JPH1078298A - ガスバッグ膨張装置 - Google Patents
ガスバッグ膨張装置Info
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- JPH1078298A JPH1078298A JP13028997A JP13028997A JPH1078298A JP H1078298 A JPH1078298 A JP H1078298A JP 13028997 A JP13028997 A JP 13028997A JP 13028997 A JP13028997 A JP 13028997A JP H1078298 A JPH1078298 A JP H1078298A
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- Japan
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- projectile
- propellant
- container
- gas
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
- B60R21/02—Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
- B60R21/16—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
- B60R21/26—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow
- B60R21/268—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow using instantaneous release of stored pressurised gas
- B60R21/272—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow using instantaneous release of stored pressurised gas with means for increasing the pressure of the gas just before or during liberation, e.g. hybrid inflators
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Air Bags (AREA)
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】発射体によって可損ディスクを確実に破壊する
ことができ、また推進薬の燃焼の中断が確実に防止でき
るガスバッグ膨張装置を提供する。 【解決手段】流出孔3を有する混合室2を備えたケース
1と、その流出孔5が可損ディスク6にて閉塞されてい
る圧縮ガス容器4と、推進薬8と点火器9とを備えかつ
その流出孔10が発射体11にて閉塞されている推進薬
容器7とから成り、推進薬8が点火されると発射体が加
速され、可損ディスクが発射体で破壊されて圧縮ガスと
推進ガスとが混合室に流入できるように圧縮ガス容器お
よび推進薬容器が配されているガスバッグの敏速膨張装
置において、ガスバッグ膨張装置は、推進薬容器と混合
室との間に短い発射体チャンネル14が設けられ、上記
推進薬容器7の流出孔は正確に寸法調節されかつ発射体
チャンネル14に連通された絞り孔13で形成され、発
射体は発射体チャンネル14内でガスの流れ方向にかつ
絞り孔13の直後に配されることを特徴とする。
ことができ、また推進薬の燃焼の中断が確実に防止でき
るガスバッグ膨張装置を提供する。 【解決手段】流出孔3を有する混合室2を備えたケース
1と、その流出孔5が可損ディスク6にて閉塞されてい
る圧縮ガス容器4と、推進薬8と点火器9とを備えかつ
その流出孔10が発射体11にて閉塞されている推進薬
容器7とから成り、推進薬8が点火されると発射体が加
