JPH1078229A - 軟質床暖房用マットおよびその敷設方法 - Google Patents

軟質床暖房用マットおよびその敷設方法

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JPH1078229A
JPH1078229A JP23397296A JP23397296A JPH1078229A JP H1078229 A JPH1078229 A JP H1078229A JP 23397296 A JP23397296 A JP 23397296A JP 23397296 A JP23397296 A JP 23397296A JP H1078229 A JPH1078229 A JP H1078229A
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JP
Japan
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wooden support
adhesive
floor heating
soft
heating mat
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JP23397296A
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English (en)
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Noriaki Inoue
典顯 井上
Takashi Sasaki
多加志 佐々木
Shigeko Iijima
滋子 飯島
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Mitsubishi Kagaku Sanshi Corp
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Mitsubishi Kagaku Sanshi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 (1) 敷設現場で刃物を用いずに切れ目を入れ
ることが可能で、(2)敷設した後に、表層材または床板
を配置し両者を接着剤で接着する際に接着強度を高める
ことができる、軟質床暖房用マットを提供すること。 【解決手段】 長尺で広幅の木製支持体の間に、長尺の
軟質発泡樹脂成形体を基体とし、両者の各上面部が金属
薄板によって一体に被着された軟質床暖房マットにおい
て、木製支持体の上面にはあらかじめ薄板が貼着されて
なり、この薄板は金属薄板に塗布された接着剤よりも接
着強度の低い接着剤が塗布されたものであることを特徴
とする、軟質床暖房用マット。 【効果】 上記課題が達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軟質床暖房用マッ
トおよびその敷設方法に関する。さらに詳しくは、長尺
・広幅の床暖房用マットであって、スラブ床面の上に直
接敷設するのに適した軟質床暖房用マット、およびその
敷設方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、寒冷地の住宅の居室の居住性、温
暖地での寒冷期の住宅の居室の居住性などを向上させる
目的で、住宅の居室を床面から暖房する床暖房技術が提
案され、実用化されている。例えば、マンションなどの
スラブ床面の上、スラブ床面に敷いた下地合板の上、ま
たは、一戸建て住宅の居室の床に敷いた下地合板の上な
どに床暖房用マットを敷設し、この床暖房用マットの上
に表層材または床材を配置した構造の暖房床が実用化さ
れている。
【0003】マンションなどのスラブ床面の上に軟質床
暖房用マットを直接敷設する場合には、釘打ちすること
ができないので、スラブ床面または軟質床暖房用マット
裏面に接着剤を塗布して接着される。しかしながら、軟
質床暖房用マットが長尺・広幅(例えば、3290mm×
2380mm)であるときには、軟質床暖房用マットを敷
設しながら接着剤を塗布することは困難である。
【0004】このため、敷設した後に切込みを入れて軟
質床暖房用マットの一部を開き、スラブ床面および/ま
たは軟質床暖房用マット裏面に接着剤を塗布する方法が
採用される。軟質床暖房用マットには、加熱流体用導通
