本実施形態のX線診断
装置1は、X線制御手段3と、X線発生器5と、イメー
ジインテンシファイア(I.I.)7と、光学系9と、
カメラ11と、アナログ/ディジタル(A/D)変換部
13と、書き込み切り換えスイッチ15a,15b,1
5cと、画像メモリ17La,17Lb,17Ra,1
7Rbと、表示切り換えスイッチ19と、CPU21
と、表示画像切り換え手段としての画像メモリ読み出し
制御部23と、読み出し切り換えスイッチ25a,25
b,25cと、ディジタル/アナログ(D/A)変換部
27と、画像モニタ29と、画像入れ替え手段としての
シャッタタイミング制御部31と、液晶偏光シャッタ3
3とを有している。
【0016】X線制御手段3は、CPU21から指示さ
れたX線条件にて、X線発生部5の左右のX線焦点5
L,5RからX線を交互に発生させる。
【0017】X線発生器5は、左右のX線焦点5L,5
Rを備え、X線制御手段3からの命令に従って、左右の
X線焦点5L,5RからX線を交互に発生する。
【0018】I.I.7は、X線発生器5から発生さ
れ、被検体Pを通過したX線を光学像に変換する。
【0019】光学系9は、I.I.7により変換された
光学像をカメラ11で撮像可能なように焦点をカメラ1
1の撮像領域に合わせる。
【0020】カメラ11は、光学系9により焦点の合わ
された光学像を撮像して、ビデオ信号に変換する。
【0021】A/D変換部13は、カメラ11により変
換されたアナログ信号であるビデオ信号をディジタル信
号に変換する。
【0022】書き込み切り換えスイッチ15a,15
b,15cは、A/D変換部13によりディジタル信号
に変換されたビデオ信号を図示しない書き込み切り換え
スイッチ制御部からの指示に従って所定の画像メモリ1
7La,17Lb,17Ra,17Rbに書き込むよう
に切り換えられる。
【0023】画像メモリ17は、左画像用の2つの画像
メモリ17La,17Lbと、右画像用の画像メモリ1
7Ra,17Rbとから成り、A/D変換部13により
ディジタル信号に変換されたビデオ信号を左画像と右画
像に分けて記録する。
【0024】表示切り換えスイッチ19は、ノーマル表
示スイッチと、左右反転スイッチと、上下反転スイッチ
と、上下左右反転スイッチを備え、操作者によりONさ
れたスイッチに対応させて、ノーマル表示命令、左右反
転表示命令、上下反転表示命令、上下左右反転表示命令
をCPU21に対して出力する。尚、表示切り換えスイ
ッチ19は、通常ノーマル表示スイッチがONされてい
る。
【0025】CPU21は、図示しない書き込み切り換
えスイッチ制御部に対し、書き込み切り換えスイッチ制
御信号を出力してビデオ信号を左画像と右画像に分け、
対応する画像メモリ17La,17Lb,17Ra,1
7Rbに記録させるように書き込み切り換えスイッチ1
5a,15b,15cを切り換えさせる。
【0026】また、CPU21は、図示しない画像メモ
リ書き込み制御部に対し、記録制御信号を出力してビデ
オ信号を左画像と右画像に分けて対応する画像メモリ1
7La,17Lb,17Ra,17Rbに記録させる。
【0027】さらに、CPU21は、図示しない読み出
し切り換えスイッチ制御部に対し、読み出し切り換えス
イッチ制御信号を出力して左画像と右画像のビデオ信号
を所定の順に画像メモリ17La,17Lb,17R
a,17Rbから読み出させるように読み出し切り換え
スイッチ25,25b,25cを切り換えさせる。
【0028】さらに、CPU21は、表示切り換えスイ
ッチ19から、ノーマル表示命令、左右反転表示命令、
上下反転表示命令、上下左右反転表示命令が出力された
とき、画像メモリ読み出し制御部23に対し、その命令
に対応させて表示制御信号を出力してビデオ信号を読み
出す際のアドレスの順番を変えさせると共に、シャッタ
タイミング制御部31に対し、シャッタタイミング制御
信号を出力して液晶偏光シャッタ33の偏光方向のタイ
ミングを切り換えさせる。
【0029】画像メモリ読み出し制御部23は、CPU
21から表示制御信号が出力されたとき、その制御信号
