JPH10334474A - 情報トラック検索装置 - Google Patents

情報トラック検索装置

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Publication number
JPH10334474A
JPH10334474A JP14265297A JP14265297A JPH10334474A JP H10334474 A JPH10334474 A JP H10334474A JP 14265297 A JP14265297 A JP 14265297A JP 14265297 A JP14265297 A JP 14265297A JP H10334474 A JPH10334474 A JP H10334474A
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JP
Japan
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speed
stepping motor
track
output
optical head
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Withdrawn
Application number
JP14265297A
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English (en)
Inventor
Masami Shiotani
雅美 塩谷
Kenji Fujiune
健司 藤畝
Hiroyuki Yamaguchi
博之 山口
Toru Kawabata
透 川端
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ステッピングモータは高速回転時に脱調現象を
発生しやすいため従来の光学的記録再生装置ではステッ
ピングモータで駆動される系の負荷変動に対して十分余
裕がある回転数までしか回転数を上げることができず、
所望のトラックを検索する際の検索時間短縮のための課
題となっていた。 【解決手段】光ヘッド3を移送するためのステッピング
モータ8に取り付けられた周波数発生器9より得られる
速度信号と磁極検出回路10から得られるロータ上の磁
極検出信号を用いてステッピングモータ8の回転速度を
速度制御し、ステッピングモータ8で使用できる最高回
転数を増加させるとともに所望のトラック近傍ではマイ
クロステップ回路17を用いて精度の高い光ヘッド移送
実現することにより高速検索を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、多数の情報トラッ
クを有する記録担体より所望する情報トラックを検索す
る情報トラック検索装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の装置として、所定の回転数で回転
している円盤状の記録担体上に半導体レーザ等の光源か
ら発生した光を収束して照射して記録担体上に記録され
ている情報を再生する、あるいは記録担体上に情報を記
録する光学式記録再生装置がある。
【0003】この記録担体上には、そのピッチが1.2μm
というような微細なトラックが設けられており、この微
細なトラック上に記録されている情報を再生する際は、
光ビームが常にトラック上にあるようトラッキング制御
を行いながら、記録担体よりの反射光を受光素子で受光
して行っている。
【0004】また、記録担体上には多数のトラックが設
けられており、所望する情報が記録されているトラック
を検索するためには検索手段が必要である。
【0005】所望する情報が記録されたトラックの検索
は、各トラックに記録されている番地を基にして現在の
光ビームの再生位置と所望するトラックの間トラック本
数を算出した後、トラッキング制御を不動作にし、算出
したトラック本数だけ光ビームを記録担体の半径方向に
移送する。
【0006】光ビームの移送はトラッキングアクチュエ
ータを記録担体の半径方向に駆動して行うが、トラッキ
ングアクチュエータだけでは可動範囲が狭いので、一般
的には半導体レーザやその他の光学素子を搭載した光ヘ
ッド自体を記録担体の半径方向に駆動して行う。
【0007】光ヘッド自体を駆動する手段としてはDCモ
ータやステッピングモータを送りネジと組み合わせて行
う方法が最も一般的である。
【0008】ところで、上記したように記録担体上の情
報トラックは非常に微細であるため、この情報トラック
に情報を記録したり、この情報トラックより情報を再生
する場合には光ビームと、情報トラックの間の相対位置
精度が重要である。
【0009】そこでこのような光学式記録再生装置で
は、光ヘッド移送後にも所望のトラックに対する光ビー
ムの位置精度が確保しやすい様に、光ヘッド移送にステ
ッピングモータを用いることが多い。
【0010】また、上記したような光学式記録再生装置
はコンピュータの周辺機器として使用されることが多
く、そのため所望のトラックを検索するための検索時間
を短かくすることが求められている。このため送りネジ
のピッチを大きくしてモータ1回転に対する光ヘッドの
移動距離を大きくしている。
【0011】送りネジのピッチを大きくしてかつ光ビー
ムと情報トラックの間の相対位置精度を確保するという
相反する目的を実現するためには、例えば特開平7ー2
72421に記載されたようなステッピングモータを1
/Nステップごとに駆動するマイクロステップの技術が
提案されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ステッピングモータ
は、ステータコイルに電圧を印加して磁界を発生させ、
発生した磁界によってロータ上に形成された磁極を引き
寄せることによって駆動される。従って、ステッピング
モータを連続的に回転駆動するためにはステータコイル
に発生させる磁界を滑らかに切り替えること、ステータ
磁界の遷移にロータが追従できることが必要となる。そ
こでロータの回転が何らかの原因で阻害され、ステータ
に励磁された磁界とロータ上に形成された磁極が所定の
状態からずれた場合にはステッピングモータが回転駆動
できなくなる脱調現象が発生する。
【0013】この脱調現象は、ステッピングモータの駆
動される系の負荷に対するトルク余裕が減少する高速回
転時に発生しやすい。
【0014】従って、従来の光学的記録再生装置ではス
テッピングモータで駆動される系の負荷変動に対して十
分余裕がある回転数までしか回転数を上げることができ
ず、所望のトラックを検索する際の検索時間短縮のため
の課題となっていた。
【0015】本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、ステッピングモータ自体のトルクアップを行わずに
光ヘッド移送系の移動速度を向上させ、所望の情報トラ
ックを高速に検索できる情報トラック検索装置を提供す
ることを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、光ヘッド手段を記録担体の半径方向に移送
するためのステッピングモータと、前記ステッピングモ
ータの回転に応じた周波数の信号を出力する信号発生手
段と、前記信号発生手段の出力より前記ステッピングモ
ータの回転速度を検出する速度検出手段と、所望の情報
トラックを検索する際に前記光ヘッドより出力される光
ビームの再生位置と所望のトラックの間の距離に応じて
前記光ヘッド手段の移動速度の基準を発生する速度プロ
フィール発生手段と、前記速度プロフィール発生手段の
出力と前記速度検出手段の出力の差より速度誤差を検出
する速度誤差検出手段と、前記速度誤差検出手段の出力
に応じてステッピングモータを駆動する速度制御手段
と、前記速度プロフィール発生手段の出力に応じて所定
幅を有するパルス信号列を発生して前記ステッピングモ
ータをステップ駆動するマイクロステップ駆動手段と、
所望の情報トラックを検索する際には前記光ビームの再
生位置と所望する情報トラック間の距離に応じて前記速
度制御手段あるいは前記マイクロステップ駆動手段のう
ち一方を選択して前記光ヘッド手段の移送を行う検索コ
ントロール手段とで構成したものであり、所望のトラッ
