JPH1079157A - テスト用ディスク記録媒体及びテスト用ディスク記録媒体の製造方法 - Google Patents
テスト用ディスク記録媒体及びテスト用ディスク記録媒体の製造方法Info
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- JPH1079157A JPH1079157A JP8233987A JP23398796A JPH1079157A JP H1079157 A JPH1079157 A JP H1079157A JP 8233987 A JP8233987 A JP 8233987A JP 23398796 A JP23398796 A JP 23398796A JP H1079157 A JPH1079157 A JP H1079157A
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- Japan
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- disk recording
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 軸の共振を起こす限界がわかるテスト用ディ
スク記録媒体を提供することを課題とする。 【解決手段】 重心と回転中心とが一致しないように構
成する。
スク記録媒体を提供することを課題とする。 【解決手段】 重心と回転中心とが一致しないように構
成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、重心の位置をわざ
とずらしたテスト用ディスク記録媒体及びテスト用ディ
スク記録媒体の製造方法に関する。
とずらしたテスト用ディスク記録媒体及びテスト用ディ
スク記録媒体の製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】例えば、CD-DA(コンパクトディスク-デ
ィジタルオーディオ),CD-ROM(コンパクトディスク-ロ
ム),CD-R(コンパクトディスク・レコーダブル),及びDVD
(ディジタル・ビデオ・ディスク)等のディスク記録媒体
に対してデータの再生/記録する装置においては、近
年、データの転送速度を向上させることが要望されてい
る。
ィジタルオーディオ),CD-ROM(コンパクトディスク-ロ
ム),CD-R(コンパクトディスク・レコーダブル),及びDVD
(ディジタル・ビデオ・ディスク)等のディスク記録媒体
に対してデータの再生/記録する装置においては、近
年、データの転送速度を向上させることが要望されてい
る。
【０００３】そして、データの転送速度を向上させるた
めに、ディスク記録媒体の回転速度を上げることがなさ
れている。しかし、ディスク記録媒体の重心位置が正規
の位置からずれている場合、ディスク記録媒体の回転速
度を上げると、ディスク記録媒体を回転駆動する軸が共
振し、正確なデータの再生/記録ができなくなる場合が
ある。
めに、ディスク記録媒体の回転速度を上げることがなさ
れている。しかし、ディスク記録媒体の重心位置が正規
の位置からずれている場合、ディスク記録媒体の回転速
度を上げると、ディスク記録媒体を回転駆動する軸が共
振し、正確なデータの再生/記録ができなくなる場合が
ある。
【０００４】従って、このようなディスク記録媒体の再
生/記録装置を製造するに際に、「ディスク記録媒体の
重心位置が正規の位置からどの程度ずれたならば、軸に
共振が発生するか」を確認する必要がある。
生/記録装置を製造するに際に、「ディスク記録媒体の
重心位置が正規の位置からどの程度ずれたならば、軸に
共振が発生するか」を確認する必要がある。
【０００５】このような確認を行うには、重心位置が異
なる複数のディスク記録媒体を用いて、軸が共振を起こ
す限界を調べることになるが、現在このような重心位置
をわざと偏らせたテスト用ディスク記録媒体は存在しな
い。
なる複数のディスク記録媒体を用いて、軸が共振を起こ
