JPH1078277A - 自動製氷装置 - Google Patents

自動製氷装置

Info

Publication number
JPH1078277A
JPH1078277A JP8232757A JP23275796A JPH1078277A JP H1078277 A JPH1078277 A JP H1078277A JP 8232757 A JP8232757 A JP 8232757A JP 23275796 A JP23275796 A JP 23275796A JP H1078277 A JPH1078277 A JP H1078277A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
ice
cam
cam gear
regular
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8232757A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3297605B2 (ja
Inventor
Ichiro Onishi
一郎 大西
Masatoshi Masaku
昌利 正久
Akinori Tsujimoto
明徳 辻本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Refrigeration Co filed Critical Matsushita Refrigeration Co
Priority to JP23275796A priority Critical patent/JP3297605B2/ja
Publication of JPH1078277A publication Critical patent/JPH1078277A/ja
Priority to JP2000077621A priority patent/JP3860384B2/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3297605B2 publication Critical patent/JP3297605B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Production, Working, Storing, Or Distribution Of Ice (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 歯車をロックさせることなく製氷皿を原点位
置で停止させることができる耐久性の高いかつ簡素な構
造の自動製氷装置を提供する。 【解決手段】 カム歯車115に欠歯部115aと凹面
部115bを隣接させて設け、カム歯車115を駆動す
る駆動歯車114には正規歯車領域114dと複数の低
歯114bを設け、製氷皿2が原点位置にあるとき正規
歯車領域114dと欠歯部115aが向き合い駆動歯車
114の回転力がカム歯車115に伝達されないように
するとともに、複数の低歯114bの歯先と凹面部11
5bをすべり接触させ製氷皿2が水平位置で保持される
ようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は冷蔵庫に備えられ、
氷を自動的に生成可能とする自動製氷装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、冷蔵庫用の自動製氷装置として
は、小型化、低コスト化を達成するために、製氷皿の原
点位置と離氷位置の検知及び氷過不足の検知を一つのス
イッチで行わせる駆動部が採用されている。
【0003】従来の自動製氷装置としては特開平6−2
49556号公報、実開平6−78770号公報に示さ
れているものがある。
【0004】以下、図面を参照しながら上記従来の自動
製氷装置を説明する。図22は従来の自動製氷装置の全
体的な側面図であり、図23は製氷皿の駆動部の破断拡
大平面図である。
【0005】図22において、1は製氷皿2を回転させ
る駆動部、3は製氷皿2の回転と連動して回動する氷検
知レバ−で、4は駆動部1と製氷皿2を保持するフレ−
ムである。5は製氷皿2の回転を阻止することで捩りを
与える阻止部である。
【0006】図23において、6は動力源であるモ−タ
で、7は減速歯車群であり、最終段には製氷皿2を回転
させる駆動軸を有するカム歯車8を配置している。
【0007】カム歯車8は原点位置から1°逆転すると
駆動部1の外郭ケ−ス1aと当たりロックして停止する
