JP2002170316A - 回転数検出装置 - Google Patents

回転数検出装置

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JP2002170316A
JP2002170316A JP2000368884A JP2000368884A JP2002170316A JP 2002170316 A JP2002170316 A JP 2002170316A JP 2000368884 A JP2000368884 A JP 2000368884A JP 2000368884 A JP2000368884 A JP 2000368884A JP 2002170316 A JP2002170316 A JP 2002170316A
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rotation speed
disk
clamper
speed detecting
detecting device
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Minoru Nagato
実 永渡
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Mitsumi Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で、回転数検出の精度や信頼性の
高い回転数検出装置を提供する。 【解決手段】ディスク11を載置するターンテーブル2
0と、該ターンテーブル20に吸着し、該ターンテーブ
ル20に載置されたディスク11を固定するためのクラ
ンパ30と、前記ターンテーブル20に回転力を付与す
るためのモータ13と、を有するディスク装置10に、
ディスク11の回転数を検出するための回転数検出手
段、例えば、発光素子および受光素子を備えた光センサ
43と、前記クランパ30と一体に設けられ、前記発光
素子からの光を反射する反射板40とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ターンテーブルと
クランパとによってディスクを保持するディスク装置に
おいて、ディスクの回転数を検出する回転数検出装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ディスクドライブは、情報の記録また
は再生時に、ディスクの回転数を検出し、その検出結果
に基づいて回転数を制御することによってディスクを所
定の回転数で回転させている。
【0003】ディスクの回転数を検出するための装置の
一つとして、従来より、図7に示すように、ディスク1
1を保持するターンテーブル20の下面に取り付けられ
た反射板40と、該反射板40と対向する位置に設けら
れた光センサ43とを備えた回転数検出装置が用いられ
ている。
【0004】この回転数検出装置に使用されている反射
板40は、図2に示すように、ターンテーブル20の外
周に沿って、反射面41と非反射面42とを交互に位置
させたものであり、光センサ43は、前記反射板40に
光を照射する発光素子と、当該反射板40によって反射
された光を検出する受光素子とを備えている。受光素子
は、光を感知した場合には高レベル、光を感知しない場
合には低レベルの出力特性を示すようになっており、回
転数は、この受光素子の出力特性の変化に基づいて検出
される。
【0005】以下、ディスクの回転数を検出する際のこ
れらの動作を説明する。ターンテーブル20が回転する
際、光センサ43の発光素子は、反射板40に向かって
光を照射する。照射された光は反射板40の反射面41
・非反射面42に交互に照射されるようになっており、
光が反射面41に照射された場合には反射面41によっ
て発光素子からの光が反射され、光センサ43の受光素
子にその反射光が到達するようになっている。一方、光
が非反射面42に照射された場合には、光が受光素子へ
と到達しないようになっている。
【0006】また、受光素子は、前述したように発光素
子からの光を感知している時には高レベルの出力特性、
光を感知していない時には低レベルの出力特性を示すよ
うになっている。したがって、ターンテーブル20が回
転した際には、受光素子からパルス状の波形の出力特性
が得られることになる。
【0007】そして、この回転数検出装置1Aは、前記
受光素子が検出した出力特性のパルス状の波形を計測す
ることによってディスク11の回転数を検出するように
なっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の回転数