クの検索を開始するとき前記光ビームの再生位置と前記
所望するトラックとの距離によって前記速度制御手段と
前記マイクロステップ駆動手段を選択して使用すること
により、光ヘッドの移送距離が長くステッピングモータ
の回転速度を十分高くできる場合には速度制御を用いた
高速移送が可能になるとともに、速度変化が急で回転速
度を十分に高くできない短距離の移送はステップ駆動を
用いることで安定で確実な光ヘッド移送が可能になり、
所望のトラックを検索するための時間を短縮することが
できる。
【0017】また上記課題を解決するために本発明は、
光ヘッド手段を記録担体の半径方向に移送するためのス
テッピングモータと、前記ステッピングモータの回転に
応じた周波数の信号を出力する信号発生手段と、前記信
号発生手段の出力より前記ステッピングモータの回転速
度を検出する速度検出手段と、前記信号発生手段の出力
より前記ステッピングモータの回転速度が所定の速度に
到達したことを検出する速度判定手段と、所望の情報ト
ラックを検索する際に前記光ヘッド手段より出力される
光ビームの再生位置と所望のトラックの間の距離に応じ
て前記光ヘッド手段の移動速度の基準を発生する速度プ
ロフィール発生手段と、前記速度プロフィール発生手段
と前記速度検出手段の出力の差より速度誤差を検出する
速度誤差検出手段と、前記速度誤差検出手段の出力に応
じて前記ステッピングモータを駆動する速度制御手段
と、前記速度プロフィール発生手段の出力に応じて所定
幅を有するパルス信号列を発生して前記ステッピングモ
ータをステップ駆動するマイクロステップ駆動手段と、
所望の情報トラックを検索する際に前記速度制御手段を
動作させて前記光ヘッド手段の移送を行い、前記速度判
定手段によって前記ステッピングモータの回転速度が所
定の回転数に達したことが検出されると前記速度制御手
段を不動作にするとともに前記マイクロステップ駆動手
段を動作させて前記ステッピングモータを駆動する検索
コントロール手段とで構成したものであり、前記速度制
御手段を用いて所望のトラックの検索を行う際、速度検
出の感度が低下しかつ実速度の検出が遅れの影響が顕著
になる程の低速度領域においては前記速度制御手段より
前記マイクロステップ駆動手段に切り替える方が所望の
トラックへの光ヘッドの移送を高速かつ安定化すること
ができる。このため本発明では速度判定手段で上記低速
度領域を検出して速度制御手段からマイクロステップ手
段に切り替えている。
【0018】また速度制御中に異常な負荷によってステ
ッピングモータの回転が停止し速度検出ができなくなっ
た場合も上記速度判定手段によって、ステッピングモー
タの停止を検出し低速度領域において大きなトルクが得
られるマイクロステップに切り替えることで検索不能状
態を回避することができる。
【0019】また上記課題を解決するために本発明は、
光ヘッド手段を記録担体の半径方向に移送するためのス
テッピングモータと、前記ステッピングモータの回転に
応じた周波数の信号を出力する信号発生手段と、前記信
号発生手段の出力より前記ステッピングモータの回転速
度を検出する速度検出手段と、所望の情報トラックを検
索する際に前記光ヘッド手段より出力される光ビームの
再生位置と所望のトラックの間の距離に応じた2種類の
前記光ヘッド手段移動速度基準を有し前記光ビームの再
生位置と所望のトラックの距離が所定の距離よりも離れ
ている場合には第1の速度基準を発生し前記光ビームの
再生位置と所望のトラック間の距離が所定の距離よりも
短くなると第2の速度基準に切り替える速度プロフィー
ル発生手段と、前記第1の速度基準と前記速度検出手段
の出力の差より速度誤差を検出する速度誤差検出手段
と、前記速度誤差検出手段の出力に応じてステッピング
モータを駆動する速度制御手段と、前記第2の速度基準
に応じて所定幅を有するパルス列信号を発生して前記ス
テッピングモータをステップ駆動するマイクロステップ
駆動手段と、所望の情報トラックを検索する際に速度制
御手段を動作させて前記光ヘッド手段の移送を行い、前
記速度プロフィール発生手段において第1の速度基準か
ら第2の速度基準に切り替わった際に前記速度制御手段
を不動作にするとともに前記マイクロステップ駆動手段
を動作させて前記ステッピングモータを駆動する検索コ
ントロール手段とで構成したものであり、前記速度制御
手段を用いて所望のトラックの検索を行う際、前記光ビ
ームが前記所望のトラックに対して所定の距離まで近づ
いた場合に前記マイクロステップ駆動手段に切り替える
ため、所望のトラックの近傍で微細かつ確実な前記光ヘ
ッド移送が実現できる。また光ビームの再生位置と所望
のトラックの距離を前記周波数発生手段の出力より得て
いるため、光ビームが情報トラックを横切る時に得られ
る正弦波状のトラッキング誤差信号に傷やトラック上に
形成された番地信号によるノイズが乗る場合や、前記正
弦波状のトラッキング誤差信号の周波数特性が悪く高速
移動時には振幅が大きく減衰してしまう場合にも光ビー
ムの再生位置と所望のトラックの間の距離を確実に検出
できるため、安定でかつ高速な所望のトラック検索が実
現できる。
【0020】また上記課題を解決するために本発明は、
光ヘッド手段を記録担体の半径方向に移送するためのス
テッピングモータと、前記ステッピングモータの回転に
応じた周波数の信号を出力する信号発生手段と、前記信
号発生手段の出力より前記ステッピングモータの回転速
度を検出する速度検出手段と、所望の情報トラックを検
索する際に前記光ヘッド手段より出力される光ビームの
再生位置と所望のトラックの間の情報トラックの本数を
検出する残トラック検出手段と、前記残トラック検出手
段の出力より前記光ビームの再生位置と所望のトラック
の間の距離があらかじめ設定された所定トラック本数の
範囲に到達したことを検出する所定本トラック検出手段
と、前記残トラック検出手段の出力に応じて前記光ヘッ
ド手段の移動速度の基準を発生する速度プロフィール発
生手段と、前記速度プロフィール発生手段の出力と前記
速度検出手段の出力の差より速度誤差を検出する速度誤
差検出手段と、前記速度誤差検出手段の出力に応じて前
記ステッピングモータを駆動する速度制御手段と、前記
速度プロフィール発生手段の出力に応じて所定幅を有す
るパルス列信号を発生して前記ステッピングモータをス
テップ駆動するマイクロステップ駆動手段と、所望の情
報トラックを検索する際に前記度制御手段を動作させて
前記光ヘッド手段の移送を行い、前記所定本トラック検
出手段によって前記光ビームが所望の情報トラックに対
して所定のトラック本数範囲内に到達したことが検出さ
れたら前記速度制御手段を不動作にするとともに前記マ
イクロステップ駆動手段を動作させて前記ステッピング
モータを駆動する検索コントロール手段とで構成したも
のであり、前記速度制御手段を用いて所望のトラックの
検索を行う際、前記光ビームが前記所望のトラックに対
して所定の距離まで近づいた場合に前記マイクロステッ
プ駆動手段に切り替えるため、所望のトラックの近傍で
微細かつ確実な前記光ヘッド移送が実現できる。また光
ビームの再生位置と所望のトラックの距離を、光ビーム
が情報トラックを横切る時に得られる正弦波状のトラッ
キング誤差信号より得ているため光ビームの再生位置と
所望のトラックの間の距離を情報トラック1本ごとの精
度で検出できるため、前記速度制御手段と前記マイクロ
ステップ手段の切り替えを精密に行うことができ、安定
でかつ高速な所望のトラック検索が実現できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図1から図7を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明を光学式再生装置に適用
した1実施の形態を示し、図1において光ヘッド3は、
半導体レーザ等の光源と、対物レンズ4と、アクチュエ
ータ機構6と、光学台20とで構成されている。また図
1において周波数発生器9は図2に示すように、遮光板
31と検出器32および電圧比較器33で構成されステ
ッピングモータ8の回転に比例した周波数の信号を出力
する。図1において速度検出回路12は水晶発振子やカ
ウンターおよび演算器等で構成され、周波数発生器9よ
り出力される矩型波状の信号よりステッピングモータ8
の回転速度を検出する。図1の基準速度発生回路13は