様に構成されている。
【0008】9は氷検知レバ−が取り付けられた検氷軸
であり、カム歯車8の回転に連動して氷検知レバ−3と
検知部材10を回動させる。
【0009】11はカム歯車8が逆転し製氷皿2が復帰
する過程でのみ検知部材10の回動を阻止する規制部材
である。
【0010】スイッチ信号は製氷皿2が原点位置、離氷
位置に到達したときと、検知部材10の回動が阻止され
たときに発生する。
【0011】12は製氷皿2の下方に配置され、製氷皿
2から離氷した氷を貯蔵しておく貯氷箱である。
【0012】以上のように構成された従来の自動製氷装
置について、以下その動作を説明する。
【0013】まず、製氷皿2に氷が生成されると、モ−
タ6への通電が開始されカム歯車8が正転し製氷皿2が
離氷位置に向かって回転する。このとき貯氷箱12内の
所定の高さまで氷が無いときは、検氷軸9が回動し氷検
知レバ−3と検知部材10が回動することでスイッチ信
号が発生せず氷不足と判断され、製氷皿2は離氷位置ま
で回転する。
【0014】製氷皿2が離氷位置まで到達するとスイッ
チ信号が発生し、モ−タ6が一旦停止する。その後製氷
皿2は原点方向に向かって復帰し始める。この復帰の過
程で規制部材11は検知部材10の回動を阻止するので
スイッチ信号が発生する。そのスイッチ信号が原点位置
を検知するための基準信号となり、そのスイッチ信号の
後さらにカム歯車8が所定時間逆転すると原点位置を示
すスイッチ信号が発生する。
【0015】カム歯車8は原点位置のスイッチ信号発生
後もさらに1°逆転しロックして停止した後、今度は1
°正転し原点位置で停止する。
【0016】一方、貯氷箱12内の所定の高さ以上に氷
があるときは、検氷軸9が回動しようとしても氷検知レ
バ−3が氷に当たり回動を阻止されるため、検知部材1
0が回動せずスイッチ信号が発生し氷十分と判断し、製
氷皿2は原点位置に向かって復帰し始める。そして原点
信号発生後カム歯車がロックするまで1°逆転させ、そ
の後1°正転させて停止させることで原点位置に停止す
ることができる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の自動製氷装置では、製氷皿2を原点位置に戻す際に
カム歯車8をロックさせて機械的に停止させており駆動
系の機械的ダメ−ジを最小限にするためにモ−タ電流を
制限する抵抗器を介在させている。これはモ−タ6にと
って適切な使用方法でなく耐久性を劣化させるという欠
点があった。
【0018】本発明は、上記課題を解決するもので、歯
車をロックさせずに製氷皿を原点位置で停止させること
ができる耐久性の高い且つ簡素な構造で安価な自動製氷
装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、製氷皿を回転させるカム歯車、前記カム歯
車を駆動する駆動歯車とを駆動部内に配置し、前記駆動
歯車は特殊歯車領域と正規歯車領域を軸方向に隣接して
有し、前記特殊歯車領域は前記正規歯車領域の歯と同じ
歯先になっている一つの正規歯と前記正規歯車領域の歯
の歯先より低く形成された歯先をもつ複数の低歯とから
なり、前記カム歯車は、原点位置にあるとき前記駆動歯
車の前記正規歯車領域と対向する部分に前記正規歯車と
噛み合わない欠歯部を有し、かつ原点位置にあるとき前
記駆動歯車の前記特殊歯車領域と対向する部分に前記特
殊歯車領域の前記複数の低歯の歯先が同時に摺動する凹
面部を有する構成としたのである。
【0020】これにより、原点位置でカム歯車をロック
させることなく、製氷皿を原点位置で停止させることが
ことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明は、氷を生成する製氷皿
と、前記製氷皿を回転させるカム歯車と前記カム歯車を
駆動する駆動歯車とを内蔵し前記製氷皿に捩りを与えて
氷を下方に離氷させる駆動部と、前記製氷皿の下方に位
置し前記製氷皿から離氷した氷を貯蔵しておく貯氷箱と
で構成され、前記駆動歯車は特殊歯車領域と正規歯車領
域を軸方向に隣接して有し、前記特殊歯車領域は前記正
規歯車領域の歯と同じ歯先になっている一つの正規歯と
前記正規歯車領域の歯の歯先より低く形成された歯先を
もつ複数の低歯とからなり、前記カム歯車は、原点位置
にあるとき前記駆動歯車の前記正規歯車領域と対向する
部分に前記正規歯車と噛み合わない欠歯部を有し、かつ
原点位置にあるとき前記駆動歯車の前記特殊歯車領域と
対向する部分に前記特殊歯車領域の前記複数の低歯の歯
先が同時に摺動する凹面部を有する構成としたのであ