速され、可損ディスクが発射体で破壊されて圧縮ガスと
推進ガスとが混合室に流入できるように圧縮ガス容器お
よび推進薬容器が配されているガスバッグの敏速膨張装
置において、ガスバッグ膨張装置は、推進薬容器と混合
室との間に短い発射体チャンネル14が設けられ、上記
推進薬容器7の流出孔は正確に寸法調節されかつ発射体
チャンネル14に連通された絞り孔13で形成され、発
射体は発射体チャンネル14内でガスの流れ方向にかつ
絞り孔13の直後に配されることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術】この発明は、ガスバッグに連なる
少なくとも1つの流出孔を持つ混合室を備えたケース
と、このケースに保持され、その流出孔が可損ディスク
にて閉塞されている圧縮ガス容器と、上記ケースに保持
されかつ推進薬と点火器とを備えると共に、その流出孔
が発射体にて閉塞されている推進薬容器とから成り、上
記推進薬が点火されると上記発射体が加速され、上記可
損ディスクがこの発射体で破壊されて上記圧縮ガスと推
進ガスとが上記混合室に流入できるように上記圧縮ガス
容器および推進薬容器が配されているガスバッグの敏速
膨張装置に関する。
少なくとも1つの流出孔を持つ混合室を備えたケース
と、このケースに保持され、その流出孔が可損ディスク
にて閉塞されている圧縮ガス容器と、上記ケースに保持
されかつ推進薬と点火器とを備えると共に、その流出孔
が発射体にて閉塞されている推進薬容器とから成り、上
記推進薬が点火されると上記発射体が加速され、上記可
損ディスクがこの発射体で破壊されて上記圧縮ガスと推
進ガスとが上記混合室に流入できるように上記圧縮ガス
容器および推進薬容器が配されているガスバッグの敏速
膨張装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の膨張システム(ドイツ特許出願
P19545052およびP1954077号参照)で
は、上記推進薬は発射体の加速とガス量の形成とに奉仕
する。すなわちこのガス量は、圧縮ガスのガス量と協働
して上記ガスバッグを充満することになる。上記圧縮ガ
ス容器は、上記推進薬が多量となるにつれて小さく設計
することができるから、設備条件に制限のあるときはこ
のことが重要になる。
P19545052およびP1954077号参照)で
は、上記推進薬は発射体の加速とガス量の形成とに奉仕
する。すなわちこのガス量は、圧縮ガスのガス量と協働
して上記ガスバッグを充満することになる。上記圧縮ガ
ス容器は、上記推進薬が多量となるにつれて小さく設計
することができるから、設備条件に制限のあるときはこ
のことが重要になる。
【0003】膨張する圧縮ガスの温度低下を上記推進薬
から生じる多量の熱い反応ガスで補償するか、あるいは
充満されたガスバッグが所定温度となるようにするた
め、上記推進薬は各場合におヽめに調節される。そのた
め必要とされる推進薬は、上記発射体の加速に必要とさ
れる量よりも本質的に多量である。
から生じる多量の熱い反応ガスで補償するか、あるいは
充満されたガスバッグが所定温度となるようにするた
め、上記推進薬は各場合におヽめに調節される。そのた
め必要とされる推進薬は、上記発射体の加速に必要とさ
れる量よりも本質的に多量である。
【0004】この種膨張システムを考える際のさらなる
標準的なパラメータは、設備条件から求められる構造体
の大きさである。上記圧縮ガス容器と推進薬容器とを収
容するケースは、この見地からできるだけコンパクトで
なければならない。すなわち上記2つの容器間の距離は
非常に小さく、またその間に介在する混合室も非常に小
さくなる。また上記発射体は上記推進薬容器の閉塞と、
この領域における上記混合室の隔壁とを同時に構成し、
重要な発射体チャンネルは設けられない。
標準的なパラメータは、設備条件から求められる構造体
の大きさである。上記圧縮ガス容器と推進薬容器とを収
容するケースは、この見地からできるだけコンパクトで
なければならない。すなわち上記2つの容器間の距離は
非常に小さく、またその間に介在する混合室も非常に小
さくなる。また上記発射体は上記推進薬容器の閉塞と、