す限界を調べることになるが、現在このような重心位置
をわざと偏らせたテスト用ディスク記録媒体は存在しな
い。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
に鑑みてなされたもので、その第一の目的は、軸の共振
を起こす限界がわかるテスト用ディスク記録媒体を提供
することにある。
に鑑みてなされたもので、その第一の目的は、軸の共振
を起こす限界がわかるテスト用ディスク記録媒体を提供
することにある。
【０００７】また、第二の目的は、重心位置が偏ったテ
スト用ディスク記録媒体の具体的な構成を提供すること
にある。さらに、第三の目的は、テスト用ディスク記録
媒体の製造方法を提供することにある。
スト用ディスク記録媒体の具体的な構成を提供すること
にある。さらに、第三の目的は、テスト用ディスク記録
媒体の製造方法を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項１記載の発明は、重心と回転中心とが一致しないこと
を特徴とするテスト用ディスク記録媒体である。
項１記載の発明は、重心と回転中心とが一致しないこと
を特徴とするテスト用ディスク記録媒体である。
【０００９】重心が回転中心よりずれたテスト用ディス
ク記録媒体を再生/記録装置にセットし、ディスク記録
媒体回転駆動することにより、ディスク記録媒体を回転
駆動する軸が共振を起こす限界の調査を行う。
ク記録媒体を再生/記録装置にセットし、ディスク記録
媒体回転駆動することにより、ディスク記録媒体を回転
駆動する軸が共振を起こす限界の調査を行う。
【００１０】請求項２記載の発明は、請求項１記載の発
明において、ディスク記録媒体の一部分におもりを設け
たことを特徴とするテスト用ディスク記録媒体である。
おもりの位置及び、おもりの重量を変化させることによ
り、重心の位置が異なる様々なテスト用ディスク記録媒
体を実現する。
明において、ディスク記録媒体の一部分におもりを設け
たことを特徴とするテスト用ディスク記録媒体である。
おもりの位置及び、おもりの重量を変化させることによ
り、重心の位置が異なる様々なテスト用ディスク記録媒
体を実現する。
【００１１】請求項３記載の発明は、請求項２記載の発
明におけるおもりは印刷であることを特徴とするテスト
用ディスク記録媒体である。印刷を行う位置及び印刷面
積を変えることで、重心の位置が異なる様々なテスト用
ディスク記録媒体を実現する。
明におけるおもりは印刷であることを特徴とするテスト
用ディスク記録媒体である。印刷を行う位置及び印刷面
積を変えることで、重心の位置が異なる様々なテスト用
ディスク記録媒体を実現する。
【００１２】また、ローラ対を用いてディスク記録媒体
の搬送を行うローラ形スレッディング機構を用いた再生
/記録装置においても、ディスク記録媒体におもりとし
て印刷を施しただけなので、おもりのはがれや、再生/
記録装置の故障等のトラブルが少ない。
の搬送を行うローラ形スレッディング機構を用いた再生
/記録装置においても、ディスク記録媒体におもりとし
て印刷を施しただけなので、おもりのはがれや、再生/
記録装置の故障等のトラブルが少ない。
【００１３】請求項４記載の発明は、請求項１記載の発
明において、ディスク記録媒体の一部分を削ったことを
特徴とするテスト用ディスク記録媒体である。削る位
置,削る面積を変化させることにより、重心の位置が異
なる様々なテスト用ディスク記録媒体を実現する。
明において、ディスク記録媒体の一部分を削ったことを
特徴とするテスト用ディスク記録媒体である。削る位
置,削る面積を変化させることにより、重心の位置が異
なる様々なテスト用ディスク記録媒体を実現する。
【００１４】請求項５記載の発明は、請求項１記載の発
明において、ディスク記録媒体の厚さを変化させたこと
を特徴とするテスト用ディスク記録媒体である。厚さの
変化の度合いを変えることで、重心の位置が異なる様々
なテスト用ディスク記録媒体を実現する。
明において、ディスク記録媒体の厚さを変化させたこと
を特徴とするテスト用ディスク記録媒体である。厚さの