第1、第2の減算カウンタと、第1、第2のロジック回
路から構成されており、光ヘッド3の移動速度の基準を
発生する。図1の速度制御回路11は差動増幅器とロジ
ック回路で構成され、差動増幅器は速度検出回路12の
出力と基準速度発生回路13の出力を比較して速度誤差
を検出し、検出した速度誤差を増幅する。またロジック
回路はステッピングモータ8の回転方向および磁極検出
回路10の出力に基づいてステッピングモータ8のステ
ータコイルのうちから適切なステータコイル端子を選択
し上記増幅後の速度誤差信号を出力する。 (実施の形態2)図5は本発明を光学式再生装置に適用
した1実施の形態を示し、図5の速度判定回路18はタ
イマーとレジスターとロジック回路等で構成され、ステ
ッピングモータ8が所定の回転数になったことを検出す
る。図5の基準速度発生回路21は第1、第2の減算カ
ウンタと、ロジック回路から構成され、光ヘッド3の移
動速度の基準を発生する。 (実施の形態3)図7は本発明を光学式再生装置に適用
した1実施の形態を示し、図7の基準速度発生回路22
は第1、第2の減算カウンタと、ロジック回路から構成
され、光ヘッド3の移動速度の基準を発生する。
【0022】なお、以上の説明では速度検出回路12、
基準速度発生回路13、速度制御回路11、速度判定回
路18をロジック回路等のハードウェアーで構成した例
で説明したが、それらを1つのDSP(デジタルシグナ
ルプロセッサ)を用いてソフトウェアーによって構成す
ることも可能である。
【0023】
【実施例】次に、本発明の具体例を説明する。 (実施例1)図1は本発明を光学式再生装置に適用した
1実施例である。
【0024】記録担体1はスピンドルモータ2の回転軸
に取り付けられて所定の回転数で回転されている。
【0025】記録担体1上には情報を記録するためある
いは情報が記録されたピッチが1.2μmのトラックが設け
られており、このトラック上にはトラックの位置を識別
するための番地信号が記録されている。
【0026】光ヘッド3は、半導体レーザ等の光源(省
略)と、光源から発した光ビームを記録担体1上に収束
するための対物レンズ4と、コイル(省略)やマグネッ
ト(省略)および支持部材(省略)より構成されコイル
とマグネットの間で発生する電気磁気力によって対物レ
ンズ4を記録担体1に対して垂直方向あるいは記録担体
1の半径方向に移動させるアクチュエータ機構6と、記
録担体1より反射された光ビームより(1)記録担体1
上に形成(記録)されたピット等の明暗パターン、
(2)記録担体1と対物レンズ4の間の距離、(3)対
物レンズ4で集光されて記録担体1上に照射された光ビ
ーム5の照射位置と記録担体1上のトラックとの位置ず
れ、以上(1)、(2)、(3)を検出するための光検
出器(省略)と、記録担体1より反射された光ビームを
光検出器上に照射させるための光学素子(省略)と、上
記光源が搭載された光学台20とで構成されている。
【0027】対物レンズ4は記録担体上に照射されてい
る光ビーム5が常に所定の収束状態になるようフォーカ
ス制御されている。
【0028】また対物レンズ4は記録担体上に照射され
ている光ビーム5が常に所定のトラック上に位置するよ
うトラッキング制御されている。
【0029】光ヘッド3は送りネジ7を介してステッピ
ングモータ8に結合されており、ステッピングモータ8
の回転によって記録担体1の半径方向に移送される。
【0030】ステッピングモータ8には周波数発生器9
が取り付けられている。周波数発生器9は図2に示すよ
うに遮光板31と検出器32および電圧比較器33で構
成される。検出器32はLEDと光検出器で構成される。
遮光板31上に設けられたスリットがLEDと光検出器の
間を通過した時、光検出器には電流が発生する。その電
流を負荷抵抗34等で電圧に変換した後電圧比較器33
において所定の電圧と比較することによって矩型波状の
信号が得られる。図9に示す様に遮光板31には80本
のスリットが設けられている。また図8に示すようにス
テッピングモータのロータ35には10個(N極S極1組
で5組分)の磁極が形成されており、またロータ35の
周囲にはステータコイル36、37、38、39が配置
されている。ステータコイル36と38、また37と3
9は接続されており、ステータコイル36(37)に電
流を流した場合ステータコイル38(39)にも電流が
流れる。ただしステータコイル36と38(37と3
9)に発生する磁界は互いに逆向きになるよう構成され
ている。
【0031】遮光板31はステッピングモータ8の回転
軸40に取り付けられており、回転軸40(すなわち送
りネジ7、ロータ35)と一体になって回転する。図3
に示すようにロータ35上の磁極1つ分に対して電圧比
較器33からは8周期分の矩型波信号が出力される。す
なわち周波数発生器9の出力を4つづつ数えてステータ
36、37に発生させる磁界を切り替えることロータ3
5を回転させ続けることができる。
【0032】以上より、図1の磁極検出回路10を、上
記矩型波信号を4個数えるカウンターと、前記カウンタ
ーのカウント値が4になったところでパルス状のタイミ
ング信号を出力するロジック回路とで構成することがで
きる。
【0033】また遮光板31上のスリットとロータ35
上の磁極の位置関係を図3に示すようにすることで、モ
ータの回転方向に影響されず常に一定条件で磁極位置の
検出を行うことができる。
【0034】図10には遮光板の第2の構成例を示し
た。遮光板41の内周側には上記した80個のスリット
とは別にロータ35上の磁極の中央および磁極同士の境
界に対応した位置にトータルで20個の別スリットが設
けられている。
【0035】遮光板41はステッピングモータ8の回転
軸40に取り付けられており、回転軸40(すなわち送
りネジ7、ロータ35)と一体になって回転する。この
20個のスリットはロータ35上の磁極位置および磁極
の変わり目位置を直接的に電気信号に変換するので、
(図10中(1)(2)(3)(4)は図3(a)の
1、2、3、4に対応する、図10中スリット(5)と
スリット(4)は同一直線上にあるように構成されてい
る)この構成の遮光板を使用した場合の磁極検出回路
(図1の10)は後段の速度制御回路(図1の11)で
必要となる幅のパルス信号に変換する波形整形回路等で
構成すれば良い。また特に速度制御回路側で該パルス信
号のパルス幅等に特に制限がない場合には、特に磁極検
出回路というものを設けず、電圧比較器33の出力を直
接速度制御回路(図1の10)に入力しても良い。
【0036】次にステッピングモータの駆動において磁
極検出を行うことで得られる効果について図3を用いて
説明する。
【0037】図3に示す状態1ではステータコイル3
6、37にはSの磁界が発生している。次にステータコ
イルの磁界を変化させステータコイル36をSの磁界の
ままにし、ステータコイル37にはNの磁界が発生する
ようにすると(状態2)、ロータ35は時計方向に18
度回転する。このとき周波数発生器からは矩形波信号が
4周期分出力される。さらに磁界を変化させステータコ
イル36にはNの磁界をステータコイル37にもNの磁界
が発生するようにするとロータ35は時計方向にさらに
18度回転する(状態3)。このとき周波数発生器9か
らは矩形波信号が4周期分出力される。すなわち、この
動作を逆に考察して周波数発生器9から矩形波が4周期
分出力されるごとにステータコイル36、37に発生す
る磁界を切り替える(上記したように38、39に発生
する磁界は36、37に発生する磁界に連動して自動的
に切り替わる)ようにすればロータ35を(図3の場合
では時計方向に)回転させ続けることができることがわ
かる。図3に示すように、ステッピングモータ8を回転
させ続けるためにはステータコイル36、37、38、
39に発生させる磁界を切り替えるタイミングを的確に
検出することが非常に重要である。
【0038】以上説明したようステータコイルの励磁を
切り替えていけばロータ上の磁極に対して的確な位置で
ステータ励磁の切り替えが実現できるのでステッピング
モータ8を高速で回転させた場合にも脱調現象を発生し
ない。
【0039】図1の12は速度検出回路である。水晶発
振子やカウンターおよび演算器等で構成され、周波数発
生器9より出力される矩型波状の信号の一周期分の時間
内に、水晶発振子(省略)等より出力される数十メガヘ
