JPH1080261A - 生シラスの乾燥方法 - Google Patents

生シラスの乾燥方法

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Publication number
JPH1080261A
JPH1080261A JP8238714A JP23871496A JPH1080261A JP H1080261 A JPH1080261 A JP H1080261A JP 8238714 A JP8238714 A JP 8238714A JP 23871496 A JP23871496 A JP 23871496A JP H1080261 A JPH1080261 A JP H1080261A
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JP
Japan
Prior art keywords
shirasu
drying
air
kettle
water
Prior art date
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Pending
Application number
JP8238714A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Sawa
裕之 澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iwatani International Corp
Original Assignee
Iwatani International Corp
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Publication date
Application filed by Iwatani International Corp filed Critical Iwatani International Corp
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Publication of JPH1080261A publication Critical patent/JPH1080261A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 釜揚げ後のシラスを通風乾燥するにあたり、
通風式乾燥装置内での菌の繁殖を抑制して、製品への菌
の付着を防止する。 【解決手段】 乾燥装置内で釜揚げしたシラスに除湿し
た気流を作用させて乾燥する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、釜揚げされたシラスを
処理する方法に関し、特にシラスの乾燥方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水揚げしたシラスは真水で水洗
し、水洗したシラスを流水式釜内で90〜100℃で煮
沸処理し、釜から上げたシラスをコンベアで移送しなが
ら気流を強制的に作用させて通風乾燥させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の釜揚げされたシ
ラスの通風乾燥では、乾燥装置内の温度が80〜30℃
であるうえ、多湿雰囲気となることから、比較的菌が繁
殖しやすい環境になる。特に、乾燥装置未使用時での雑
菌の繁殖がおおきい。このため、乾燥装置の壁面等で繁
殖した繁殖菌が乾燥装置内を浮遊し、その浮遊菌が搬送
中の製品に付着する虞れがあった。
【0004】本発明はこのような点に着目して、乾燥装
置内での菌の繁殖を抑制できるシラスの乾燥方法を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに請求項1に記載した発明は、水洗、煮沸、乾燥の手
順をとるシラスの処理方法において、シラスに作用させ
る気流として露点温度が−50℃程度の除湿空気を使用
するようにしたことを特徴とし、請求項2に記載した発
明はシラスに作用させる気流として乾燥窒素ガスを使用
することを特徴としている。
【0006】
【作用】請求項1に記載した発明では、釜揚げ後のシラ
スに作用させる乾燥用気流として露点温度を−50℃以
下に調整した除湿空気を使用していることから、シラス
の水分を除湿空気が取り込むことになり、乾燥装置内で
の湿度はさほど上昇しないことから、菌繁殖が抑制で
き、製品の品質を安定化することができるうえ、初発菌
数を低い値に保持することができることになる。この場
合、冷風で乾燥することになるから、釜揚げ時の色合い
の保持を期待することができる。
【0007】また、請求項2に記載した発明では、釜揚
げ後のシラスに作用させる乾燥用気流として乾燥窒素を
使用していることから、請求項1の作用に加えて好気性
菌の発育を抑制することができることになる。
【0008】
【発明の実施の形態】図面は、シラスの処理系を示し、
図中符号(1)は分散水槽、(2)は流水式釜、(3)は乾燥
装置であり、分散水槽(1)には生シラスを一定量づつ取
り出して流水式釜(2)に投入するバケットコンベア(4)
が配置してあり、流水式釜(2)には加熱処理したシラス
を一定量づつ取り出して乾燥装置(3)の搬入コンベア
(5)に供給するバケットコンベア(6)が配置してある。
【0009】乾燥装置(3)はその内部を高温乾燥室(7)
と低温乾燥室(8)とに区分して形成してある。高温乾燥
室(7)には搬入コンベア(5)と中間コンベア(9)とが上
下に配置してあり、低温乾燥室(8)には搬出コンベア(1
0)が配置してある。なお、搬入コンベア(5)、中間コン
ベア(9)及び搬出コンベア(10)はそれぞれメッシュベル
トで形成してある。
【0010】高温乾燥室(7)内における中間コンベア
(9)の下側には、加温風噴出パイプ(11)が配置してあ
り、この加温風噴出パイプ(11)には加温風供給路(12)が
接続してある。加温風供給路(12)には流れ方向上流側か
らフィルター(13)、ブロワー(14)、ヒータ(15)が介装し
てあり、フィルター(13)を介して吸引した外気をヒータ
(15)で加熱して、高温乾燥室(7)内で中間コンベア(10)
及び搬入コンベア(5)に対して噴出させている。
【0011】低温乾燥室(8)内における搬出コンベア(1
0)の下側には、低温風噴出パイプ(16)が配置してあり、
この低温風噴出パイプ(16)には低温風供給路(17)が接続
してある。低温風供給路(17)には、流れ方向上流側か
ら、除菌フィルター(18)、空気除湿器(19)、ブロワー(2
0)が介装してあり、除菌フィルター(18)を通して取り込