検出装置のように、ターンテーブル20の下面に反射板
40を設け、反射板40と対向する位置に光センサ43
を設ける場合、図7に示すように、ディスク11に回転
力を付与するためのモータ13の上面と、ターンテーブ
ル20の下面との間に間隙を設け、この間隙に光センサ
43を配設するか、あるいは図8に示すように、ターン
テーブル20の外径を前記モータ13の外径より大きく
することによって光センサ43を設置する場所を確保す
る必要がある。
【0009】ここで、図7に示すように、モータ13の
上面とターンテーブル20との間に光センサ43を設け
る場合、モータ13の上面とターンテーブル20の下面
との間に、光センサ43と当該光センサ43が取り付け
られる取付け基板44とを合わせた厚さより大きな寸法
の間隙が必要となる。
【0010】したがって、このような構造を使用した場
合には、ディスク装置10の厚みが増加し、その結果、
ディスク装置全体の薄型化が阻害されてしまう。
【0011】また、ターンテーブル20の外径が、光デ
ィスク11の記録面の内径より大径である場合、光ディ
スクの記録面がターンテーブル20によって覆われてし
まい、読み取りや書き込みができなくなることから、タ
ーンテーブル20の外径は、光ディスク11の記録面の
内径以下にしなくてはならない。そのため、図8に示す
ように、ターンテーブル20の外径をモータ13の外径
より大きくすることによって光センサ43をモータ13
の径方向外側に設置するには、モータ13の外径が光デ
ィスク11の記録面の内径より小径でなくてはならな
い。
【0012】また、ターンテーブル20の外径を大きく
した場合には、ターンテーブル20の重量が増加するだ
けでなく、回転時における振動の発生等の問題が生じ
る。
【0013】また、前述したいずれの場合においても、
図7および図8に示すように、光センサ43がターンテ
ーブル20の下部、すなわちモータ13と近接した位置
に設置される構造となることから、光センサ43の出力
電圧がリード線等を介してディスク装置内の他の要素へ
伝達される際に、モータ13に接続されたリード線から
のノイズが混入する等の問題が発生する。
【0014】本発明は、上記問題点に鑑み、簡単な構造
で、装置の薄型化を阻害することのない構造であり、な
おかつモータからのノイズの影響が少なく、回転数検出
の信頼性の高い回転数検出装置を提供することを目的と
する。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の回転数検出装置は、ディスクを載置し、モ
ータの駆動力で回転するターンテーブルと、該ターンテ
ーブルに載置されたディスクを固定するためのクランパ
と、前記ターンテーブルに回転力を付与するためのモー
タと、を有するディスク装置において、前記ディスクの
回転数を検出するための回転数検出装置であって、ディ
スクの回転数を検出するための回転数検出手段が前記ク
ランパおよび該クランパの近傍に設けられており、前記
回転数検出手段の少なくとも一部が前記クランパに設け
られていることを特徴とする。
【0016】以上のような構成によれば、回転数検出手
段がディスクの駆動モータと離間した位置に配置される
ため、回転数検出手段からの検出信号がモータからのノ
イズの影響を受け難く、回転数の検出精度の信頼性の高
い回転数検出装置が実現する。
【0017】また、前記回転数検出手段として、発光素
子および受光素子を備えた光センサと、前記クランパに
設けられ、前記発光素子からの光を反射する反射板と、
を用いることが可能である。
【0018】また、前記反射板は、前記クランパの外周
に沿って反射面と非反射面とを交互に位置させたもので
あることが好ましい。
【0019】また、前記反射板は、前記クランパの上面
または外周面に設けることが好ましい。
【0020】また、前記モータが所定時間回転している
間に前記受光素子によって検出される検出値が規定レベ
ル以下または検出がされない場合、前記モータの回転を
減速または停止するような構成にすることで、モータの
クランプ異常によるディスクやディスク装置の損傷を防
止することが可能である。
【0021】また、前記光センサは、メイン回路をクラ
ンパに隣接し、ディスク装置のメイン回路基板に設ける
ことも可能であり、そのようにすることで、回路全体の
省スペース化とメイン回路基板がモータのリード線等か
らのノイズの影響を受け難くなる。
【0022】また、前記回転数検出手段として、前記ク
ランパに設けられた複数極の磁極を有する磁性体と、磁
気センサと、を用いた構成とすることも可能である。ま
た、前記ディスクの一例としては光ディスクが挙げられ
