JPH1080037A - ワイヤハーネス用プロテクタ - Google Patents
ワイヤハーネス用プロテクタInfo
- Publication number
- JPH1080037A JPH1080037A JP8236295A JP23629596A JPH1080037A JP H1080037 A JPH1080037 A JP H1080037A JP 8236295 A JP8236295 A JP 8236295A JP 23629596 A JP23629596 A JP 23629596A JP H1080037 A JPH1080037 A JP H1080037A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hook
- protector
- wire harness
- wire
- harness
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Landscapes
- Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
- Details Of Indoor Wiring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 自動車解体時に、ウインチにワイヤロープを
介して取り付けたフックをワイヤハーネスに確実に引っ
かけて、ワイヤハーネスを自動車から引き出せるように
する。 【解決手段】 ワイヤハーネスを挿通させるプロテクタ
本体14の外面に、空間をあけてブリッジ状に連続させ
たフック引掛部14fを設けている。該フック引掛部1
4fは中空形状で、その内部にワイヤハーネスの電線群
Wの一部を挿通あるいは、該電線群の一部を少なくとも
1回巻き付けて、ズレが生じないようにして挿通させて
いる。
介して取り付けたフックをワイヤハーネスに確実に引っ
かけて、ワイヤハーネスを自動車から引き出せるように
する。 【解決手段】 ワイヤハーネスを挿通させるプロテクタ
本体14の外面に、空間をあけてブリッジ状に連続させ
たフック引掛部14fを設けている。該フック引掛部1
4fは中空形状で、その内部にワイヤハーネスの電線群
Wの一部を挿通あるいは、該電線群の一部を少なくとも
1回巻き付けて、ズレが生じないようにして挿通させて
いる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車に用いるワ
イヤハーネス用プロテクタに関し、特に、自動車解体時
に、ワイヤハーネスをプロテクタと共に効率よく自動車
より引っ張り出すことが出来るようにするものである。
イヤハーネス用プロテクタに関し、特に、自動車解体時
に、ワイヤハーネスをプロテクタと共に効率よく自動車
より引っ張り出すことが出来るようにするものである。
【0002】
【従来の技術】近時、自動車のリサイクルについて、種
々の点から開発が進められており、自動車の製造時か
ら、リサイクルを考慮して設計することが要望されてい
る。例えば、自動車の鋼鉄製ボデイのリサイクルを考え
た場合、銅が含まれていると、鉄からの分離が容易でな
く、そのため、リサイクルする鉄の純度が低下する問題
がある。よって、銅の塊であるワイヤハーネスを、解体
時に、自動車からまず取り出すことが重要となってく
る。
々の点から開発が進められており、自動車の製造時か
ら、リサイクルを考慮して設計することが要望されてい
る。例えば、自動車の鋼鉄製ボデイのリサイクルを考え
た場合、銅が含まれていると、鉄からの分離が容易でな
く、そのため、リサイクルする鉄の純度が低下する問題
がある。よって、銅の塊であるワイヤハーネスを、解体
時に、自動車からまず取り出すことが重要となってく
る。
【0003】ワイヤハーネスはクランプによりボデイに
固定されていると共に、その端末のコネクタはボデイ側
に固定した電装品と接続されている。クランプを1つづ
つボデイから取り外す作業は非常に手数がかかると共
に、クランプを簡単にボデイから取り外すことができ
ず、また、多数のコネクタ接続部を解除する作業も容易
ではない。
固定されていると共に、その端末のコネクタはボデイ側
に固定した電装品と接続されている。クランプを1つづ
つボデイから取り外す作業は非常に手数がかかると共
に、クランプを簡単にボデイから取り外すことができ
ず、また、多数のコネクタ接続部を解除する作業も容易
ではない。
【0004】よって、図10に示すように、ウインチ1
を用いて、該ウインチ1のワイヤロープ2の先端に取り
付けたフック3をワイヤハーネスW/Hに引っ掻け、無
理やりにワイヤハーネスを引き剥がす方法が取られる場
合がある。