に対応させ、アドレスの順番を変えてビデオ信号を画像
メモリ17La,17Lb,17Ra,17Rbから読
み出す。
【0030】読み出し切り換えスイッチ25a,25
b,25cは、図示しない読み出し切り換えスイッチ制
御部からの指示に従って所定の画像メモリ17La,1
7Lb,17Ra,17RbとD/A変換部27とを接
続するように切り換えられる。
【0031】D/A変換部27は、画像メモリ17L
a,17Lb,17Ra,17Rbから読み出されたビ
デオ信号(ディジタル信号)をアナログ信号に変換す
る。
【0032】画像モニタ29は、D/A変換部27によ
りアナログ信号に変換されたビデオ信号をモニタ上に表
示する。
【0033】シャッタタイミング制御部31は、CPU
21から出力されるシャッタタイミング制御信号に対応
させ、ノーマル表示と上下反転表示の場合、左画像のビ
デオ信号を左眼、右画像のビデオ信号を右眼、左右反転
表示と上下左右反転表示の場合、左画像のビデオ信号を
右眼、右画像のビデオ信号を左眼に入像するように液晶
変更シャッタ33の偏光方向を制御する。
【0034】液晶偏光シャッタ33は、シャッタタイミ
ング制御部31からの命令に対応させ、左眼にビデオ信
号を入像させる場合は観察者Dが掛けている偏光メガネ
35の左眼の変更方向に合わせ、右眼にビデオ信号を入
像させる場合は、偏光メガネ35の右眼の偏光方向に合
わせる。
【0035】次に、本実施形態のX線診断装置1の動作
を図1〜図3を参照して説明する。まず、被検体Pを図
3(a),(b)に示すようにX線発生器5とI.I.
7の間に配置して、X線診断装置1によるステレオ透視
を開始する。このとき、表示切り換えスイッチ19は、
通常のノーマル表示スイッチがONされている。
【0036】ステレオ透視が開始されると、X線発生器
5から発生されたX線がI.I.7により、光学像に変
換され、カメラ11で撮像可能なように焦点が光学系9
により合わせられ、カメラ11によって光学像がビデオ
信号に変換される。
【0037】一方、ステレオ透視が開始されるとCPU
21は、図示しない書き込み切り換えスイッチ制御部に
対し、書き込み切り換えスイッチ制御信号を出力すると
共に、図示しない画像メモリ書き込み制御部に対し、記
録制御信号を出力する。これにより、図示しない画像メ
モリ書き込み制御部は、ディジタル信号に変換されたビ
デオ信号を左画像と右画像に分けて対応する画像メモリ
17La,17Lb,17Ra,17Rbに記録させ
る。
【0038】次いで、CPU21は、図示しない読み出
し切り換えスイッチ制御部に対し、読み出し切り換えス
イッチ制御信号を出力すると共に、画像メモリ読み出し
制御部23に対し、表示制御信号を出力する。これによ
り、画像メモリ読み出し制御部23は、前記表示制御信
号に対応させてビデオ信号を画像メモリ17La,17
Lb,17Ra,17Rbから読み出す。
【0039】この読み出されたビデオ信号は、D/A変
換部27により、アナログ信号に変換され、画像モニタ
29上に表示される。このとき、図4のノーマル表示に
示すように、左側のX線焦点5Lによる画像は左眼画像
として表示され、右側のX線焦点5Rによる画像は右眼
画像として表示される。
【0040】またこのとき、CPU21は、シャッタタ
イミング制御部31に対し、シャッタタイミング制御信
号を出力する。これにより、液晶偏光シャッタ33は、
前記シャッタタイミング制御信号に対応させて偏光方向
のタイミングを制御する。これにより観察者Dは、偏光
メガネ35を介して画像モニタ29を見ることにより、
被検体Pの透視像を立体的に観察することができる。
【0041】この状態で、表示切り換えスイッチ19の
左右反転スイッチもしくは上下左右反転スイッチがON
された場合、表示切り換えスイッチ19は、CPU21
に対し、前記スイッチに対応させて左右反転表示命令も
しくは上下左右反転表示命令を出力する。これにより、
CPU21は、画像メモリ読み出し制御部23に対し、
左右反転表示もしくは上下左右反転表示に対応する表示
制御信号を出力し、左右反転表示もしくは上下左右反転
