JPH1079340A - 走査型露光装置および方法 - Google Patents

走査型露光装置および方法

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JPH1079340A
JPH1079340A JP8248515A JP24851596A JPH1079340A JP H1079340 A JPH1079340 A JP H1079340A JP 8248515 A JP8248515 A JP 8248515A JP 24851596 A JP24851596 A JP 24851596A JP H1079340 A JPH1079340 A JP H1079340A
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substrate
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stage
optical system
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JP8248515A
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Inventor
Fumio Sakai
文夫 坂井
Hiroshi Inada
博志 稲田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70216Mask projection systems
    • G03F7/70358Scanning exposure, i.e. relative movement of patterned beam and workpiece during imaging

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高精度化およびスループットの向上を図る。 【解決手段】 原版のパターンの一部を投影光学系を介
してスリット状に基板に投影し、該投影光学系に対し相
対的に前記原版と基板を共に走査することにより前記原
版のパターンを前記基板に露光する走査型露光装置にお
いて、前記原版の交換の際の該原版を保持する原版ステ
ージに対する原版のアライメントを、該交換位置で行な
い、かつ前記基板の位置をオフアクシスで検出するオフ
アクシス顕微鏡のベースライン補正を、原版の交換およ
びアライメントと並行して行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、設計パターンを基
板上のレジストに露光して半導体デバイス等を製造する
ために用いられる走査型露光装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、このような露光装置としては、ウ
エハ等の基板をステップ移動させながら基板上の複数の
露光領域に原版のパターンを投影光学系を介して順次露
光するステッパや、投影光学系に対し相対的にマスク等
の原版と基板とを同期走査させて原版のパターンを基板
上に露光する走査型の露光装置等が知られている。
【0003】また、近年、より高精度で微細なパターン
の露光が行なえるように、前記ステップ移動と走査露光
とを繰り返すことにより、基板上の複数の領域に高精度
で微細なパターンの露光を行なう、走査型(ステップ・
アンド・スキャン型)の露光装置が使用されている。こ
の露光装置では、スリットにより制限して投影光学系の
比較的光軸に近い部分のみを使用しているため、より高
精度かつ広画角な微細パターンの露光が可能となってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなステップ・
アンド・スキャン型の露光装置において、高精度な走査
露光を行なうためには、原版と基板とを常に正確に整合
しながら走査することが必要である。そのためには、
原版ステージと基板ステージの軸合わせおよび位置合わ
せ、および描画位置とアライメント位置の距離の検出
(ベースライン補正)を行なわなければならない。
【0005】前記軸合わせおよび位置合わせを好適に行
なうための装置としては、先に、本出願人により、原版
ステージに第1基準プレートを、基板ステージに第2基
準プレートを固設し、少なくとも原版ステージと基板ス
テージの一方を走査させて前記第1、第2基準プレート
のそれぞれに形成された位置合わせマークの相対位置関
係を検出して、原版ステージまたは基板ステージの走査