この領域における上記混合室の隔壁とを同時に構成し、
重要な発射体チャンネルは設けられない。
【0005】
【発明が解決しょうとする課題】このため上記発射体の
運動方向が一定のばらつきを示すことになるから、上記
圧縮ガス容器の可損ディスクを考える際に、上記発射体
が可損ディスクの縁際に弾着しても、この可損ディスク
が確実に破壊されるということが、考慮されるべき問題
の第一として生じる。
運動方向が一定のばらつきを示すことになるから、上記
圧縮ガス容器の可損ディスクを考える際に、上記発射体
が可損ディスクの縁際に弾着しても、この可損ディスク
が確実に破壊されるということが、考慮されるべき問題
の第一として生じる。
【0006】次に第二の問題として、上記発射体がその
ホルダーから出て加速され、大きな断面が急に解放され
ると、この断面の解放は上記推進薬容器内の急激な圧力
低下を生み、その目的で挿入されている推進薬手段の化
学反応の中断へと導く。かくして上記推進薬の燃焼が突
然に中断される可能性があるという難点が上記環境条件
下に挙げられる。
ホルダーから出て加速され、大きな断面が急に解放され
ると、この断面の解放は上記推進薬容器内の急激な圧力
低下を生み、その目的で挿入されている推進薬手段の化
学反応の中断へと導く。かくして上記推進薬の燃焼が突
然に中断される可能性があるという難点が上記環境条件
下に挙げられる。
【0007】調査によると上記発射体の加速に要する時
間は、全燃焼時間の20%の大きさである。すなわち上
記推進薬が同じ燃焼速度で燃焼するなら、全推進薬の量
は上記発射体による圧縮ガス容器内可損ディスクの破壊
に必要な量の5倍量程大きいことになる。
間は、全燃焼時間の20%の大きさである。すなわち上
記推進薬が同じ燃焼速度で燃焼するなら、全推進薬の量
は上記発射体による圧縮ガス容器内可損ディスクの破壊
に必要な量の5倍量程大きいことになる。
【0008】本発明は上記難事を解消し、また前記構造
体の大きさの限界的増加を伴うことなく(上記発射体の
加速に必要な量よりも)過大な推進薬の完全な燃焼を保
証できる上記技術の装置を提供することにある。
体の大きさの限界的増加を伴うことなく(上記発射体の
加速に必要な量よりも)過大な推進薬の完全な燃焼を保
証できる上記技術の装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のガスバッグ膨張
装置では上記課題を解決するため、上記推進薬容器と混
合室との間には短い発射体チャンネルが設けられ、上記
推進薬容器の流出孔は正確に寸法調節されかつ上記発射
体チャンネルと連通された絞り孔で形成され、上記発射
体は上記発射体チャンネル内でガスの流れ方向にかつ上
記絞り孔の直後に配される。
装置では上記課題を解決するため、上記推進薬容器と混
合室との間には短い発射体チャンネルが設けられ、上記
推進薬容器の流出孔は正確に寸法調節されかつ上記発射
体チャンネルと連通された絞り孔で形成され、上記発射
体は上記発射体チャンネル内でガスの流れ方向にかつ上
記絞り孔の直後に配される。
【0010】
【発明の実施の形態】上記構成では少なくとも簡単な発
射体チャンネルが上記発射体のばらつき角を制限するた
めに設けられ、その結果として設計に大きな危険を課す
ることなく、上記可損ディスクが上記発射体で必ず破壊
され得るようにするという考えに基礎を置いている。
射体チャンネルが上記発射体のばらつき角を制限するた
めに設けられ、その結果として設計に大きな危険を課す
ることなく、上記可損ディスクが上記発射体で必ず破壊
され得るようにするという考えに基礎を置いている。
【0011】また上記本発明の構成では、上記発射体が
上記発射体チャンネルを抜け出し、上記推進薬容器内が
大きな断面に連通されることによる突然の解放で生じる
上記推進薬容器内の急激な圧力低下を防ぐため、上記推
進薬容器内と上記発射体または上記混合室との間に正確
に寸法を調節された絞り孔が設けられるなら、上記推進
薬の完全な燃焼を保証することができるという点が認め
られる。
上記発射体チャンネルを抜け出し、上記推進薬容器内が