る。
【0022】以上の構成において、前記製氷皿が水平位
置(原点位置)に到達したとき、前記駆動歯車の正規歯
車領域と前記カム歯車の前記欠歯部が対向するので、前
記駆動歯車の回転力が前記カム歯車に伝達されなくな
り、前記カム歯車はロックすることなく停止する。
【0023】さらに前記製氷皿が水平位置に到達したと
き、前記駆動歯車の前記特殊歯車領域の複数の低歯の歯
先と前記カム歯車の前記凹面部が向き合い接触するの
で、前記製氷皿を水平位置に保持した状態で停止する。
【0024】
【実施例】以下、本発明による自動製氷装置の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。なお、従来と同
一構成については、同一符号を付して詳細な説明を省略
する。
【0025】図1から図18において、110は駆動部
で、内部にモ−タ111、モ−タ111の回転を減速す
るウォ−ム歯車112、ウォ−ムホイ−ル歯車113、
駆動歯車114、カム歯車115を配置している。
【0026】駆動歯車114には、カム歯車115と噛
み合う歯の領域に、一つの正規歯114aとそれ以外の
歯を噛み合いピッチ円の丈で切り取った形状の低歯11
4bとからなる特殊歯車領域114cと、完全な歯車か
らなる正規歯車領域114dを軸方向に隣接させて設け
ている。
【0027】カム歯車115には、原点位置にあるとき
駆動歯車114の正規歯車領域114dと噛み合わない
欠歯部115aと,複数の低歯114bの歯先が摺動す
る凹面部115bと、完全な歯車部115cを設けてい
る。欠歯部115aと凹面部115bは軸方向に隣接さ
せて並べて設けており、円周方向左右は完全な歯車部1
15cに挟まれている。凹面部115bの幅は完全な歯
車部115cの歯幅よりも短く形成している。
【0028】複数の低歯114bと凹面部115bが向
かい合ったときは、お互いに外周がすべり接触するだけ
で動力は伝達されない。そして、凹面部115bの側面
に正規歯114aが接触したときから動力が伝達され、
駆動歯車114の正規歯車領域114dとカム歯車11
5の完全な歯車部115cが噛み合う。
【0029】116は回動軸で、駆動部110の外側に
位置する取り付け部116aと、駆動部110の内側に
位置する従動部116bと、従動部116bに連動して
変位する従動突起116cからなる。取り付け部116
aには氷検知レバ−3が取り付けられる。
【0030】117は回動軸116を回動させる回動許
容カムで、カム歯車115上に設けられる。回動許容カ
ム117は、凸部117aと凹部117bから成り、回
動軸116の従動部116bが、凸部117aと接触し
ているときは氷検知レバ−3は貯氷箱12の上方に静止
しており、従動部116bが凹部117bに入り込んだ
ときに、従動部116bは所定角度だけ回動することが
できる。このとき氷検知レバ−3は貯氷箱12の内部へ
進入する。
【0031】ただし、貯氷箱12の内部に氷が所定の高
さ以上存在するときは、氷検知レバ−3が氷に当たり進
入を阻止されるので、回動軸116の回動が阻止され
る。
【0032】そして、従動部116bが再び凸部117
aに到達したとき、回動軸116が氷検知レバ−3を貯
氷箱12から退出させる方向に回動する。
【0033】118はスイッチ部であり、スイッチ11
9とスイッチレバ−120からなる。スイッチレバ−1
20は、軸部120a、バネ保持部120b、第1の突
起120c、第2の突起120d、第3の突起120e
からなる。
【0034】軸部120aは駆動部110の外郭ケ−ス
110aに設けられた軸受110bに保持され、第1の
突起120cはスイッチ119のボタン119aに向か
い合う位置に配置され、第2の突起120dは後述のス
イッチ操作カム121に接触する位置に配置され、第3
の突起120eは回動軸116が所定角度以上回動した
ときに従動突起116cと接触する位置に配置されてい
る。
【0035】スイッチ操作カム121はカム歯車115
上に設けられており、凸部121aと、凹部121bか
らなる。スイッチ操作カム121にはスイッチレバ−1
20の第2の突起120dが接触する。
【0036】122は一端を外郭ケ−ス110aのバネ
保持棒110cに保持され、他端をスイッチレバ−12
0のバネ保持部120bに保持されたバネであり、スイ
ッチレバ−120の第1の突起120cがスイッチ11
9のボタン119aを押しきる方向に付勢している。
【0037】第2の突起120dがスイッチ操作カム1
21の凸部121aに接触しているときには第1の突起