変化の度合いを変えることで、重心の位置が異なる様々
なテスト用ディスク記録媒体を実現する。
【００１５】請求項６記載の発明は、請求項１記載の発
明において、ディスク記録媒体の一部分の材質の比重を
他の部分の材質の比重と異なるようにしたことを特徴と
するテスト用ディスク記録媒体である。
明において、ディスク記録媒体の一部分の材質の比重を
他の部分の材質の比重と異なるようにしたことを特徴と
するテスト用ディスク記録媒体である。
【００１６】比重の異なる材質を設ける位置及び範囲を
変えることで、重心の位置が異なる様々なテスト用ディ
スク記録媒体を実現する。請求項７記載の発明は、請求
項１記載の発明において、ディスク記録媒体の軸穴を中
心よりずらしたことを特徴とするテスト用ディスク記録
媒体である。
変えることで、重心の位置が異なる様々なテスト用ディ
スク記録媒体を実現する。請求項７記載の発明は、請求
項１記載の発明において、ディスク記録媒体の軸穴を中
心よりずらしたことを特徴とするテスト用ディスク記録
媒体である。
【００１７】回転中心とディスク記録媒体の軸穴の中心
とのずれ量を変化させることにより、重心の位置が異な
る様々なテスト用ディスク記録媒体を実現する。請求項
８記載の発明は、ディスク記録媒体を成形する際に、デ
ィスク記録媒体へ当接して、ディスク記録媒体上にピッ
トを形成するピット形成面と、該ピット形成面の反対側
の面とが非平行であるスタンパを用いることを特徴とす
るテスト用ディスク記録媒体の製造方法である。
とのずれ量を変化させることにより、重心の位置が異な
る様々なテスト用ディスク記録媒体を実現する。請求項
８記載の発明は、ディスク記録媒体を成形する際に、デ
ィスク記録媒体へ当接して、ディスク記録媒体上にピッ
トを形成するピット形成面と、該ピット形成面の反対側
の面とが非平行であるスタンパを用いることを特徴とす
るテスト用ディスク記録媒体の製造方法である。
【００１８】ピット形成面とピット形成面の反対側の面
とのなす角を変えることで、重心の位置を変えることが
できる。尚、上記スタンパを用いるテスト用ディスク記
録媒体の製造方法としては、圧縮成形法(compression m
old),射出成形法(injection mold),2P法(photo polymar
ization)等があるが限定するものではない。
とのなす角を変えることで、重心の位置を変えることが
できる。尚、上記スタンパを用いるテスト用ディスク記
録媒体の製造方法としては、圧縮成形法(compression m
old),射出成形法(injection mold),2P法(photo polymar
ization)等があるが限定するものではない。
【００１９】
【発明の実施の形態】次に図面を用いて本発明の実施の
形態を説明する。図１は本発明の第１の実施の形態例の
構成図である。図において、CD,CD-ROM,DVD等のディス
ク記録媒体１の一方の面は、データが記録されたデータ
面１ａ、他方の面がレーベル面１ｂとなっている。ま
た、中央部分には、ディスク記録媒体１を回転駆動する
軸が嵌合する軸穴１ｃが形成されている。
形態を説明する。図１は本発明の第１の実施の形態例の
構成図である。図において、CD,CD-ROM,DVD等のディス
ク記録媒体１の一方の面は、データが記録されたデータ
面１ａ、他方の面がレーベル面１ｂとなっている。ま
た、中央部分には、ディスク記録媒体１を回転駆動する
軸が嵌合する軸穴１ｃが形成されている。
【００２０】そして、レーベル面１ｂには、おもりとし
ての印刷部２(図において、斜線部分)が形成されてい
る。この印刷部２の形成方法としては、例えば、シルク
印刷がある。
ての印刷部２(図において、斜線部分)が形成されてい
る。この印刷部２の形成方法としては、例えば、シルク
印刷がある。
【００２１】例えば、レーベル面２に半円環状の印刷部
２を形成し、図２に示すように、印刷部２がy軸に対し
て対称なようにx-y座標を決めると、印刷部２の重心位