大きな断面に連通されることによる突然の解放で生じる
上記推進薬容器内の急激な圧力低下を防ぐため、上記推
進薬容器内と上記発射体または上記混合室との間に正確
に寸法を調節された絞り孔が設けられるなら、上記推進
薬の完全な燃焼を保証することができるという点が認め
られる。
【0012】さらに本発明の上記構成では、上記発射体
は上記発射体チャンネル内でガスの流れ方向にかつ上記
絞り孔の直後に配されているから、上記発射体チャンネ
ル内の上記発射体運動中における推進ガスの意の儘にな
る量は、できるだけ長い道のりを、またはできるだけ長
い期間増大させ得るということは重要である。なおこの
ことは、上記推進薬の完全な燃焼を増進することにな
る。
は上記発射体チャンネル内でガスの流れ方向にかつ上記
絞り孔の直後に配されているから、上記発射体チャンネ
ル内の上記発射体運動中における推進ガスの意の儘にな
る量は、できるだけ長い道のりを、またはできるだけ長
い期間増大させ得るということは重要である。なおこの
ことは、上記推進薬の完全な燃焼を増進することにな
る。
【0013】上記発射体チャンネルの長さは勿論常にで
きるだけ長くあるべきであるが、その上限はそれぞれの
構造体条件によって決定される。しかしながら工業的規
模の生産で合理的に期待される生産条件の場合、この種
の装置は占用空間の大きさが明らかである1つの具体的
な使用場合のみのために設計されることはない。他方、
広く種々の使用場合に役立つ範囲で、装置はできるだけ
小さくなるようにされなければならない。これが上記発
射体チャンネルの実現可能な長さを与えることになる。
きるだけ長くあるべきであるが、その上限はそれぞれの
構造体条件によって決定される。しかしながら工業的規
模の生産で合理的に期待される生産条件の場合、この種
の装置は占用空間の大きさが明らかである1つの具体的
な使用場合のみのために設計されることはない。他方、
広く種々の使用場合に役立つ範囲で、装置はできるだけ
小さくなるようにされなければならない。これが上記発
射体チャンネルの実現可能な長さを与えることになる。
【0014】
【実施例】本発明に係るガスバッグ膨張装置の第1実施
例を図1に示す。このガスバッグ膨張装置はほぼ管状の
ケース1を有し、このケース1内には、ガスバッグに通
じる流出孔3を備えた混合室2が設けられる。なおより
多くのこの種流出孔3が合目的的に設けられヽば、上記
ガスバッグを敏速にまた一様に充満させることができ
る。またこのような流出孔を(図示のごとく)半径方向
におよび/または軸方向に配列するなら、上記装置を種
々の使用場合および設備条件に適合させることが可能に
なる。
例を図1に示す。このガスバッグ膨張装置はほぼ管状の
ケース1を有し、このケース1内には、ガスバッグに通
じる流出孔3を備えた混合室2が設けられる。なおより
多くのこの種流出孔3が合目的的に設けられヽば、上記
ガスバッグを敏速にまた一様に充満させることができ
る。またこのような流出孔を(図示のごとく)半径方向
におよび/または軸方向に配列するなら、上記装置を種
々の使用場合および設備条件に適合させることが可能に
なる。
【0015】図1で上記ケース1の左側には、可損ディ
スク6で閉ざされた流出孔5を持つ圧縮ガス容器4がね
じ込まれている。この場合圧縮ガス容器4の端は、通路
2aに同心状に当接する。
スク6で閉ざされた流出孔5を持つ圧縮ガス容器4がね
じ込まれている。この場合圧縮ガス容器4の端は、通路
2aに同心状に当接する。
【0016】上記ケース1には1回分の推進薬8と、図
示されない電気的伝導を経てそれ自体公知の方法で作動
可能な点火器9とを収めた推進薬容器7がねじ込まれ、
上記圧縮ガス容器4と対向してる。また正確に寸法の調
節された絞り孔13を持つ絞り孔板12が、上記推進薬
容器7と共に上記ケース1に押着されている。この場
合、上記絞り孔13の心は発射体チャンネル14と同心
に配される。
示されない電気的伝導を経てそれ自体公知の方法で作動
可能な点火器9とを収めた推進薬容器7がねじ込まれ、
上記圧縮ガス容器4と対向してる。また正確に寸法の調
節された絞り孔13を持つ絞り孔板12が、上記推進薬