管が高密度に埋設されているので、刃物によって切込み
を入れる作業を行う際に、加熱流体用導通管を切る恐れ
がある。この切込みは、軟質床暖房用マットの製造時に
入れることができるが、あらかじめ製造時に入れると長
尺で広幅の木製支持体、基体などがばらばらになり、梱
包時、輸送時にこれらが乱雑になり、敷設する際に困難
を伴うという欠点があった。
【0005】また、軟質床暖房用マットに切込みを入れ
る時期が、マットの製造時またはマットの敷設時のいず
れであっても、この軟質床暖房用マットの上にさらに表
層材または床材を配置し、両者の面を接着剤で接着する
際には、床暖房用マット側の接着面が金属薄板である
と、表層材または床材との接着強度が不十分になるとい
う欠点があった。
【0006】
【発明が解決しようとした課題】本発明者らは、かかる
状況にあって、上記従来法における欠点を排除した床暖
房用パネルを提供すべく、鋭意検討した結果、本発明を
完成するに至った。本発明は、次のことを目的とする。 1.敷設現場で刃物を用いずに切れ目を入れることがで
きる軟質床暖房用マットを提供すること。 2.軟質床暖房用マットを敷設した後に、この上にさら
に表層材または床材を配置し両者の面を接着剤で接着す
る際に、両者の面の接着強度を高めることができる軟質
床暖房用マットを提供すること。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第1発明では、軟質発泡樹脂成形体製の長尺の基体
に隣接させて長尺で広幅の木製支持体を配置し、両者の
各上面部が金属薄板によって一体に被着された軟質床暖
房用マットにおいて、この基体は、広幅の木製支持体の
厚さとほぼ同じ厚さとされ、その一方の面には基体の長
さ方向に沿ってほぼ平行に、長さ方向の両端部において
はU字状に湾曲させた溝が刻設され、この溝に加熱流体
用導通管が埋設されてなり、上記広幅の木製支持体は、
上記金属薄板の下面であって長さ方向に沿い約半分の幅
に亘って、上記金属薄板に塗布された接着剤より接着強
度の低い接着剤が塗布されている薄板が貼着されてなる
ことを特徴とする、軟質床暖房用マットを提供する。
【0008】また、第2発明では、第1発明の軟質床暖
房用マットをスラブ床面の上に敷設するに当り、この軟
質床暖房用マットをスラブ床面の所定の位置に配置し、
木製支持体の接着強度の低い接着剤が塗布されている薄
板を木製支持体から剥離して、木製支持体と基体との上
面側端部間に切れ目を作り、木製支持体をこの接触面の
切れ目で上側に開き、スラブ床面および/または木製支
持体裏面に接着剤を塗布し、木製支持体の切れ目を閉
じ、ついで、木製支持体の薄板を剥離した面に接着剤を
塗布して、表層材または床板と接着することを特徴とす
る、軟質床暖房用マットの敷設方法を提供する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に係る軟質床暖房用マットは、長尺の軟質発泡樹
脂成形体製を基体とする。基体の成形体を構成する樹脂
は、板状の発泡成形体とする際に独立気泡を形成し、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリ酢酸ビニルなどの軟
質汎用樹脂が挙げられる。中でも、高密度ポリエチレン
の発泡成形体、ポリスチレンと高密度ポリエチレンとの
混合物の板状の発泡成形体は、独立気泡であるので断熱
性に優れ、加熱流体の熱を放散し難く、また軽量で柔軟
性に優れているので、特に好ましい。発泡成形体の基体
の厚さは、マットを敷設する建造物の種類、建造物の場
所に応じて8〜30mmの範囲で、発泡倍率は樹脂の種類
と基体の厚さにもよるが、2〜90倍の範囲で選ぶこと
ができる。
【0010】本発明に係る軟質床暖房用マットは、軟質
発泡樹脂成形体製の長尺の基体に隣接させて長尺で広幅
の木製支持体を配置されてなる。長尺で広幅の木製支持
体は、例えば、長さが1820mm、幅が約35〜45mm
であって、根太の機能を果すものであり、軟質床暖房用
マットの梱包、保存、輸送などの際に基体が潰されるの
を防ぎ、軟質床暖房用マットの上に表層材または床材を
敷設する際に、軟質床暖房用マットをスラブ床面に配置
した後の接着面となり、軟質床暖房用マットの上に表層
材または床材を敷設する際に、両者を接着する接着面と
なる。広幅の木製支持体は、根太が配置される間隔、例
えば、303mmまたは455mm間隔で配置される。広幅
の木製支持体の高さは、マットの基体の厚さと同一であ