る。
【0023】本発明の他の目的、作用および効果は、図
面を参照して行う以下の実施形態の説明から、より明ら
かとなるであろう。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の回転数検出装置の
好適実施形態を図面を参照して説明する。まず、本発明
の回転数検出装置の第1実施形態について説明する。
【0025】図1は、本発明の回転数検出装置の第1実
施形態の構造を示す説明図、図2は、本発明の回転数検
出装置の第1実施形態に用いられているの反射板の説明
図である。なお、前記従来構造に用いられている構成要
素と同様の機能を有する構成要素には前記従来構造と同
一の符号を付記する。
【0026】本発明の第1実施形態の回転数検出装置1
Aは、図1に示すように、光ディスクなどのディスク1
1を載置し、モータ13の駆動力によって回転するター
ンテーブル20と、該ターンテーブル20に載置された
ディスク11を固定するためのクランパ30とを有する
ディスク装置10に設けられ、ディスク11の回転数を
検出する装置である。そして、この回転数検出装置1A
は、前記クランパ30に設けられた反射板40と、当該
反射板40と対向する位置に設けられた光センサ43と
を有している。
【0027】ターンテーブル20は、図1に示すよう
に、モータ13のシャフト14に固定されており、モー
タ13の通電によってシャフト14が回転した際に、シ
ャフト14と一体に回転するようになっている。また、
このターンテーブル20の中央部には磁石22を内蔵し
たハブ21が設けられている。このハブ21は、ディス
ク11の中央に設けられた位置決め孔12と係合し、デ
ィスク11の中心をターンテーブル20の中心へと位置
決めする。また、ハブ21に内蔵された磁石22は、後
述するクランパ30を吸着するようになっている。そし
て、磁石22へクランパ30が吸着された際、図1に示
すように、ターンテーブル20とクランパ30の間にデ
ィスク11が挟持されるようになっている。
【0028】クランパ30は、平面視で略円形をなして
おり、図1に示すように、ターンテーブル20の上方に
回転自在に設けられている。また、クランパ30は、前
記ターンテーブル20の磁石22に吸着する磁性体31
を内蔵しており、この磁性体31が前記ターンテーブル
20の磁石22に吸着されるようになっている。
【0029】反射板40は、図1に示すように、前記ク
ランパ30の上面(図1中上側の面)に設けられてい
る。この反射板40は、図2に示すように、クランパ3
0の上面の外周(周方向)に沿って、交互に配置された
ほぼ等しい大きさの反射面(反射部)41と非反射面
(非反射部)42とで構成されている。
【0030】光センサ43は、前記反射板40と対向す
る位置に設けられており、該反射板40へ光を照射する
発光ダイオード等の発光素子と、反射板40の反射面4
1によって反射された前記発光素子からの光を検出する
ためのフォトダイオードやフォトトランジスタ等の受光
素子とを備えている。受光素子は、光を感知した場合に
は高レベル、光を感知しない場合には低レベルの出力特
性を示すようになっており、回転数は、この受光素子の
出力特性の変化に基づいて検出される。
【0031】以下、ディスク11の回転数を検出する際
のこれらの動作を説明する。ターンテーブル20が回転
する際、光センサ43の発光素子は、反射板40に向か
って光を照射する。照射された光は反射板40の反射面
41・非反射面42に交互に照射されるようになってお
り、光が反射面41に照射された場合には、反射面41
によって発光素子から照射された光が反射され、光セン
サ43の受光素子にその反射光が到達するようになって
いる。一方、光が非反射面42に照射された場合には、
光が受光素子へと到達しないようになっている。
【0032】また、受光素子は、前述したように発光素
子からの光を感知している時には高レベルの出力特性、
光を感知していない時には低レベルの出力特性を示すよ
うになっている。したがって、ターンテーブル20が回
転した際には、受光素子からパルス状の波形の出力特性
が得られることになる。
【0033】そして、この回転数検出装置は、前記受光
素子が検出した出力特性のパルス状の波形を計測するこ
とによってディスク11の回転数を検出するようになっ
ている。
【0034】なお、この第1実施形態の回転数検出装置
1Aは、クランパ30の上方に光センサ43が位置する
構造となっていることから、図7および図8に示されて
いる従来構造のように、ディスク装置全体の薄型化を阻
害するおそれがなく、また、光センサ43をモータ13
の近傍に設ける必要がない。そのため、当該光センサ4