容器7と共に上記ケース1に押着されている。この場
合、上記絞り孔13の心は発射体チャンネル14と同心
に配される。
【0017】上記発射体チャンネル14内にはこのチャ
ンネルよりも大径の球形発射体11が押し込まれ、推進
薬容器内に発生するガス状反応生産物用の流出孔10
は、この球形発射体11で塞がれる。そして点火により
上記推進薬8が燃焼すると、上記推進薬容器内の圧力が
直ちに非常に高くなるから、上記発射体チャンネル14
内に押し込まれた球体11は可損ディスク6の方向に加
速される。その後上記球体11は上記発射体チャンネル
14を去るから、この発射体チャンネル14内圧力は上
記絞り孔13の調節により左右される或る値にまで直ち
に落ちる。同時に上記絞り孔によって、強い圧力低下が
上記推進薬容器7内にまで届かないように配慮されてい
るから、上記推進薬の完全な燃焼が可能である。
ンネルよりも大径の球形発射体11が押し込まれ、推進
薬容器内に発生するガス状反応生産物用の流出孔10
は、この球形発射体11で塞がれる。そして点火により
上記推進薬8が燃焼すると、上記推進薬容器内の圧力が
直ちに非常に高くなるから、上記発射体チャンネル14
内に押し込まれた球体11は可損ディスク6の方向に加
速される。その後上記球体11は上記発射体チャンネル
14を去るから、この発射体チャンネル14内圧力は上
記絞り孔13の調節により左右される或る値にまで直ち
に落ちる。同時に上記絞り孔によって、強い圧力低下が
上記推進薬容器7内にまで届かないように配慮されてい
るから、上記推進薬の完全な燃焼が可能である。
【0018】上記可損ディスク6の破壊後、上記推進薬
のガス状反応生産物が上記発射チャンネル14を経て上
記混合室2に右側から流れ込む間に、上記圧縮ガスは上
記混合室2に左側から流れ込む。かくしてもし必要な
ら、上記装置内の湿気が氷結し、固化した粒子が上記ガ
スバッグ内に流れ込む不都合を避けることができる。上
記圧縮ガス量と上記推進薬量との調節によって、混合ガ
ス温度に影響をあたえることができる。
のガス状反応生産物が上記発射チャンネル14を経て上
記混合室2に右側から流れ込む間に、上記圧縮ガスは上
記混合室2に左側から流れ込む。かくしてもし必要な
ら、上記装置内の湿気が氷結し、固化した粒子が上記ガ
スバッグ内に流れ込む不都合を避けることができる。上
記圧縮ガス量と上記推進薬量との調節によって、混合ガ
ス温度に影響をあたえることができる。
【0019】上記ケース1と、上記圧縮ガス容器4また
は推進薬容器7との間の結合は、上記ねじに代え溶接ま
たははんだ付けで行うことができる。
は推進薬容器7との間の結合は、上記ねじに代え溶接ま
たははんだ付けで行うことができる。
【0020】図2には、図1に示した球状体11の周辺
領域が今一度拡大図示されている。同図にケース1、絞
り板12、絞り孔13および発射体チャンネル14を認
めることができる。なお上記球状体11の挿入を容易に
するため、上記発射体チャンネル14の端は漏斗状に形
成されている。
領域が今一度拡大図示されている。同図にケース1、絞
り板12、絞り孔13および発射体チャンネル14を認
めることができる。なお上記球状体11の挿入を容易に
するため、上記発射体チャンネル14の端は漏斗状に形
成されている。
【0021】図3には、図2と類似する拡大部分図が示
されているが、ここでは発射体11aは椀形状であり、
また発射体チャンネル14aは上記混合室に向かって細
くなっている。なお絞り孔板12、絞り孔13には変更
がない。
されているが、ここでは発射体11aは椀形状であり、
また発射体チャンネル14aは上記混合室に向かって細
くなっている。なお絞り孔板12、絞り孔13には変更
がない。
【0022】図4にも、図2と類似する拡大部分図が示
されるが、ここには組み合わせ発射体11bが示されて
いる。この組み合わせ発射体は椀状部分15、環状支承
部分17および低強度材部分(破断点)16を有する。
上記発射体チャンネル14は図2の場合と同じく筒形に
作られるが、その端には上記環状支承部分17を収容す
るための凹部18が設けられる。
されるが、ここには組み合わせ発射体11bが示されて