を用いて、該ウインチ1のワイヤロープ2の先端に取り
付けたフック3をワイヤハーネスW/Hに引っ掻け、無
理やりにワイヤハーネスを引き剥がす方法が取られる場
合がある。
【0005】例えば、インストルメントパネルPの内部
のワイヤハーネス、即ち、インパネハーネスを引き剥が
す場合には、自動車のリヤウインドを壊し、ついで、イ
ンストルメントパネルのメータを取り外す共にインスト
ルメントパネルを固定ボルトを外して取り除く。その
後、ウインチ1のフック3を図11に示すようにインパ
ネハーネス5に引っ掛けて、外部へと引き出している。
のワイヤハーネス、即ち、インパネハーネスを引き剥が
す場合には、自動車のリヤウインドを壊し、ついで、イ
ンストルメントパネルのメータを取り外す共にインスト
ルメントパネルを固定ボルトを外して取り除く。その
後、ウインチ1のフック3を図11に示すようにインパ
ネハーネス5に引っ掛けて、外部へと引き出している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フック
3がズレないように引っ掛ける部分がワイヤハーネスW
/Hにはない。よって、図12(A)に示すようにウイ
ンチで引っ張っていくと、一方側の(X)で簡単にボデ
イ側との固定が解けると、図12(B)に示すように、
フック3の位置がずれて、(X)側の片方しか取り出す
ことは出来なくなる。その結果、他方の(Y)側では工
具を用いてZ位置で切断することとなり、作業手数が増
える問題がある。
3がズレないように引っ掛ける部分がワイヤハーネスW
/Hにはない。よって、図12(A)に示すようにウイ
ンチで引っ張っていくと、一方側の(X)で簡単にボデ
イ側との固定が解けると、図12(B)に示すように、
フック3の位置がずれて、(X)側の片方しか取り出す
ことは出来なくなる。その結果、他方の(Y)側では工
具を用いてZ位置で切断することとなり、作業手数が増
える問題がある。
【0007】本発明は上記した問題に鑑みてなされたも
ので、上記フックに位置ずれを発生させることなく、フ
ックをで引っ掛けてウインチで引っ張ることにより、ワ
イヤハーネス全体が確実に引き出せるようにすることを
課題としている。
ので、上記フックに位置ずれを発生させることなく、フ
ックをで引っ掛けてウインチで引っ張ることにより、ワ
イヤハーネス全体が確実に引き出せるようにすることを
課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、請求項1で、ワイヤハーネスを挿通させ
るプロテクタ本体の外面に、空間をあけてブリッジ状に
連続させたフック引掛部を設けていることを特徴とする
ワイヤハーネス用プロテクタを提供している。即ち、ワ
イヤハーネスを挿通させるプロテクタ本体の外面から分
岐させて空間を形成した後にプロテクタ本体外面に合流
するフック引掛部を設けている。
め、本発明は、請求項1で、ワイヤハーネスを挿通させ
るプロテクタ本体の外面に、空間をあけてブリッジ状に
連続させたフック引掛部を設けていることを特徴とする
ワイヤハーネス用プロテクタを提供している。即ち、ワ
イヤハーネスを挿通させるプロテクタ本体の外面から分
岐させて空間を形成した後にプロテクタ本体外面に合流
するフック引掛部を設けている。
【0009】上記のように、閉断面のフック引掛部をプ
ロテクタに予め設けておくと、自動車解体時にウインチ
のワイヤロープ先端に設けたフックを、上記フック引掛
部に位置ずれや外れることなく引掛けることができる。
その結果、該プロテクタを取り付けたワイヤハーネスの
端末がボデイ側から外れ易い部分、外れ難い部分があっ
ても、フックを取り付けたプロテクタを中心としてワイ
ヤハーネス全体を確実にボデイより引き剥がして、自動
車より引き出すことができる。
ロテクタに予め設けておくと、自動車解体時にウインチ
のワイヤロープ先端に設けたフックを、上記フック引掛
部に位置ずれや外れることなく引掛けることができる。
その結果、該プロテクタを取り付けたワイヤハーネスの
端末がボデイ側から外れ易い部分、外れ難い部分があっ
ても、フックを取り付けたプロテクタを中心としてワイ
ヤハーネス全体を確実にボデイより引き剥がして、自動
車より引き出すことができる。
【0010】上記フック引掛部は中空形状で、その内部
にワイヤハーネスの電線群の一部を挿通あるいは、該電
線群の一部を少なくとも1回巻き付けて挿通させている
(請求項2)。
にワイヤハーネスの電線群の一部を挿通あるいは、該電
線群の一部を少なくとも1回巻き付けて挿通させている
(請求項2)。
【0011】上記のように、フック引掛部にワイヤハー
ネスの電線群の一部を挿通させておくと、フック引掛部
の強度を増大することが出来、フックを引っかけてワイ