方向を検出する走査型露光装置が出願されている(特願
平7−187171号)。この先願の露光装置において
は、前記第1、第2基準プレートのそれぞれに形成され
た位置合わせマークの相対位置関係を露光光により投影
光学系を介して検出するためのTTRスコープの他、原
版を交換する都度その原版を原版ステージに位置合わせ
する原版アライメント系、および基板を基板ステージに
搭載した後、基板上の各転写領域を原版に位置合わせす
るためのオフアクシス顕微鏡等が設けられている。
【0006】上記走査型露光装置における露光動作を図
8のフローチャートを参照しながら説明する。
【0007】先ず、ステップ101でレチクルステージ
をレチクル交換位置へ移動し、ステップ102でレチク
ルステージからレチクルを搬出し代わりに新しいレチク
ルをレチクルステージに搬入する。さらに、ステップ1
03でレチクルステージに搬入したレチクルのアライメ
ントを行なう。次に、ステップ104でアライメントス
コープのベースライン補正の要否を判定する。ベースラ
イン補正が必要であればステップ105でベースライン
補正を行なった後、ベースライン補正が必要でなければ
ステップ105の処理をスキップしてステップ104か
ら直接ステップ106へ進む。ステップ106では、ウ
エハアライメントを行ない、次のステップ107で露光
を行なう。続くステップ108では同一レチクルを用い
る同一ロットの全ウエハの露光を終了したか否かをす
る。全ウエハの露光を終了していなければ、ステップ1
04に戻り、次のウエハについて上記ステップ104〜
108の処理を繰り返す。一方、全ウエハの露光を終了
していれば、ステップ109でレチクル交換の要否を判
定する。レチクル交換が必要であれば、ステップ101
に戻り、次のレチクルについて上記ステップ101〜1
09の処理を繰り返す。一方、一連のレチクルを用いた
全露光処理を終了しており、レチクル交換は必要でなけ
れば、ステップ110で処理を終了する。
【0008】以上のように、従来の走査型露光装置にお
いては、レチクル交換の際、レチクルアライメント、ベ
ースライン補正およびウエハアライメントをシリアルに
行なっていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、より高精度
で生産性のよい走査型露光装置および方法を提供するこ
とを目的とし、特に、レチクル交換からウエハアライメ
ントに至る処理の時間を短縮し、スループットのより高
い走査型露光装置および方法を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明では、原版交換および原版アライメントと並行
して、基板の位置ずれをオフアクシスで検出するオフア
クシス顕微鏡のベースライン補正を行なう。
【0011】前記ベースライン補正は、例えば、予め第
1基準プレートを、原版を保持する原版ステージが原版
交換位置に位置する際に前記投影光学系によるスリット
状露光領域内に位置するように該原版ステージ上に固設
し、かつ前記基板ステージ上には第2基準プレートを固
設しておき、原版の交換およびアライメントを行なう際
は、それと並行に、前記基板の位置ずれをオフアクシス
で検出するオフアクシス顕微鏡を用いて、該オフアクシ
ス顕微鏡に対する前記第2基準プレートの位置ずれを検
出し、前記原版と基板とを露光光と実質同一波長の光で
投影光学系を介して検出するTTR顕微鏡により前記第
1および第2基準プレートの位置ずれ検出することによ
り、前記オフアクシス顕微鏡のベースライン補正を行な
う。
【0012】前記ベースライン補正が必要なオフアクシ
ス顕微鏡としては、投影光学系の露光領域外で非露光光
により基板の位置ずれを検出する一般的なオフアクシス
顕微鏡の他、投影光学系を介して非露光光により基板の
位置ずれを検出するTTLオフアクシス顕微鏡等があ
る。本発明の好ましい実施例においては、前記ベースラ
イン補正に引き続き前記基板のアライメントを行なう。
【0013】
【作用】従来のステッパにおけるベースライン計測は、
基板ステージ上に固設された基準プレート(第2の基準
プレート)と原版を用い、これらをTTR顕微鏡とオフ
アクシス顕微鏡で計測することにより、行なっていた。
原版ステージ上に原版ではない基準プレート(第1の基
準プレート)を配置しようとしても、露光範囲はレチク
ルに占有されており、基準プレートを配置できるような
隙間はなかった。
【0014】走査型露光装置では、原版がスキャンする
ため、露光範囲から原版をずらすことができる。原版が
ずれた位置の時、第1の基準プレートが露光範囲に来る
ように原版ステージ上に配置する。その状態で、原版交
換あるいはアライメントとベースライン計測を並行して
行なうことでスループットの向上を達成することができ
る。
【0015】また、前記先願の装置においても、レチク
ル交換、レチクルアライメント、ベースライン補正およ
びウエハアライメントをシリアルに行なっていた。これ
に対し、本発明においては、レチクル交換およびレチク
ルアライメントと、ベースライン補正とを並行して行な
うことでスループットの向上を達成することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。図1は本発明の実施の一形態に係る
露光装置を側方から見た様子を模式的に示す図であり、
図2は、その露光装置の外観を示す斜視図である。これ
らの図に示すように、この露光装置は、レチクルステー
ジ1上の原版のパターンの一部を投影光学系2を介して
ウエハステージ3上のウエハに投影し、投影光学系2に
対し相対的にレチクルとウエハをY方向に同期走査する
ことによりレチクルのパターンをウエハに露光するとと
もに、この走査露光を、ウエハ上の複数領域(ショッ
ト)に対して、繰り返し行なうためのステップ移動を介
在させながら行なうステップ・アンド・スキャン型の露
光装置である。
【0017】レチクルステージ1はリニアモータ4によ
ってY方向へ駆動し、ウエハステージ3のXステージ3
aはリニアモータ5によってX方向に駆動し、Yステー
ジ3bはリニアモータ6によってY方向へ駆動するよう
になっている。レチクルおよびウエハの同期走査は、レ
チクルステージ1およびYステージ3bをY方向へ一定
の速度比率(例えば4:−1、なお、「−」は向きが逆
であることを示す)で駆動させることにより行なう。ま
た、X方向へのステップ移動はXステージ3aにより行
なう。
【0018】ウエハステージ3は、ステージ定盤7上に
設けられ、ステージ定盤7は3つのダンパ8を介して3
点で床等の上に支持されている。レチクルステージ1お
よび投影光学系2は鏡筒定盤9上に設けられ、鏡筒定盤
9は床等に載置されたベースフレーム10上に3つのダ
ンパ11および支柱12を介して支持されている。ダン
パ8は6軸方向にアクティブに制振もしくは除振するア
クティブダンパであるが、パッシブダンパを用いてもよ
く、あるいはダンパを介せずに支持してもよい。
【0019】また、この露光装置は、鏡筒定盤9とステ
ージ定盤7との間の距離を3点において測定するレーザ
干渉計、マイクロエンコーダ等の距離測定手段13を備
えている。
【0020】投光手段21と受光手段22は、ウエハス
テージ3上のウエハが投影光学系2のフォーカス面に位
置しているか否かを検出するためのフォーカスセンサを
構成している。すなわち、鏡筒定盤9に固定された投光
手段21によりウエハに対して斜め方向から光を照射
し、その反射光の位置を受光手段22によって検出する
ことにより投影光学系2の光軸方向のウエハ表面の位置
が検出される。
【0021】この構成において、不図示の搬送手段によ
り、装置前部の2つの支柱12間の搬送経路を経てウエ
ハステージ3上にウエハが搬入され、所定の位置合せが
終了すると、露光装置は、走査露光およびステップ移動
を繰り返しながら、ウエハ上の複数の露光領域に対して
レチクルのパターンを露光転写する。走査露光に際して
は、レチクルステージ1およびYステージ3bをY方向
(走査方向)へ、所定の速度比で移動させて、スリット
状の露光光でレチクル上のパターンを走査するととも
に、その投影像でウエハを走査することにより、ウエハ
上の所定の露光領域に対してレチクル上のパターンを露
光する。走査露光中、ウエハ表面の高さは前記フォーカ
スセンサで計測され、その計測値に基づきウエハステー
ジ3の高さとチルトがリアルタイムで制御され、フォー
カス補正が行なわれる。1つの露光領域に対する走査露
光が終了したら、Xステージ3aをX方向へ駆動してウ
エハをステップ移動させることにより、他の露光領域を
走査露光の開始位置に対して位置決めし、走査露光を行
なう。なお、このX方向へのステップ移動と、Y方向へ
の走査露光のための移動との組合せにより、ウエハ上の
複数の露光領域に対して、順次効率良く露光が行なえる
ように、各露光領域の配置、Yの正または負のいずれか
への走査方向、各露光領域への露光順等が設定されてい
る。
【0022】図1の装置においては、図示しないレーザ
干渉計光源から発せられた光がレチクルステージ用Y方
向レーザ干渉計24に導入される。そして、Y方向レー
ザ干渉計24に導入された光は、レーザ干渉計24内の
ビームスプリッタ(不図示)によってレーザ干渉計24
内の固定鏡(不図示)に向かう光とY方向移動鏡26に
向かう光とに分けられる。Y方向移動鏡26に向かう光
は、Y方向測長光路25を通ってレチクルステージ4に
固設されたY方向移動鏡26に入射する。ここで反射さ
れた光は再びY方向測長光路25を通ってレーザ干渉計
2内のビームスプリッタに戻り、固定鏡で反射された光
と重ね合わされる。このときの光の干渉の変化を検出す
ることによりY方向の移動距離を測定する。このように
して計測された移動距離情報は、図示しない走査制御装
置にフィードバックされ、レチクルステージ4の走査位
置の位置決め制御がなされる。Yステージ3bも、同様
に、ウエハステージ用Y方向レーザ干渉計23による測
長結果に基づいて走査位置の位置決め制御がなされる。
【0023】図3は、図1の装置における光学系の詳細
を示す。図3において、1はレチクル31が載置される
レチクルステージ、2は投影光学系、3はウエハ32が
載置されるウエハステージである。ウエハステージ3
は、Xステージ3a、Yステージ3b、Z−チルトステ
ージ3cおよびチャック3d等からなる。23はウエハ
ステージ用Y方向レーザ干渉計、24はレチクルステー
ジ用Y方向レーザ干渉計、25はY方向測長光路、2
6,27はY方向移動鏡、33はレチクル交換位置でレ
チクルステージ1に設けられたレチクル基準プレート3
4とレチクル31の相対位置ずれを検出するためのレチ
クルアライメントスコープ、35はウエハステージ3上
のウエハ32の自身が有する基準に対する位置ずれを非
露光光で投影光学系2を介して計測するためのTTLオ
フアクシススコープである。TTLオフアクシススコー
プ35の光路には、投影光学系2における露光光と非露
光光との収差を補正するための補正光学系36およびス
コープ35側から非露光光を投影光学系2に入射しかつ
ウエハ32からの反射光を投影光学系2から取り出すた
めのプリズム37が設けられている。
【0024】38は第1基準プレートであり、少なくと
も一方はレチクルステージ1がレチクル交換位置に来た
とき投影光学系2のスリット状露光領域内に来るように
レチクルステージ1上に固設されている。39は第2基
準プレートであり、ウエハステージ3上に固設されてい
る。
【0025】40は、露光光または露光光と実質同一波
長の光で投影光学系2を介してレチクルステージ1上の
レチクル31または第1基準プレート38とウエハステ
ージ3上のウエハ32または第2基準プレート39とを
同時に観察できるTTRスコープである。41は自身が
有する基準に対するウエハ32の位置ずれを計測するた
めのオフアクシススコープである。
【0026】
【実施例】実施例1 次に、図1〜3の装置におけるレチクル交換および露光
処理の一実施例を図6のフローチャートを参照しながら
説明する。
【0027】処理を開始すると、先ず、ステップ101
でレチクルステージ1をレチクル交換位置(図3に示す
位置)へ移動し、ステップ102でレチクルステージ1
に対しレチクル31を搬出および搬入する。さらに、ス
テップ103でレチクルステージに搬入したレチクル3
1のアライメントを行なった後、ステップ106に進
む。これらステップ102および103の処理と並行し
て、ステップ104でアライメントスコープのベースラ
イン補正の要否を判定する。ベースライン補正が必要で
あればステップ105でベースライン補正を行なった
後、ベースライン補正が必要でなければステップ105
の処理をスキップしてステップ104から直接ステップ
106へ進む。
【0028】ステップ102のレチクル交換およびステ
ップ103のレチクルアライメントならびにステップ1
04および105のベースライン補正動作を終了した後
の、ステップ106では、ウエハアライメントを行な
い、次のステップ107で露光を行なう。続くステップ
108では同一レチクルを用いる同一ロットの全ウエハ
の露光を終了したか否かを判定する。全ウエハの露光を
終了していなければ、ステップ104に戻り、次のウエ
ハについて上記ステップ104〜108の処理を繰り返
す。一方、全ウエハの露光を終了していれば、ステップ
109でレチクル交換の要否を判定する。レチクル交換
が必要であれば、ステップ101に戻り、次のレチクル
について上記ステップ101〜109の処理を繰り返
す。一方、一連のレチクルを用いた全露光処理を終了し
ており、レチクル交換は必要でなければ、ステップ11
0で処理を終了する。
【0029】次に、上記ステップ105のベースライン
補正動作について図4を参照しながら説明する。ウエハ
ステージ3を駆動して、図4に示すように、ウエハ32
をオフアクシススコープ41の視野内に移動し、所定の
ショット(例えば、ウエハ中心のショット)のアライメ
ントマークの位置の自身の基準マークに対する相対位置
を検出する。次に、その検出結果に基づいてそのショッ
トの中心を投影光学系2のスリット状露光領域の中心に
一致させるべくウエハステージ3を駆動する。その位置
でTTRスコープ40で上記ショットのアライメントマ
ークと第1基準プレート38のマークとの位置ずれを計
測すれば、それが、オフアクシススコープ41のベース
ラインのずれである。また、同じ位置でTTLオフアク
シススコープ37によりスコープ37の基準とウエハ3
2との位置ずれを計測すれば、その計測値とTTRスコ
ープ40により計測値とからTTLオフアクシススコー
プ37のベースラインのずれを算出することができる。
したがって、それぞれのベースラインずれ量に基づいて
ベースラインを補正する。
【0030】実施例2 図5はベースライン補正の他の実施例を示す。ウエハス
テージ3を駆動して、図5に示すように、第2基準プレ
ート39をオフアクシススコープ41の視野内に移動
し、自身の基準マークに対する第2基準プレート39に
形成されているマークの位置ずれを計測する。次に、そ
の計測結果に基づいて第2基準プレート39のマークを
投影光学系2のスリット状露光領域の中心に一致させる
べくウエハステージ3を駆動する。その位置でTTRス
コープ40で第2基準プレート39のマークと第1基準
プレート38のマークとの位置ずれを計測すれば、それ
が、オフアクシススコープ41のベースラインのずれで
ある。また、同じ位置でTTLオフアクシススコープ3
7によりスコープ37自身の基準と第2基準プレート3
9のマークとの位置ずれを計測すれば、その計測値とT
TRスコープ40による計測値とからTTLオフアクシ
ススコープ37のベースラインのずれを算出することが
できる。したがって、それぞれのベースラインずれ量に
基づいてベースラインを補正する。
【0031】以上のように上記の実施例によれば、レチ
クルアライメントをレチクル交換位置で実行するととも
にレチクル交換およびレチクルアライメントと並行し
て、ベースライン補正を実行するようにしたため、これ
らの処理を図8に示すようにシリアルに行なう従来例に
比較して、デバイス製造のスループットを向上させるこ
とができる。
【0032】実施例3 図7は、図1〜3の装置におけるレチクル交換および露
光処理の他の実施例を示す。図6のフローチャートにお
いては、レチクル交換およびレチクルアライメントと並
行して、ベースライン補正を実行するようにしている
が、本実施例ではレチクル交換およびレチクルアライメ
ントと並行して、ベースライン補正とさらにウエハアラ
イメントをも実行するようにしている。レチクル交換お
よびレチクルアライメントと並行して、ベースライン補
正およびウエハアライメントを実行することにより、上
記実施例1および2よりもさらなるスループットの向上
が期待される。特に、ベースライン補正の要否判定を行
なって、ベースライン補正不要と判定された場合は上記
実施例1および2よりも確実にスループットが向上す
る。
【0033】[微小デバイスの製造の実施例]図9は微
小デバイス(ICやLSI等の半導体チップ、液晶パネ
ル、CCD、薄膜磁気ヘッド、マイクロマシン等)の製
造のフローを示す。ステップ1(回路設計)では半導体
デバイスの回路設計を行なう。ステップ2(マスク製
作)では設計した回路パターンを形成したマスクを製作
する。一方、ステップ3(ウエハ製造)ではシリコン等
の材料を用いてウエハを製造する。ステップ4(ウエハ
プロセス)は前工程と呼ばれ、上記用意したマスクとウ
エハを用いて、リソグラフィ技術によってウエハ上に実
際の回路を形成する。次のステップ5(組み立て)は後
工程と呼ばれ、ステップ4によって作製されたウエハを
用いて半導体チップ化する工程であり、アッセンブリ工
程(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程
(チップ封入)等の工程を含む。ステップ6(検査)で
はステップ5で作製された半導体デバイスの動作確認テ
スト、耐久性テスト等の検査を行なう。こうした工程を
経て半導体デバイスが完成し、これを出荷(ステップ
7)する。
【0034】図10は上記ウエハプロセスの詳細なフロ