ってよく、8〜30mmの範囲で選ぶことができる。木製
支持体は、相互に隣接する単位体の支持体とすることが
できることは勿論である。
【0011】長尺で広幅の木製支持体は、その長さ方向
に沿い約半分の幅に亘って、軟質床暖房用マットの上面
部に一体に被着された金属薄板に塗布された接着剤より
接着強度の低い接着剤が塗布されている薄板が被着され
ている。接着強度の低い接着剤が塗布された薄板は、軟
質床暖房用マットを所定の位置に配置した後に剥離し
て、上面部の金属薄板をも一緒に剥離して、木製支持体
と基体と上面端部の接触面の接合を解除し、開閉可能な
切れ目とし、さらには、木製支持体の木の面を露出さ
せ、マットの上面の木の露出面の接着強度を高める機能
を果す。接着強度の低い接着剤が塗布された薄板は、木
製支持体を組立て軟質床暖房用マットにする前に、あら
かじめ木製支持体にその長さ方向に沿い、木製支持体の
約半分の幅、例えば木製支持体が45mmである場合は、
20mmの程度の幅に亘って貼着するのが好ましい。
【0012】木製支持体の貼着される薄板の種類として
はアルミニウム箔、錫箔、ステンレススチール箔などの
金属箔の他、ポリカーボネートフィルム、ポリエチレン
フィルム、ポリプロピレンフィルムなどの引張り強度に
優れたプラスチックフィルムが挙げられる。中でも製造
の難易、コスト、強度などの観点から、アルミニウム箔
が特に好ましい。これら薄板の厚さは、余り薄いと強度
が十分でなく、木製支持体から剥離する際に破損し易
く、厚すぎると製品のコストが高くなり、いずれも好ま
しくない。金属薄板の厚さの好ましい範囲は、10〜5
00μmであり、プラスチックフィルムの厚さの好まし
い範囲は、10〜500μmである。
【0013】上記長尺で広幅の木製支持体の間に配置さ
れる基体は、加熱流体用導通管を埋設し、加熱流体の熱
を飛散させないように機能するものであり、その一方の
面に長さ方向に沿ってほぼ平行に溝が刻設され、この溝
に導通管が埋設される。溝の開口部の幅は、加熱流体用
導通管の外径(例えば7.2mm)と同じ寸法か、または
これより僅かに大きくするのが好ましい。溝の形状は、
溝の長さ方向に直角に切断し断面がU字状を形成するよ
うにすると、導通管を埋設する際に都合がよい。基体は
上記木製支持体の間に配置されるので、その幅は隣接す
る根太の間隔303mmよりも小さく、例えば258mmと
される。
【0014】基体の溝に埋設された加熱流体用導通管の
熱を、床板側に効果的に放熱させるためには、溝の壁面
の全面に亘って金属薄板を貼着すると、金属薄板を全く
貼着しないものよりも熱の放熱量が向上し好ましい。特
に、軟質床暖房用マットの上に、クッション性を改良し
た表層材を配置する場合には、表層材のクッション性を
向上させる層(クッション材層)が伝熱を遮断するの
で、軟質床暖房用マットの放熱量を高める必要がある
が、溝の壁面の全面に亘って金属薄板を貼着することに
よって、これが解決される。
【0015】上記基体には、少なくとも一個の小幅の木
製支持体が、基体の長さ方向に沿って配置するのが好ま
しい。この小幅の木製支持体は、軟質床暖房用マットを
ロール状に巻回したときに、広幅の木製支持体の間に配
置される基体が下方に位置しても押し潰され難くする。
小幅の木製支持体の幅は、上記広幅の木製支持体の幅
(約35〜45mm)の半分以下、中でも3分の1以下と
するのが好ましい。小幅の木製支持体の配置数は、基体
に埋設する加熱流体用導通管の数にもよるが、1個ない
し3個の範囲で選ぶのが好ましい。1個の場合には基体
のほぼ中央に、3個の場合には1個をほぼ中央に、残り
の2個を中央の1個を挟んでほぼ対象の位置にそれぞれ
配置するのが好ましい。
【0016】本発明に係る軟質床暖房用マットを製造す
るには、まず、木製支持体にその長さ方向に沿い、木製
支持体の約半分の幅に亘って、接着強度の低い接着剤が
塗布されている薄板を貼着する。ついで、この木製支持
体、長尺の基体、長尺の小幅の木製支持体を一組の単位
体とし、各上面側端部を隙間を設けずに接触させて配置
し、単位体を複数組組合せて全体として広幅とし、基体
の溝に加熱流体用導通管を埋設する。ついで、この複数
組の単位体で広幅とされた組合せ体の表面を、金属薄板
によって一体に被着する。これによって、長尺で広幅の
軟質床暖房用マットが得られる。
【0017】基体に埋設される加熱流体用導通管は、例
えば、架橋ポリエチレン管、ポリブテン管などからな