3によって回転数を検出する際、光センサ43から得ら
れる信号がモータ13のリード線等から発生するノイズ
の影響を受けにくくなっており、回転数検出の信頼性を
高めることが可能となっている。
【0035】さらに、クランパ30は、ターンテーブル
20のような外径の制約がなく、可能な限り大きくする
ことができることから、大径の反射板40を取り付ける
ことが可能である。そして、大径の反射板40には、小
径のものと比較し、より多くの反射面41および非反射
面42を取り付けることが可能である。したがって、デ
ィスク11の回転数の分解能や検出精度を向上させるこ
とが可能である。
【0036】次に、本発明の回転数検出装置の第2実施
形態について説明する。図3は、本発明の回転数検出装
置の2実施形態の構造を示す説明図である。
【0037】以下、第2実施形態の回転数検出装置1B
について、前述した第1実施形態の相違点を中心に説明
する。なお、前記第1実施形態と同様の事項について
は、説明を省略する。
【0038】本発明の第2実施形態の回転数検出装置1
Bは、前述した第1実施形態の回転数検出装置1Aと同
様に、図3に示すように、ディスク装置10のクランパ
30に設けられた反射板40と、当該反射板40と対向
する位置に設けられた光センサ43とによって構成され
ている。その一方で、前述した第1実施形態の回転数検
出装置1Aと異なり、図3に示すように、反射板40が
クランパ30の上面ではなく外周部(側面)に設けられ
ており、クランパ30の外周面(周方向)に沿って反射
面と非反射面とが等間隔に交互に配置されている(図示
せず)。また、この反射板40と対向する位置に設けら
れる光センサ43は、図3に示すように、クランパ30
の外周面の外側に位置するようになっている。
【0039】このように、この第2実施形態の回転数検
出装置1Bは、光センサ43および反射板40をクラン
パ30の上面ではなく側面に配置した構成となっている
ため、前述した第1実施形態の回転数検出装置1Aの構
造を使用した場合と比較し、ディスク装置全体のさらな
る薄型化が可能となっている。
【0040】また、この第2実施形態の回転数検出装置
1Bも、前述した第1実施形態の回転数検出装置1Aと
同様に反射板40をクランパ30に設けていることか
ら、前述した第1実施形態の回転数検出装置1Aと同様
に、光センサ43からの信号がモータ13のリード線か
らのノイズの影響を受けることがない。また、この第2
実施形態の回転数検出装置1Bも、前述した第1実施形
態の回転数検出装置1Aと同様にクランパ30を大径に
することによって回転数の分解能や検出精度を向上させ
ることが可能である。
【0041】一方、前述した第1実施形態および第2実
施形態では、ディスク装置10の各種制御回路が設けら
れたメイン回路基板を30の上側に位置させ、光センサ
43をそのメイン回路基板(図示せず)上に設置するこ
とも可能である。そのような構成にした場合には、光セ
ンサ43やメイン回路基板上に設けられた各種制御回路
がモータ13と離間した構造となり、これらの部品がモ
ータ13のリード線からのノイズを受け難い構造とな
る。
【0042】また、ディスク11がクランパ30によっ
て正常にクランプされていない場合、クランパ30は、
ハブ21に乗り上げて傾斜するか、あるいは、正常な取
付け位置よりも上方に位置することとなる。そのような
場合、前述した第1実施形態および第2実施形態の回転
数検出装置1Aおよび1Bの光センサ43は、反射板4
0からの反射光を検出することができないか、あるいは
検出値が規定レベル以下となる。
【0043】このように、前述した第1実施形態および
第2実施形態の回転数検出装置1Aおよび1Bを用いた
場合には、クランプ異常が生じた場合に光センサ43か
らの検出値に異常が生じるため、光センサ43の検出値
に基づいてディスク11のクランプ状態が正常であるか
否かを判別することができる。
【0044】その場合、モータ13が回転を開始した時
点から所定時間経過後に光センサ43によってディスク
11のクランプ状態の異常が検出された場合には、モー
タ13の回転を減速するか、あるいは停止させるように
することが好ましく、そのようにすることで、ディスク
11のクランプ状態の異常によるディスク11やディス
ク装置10の損傷を防止することが可能となる。
【0045】また、この所定時間は、ディスク11がタ
ーンテーブル20およびクランパ30に正常に固定され
ないまま回転することによるディスク11やディスク装
置10への損傷を最小限に抑えるため、できるだけ短く
設定することが好ましい。しかし、この所定時間を過度
に短く設定した場合、光センサ43や磁気センサ52の