置はy軸上、即ち、(0,R)となる。 よって、R={4r1/3π(m1+m2)+4r2/3π(m2)}/m1 R=[r1+m2/m1(r1-r2)]×4/(3π) ……(1) となる。
２を形成し、図２に示すように、印刷部２がy軸に対し
て対称なようにx-y座標を決めると、印刷部２の重心位
置はy軸上、即ち、(0,R)となる。 よって、R={4r1/3π(m1+m2)+4r2/3π(m2)}/m1 R=[r1+m2/m1(r1-r2)]×4/(3π) ……(1) となる。
【００２２】但し、r1 : 円環の外径 r2 : 円環の内径 m1 : 円環部分の重量 m2 : x軸と円環の内側の円周とに囲まれた面積に塗装を
行った場合の重量 印刷部２を除いたディスク記録媒体１の重心位置が原点
(0,0)にある時、ディスク記録媒体１を毎秒n回転させる
と、ディスク記録媒体１を回転駆動する軸に作用する力
は、 F=R×m(2πn)2 [N] …… (2) で与えられる。
行った場合の重量 印刷部２を除いたディスク記録媒体１の重心位置が原点
(0,0)にある時、ディスク記録媒体１を毎秒n回転させる
と、ディスク記録媒体１を回転駆動する軸に作用する力
は、 F=R×m(2πn)2 [N] …… (2) で与えられる。
【００２３】但し、m : 印刷部２の重量 (1),(2)式より、印刷部２の位置及び面積(重量)を変え
ることで、重心の位置が異なる様々な種類のテスト用デ
ィスク記録媒体を実現できる。
ることで、重心の位置が異なる様々な種類のテスト用デ
ィスク記録媒体を実現できる。
【００２４】また、おもりとして、印刷部２を設けたこ
とにより、ローラ対を用いてディスク記録媒体の搬送を
行うローラ形スレッディング機構を用いた再生/記録装
置においても、おもりとしての印刷部２のはがれや、再
生/記録装置の故障等のトラブルも少なくなる。
とにより、ローラ対を用いてディスク記録媒体の搬送を
行うローラ形スレッディング機構を用いた再生/記録装
置においても、おもりとしての印刷部２のはがれや、再
生/記録装置の故障等のトラブルも少なくなる。
【００２５】そして、重心の位置が異なる様々なテスト
用ディスク記録媒体を再生/記録装置にセットし回転さ
せ、ディスク駆動系,光学系へ外乱を加え、軸に発生す
る共振の有無を確認することができる。
用ディスク記録媒体を再生/記録装置にセットし回転さ
せ、ディスク駆動系,光学系へ外乱を加え、軸に発生す
る共振の有無を確認することができる。
【００２６】尚、上記実施の形態例では、おもりとして
印刷を施したが、他にテープ等をレーベル面１ｂに貼付
してもよい。次に、本発明の第２の実施の形態例を説明
する。図３は本発明の第２の実施の形態例の構成図、図
４は図３に示すスタンパ１０を用いて製造したディスク
記録媒体１１の斜視図である。
印刷を施したが、他にテープ等をレーベル面１ｂに貼付
してもよい。次に、本発明の第２の実施の形態例を説明
する。図３は本発明の第２の実施の形態例の構成図、図
４は図３に示すスタンパ１０を用いて製造したディスク
記録媒体１１の斜視図である。
【００２７】図において、本実施の形態例では、ディス
ク記録媒体を製造する際に用いるスタンパ１０のピット
形成面１０ａと、ピット形成面１０ａの反対側の面であ
る反ピット形成面１０ｂとを非平行とした。具体的に
は、スタンパ１０の反ピット形成面１０ｂ上を研磨、切
削、エッチング等の手法により加工し、所謂、斜切円柱
状とした。
ク記録媒体を製造する際に用いるスタンパ１０のピット
形成面１０ａと、ピット形成面１０ａの反対側の面であ
る反ピット形成面１０ｂとを非平行とした。具体的に
は、スタンパ１０の反ピット形成面１０ｂ上を研磨、切
削、エッチング等の手法により加工し、所謂、斜切円柱
状とした。
【００２８】このようなスタンパ10を用いて、圧縮成形
法(compression mold),射出成形法(injection mold),2P
法(photo polymarization)等の手法により、略斜切円柱
状の、即ち、厚さが変化するディスク記録媒体１１を製
造した。
法(compression mold),射出成形法(injection mold),2P