んだ除湿空気を低温乾燥室(8)内で搬出コンベア(10)の
下側から噴出するようにしてある。なお、空気除湿器(1
9)では露点温度が−50℃以下となる状態まで取り込み
空気を除湿している。
【0012】洗浄水槽(1)と流水式釜(2)との間に配置
したバケットコンベア(4)の搬送下手側部分には、バケ
ットコンベア(4)で搬送されているシラスにオゾン水を
シャワーリングするオゾン水シャワーノズル(24)が配置
してある。このオゾン水シャワーノズル(24)に接続され
ているオゾン水供給路(25)には水槽(26)と送水ポンプ(2
7)とが介装してあり、この水槽(26)内にオゾン発生器(2
8)で発生させたオゾンガスを噴出させてオゾンガスを水
槽(26)内の水に溶解させるようにしてある。図中符号(2
9)はオゾン水供給路(25)のオゾン発生器(28)に供給する
酸素の貯溜容器である。
【0013】上述の構成からなるシラスの処理装置で
は、分散水槽(1)から一定量づつ掬い揚げて流水式釜
(2)に送給する生シラスに対してオゾン水をシャワーリ
ングして洗浄することになるから、オゾン水中のオゾン
の作用でシラスに付着している耐熱芽胞菌の芽胞表面を
傷つける。そして、このオゾンの作用で表面が傷付いた
耐熱芽胞菌を有するシラスが流水式釜(2)に投入され
る。流水式釜(2)内では90〜100℃程度で加熱処理
されるから、大腸菌等の一般生菌はもちろん、表面を傷
つけられた耐熱芽胞菌も死滅することになる。
【0014】流水式釜(2)で加熱処理されたシラスは、
バケットコンベア(6)で流水式釜(2)から釜揚げされ、
乾燥装置(3)に供給される。乾燥装置(3)ではシラスは
メッシュベルトで構成された搬入ベルト(5)、中間ベル
ト(9)に乗って移動する間に加温風にさらされて乾燥
し、メッシュベルトで構成された搬出ベルト(10)に乗っ
て移動する間に除湿空気にさらされて乾燥する。この乾
燥時には、除湿空気がシラスの水分を吸収することにな
るから、乾燥装置(3)内はさほど多湿雰囲気にはなら
ず、乾燥装置(3)内での菌の繁殖を抑制することになる
から、乾燥装置(3)内で繁殖した菌が浮遊することも少
なくなり、浮遊菌が製品シラスに付着することを防止す
ることができる。
【0015】なお、上記実施例では、乾燥装置(3)の低
温乾燥室(8)に除湿した空気を導入するように構成した
が、乾燥窒素を使用するようにしてもよい。乾燥窒素を
使用した場合には乾燥装置内での好気性菌の繁殖を抑制
することができるようになる。
【0016】
【発明の効果】請求項1に記載した発明は、釜揚げした
シラスを通風乾燥するにあたり、シラスに露点温度を−
50℃以下に調整した除湿空気を作用させるようにして
いることから、シラスの水分を除湿空気が取り込んで乾
燥させ、水分を吸収した乾燥用空気は乾燥装置外に排出
されるため、乾燥装置内の雰囲気は高温多湿雰囲気にな
らず、乾燥装置内での菌の繁殖が抑制できるから、製品
への菌の付着がなくなるうえ、初発菌数を低い値に保持
することができる。しかも、この場合には、冷風で処理
することになるから、釜揚げ時の色合いを保持すること
が可能となる。
【0017】また、請求項2に記載の発明では、釜揚げ
したシラスを通風乾燥するにあたり、シラスに乾燥窒素
を作用させるようにしていることから、乾燥装置内での
雰囲気を低湿度雰囲気に保持して菌の繁殖を抑制するこ
とができるうえ、特に好気性菌の発育を抑制することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シラスの処理系を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1…分散水槽、2…流水式釜、3…乾燥装置、7…高温
乾燥室、8…低温乾燥室、11…加温風噴出パイプ、16…
低温風噴出パイプ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生のシラスを水洗する水洗工程と、水洗
    したシラスを流水式釜で煮沸する加熱工程と、加熱後の
    釜揚げしたシラスを通風乾燥する乾燥工程からなる生シ
    ラスの処理において、 釜揚げ後のシラスに露点温度を−50℃以下に調整した
    除湿空気を作用させて乾燥させるようにした生シラスの
    乾燥方法。
  2. 【請求項2】 釜揚げ後のシラスの通風乾燥に使用する
    乾燥風として乾燥窒素ガスを使用する乾燥方法。
JP8238714A 1996-09-10 1996-09-10 生シラスの乾燥方法 Pending JPH1080261A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8238714A JPH1080261A (ja) 1996-09-10 1996-09-10 生シラスの乾燥方法

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JP8238714A JPH1080261A (ja) 1996-09-10 1996-09-10 生シラスの乾燥方法

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JPH1080261A true JPH1080261A (ja) 1998-03-31

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JP8238714A Pending JPH1080261A (ja) 1996-09-10 1996-09-10 生シラスの乾燥方法

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JP (1) JPH1080261A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006087343A (ja) * 2004-09-24 2006-04-06 Kawakubo Seisakusho:Kk 小魚等の殺菌洗浄方法及びその装置
JP2006087342A (ja) * 2004-09-24 2006-04-06 Kawakubo Seisakusho:Kk 小魚等の殺菌洗浄方法及びその装置
JP2006129708A (ja) * 2004-11-02 2006-05-25 Kawakubo Seisakusho:Kk 小魚等の殺菌洗浄方法及びその装置
JP2017205044A (ja) * 2016-05-17 2017-11-24 株式会社木村海産 小型魚介類の加熱処理方法、小型魚介類の包装食品

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