り、その直径は軟質床暖房用マットを設置する建造物の
場所、マット基体の厚さ、加熱流体の種類、温度などに
よって変るが、通常は、外径が7.2mm、内径が5mmの
管が一般的である。
【0018】組合せ体の表面に被着される金属薄板は、
導通管に通される加熱流体の熱を床板に放熱する機能を
果たす。金属薄板の種類は、上に例示した金属薄板と同
種であってよい。中でも製造の難易、コストなどの観点
から、アルミニウム箔が特に好ましい。金属薄板の厚
さ、余り薄いと強度が十分でなくロール状に巻回すると
きに破損し易く、厚すぎると製品の重量が重くなるばか
りでなく、製品のコストが高くなり、いずれも好ましく
ない。金属薄板の厚さの好ましい範囲は、10〜500
μmである。
【0019】本発明に係る軟質床暖房用マットは、以上
説明した通りであり、スラブ床面の上に直接敷設するこ
とができる。敷設した後に、木製支持体上の接着強度の
低い接着剤が塗布された薄板を木製支持体から剥離す
る。この木製支持体上の薄板を剥離すると、この薄板の
上面に被着された金属薄板をも同時に剥離することがで
きる。剥離することにより、基体と木製支持体との上面
側端部間を連接している金属薄板がなくなり、両者の接
触面に切れ目ができ、この切れ目で開閉可能にされ、か
つ、木製支持体の接着強度の低い接着剤が塗布された薄
板が貼着されていた部分の木の面が露出する。
【0020】木製支持体と基体とは、木製支持体上の剥
離されない金属薄板がヒンジとして機能するので、木製
支持体を切れ目部分で上に開き床面と木製支持体との間
に隙間を空けることができる。木製支持体を上に開いた
状態で、スラブ床面および/または木製支持体裏面に接
着剤を塗布し、木製支持体を切れ目を閉じると、スラブ
床面と軟質床暖房用マットとを接着することができる。
さらに、木製支持体の木の露出面には接着剤を塗布する
ことにより、軟質床暖房用マットの上に表層材または床
材を敷設する際に、両者を強固に接着することができ
る。木の面が露出していない金属箔板上に接着剤を塗布
しても、十分な接着強度が得られない。
【0021】
【実施例】以下、本発明に係る軟質床暖房用マットを、
図面に基づいて詳細に説明するが、本発明はその趣旨を
越えない限り、以下の記載例に限定されるものではな
い。
【0022】図1は、本発明に係る軟質床暖房用マット
の一例の平面図であり、図2は、本発明に係る軟質床暖
房用マットの一例の部分斜視図であり、図3は接着強度
の低い接着剤が塗布された薄板を剥離する状態を示す部
分斜視図であり、図4は木製支持体の切れ目を開いた状
態を示す部分斜視図である。
【0023】軟質床暖房用マット1は、3290mm×2
380mmのような長尺・広幅とされてなり、その長さ方
向に沿って一定の間隔で幅45mmの広幅の木製支持体2
が配置され、広幅の木製支持体2の間に基体3(厚さ1
2mm、幅258mm)が配置されており、木製支持体2と
基体3との間(切れ目)4は接着されていない。木製支
持体2の上面にはその長さ方向に沿って、接着強度の低
い接着剤が塗布された薄板5が貼着され、その先端6が
舌片状に延ばされている。軟質床暖房用マット1の上面
部は金属薄板7によって一体に被着されている。
【0024】基体3の一方の面(図では上面)には溝が
刻設され、この溝には加熱流体用導通管10が埋設され
ているが、図2ないし図4には図示していない。溝は、
長尺の軟質発泡樹脂成形体製の基体の一方の面に、その
長さ方向に沿ってほぼ平行に、長さ方向の両端部におい
てはU字状に湾曲させて刻設され、溝に沿って加熱流体
用導通管10が埋設される。
【0025】軟質床暖房用マット1を所定の場所に敷設
し、スラブ床面に接着剤で接着する際には、舌片状の先
端6をつまみ、薄板5が延在する方向に引張ると(図3
参照)、薄板5が木製支持体2から剥離し、剥離する際
に金属薄板7を同伴するので、木製支持体2の薄板5が
貼着されていた部分8の木の面9が露出する。次いで、
木製支持体2と基体3との間(切れ目)4を開き(図4
参照)、木製支持体2の裏面および/またはスラブ床面
に接着剤を塗布して切れ目を閉じると、スラブ床面と木
製支持体2とは接着される。軟質床暖房用マット1の上
に表層材または床材を敷設する際には、薄板5が剥離さ
れた木の露出面9に接着剤を塗布して接着すれば、両者
を強固に接着することができる。
【0026】
【発明の効果】本発明は以上説明した通りであり、次の
様な極めて有利な効果を奏し、その産業上の利用価値は
極めて大である。 1.本発明に係る軟質床暖房用マットは、木製支持体の
上であって上面部の金属薄板の下に、金属薄板の接着剤
より接着強度の低い接着剤が塗布された薄板が配置され
ているので、これを剥離する際に上面部の金属薄板も同
時に同伴されるので、木製支持体の上の上面部の金属薄
板を剥離し、木製支持体と基体とを連接しているものが
なくなり切れ目が開閉可能になり、敷設現場で刃物を用
いずに切れ目を開閉可能にできるので、加熱流体用導通
管に傷をつけることがない。 2.上記切れ目は、スラブ床面と軟質床暖房用マットと
を接着剤で接着する際に活用することができ、軟質床暖
房用マットが広幅・長尺であっても、容易に接着剤で接
着することができる。 3.本発明に係る軟質床暖房用マットは、スラブ床面に
直接敷設した後に、この上にさらに表層材または床材を
配置し両者の面を接着剤で接着する際に、接着強度の低
い接着剤が塗布された薄板5が貼着されていた部分の木
の面が表れるので、木の面に接着剤を塗布することによ
って、両者の面の接着強度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る軟質床暖房用マットの一例の平
面図である。
【図2】 本発明に係る軟質床暖房用マットの一例の部
分斜視図である。
【図3】 接着強度の低い接着剤が塗布された薄板を剥
離する状態を示す部分斜視図である。
【図4】 木製支持体の切れ目を開いた状態を示す部分
斜視図である。
【符号の説明】
1:軟質床暖房用マット 2:木製支持体 3:基体 4:木製支持体と基体との間 5:接着強度の低い接着剤が塗布された薄板 6:舌状の先端 7:金属薄板 8:薄板が貼着されていた部分 9:木の露出面 10:加熱流体用導通管

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軟質発泡樹脂成形体製の長尺の基体に隣
    接させて長尺で広幅の木製支持体を配置し、両者の各上
    面部が金属薄板によって一体に被着された軟質床暖房用
    マットにおいて、この基体は、広幅の木製支持体の厚さ
    とほぼ同じ厚さとされ、その一方の面には基体の長さ方
    向に沿ってほぼ平行に、長さ方向の両端部においてはU
    字状に湾曲させた溝が刻設され、この溝に加熱流体用導
    通管が埋設されてなり、上記広幅の木製支持体は、上記
    金属薄板の下面であって長さ方向に沿い約半分の幅に亘
    って、上記金属薄板に塗布された接着剤より接着強度の
    低い接着剤が塗布されている薄板が貼着されてなること
    を特徴とする、軟質床暖房用マット。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の軟質床暖房用マットをス
    ラブ床面の上に敷設するに当り、この軟質床暖房用マッ
    トをスラブ床面の所定の位置に配置し、木製支持体の接
    着強度の低い接着剤が塗布されている薄板を木製支持体
    から剥離して、木製支持体と基体との上面側端部間に切
    れ目を作り、木製支持体をこの接触面の切れ目で上側に
    開き、スラブ床面および/または木製支持体裏面に接着
    剤を塗布し、木製支持体の切れ目を閉じ、ついで、木製
    支持体の薄板を剥離した面に接着剤を塗布して、表層材
    または床板と接着することを特徴とする、軟質床暖房用
    マットの敷設方法。
JP23397296A 1996-09-04 1996-09-04 軟質床暖房用マットおよびその敷設方法 Pending JPH1078229A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008175491A (ja) * 2007-01-19 2008-07-31 Osaka Gas Co Ltd 床暖房パネル
JP2008175492A (ja) * 2007-01-19 2008-07-31 Osaka Gas Co Ltd 床暖房パネル
JP2012141133A (ja) * 2012-04-12 2012-07-26 Osaka Gas Co Ltd 床暖房パネル
JP2012163326A (ja) * 2012-04-12 2012-08-30 Osaka Gas Co Ltd 床暖房パネル

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