いる。この組み合わせ発射体は椀状部分15、環状支承
部分17および低強度材部分(破断点)16を有する。
上記発射体チャンネル14は図2の場合と同じく筒形に
作られるが、その端には上記環状支承部分17を収容す
るための凹部18が設けられる。
【0023】図5には絞り板のない実施例の拡大部分図
を示してある。ここでは上記絞り孔13´はケース1に
形成される。またこの絞り孔13´に続いて左方に向か
い円錐形部分19が設けられている。なおこの部分19
は、上記絞り孔13´の径と、上記発射体チャンネル1
4との間の移行域を形成する。またこの発射体チャンネ
ル14には、さらにその左側から規定の過大寸法を持つ
球状体11が挿入される。
を示してある。ここでは上記絞り孔13´はケース1に
形成される。またこの絞り孔13´に続いて左方に向か
い円錐形部分19が設けられている。なおこの部分19
は、上記絞り孔13´の径と、上記発射体チャンネル1
4との間の移行域を形成する。またこの発射体チャンネ
ル14には、さらにその左側から規定の過大寸法を持つ
球状体11が挿入される。
【0024】図6は推進薬容器7内圧力と燃焼時間との
間の典型的なまたは望ましい関係を示す線図である。時
間t0 における点火後、圧力は極めて急速に上昇して最
大値に達し、その後の圧力低下を経て時間t1 の燃焼ま
でほぼ一定に保たれる。すなわち上記規定の絞り孔1
3、13´によって、上記推進薬容器7内は初期段階
後、ほぼ一定の関係が存続するようになる。そしてこの
関係は、上記推進薬の一様で、完全で、しかも確実な燃
焼を保証する。
間の典型的なまたは望ましい関係を示す線図である。時
間t0 における点火後、圧力は極めて急速に上昇して最
大値に達し、その後の圧力低下を経て時間t1 の燃焼ま
でほぼ一定に保たれる。すなわち上記規定の絞り孔1
3、13´によって、上記推進薬容器7内は初期段階
後、ほぼ一定の関係が存続するようになる。そしてこの
関係は、上記推進薬の一様で、完全で、しかも確実な燃
焼を保証する。
【0025】一方では上記発射体が上記発射体チャンネ
ルに押し込められるという過大寸法によって上記最大圧
力の固定が可能となり、また他方では、上記絞り孔の径
を選択することによって上記最大圧力と上記残りの燃焼
中における一定圧力とに影響を与えることができる。全
燃焼時間だけが上記推進薬の量に依存するだけでなく、
上記最大圧力に到達するまでの時間と、燃焼迄の上記残
りの時間との比もこの量に依存する。
ルに押し込められるという過大寸法によって上記最大圧
力の固定が可能となり、また他方では、上記絞り孔の径
を選択することによって上記最大圧力と上記残りの燃焼
中における一定圧力とに影響を与えることができる。全
燃焼時間だけが上記推進薬の量に依存するだけでなく、
上記最大圧力に到達するまでの時間と、燃焼迄の上記残
りの時間との比もこの量に依存する。
【0026】既に詳説したように、上記圧力ガス容器か
らのガス量部分および上記推進薬容器からのガス量部分
への影響もかくして得ることできる。終わりにこの関係
を経て、ガスバッグ内に流入された混合ガスの温度を固
定することができる。
らのガス量部分および上記推進薬容器からのガス量部分
への影響もかくして得ることできる。終わりにこの関係
を経て、ガスバッグ内に流入された混合ガスの温度を固
定することができる。
【0027】
【発明の効果】本発明は上述のような構成であるから、
可損ディスクを発射体により常に確実に破壊することが
できる。また推進薬の燃焼が中断される不都合を常に確
実に防止することができる。換言すればガスバッグ膨張
装置の大きさを殆ど増すことなく、作用が極めて確実な
装置を提供することができる。
可損ディスクを発射体により常に確実に破壊することが
できる。また推進薬の燃焼が中断される不都合を常に確
実に防止することができる。換言すればガスバッグ膨張
装置の大きさを殆ど増すことなく、作用が極めて確実な
装置を提供することができる。
【図1】本発明に係る第1実施例の縱断面図である。
【図2】図1に示すガスバッグ膨張装置の拡大部分断面
図である。
図である。
【図3】第2実施例の部分断面図である。