法(photo polymarization)等の手法により、略斜切円柱
状の、即ち、厚さが変化するディスク記録媒体１１を製
造した。
【００２９】また、図２,３に示すようなディスク記録
媒体１１の重心(X,Y)は、 X=r2tanα/(4h) Y=2/h+(r2tan2α)/8h …… (3) で与えられる。
媒体１１の重心(X,Y)は、 X=r2tanα/(4h) Y=2/h+(r2tan2α)/8h …… (3) で与えられる。
【００３０】但し、r : ディスク記録媒体１１の半径 h : ディスク記録媒体１１の中心部分の高さ α: ディスク記録媒体１１の傾き この時、ｙ軸を中心にディスク記録媒体１１を毎秒n回
転させた時に、ディスク記録媒体１１を回転駆動する軸
に作用する力は、 F=XM(2πn)2 ［N］ …… （４） で与えられる。
転させた時に、ディスク記録媒体１１を回転駆動する軸
に作用する力は、 F=XM(2πn)2 ［N］ …… （４） で与えられる。
【００３１】(3),(4)式より、ディスク記録媒体１１の
傾きを変えることで、重心の位置が異なる様々な種類の
テスト用ディスク記録媒体を実現できる。本発明は上記
実施の形態例に限定するものではない。図５および図６
は他の実施の形態例を説明する図である。
傾きを変えることで、重心の位置が異なる様々な種類の
テスト用ディスク記録媒体を実現できる。本発明は上記
実施の形態例に限定するものではない。図５および図６
は他の実施の形態例を説明する図である。
【００３２】図５(a)においては、ディスク記録媒体２
０のレーベル面２０ｂの一部に切り欠き部２０ｃを形成
した。切り欠き部２０ｃの位置および面積を変えること
で、重心の位置が異なる様々な種類のテスト用ディスク
記録媒体を実現できる。
０のレーベル面２０ｂの一部に切り欠き部２０ｃを形成
した。切り欠き部２０ｃの位置および面積を変えること
で、重心の位置が異なる様々な種類のテスト用ディスク
記録媒体を実現できる。
【００３３】図５(b)においては、ディスク記録媒体３
０のデータ面３０ａ側の透明層３０ｄを第１の透明層部
３０ｅと、第１の透明層部３０ｅと比重が異なる材質の
第２の透明層部３０ｆとから構成した。
０のデータ面３０ａ側の透明層３０ｄを第１の透明層部
３０ｅと、第１の透明層部３０ｅと比重が異なる材質の
第２の透明層部３０ｆとから構成した。
【００３４】第１の透明層部３０ｅと第２の透明層部３
０ｆとの位置および面積を変えることで、重心の位置が
異なる様々な種類のテスト用ディスク記録媒体を実現で
きる。
０ｆとの位置および面積を変えることで、重心の位置が
異なる様々な種類のテスト用ディスク記録媒体を実現で
きる。
【００３５】また、図６(a)に示すように、ディスク記
録媒体４０の軸穴４０ｃの中心をディスク記録媒体４０
の重心の位置よりずらしてもよい。即ち、図６(b)に示
すように、ディスク記録媒体４０の軸穴４０ｃの中心O
´を原点以外のX軸上(d,0)とする。この時、ディスク記
録媒体４０の重心G(x,y)は、Y=0、即ち、X軸上にある。
録媒体４０の軸穴４０ｃの中心をディスク記録媒体４０
の重心の位置よりずらしてもよい。即ち、図６(b)に示
すように、ディスク記録媒体４０の軸穴４０ｃの中心O
´を原点以外のX軸上(d,0)とする。この時、ディスク記
録媒体４０の重心G(x,y)は、Y=0、即ち、X軸上にある。
【００３６】軸穴の中心からディスク記録媒体４０の重
心位置までの距離をlとすると、 l = x1+d = (m2/m1)d+d = {(m1+m2)/m1}d 軸穴の中心を軸として重心位置が毎秒n回転した場合の
遠心力は、 F = m1・{(m1+m2)/m1}d・(2πn)2 = R2/(R2-r2)m1・d・(2πn)2 ［N］ となる。
心位置までの距離をlとすると、 l = x1+d = (m2/m1)d+d = {(m1+m2)/m1}d 軸穴の中心を軸として重心位置が毎秒n回転した場合の