ルツの矩型波信号が何周期あるかをカウンターで計測
し、該計測値を演算器で逆数演算することによってステ
ッピングモータ8の回転速度を検出することができる。
またこのようなディジタル的な速度検出法の他にも、例
えば三角波を作成したり積分回路を用いたりしても良
い。また上記したディジタル的な速度検出を行う場合、
上記した構成を1つのDSP(ディジタルシグナルプロセ
ッサ)内部に組み込んで実現することも可能である。
【0040】基準速度発生回路13は、後述するドライ
ブコントロール回路14から入力される光ヘッド3の再
生位置と所望のトラックの間の距離に応じて光ヘッド3
の移動速度(すなわちステッピングモータ8の回転速
度)の速度基準(速度プロフィール)を作成し、後述す
る速度制御回路11およびマイクロステップ回路17に
出力する。基準速度発生回路13は第1、第2の減算カ
ウンタと、第1、第2のロジック回路から構成されてい
る。第1のロジック回路は第1のカウンタの値に対応し
た電圧値を出力するように構成されており、第2のロジ
ック回路は第2のカウンタ値に対応して(例えばカウン
タ設定値が1から3までは幅aμsのパルスを4からm個
までは幅bμsのパルスを出力するというように)出力パ
ルス幅が変化していくように構成されている。
【0041】以上では基準速度発生回路の構成をハード
的に説明したが、これらの機能をDSPのなかでソフト的
に実現することも可能である。
【0042】ドライブコントロール回路14において、
光ヘッド3の再生位置と所望のトラックの間の距離が所
定の距離よりも離れていて、ドライブコントロール回路
14によって速度制御回路11が選択された場合、該光
ヘッド3の再生位置と所望のトラックの間の距離が周波
数発生器9の矩型波に換算して何周期分に相当するかが
ドライブコントロール回路14で演算され、その周期数
が第1の減算カウンタにセットされる。第1の減算カウ
ンタにセットされた値はステッピングモータ8が回転し
て(光ヘッド3が移送されて)周波数発生器9より矩型
波状信号が該カウンタに入力されるたびに1つづつ減算
されていく。該カウンタに接続された第1のロジック回
路によって該カウンタの計数値に対応した速度基準信号
が作成され速度制御回路11に出力される。この信号が
速度制御回路11において光ヘッド3の移動速度基準と
なる。該ロジック回路あるいは該速度テーブルによって
実現される速度基準(速度プロフィール)は、主として
光ヘッド3および送りネジ7、ステッピングモータ8で
構成される移送メカの特性によって決定され、該移送メ
カが不要な振動を発生せず、かつステッピングモータ8
のトルク特性および該移送メカの負荷が考慮された、光
ヘッド3を移送するのに最適な加減速が実現されるよう
に設計されている。
【0043】ドライブコントロール回路14において、
光ヘッド3の再生位置と所望のトラックの間の距離が所
定の距離よりも短く、ドライブコントロール回路14に
よってマイクロステップ回路17が選択された場合、該
光ヘッド3の再生位置と所望のトラックの間の距離がス
テッピングモータ8の1/Nステップ駆動に換算して何
1/Nステップ駆動に相当するかがドライブコントロー
ル回路14で演算され、その駆動数が第2の減算カウン
タにセットされる。第2の減算カウンタにセットされた
値はマイクロステップ回路17にパルスを1つ出力する
たびに減算されていく。また速度制御回路11が選択さ
れた場合には第1のカウンタが、マイクロステップ回路
17が選択された場合には第2のカウンタがそれぞれ0
になった時ドライブコントロール回路14にはカウント
終了の信号が出力される。
【0044】駆動回路16は、後述するSW回路15の出
力電圧を電力増幅してステッピングモータ8のステータ
コイルに印加する。上述したようにステータコイル36
と38、37と39は接続されている。したがってステ
ータコイル36の端子にHigh電圧ステータコイル38の
端子にLow電圧を印加することでステータコイル36、
38には電流が流れ、ステータコイル36にはNの磁界
が38にはSの磁界が励磁される。ステッピングモータ
8の駆動力はステータコイル36、37、38、39に
流れる電流値によって決定される。
【0045】速度制御回路11は差動増幅器とロジック
回路で構成される。差動増幅器は速度検出回路12の出
力と基準速度発生回路13の出力を比較して速度誤差を
検出し、検出した速度誤差を増幅する。またロジック回
路はドライブコントロール回路14によって設定される
ステッピングモータ8の回転方向および上述した磁極検
出回路10の出力に基づいて上記ステータコイル36、
37、38、39のうちから適切なステータコイル端子
を選択して上記増幅後の速度誤差信号をSW回路15に出
力する。
【0046】移送メカの特性によっては速度制御回路1
1に適当なLPFを追加して低域ゲインを補償しても良
い。速度制御回路11をハード的に説明したが上記構成
をDSP内部にソフト的に構成しても良い。
【0047】SW回路15は速度制御回路11の出力とマ
イクロステップ回路17の出力をドライブコントロール
回路14の指令によって切り替える複数個のスイッチで
構成された回路である。上記した駆動回路16をアナロ
グ駆動段で構成した場合にはアナログスイッチで、駆動
回路16をPWM駆動段で構成した場合にはロジックスイ
ッチ等で構成される。後述するマイクロステップ回路1
7および速度制御回路11を1つのDSP内部に構成した
場合には該SW回路15はソフトウェアー上で処理ルーチ
ンの変更処理という形で実現される。
【0048】マイクロステップ回路17はステッピング
モータ8をマイクロ(1/N)ステップ駆動させるため
の回路である。図4に示すようにステータコイル36、
37に流す電流を一定の比率で変化させることによって
ステッピングモータ8を1/Nステップ駆動させること
ができる。マイクロステップ回路17は図4に示すよう
なロジックテーブルを備え、基準速度発生回路13より
パルスが一つ出力されるごとにテーブル値を1つずつ変
化させて出力する。1つのテーブル値を保持する時間は
基準速度発生回路13より出力されるパルスのパルス幅
に対応している。図4には1/16ステップ駆動する例
を示した。出力されたテーブル値はSW回路15を介して
駆動回路16に印加されステッピングモータ8が1/N
(1/16)ステップ駆動される。ステッピングモータ
8の回転方向はドライブコントロール回路14によって
設定され、図4に示すテーブルを数字が増加するの方向
へ順番に出力していくか数字が減少する方向へ順番に出
力していくかによって決定される。
【0049】ドライブコントロール回路14はマイクロ
プロセッサで構成される。ドライブコントロール回路1
4の機能については以下所望するトラックの検索動作の
なかで説明する。所望するトラックの検索について説明
する。所望するトラックの番地番号(N0)が外部から
ドライブコントロール回路14に入力されるとドライブ
コントロール回路14は光ヘッド3の出力より光ビーム
5が位置している番地の番号(N1)を読み取り(N0-N
1)を算出し、あらかじめ設定されている距離と(N0-
N1)×トラックピッチを比較して、速度制御回路11
を使用する距離かマイクロステップ回路17を使用する
距離かを判断する。速度制御が選択される場合には、基
準速度発生回路13の第1の減算カウンターに(N0-N
1)×トラックピッチを周波数発生器の矩型波信号の周
期数に換算した値をセットするとともに、(N0-N1)
が正か負かによって速度制御回路11のロジック回路を
変化させる方向を決定する。SW回路15を切り替えて速
度制御回路11を駆動回路16に接続するとステータコ
イル36、37、38、39には速度制御回路11で検
出した速度誤差に比例した電流が流れ、ステッピングモ
ータ8が回転を始める。このときドライブコントロール
回路14によってトラッキング制御がオフされ、光ヘッ
ド3は所望するトラックへ近づいていく。光ヘッド3の
移動距離と移動速度は周波数発生器9の出力信号によっ
て速度検出回路12と基準速度発生回路13に時々刻々
入力される。光ヘッド3は速度制御回路11の動作によ
って基準速度発生回路13の出力に追従して適切な速度
で所望のトラックに向かって移送される。またステッピ
ングモータ8の励磁切り替えは磁極検出回路10によっ