【図4】第3実施例の部分断面図である。
【図5】第4実施例の部分断面図である。
【図6】圧力分布P=f(t) の線図である。
1 ケース 2 混合室 3 流出孔 4 圧縮ガス容器 5 流出孔 6 可損ディスク 7 推進薬容器 8 1回分の推進薬 9 点火器 10 流出孔 11 発射体(球状体) 11a 発射体 11b 組み合わせ発射体 12 絞り孔板 13 絞り孔 13´ 絞り孔 14 発射体チャンネル 14a 発射体チャンネル 15 椀状部分 16 低強度材部分 17 支承部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クラウス・シュッターリン ドイツ連邦共和国79331テニンゲン−ケン ドリンゲン・ハウプトシュトラーセ24
Claims (7)
- 【請求項1】ガスバッグに連なる少なくとも1つの流出
孔3を有する混合室2を備えたケース1と、 このケース1に保持され、その流出孔5が可損ディスク
6にて閉塞されている圧縮ガス容器4と、 上記ケース1に保持されかつ推進薬8と点火器9とを備
えると共に、その流出孔10が発射体11にて閉塞され
ている推進薬容器7とから成り、 上記推進薬8が点火されると上記発射体11が加速さ
れ、上記可損ディスク6がこの発射体で破壊されて上記
圧縮ガスと推進ガスとが上記混合室に流入できるように
上記圧縮ガス容器4および推進薬容器7が配されている
ガスバッグの敏速膨張装置において、 上記推進薬容器7と混合室2との間に短い発射体チャン
ネル14が設けられ、 上記推進薬容器7の流出孔は正確に寸法調節されかつ上
記発射体チャンネル14に連通される絞り孔13で形成
され、 上記発射体11は上記発射体チャンネル14内でガスの
流れ方向にかつ上記絞り孔13の直後に配されることを
特徴とするガスバッグ膨張装置。 - 【請求項2】上記絞り孔13は孤立した絞り孔板12内
に形成されることを特徴とする請求項1記載の装置。 - 【請求項3】上記絞り孔13´は上記ケース1内に形成
されることを特徴とする請求項1記載の装置。 - 【請求項4】上記発射体チャンネル14はその長さと径
との比が少なくとも2.5であることを特徴とする請求
項1、2または3記載の装置。 - 【請求項5】上記発射体は所定の過大寸法を持つ球状体
11から成ると共に、上記発射体チャンネル14内に押
し込められることを特徴とする請求項1、2、3または
4記載の装置。 - 【請求項6】上記発射体11aは椀状に形成され、上記
発射体チャンネル14aの断面は上記混合室2方向に縮
小されていることを特徴とする請求項1、2、3、4ま
たは5記載の装置。 - 【請求項7】中央の椀状部分15と環状の支承部分17
とからなる組み合わせ発射体11bが設けられ、上記支
承部分17と上記椀状部分15とは低強度材部分(破断
点)を介して互いに結合されると共に、上記支承部分1
7は上記ケース1と上記絞り孔板12との間に固定され
ることを特徴とする請求項1、2、3または4記載の装
置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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DE1996118028 DE19618028A1 (de) | 1996-05-04 | 1996-05-04 | Vorrichtung zum Aufblasen eines Airbags (III) |
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---|---|
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ID=7793401
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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-
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