遠心力は、 F = m1・{(m1+m2)/m1}d・(2πn)2 = R2/(R2-r2)m1・d・(2πn)2 ［N］ となる。
【００３７】よって、軸穴４０ｃの位置を変えること
で、重心の位置が異なる様々な種類のテスト用ディスク
記録媒体を実現できる。
で、重心の位置が異なる様々な種類のテスト用ディスク
記録媒体を実現できる。
【００３８】
【発明の効果】以上述べたように請求項１記載のテスト
用ディスク記録媒体の発明によれば、重心と回転中心と
が一致しないようにしたことにより、ディスク記録媒体
を回転駆動する軸が共振を起こす限界を調査できる。
用ディスク記録媒体の発明によれば、重心と回転中心と
が一致しないようにしたことにより、ディスク記録媒体
を回転駆動する軸が共振を起こす限界を調査できる。
【００３９】請求項２記載の発明によれば、ディスク記
録媒体の一部分におもりを設け、おもりの位置及び、お
もりの重量を変化させることにより、重心の位置が異な
る様々なテスト用ディスク記録媒体を実現できる。
録媒体の一部分におもりを設け、おもりの位置及び、お
もりの重量を変化させることにより、重心の位置が異な
る様々なテスト用ディスク記録媒体を実現できる。
【００４０】請求項３記載の発明によれば、請求項２記
載の発明におけるおもりを印刷としたことにより、印刷
を行う位置及び印刷面積を変えることで、重心の位置が
異なる様々なテスト用ディスク記録媒体を実現できる。
載の発明におけるおもりを印刷としたことにより、印刷
を行う位置及び印刷面積を変えることで、重心の位置が
異なる様々なテスト用ディスク記録媒体を実現できる。
【００４１】また、ローラ対を用いてディスク記録媒体
の搬送を行うローラ形スレッディング機構を用いた再生
/記録装置においても、ディスク記録媒体におもりとし
て印刷を施しただけなので、おもりのはがれや、再生/
記録装置の故障等のトラブルが少ない。
の搬送を行うローラ形スレッディング機構を用いた再生
/記録装置においても、ディスク記録媒体におもりとし
て印刷を施しただけなので、おもりのはがれや、再生/
記録装置の故障等のトラブルが少ない。
【００４２】請求項４記載の発明によれば、ディスク記
録媒体の一部分を削る位置,削る面積を変化させること
により、重心の位置が異なる様々なテスト用ディスク記
録媒体を実現できる。
録媒体の一部分を削る位置,削る面積を変化させること
により、重心の位置が異なる様々なテスト用ディスク記
録媒体を実現できる。
【００４３】請求項５記載の発明によれば、ディスク記
録媒体の厚さの変化の度合いを変えることで、重心の位
置が異なる様々なテスト用ディスク記録媒体を実現でき
る。請求項６記載の発明によれば、ディスク記録媒体の
比重の異なる材質を設ける位置及び範囲を変えること
で、重心の位置が異なる様々なテスト用ディスク記録媒
体を実現できる。
録媒体の厚さの変化の度合いを変えることで、重心の位
置が異なる様々なテスト用ディスク記録媒体を実現でき
る。請求項６記載の発明によれば、ディスク記録媒体の
比重の異なる材質を設ける位置及び範囲を変えること
で、重心の位置が異なる様々なテスト用ディスク記録媒
体を実現できる。
【００４４】請求項７記載の発明によれば、ディスク記
録媒体の回転中心とディスク記録媒体の軸穴の中心との
ずれ量を変化させることにより、重心の位置が異なる様
々なテスト用ディスク記録媒体を実現できる。
録媒体の回転中心とディスク記録媒体の軸穴の中心との
ずれ量を変化させることにより、重心の位置が異なる様
々なテスト用ディスク記録媒体を実現できる。
【００４５】請求項８記載の発明によれば、スタンパの
ピット形成面とピット形成面の反対側の面とのなす角を
変えることで、重心の位置を変えることができる。
ピット形成面とピット形成面の反対側の面とのなす角を
変えることで、重心の位置を変えることができる。
【図１】本発明の第１の実施の形態例の構成図である。
【図２】図1に示すディスク記録媒体の平面図である。
【図３】本発明の第２の実施の形態例の構成図である。
【図４】図３に示すスタンパ１０を用いて製造したディ
スク記録媒体１１の斜視図である。