誤作動が発生するおそれがあることから、モータの回転
加速度に適した長さに設定することが好ましい。
【0046】次に、本発明の回転数検出装置の第3実施
形態について説明する。図4は、本発明の回転数検出装
置の第3実施形態の構造を示す説明図、図5は、本発明
の3実施形態の回転数検出装置に用いられている磁性体
の説明図である。
【0047】以下、第3実施形態の回転数検出装置1C
について、前述した第1実施形態および第2実施形態と
の相違点を中心に説明する。なお、前記第1実施形態お
よび第2実施形態と同様の事項については、説明を省略
する。
【0048】本発明の第3実施形態の回転数検出装置1
Cは、図4に示すように、前述した第1実施形態および
第2実施形態の回転数検出装置1A、1Bと同様に、デ
ィスク11を載置し、モータ13の駆動で回転するター
ンテーブル20と、該ターンテーブル20に載置された
ディスク11を固定するためのクランパ30とを有する
ディスク装置10に設けられており、ディスク11の回
転数を検出する。また、この回転数検出装置1Cは、前
記第1実施形態および第2実施形態の回転数検出装置1
Aおよび1Bと異なり、前記クランパ30に設けられた
磁性体31と、当該磁性体31と対向する位置に設けら
れた磁気センサ52とによって構成されている。
【0049】磁性体31は、図4に示すように、前記ク
ランパ30の上面に設けられており、図5に示すよう
に、クランパ30の上面の外周に沿って、等間隔に着磁
されたN極面50とS極面51とが交互に位置するよう
に設けられている。
【0050】磁気センサ52は、前記磁性体31と対向
する位置に設けられており、前記磁性体31によって形
成された磁界を検知することができるようになってい
る。すなわち、前記磁性体31のN極面50およびS極
面51がターンテーブル20の回転によって磁気センサ
52へと接近した際、磁気センサ52は、前記光センサ
43と同様に、それぞれの極面に対応した出力特性を示
すようになっている。したがって、ターンテーブル20
が回転した際には、この磁気センサ52から前記第1実
施形態と同様に、パルス状の波形の出力特性が得られる
ことになる。
【0051】そして、この第3実施形態の回転数検出装
置1Cは、上記第1実施形態および第2実施形態の回転
数検出装置1Aおよび1Bと同様に、この出力特性のパ
ルス状の波形を計測することにより、ディスク11の回
転数を検出することができるようになっている。
【0052】なお、この第3実施形態の回転数検出装置
1Cでは、回転数の検出に磁性体31および磁気センサ
52を用いる構造となっていることから、図4に示すよ
うに、クランパ30に設けられた磁性体と回転数検出に
使用する磁性体とを一体化させることが可能であり、そ
れにより、部品点数の削減を図ることが可能となってい
る。また、前記第1実施形態および第2実施形態の回転
数検出装置1Aおよび1Bを使用した場合と同様に、こ
の第3実施形態の回転数検出装置1Cを用いた場合に
も、磁気センサ52がモータ13と離間した位置に設け
られる構造となることから、磁気センサ52から得られ
る出力電圧がモータ13のリード線からのノイズの影響
を受けにくくなっており、回転数検出の信頼性を高める
ことが可能となっている。
【0053】次に、本発明の第4実施形態の回転数検出
装置1Dについて説明する。図6は、本発明の4実施形
態の回転数検出装置の構造を示す説明図である。
【0054】以下、第4実施形態の回転数検出装置1D
にについて、前述した第1実施形態ないし第3実施形態
との相違点を中心に説明する。なお、前記第1実施形態
ないし第3実施形態と同様の事項については、説明を省
略する。
【0055】本発明の第4実施形態の回転数検出装置1
Dは、前述した第3実施形態の回転数検出装置1Cと同
様に、ディスク装置10のクランパ30と設けられた磁
性体31と、当該磁性体31と対向する位置に設けられ
た磁気センサ52とによって構成されている。その一方
で、前述した第3実施形態の回転数検出装置1Cと異な
り、図6に示すように、磁性体31の外周面がクランパ
30の外周面に位置するように設けられている。また、
クランパ30の外周面には、N極面とS極面とが周方向
に等間隔に配置されている(図示せず)。また、磁気セ
ンサ52は、図6に示すように、このクランパ30の外
周面の外側に位置するようになっている。
【0056】このように、この第4実施形態の回転数検
出装置1Dは、磁気センサ52および磁性体31をクラ
ンパ30の上面ではなく側面に配置した構成となってた
め、前述した第3実施形態の回転数検出装置1Cの構造
を使用した場合と比較し、ディスク装置全体のさらなる