120cはスイッチ119のボタン119aから離れお
り、第2の突起120dがスイッチ操作カムの凹部12
1bに接触したときには、第1の突起120cはスイッ
チ119のボタン119aを押しきる。
【0038】なお、回動軸116の従動部116bが回
動許容カム117の凹部117bに至り回動軸116が
所定角度以上回動したときは、第2の突起120dがス
イッチ操作カム121の凸部121aとの接触から凹部
121bとの接触にかわる前に、従動突起116cがス
イッチレバ−120の第3の突起120eを押さえるの
で、第1の突起120cはスイッチ119のボタン11
9aを押しきることはできない。
【0039】123は一端を回動軸116のバネ保持部
116dに保持され、他端を外郭ケ−ス110aのバネ
保持棒110dに保持されたバネであり、回動軸116
の従動部116bを常に回動許容カム117に押しつけ
る方向に付勢している。
【0040】以上の様に構成された自動製氷装置につい
て、図21を参照しながら以下その動作を説明する。
【0041】まず、貯氷箱12の所定高さまで氷がない
(氷不足)場合の動作(図19参照)について説明す
る。
【0042】製氷の完了を検知すると、モ−タ111に
通電が開始され、モ−タ111が正転し、駆動歯車11
4が回転する(ステップ1)。だだし原点位置では、図
2、図6に示すように複数の低歯114bと凹面部11
5bが向かい合い外周で滑り接触しているだけなので、
駆動歯車114の回転がカム歯車115に伝達されな
い。
【0043】このときのスイッチレバ−120の第2の
突起120dは、図8に示すようにスイッチ操作カム1
21の凸部121aの頂部と接触しているため、第1の
突起120cがスイッチ119のボタン119aから離
れているのでスイッチ信号はHiである。
【0044】一方、制御部は、モ−タ回転開始時間を起
点にスイッチ信号がHi信号を出力している時間のカウ
ントを開始する(ステップ2)。
【0045】そして、駆動歯車114が所定角度回転し
て、特殊歯車領域114cの中の正規歯114aが、凹
面部115bの側面と噛み合うと、カム歯車115に回
転が伝達され、カム歯車115は正転を開始し、カム歯
車115の正転に連動して製氷皿2が離氷方向に回転し
始める。
【0046】カム歯車115が所定角度(10°)回転
したところで、回動軸116の従動部116bが回動許
容カム117の凸部117aの頂部から凹部117bに
向かう傾斜面に移動し回動し始め、氷検知レバ−3が貯
氷箱12内に進入する。
【0047】カム歯車115が所定角度以上回転して、
回動軸116の回動が所定角度(25°)を超えると図
10に示すように従動突起116cがスイッチレバ−1
20の第3の突起120eを押さえるので、第1の突起
120cがスイッチ119のボタン119aを押すこと
ができず、回動軸116の角度が25°未満になるまで
スイッチ信号はHiの状態を続ける。
【0048】なお、カム歯車115の角度が20°〜8
0°の間は、回動軸116の従動部116bが回動許容
カム117の凹部117bの位置にきて、氷検知レバ−
3の回動が貯氷箱12内の氷との当接により止められな
ければ回動軸116の回動角度が35°になる。
【0049】カム歯車115が約84°正転したところ
で、回動軸116の角度が25°未満になり、従動突起
116cが第3の突起120eから離れるので、第1の
突起120cがスイッチ119のボタン119aを押
し、スイッチ信号はLoに反転する(ステップ3をYe
s側に分岐)。
【0050】これにより、制御部は、スイッチ信号がH
i信号を出力している時間のカウントを終了する(ステ
ップ4)。今回の場合、スイッチ信号のHi状態が、カ
ム歯車115が30°回転するのに十分な所定時間(例
えば3秒)を越えていることから、氷不足と判断し(ス
テップ5をYes側に分岐)、モ−タ111への通電を
継続することでカム歯車115の正転を継続させる。
【0051】カム歯車115が90°正転したところ
で、図11、図12に示すように、回動軸116の従動
部116bが回動許容カムの凹部117bから凸部11
7aの頂部へ移り、氷検知レバ−3が元の待機位置にも
どる。
【0052】そして、製氷皿2の最大回動位置の少し手
前から製氷皿2は阻止部5に当たり、製氷皿2の最大回
動位置で十分捩られて製氷皿2内の氷を貯氷箱12内へ
落下させる。
【0053】カム歯車115の正転が160°を超える
と、スイッチレバ−120の第2の突起120dがスイ
ッチ操作カム121の凸部121aと当接し、第1の突