て時々刻々行われるためステッピングモータ8は安定に
高速回転できる。基準速度発生回路13の第1の減算カ
ウンターが0になるとドライブコントロール回路14は
トラッキング制御を動作させ光ビーム5が位置している
トラックの番地を読み取り、読み取った番地が所望のト
ラックであれば検索動作を終了し、一致していなければ
検索動作を繰り返す。次に上記(N0-N1)×トラック
ピッチが、所定の距離よりも短い場合の検索動作につい
て説明する。
【0050】(N0-N1)×トラックピッチが、所定の
距離よりも短い場合にはマイクロステップ回路17が選
択される。ドライブコントロール回路14は基準速度発
生回路13の第2の減算カウンターに(N0-N1)×ト
ラックピッチをマイクロ(1/N)ステップ駆動 何パル
スに相当するか換算しセットする。さらにドライブコン
トロール回路14は(N0-N1)が正か負かによってマ
イクロステップ回路17のロジック回路を変化させる方
向を決定する。SW回路15を切り替えてマイクロステッ
プ駆動回路17と駆動回路16を接続するとステータコ
イル36、37、38、39の端子にはパルス電圧が印
加されステッピングモータ8は回転を始める。このとき
ドライブコントロール回路14によってトラッキング制
御(省略)がオフされ、光ヘッド3は所望するトラック
へ近づいていく。光ヘッド3の移動距離は印加されるパ
ルス信号の個数だけで決定される。ステッピングモータ
8をマイクロステップ駆動して光ヘッド3を移送する場
合、光ヘッドは微速で移送される。光ヘッド3が移動し
て基準速度発生回路13の第2の減算カウンターが0に
なるとドライブコントロール回路14はトラッキング制
御を動作させ光ビーム5が位置しているトラックの番地
を読み取り、読み取った番地が所望のトラックであれば
検索動作を終了し、一致していなければ検索動作を繰り
返す。
【0051】次に検索距離によって速度制御回路11と
マイクロステップ回路17を切り替える理由を説明す
る。速度制御回路11を用いてステッピングモータ8を
駆動する場合には例えば9000rpmといった非常に高
速な回転数まで駆動することができる反面、微小な位置
決めが困難である。これはステッピングモータ8が1ス
テップづつの移動になるためで、通常ステッピングモー
タを1ステップ駆動すると光ヘッドは150μmほど移
動してしまう。また近距離の検索においてモータの回転
数を必要以上に高くすると急激な加減速によって光ヘッ
ド3に不要な振動を発生したり、所望のトラックに近づ
いても十分に減速できないという問題が発生する。これ
を補うのがマイクロステップ駆動で、たとえば同じステ
ッピングモータ8を1/Nステップ駆動した場合光ヘッ
ドの移動量は150/Nμmとなり近距離の移動に適して
いることが分かる。
【0052】一方マイクロステップ駆動の問題は移動量
が微小であるため光ヘッド3を高速移動することがあ
る。このため光ヘッドの移動量が大きい検索を行う場合
には速度制御回路11を用いて光ヘッド3を高速に移動
するとともに、ごく近距離の検索の場合にはマイクロス
テップ駆動を用いて確実に光ヘッドを移送することで所
望のトラック検索を高速に行うことができる。
【0053】同様に十分距離があり、通常では速度制御
回路11を用いて光ヘッド3を移送しても安定である場
合であっても記録再生装置自身に大きな振動が印加され
ていたり、また光ヘッド3が故障して急激な加速度変化
に耐えられなくなったような場合には速度制御回路を用
いた高速移送を行うと所望のトラックにいつまでたって
も到着できない場合が発生する。所望のトラックへの検
索に複数回失敗した場合には上記したような状態が想定
されるので、このような場合にはたとえ光ヘッドの再生
位置と所望のトラックとの間の距離が十分であってもマ
イクロステップ駆動を用いることで安定な検索を実現す
ることができる。 (実施例2)図5は本発明を光学式再生装置に適用した
1実施例である。
【0054】図1と同一のものには同一の番号を付与し
ている。図5の18は速度判定回路である。タイマーと
レジスターとロジック回路等で構成される。図6を用い
て速度判定回路18の動作を説明する。図6 (a)は周波
数発生器9の出力である。この出力の立ち上がりエッジ
あるいは立ち下がりエッジ間(図6は立ち上がりエッジ
で説明している)の時間をタイマーで測定する(図6
(b)、(e))。その計測値がレジスターに備えた所定の
値よりも大きい場合にはSW回路15に切り替え信号を出
力する(図6(c))。また該タイマーはリミット値が
設定されており、タイマーの値がこのリミット値を超え
た場合にもSW回路15に切り替え信号を出力する(図6
(e),(f))。これはステッピングモータ8が何らかの原
因で急に停止した場合のように周波数発生器9の出力が
停止して時間計測が終了しない場合に強制的に時間計測
を終了させ、異常を検出するためである。
【0055】基準速度発生回路21は、ドライブコント
ロール回路19から入力される光ヘッド3の再生位置と
所望のトラックの間の距離に応じて光ヘッド3の移動速
度(すなわちステッピングモータ8の回転速度)の速度
基準(速度プロフィール)を作成し、速度制御回路11
およびマイクロステップ回路17に出力する。基準速度
発生回路21は第1、第2の減算カウンタと、ロジック
回路から構成されている。第1のロジック回路は第1の
カウンタの値に対応した電圧値を出力するように構成さ
れており、第2のロジック回路は第2のカウンタ値に対
応して(例えばカウンタ設定値が1から3までは幅aμs
のパルスを4からm個までは幅bμsのパルスを出力する
というように)出力パルス幅が変化していくように構成
されている。
【0056】以上では基準速度発生回路の構成をハード
的に説明したが、これらの機能をDSPのなかでソフト的
に実現することも可能である。
【0057】ドライブコントロール回路19において光
ヘッド3の再生位置と所望のトラックの間の距離が周波
数発生器9の矩型波に換算して何周期分に相当するか演
算された後、その周期数が第1の減算カウンタにセット
され、第2の減算カウンタにはマイクロステップで移動
すべき最大のパルス数がセットされる。また第1の減算
カウンタはドライブコントロール回路19によって設定
された値から第2の減算カウンタに設定された値の1/
N(マイクロステップ駆動はステッピングモータ1ステ
ップ駆動の1/N駆動に相当する)の値までしか減算を
行わないように構成されている。第1の減算カウンタに
セットされた値はステッピングモータ8が回転して(光
ヘッド3が移送されて)周波数発生器9より矩型波状信
号が該カウンタに入力されるたびに1つづつ減算されて
いく。該カウンタに接続された第1のロジック回路によ
って該カウンタの計数値に対応した速度基準信号が作成
され速度制御回路11に出力される。第1の減算カウン
タのカウント値が第2の減算カウンタに設定された値の
1/Nまでカウントしたら基準速度発生回路はドライブ
コントロール回路19にカウント終了の信号を出力し、
ドライブコントロール回路19はSW回路15をマイクロ
ステップ回路17に接続する。基準速度発生回路21は
カウント終了をドライブコントロール回路19に出力し
た後使用するカウンタを第2の減算カウンタに変更し、
所定幅のパルスを1つ出すごとに第2の減算カウンタを
減算していく。第2の減算カウンタの値が0になった時
基準速度発生回路21はカウント終了の信号をドライブ
コントロール回路19に出力する。ドライブコントロー
ル回路19はカウント終了信号を受け取ると、トラッキ
ング制御を動作させトラックに記録された番地信号を読
み取って検索動作を終了するか、続行するかの判断を行
う。図5のドライブコントロール回路19はマイクロプ
ロセッサで構成される。
【0058】次に所望するトラックの検索について説明
する。所望するトラックの番地番号(N0)が外部から
ドライブコントロール回路19に入力されるとドライブ
コントロール回路19は光ヘッド3の出力より光ビーム
5が位置している番地の番号(N1)を読み取り(N0-N
1)を算出する。次に基準速度発生回路21の第1の減
算カウンターに(N0-N1)×トラックピッチを周波数
発生器9の矩型波信号の周期数に換算した値をセットす
るとともに、(N0-N1)が正か負かによって速度制御
回路11のロジック回路を変化させる方向を決定する。