薄型化が可能となっている。
【0057】なお、前述した第3実施形態および第4実
施形態の回転数検出装置1Cおよび1Dのその他の作用
および効果は、前述した第1実施形態および第2実施形
態の回転数検出装置1Aおよび1Bのそれと同様であ
る。
【0058】最後に、本発明は、前述した実施形態に限
定されることはなく、特許請求の範囲に記載された範囲
で、種々の変更または改良が可能であることは言うまで
もない。
【0059】
【発明の効果】以前述べたように、本発明によれば、簡
単な構造によってディスク装置の回転数検出の信頼性お
よび精度を向上させることができる。また、回転数検出
手段をクランパの側面に設けた場合には、ディスク装置
のさらなる薄型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転数検出装置の第1実施形態の構造
を示す断面図である。
【図2】本発明の回転数検出装置の第1実施形態に用い
られているの反射板の平面図である。
【図3】本発明の回転数検出装置の第2実施形態の構造
を示す断面図である。
【図4】本発明の回転数検出装置の第3実施形態の構造
を示す断面図である。
【図5】本発明の回転数検出装置の第3実施形態に用い
られている磁性体の平面図である。
【図6】本発明の回転数検出装置の第4実施形態の構造
を示す断面図である。
【図7】従来の回転数検出装置の構造の一例を示す断面
図である。
【図8】従来の回転数検出装置の構造の他の例を示す断
面図である。
【符号の説明】
1A〜D 回転数検出装置 10 ディスク装置 11 ディスク 12 位置決め孔 13 モータ 14 シャフト 20 ターンテーブル 21 ハブ 22 磁石 30 クランパ 31 磁性体 40 反射板 41 反射面 42 非反射面 43 光センサ 44 取付け基板 50 N極面 51 S極面 52 磁気センサ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータと、ディスクを載置し前記モータ
    の駆動力で回転するターンテーブルと、該ターンテーブ
    ルに載置されたディスクを固定するためのクランパとを
    有するディスク装置に設けられ、前記ディスクの回転数
    を検出するための回転数検出装置であって、 ディスクの回転数を検出するための回転数検出手段を前
    記クランパおよび該クランパの近傍に設けたことを特徴
    とする回転数検出装置。
  2. 【請求項2】 前記回転数検出手段の少なくとも一部が
    前記クランパに設けられている請求項1に記載の回転数
    検出装置。
  3. 【請求項3】 前記回転数検出手段は、発光素子および
    受光素子を備えた光センサと、前記クランパに設けら
    れ、前記発光素子からの光を反射する反射板とで構成さ
    れている請求項1または2に記載の回転数検出装置。
  4. 【請求項4】 前記反射板は、前記クランパの外周に沿
    って反射面と非反射面とを交互に位置させたものである
    請求項3に記載の回転数検出装置。
  5. 【請求項5】 前記反射板は、前記クランパの上面に設
    けられている請求項3または4に記載の回転数検出装
    置。
  6. 【請求項6】 前記反射板は、前記クランパの外周面に
    設けられている請求項3または4に記載の回転数検出装
    置。
  7. 【請求項7】 前記モータが所定時間回転している間に
    前記受光素子によって検出される検出値が規定レベル以
    下または検出がされない場合、前記モータの回転を減速
    または停止するように構成されている請求項3ないし6
    のいずれかに記載の回転数検出装置。
  8. 【請求項8】 前記光センサは、ディスク装置のメイン
    回路基板に設けられている請求項3ないし7のいずれか
    に記載の回転数検出装置。
  9. 【請求項9】 前記回転数検出手段は、前記クランパに
    設けられた複数極の磁極を有する磁性体と、磁気センサ
    とで構成されている請求項1または2に記載の回転数検
    出装置。
  10. 【請求項10】 前記ディスクは、光ディスクである請
    求項1ないし9のいずれかに記載の回転数検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020156121A (ja) * 2019-03-18 2020-09-24 日本電産株式会社 モータ、ミラー回転装置、およびディスク駆動装置
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