起120cがスイッチ119のボタン119aから離
れ、スイッチ信号がHiへ反転する(ステップ6をYe
s側に分岐)。制御部はスイッチ信号のHiへの反転
で、製氷皿2が離氷位置に到達したと判断し、モ−タ1
11を所定時間停止させる(ステップ7)。この状態を
示すのが図13、図14である。その後、今度はモ−タ
111の回転方向をかえて製氷皿2を復帰させ始める
(ステップ8)。
【0054】復帰後すぐに(カム歯車115の角度が1
60°以下になると)、第2の突起120dが、スイッ
チ操作カム121の凸部121aの頂部から凹部121
bに移動しスイッチ信号はLoに反転する(ステップ9
をYes側に分岐)。
【0055】製氷皿2の復帰過程で、回動軸116の従
動部116bが回動許容カム117の凸部117aから
凹部117bへ移動した際に所定角度以上回動し、従動
突起116cが第3の突起120eを押さえるため、今
度はスイッチ信号がHiに反転する(ステップ10をY
es側に分岐)。
【0056】さらに製氷皿2は回転して原点位置に到達
し、再び特殊歯車領域114cの低歯114bと凹面部
115bが向かい合い外周で滑り接触するだけとなり、
駆動歯車114の回転がカム歯車115に伝達されなく
なりカム歯車115は原点位置で停止した状態となる。
【0057】さらにモ−タ111への通電を継続しカム
歯車115の停止状態が解除されると、図15、図16
に示すように、カム歯車115が原点位置を20°越え
たところでスイッチ信号はLoに反転する(ステップ1
1をYes側に分岐)。ここで制御部はモ−タ111の
回転を所定時間停止し、カム歯車115の回転を一旦止
め(ステップ12)、そして再びモ−タ111の回転方
向を変えて(ステップ13)カム歯車115を約20°
戻し水平とする。この場合、スイッチ信号がHiになっ
たことを確認して(ステップ14をYes側に分岐)、
カム歯車115が水平に戻るのに必要十分な時間である
1秒後にモ−タ111への通電を停止する(ステップ1
5、ステップ16)。
【0058】次に、貯氷箱12の所定高さ以上に氷が存
在する(氷十分)場合の動作(図20参照)について説
明する。
【0059】製氷の完了を検知すると、モ−タ111に
通電が開始され駆動歯車114が回転する(ステップ
1)。ただし原点位置では低歯114bと凹面部115
bが向かい合い外周で滑り接触しているだけなので、駆
動歯車114の回転がカム歯車115に伝達されない。
【0060】このときのスイッチレバ−120の第2の
突起120dは、図8に示すようにスイッチ操作カム1
21の凸部121aの頂部と接触しているため、第1の
突起120cがスイッチ119のボタン119aから離
れているのでスイッチ信号はHiである。
【0061】一方、制御部は、モ−タ回転開始時間を起
点にスイッチ信号がHi信号を出力している時間のカウ
ントを開始する(ステップ2)。
【0062】そして、駆動歯車114が所定角度回転し
て、特殊歯車領域114cの中の正規歯114aが、凹
面部115bの側面と噛み合うと、カム歯車115に回
転が伝達され、カム歯車115は正転を開始し、カム歯
車115の正転に連動して製氷皿2が離氷方向に回転し
始める。カム歯車115が所定角度(20°)回転した
ところで、回動軸116の従動部116bが回動許容カ
ム117の凸部117aから凹部117bに移動し回動
し始め、氷検知レバ−3が貯氷箱12内に進入する。
【0063】カム歯車115が所定角度(10°)回転
したところで、回動軸116の従動部116bが回動許
容カム117の凸部117aの頂部から凹部117bに
向かう傾斜面に移動し回動し始め、氷検知レバ−3が貯
氷箱12内に進入する。
【0064】しかし、氷検知レバ−3は貯氷箱12内の
氷に当たり、それ以上進入できず回動軸116の回動を
阻止する。
【0065】回動軸116の回動が所定角度(25°)
に到達しないため、図18に示すように従動突起116
cがスイッチレバ−120の第3の突起120eを押さ
えることができず、第2の突起120dがスイッチ操作
カム121の凸部121aの頂部から凹部121bに移
動した瞬間に、第1の突起120cがスイッチ119の
ボタン119aを押し切り、スイッチ信号をLoへ反転
させる(ステップ3)。
【0066】これにより、制御部は、スイッチ信号がH
i信号を出力している時間のカウントを終了する(ステ
ップ4)。今回の場合、スイッチ信号のHi状態が、カ
ム歯車115が30°回転するのに十分な所定時間(例
えば3秒)以内であることから、氷十分と判断し(ステ