表示に対応するように、ビデオ信号を読み出す際のアド
レスの順番を変えさせる。このとき、図4の上下左右反
転表示に示すように、左側のX線焦点5Lによる画像は
右眼画像として表示され、右側のX線焦点5Rによる画
像は左眼画像として表示される。
【0042】ここで、ノーマル表示のシャッタタイミン
グのままであると、左側のX線焦点5Lによる画像は右
眼画像として表示され右側のX線焦点5Rによる画像は
左眼画像として表示されるにも拘らず、左側のX線焦点
5Lによる画像は左眼に入像され右側のX線焦点5Rに
よる画像は右眼に入像されてしまう。このためCPU2
1は、シャッタタイミング制御部31に対し、左右反転
表示もしくは上下左右反転表示に対応するシャッタタイ
ミング制御信号を出力して液晶偏光シャッタ33の偏光
方向のタイミングを切り換えさせる。
【0043】こうして、表示切り換えスイッチ19の動
作に対応して、左右反転表示もしくは上下左右反転表示
に対応するように、液晶変更シャッタ33の変更方向の
タイミングが変更されると共に、ビデオ信号を読み出す
際のアドレスの順番が変更される。
【0044】例えば図2に示すように、時刻t1〜t2
間で左のX線焦点5LからX線を発生させ、時刻t2〜
t3間で右のX線焦点5RからX線を発生させるという
ように左右交互にX線を発生させる。ここでまず、時刻
t1〜t2間で左のX線焦点5Lから発生されたX線に
より得られたビデオ信号は時刻t2〜t3の間で画像メ
モリ17Laに書き込まれ、時刻t2〜t3間で右のX
線焦点5Rから発生されたX線により得られたビデオ信
号は時刻t3〜t4間で画像メモリ17Raに書き込ま
れる。次いで、時刻t3〜t4間で左のX線焦点5Lか
ら発生されたX線により得られたビデオ信号は時刻t4
〜t5間で画像メモリ17Lbに書き込まれる。次い
で、時刻t4〜t5で右のX線焦点5Rから発生された
X線により得られたビデオ信号は時刻t5〜t6間で画
像メモリ17Rbに書き込まれる。以降、同様に書き込
み動作を続ける。
【0045】一方、時刻t2〜t3間で画像メモリ17
Laに書き込まれたビデオ信号は、時刻t3〜t6間で
読み出され、時刻t3〜t4間で画像メモリ17Raに
書き込まれたビデオ信号は、時刻t4〜t7間で読み出
される。また、時刻t4〜t5間で画像メモリ17Lb
に書き込まれたビデオ信号は、時刻t5〜t8間で読み
出され、時刻t5〜t6間で画像メモリ17Rbに書き
込まれたビデオ信号は、時刻t6〜t9間で読み出され
る。以降、同様に読み出し動作を続ける。
【0046】また、読み出し制御スイッチ25a,25
b,25cは、時刻t4〜t5間は画像メモリ17La
側、時刻t5〜t6間は画像メモリ17Ra側、時刻t
6〜t7間は画像メモリ17Lb側、時刻t7〜t8間
は画像メモリ17Rb側に切り換えられる。以降、同様
にスイッチ動作を続ける。
【0047】また、シャッタタイミング制御部31は、
時刻t4〜t5間は液晶偏光シャッタ33を左眼から入
像させる偏光方向とし、時刻t5〜t6間は液晶偏光シ
ャッタ33を右眼から入像させる偏光方向とする。以
降、表示切り換えスイッチ19の左右反転スイッチもし
くは上下左右反転スイッチがONされるまで同様の動作
を続ける。これにより、左画像のビデオ信号は左眼、右
画像のビデオ信号は右眼に入像される。
【0048】この状態で、時刻t9〜t10間で表示切
り換えスイッチ19の上下左右反転スイッチがONされ
た場合、時刻t10〜時刻11は、通常、液晶偏光シャ
ッタ33は左眼から入像させる偏光方向であるが、右眼
から入像させる偏光方向に変更される。以降、左眼と右
眼交互に入像させるようにする。これにより、時刻t1
0以降、左画像のビデオ信号は右眼、右画像のビデオ信
号は左眼に入像される。また、時刻t10以降は上下左
右反転表示に対応するように、ビデオ信号を読み出す際
のアドレスの順番が変更される。
【0049】こうして、表示切り換えスイッチ19の上
下左右反転スイッチがONされると、上下左右反転表示
に対応するように、液晶変更シャッタ33の変更方向の
タイミングが変更され、ビデオ信号を読み出す際のアド
レスの順番が変更される。
【0050】このように、本実施形態のX線診断装置1
では、表示切り換えスイッチ19の左右反転スイッチも
しくは上下左右反転スイッチがONされると、それに連
動して、液晶変更シャッタ33の変更方向のタイミング
が左右反転表示もしくは上下左右反転表示に対応するよ
うに変更されると共に、ビデオ信号を読み出す際のアド
レスの順番が変更されるので、常に適切な奥行き感を迅
速に持たせることが可能となる。
【0051】尚、本実施形態では、液晶偏光シャッタ3
3と偏光メガネ35を用いて偏光方向を変えることによ
り、左眼と右眼の入像を制御しているが、本発明はこれ
に限定されること無く、他の入像制御方法、例えば偏光
メガネを用いて左眼もしくは右眼への入像を遮断するこ
とにより、左眼と右眼の入像を制御する場合にも適用す
ることができる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように請求項1および請求
項2記載の発明によれば、表示画像の左右方向が反転さ
れた場合、これに連動させて左右の画像を入れ替えるよ
うにしているので、常に適切な奥行き感を迅速に持たせ
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るX線診断装置の一実施形態を示し
たブロック図である。
【図2】図1に示したX線診断装置の動作のタイミング
を示すタイミングチャートである。
【図3】図1に示したX線診断装置の使用状況を示した
図である。
【図4】図3に示した使用状況で得られる画像によるノ
ーマル表示と上下左右反転表示の切り換え例を示した図
である。
【図5】表示切り換え(ノーマル表示、左右反転表示、
上下反転表示、上下左右反転表示)を説明するための図
である。
【図6】ステレオX線透視装置を配置する場合の方向性
(上下左右)の一例を示した図である。
【符号の説明】
1 X線診断装置 3 X線制御手段 5 X線発生器 7 I.I. 9 光学系 11 カメラ 13 A/D変換部 15a,15b,15c 書き込み切り換えスイッチ 17La,17Lb,17Ra,17Rb 画像メモリ 19 表示切り換えスイッチ 21 CPU 23 画像メモリ読み出し制御部 25a,25b,25c 読み出し切り換えスイッチ 27 D/A変換部 29 画像モニタ 31 シャッタタイミング制御部 33 液晶偏光シャッタ 35 偏光メガネ P 被検体 D 観察者

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右2つのX線焦点から交互にX線を曝
    射し、左のX線焦点による左画像を左眼で、右のX線焦
    点による画像を右眼で観察させることにより被検体のX
    線画像を立体的に表示するX線診断装置において、 表示される画像の左右方向を反転させる表示画像切り換
    え手段と、 この表示画像切り換え手段により前記左右方向が反転さ
    れる場合、これに連動させて左右の画像を入れ替える画
    像入れ替え手段と、 を有することを特徴とするX線診断装置。
  2. 【請求項2】 左右2つのX線焦点から交互にX線を曝
    射し、左のX線焦点による左画像を左眼で、右のX線焦
    点による画像を右眼で観察させることにより被検体のX
    線画像を立体的に表示するX線診断装置において、 表示される画像を左右反転、上下反転、上下左右反転さ
    せるための指示を行う表示切り換えスイッチと、 この表示切り換えスイッチにより画像を左右反転もしく
    は上下左右反転することが指示された場合、表示される
    画像の左右方向を反転させる表示画像切り換え手段と、 この表示画像切り換え手段により表示される画像の左右
    方向が反転される場合、これに連動させて左眼と右眼に
    入像する画像を入れ替える画像入れ替え手段と、 を有することを特徴とするX線診断装置。
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