ヤハーネスを取り出す時に、フック引掛部が先に破壊す
ることを防止できる。また、該フック引掛部に電線群の
一部を少なくとも1回巻き付けた状態でプロテクタ内部
にワイヤハーネスを通すと、フック引掛部の位置の電線
群にズレが発生せず、フックによる引張力をワイヤハー
ネスの電線群に確実に負荷して、ワイヤハーネス全体を
引き出すことができる。
ネスの電線群の一部を挿通させておくと、フック引掛部
の強度を増大することが出来、フックを引っかけてワイ
ヤハーネスを取り出す時に、フック引掛部が先に破壊す
ることを防止できる。また、該フック引掛部に電線群の
一部を少なくとも1回巻き付けた状態でプロテクタ内部
にワイヤハーネスを通すと、フック引掛部の位置の電線
群にズレが発生せず、フックによる引張力をワイヤハー
ネスの電線群に確実に負荷して、ワイヤハーネス全体を
引き出すことができる。
【0012】さらに、上記フック引掛部は中空形状とし
ていると共に、その両側のプロテクタ本体内部に突起を
設け、上記フック引掛部にワイヤハーネスの電線群の一
部を挿通あるいは、該電線群の一部を少なくとも1回巻
き付けて挿通させている(請求項3)。この構成とした
場合にも、フック引掛部の電線束に位置ズレを発生させ
ず、フックによる引張力を電線群に確実に負荷して、ワ
イヤハーネス全体を引き出すことができる。
ていると共に、その両側のプロテクタ本体内部に突起を
設け、上記フック引掛部にワイヤハーネスの電線群の一
部を挿通あるいは、該電線群の一部を少なくとも1回巻
き付けて挿通させている(請求項3)。この構成とした
場合にも、フック引掛部の電線束に位置ズレを発生させ
ず、フックによる引張力を電線群に確実に負荷して、ワ
イヤハーネス全体を引き出すことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。
参照して説明する。
【0014】図1乃至図6は第1実施形態を示し、該第
1実施形態のプロテクタ10は、インストルメントパネ
ル11の内部に配索するワイヤハーネス(以下、インパ
ネハーネスと略す)12に取り付けるものである。上記
プロテクタ10は断面コ字形状で、長さ方向の両端が開
口したプロテクタ本体14と、該本体の一側壁14aの
先端に薄肉ヒンジ14bで連結した蓋15とからなり、
プロテクタ本体14内にワイヤハーネスW/Hを構成す
る電線群Wを挿通した後、蓋15でプロテクタ本体14
の開口14cを閉鎖して、蓋15の先端に設けたロック
爪15aをプロテクタ本体の他側壁14dの先端に設け
た被ロック部14eにロックするようにしている。ま
た、プロテクタ本体14の長さ方向の両端開口には、底
壁14gより電線束をテープ巻固定するための固定片1
4hを突設している。
1実施形態のプロテクタ10は、インストルメントパネ
ル11の内部に配索するワイヤハーネス(以下、インパ
ネハーネスと略す)12に取り付けるものである。上記
プロテクタ10は断面コ字形状で、長さ方向の両端が開
口したプロテクタ本体14と、該本体の一側壁14aの
先端に薄肉ヒンジ14bで連結した蓋15とからなり、
プロテクタ本体14内にワイヤハーネスW/Hを構成す
る電線群Wを挿通した後、蓋15でプロテクタ本体14
の開口14cを閉鎖して、蓋15の先端に設けたロック
爪15aをプロテクタ本体の他側壁14dの先端に設け
た被ロック部14eにロックするようにしている。ま
た、プロテクタ本体14の長さ方向の両端開口には、底
壁14gより電線束をテープ巻固定するための固定片1
4hを突設している。
【0015】上記プロテクタ本体14の一側壁14d側
には、空間Sをあけてブリッジ状のフック引掛部14f
を一体に成形して設けている。即ち、フック引掛部14
fは、上記側壁14dから分岐した後、空間Sをあけて
側壁14dと合流しており、プロテクタ本体14と同様
に断面コ字形状とし、フック引掛部14fの中空部16
をプロテクタ本体14の中空部17と連通させている。
には、空間Sをあけてブリッジ状のフック引掛部14f
を一体に成形して設けている。即ち、フック引掛部14
fは、上記側壁14dから分岐した後、空間Sをあけて
側壁14dと合流しており、プロテクタ本体14と同様
に断面コ字形状とし、フック引掛部14fの中空部16
をプロテクタ本体14の中空部17と連通させている。
【0016】上記蓋15にも、上記フック引掛部14f
の開口を閉鎖する蓋側フック引掛部15bをブリッジ状
に連続させて一体に成形しており、該蓋側フック引掛部
15bの先端にロック爪15cを設ける一方、本体側フ
ック引掛部14fの側壁先端に被ロック部14gを設け
て、互いにロックするようにしている。
の開口を閉鎖する蓋側フック引掛部15bをブリッジ状
に連続させて一体に成形しており、該蓋側フック引掛部
15bの先端にロック爪15cを設ける一方、本体側フ
ック引掛部14fの側壁先端に被ロック部14gを設け
て、互いにロックするようにしている。
【0017】上記プロテクタ10には、図2に示すよう
に、インパネハーネス12を構成する電線群Wを通して
おり、該電線群Wの一部はプロテクタ本体14の中空部
17を通す一方、電線群Wの残部をフック引掛部14f
の中空部16を通している。ついで、電線群Wを固定片
14hにテープ20で固定した後、プロテクタ本体14
を蓋15で閉じてロックしている。
に、インパネハーネス12を構成する電線群Wを通して
おり、該電線群Wの一部はプロテクタ本体14の中空部
17を通す一方、電線群Wの残部をフック引掛部14f
の中空部16を通している。ついで、電線群Wを固定片
14hにテープ20で固定した後、プロテクタ本体14
を蓋15で閉じてロックしている。
【0018】上記プロテクタ10を取り付ける位置は、
図4および図5に示すように、インストルメントパネル
11のメータ21を取り付ける位置の裏側である。即
ち、メータ21を取り除くと、プロテクタ10のフック
引掛部14f(15b)がメータ取付用の開口22に対
向して位置するようにしている。
図4および図5に示すように、インストルメントパネル
11のメータ21を取り付ける位置の裏側である。即
ち、メータ21を取り除くと、プロテクタ10のフック
引掛部14f(15b)がメータ取付用の開口22に対
向して位置するようにしている。
【0019】自動車解体時に、インパネハーネス12の
引き出し作業を行う場合、まず、メータ21をインスト
ルメントパネル11から取り除き、開口22をあけて、
プロテクタ10のフック引掛部14f(15b)を露出
させる。ついで、図6に示すように、空間Sにフック3
を横向きとして挿入し、挿入後に図5に示す位置に回転
させてフック引掛部14f(15b)にフック3を引っ
掛ける。其の際、空間Sは閉断面になっているため、フ
ック3がすべってもフック引掛部14f(15b)から
外れることはない。
引き出し作業を行う場合、まず、メータ21をインスト
ルメントパネル11から取り除き、開口22をあけて、
プロテクタ10のフック引掛部14f(15b)を露出
させる。ついで、図6に示すように、空間Sにフック3
を横向きとして挿入し、挿入後に図5に示す位置に回転
させてフック引掛部14f(15b)にフック3を引っ
掛ける。其の際、空間Sは閉断面になっているため、フ
ック3がすべってもフック引掛部14f(15b)から
外れることはない。
【0020】フック3を前記図10に示すように、ウイ
ンチ1でワイヤロープ2を介して強い力で引っ張ると、
プロテクタ10に取り付けられたインパネハーネス12
はボデイ側との係止部が引きはがされて、メータ用の開
口22より引きずり出されるようにして、自動車より取
り外すことができる。
ンチ1でワイヤロープ2を介して強い力で引っ張ると、
プロテクタ10に取り付けられたインパネハーネス12
はボデイ側との係止部が引きはがされて、メータ用の開
口22より引きずり出されるようにして、自動車より取
り外すことができる。
【0021】上記作業時、前記図12(B)に示すよう
に、インパネハーネス12の一部(X)側がボデイより
先に離脱して引っ張り出されても、インパネハーネス1
2に取り付けたプロテクタ10にフック3が引っ掛けら
れているため、インパネハーネス12にさらに引張力を
作用させて、(Y)側もボデイより離脱させて引っ張り
だすことができる。即ち、インパネハーネス12の全体
を一括して引き出すことができる。
に、インパネハーネス12の一部(X)側がボデイより
先に離脱して引っ張り出されても、インパネハーネス1
2に取り付けたプロテクタ10にフック3が引っ掛けら
れているため、インパネハーネス12にさらに引張力を
作用させて、(Y)側もボデイより離脱させて引っ張り
だすことができる。即ち、インパネハーネス12の全体
を一括して引き出すことができる。
【0022】図7は第1実施形態の変形例を示し、イン
パネハーネス12を構成する電線群Wの全てをフック引
掛部14fに1回転巻き付けてプロテクタ本体14内を
通している。
パネハーネス12を構成する電線群Wの全てをフック引
掛部14fに1回転巻き付けてプロテクタ本体14内を
通している。
【0023】このように、フック引掛部14fに電線群
を巻きつけると、フック3による引張時に電線群Wにズ
レが生じることなく、フック3による引張力を電線群W
に確実に負荷して、強い力でワイヤハーネスをボデイよ
り引き剥がすことができる。
を巻きつけると、フック3による引張時に電線群Wにズ
レが生じることなく、フック3による引張力を電線群W
に確実に負荷して、強い力でワイヤハーネスをボデイよ