SW回路15を切り替えて速度制御回路11を駆動回路1
6に接続するとステータコイル36、37、38、39
には速度制御回路11で検出した速度誤差に比例した電
流が流れ、ステッピングモータ8が回転を始める。この
ときドライブコントロール回路19によってトラッキン
グ制御(省略)がオフされ、光ヘッド3は所望するトラ
ックへ近づいていく。光ヘッド3の移動距離と移動速度
は周波数発生器9の出力信号によって速度検出回路12
と基準速度発生回路21に時々刻々入力される。光ヘッ
ド3は速度制御回路11の動作によって基準速度発生回
路21の出力に追従して適切な速度で所望のトラックに
向かって移送される。またステッピングモータ8の励磁
切り替えは磁極検出回路10によって時々刻々行われる
ためステッピングモータ8は安定に高速回転できる。ド
ライブコントロール回路19が、基準速度発生回路21
より光ヘッド3が所望するトラックに近づき、ステッピ
ングモータ8が加速状態あるいは最高速回転状態での一
定速駆動から減速状態に入ったことを検出すると、ドラ
イブコントロール回路19は速度判定回路18を動作さ
せる。速度判定回路18によってステッピングモータ8
の回転が所定の速度以下になったことが検出されるか、
基準速度発生回路21より第1の減算カウンタがカウン
トを終了信号が出力されると、ドライブコントロール回
路19は、SW回路15を切り替えてマイクロステップ回
路17と駆動回路16を接続する。以後ステッピングモ
ータ8はマイクロステップ駆動され、所望のトラックで
トラッキング制御が安定に動作できるように確実に減速
されていく。またマイクロステップ駆動は上記したよう
に速度制御時に比べて位置精度が高いので所望のトラッ
クに対して光ヘッド3を近づけてゆく上で有利である。
基準速度発生回路21の第2の減算カウンタが0になる
とドライブコントロール回路19はトラッキング制御を
動作させ光ビーム5が位置しているトラックの番地を読
み取り、読み取った番地が所望のトラックであれば検索
動作を終了し、一致していなければ上記検索動作を繰り
返す。
【0059】速度判定回路18を設けることの効果につ
いて説明する。上記したように速度検出回路12ではス
テッピングモータ8の回転速度を周波数発生器9の立ち
上がりあるいは立ち下がりエッジの間の時間を高速な信
号で数えて検出している。
【0060】このため速度制御回路11を使用している
時に、例えば急激かつ大きな移送負荷の増大によってス
テッピングモータ8が急に停止した場合、周波数発生器
9からは次の立ち上がりあるいは立ち下がりエッジが入
力されなくなり速度制御を続けることができなくなる。
これを防止するためステッピングモータ8の回転速度が
ある所定の速度より小さくなった場合には、速度判定回
路18によってこれを検出し強制的にマイクロステップ
駆動することによってステッピングモータ8の回転が完
全に停止してしまうことを防いでいる。また速度制御系
のゲインは速度が低くなるにつれて下がってくるので移
送負荷の増大度合によっては基準速度発生回路21の第
1の減算カウンタが0になるまえに必要以上に速度が低
下してしまうことがある。これを速度判定回路18によ
って検出し強制的にマイクロステップ駆動することによ
りステッピングモータ8のトルクを実質的に増加させる
ことで検索を継続させることが可能になる。 (実施例3)図7は本発明を光学式再生装置に適用した
1実施例である。
【0061】図1と同一のものには同一の番号を付与し
ている。図7の22は基準速度発生回路である。基準速
度発生回路22は、ドライブコントロール回路23から
入力される光ヘッド3の再生位置と所望のトラックの間
の距離に応じて光ヘッド3の移動速度(すなわちステッ
ピングモータ8の回転速度)の速度基準(速度プロフィ
ール)を作成し、速度制御回路11およびマイクロステ
ップ回路17に出力する。基準速度発生回路22は第
1、第2の減算カウンタと、ロジック回路から構成され
ている。第1のロジック回路は第1のカウンタの値に対
応した電圧値を出力するように構成されており、第2の
ロジック回路は第2のカウンタ値に対応して(例えばカ
ウンタ設定値が1から300までは幅aμsのパルスを出
力し、301から600までは幅bμsのパルスを出力す
るというように)出力パルス幅が変化していくように構
成されている。
【0062】以上では基準速度発生回路の構成をハード
的に説明したが、これらの機能をDSPのなかでソフト的
に実現することも可能である。
【0063】ドライブコントロール回路23において光
ヘッド3の再生位置と所望のトラックの間のトラック本
数が第1の減算カウンタにセットされ、第2の減算カウ
ンタにはマイクロステップで移動すべき最大のトラック
本数がセットされる。また第1の減算カウンタはドライ
ブコントロール回路23によって設定された値から第2
の減算カウンタに設定された値までしか減算を行わない
ように構成されている。第1の減算カウンタにセットさ
れた値はステッピングモータ8が回転して(光ヘッド3
が移送されて)光ビームが記録担体のトラックを横切る
ごとに1つづつ減算されていく。該第1の減算カウンタ
に接続された第1のロジック回路によって該カウンタの
計数値に対応した速度基準信号が作成され速度制御回路
11に出力される。第1の減算カウンタのカウント値が
第2の減算カウンタに設定された値と等しくなったら基
準速度発生回路22はドライブコントロール回路23に
カウント終了の信号を出力し、ドライブコントロール回
路23はSW回路15をマイクロステップ回路17に接続
する。基準速度発生回路22はカウント終了をドライブ
コントロール回路23に出力した後使用するカウンタを
第2の減算カウンタに変更し、第2の減算カウンタは光
ビームが記録担体のトラックを横切るごとに減算されて
いく。第2の減算カウンタの値が0になった時基準速度
発生回路22はカウント終了の信号をドライブコントロ
ール回路23に出力する。ドライブコントロール回路2
3はカウント終了信号を受け取ると、トラッキング制御
(省略)を動作させトラックに記録された番地信号を読
み取り、所望のトラック上に光ビームが位置している場
合には検索動作を終了し、そうでない場合には上記動作
を再び行う。図7のドライブコントロール回路23はマ
イクロプロセッサで構成される。
【0064】次に所望するトラックの検索について説明
する。所望するトラックの番地番号(N0)が外部から
ドライブコントロール回路23に入力されるとドライブ
コントロール回路23は光ヘッド3の出力より光ビーム
5が位置している番地の番号(N1)を読み取りN0番地
とN1番地の間のトラック本数を算出する。次に基準速
度発生回路22の第1の減算カウンターに上記N0とN
1の間のトラック本数を設定するとともに(N0-N1)
が正か負かによって速度制御回路11のロジック回路を
変化させる方向を決定する。 SW回路15を切り替えて
速度制御回路11を駆動回路16に接続するとステータ
コイル36、37、38、39には速度制御回路11で
検出した速度誤差に比例した電流が流れ、ステッピング
モータ8が回転を始める。このときドライブコントロー
ル回路23によってトラッキング制御(省略)がオフさ
れ、光ヘッド3は所望するトラックへ近づいていく。光
ヘッド3の移動速度は周波数発生器9の出力信号によっ
て速度検出回路12とに時々刻々入力される。また光ヘ
ッド3の移動距離は光ビームが横切ったトラックの本数
の形で基準速度発生回路22に時時刻々入力される。光
ヘッド3は速度制御回路11の動作によって基準速度発
生回路22の出力に追従して適切な速度で所望のトラッ
クに向かって移送される。またステッピングモータ8の
励磁切り替えは磁極検出回路10によって時々刻々行わ
れるためステッピングモータ8は安定に高速回転でき
る。基準速度発生回路22より第1の減算カウンタがカ
ウントを終了した信号が出力されると、ドライブコント
ロール回路23は、SW回路15を切り替えてマイクロス
テップ回路17と駆動回路16を接続する。以後ステッ
ピングモータ8はマイクロステップ駆動され、所望のト
ラックでトラッキング制御が安定に動作できるように確
実に減速されていく。またマイクロステップ駆動は上記
したように速度制御時に比べて位置精度が高いので所望
のトラックに対して光ヘッド3を近づけてゆく上で有利