スク記録媒体１１の斜視図である。
【図５】他の実施の形態例を説明する図である。
【図６】他の実施の形態例を説明する図である。
１ ディスク記録媒体 １ａ データ面 １ｂ レーベル面 １ｃ 軸穴
Claims (8)
- 【請求項１】 重心と回転中心とが一致しないことを特
徴とするテスト用ディスク記録媒体。 - 【請求項２】 ディスク記録媒体の一部分におもりを設
けたことを特徴とする請求項１記載のテスト用ディスク
記録媒体。 - 【請求項３】 前記おもりは印刷であることを特徴とす
る請求項２記載のテスト用ディスク記録媒体。 - 【請求項４】 ディスク記録媒体の一部分を削ったこと
を特徴とする請求項１記載のテスト用ディスク記録媒
体。 - 【請求項５】 ディスク記録媒体の厚さを変化させたこ
とを特徴とする請求項１記載のテスト用ディスク記録媒
体。 - 【請求項６】 ディスク記録媒体の一部分の材質の比重
を他の部分の材質の比重と異なるようにしたことを特徴
とする請求項１記載のテスト用ディスク記録媒体。 - 【請求項７】 駆動軸が嵌合する軸穴の中心を重心より
ずらしたことを特徴とする請求項１記載のテスト用ディ
スク記録媒体。 - 【請求項８】 ディスク記録媒体を成形する際に、 ディスク記録媒体へ当接して、ディスク記録媒体上にピ
ットを形成するピット形成面と、該ピット形成面の反対
側の面とが非平行であるスタンパを用いることを特徴と
するテスト用ディスク記録媒体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8233987A JPH1079157A (ja) | 1996-09-04 | 1996-09-04 | テスト用ディスク記録媒体及びテスト用ディスク記録媒体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8233987A JPH1079157A (ja) | 1996-09-04 | 1996-09-04 | テスト用ディスク記録媒体及びテスト用ディスク記録媒体の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1079157A true JPH1079157A (ja) | 1998-03-24 |
Family
ID=16963775
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8233987A Pending JPH1079157A (ja) | 1996-09-04 | 1996-09-04 | テスト用ディスク記録媒体及びテスト用ディスク記録媒体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1079157A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003063154A1 (fr) * | 2002-01-23 | 2003-07-31 | Sony Corporation | Support d'enregistrement optique en forme de disque et procede de limite de reproduction correspondant |
-
1996
- 1996-09-04 JP JP8233987A patent/JPH1079157A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003063154A1 (fr) * | 2002-01-23 | 2003-07-31 | Sony Corporation | Support d'enregistrement optique en forme de disque et procede de limite de reproduction correspondant |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040210 |