り引き剥がすことができる。
【0024】図8および図9は第2実施形態を示し、プ
ロテクタ本体14には、フック引掛部14fと連通する
の両側の内部に突起14i、14kを突設している。プ
ロテクタ10内を通す電線群Wは、フック引掛部14f
の両側と上記突起14i、14kとの間で、プロテクタ
本体14の中空部17内を挿通させる電線群W−1と、
フック引掛部14fの中空部16に挿通させる電線群W
−2とをクロスさせている。
ロテクタ本体14には、フック引掛部14fと連通する
の両側の内部に突起14i、14kを突設している。プ
ロテクタ10内を通す電線群Wは、フック引掛部14f
の両側と上記突起14i、14kとの間で、プロテクタ
本体14の中空部17内を挿通させる電線群W−1と、
フック引掛部14fの中空部16に挿通させる電線群W
−2とをクロスさせている。
【0025】上記のように電線群W−1とW−2とをク
ロスさせると、フック引掛部14fに挿通した電線群W
−2にズレが発生せず、フック3を引っ掛けてワイヤハ
ーネスを引き出す時に、フック3の引張力を電線群に確
実に負荷することができる。なお、上記第1および第2
実施形態のように、フック引掛部に電線群Wを必ずしも
通す必要はなく、よって、中空部を設けて電線群を挿通
できる構成とせずに、中実体としても良い。しかしなが
ら、フック引掛部に電線群を通した方が、フック引掛部
の強度が高まると共に、電線群に強い引張力を作用でき
て好ましい。
ロスさせると、フック引掛部14fに挿通した電線群W
−2にズレが発生せず、フック3を引っ掛けてワイヤハ
ーネスを引き出す時に、フック3の引張力を電線群に確
実に負荷することができる。なお、上記第1および第2
実施形態のように、フック引掛部に電線群Wを必ずしも
通す必要はなく、よって、中空部を設けて電線群を挿通
できる構成とせずに、中実体としても良い。しかしなが
ら、フック引掛部に電線群を通した方が、フック引掛部
の強度が高まると共に、電線群に強い引張力を作用でき
て好ましい。
【0026】また、上記実施例はインパネハーネスに取
り付けるプロテクタに適用したものであるが、他のワイ
ヤハーネスにも同様のプロテクタを取り付けておくと、
自動車解体時にフックを引っ掛けて、ワイヤハーネスを
一括して引き剥がして取り出すことができる。
り付けるプロテクタに適用したものであるが、他のワイ
ヤハーネスにも同様のプロテクタを取り付けておくと、
自動車解体時にフックを引っ掛けて、ワイヤハーネスを
一括して引き剥がして取り出すことができる。
【0027】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
に係わるプロテクタでは、自動車解体時を考慮して、予
めフック引掛部を設けているため、該フック引掛部にフ
ックを引掛けることにより、簡単かつ確実にプロテクタ
を取り付けたワイヤハーネスを一括してボデイより引き
剥がして、自動車より引き出すことができる。また、自
動車解体時以外にも、例えば、ワイヤハーネスを保管し
ておく場合、車体への取付作業時等においても、上記フ
ック引掛部を所要の部材に引っかけておくことができ、
自動車解体時以外にも便利に用いることができる。
に係わるプロテクタでは、自動車解体時を考慮して、予
めフック引掛部を設けているため、該フック引掛部にフ
ックを引掛けることにより、簡単かつ確実にプロテクタ
を取り付けたワイヤハーネスを一括してボデイより引き
剥がして、自動車より引き出すことができる。また、自
動車解体時以外にも、例えば、ワイヤハーネスを保管し
ておく場合、車体への取付作業時等においても、上記フ
ック引掛部を所要の部材に引っかけておくことができ、
自動車解体時以外にも便利に用いることができる。
【0028】また、フック引掛部に電線群を挿通してお
くと、該電線群がフック引掛部の補強部材の作用を行
い、特別な補強をすることなく、フック引掛部の強度を
増すことができる。
くと、該電線群がフック引掛部の補強部材の作用を行
い、特別な補強をすることなく、フック引掛部の強度を
増すことができる。
【0029】さらに、フック引掛部に電線群を巻き付け
て、あるいは、突起を設けてクロス配線するなどによ
り、フック引掛部を通る電線群にズレを発生しないよう
にしておくと、該フック引掛部を通る電線群にフックに
よる引張力を確実に負荷して、ワイヤハーネスを最後ま
で引っ張りだして、一括して自動車より引き出すことが
できる。
て、あるいは、突起を設けてクロス配線するなどによ
り、フック引掛部を通る電線群にズレを発生しないよう
にしておくと、該フック引掛部を通る電線群にフックに
よる引張力を確実に負荷して、ワイヤハーネスを最後ま
で引っ張りだして、一括して自動車より引き出すことが
できる。
【図1】 本発明の第1実施形態のプロテクタの蓋を開
いた状態の正面図である。
いた状態の正面図である。
【図2】 上記プロテクタに電線群を通した状態の一部
正面図である。
正面図である。
【図3】 上記プロテクタをワイヤハーネスに取り付け
た状態の斜視図である。
た状態の斜視図である。
【図4】 上記プロテクタの配置位置を示す斜視図であ
る。
る。
【図5】 上記プロテクタの配置状態の断面図である。
【図6】 上記プロテクタに対してフックの取付方向を
示す概略図である。
示す概略図である。
【図7】 第1実施形態の変形例を示す正面図である。
【図8】 第2実施形態のプロテクタの要部正面図であ
る。
る。
【図9】 第2実施形態のプロテクタに電線群を挿通し
た状態の正面図である。
た状態の正面図である。
【図10】 自動車解体時のワイヤハーネス取り出し作
業を説明する概略図である。
業を説明する概略図である。
【図11】 従来例を示し、インパネハーネスにフック
を取り付けている状態の斜視図である。
を取り付けている状態の斜視図である。
【図12】 (A)(B)は従来の問題点を説明するた
めの概略図である。
めの概略図である。
1 ウインチ 2 ワイヤロープ 3 フック 10 プロテクタ 11 インストルメントパネル 12 インパネハーネス 14 プロテクタ本体 14f フック引掛部 15 蓋 15b フック引掛部 14i、14k 突起 W 電線群 W/H ワイヤハーネス
Claims (3)
- 【請求項1】 ワイヤハーネスを挿通させるプロテクタ
本体の外面に、空間をあけてブリッジ状に連続させたフ
ック引掛部を設けていることを特徴とするワイヤハーネ
ス用プロテクタ。 - 【請求項2】 上記フック引掛部は中空形状で、その内
部にワイヤハーネスの電線群の一部を挿通あるいは、該
電線群の一部を少なくとも1回巻き付けて挿通させてい
る請求項1に記載のワイヤハーネス用プロテクタ。 - 【請求項3】 上記フック引掛部は中空形状としている
と共に、その両側のプロテクタ本体内部に突起を設け、
フック引掛部の両側と上記突起との間で、プロテクタ本
体内を挿通させる電線群と、フック引掛部に挿通させる
電線群とをクロスさせて、フック引掛部に挿通した電線
にズレが発生しない構成としている請求項1に記載のワ
イヤハーネス用プロテクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8236295A JPH1080037A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | ワイヤハーネス用プロテクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8236295A JPH1080037A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | ワイヤハーネス用プロテクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1080037A true JPH1080037A (ja) | 1998-03-24 |
Family
ID=16998681
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8236295A Withdrawn JPH1080037A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | ワイヤハーネス用プロテクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1080037A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007174750A (ja) * | 2005-12-20 | 2007-07-05 | Furukawa Electric Co Ltd:The | ワイヤーハーネス外装品 |
-
1996
- 1996-09-06 JP JP8236295A patent/JPH1080037A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007174750A (ja) * | 2005-12-20 | 2007-07-05 | Furukawa Electric Co Ltd:The | ワイヤーハーネス外装品 |
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Legal Events
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