である。基準速度発生回路22の第2の減算カウンタが
0になるとドライブコントロール回路19はトラッキン
グ制御を動作させ光ビーム5が位置しているトラックの
番地を読み取り、読み取った番地が所望のトラックであ
れば検索動作を終了し、一致していなければ上記検索動
作を繰り返す。
【0065】なお、本発明は上記実施例によって限定さ
れるものでなく、例えば上記実施例では磁極検出回路1
0、速度検出回路12、基準速度発生回路13、速度制
御回路11、マイクロステップ回路17、SW回路15
等全てハード的に構成して説明したが、これらすべてを
DSPの中で1つのソフトウェアーの処理ルーチンとし
て実現することは可能である。また内周側にロータの磁
極に対応したスリットを設けた例を用いてエンコーダの
機能を説明したが外周側にロータ磁極に対応したスリッ
トを設けても同様の効果が得られることは自明である。
【0066】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、検索距離
によってステッピングモータの駆動方法を切り替えるた
め、光ビームの再生位置と所望のトラックの間の距離が
長い場合には速度制御回路を用いて光ヘッドを高速に移
送することが可能となり、かつ光ビームの再生位置と所
望のトラックが近接していて低速であっても確実に光ヘ
ッドを移送したい場合にはステッピングモータをマイク
ロステップ駆動することで安定かつ正確な光ヘッド移送
を実現することができる。
【0067】また、光ヘッドの特性が経時変化し、光ヘ
ッドが速度制御を用いた高速移送による急激な加速度変
化に耐えられなくなって所望のトラックへ検索を複数回
失敗するような場合にはマイクロステップ駆動を優先的
に用いることで安定な検索を実現することができる。
【0068】また、本発明によれば、速度制御による光
ヘッド移送中、特に速度制御系のゲインが低下する低速
度領域において外乱等の影響でステッピングモータが急
停止し、速度検出ができなくなった場合にも速度判定手
段によってこれを検出して速度制御からマイクロステッ
プ駆動に切り替えることで検索動作の安定性を実現して
いる。
【0069】また、本発明によれば移送系の特性等から
決定される所望のトラックから所定の距離離れた位置で
速度制御からマイクロステップ駆動に切り替えるので、
所望のトラックと光ビームの再生位置が近接して微速か
つ安定な移送が求められる領域でこれを実現することが
できる。また所定の距離の検出は周波数発生器の出力を
基に行っているので記録担体の種類によらず、また傷や
指紋付きといった記録担体自身の状態に影響されない、
安定かつ確実な所定距離検出を実現することができる。
【0070】また、本発明によれば移送系の特性等から
決定される所望のトラックから所定の距離離れた位置で
速度制御からマイクロステップ駆動に切り替えるが、所
定距離の検出を記録担体から得られるトラック信号より
行うため、精度の高い距離検出が実現できる。
【0071】以上説明したように、本発明によれば速度
制御を用いた高速移送とマイクロステップを用いた微細
移送を組み合わせて使用するため、高速かつ安定に所望
のトラックを検索することができる情報トラック検索装
置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すブロック図
【図2】周波数発生器の構成を示す図
【図3】周波数発生器出力とロータ上磁極の関係を示す
図 (a)周波数発生器出力 (b)ロータ上磁極 (c)ステータコイル36に発生する磁界 (d)ステータコイル37に発生する磁界
【図4】マイクロステップテーブルを示す図
【図5】本発明の第2の実施例を示すブロック図
【図6】速度判定回路の動作を示す図 (a)周波数発生器出力 (b)タイマー値 (c)sw回路切り替え信号 (d)周波数発生器出力 (e)タイマー値 (f)sw回路切り替え信号
【図7】本発明の第3の実施例を示すブロック図
【図8】ステッピングモータのロータとステータコイル
の構成を示す図
【図9】遮光板31の構成を示す図
【図10】遮光板41の構成を示す図
【符号の説明】
1 記録担体 2 スピンドルモータ 3 光ヘッド 8 ステッピングモータ 9 周波数発生器 10 磁極検出回路 11 速度制御回路 12 速度検出回路 13 基準速度発生回路 14 ドライブコントロール回路 19 ドライブコントロール回路 21 基準速度発生回路 22 基準速度発生回路 23 ドライブコントロール回路 31 遮光板 35 ロータ 36 ステータコイル 37 ステータコイル 38 ステータコイル 39 ステータコイル 41 遮光板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川端 透 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ヘッド手段を記録担体の半径方向に移送
    するためのステッピングモータと、前記ステッピングモ
    ータの回転に応じた周波数の信号を出力する信号発生手
    段と、前記信号発生手段の出力より前記ステッピングモ
    ータの回転速度を検出する速度検出手段と、所望の情報
    トラックを検索する際に前記光ヘッドより出力される光
    ビームの再生位置と所望のトラックの間の距離に応じて
    前記光ヘッド手段の移動速度の基準を発生する速度プロ
    フィール発生手段と、前記速度プロフィール発生手段の
    出力と前記速度検出手段の出力の差より速度誤差を検出
    する速度誤差検出手段と、前記速度誤差検出手段の出力
    に応じて前記ステッピングモータを駆動する速度制御手
    段と、前記速度プロフィール発生手段の出力に応じて所
    定幅を有するパルス信号列を発生して前記ステッピング
    モータをステップ駆動するマイクロステップ駆動手段
    と、所望の情報トラックを検索する際には前記光ビーム
    の再生位置と所望する情報トラック間の距離に応じて前
    記速度制御手段あるいは前記マイクロステップ駆動手段
    のうち一方を選択して前記光ヘッド手段の移送を行う検
    索コントロール手段とを備えたことを特徴とする情報ト
    ラック検索装置。
  2. 【請求項2】前記速度制御手段は、前記信号発生手段の
    出力より前記ステッピングモータのローター上の磁極位
    置を検出し、検出した前記磁極位置に応じて前記ステッ
    ピングモータのステータコイルと前記ステータコイルに
    印加する駆動信号の方向を決定することを特徴とする請
    求項1記載の情報トラック検索装置。
  3. 【請求項3】前記光ビームの再生位置と所望する情報ト
    ラック間の距離が所定の距離よりも短かい場合には前記
    マイクロステップ駆動手段を選択して動作させ、前記光
    ビームの再生位置と所望する情報トラック間が所定の距
    離よりも長い場合には前記速度制御手段を動作させるこ
    とを特徴とする請求項1記載の情報トラック検索装置。
  4. 【請求項4】前記速度制御手段を選択して所望のトラッ
    クへの検索を行い、前記検索に複数回失敗した場合に
    は、前記検索コントロール手段は前記マイクロステップ
    駆動手段を選択し前記検索を続行するようにしたことを
    特徴とする請求項1記載の情報トラック検索装置。
  5. 【請求項5】光ヘッド手段を記録担体の半径方向に移送
    するためのステッピングモータと、前記ステッピングモ
    ータの回転に応じた周波数の信号を出力する信号発生手
    段と、前記信号発生手段の出力より前記ステッピングモ
    ータの回転速度を検出する速度検出手段と、前記信号発
    生手段の出力より前記ステッピングモータの回転速度が
    所定の速度に到達したことを検出する速度判定手段と、
    所望の情報トラックを検索する際に前記光ヘッド手段よ
    り出力される光ビームの再生位置と所望のトラックの間
    の距離に応じて前記光ヘッド手段の移動速度の基準を発
    生する速度プロフィール発生手段と、前記速度プロフィ
    ール発生手段と前記速度検出手段の出力の差より速度誤
    差を検出する速度誤差検出手段と、前記速度誤差検出手
    段の出力に応じて前記ステッピングモータを駆動する速