ップ5をNo側に分岐)、製氷皿2の回転を停止し(ス
テップ17)、モ−タ111の回転方向を変えて、カム
歯車115を原点方向へ向かって復帰させる(ステップ
18)。
【0067】復帰後すぐに(カム歯車115の角度が3
0°以下になると)、第2の突起120dが、スイッチ
操作カム121の凹部121bから凸部121aに移動
しスイッチ信号はHiに反転する(ステップ19をYe
s側に分岐)。
【0068】さらに製氷皿2は回転して原点位置に到達
し、再び特殊歯車領域114cの低歯114bと凹面部
115bが向かい合い外周で滑り接触するだけとなり、
駆動歯車114の回転がカム歯車115に伝達されなく
なりカム歯車115は原点位置で停止した状態となる。
【0069】さらにモ−タ111への通電を継続しカム
歯車115の停止状態が解除されると、図15、図16
に示すように、カム歯車115が原点位置を20°越え
たところでスイッチ信号はLoに反転する(ステップ1
1をYes側に分岐)。ここで制御部はモ−タ111の
回転を所定時間停止し、カム歯車115の回転を一旦止
め(ステップ12)、そして再びモ−タ111の回転方
向を変えて(ステップ13)カム歯車115を約20°
戻し水平とする。この場合、スイッチ信号がHiになっ
たことを確認して(ステップ14をYes側に分岐)、
カム歯車115が水平に戻るのに必要十分な時間である
1秒後にモ−タ111への通電を停止する(ステップ1
5、ステップ16)。
【0070】以上のように本実施例の自動製氷装置は、
駆動部110内に、製氷皿2を回転させるカム歯車11
5と、カム歯車115を駆動する駆動歯車114を配置
し、駆動歯車114は特殊歯車領域114cと正規歯車
領域114dを軸方向に隣接して有し、特殊歯車領域1
14cは正規歯車領域の歯と同じ歯先になっている一つ
の正規歯114aを有し、かつ残りの歯の歯先が正規歯
車領域114dの歯の歯先より低くカットされた複数の
低歯114bを有しており、カム歯車115は原点位置
にあるとき駆動歯車114の正規歯車領域114dと対
向する部分に正規歯車領域114と噛み合わない欠歯部
115aを有し、かつ原点位置にあるとき駆動歯車11
4の特殊歯車領域114cと対向する部分に特殊歯車領
域114cの複数の低歯114bの歯先が同時に摺動す
る凹面部115bを有する構成としたのである。
【0071】これにより、製氷皿2が水平位置(原点位
置)に到達したとき、駆動歯車114の正規歯車領域1
14dとカム歯車115の欠歯部115aが対向するの
で、駆動歯車114の回転力がカム歯車115に伝達さ
れなくなり、カム歯車115はロックすることなく停止
する。この結果、モ−タと駆動部への機械的負荷が軽減
され耐久性が向上する。また、従来例のような電流制限
が不必要となるので、抵抗器を内蔵する必要もなく安価
な自動製氷装置を提供することができる。
【0072】さらに製氷皿2が水平位置に到達したと
き、駆動歯車114の特殊歯車領域114cの複数の低
歯114bの歯先が、カム歯車115の凹面部115b
に同時に摺動する接触するので、製氷皿2を水平位置に
保持した状態で停止でき、水平位置(原点位置)におけ
るカム歯車115の回転方向のガタツキが小さく製氷皿
2の傾きが発生しないため、厚さの均一な氷を生成する
ことができる。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、氷を生成
する製氷皿と、前記製氷皿を回転させるカム歯車と前記
カム歯車を駆動する駆動歯車とを内蔵し前記製氷皿に捩
りを与えて氷を下方に離氷させる駆動部と、前記製氷皿
の下方に位置し前記製氷皿から離氷した氷を貯蔵してお
く貯氷箱とで構成され、前記駆動歯車は特殊歯車領域と
正規歯車領域を軸方向に隣接して有し、前記特殊歯車領
域は前記正規歯車領域の歯と同じ歯先になっている一つ
の正規歯と前記正規歯車領域の歯の歯先より低く形成さ
れた歯先をもつ複数の低歯とからなり、前記カム歯車
は、原点位置にあるとき前記駆動歯車の前記正規歯車領
域と対向する部分に前記正規歯車と噛み合わない欠歯部
を有し、かつ原点位置にあるとき前記駆動歯車の前記特
殊歯車領域と対向する部分に前記特殊歯車領域の前記複
数の低歯の歯先が同時に摺動する凹面部を有する構成と
したので、製氷皿が水平位置(原点位置)に到達したと
き、駆動歯車の回転力がカム歯車に伝達されなくなり、
カム歯車はロックすることなく停止する。この結果、モ
−タと駆動部への機械的負荷が軽減され耐久性が向上す
る。また、従来例のような電流制限が不必要となるの
で、抵抗器を内蔵する必要もなく安価な自動製氷装置を