ーを示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸
化させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶
縁膜を形成する。ステップ13(電極形成)ではウエハ
上に電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオ
ン打込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ1
5(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ス
テップ16(露光)では上記説明した露光装置によって
マスクの回路パターンをウエハに焼付露光する。ステッ
プ17(現像)では露光したウエハを現像する。ステッ
プ18(エッチング)では現像したレジスト像以外の部
分を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)ではエッ
チングが済んで不要となったレジストを取り除く。これ
らのステップを繰り返し行なうことによって、ウエハ上
に多重に回路パターンを形成する。
【0035】本実施例の製造方法を用いれば、従来は製
造が難しかった高集積度の半導体デバイスを低コストに
製造することができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
レチクル交換および、レチクルアライメントの処理と並
行して、オフアクシス顕微鏡のベースライン補正を実行
するようにしたため、レチクル交換およびレチクルアラ
イメントとベースライン補正をシリアルに実行する従来
例に比べて装置のスループットを向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用されるの走査型露光装置を側方
から見た様子を模式的に示す図である。
【図2】 図1の露光装置の外観を示す斜視図である。
【図3】 図1における光学系の構成を示す説明図であ
る。
【図4】 本発明の一実施例に係るベースライン補正の
説明図である。
【図5】 本発明の他の実施例に係るベースライン補正
の説明図である。
【図6】 本発明の一実施例に係るレチクル交換および
ウエハ露光処理を示すフローチャートである。
【図7】 本発明の他の実施例に係るレチクル交換およ
びウエハ露光処理を示すフローチャートである。
【図8】 従来のレチクル交換およびウエハ露光処理を
示すフローチャートである。
【図9】 微小デバイスの製造の流れを示す図である。
【図10】 図9におけるウエハプロセスの詳細な流れ
を示す図である。
【符号の説明】
1:レチクルステージ、2:投影光学系、3:ウエハス
テージ、3a:Xステージ、3b:Yステージ、3c:
フラットステージ、3d:ウエハチャック、4,5,
6:リニアモータ、7:ステージ定盤、8:ダンパ、
9:鏡筒定盤、10:ベースフレーム、11:ダンパ、
12:支柱、13:距離測定手段、18,19:重心、
20:露光光の断面、21:投光手段、22:受光手
段、23,24:レーザ干渉計、25:レーザ測長光
路、26,27:移動鏡、31:レチクル、32:ウエ
ハ、33:レチクルアライメントスコープ、34:レチ
クル基準プレート、35:TTLオフアクシススコー
プ、36:補正光学系、37:プリズム37、38:第
1基準プレート、39:第2基準プレート、40:TT
Rスコープ、41:オフアクシススコープ。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原版のパターンの一部を投影光学系を介
    してスリット状に基板に投影し、該投影光学系に対し相
    対的に前記原版と基板を共に走査することにより前記原
    版のパターンを前記基板に露光する走査型露光装置にお
    いて、 前記原版の交換の際の該原版を保持する原版ステージに
    対する原版のアライメントを行なう原版アライメント手
    段と、 前記基板の位置をオフアクシスで検出するオフアクシス
    顕微鏡と、 前記原版ステージが原版交換位置に位置する際、前記投
    影光学系によるスリット状露光領域内に位置する該原版
    ステージ上の位置に固設された第1基準プレートと、 前記基板ステージ上に固設された第2基準プレートと、 前記第1および第2基準プレートを前記投影光学系を介
    して観察するTTR顕微鏡と、 前記原版交換およびアライメント時に、前記オフアクシ
    ス顕微鏡のベースライン補正を行なう制御手段とを具備
    することを特徴とする走査型露光装置。
  2. 【請求項2】 前記オフアクシス顕微鏡が、非露光光を
    用い前記投影光学系を介して前記基板の位置を検出する
    TTLオフアクシス顕微鏡であることを特徴とする請求
    項1記載の走査型露光装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段が、前記原版交換およびア
    ライメント時に、前記ベースライン補正に続いて基板の
    アライメントをも行なうことを特徴とする請求項1また
    は2記載の走査型露光装置。
  4. 【請求項4】 原版のパターンの一部を投影光学系を介
    してスリット状に基板に投影し、該投影光学系に対し相
    対的に前記原版と基板を共に走査することにより前記原
    版のパターンを前記基板に露光する走査型露光方法にお
    いて、 前記原版を交換する際、交換された原版を前記原版ステ
    ージに対してアライメントするとともに、 これらの原版交換およびアライメントと並行して、前記
    基板の位置ずれをオフアクシスで検出するオフアクシス
    顕微鏡のベースライン補正を行なうことを特徴とする走
    査型露光方法。
  5. 【請求項5】 前記原版を保持する原版ステージが原版
    交換あるいはアライメント位置に位置する際に前記投影
    光学系によるスリット状露光領域内に位置する第1基準
    プレートが該原版ステージ上に固設され、かつ前記基板
    ステージ上に第2基準プレートが固設されており、 前記原版交換およびアライメント時、 前記基板の位置ずれをオフアクシスで検出するオフアク
    シス顕微鏡により、該オフアクシス顕微鏡に対する前記
    第2基準プレートの位置ずれを検出し、 前記原版と基板とを露光光と実質同一波長の光で投影光
    学系を介して検出するTTR顕微鏡により前記第1およ
    び第2基準プレートの位置ずれ検出することにより、 前記オフアクシス顕微鏡のベースライン補正を行なうこ
    とを特徴とする請求項4記載の走査型露光方法。
  6. 【請求項6】 前記原版を保持する原版ステージが原版
    交換位置に位置する際に前記投影光学系によるスリット
    状露光領域内に位置する第1基準プレートが該原版ステ
    ージ上に固設され、かつ前記基板ステージ上に第2基準
    プレートが固設されており、 前記原版交換およびアライメント時、 非露光光を用い前記投影光学系を介して前記基板の位置
    ずれを検出するTTLオフアクシス顕微鏡を用いて、該
    TTLオフアクシス顕微鏡に対する前記第2基準プレー
    トの位置ズレを検出し、 前記原版と基板とを露光光と実質同一波長の光で投影光
    学系を介して検出するTTR顕微鏡により前記第1およ
    び第2基準プレートの位置ずれ検出することにより、 前記TTLオフアクシス顕微鏡のベースライン補正を行
    なうことを特徴とする請求項4記載の走査型露光方法。
  7. 【請求項7】 前記ベースライン補正に引き続き、また
    は該ベースライン補正の代わりに、前記基板のアライメ
    ントを行なう請求項4〜6のいずれかに記載の走査型露
    光方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜3のいずれかに記載の走査型
    露光装置または請求項4〜7のいずれかに記載の走査型
    露光方法を用いて製造したことを特徴とする半導体デバ
    イス。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6741330B2 (en) 2002-03-18 2004-05-25 Ushiodenki Kabushiki Kaisha Exposure device
US6989885B2 (en) 2002-12-06 2006-01-24 Canon Kabushiki Kaisha Scanning exposure apparatus and method

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7218379B2 (en) 2002-12-06 2007-05-15 Canon Kabushiki Kaisha Scanning exposure apparatus and method

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