    度制御手段と、前記速度プロフィール発生手段の出力に
    応じて所定幅を有するパルス信号列を発生して前記ステ
    ッピングモータをステップ駆動するマイクロステップ駆
    動手段と、所望の情報トラックを検索する際に前記速度
    制御手段を動作させて前記光ヘッド手段の移送を行い、
    前記速度判定手段によって前記ステッピングモータの回
    転速度が所定の回転数に達したことが検出されると前記
    速度制御手段を不動作にするとともに前記マイクロステ
    ップ駆動手段を動作させて前記ステッピングモータを駆
    動する検索コントロール手段を備えたことを特徴とする
    情報トラック検索装置。
  6. 【請求項6】前記ステッピングモータが前記速度プロフ
    ィール発生手段の出力に追従して減速状態になった時に
    前記速度判定手段を動作させることを特徴とする請求項
    5記載の情報トラック検索装置。
  7. 【請求項7】前記ステッピングモータが前記速度制御手
    段で駆動されている時に、前記光ヘッド手段が原因で前
    記ステッピングモータが停止した場合には前記速度判定
    手段によってこれを検出し、前記マイクロステップ駆動
    手段に切り替えて前記ステッピングモータを駆動するこ
    とを特徴とする請求項5記載の情報トラック検索装置。
  8. 【請求項8】光ヘッド手段を記録担体の半径方向に移送
    するためのステッピングモータと、前記ステッピングモ
    ータの回転に応じた周波数の信号を出力する信号発生手
    段と、前記信号発生手段の出力より前記ステッピングモ
    ータの回転速度を検出する速度検出手段と、所望の情報
    トラックを検索する際に前記光ヘッド手段より出力され
    る光ビームの再生位置と所望のトラックの間の距離に応
    じた2種類の前記光ヘッド手段移動速度基準を有し前記
    光ビームの再生位置と所望のトラックの距離が所定の距
    離よりも離れている場合には第1の速度基準を発生し前
    記光ビームの再生位置と所望のトラック間の距離が所定
    の距離よりも短くなると第2の速度基準に切り替える速
    度プロフィール発生手段と、前記第1の速度基準と前記
    速度検出手段の出力の差より速度誤差を検出する速度誤
    差検出手段と、前記速度誤差検出手段の出力に応じてス
    テッピングモータを駆動する速度制御手段と、前記第2
    の速度基準に応じて所定幅を有するパルス列信号を発生
    して前記ステッピングモータをステップ駆動するマイク
    ロステップ駆動手段と、所望の情報トラックを検索する
    際に速度制御手段を動作させて前記光ヘッド手段の移送
    を行い、前記速度プロフィール発生手段において第1の
    速度基準から第2の速度基準に切り替わった際に前記速
    度制御手段を不動作にするとともに前記マイクロステッ
    プ駆動手段を動作させて前記ステッピングモータを駆動
    する検索コントロール手段を備えたことを特徴とする情
    報トラック検索装置。
  9. 【請求項9】光ヘッド手段を記録担体の半径方向に移送
    するためのステッピングモータと、前記ステッピングモ
    ータの回転に応じた周波数の信号を出力する信号発生手
    段と、前記信号発生手段の出力より前記ステッピングモ
    ータの回転速度を検出する速度検出手段と、所望の情報
    トラックを検索する際に前記光ヘッド手段より出力され
    る光ビームの再生位置と所望のトラックの間の情報トラ
    ックの本数を検出する残トラック検出手段と、前記残ト
    ラック検出手段の出力より前記光ビームの再生位置と所
    望のトラックの間の距離があらかじめ設定された所定ト
    ラック本数の範囲に到達したことを検出する所定本トラ
    ック検出手段と、前記残トラック検出手段の出力に応じ
    て前記光ヘッド手段の移動速度の基準を発生する速度プ
    ロフィール発生手段と、前記速度プロフィール発生手段
    の出力と前記速度検出手段の出力の差より速度誤差を検
    出する速度誤差検出手段と、前記速度誤差検出手段の出
    力に応じて前記ステッピングモータを駆動する速度制御
    手段と、前記速度プロフィール発生手段の出力に応じて
    所定幅を有するパルス列信号を発生して前記ステッピン
    グモータをステップ駆動するマイクロステップ駆動手段
    と、所望の情報トラックを検索する際に前記度制御手段
    を動作させて前記光ヘッド手段の移送を行い、前記所定
    本トラック検出手段によって前記光ビームが所望の情報
    トラックに対して所定のトラック本数範囲内に到達した
    ことが検出されたら前記速度制御手段を不動作にすると
    ともに前記マイクロステップ駆動手段を動作させて前記
    ステッピングモータを駆動する検索コントロール手段と
    を備えたことを特徴とする情報トラック検索装置。
  10. 【請求項10】記録担体の種類に応じて前記所定本トラ
    ック検出手段に設定するトラック本数を切り替えること
    を特徴とする請求項9記載の情報トラック検索装置。
  11. 【請求項11】前記信号発生手段を、発光ダイオードと
    受光素子と前記ステッピングモータの回転軸に取り付け
    られかつ前記ステッピングモータのロータ上に形成され
    た磁極数のn倍の数のスリットを有した遮光板とで構成
    したロータリーエンコーダで構成されていることを特徴
    とする請求項1〜10のいずれかに記載の情報トラック
    検索装置。
  12. 【請求項12】前記ロータリーエンコーダで用いられる
    遮光板に形成されたスリットは前記ステピングモータの
    ロータ上に形成された磁極に対してn個づつ割り当てら
    れ、かつn個のうちの最初の1個は磁極の境目に配置さ
    れることを特徴とする請求項11記載の情報トラック検
    索装置。
  13. 【請求項13】前記速度制御手段での磁極検出は前記ス
    リットの出力をn個づつ数えて行うことを特徴とする請
    求項2、11又は12記載の情報トラック検索装置。
  14. 【請求項14】前記信号発生手段を、発光ダイオードと
    受光素子と前記ステッピングモータの回転軸に取り付け
    られかつ前記ステピングモータのロータ上に形成された
    磁極数のn倍の数のスリットと前記n倍の数のスリットと
    は別の前記ステッピングモータのロータ上の磁極の境目
    に対応した位置に設けられたスリットとを有した遮光板
    とで構成したロータリーエンコーダで構成されているこ
    とを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の情報
    トラック検索装置。
  15. 【請求項15】前記速度制御手段での磁極検出は前記ロ
    ータ上の磁極の境目に対応した位置に設けられたスリッ
    トの出力を用いて行うことを特徴とする請求項2又は1
    4記載の情報トラック検索装置。
JP14265297A 1997-05-30 1997-05-30 情報トラック検索装置 Withdrawn JPH10334474A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009265181A (ja) * 2008-04-22 2009-11-12 Canon Inc 像振れ補正装置および撮像装置
US7701162B2 (en) 2004-02-10 2010-04-20 Samsung Electronics Co., Ltd. Method for controlling stepping motor

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US7701162B2 (en) 2004-02-10 2010-04-20 Samsung Electronics Co., Ltd. Method for controlling stepping motor
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