提供することができる。
【0074】さらに製氷皿が水平位置に到達したとき、
製氷皿を水平位置に保持した状態で停止でき、水平位置
(原点位置)におけるカム歯車の回転方向のガタツキが
小さく製氷皿の傾きが発生しないため、厚さの均一な氷
を生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による自動製氷装置の全体を
示す側面図
【図2】同実施例の自動製氷装置における駆動部の平面
【図3】同実施例の自動製氷装置における駆動部からカ
ム歯車を取り去った状態を示す平面図
【図4】同実施例の自動製氷装置における駆動部のカム
歯車を示す斜視図
【図5】同実施例の自動製氷装置におけるカム歯車の回
動許容カムとスイッチ操作カムを示す斜視図
【図6】同実施例の自動製氷装置における駆動部の駆動
歯車とカム歯車の噛み合いを示す斜視図
【図7】同実施例の自動製氷装置におけるカム歯車の原
点位置にあるときの要部平面図
【図8】同実施例の自動製氷装置におけるカム歯車の原
点位置にあるときの要部正面図
【図9】同実施例の自動製氷装置におけるカム歯車の3
0°正転時の要部平面図
【図10】同実施例の自動製氷装置におけるカム歯車の
30°正転時の要部正面図
【図11】同実施例の自動製氷装置におけるカム歯車の
90°正転時の要部平面図
【図12】同実施例の自動製氷装置におけるカム歯車の
90°正転時の要部正面図
【図13】同実施例の自動製氷装置におけるカム歯車の
165°正転時の要部平面図
【図14】同実施例の自動製氷装置におけるカム歯車の
165°正転時の要部正面図
【図15】同実施例の自動製氷装置におけるカム歯車の
20°逆転時の要部平面図
【図16】同実施例の自動製氷装置におけるカム歯車の
20°逆転時の要部正面図
【図17】同実施例の自動製氷装置における氷充分の場
合のカム歯車の30°正転時の要部平面図
【図18】同実施例の自動製氷装置における氷充分の場
合のカム歯車の30°正転時の要部正面図
【図19】同実施例の自動製氷装置における氷不足時の
動作モ−ドを示すタイムチャ−ト
【図20】同実施例の自動製氷装置における氷充分時の
動作モ−ドを示すタイムチャ−ト
【図21】同実施例の自動製氷装置の制御部の動作を示
すフロ−チャ−ト
【図22】従来の自動製氷装置の全体を示す側面図
【図23】従来の自動製氷装置の駆動部の一部破断拡大
平面図
【符号の説明】
2 製氷皿 12 貯氷箱 110 駆動部 114 駆動歯車 114a 正規歯 114b 低歯 114c 特殊歯車領域 114d 正規歯車領域 115 カム歯車 115a 欠歯部 115b 凹面部 115c 完全な歯車部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 氷を生成する製氷皿と、前記製氷皿を回
    転させるカム歯車と前記カム歯車を駆動する駆動歯車と
    を内蔵し前記製氷皿に捩りを与えて氷を下方に離氷させ
    る駆動部と、前記製氷皿の下方に位置し前記製氷皿から
    離氷した氷を貯蔵しておく貯氷箱とで構成され、前記駆
    動歯車は特殊歯車領域と正規歯車領域を軸方向に隣接し
    て有し、前記特殊歯車領域は前記正規歯車領域の歯と同
    じ歯先になっている一つの正規歯と前記正規歯車領域の
    歯の歯先より低く形成された歯先をもつ複数の低歯とか
    らなり、前記カム歯車は、原点位置にあるとき前記駆動
    歯車の前記正規歯車領域と対向する部分に前記正規歯車
    と噛み合わない欠歯部を有し、かつ原点位置にあるとき
    前記駆動歯車の前記特殊歯車領域と対向する部分に前記
    特殊歯車領域の前記複数の低歯の歯先が同時に摺動する
    凹面部を有することを特徴とする自動製氷装置。
JP23275796A 1996-09-03 1996-09-03 自動製氷装置 Expired - Fee Related JP3297605B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23275796A JP3297605B2 (ja) 1996-09-03 1996-09-03 自動製氷装置
JP2000077621A JP3860384B2 (ja) 1996-09-03 2000-03-21 自動製氷装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23275796A JP3297605B2 (ja) 1996-09-03 1996-09-03 自動製氷装置

