JPH1079161A - モータ - Google Patents
モータInfo
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- JPH1079161A JPH1079161A JP8248965A JP24896596A JPH1079161A JP H1079161 A JPH1079161 A JP H1079161A JP 8248965 A JP8248965 A JP 8248965A JP 24896596 A JP24896596 A JP 24896596A JP H1079161 A JPH1079161 A JP H1079161A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- turntable
- light
- detecting means
- motor
- disk
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Rotational Drive Of Disk (AREA)
- Control Of Electric Motors In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 モータのターンテーブルの回転数の検出を簡
単に精度良くしかも安価に行うことができる信頼性の高
いモータを提供すること。 【解決手段】 ステータ部10bと、情報記録媒体Dを
載せるターンテーブル4を備えて、通電によりステータ
に対して回転するロータ部10aと、ターンテーブル4
側にターンテーブル4の回転数を検出するための光を発
生してその光の反射光を受光する検出手段14と、を備
える。ターンテーブル4には、ターンテーブル4の回転
数を検出するために複数の孔4aが、所定間隔おいて回
転方向に関して配列されている。
単に精度良くしかも安価に行うことができる信頼性の高
いモータを提供すること。 【解決手段】 ステータ部10bと、情報記録媒体Dを
載せるターンテーブル4を備えて、通電によりステータ
に対して回転するロータ部10aと、ターンテーブル4
側にターンテーブル4の回転数を検出するための光を発
生してその光の反射光を受光する検出手段14と、を備
える。ターンテーブル4には、ターンテーブル4の回転
数を検出するために複数の孔4aが、所定間隔おいて回
転方向に関して配列されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばCD−R
OM(コンパクトディスクを用いた読出し専用メモリ)
等の光ディスクのような記録情報媒体を載せて回転させ
るためのモータの改良に関するものである。
OM(コンパクトディスクを用いた読出し専用メモリ)
等の光ディスクのような記録情報媒体を載せて回転させ
るためのモータの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ディスクを載せて回転するためのモー
タとしては、図11に示すようにロータ1とステータ2
を備え、ロータ1はターンテーブル3と一体に回転す
る。ターンテーブル3は光ディスクDを載せて固定でき
るようになっている。図11のターンテーブル3は図1
2に示すように円盤状のものである。この種のモータ1
のターンテーブル3の回転検出、すなわちターンテーブ
ル3の回転数の検出は、通常ロータ1のコイルに通電す
るための駆動回路4から回転検出成分を取出す必要があ
る。
タとしては、図11に示すようにロータ1とステータ2
を備え、ロータ1はターンテーブル3と一体に回転す
る。ターンテーブル3は光ディスクDを載せて固定でき
るようになっている。図11のターンテーブル3は図1
2に示すように円盤状のものである。この種のモータ1
のターンテーブル3の回転検出、すなわちターンテーブ
ル3の回転数の検出は、通常ロータ1のコイルに通電す
るための駆動回路4から回転検出成分を取出す必要があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、駆動ICを
備える駆動回路4から回転検出成分を信号として取出す
方式では、駆動ICが高価であることからモータ及び駆
動回路4を含める駆動装置全体の価格が高い。
備える駆動回路4から回転検出成分を信号として取出す
方式では、駆動ICが高価であることからモータ及び駆
動回路4を含める駆動装置全体の価格が高い。
【0004】このような駆動ICから回転検出成分を信
号として取出す方式に代えて、図13に示すようにター
ンテーブル3に対して図14のリング状のシールを貼付
ける方式が提案されている。このシール13は、図示し
ない光センサからの光を反射する反射部13aと光を吸
収する吸収部13bを交互に配列したリング状の部材で
ある。このシール13はターンテーブル3の裏側に接着
剤等で貼付けるのであるが、このシール13のターンテ
ーブル3に対する貼付け位置精度が、シール13による
光の反射有無により回転数を検出する場合には極めて重
要であり、貼付け時の精度アップを図るためにコスト高
となってしまう。またシール13の製造コストが比較的
高く、モータの価格が上昇してしまうという問題があ
る。そこで本発明は上記課題を解消し、モータのターン
テーブルの回転数の検出を簡単に精度良くしかも安価に
行うことができる信頼性の高いモータを提供することを
目的としている。
号として取出す方式に代えて、図13に示すようにター
ンテーブル3に対して図14のリング状のシールを貼付
ける方式が提案されている。このシール13は、図示し
ない光センサからの光を反射する反射部13aと光を吸
収する吸収部13bを交互に配列したリング状の部材で
ある。このシール13はターンテーブル3の裏側に接着
剤等で貼付けるのであるが、このシール13のターンテ
ーブル3に対する貼付け位置精度が、シール13による
光の反射有無により回転数を検出する場合には極めて重
要であり、貼付け時の精度アップを図るためにコスト高
となってしまう。またシール13の製造コストが比較的
高く、モータの価格が上昇してしまうという問題があ
る。そこで本発明は上記課題を解消し、モータのターン
テーブルの回転数の検出を簡単に精度良くしかも安価に
行うことができる信頼性の高いモータを提供することを
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にあ
っては、ディスク状の情報記録媒体を載せて回転するた
めのモータにおいて、ステータ部と、情報記録媒体を載
せるターンテーブルを備えて、通電によりステータに対
して回転するロータ部と、ターンテーブル側にターンテ
ーブルの回転数を検出するための光を発生してその光の
反射光を受光する検出手段と、を備え、ターンテーブル
には、ターンテーブルの回転数を検出するために複数の
孔が所定間隔おいて回転方向に関して配列されているモ
ータにより、達成される。
っては、ディスク状の情報記録媒体を載せて回転するた
めのモータにおいて、ステータ部と、情報記録媒体を載
せるターンテーブルを備えて、通電によりステータに対
して回転するロータ部と、ターンテーブル側にターンテ
ーブルの回転数を検出するための光を発生してその光の
反射光を受光する検出手段と、を備え、ターンテーブル
には、ターンテーブルの回転数を検出するために複数の
孔が所定間隔おいて回転方向に関して配列されているモ
ータにより、達成される。
【0006】本発明では、ロータ部はステータ部に対し
て通電により回転するようになっている。ロータ部のタ
ーンテーブルはディスク状の情報記録媒体を載せる。検
出手段は、ターンテーブルの回転検出をするため光を発
生してその光の反射光を受光する。ターンテーブルの複
数の孔には、この検出手段の光が通過してターンテーブ
ル上の情報記録媒体で反射し、その反射光は検出手段に
受光する。この反射光を検出手段が受光することによ
り、検出手段はターンテーブルの回転数を検出すること
ができる。
て通電により回転するようになっている。ロータ部のタ
ーンテーブルはディスク状の情報記録媒体を載せる。検
出手段は、ターンテーブルの回転検出をするため光を発
生してその光の反射光を受光する。ターンテーブルの複
数の孔には、この検出手段の光が通過してターンテーブ
ル上の情報記録媒体で反射し、その反射光は検出手段に
受光する。この反射光を検出手段が受光することによ
り、検出手段はターンテーブルの回転数を検出すること
ができる。
【0007】またターンテーブルが樹脂製である場合に
は、ターンテーブルの各孔は、光反射材で覆われるよう
にすることで、検出手段の光が情報記録媒体でなく光反
射材でより確実に反射光として検出手段側に受光させる
ことができる。ターンテーブルが金属製である場合に
は、ターンテーブルの各孔は光吸収材で覆われているこ
とにより、検出手段の光はターンテーブルで反射され、
かつ光吸収材で吸収されるのでターンテーブルで反射さ
れた反射光だけを検出手段が検出できる。検出手段がタ
ーンテーブルの付近であって情報記録媒体と反対側に位
置されていることで、情報記録媒体をターンテーブルに
載せる場合に検出手段が邪魔になるといった問題は起こ
らない。
は、ターンテーブルの各孔は、光反射材で覆われるよう
にすることで、検出手段の光が情報記録媒体でなく光反
射材でより確実に反射光として検出手段側に受光させる
ことができる。ターンテーブルが金属製である場合に
は、ターンテーブルの各孔は光吸収材で覆われているこ
とにより、検出手段の光はターンテーブルで反射され、
かつ光吸収材で吸収されるのでターンテーブルで反射さ
れた反射光だけを検出手段が検出できる。検出手段がタ
ーンテーブルの付近であって情報記録媒体と反対側に位
置されていることで、情報記録媒体をターンテーブルに
載せる場合に検出手段が邪魔になるといった問題は起こ
らない。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0009】発明の実施の形態1 図1は、本発明の実施の形態1を示す断面図である。図
1において、モータ10はスピンドルモータであり、こ
のモータ10はたとえばCD−ROMディスクを回転駆
動するためのモータである。モータ10は、概略的にい
えばロータ部10aとステータ部10bおよび軸受部1
0cを有している。ロータ部10aは、軸1、磁性ロー
タヨーク2、ロータマグネット3、ターンテーブル4等
から構成されている。ターンテーブル4は、CD−RO
Mディスク等のディスクDを着脱可能にクランプするた
めのテーブルであり、軸1の上端部分にたとえば圧入に
より固定されている。磁性ロータヨーク2は、磁性を有
する材料たとえば鉄等の金属で作られており、その内端
部2aが軸1の中間部分に対してたとえば圧入により取
付けられている。磁性ロータヨーク2の内面の周囲に
は、ロータマグネット3が取付けられている。このロー
タマグネット3は、たとえばプラスチックマグネット等
を用いることができる。このロータマグネット3の内面
には、周方向にそってN極とS極が交互に多極着磁され
ている。
1において、モータ10はスピンドルモータであり、こ
のモータ10はたとえばCD−ROMディスクを回転駆
動するためのモータである。モータ10は、概略的にい
えばロータ部10aとステータ部10bおよび軸受部1
0cを有している。ロータ部10aは、軸1、磁性ロー
タヨーク2、ロータマグネット3、ターンテーブル4等
から構成されている。ターンテーブル4は、CD−RO
Mディスク等のディスクDを着脱可能にクランプするた
めのテーブルであり、軸1の上端部分にたとえば圧入に
より固定されている。磁性ロータヨーク2は、磁性を有
する材料たとえば鉄等の金属で作られており、その内端
部2aが軸1の中間部分に対してたとえば圧入により取
付けられている。磁性ロータヨーク2の内面の周囲に
は、ロータマグネット3が取付けられている。このロー
タマグネット3は、たとえばプラスチックマグネット等
を用いることができる。このロータマグネット3の内面
には、周方向にそってN極とS極が交互に多極着磁され
ている。
【0010】次に、ステータ部10bについて説明す
る。ステータ部10bは、ステータ基板5、軸受ホルダ
6、巻線コイル7、鉄芯7a等を備えている。ステータ
基板5には、巻線コイル7に対して外部から通電するた
めの配線部分等が設けられている。巻線コイル7は、鉄
芯7aに巻かれており、たとえば巻線コイル7は、円周
方向に等間隔をおいて複数個配置されている。巻線コイ
ル7および鉄芯7aは、軸受ホルダ6に対して固定され
ている。軸受ホルダ6は、ステータ基板5に対してたと
えば圧入により固定されている円筒状の部材であり、た
とえば鉄により作られている。各巻線コイル7は、上述
したロータマグネット3に対向して配置されている。
る。ステータ部10bは、ステータ基板5、軸受ホルダ
6、巻線コイル7、鉄芯7a等を備えている。ステータ
基板5には、巻線コイル7に対して外部から通電するた
めの配線部分等が設けられている。巻線コイル7は、鉄
芯7aに巻かれており、たとえば巻線コイル7は、円周
方向に等間隔をおいて複数個配置されている。巻線コイ
ル7および鉄芯7aは、軸受ホルダ6に対して固定され
ている。軸受ホルダ6は、ステータ基板5に対してたと
えば圧入により固定されている円筒状の部材であり、た
とえば鉄により作られている。各巻線コイル7は、上述
したロータマグネット3に対向して配置されている。
【0011】次に、特徴部分である軸受部10cについ
て説明する。軸受部10cは、含油滑り軸受8、スラス
ト受け材9、潤滑油供給手段である含油部材11e、お
よび保持手段である飛散防止用プレート11を備えてい
る。含油滑り軸受8は、好ましくは円筒状で軸1の中間
からほぼ下部まで回転可能に支持しており、スラスト受
け材9が含油滑り軸受8の上端面と磁性ロータヨーク2
の内端部2aの間に配置されている。飛散防止用プレー
ト11は、軸受ホルダ6の下端部にかしめなどで固定さ
れており、含油部材11eを収容している。つまり飛散
防止用プレート11は、含油部材11eを、含油滑り軸
受8の下端面側に押し付けながら保持するとともに、含
油部材11eの潤滑油が外部に漏れないように含油部材
11を囲っている。含油部材11は中央に凹部11fを
有するほぼ断面U字形の円柱体であり、この凹部11f
の中には、軸1の下端部が挿入されている。飛散防止用
プレート11はその中央に空気取入れ用の穴11aを有
している。
て説明する。軸受部10cは、含油滑り軸受8、スラス
ト受け材9、潤滑油供給手段である含油部材11e、お
よび保持手段である飛散防止用プレート11を備えてい
る。含油滑り軸受8は、好ましくは円筒状で軸1の中間
からほぼ下部まで回転可能に支持しており、スラスト受
け材9が含油滑り軸受8の上端面と磁性ロータヨーク2
の内端部2aの間に配置されている。飛散防止用プレー
ト11は、軸受ホルダ6の下端部にかしめなどで固定さ
れており、含油部材11eを収容している。つまり飛散
防止用プレート11は、含油部材11eを、含油滑り軸
受8の下端面側に押し付けながら保持するとともに、含
油部材11eの潤滑油が外部に漏れないように含油部材
11を囲っている。含油部材11は中央に凹部11fを
有するほぼ断面U字形の円柱体であり、この凹部11f
の中には、軸1の下端部が挿入されている。飛散防止用
プレート11はその中央に空気取入れ用の穴11aを有
している。
【0012】含油滑り軸受8は、たとえば多くの微小な
ポーラス(巣)を持った焼結金属であり、ホーラス中に
は潤滑油が含浸されている。含油滑り軸受8を作る焼結
金属としては、たとえば銅、鉄、すずなどからなる合金
を採用することができる。含油部材11eは、含油滑り
軸受8に潤滑油を積極的に供給するためのものであり、
樹脂や繊維に潤滑油を含浸させたものである。含油部材
11eを樹脂で作る場合には、ポリウレタンなど巣を形
成することのできる樹脂を採用することができ、含油部
材11eを繊維で作る場合には、ナイロン、ビニルなど
の化学繊維を採用することができる。樹脂や繊維のいず
れを用いる場合でも、潤滑油と化学反応をおこさないこ
とが重要である。含油部材11eと含油滑り軸受8に含
浸させる潤滑油は、通常用いられている滑り軸受に含浸
されている潤滑油と同じ機械油等を採用することができ
る。
ポーラス(巣)を持った焼結金属であり、ホーラス中に
は潤滑油が含浸されている。含油滑り軸受8を作る焼結
金属としては、たとえば銅、鉄、すずなどからなる合金
を採用することができる。含油部材11eは、含油滑り
軸受8に潤滑油を積極的に供給するためのものであり、
樹脂や繊維に潤滑油を含浸させたものである。含油部材
11eを樹脂で作る場合には、ポリウレタンなど巣を形
成することのできる樹脂を採用することができ、含油部
材11eを繊維で作る場合には、ナイロン、ビニルなど
の化学繊維を採用することができる。樹脂や繊維のいず
れを用いる場合でも、潤滑油と化学反応をおこさないこ
とが重要である。含油部材11eと含油滑り軸受8に含
浸させる潤滑油は、通常用いられている滑り軸受に含浸
されている潤滑油と同じ機械油等を採用することができ
る。
【0013】次に、図1において、特徴的なのはターン
テーブル4が図2と図3および図4に示すように複数の
孔4aを備えていることである。これらの孔4aはター
ンテーブル4の凹部4dにおいて回転方向(円周方向)
に沿って、等間隔をおいて設けられた貫通孔である。孔
4aは、図2の例では24個形成されている。これらの
孔4aは図2において上方から見るとほぼ長方形状の孔
である。孔4aは軸1を中心として同心円状に設けられ
ているのであるが、ターンテーブル4の材質は樹脂で作
られている。ターンテーブル4の樹脂の材質としては、
たとえばポリカーボネイト(PC)等の安価で成形性の
良い樹脂である。ターンテーブルの材質が樹脂の場合に
は、金型によりターンテーブル4を成型すると同時に各
孔4aを精度良く形成することができる。
テーブル4が図2と図3および図4に示すように複数の
孔4aを備えていることである。これらの孔4aはター
ンテーブル4の凹部4dにおいて回転方向(円周方向)
に沿って、等間隔をおいて設けられた貫通孔である。孔
4aは、図2の例では24個形成されている。これらの
孔4aは図2において上方から見るとほぼ長方形状の孔
である。孔4aは軸1を中心として同心円状に設けられ
ているのであるが、ターンテーブル4の材質は樹脂で作
られている。ターンテーブル4の樹脂の材質としては、
たとえばポリカーボネイト(PC)等の安価で成形性の
良い樹脂である。ターンテーブルの材質が樹脂の場合に
は、金型によりターンテーブル4を成型すると同時に各
孔4aを精度良く形成することができる。
【0014】図1に示すように、ターンテーブルの下
側、すなわちディスクDの反対側には、検出手段14が
設けられている。この検出手段14は、ステータ基板5
に対してサポート15を用いてターンテーブル4の下面
側に対して所定の間隔をおいて支持されている。検出手
段14は、図5に示すように発光部14aと受光部14
bを有し、発光部14aはたとえば発光ダイオードであ
り、受光部14bはフォトトランジスタである。発光部
14aが発光する光Lは、図4に示すようにディスクD
の下面で反射して反射光LRとなって、この反射光LR
は検出手段14の受光部14bに受光できる。この場合
に光Lと反射光LRはターンテーブル4の孔4aに通
る。このように反射光LRが受光部14bで受光される
と、検出手段14は図1の処理部30に対して、回転数
を検出するための1カウントを送ることができる。
側、すなわちディスクDの反対側には、検出手段14が
設けられている。この検出手段14は、ステータ基板5
に対してサポート15を用いてターンテーブル4の下面
側に対して所定の間隔をおいて支持されている。検出手
段14は、図5に示すように発光部14aと受光部14
bを有し、発光部14aはたとえば発光ダイオードであ
り、受光部14bはフォトトランジスタである。発光部
14aが発光する光Lは、図4に示すようにディスクD
の下面で反射して反射光LRとなって、この反射光LR
は検出手段14の受光部14bに受光できる。この場合
に光Lと反射光LRはターンテーブル4の孔4aに通
る。このように反射光LRが受光部14bで受光される
と、検出手段14は図1の処理部30に対して、回転数
を検出するための1カウントを送ることができる。
【0015】図6は、検出手段14の発光部14aの光
Lが孔4aには通らずターンテーブル4で吸収された状
態を示している。なぜならばターンテーブル4は発光部
14aからの光Lを吸収するような樹脂で作られている
からである。このようにすることで、検出手段14は反
射光LRが受光部14bで受光できる時、すなわち孔4
aが検出手段14のほぼ上部に達した時に、検出手段1
4の受光部14bはパルスを図1の処理部30に送るこ
とができる。処理部30はこのパルスをカウントするこ
とで、ターンテーブル4の回転数を検出する。ステータ
部10bの各巻線コイル7に対して、外部から所定の通
電パターンで給電することにより、この巻線コイル7に
磁界が発生し、その磁力線が鉄芯7aを通って、ロータ
部10aのロータマグネット3からロータヨーク2を通
る磁力線と相互に作用する。これによりロータ部10a
が軸1を中心としてステータ部10bに対して回転し
て、ターンテーブル4にクランプされたディスクDが連
続回転される。
Lが孔4aには通らずターンテーブル4で吸収された状
態を示している。なぜならばターンテーブル4は発光部
14aからの光Lを吸収するような樹脂で作られている
からである。このようにすることで、検出手段14は反
射光LRが受光部14bで受光できる時、すなわち孔4
aが検出手段14のほぼ上部に達した時に、検出手段1
4の受光部14bはパルスを図1の処理部30に送るこ
とができる。処理部30はこのパルスをカウントするこ
とで、ターンテーブル4の回転数を検出する。ステータ
部10bの各巻線コイル7に対して、外部から所定の通
電パターンで給電することにより、この巻線コイル7に
磁界が発生し、その磁力線が鉄芯7aを通って、ロータ
部10aのロータマグネット3からロータヨーク2を通
る磁力線と相互に作用する。これによりロータ部10a
が軸1を中心としてステータ部10bに対して回転し
て、ターンテーブル4にクランプされたディスクDが連
続回転される。
【0016】発明の実施の形態2 図7〜図9は本発明の実施の形態2を示している。発明
の実施の形態2が図1〜図6の発明の実施の形態1と異
なるのは、ターンテーブル4の孔4aに対応して凹部4
dに反射板12が貼付けられていることである。この反
射板12は検出手段14の発光部14aの光Lを反射す
るものであり、たとえばアルミニウム板、ステレンス鋼
板、冷間圧延鋼板、あるいは表面にニッケルメッキ等の
表面処理を施したような光を反射する材料で作られてい
る。反射板12は各孔4aを覆うようなリング状のもの
であってもよいし、各孔4aの大きさよりやや大きいサ
イズの反射板であっても勿論構わない。反射板12はタ
ーンテーブル4の凹部4d側に貼付けられている。すな
わちディスクD側であってかつディスクDに干渉しない
ターンテーブル4の位置に接着剤等で貼付けられてい
る。
の実施の形態2が図1〜図6の発明の実施の形態1と異
なるのは、ターンテーブル4の孔4aに対応して凹部4
dに反射板12が貼付けられていることである。この反
射板12は検出手段14の発光部14aの光Lを反射す
るものであり、たとえばアルミニウム板、ステレンス鋼
板、冷間圧延鋼板、あるいは表面にニッケルメッキ等の
表面処理を施したような光を反射する材料で作られてい
る。反射板12は各孔4aを覆うようなリング状のもの
であってもよいし、各孔4aの大きさよりやや大きいサ
イズの反射板であっても勿論構わない。反射板12はタ
ーンテーブル4の凹部4d側に貼付けられている。すな
わちディスクD側であってかつディスクDに干渉しない
ターンテーブル4の位置に接着剤等で貼付けられてい
る。
【0017】図8は発光部14aからの光Lがこの反射
板12で反射されて、その反射光LRが検出手段14の
受光部14bで受光された様子を示している。このよう
に反射板12を孔4aに対して積極的に設けることによ
り、ディスクD側で光Lを反射させるのに比べて、より
確実に反射光LRを受光部14bに対して導くことがで
きる。この場合のターンテーブル4の材質としては、図
1のターンテーブル4と同様に光の吸収を行う合成樹脂
製である。
板12で反射されて、その反射光LRが検出手段14の
受光部14bで受光された様子を示している。このよう
に反射板12を孔4aに対して積極的に設けることによ
り、ディスクD側で光Lを反射させるのに比べて、より
確実に反射光LRを受光部14bに対して導くことがで
きる。この場合のターンテーブル4の材質としては、図
1のターンテーブル4と同様に光の吸収を行う合成樹脂
製である。
【0018】発明の実施の形態3 図9と図10は、本発明の実施の形態3を示しており、
発明の実施の形態3が発明の実施の形態1あるいは2と
異なるのは、ターンテーブル4の孔4aに対応して、光
の吸収材200が設けられており、ターンテーブル4は
樹脂ではなく光を反射する金属、たとえば鋼板や、ステ
ンレス、表面にメッキ等の表面処理を行ったものにより
作られている。吸収材200は、検出手段14の後部1
4aの光Lを吸収する材料、たとえばポリカーボネイト
により作られている。
発明の実施の形態3が発明の実施の形態1あるいは2と
異なるのは、ターンテーブル4の孔4aに対応して、光
の吸収材200が設けられており、ターンテーブル4は
樹脂ではなく光を反射する金属、たとえば鋼板や、ステ
ンレス、表面にメッキ等の表面処理を行ったものにより
作られている。吸収材200は、検出手段14の後部1
4aの光Lを吸収する材料、たとえばポリカーボネイト
により作られている。
【0019】一方、ターンテーブル4は、発光部14a
の光Lを図10のように反射して反射光LRとして受光
部14bに対して入射することができる。つまり図9に
示すように発光部14aの光Lが孔4aを通して吸収材
200に吸収されると反射光は受光部14bには受光さ
れないが、図10に示すように発光部14aの光Lがタ
ーンテーブル4の下面で反射された場合には、反射光L
Rを受光部14bに受光させることができる。このこと
から検出手段14はターンテーブル4の回転数を検出す
ることができる。このように、検出手段14は反射光L
Rの有無によりターンテーブル4の回転数に対応するパ
ルスを図1の処理部30に送って、処理部30はそのパ
ルスをカウントすることでターンテーブル4の回転数を
数値化することができる。
の光Lを図10のように反射して反射光LRとして受光
部14bに対して入射することができる。つまり図9に
示すように発光部14aの光Lが孔4aを通して吸収材
200に吸収されると反射光は受光部14bには受光さ
れないが、図10に示すように発光部14aの光Lがタ
ーンテーブル4の下面で反射された場合には、反射光L
Rを受光部14bに受光させることができる。このこと
から検出手段14はターンテーブル4の回転数を検出す
ることができる。このように、検出手段14は反射光L
Rの有無によりターンテーブル4の回転数に対応するパ
ルスを図1の処理部30に送って、処理部30はそのパ
ルスをカウントすることでターンテーブル4の回転数を
数値化することができる。
【0020】図9と図10の実施の形態3では、ターン
テーブル4が金属製であるが、ターンテーブル4を作る
場合には、プレスによりターンテーブル4を作ると同時
に孔4aを精度良く形成することができる。
テーブル4が金属製であるが、ターンテーブル4を作る
場合には、プレスによりターンテーブル4を作ると同時
に孔4aを精度良く形成することができる。
【0021】以上説明したように本発明の実施の形態の
モータでは、ターンテーブルの回転数を検出するため
に、ターンテーブルに対して検出用の孔4aを設けてい
る。この検出用の孔4aを設けるだけで、ターンテーブ
ルの回転数を容易かつ安価にしかも精度良く検出するこ
とができる。従って本発明の実施の形態の情報記録媒体
をドライブするモータは、簡単な構成でありながら高い
信頼性をもって回転数を検出することができる。
モータでは、ターンテーブルの回転数を検出するため
に、ターンテーブルに対して検出用の孔4aを設けてい
る。この検出用の孔4aを設けるだけで、ターンテーブ
ルの回転数を容易かつ安価にしかも精度良く検出するこ
とができる。従って本発明の実施の形態の情報記録媒体
をドライブするモータは、簡単な構成でありながら高い
信頼性をもって回転数を検出することができる。
【0022】ところで本発明は上記実施の形態に限定さ
れない。上述した実施の形態では、情報記録媒体として
CD−ROMを載せる例を示しているが、これに限らず
他の種類の情報記録媒体、たとえば光ディスクであれば
高密度光ディスク(DVD)、CD−R(書込み可能な
ディスク)、CD、MD(ミニディスク)、等のような
ディスクの回転に用いることができる。
れない。上述した実施の形態では、情報記録媒体として
CD−ROMを載せる例を示しているが、これに限らず
他の種類の情報記録媒体、たとえば光ディスクであれば
高密度光ディスク(DVD)、CD−R(書込み可能な
ディスク)、CD、MD(ミニディスク)、等のような
ディスクの回転に用いることができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
モータのターンテーブルの回転数の検出を簡単に精度良
くしかも安価に行うことができる。
モータのターンテーブルの回転数の検出を簡単に精度良
くしかも安価に行うことができる。
【図1】本発明のモータの好ましい実施の形態1を示す
断面図。
断面図。
【図2】図1のモータのターンテーブルを示す平面図。
【図3】ターンテーブルおよび検出手段を示す斜視図。
【図4】ターンテーブルの孔およびディスクの付近を示
す断面図。
す断面図。
【図5】ディスク、検出手段の付近を示す斜視図。
【図6】検出手段の光がターンテーブルで吸収されてい
る状態を示す図。
る状態を示す図。
【図7】本発明の実施の形態2を示すターンテーブルの
断面図。
断面図。
【図8】本発明の実施の形態2におけるターンテーブ
ル、検出手段、およびディスクの付近を示す断面図。
ル、検出手段、およびディスクの付近を示す断面図。
【図9】本発明の実施の形態3におけるターンテーブ
ル、検出手段およびディスクの付近を示す図。
ル、検出手段およびディスクの付近を示す図。
【図10】発明の実施の形態3において、検出手段の光
が反射されて検出手段に反射光として戻っている様子を
示す図。
が反射されて検出手段に反射光として戻っている様子を
示す図。
【図11】従来のディスク用のモータを示す図。
【図12】図11のモータのターンテーブルを示す平面
図。
図。
【図13】従来の別のターンテーブルの例を示す図。
【図14】図13の従来のターンテーブルに貼付けられ
た回転数検出用のシールを示す図。
た回転数検出用のシールを示す図。
4・・・ターンテーブル、4a・・・孔、10a・・・
ロータ部、10b・・・ステータ部、12・・・反射板
(光反射材)、14・・・検出手段、200・・・光の
吸収材、D・・・ディスク(情報記録媒体)
ロータ部、10b・・・ステータ部、12・・・反射板
(光反射材)、14・・・検出手段、200・・・光の
吸収材、D・・・ディスク(情報記録媒体)
Claims (4)
- 【請求項1】 ディスク状の情報記録媒体を載せて回転
するためのモータにおいて、 ステータ部と、 情報記録媒体を載せるターンテーブルを備えて、通電に
よりステータに対して回転するロータ部と、 ターンテーブル側にターンテーブルの回転数を検出する
ための光を発生してその光の反射光を受光する検出手段
と、を備え、 ターンテーブルには、ターンテーブルの回転数を検出す
るために複数の孔が所定間隔おいて回転方向に関して配
列されていることを特徴とするモータ。 - 【請求項2】 ターンテーブルは樹脂製であり、ターン
テーブルの各孔は、光反射材で覆われている請求項1に
記載のモータ。 - 【請求項3】 ターンテーブルは金属製であり、ターン
テーブルの各孔は、光吸収材で覆われている請求項1に
記載のモータ。 - 【請求項4】 検出手段は、ターンテーブルの付近であ
って、情報記録媒体とは反対側に位置されている請求項
1に記載のモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8248965A JPH1079161A (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | モータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8248965A JPH1079161A (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | モータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1079161A true JPH1079161A (ja) | 1998-03-24 |
Family
ID=17186035
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8248965A Pending JPH1079161A (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | モータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1079161A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7256558B2 (en) | 2004-08-02 | 2007-08-14 | Nidec Corporation | Brushless motor and disk drive device using the same |
KR100934205B1 (ko) | 2007-12-28 | 2009-12-29 | 주식회사 효성 | 풍력 발전기 |
-
1996
- 1996-08-30 JP JP8248965A patent/JPH1079161A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7256558B2 (en) | 2004-08-02 | 2007-08-14 | Nidec Corporation | Brushless motor and disk drive device using the same |
CN100365724C (zh) * | 2004-08-02 | 2008-01-30 | 日本电产株式会社 | 无刷马达以及使用该无刷马达的磁盘驱动设备 |
KR100934205B1 (ko) | 2007-12-28 | 2009-12-29 | 주식회사 효성 | 풍력 발전기 |
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