Related Child Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000077621A Division JP3860384B2 (ja) 1996-09-03 2000-03-21 自動製氷装置
JP2001277966A Division JP3563718B2 (ja) 2001-09-13 2001-09-13 自動製氷装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1078277A true JPH1078277A (ja) 1998-03-24
JP3297605B2 JP3297605B2 (ja) 2002-07-02

Family

ID=16944285

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23275796A Expired - Fee Related JP3297605B2 (ja) 1996-09-03 1996-09-03 自動製氷装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3297605B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001165538A (ja) * 1999-12-08 2001-06-22 Sankyo Seiki Mfg Co Ltd 自動製氷機の駆動装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001165538A (ja) * 1999-12-08 2001-06-22 Sankyo Seiki Mfg Co Ltd 自動製氷機の駆動装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3297605B2 (ja) 2002-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3022755B2 (ja) 製氷機用氷取出装置及びその制御方法
JP3318211B2 (ja) 自動製氷装置
JP3297605B2 (ja) 自動製氷装置
JP3781738B2 (ja) 自動製氷装置
JP3563718B2 (ja) 自動製氷装置
JP2000274897A (ja) 自動製氷装置
JP3833749B2 (ja) 自動製氷装置
KR920007485Y1 (ko) Vtr의 로딩캠을 이용한 하우징 공회전 장치
JP2910818B2 (ja) 自動製氷機の検氷レバー駆動装置
EP0099842B1 (fr) Perfectionnements aux dispositifs de marche arrière pour mécaniques d'armure
JPH11157448A (ja) 転てつ装置
JP2875996B2 (ja) 自動製氷機の誤動作防止方法
JPH0749166A (ja) 製氷機
US4598607A (en) Programmer control device
JP3313251B2 (ja) 自動製氷機
JPS6118058Y2 (ja)
JP2681719B2 (ja) 製氷機の離氷装置
JPS6328505Y2 (ja)
JP3794898B2 (ja) 鉄道模型用転車装置
KR890005818Y1 (ko) 비디오 테이프 레코더의 프론트 로딩장치
US5103442A (en) Simplified acoustic playback apparatus
JPH06265249A (ja) 製氷機
JPS6114762Y2 (ja)
JPS6136338B2 (ja)
JPS6342444Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080412

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090412

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090412

Year of fee payment: 7

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090412

Year of fee payment: 7

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100412

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110412

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120412

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120412

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130412

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130412

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140412

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees